JP3198078B2 - 把持装置 - Google Patents

把持装置

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JP3198078B2
JP3198078B2 JP17777197A JP17777197A JP3198078B2 JP 3198078 B2 JP3198078 B2 JP 3198078B2 JP 17777197 A JP17777197 A JP 17777197A JP 17777197 A JP17777197 A JP 17777197A JP 3198078 B2 JP3198078 B2 JP 3198078B2
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義和 上殿
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景品取得ゲーム機
内に設けられた景品を個々に取り出すことができる、少
なくとも一対のハンド部材を備えた把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紐状部材で吊り下げた把持装置を
上下方向に移動させてゲーム機内の底面に載置した景品
を吊り上げる景品取得ゲーム機(いわゆるクレーンゲー
ム機)や、特開平8−112446号公報に記載されて
いるように、伸縮装置102よって把持装置103を水
平方向又は上下方向に移動させ、ゲーム機101内の懸
吊部材に吊り下げられた景品100又は底面に載置され
た景品100を取得する景品取得ゲーム機101等があ
った(図22乃至図24参照)。
【0003】これらのゲーム機において用いられる把持
装置103は、少なくとも一対のハンド部材106,1
06を有しており、この一対のハンド部材106,10
6の開閉によって景品が把持される。この一対のハンド
部材106,106は、主に把持装置本体105に回動
自在に取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の把持装置1
03は、ハンド部材106,106が一体で形成されて
いるため、景品100のサイズに合せてハンド部材10
6,106の開閉角度を調節したり、景品100の形状
に合わせてハンド部材106,106の形状を変化させ
たりすることができないという問題点があった。
【0005】特に、一対のハンド部材106,106の
開閉を駆動モータで行う場合、駆動モータの通電時間に
よって開閉角度が変化するため、大きい景品100に合
せて開閉角度を調節すると、小さい景品100を把持す
ることができなくなり、小さい景品100に合せて開閉
角度を調節すると、大きい景品100を把持する場合に
駆動モータに大きな負荷がかかり加熱したり、ハンド部
材又は歯車が破損したり、逆に景品を壊してしまうとい
う問題点があった。そのため従来の把持装置103を使
用する景品取得ゲーム機101は、内部に収容される景
品100のサイズ及び形状がほとんど同じとなり、面白
味に欠けるという問題点があった。
【0006】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したも
のであって、駆動モータ等の駆動手段の駆動力を弾性部
材を介してハンド部材に伝達するため、一対のハンド部
材の開閉角度以上の大きな景品であっても、弾性部材の
弾性変形により駆動モータ等の駆動手段の負担を軽減
し、ハンド部材を少なくとも二部材で屈曲自在に構成し
ているため、景品の形状に合せてハンド部材の形状を変
化させることができる把持装置を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る把持
装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有す
る。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、複数の部材が順次回動自在に連結
され、隣り合う部材同士が第1の弾性部材によって連係
されて構成され、末端の部材が基軸によって把持装置本
体に回動自在に取り付けられ、先端の部材が爪部材を形
成していること。 (ニ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み
合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、
把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させら
れる駆動歯車と噛み合っていること。 (ホ)歯車とハンド部材の末端の部材は、第2の弾性部
材によって連係されていること。
【0008】本願請求項2に係る把持装置は、上記課題
を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成さ
れ、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回
動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基
部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)爪部材とアーム部材は、第1の弾性部材によって
連係されていること。 (ホ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み
合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、
把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させら
れる駆動歯車と噛み合っていること。 (ヘ)歯車とアーム部材は、第2の弾性部材によって連
係されていること。
【0009】本願請求項3に係る把持装置は、上記課題
を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成さ
れ、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回
動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基
部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)アーム部材又は爪部材には、第1の係合突起が形
成され、爪部材又はアーム部材には、前記第1の係合突
