JPH11155017A - 留守番録音機能付コードレス電話機および通信システム - Google Patents

留守番録音機能付コードレス電話機および通信システム

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JPH11155017A
JPH11155017A JP9319623A JP31962397A JPH11155017A JP H11155017 A JPH11155017 A JP H11155017A JP 9319623 A JP9319623 A JP 9319623A JP 31962397 A JP31962397 A JP 31962397A JP H11155017 A JPH11155017 A JP H11155017A
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communication
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JP9319623A
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Yasuto Uetsuki
康人 植月
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動する装置の側が通信可能圏外となると、通
話相手は、待たされることなく、上記移動する装置への
メッセージを残すことができるようにする。 【課題解決手段】親機1に、子機から送信される電波の
強度を検出し、検出した電波の強度が所定レベルより低
くなるときにはレベル低下信号を出力するレベル検出部
8と、レベル低下信号が出力されたときには、子機との
通信が不能になったことを知らせると共に録音メッセー
ジの送信を促す案内メッセージを外部回線2に送出する
メッセージ送出部13と、外部回線2を介して導かれる
録音メッセージを記憶するメッセージ記憶部12とを備
え、メッセージ記憶部12に記憶された録音メッセージ
を再生可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、子機が通話可能圏
外となると、子機の通話相手のメッセージを記憶する親
機を備えた留守番録音機能付コードレス電話機に関する
と共に、無線通信回線により接続された通信装置が通話
可能圏外となると、前記通信装置の通信相手からのメッ
セージを記憶する通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話機の子機が通話可能圏外
に移動したため、子機からの電波が弱くなったときで
は、子機から送信される信号中のノイズ成分が多くな
る。このため、親機に接続された電話回線を保護する目
的から、親機は、子機が通話可能圏外に移動すると、捕
捉していた電話回線を開放し、通話を強制的に中断す
る。このような場合、通話可能圏内に子機が戻った場合
でも、既に電話回線が開放されているため、通話を再開
しようとすると、再び発呼操作が必要になる。このよう
な不都合を解消するための従来技術が、特開平6−33
4600号として提案されている。
【0003】すなわち、この技術では、子機が通話可能
圏外に移動した場合、親機は、圏外であることを子機に
知らせている。この知らせに対応したキー操作でもっ
て、子機の側から、親機に対し、外線保留にすることを
指示すると、親機は、接続された回線を保留状態にして
いる。また、子機との間の無線リンクを一時的に中断す
ると共に、タイマで所定時間の計時を開始している。そ
して、所定時間内に、通話可能圏内に戻った子機から、
保留解除の指示が与えられると、親機は、子機との間に
再び無線リンクを形成する。また回線の保留を解除する
ことにより、回線を介して、子機が外部との間で通話を
再開することを可能にしている。一方、タイマにより計
時される所定時間内に、子機から保留解除の指示が無か
った場合、親機は回線を強制的に切断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから上記した
従来技術では、以下に示す問題を生じていた。すなわ
ち、通話可能圏外となっていることを親機から知らされ
た場合、子機を携えている者は、回線保留のキー操作を
行った後、所定時間内に、子機を携えて通話可能圏内に
戻る必要がある。しかし、目的とする場所に急いでいる
場合等では、所定時間内に通話可能圏内に戻る手間が煩
わしいことから、時間切れのため、保留されていた回線
が強制的に切断される事態を招き易い。このような回線
の強制的な切断は、通話相手の側からみたときには、一
定時間を待たされた挙げ句の通話の終了ということにな
り、通話相手にとっては不快な事態となる。また、強制
的な切断が生じない場合でも、通話相手は、子機を携え
ている者が通話可能圏内に戻るまで待たなければならな
かった。
【0005】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、その目的は、移動する装置の側が通信
可能圏外となったときには、通話相手は、待たされるこ
となく、上記装置へのメッセージを残すことのできる留
守番録音機能付コードレス電話機および通信システムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係る留守番録音機能付コードレス
電話機は、外部回線が接続された親機と、電波による通
信リンクによって前記親機と接続される子機とを備えた
留守番録音機能付コードレス電話機に適用し、前記親機
に、前記子機から送信される電波の強度を検出し、検出
した電波の強度が所定レベルより低くなるときにはレベ
ル低下信号を出力するレベル検出部と、レベル検出部か
らレベル低下信号が出力されたときには、子機との通信
が不能になったことを知らせると共に録音メッセージの
送信を促す案内メッセージを前記外部回線に送出するメ
ッセージ送出部と、前記外部回線を介して導かれる録音
メッセージを記憶するメッセージ記憶部とを備え、メッ
セージ記憶部に記憶された録音メッセージを再生可能と
した構成としている。
【0007】すなわち、子機が通話可能圏外に移動した
りしたため、子機と外部回線との間が通話不能となった
ときには、メッセージ送出部からの案内メッセージが、
外部回線に送信される。従って、外部回線を介して接続
された通話相手は、案内メッセージに従い、待たされる
ことなく、伝えたいメッセージを送信することができ
る。一方、通話相手から送信されたメッセージは、メッ
セージ記憶部に、録音メッセージとして記憶される。ま
た、メッセージ記憶部は、録音メッセージが再生可能と
なっている。従って、メッセージ記憶部に再生を行わせ
れば、子機の使用者は、通話相手からのメッセージを受
け取ることができる。
【0008】また請求項2記載の発明に係る通信システ
ムは、無線通信回線により互いが接続される一対の通信
装置の一方を第1の通信装置とし、他方を第2の通信装
置とするとき、無線通信回線または有線通信回線を介し
て第2の通信装置に接続された第3の通信装置と第1の
通信装置とが、第2の通信装置を介して通信を行う通信
システムに適用し、第2の通信装置に、第1の通信装置
から送信される電波の強度を検出し、検出した電波の強
度が所定レベルより低くなるときにはレベル低下信号を
出力するレベル検出部と、レベル検出部からレベル低下
信号が出力されたときには、第1の通信装置に送信する
メッセージの送信を促す案内メッセージを第3の通信装
置に送信するメッセージ送出部と、第3の通信装置から
送信されるメッセージを記憶するメッセージ記憶部とを
備え、メッセージ記憶部は、送信要求があったときに
は、送信要求を行った通信装置に記憶したメッセージを
送信する構成としている。
【0009】すなわち、第1の通信装置が通話可能圏外
に移動したりしたため、第1の通信装置と第3の通信装
置との間が通話不能となったときには、メッセージ送出
部からの案内メッセージが、第3の通信装置に送信され
る。従って、第3の通信装置は、案内メッセージに従
い、待たされることなく、伝えたいメッセージを送信す
ることができる。一方、第3の通信装置から送信された
メッセージはメッセージ記憶部に記憶される。また、メ
ッセージ記憶部は、送信要求があったときには、送信要
求を行った通信装置にメッセージを送信する構成となっ
ている。従って、第1の通信装置の使用者は、第1の通
信装置、あるいは、その他の通信装置を用いて送信要求
を行えば、第3の通信装置からのメッセージを受け取る
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図1は、請求項1記載の発
明に係る留守番録音機能付コードレス電話機の一実施形
態の親機の電気的構成を示すブロック線図である。
【0011】図において、RF部4は、送信機と受信機
とを備えたブロックとなっており、子機との間で無線通
信を行うことにより、子機と親機1との間に電波による
通信リンクを形成する。また、レベル検出部8は、RF
部4が受信した子機の電波の強度を検出するブロックと
なっており、検出した電波の強度が所定レベルより低く
なったときには、子機が通話可能圏外にあることを示す
ため、レベル低下信号を主制御部11に送出する。
【0012】モデム5は、主制御部11から送出される
デジタル信号(子機を制御する制御信号)を音声帯域信
号に変換し、RF部4に送出するブロックとなってい
る。また、RF部4から送出される音声帯域信号(子機