起を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部と第
2の係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲
で回動可能となっていること。 (ホ)爪部材は、爪部材とアーム部材との間に設けられ
た第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部
材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部材の第
1の係合突起又は第1の係合部に当接していること。 (ヘ)一対のハンド部材の基軸には、互いに噛み合う歯
車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装
置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆
動歯車と噛み合っていること。 (ト)アーム部材又は歯車には、第2の係合突起が形成
され、歯車又はアーム部材には、前記第2の係合突起と
係合する第3の係合部が設けられていること。 (チ)アーム部材は、アーム部材と歯車との間に設けら
れた第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、ア
ーム部材の第2の係合突起又は第3の係合部が歯車の第
3の係合部又は第2の係合突起に当接していること。
【0010】
【0011】本願請求項に係る把持装置は、上記課題
を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部
材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体
に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第
1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部
材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動
自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材と中間部材は、第1の弾性部材によっ
て連係されており、中間部材と爪部材は、第2の弾性部
材によって連係されていること。 (ヘ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯
車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設
けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛
み合っていること。
【0012】本願請求項に係る把持装置は、上記課題
を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部
材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体
に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第
1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部
材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動
自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材又は中間部材には、第1の係合突起が
形成され、中間部材又はアーム部材には、前記第1の係
合突起と係合する第1の係合部が設けられていること。 (ヘ)中間部材は、中間部材とアーム部材との間に設け
られた第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、
中間部材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部
材の第1の係合突起又は第1の係合部に当接しているこ
と。 (ト)中間部材又は爪部材には、第2の係合突起が形成
され、爪部材又は中間部材には、前記第2の係合突起を
所定間隔の隙間をあけて挟み込む第3の係合部と第4の
係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲で回
動可能となっていること。 (チ)爪部材は、爪部材と中間部材との間に設けられた
第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部材
の第3の係合部又は第2の係合突起が中間部材の第2の
係合突起又は第3の係合部に当接していること。 (リ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯
車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設
けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛
み合っていること。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、把持装置の一形態を示す
平面図である。図2は、図1の要部を断面にした側面図
である。図3乃至図5は、把持装置の動作を示す平面図
である。図6は、ハンド部材の平面図である。図7は、
ハンド部材の要部を断面にした側面図である。図8は、
ハンド部材の分解側面図である。図9は、一つの歯車の
平面図である。図10は、図9の歯車の側面断面図であ
る。図11は、他の歯車の平面図である。図12は、図
11の歯車の側面断面図である。図13は、アーム部材
の平面図である。図14は、アーム部材の側面断面図で
ある。図15は、アーム部材の底面図である。図16
は、爪部材の平面図である。図17は、爪部材の一部断
面にした側面図である。
【0014】把持装置1は、従来の景品取得ゲーム機1
01内において移動自在に設けられた把持装置本体2
と、把持装置本体2に開閉自在に取り付けられ、景品取
得ゲーム機101内に設けられた景品100を把持する
少なくとも一対のハンド部材10,50とからなる。
【0015】景品取得ゲーム機101は、例えば図22
乃至図24に示すように、伸縮装置102によって把持
装置1を水平方向又は上下方向に移動させ、ゲーム機1