からの制御信号)をデジタル信号に変換し、主制御部1
1に送出する。また、スピーチネットワーク6から出力
される音声信号(電話機3からの音声信号)をRF部4
に送出すると共に、RF部4から送出される音声信号
(電話機3へ送出する音声信号)をスピーチネットワー
ク6に送出する。
【0013】スピーチネットワーク6は、回線制御部7
からの2線式信号と、モデム5からの4線式信号との変
換を行うためのブロックとなっている。また、電話機3
より送出され、電話回線2と回線制御部7とを介して導
かれた音声信号をメッセージ記憶部12に送出する。ま
た、メッセージ送出部13から送出される音声信号を、
回線制御部7を介して電話回線2に送出する。回線制御
部7は、外部回線である電話回線2の捕捉と開放、およ
び、着呼を示す呼出信号の検出、等を行うブロックとな
っている。
【0014】メッセージ記憶部12は、音声信号をデジ
タルデータに変換する変換回路、変換されたデジタルデ
ータを記憶するメモリ素子等を備えたブロックとなって
いて、電話機3から送出され、回線制御部7、スピーチ
ネットワーク6を介して導かれた録音メッセージ、およ
び、留守番録音時のメッセージ、等を記憶する。また、
主制御部11からの指示に従い、記憶した録音メッセー
ジ、留守番録音時のメッセージ、等を増幅器14に送出
する。
【0015】メッセージ送出部13は、音声信号を示す
デジタルデータを記憶したROM、デジタルデータを音
声信号に変換する音声合成回路等を備えたブロックとな
っていて、デジタルデータに変換された複数のメッセー
ジを予め記憶している。なお、予め記憶したメッセージ
には、留守時の伝言の送出を促すメッセージ、子機が通
話可能圏外に移動したために通話不能となったことを知
らせると共に、録音メッセージの送出を促す案内メッセ
ージ、等が含まれている。そして、音声合成することに
より得られた音声信号を、スピーチネットワーク6、回
線制御部7を介して、電話回線2に送出する。
【0016】キースイッチ9は、ダイヤル番号を入力す
るための数字キー等の、複数のキーを備えたブロックと
なっており、入力されたキーに対応するデータを主制御
部11に送出する。また、表示部10は、LED等を備
えたブロックとなっており、主制御部11から指示され
たデータを表示する。また、主制御部11は、マイクロ
コンピュータにより実行されるソフトウエアを主要部と
するブロックとなっており、親機1としての主要動作の
制御を行う。また、増幅器14は、スピーカ15を駆動
するためのブロックとなっており、スピーカ15は、親
機本体(図示を省略)に設けられたスピーカとなってい
て、録音メッセージや留守番録音時のメッセージ、等を
音声として表示する。
【0017】なお、親機1には、ハンドセットが設けら
れているが、ハンドセットは、図1では図示が省略され
ている。従って、ハンドセットのマイクやスピーカのた
めの増幅器も、併せて、図示が省略されている。
【0018】図2は、子機の一実施形態の電気的構成を
示すブロック線図である。なお、子機の構成は、従来技
術の構成と同一となっている。
【0019】すなわち、RF部21は、送信機と受信機
とを備えたブロックとなっており、親機1との間で無線
通信を行う。また、モデム22は、主制御部23から送
出されるデジタル信号(親機1への制御信号)を音声帯
域信号に変換してRF部21に送出すると共に、RF部
21から送出される音声帯域信号(子機への制御信号)
をデジタル信号に変換し、主制御部23に送出するブロ
ックとなっている。また、モデム22は、増幅器26に
よって増幅されたマイク27からの音声信号をRF部2
1に送出すると共に、RF部21から送出される音声信
号を、スピーカ29を駆動する増幅器28に出力する。
【0020】キースイッチ24は、ダイヤル番号の入力
に用いる数字キー等の、複数のキーを備えたブロックと
なっており、入力されたキーに対応するデータを主制御
部23に送出する。また、表示部25は、LED等を備
えたブロックとなっており、主制御部23から指示され
たデータを表示する。また、主制御部23は、マイクロ
コンピュータにより実行されるソフトウエアを主要部と
するブロックとなっており、子機としての主要動作の制
御を行う。
【0021】図3は、実施形態の主要動作を示すフロー
チャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、実施
形態の動作を説明する。
【0022】いま、図2に示す子機が、親機1および電
話回線2を介して、電話機3と通話を行っているとす
る。子機が通話可能圏内にある場合では、ステップS
1,S5の動作が繰り返され、通常の通話が行われる。
そして、通話が終了したときには、主制御部11は、通