01内の懸吊部材に吊り下げられた景品100又は底面
に載置した景品100を把持して取得するものや、紐状
部材で吊り下げた把持装置1を上下方向に移動させてゲ
ーム機内の底面に載置した景品を把持して吊り上げるも
の(いわゆるクレーンゲーム機)などがあり、特に限定
されるものではない。
【0016】把持装置1は、伸縮装置102又は紐状部
材の先端に取り付けられるものであって、特に形状が限
定されるものではない。本実施の形態では、把持装置本
体2は、基板3と、補助板5と、基板3と補助板5を所
定間隔離して平行に固定する固定軸6とで構成されてい
る。基板3は、途中が省略された細長板状に形成されて
いるが、補助板5と同じ大きさであっても構わない。
【0017】ハンド部材10,50は、アーム部材1
1,51と半月状の爪部材23,63とで構成されてい
る。アーム部材11,51の基部12,52は、前記把
持装置本体2の基板3と補助板5間に配設され、基軸1
3,53によって把持装置本体2に回動自在に取り付け
られている。アーム部材11,51の先部15,55に
は、爪部材23,63の基部25,65が支軸16,5
6によって回動自在に取り付けられている。
【0018】アーム部材11,51には、図8に示すよ
うに、先部15,55に軸受孔17,57が形成され、
軸受孔17,57の裏面周囲に第1の係合突起19,5
9が設けられており、基部12,52に軸受孔20,6
0が形成され、軸受孔20,60の表面周囲に第2の係
合突起21,61が設けられている。
【0019】爪部材23,63は、基部25,65にア
ーム部材11,51の先部15,55を差し込むことが
できる差込溝26,66が形成され、さらに軸受孔2
7,67が設けられている。又、爪部材23,63の基
部25,65には、図16に示すように、前記アーム部
材11,51の第1の係合突起19,59を所定間隔の
隙間をあけて挟み込む第1の係合部29,69と第2の
係合部31,71を備えた凹溝32,72が形成されて
おり、爪部材23,63は前記隙間の範囲で回動可能と
なっている。
【0020】アーム部材11,51は、先部15,55
が爪部材23,63の差込溝26,66に差し込まれ、
第1の係合突起19,59が爪部材23,63の凹溝3
2,72に挿入され、支軸16,56が爪部材23,6
3の軸受孔27,67及びアーム部材11,51の軸受
孔17,57に挿通されて、爪部材23,63を回動自
在に取り付けている。
【0021】また、爪部材23,63は、支軸16,5
6に取り付けられたつる巻きバネ(第1の弾性部材)3
3,73の一端がアーム部材11,51の固定穴34,
74に係止され、他端が爪部材23,63の固定穴3
5,75に係止されることにより、アーム部材11,5
1に対して閉じる方向に付勢され、凹溝32,72の第
1の係合部29,69がアーム部材11,51の第1の
係合突起19,59に当接している。
【0022】アーム部材11,51は、軸受穴20,6
0に挿通された基軸13,53によって把持装置本体2
に回動自在に取り付けられている。この基軸13,53
には、歯車41,81が回動自在に設けられている。こ
の歯車41,81には、前記アーム部材11,51の第
2の係合突起21,61を所定間隔の隙間をあけて挟み
込む第3の係合部42,82と第4の係合部43,83
を備えた凹溝45,85が形成されている。
【0023】この基軸13,53にもつる巻きバネ(第
2の弾性部材)46,86がアーム部材11,51と歯
車41,81に挟まれるようにして取り付られている。
アーム部材11,51は、基軸13,53に取り付けら
れたつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86の一端
が歯車41,81の固定穴47,87に係止され、他端
がアーム部材11,51の固定穴49,89に係止され
ることにより、歯車41,81に対して閉じる方向に付
勢され、第2の係合突起21,51が歯車41,81の
凹溝45,85の第3の係合部42,82に当接してい
る。
【0024】一対の歯車41,81は、互いに噛み合う
ようになっている。一方の歯車81は、把持装置本体2
の基板3裏面にボルト等によって固定された駆動モータ
91の駆動軸に取付けられた駆動歯車92と噛み合って
いる。また、他方の歯車41には、基板3に形成された
円弧状の長穴84から突出する操作杆93が設けられて
いる。なお、駆動歯車92を回転させる駆動手段は、駆
動モータ91に限定されるものではなく、ソレノイド等
の電磁式アクチュエータ等であっても構わない。また、
駆動モータ91も、限定されるものではなく、同期モー
タ、パルスモータ等状況に合わせて種々変更することが
できる。
【0025】この操作杆93は、把持装置本体2の基板
3裏面にボルト等によって固定されたスイッチ95をO
N・OFFするようになっている。このスイッチ95
は、駆動モータ91と、景品取得ゲーム機101の制御
手段と電気的に接続されており、一対のハンド部材1
0,50が所定位置まで開くとONされ、駆動モータ9
1の回転を停止させる。
【0026】上記把持装置1は、公知の景品取得ゲーム
装置101の伸縮装置102又は紐状部材の先端に取り
付けられ、景品取得ゲーム装置101の前面に設けられ
た図示しない操作釦を押圧操作することによって、景品
を把持することができる位置まで移動させられる。景品
取得ゲーム装置101の制御手段が駆動モータ91を駆
動する。
【0027】駆動モータ91が駆動すると、駆動歯車9
2が回転し、それに伴って歯車41,81も回転する。
歯車41,81が回転すると、つる巻きバネ(第2の弾
性部材)46,86によってアーム部材11,51が閉
じる方向に引っ張られ、ハンド部材10,50が閉じ、
爪部材23及び63が景品100を両側から押さえるよ
うにして把持する。ハンド部材10,50の閉じる方向
の回転角度は、駆動モータ91の通電時間によって変え
ることができる。
【0028】制御手段が駆動モータ91への通電を停止
すると、ハンド部材10,50の閉じる方向の回転が終
了し、さらに制御手段がハンド部材10,50の閉じた
状態で元の位置に復帰させる。制御手段が駆動モータ9
1の駆動歯車92を逆回転させると、歯車41,81も
逆回転し、ハンド部材10,50が開く方向に回転し、
ハンド部材10,50に把持された景品を落下口に落下
させて景品取得ゲーム装置101の前面に設けられた取
出口から取り出すことができる。
【0029】歯車41,81が所定角度開く方向に回転
すると、歯車41に設けられた操作杆93がスイッチ9
5をONし、制御手段を介して駆動モータ91の通電を