話のための制御動作を終了する。しかし、通話中に、子
機が、親機1から離れたエリアである通話可能圏外に移
動すると、子機からの電波の強度は所定レベル以下とな
る。このため、レベル検出部8は、主制御部11にレベ
ル低下信号を送出する。
【0023】レベル低下信号を受け取った主制御部11
は、RF部4の制御を行うことにより、送信動作を停止
させる。また、案内メッセージの送出の指示をメッセー
ジ送出部13に与える。このため、メッセージ送出部1
3は、予め記憶した複数のメッセージのうちから、案内
メッセージに対応するデジタルデータを音声合成し、音
声合成により得られた音声信号をスピーチネットワーク
6に送出する。このため、音声信号となった案内メッセ
ージは、回線制御部7と電話回線2とを介して、電話機
3に送出される(ステップS2)。
【0024】メッセージ送出部13から電話機3に送出
される案内メッセージは、子機との通話が不能になった
ことを知らせると共に、録音メッセージの送信を促すメ
ッセージとなっている。すなわち、『子機が通話可能圏
外に移動し、通話ができなくなりました。伝えたいメッ
セージがありましたなら、ピー音の後にお話下さい。ま
た、伝えたいメッセージがない場合は、そのままお切り
下さい。』というメッセージになっている。従って、主
制御部11は、録音メッセージの受け付け開始を示す開
始音(ピー音)を送出する以前に、電話回線2にビジー
トーンが現れるかどうかを検出し(ステップS3)、ビ
ジートーンを検出したときには、録音メッセージが無か
ったとして、電話回線2を開放する。
【0025】一方、ステップS3の判定動作において、
ビジートーンが検出されなかった場合では、録音メッセ
ージがあるものと判定する。そして、録音の開始を示す
合図(ピー音)を電話回線2に送出した後、メッセージ
記憶部12の動作を開始させる。このため、電話機3か
ら送信される録音メッセージは、メッセージ記憶部12
に記憶される(ステップS4)。また、メッセージ記憶
部12に録音メッセージの記憶を行わせているとき、電
話回線2にビジートーンが現れると、主制御部11は、
録音メッセージの送信が終了したと判定し、メッセージ
記憶部12の動作を停止させると共に、電話回線2を開
放する。
【0026】以上の動作の結果、図2に示す子機が通話
可能圏外に移動したりしたため、通話不能な事態が生じ
た場合、通話不能後に、電話機3の使用者が送出した内
容は、録音メッセージとしてメッセージ記憶部12に記
憶される。このため、キースイッチ9の操作を行うこと
によって、主制御部11を介し、メッセージ記憶部12
を動作させると、メッセージ記憶部12に記憶された録
音メッセージは、スピーカ15から、音声として発せら
れることになる。このため、子機の使用者は、電話機3
に発呼することが不要になる。また、電話機3の使用者
にとっては、待たされることなく、伝え残したことを相
手に送信することができる。
【0027】なお、上記実施形態では、電話機3と接続
される通信回線を、有線方式の電話回線2とした場合に
ついて説明したが、通信回線2が、無線方式の電話回線
とする場合にも適用可能となっている。また、メッセー
ジ記憶部12については、音声信号をデジタルデータに
変換した後、メモリ素子に記憶する構成とした場合につ
いて説明したが、カセットテープ等に音声信号を記憶す
る構成の場合にも、適用可能となっている。また、通話
の終了の判定には、ビジートーンの検出を用いた構成と
した場合について説明したが、例えば『#』等の、特定
のキーに対応するDTMF信号を検出すると、通話終了
と判定する構成を追加することも可能である。
【0028】図4は、請求項2記載の発明に係る通信シ
ステムの一実施形態の電気的構成を示すブロック線図で
ある。
【0029】図において、第1の通信装置31と第2の
通信装置32とは、無線通信回線により互いが接続され
る一対の通信装置となっている。詳細には、第1の通信
装置31は携帯電話機であり、無線通信回線51は無線
電話回線となっている。また、第2の通信装置32は、
無線電話回線の交換装置となっている。このため、第2
の通信装置32は、複数の、第1の通信装置31と同様
の携帯電話機を対象として、携帯電話機相互の通信の中
継を行う。また、図示されない有線電話回線を介して接
続された複数の電話機(図示を省略)のそれぞれと、第
1の通信装置31と同様の携帯電話機との間の通信の中
継を行う。
【0030】第3の通信装置33は、請求項2に記載さ
れた有線通信回線または無線通信回線を介して第2の通
信装置32に接続される通信装置となっており、具体的
には、無線通信回線を介して第2の通信装置32に接続
される通信装置となっている。より詳細には、第3の通
信装置33は、第1の通信装置31と同様の携帯電話機