解除する。このように、ハンド部材10,50は、把持
装置1が元の位置に復帰すると、元の開いた状態で待機
する。
【0030】上記ハンド部材10,50の開閉動作は、
図1に示すように開いた状態から図3に示すように爪部
材23,63同士が接して閉じる状態までを行うことに
なる。図4に示すように、通常の大きさの景品100を
把持する場合は、アーム部材11,51が閉じた状態で
爪部材23,63がつる巻きバネ(第1の弾性部材)3
3,73の弾性に抗して開いた状態で行う。
【0031】しかし、図5に示すように、通常より大き
い景品100を把持する場合は、爪部材23,63が開
いただけでは把持できないので、アーム部材11,51
もつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86の弾性に
抗して開くことになる。この状態は、爪部材23,63
の第2の係合部31,71がアーム部材11,51の第
1の係合突起19,59に係合している。なお、歯車4
1,81の第4の係合部43,83は、特に必要として
いないが、アーム部材11,51の第2の係合突起2
1,61が当接して、アーム部材11,51の開き過ぎ
を防止することができる。
【0032】上記開閉動作は、つる巻きバネ(第1の弾
性部材)33,73の方がつる巻きバネ(第2の弾性部
材)46,86より弱い場合の動作であるが、逆につる
巻きバネ(第1の弾性部材)33,73の方がつる巻き
バネ(第2の弾性部材)46,86より強い場合は、先
にアーム部材11,51が開いてから次に爪部材23,
63が開くことになる。
【0033】上記実施の形態は、図面でも理解できるよ
うに、アーム部材11,51の方が爪部材23,63よ
りも短く設定してある。しかし、アーム部材11,51
も爪部材23,63と略同じ長さに設定すると、アーム
部材11,51でも景品100を把持することができ
る。このようにすると、アーム部材11,51が景品1
00を把持し、景品100が小さい場合は、爪部材2
3,63が景品100の周りを囲むため、景品100を
確実に把持することができる。
【0034】又、景品100が大きい場合は、アーム部
材11,51と爪部材23,63が景品100の輪郭に
沿って折曲し、従来のように点接触ではなく、線接触に
よる把持が行え、一層把持が確実となる。また、つる巻
きバネ(第1の弾性部材)33,73及びつる巻きバネ
(第2の弾性部材)46,86の弾性を調節すると、把
持力を変化させることができ、壊れ易い景品をソフトに
把持することができる。
【0035】本発明の他の実施の形態を図に基づいて説
明する。図18は、ハンド部材の他の形態を示す平面図
である。図19は、図18の一部断面にした側面図であ
る。図20は、図18の底面図である。図21は、図1
8のハンド部材の動きを示す説明図である。なお、把持
装置本体2は、上記実施の形態と同じなので説明を省略
する。
【0036】ハンド部材150,190は、アーム部材
151,191と、中間部材161,201と,半月状
の爪部材171,211とで構成されている。アーム部
材151,191の基部152,192は、前記把持装
置本体2の基板3と補助板5間に配設され、基軸13,
53によって把持装置本体2に回動自在に取り付けられ
ている。
【0037】アーム部材151,191の先部155,
195には、中間部材161,201の基部162,2
02が第1の支軸163,203によって回動自在に取
り付けられている。爪部材171,211の基部17
2,212は、中間部材161,201の先部165,
205が第2の支軸173,213によって回動自在に
取り付けられている。
【0038】中間部材161,201は、基部162,
202に第1の支軸163,203の軸受孔164,2
04が形成され、先部165,205に第2の支軸17
3,213の軸受孔166,206が形成されている。
さらに、中間部材161,201は、軸受孔164,2
04の周囲に第1の係合突起167,207が設けら
れ、軸受孔166,206の周囲に第2の係合突起16
8,208が設けられている。
【0039】アーム部材151,191は、先部15
5,195に第1の支軸163,203の軸受孔15
7,197が形成され、軸受孔157,197の周囲に
前記中間部材161,201の第1の係合突起167,
207を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部
153,193と第2の係合部154,194を備えた
凹溝158,198が形成されており、中間部材16
1,201が前記隙間の範囲で回動可能となっている。
又、アーム部材151,191の基部152,192に
は、基軸13,53の軸受孔156,196が形成され
ている。
【0040】爪部材171,211は、基部172,2
12に中間部材161,201の先部165,205を
差し込むことができる差込溝178,218が形成さ
れ、さらに第2の支軸173,213の軸受孔174,
214が設けられている。又、爪部材171,211
は、基部172,212に、前記中間部材161,20
1の第2の係合突起168,208を所定間隔の隙間を
あけて挟み込む第3の係合部175,215と第4の係
合部176,216を備えた凹溝177,217が形成
されており、この隙間の範囲で回動可能となっている。
【0041】中間部材161,201は、第1の支軸1
63,203に取り付けられたつる巻きバネ(第1の弾
性部材)181,221の一端がアーム部材151,1
91の固定穴182,222に係止され、他端が中間部
材161,201の固定穴183,223に係止される
ことにより、アーム部材151,191に対して閉じる
方向に付勢されており、凹溝158,198の第1の係
合部153,193に中間部材161,201の第1の
係合突起167,207が当接している。
【0042】同様に、爪部材171,211は、第2の
支軸173,213に取り付けられたつる巻きバネ(第
2の弾性部材)184,224の一端が中間部材16
1,201の固定穴185,225に係止され、他端が
爪部材171,211の固定穴186,226に係止さ
れることにより、中間部材161,201に対して閉じ
る方向に付勢されており、凹溝177,217の第3の
係合部175,215が中間部材161,201の第2
の係合突起168,208に当接している。
【0043】アーム部材151,191の基部152,
192には、互いに噛み合う歯車187,227が形成
されている。一方の歯車187は、前記したのと同様
に、駆動モータ91の駆動軸に取付けられた駆動歯車9