となっている。このため、第3の通信装置33と第2の
通信装置32とを接続する無線通信回線52は、無線電
話回線となっている。
【0031】第2の通信装置32に設けられた中継部3
6は、図示されない有線電話回線を介して接続される電
話機、および無線電話回線51,52,・・・を介して
接続される携帯電話機31,33,・・・のそれぞれ
を、相互に接続するブロックとなっている。
【0032】また、レベル検出部38は、中継部36の
出力に基づき、受信した電波の強度を検出すると共に、
検出した強度が所定レベルより低くなったときには、レ
ベル低下信号を制御部39に送出するブロックとなって
いる。すなわち、無線電話回線51を介して、第1の通
信装置31と中継部36とが接続されている場合では、
第1の通信装置31から送信される電波の強度が所定レ
ベル以下になると、レベル低下信号を制御部39に送出
する。なお、レベル検出部38は、無線電話回線51,
52,・・・を介して中継部36に接続される通信装置
31,33,・・・のそれぞれについて、電波の強度を
検出する構成となっている。
【0033】メッセージ記憶部35は、メッセージを記
憶するためのブロックとなっており、制御部39からメ
ッセージ送出の指示を与えられると、記憶したメッセー
ジを中継部36に送出する。すなわち、第1の通信装置
31と第3の通信装置33とが中継部36を介して通信
を行っているとき、第1の通信装置31が通話可能圏外
になったため、第3の通信装置33からメッセージが送
信されると、送信されたメッセージを記憶する。そし
て、第1の通信装置31から送信要求があったことを制
御部39から知らされると、中継部36、無線電話回線
51を介して、記憶したメッセージを第1の通信装置3
1に送信する。
【0034】メッセージ送出部37は、音声信号を示す
デジタルデータを記憶したROM等を備えたブロックと
なっていて、通話相手が通話可能圏外に移動したため通
話不能となったことを知らせると共に、通話相手に伝え
るメッセージの送信を促す案内メッセージや、その他の
メッセージを予め記憶している。そして、制御部39か
らメッセージ送出の指示が与えられたときには、記憶し
ていたメッセージを中継部36に送出する。
【0035】図3に示すフローチャートを参照しつつ、
上記構成からなる実施形態の動作を説明する。
【0036】いま、第2の通信装置32を介して、第1
の通信装置31と第3の通信装置33とが通話を行って
いるとする。第1の通信装置31と第3の通信装置33
とが共に通話可能圏内にある場合では、ステップS1,
S5の動作が繰り返され、通常の通話が行われる。そし
て、通話が終了したときには、制御部39は、第1の通
信装置31と第3の通信装置33との通話の中継を行う
制御を終了する。しかし、通話中に通話可能圏外に移動
したり、内蔵バッテリの電圧低下、等のため、第1の通
信装置31からの電波の強度が所定レベル以下となる
と、レベル検出部38はレベル低下信号を制御部39に
送出する。
【0037】レベル低下信号を受け取った制御部39
は、中継部36の制御を行うことにより、第1の通信装
置31と中継部36とを接続する無線電話回線51の切
断を行う。また、案内メッセージの送出の指示をメッセ
ージ送出部37に与える。このため、メッセージ送出部
37は、予め記憶した案内メッセージを中継部36に送
出する。従って、案内メッセージは、無線電話回線52
を介して第3の通信装置33に送信される(ステップS
2)。
【0038】メッセージ送出部37から第3の通信装置
33に送信される案内メッセージは、第1の通信装置3
1との通話が不能になったことを知らせると共にメッセ
ージの送信を促す内容となっており、詳細には、『通話
相手が通話可能圏外に移動し、通話ができなくなりまし
た。伝えたいメッセージがありましたなら、ピー音の後
にお話下さい。また、伝えたいメッセージがない場合
は、そのままお切り下さい。』となっている。従って、
制御部39は、メッセージの受け付け開始を示す開始音
(ピー音)を送出する以前に、第3の通信装置33と中
継部36との間の通信が終了したかどうかを判定し(ス
テップS3)、通話終了であるときには、メッセージが
無かったとして、無線電話回線52を切断する制御を行
う。
【0039】一方、ステップS3の判定動作において、
通話終了とならなかった場合、制御部39は、メッセー
ジが送信されてくると判定する。そして、メッセージの
録音の開始を示す合図(ピー音)を第3の通信装置33
に送出する制御を行った後、メッセージ記憶部35の動
作を開始させる。このため、第3の通信装置33から送
信されるメッセージは、メッセージ記憶部35に記憶さ
れる(ステップS4)。また、メッセージ記憶部35に
メッセージの記憶を行わせているとき、通話終了となる