2と噛み合い、他方の歯車227には、スイッチ95を
ON・OFFする操作杆228が設けられている。
【0044】上記ハンド部材150,190の開閉動作
は、ハンド部材10,50の開閉動作と略同じであり、
通常の大きさの景品100を把持する場合は、アーム部
材151,191及び中間部材161,201が閉じた
状態で爪部材171,211がつる巻きバネ(第2の弾
性部材)184,224の弾性に抗して開いた状態で行
う。
【0045】しかし、通常より大きい景品100を把持
する場合は、爪部材171,211が開いただけでは把
持できないので、中間部材161,201もつる巻きバ
ネ(第1の弾性部材)181,221の弾性に抗して開
くことになる。この状態は、爪部材171,211の第
4の係合部176,216が中間部材161,201の
第2の係合突起168,208に係合している。なお、
アーム部材151,191の第2の係合部154,19
4は、特に必要としていないが、中間部材161,20
1の第1の係合突起167,207が当接することによ
り、中間部材161,201の開き過ぎを防止すること
ができる。
【0046】上記開閉動作は、つる巻きバネ(第2の弾
性部材)184,224の方がつる巻きバネ(第1の弾
性部材)181,221より弱い場合の動作であるが、
逆につる巻きバネ(第2の弾性部材)184,224の
方がつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,221よ
り強い場合は、先に中間部材161,201が開いてか
ら次に爪部材171,211が開くことになる。
【0047】上記実施の形態は、アーム部材151,1
91、中間部材161,201、爪部材171,211
が景品100の輪郭に沿って折曲し、従来のように点接
触ではなく、線接触による把持が行え、把持が確実とな
る。また、つる巻きバネ(第2の弾性部材)184,2
24及びつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,22
1の弾性を調節すると、把持力を変化させることがで
き、壊れ易い景品をソフトに把持することができる。
【0048】上記した弾性部材33,46,73,8
6,181,184,221,224は、付勢させた状
態で所定位置に取り付けたが、単に両部材を連係させる
だけの状態、即ち付勢させない状態で取り付けることも
可能である。例えば、図1のハンド部材10,50にお
いて、爪部材23,63は、支軸16,56に取り付け
られたつる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73によ
って、閉じる方向に付勢され、第1の係合部29,69
がアーム部材11,51の第1の係合突起19,59に
当接している。このつる巻きバネ(第1の弾性部材)3
3,73を付勢しないようにして取り付け、第1の係合
突起19,59を外すと、爪部材23,63は、どこに
も当接しないので、アーム部材11,51に対して大き
く開閉することができ、しかもつる巻きバネ(第1の弾
性部材)33,73の弾性復元力により元の位置に復帰
させることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願各請求項
に係る把持装置は、駆動モータ等の駆動手段の駆動力を
弾性部材を介してハンド部材に伝達するため、ハンド部
材を弾性部材の弾性変形の範囲内で駆動手段の駆動方向
と反対向きに回動させることができる。そのため、通常
把持する景品より大きい景品の場合、一対のハンド部材
は弾性部材の弾性変形の範囲内で通常より大きく開いて
その景品を把持することができ、駆動モータ等の駆動手
段に大きな負荷がかかることを防止することができ、さ
らにハンド部材及び歯車の破損並びに景品の破壊を防ぐ
ことができるという効果がある。また、ハンド部材を少
なくとも二部材で屈曲自在に構成しているため、景品の
輪郭に沿ってハンド部材の形状を変化させることができ
るという効果もある。従って、本願各請求項に係る把持
装置を取付けた景品取得ゲーム機にあっては、サイズ、
形状、材質に関係のない各種の景品を収容することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】把持装置の一形態を示す平面図である。
【図2】図1の要部を断面にした側面図である。
【図3】把持装置の動作を示す平面図である。
【図4】把持装置の動作を示す平面図である。
【図5】把持装置の動作を示す平面図である。
【図6】ハンド部材の平面図である。
【図7】ハンド部材の要部を断面にした側面図である。
【図8】ハンド部材の分解側面図である。
【図9】一つの歯車の平面図である。
【図10】図9の歯車の側面断面図である。
【図11】他の歯車の平面図である。
【図12】図11の歯車の側面断面図である。
【図13】アーム部材の平面図である。
【図14】アーム部材の側面断面図である。
【図15】アーム部材の底面図である。
【図16】爪部材の平面図である。
【図17】爪部材の一部断面にした側面図である。
【図18】ハンド部材の他の形態を示す平面図である。
【図19】図18の一部断面にした側面図である。
【図20】図18の底面図である。
【図21】図18のハンド部材の動きを示す説明図であ
る。
【図22】従来の景品取得ゲーム機の全体斜視図であ
る。
【図23】図22の内部構造を示す斜視図である。
【図24】従来の景品取得ゲーム機の全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 把持装置 2 把持装置本体 3 基板 5 補助板 6 固定軸 10 ハンド部材 11 アーム部材 12 基部 13 基軸 15 先部 16 支軸 17 軸受孔 19 第1の係合突起 20 軸受孔 21 第2の係合突起 23 爪部材 25 基部 26 差込溝 27 軸受孔 29 第1の係合部 31 第2の係合部 32 凹溝 33 つる巻きバネ(第1の弾性部材) 34 固定穴 35 固定穴 41 歯車 42 第3の係合部 43 第4の係合部 45 凹溝 46 つる巻きバネ(第2の弾性部材) 47 固定穴 49 固定穴 50 ハンド部材 51 アーム部材 52 基部 53 基軸 55 先部 56 支軸 57 軸受孔 59 第1の係合突起 60 軸受孔 61 第2の係合突起 63 爪部材 65 基部 66 差込溝 67 軸受孔 69 第1の係合部 71 第2の係合部 72 凹溝 73 つる巻きバネ(第1の弾性部材) 74 固定穴 75 固定穴 81 歯車 82 第3の係合部 83 第4の係合部 84 長穴 85 凹溝 86 つる巻きバネ(第2の弾性部材) 87 固定穴 89 固定穴 91 駆動モータ(駆動手段) 92 駆動歯車 93 操作杆 95 スイッチ 100 景品 101 景品取得ゲーム機 102 伸縮装置 103 把持装置 105 把持装置本体 106 ハンド部材 150 ハンド部材 151 アーム部材 152 基部 153 第1の係合部 154 第2の係合部 155 先部 156 軸受孔 157 軸受孔 158 凹溝 161 中間部材 162 基部 163 第1の支軸 164 軸受孔 165 先部 166 軸受孔 167 第1の係合突起 168 第2の係合突起 171 爪部材 172 基部 173 第2の支軸 174 軸受孔 175 第3の係合部 176 第4の係合部 177 凹溝 178 差込溝 181 つる巻きバネ(第1の弾性部材) 182 固定穴 183 固定穴 184 つる巻きバネ(第2の弾性部材) 185 固定穴 186 固定穴 187 歯車 190 ハンド部材 191 アーム部材 192 基部 193 第1の係合部 194 第2の係合部 195 先部 196 軸受孔 197 軸受孔 198 凹溝 201 中間部材 202 基部 203 第1の支軸 204 軸受孔 205 先部 206 軸受孔 207 第1の係合突起 208 第2の係合突起 211 爪部材 212 基部 213 第2の支軸 214 軸受孔 215 第3の係合部 216 第4の係合部 217 凹溝 218 差込溝 221 つる巻きバネ(第1の弾性部材) 222 固定穴 223 固定穴 224 つる巻きバネ(第2の弾性部材) 225 固定穴 226 固定穴 227 歯車 228 操作杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−112446(JP,A) 実開 平5−44176(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/30 B25J 15/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする把
    持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
    装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
    設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
    が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、複数の部材が順次回動自在に連結
    され、隣り合う部材同士が第1の弾性部材によって連係
    されて構成され、末端の部材が基軸によって把持装置本
    体に回動自在に取り付けられ、先端の部材が爪部材を形
    成していること。 (ニ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み
    合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、
    把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させら
    れる駆動歯車と噛み合っていること。 (ホ)歯車とハンド部材の末端の部材は、第2の弾性部
    材によって連係されていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする把
    持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
    装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
    設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
    が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成さ
    れ、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回
    動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基
    部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)爪部材とアーム部材は、第1の弾性部材によって
    連係されていること。 (ホ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み
    合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、
    把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させら
    れる駆動歯車と噛み合っていること。 (ヘ)歯車とアーム部材は、第2の弾性部材によって連
    係されていること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする把
    持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
    装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
    設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
    が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成さ
    れ、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回
    動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基
    部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)アーム部材又は爪部材には、第1の係合突起が形
    成され、爪部材又はアーム部材には、前記第1の係合突
    起を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部と第