と、制御部39は、メッセージの送信が終了したと判定
し、メッセージ記憶部35の動作を停止させる。また、
無線電話回線52を切断するための制御を行う。
【0040】以上の動作の結果、第1の通信装置31が
通話可能圏外に移動し、通話が不能となった場合では、
第3の通信装置33から第1の通信装置31に対するメ
ッセージが、メッセージ記憶部35に記憶される。この
後、通話可能圏内に戻った第1の通信装置31が、第2
の通信装置32に対して発呼を行い、メッセージの送信
要求を行うと、制御部39は、メッセージ記憶部35に
記憶されたメッセージを出力させる制御を行う。その結
果、第3の通信装置33から送信され、メッセージ記憶
部35に記憶されたメッセージは、無線電話回線51を
介して第1の通信装置31に伝えられることになる。従
って、第3の通信装置33にとっては、待たされること
なく、伝えたい内容を第1の通信装置31に送信するこ
とができる。
【0041】なお、上記動作は、第1の通信装置31か
らの電波の強度が所定レベルより低くなった場合の動作
となっているが、第1の通信装置31からの電波の強度
は所定レベル以上であるが、第3の通信装置33からの
電波の強度が所定レベルより低くなった場合にも、同様
の動作が行われる。また、第3の通信装置が、図示され
ない有線通信回線を介して接続された電話機であり、こ
の電話機と第1の通信装置31とが、第2の通信装置3
2を介して通話を行っている場合にも、同様の動作とな
る。
【0042】また、第1の通信装置31と第3の通信装
置33とは、携帯電話機に限定されることなく、無線通
信回線を介して通信を行う任意の通信装置、例えば、デ
ジタルデータの通信装置等にも適用することが可能とな
っている。
【0043】また、第1の通信装置31と第3の通信装
置33、あるいは有線通信回線を介して第2の通信装置
32と接続された通信装置と第1の通信装置31とが、
デジタルデータの通信を行う構成の場合にも、同様に適
用することが可能である。そして、デジタルデータの通
信を行う構成の場合では、案内メッセージは、通信相手
が通信可能圏外であることを示すと共に、メッセージの
送信を促すことを意味するデジタルデータとすればよ
い。従って、案内メッセージは、音声信号に限定されな
い。また、メッセージ記憶部35に記憶するメッセージ
も、同様であって、音声信号に限定されず、例えば、通
信不能のため、通信相手に送信することができず、送信
未完となったデジタルデータとすることも可能である。
【0044】また、メッセージ記憶部35に記憶された
メッセージの送信を要求する場合には、メッセージの秘
密の保護から、暗証番号等のIDコードの入力を行う構
成とし、入力された暗証番号が、第1の通信装置31に
対応する暗証番号と一致する場合にのみ、メッセージ記
憶部35に記憶されたメッセージの送信を行う構成とす
ることが望ましい。このような構成とすれば、第1の通
信装置31のために送信されたメッセージに対する送信
要求を、第1の通信装置31以外の通信装置から行うこ
とが可能な構成としても、秘密が守られるという利点を
生じる。また、このような構成とする場合では、第1の
通信装置31が通話可能圏外となった場合、通話可能圏
内に戻らなくても、例えば、公衆電話等の通信装置を用
いて、第1の通信装置31に対するメッセージを受け取
ることが可能になり、便利さが増大する。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る留守番録音機
能付コードレス電話機は、親機に、子機から送信される
電波の強度を検出し、検出した電波の強度が所定レベル
より低くなるときにはレベル低下信号を出力するレベル
検出部と、レベル検出部からレベル低下信号が出力され
たときには、子機との通信が不能になったことを知らせ
ると共に録音メッセージの送信を促す案内メッセージを
外部回線に送出するメッセージ送出部と、外部回線を介
して導かれる録音メッセージを記憶するメッセージ記憶
部とを備え、メッセージ記憶部に記憶された録音メッセ
ージを再生可能とした構成としている。従って、子機と
外部回線との間が通話不能となったときには、外部回線
を介して接続された通話相手に、案内メッセージが自動
で送信される。このため、通話相手は、案内メッセージ
に従い、待たされることなく、伝えたいメッセージを送
信することができる。また、メッセージ記憶部に再生を
行わせることにより、子機の使用者は、通話相手からの
メッセージを受け取ることができる。このため、移動す
る装置の側が通信可能圏外となったときには、通話相手
は、待たされることなく、上記した移動する装置へのメ
ッセージを残すことが可能となっている。
【0046】また請求項2記載の発明に係る通信システ
ムは、無線通信回線により互いが接続される一対の通信