    2の係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲
    で回動可能となっていること。 (ホ)爪部材は、爪部材とアーム部材との間に設けられ
    た第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部
    材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部材の第
    1の係合突起又は第1の係合部に当接していること。 (ヘ)一対のハンド部材の基軸には、互いに噛み合う歯
    車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装
    置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆
    動歯車と噛み合っていること。 (ト)アーム部材又は歯車には、第2の係合突起が形成
    され、歯車又はアーム部材には、前記第2の係合突起と
    係合する第3の係合部が設けられていること。 (チ)アーム部材は、アーム部材と歯車との間に設けら
    れた第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、ア
    ーム部材の第2の係合突起又は第3の係合部が歯車の第
    3の係合部又は第2の係合突起に当接していること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする把
    持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
    装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
    設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
    が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部
    材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体
    に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第
    1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部
    材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動
    自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材と中間部材は、第1の弾性部材によっ
    て連係されており、中間部材と爪部材は、第2の弾性部
    材によって連係されていること。 (ヘ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯
    車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設
    けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛
    み合っていること。
  5. 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする把
    持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持
    装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において
    設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材
    が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部
    材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体
    に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第
    1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部
    材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動
    自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材又は中間部材には、第1の係合突起が
    形成され、中間部材又はアーム部材には、前記第1の係
    合突起と係合する第1の係合部が設けられていること。 (ヘ)中間部材は、中間部材とアーム部材との間に設け
    られた第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、
    中間部材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部
    材の第1の係合突起又は第1の係合部に当接しているこ
    と。 (ト)中間部材又は爪部材には、第2の係合突起が形成
    され、爪部材又は中間部材には、前記第2の係合突起を
    所定間隔の隙間をあけて挟み込む第3の係合部と第4の
    係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲で回
    動可能となっていること。 (チ)爪部材は、爪部材と中間部材との間に設けられた
    第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部材
    の第3の係合部又は第2の係合突起が中間部材の第2の
    係合突起又は第3の係合部に当接していること。 (リ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯
    車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設
    けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛
    み合っていること。
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