装置の一方を第1の通信装置とし、他方を第2の通信装
置とするとき、無線通信回線または有線通信回線を介し
て第2の通信装置に接続された第3の通信装置と第1の
通信装置とが、第2の通信装置を介して通信を行う通信
システムに適用し、第2の通信装置に、第1の通信装置
から送信される電波の強度を検出し、検出した電波の強
度が所定レベルより低くなるときにはレベル低下信号を
出力するレベル検出部と、レベル検出部からレベル低下
信号が出力されたときには、第1の通信装置に送信する
メッセージの送信を促す案内メッセージを第3の通信装
置に送信するメッセージ送出部と、第3の通信装置から
送信されるメッセージを記憶するメッセージ記憶部とを
備え、メッセージ記憶部は、送信要求があったときに
は、送信要求を行った通信装置に記憶したメッセージを
送信する構成としている。従って、第1の通信装置と第
3の通信装置との間が通話不能となったときには、第3
の通信装置に案内メッセージが送信される。このため、
第3の通信装置は、案内メッセージに従い、待たされる
ことなく、伝えたいメッセージを送信することができ
る。また、第1の通信装置の使用者は、第1の通信装
置、あるいは、その他の通信装置を用いて、送信要求を
行うことにより、メッセージ記憶部に記憶された第3の
通信装置からのメッセージを受け取ることができる。こ
のため、移動する装置の側が通信可能圏外となったとき
には、通話相手は、待たされることなく、上記した移動
する装置へのメッセージを残すことが可能となってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る留守番録音機能付コ
ードレス電話機の親機の電気的構成を示すブロック線図
である。
【図2】子機の一実施形態の電気的構成を示すブロック
線図である。
【図3】実施形態の主要動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】請求項2記載の発明に係る通信システムの一実
施形態の電気的構成を示すブロック線図である。
【符号の説明】
1 親機 2 外部回線である電話回線 8 レベル検出部 12 メッセージ記憶部 13 メッセージ送出部 31 第1の通信装置 32 第2の通信装置 33 第3の通信装置 35 メッセージ記憶部 37 メッセージ送出部 38 レベル検出部 51 電波による通信回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部回線が接続された親機と、電波によ
    る通信リンクによって前記親機と接続される子機とを備
    えた留守番録音機能付コードレス電話機において、 前記親機に、 前記子機から送信される電波の強度を検出し、検出した
    電波の強度が所定レベルより低くなるときにはレベル低
    下信号を出力するレベル検出部と、 レベル検出部からレベル低下信号が出力されたときに
    は、子機との通信が不能になったことを知らせると共に
    録音メッセージの送信を促す案内メッセージを前記外部
    回線に送出するメッセージ送出部と、 前記外部回線を介して導かれる録音メッセージを記憶す
    るメッセージ記憶部とを備え、 メッセージ記憶部に記憶された録音メッセージを再生可
    能としたことを特徴とする留守番録音機能付コードレス
    電話機。
  2. 【請求項2】 無線通信回線により互いが接続される一
    対の通信装置の一方を第1の通信装置とし、他方を第2
    の通信装置とするとき、 無線通信回線または有線通信回線を介して第2の通信装
    置に接続された第3の通信装置と第1の通信装置とが、
    第2の通信装置を介して通信を行う通信システムにおい
    て、 第2の通信装置に、 第1の通信装置から送信される電波の強度を検出し、検
    出した電波の強度が所定レベルより低くなるときにはレ
    ベル低下信号を出力するレベル検出部と、 レベル検出部からレベル低下信号が出力されたときに
    は、第1の通信装置に送信するメッセージの送信を促す
    案内メッセージを第3の通信装置に送信するメッセージ
    送出部と、 第3の通信装置から送信されるメッセージを記憶するメ
    ッセージ記憶部とを備え、 メッセージ記憶部は、送信要求があったときには、送信
    要求を行った通信装置に記憶したメッセージを送信する
    ことを特徴とする通信システム。
JP9319623A 1997-11-20 1997-11-20 留守番録音機能付コードレス電話機および通信システム Pending JPH11155017A (ja)

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