JP2001150025A - ファインレベラー - Google Patents

ファインレベラー

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JP2001150025A
JP2001150025A JP34264299A JP34264299A JP2001150025A JP 2001150025 A JP2001150025 A JP 2001150025A JP 34264299 A JP34264299 A JP 34264299A JP 34264299 A JP34264299 A JP 34264299A JP 2001150025 A JP2001150025 A JP 2001150025A
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JP
Japan
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frame
work rolls
connection
transmission mechanism
drive
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JP34264299A
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English (en)
Inventor
Tsuneyuki Sawada
恒幸 澤田
Takanori Uchida
啓典 内田
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NIPPON DENSAN KYORI KK
Original Assignee
NIPPON DENSAN KYORI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下ワークロールの交換、メンテナンス等を簡
単に且つ容易に行うことができるファインレベラーを提
供すること。 【解決手段】 下枠体4、この下枠体4に開閉自在に装
着された上枠体6及び上枠体6に移動可能に装着された
可動枠体7からなる枠体構造2と、下枠体4に装着され
た下ワークロール8と、可動枠体7に装着された上ワー
クロール10と、下ワークロール8を回転駆動するため
の下駆動伝達機構と、を具備するファインレベラー。下
枠体4の一方の下側壁14は下壁本体36及び下支持ブ
ロック40から構成され、下ワークロール8の一端部は
下支持ブロック40に支持されている。上枠体6を開位
置に位置付けた後、下支持ブロック40及び下ワークロ
ール8を外すと、下ワークロール8と下駆動伝達機構と
の駆動連結が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状部材にプ
レス加工等を施す際に、所要の通りの加工を行うために
シート状部材に前加工を施すファインレベラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】細長いシート状部材にプレス加工を施す
場合、コイル状に巻かれたシート状部材が巻き戻しなが
らプレス装置の加工域を通して間欠的に搬送され、この
シート状部材が加工域を通して搬送される間にプレス装
置によって加工が施される。このようなプレス加工で
は、シート状部材に所要の通りの加工を施すためには、
シート状部材に付与された曲げを除去して実質上平坦に
する、或いはシート状部材に予め所定方向の曲げを幾分
付与することが望まれることがあり、このようにプレス
加工の前段階でシート状部材に前加工を施すためにファ
インレベラーが用いられる。
【0003】公知の一例としてのファインレベラーは、
下枠体と、この下枠体に閉位置と開位置との間を開閉自
在に装着された上枠体と、この上枠体に所定の範囲にわ
たって移動可能に装着された可動枠体とからなる枠体構
造を備え、下枠体に複数個の下ワークロールが回転自在
に支持され、可動枠体に複数個の上ワークロールが回転
自在に支持されている。下枠体に関連して下駆動伝達機
構が設けられ、下駆動伝達機構からの回転駆動力によっ
て複数個の下ワークロールが所定方向に回転駆動され
る。また、可動枠体に関連して上駆動伝達機構が設けら
れ、上駆動伝達機構からの回転駆動力によって複数個の
上ワークロールが前記所定方向と反対方向に回転駆動さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のファインレベラ
ーにおいては、複数個の下ワークロールは下枠体に回転
自在に支持され、各下ワークロールの軸部にはキー部材
を介して歯車が装着され、下駆動伝達機構の下駆動歯車
が複数個の下ワークロールの歯車に駆動連結され、下駆
動歯車からの駆動力が各歯車に伝達される。また、複数
個の上ワークロールは可動枠体に回転自在に支持され、
各上ワークロールの軸部にはキー部材を介して歯車が装
着され、上駆動伝達機構の上駆動歯車が複数個の上ワー
クロールの歯車に駆動連結され、上駆動歯車からの駆動
力が各歯車に伝達される。
【0005】このように構成されているので、例えば下
ワークロールを交換する場合、下駆動伝達機構の下駆動
歯車及び複数個の下ワークロールの歯車等を取り外し、
次いで傷の付いた下ワークロールを下枠体から取り外
し、その後新しいワークロールを下枠体に取り付け、し
かる後に外した下駆動歯車及び複数個の下ワークロール
の歯車を装着しなければならず、その交換作業が煩雑で
あるという問題がある。このような交換作業の煩雑は、
上ワークロールを交換する場合のも同様に存在し、更に
は、下ワークロール及び/又は上ワークロールをメンテ
ナンスする場合にも、存在する。
【0006】本発明の目的は、下ワークロール及び上ワ
ークロールの交換、メンテナンス等を簡単に且つ容易に
行うことができるファインレベラーを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のファインレベラ
ーでは、 下枠体は所定方向に間隔おいて配設された一
対の下側壁を備え、一対の下側壁に複数個の下ワークロ
ールが着脱自在に且つ回転自在に支持され、可動枠体は
所定方向に間隔をおいて配設された一対の枠体側壁を備
え、一対の枠体側壁に複数個の上ワークロールが着脱自
在に且つ回転自在に支持されている。下枠体の一方の下
側壁に関連して下駆動伝達機構が設けられ、可動枠体の
一方の枠体側壁に関連して上駆動伝達機構が設けられて
いる。下枠体の他方の下側壁は、下壁本体及びこれに装
着された下支持ブロックから構成され、複数個の下ワー
クロールの端部は下支持ブロックに支持され、また、可
動枠体の他方の枠体側壁はこの可動枠体から取り外し可
能に装着され、複数個の上ワークロールの端部は可動枠
体に支持されている。従って、他方の下側壁において
は、下支持ブロックを下壁本体から取り外すことがで
き、また可動枠体においては、他方の可動側壁を可動枠
体から取り外すことができる。この上枠体を開位置に位
置付けた開放状態において、下支持ブロック及び複数個
の下ワークロールを下枠体の前記一方の下側壁から離れ
る方向に取り外すと、複数個の下ワークロールが一方の
下側壁から着脱自在に外れるとともに、複数個の下ワー
クロールと下駆動伝達機構との駆動連結が解除され、ま
た他方の枠体側壁及び複数個の上ワークロールを可動枠
体の一方の枠体側壁から離れる方向に取り外すと、複数
個の上ワークロールが一方の枠体側壁から着脱自在に外
れるとともに、複数個の上ワークロールと上駆動伝達機
構との駆動連結が解除され、かくして比較的簡単に下ワ
ークロールを下枠体から取り外すことができ、また上ワ
ークロールを可動枠体から取り外すことができる。この
とき、下駆動伝達機構及び上駆動伝達機構はそのままの
状態に保たれ、これらの歯車等を外すことなく下ワーク
ロール及び上ワークロールを取り外すことができる。
【0008】また、本発明では、下駆動伝達機構は、複
数個の下ワークロールの各々に対応して設けられた複数
個の下駆動軸を有し、複数個の下駆動軸及び複数個の下
ワークロールの一方には連結突部が設けられ、それらの
他方には前記連結突部を連結解除自在に受け入れる連結
凹部が設けられている。従って、下ワークロールを一方
の下側壁から離れる方向に移動させることによって、連
結突部と連結凹部との連結状態を解除することができ、
また下ワークロールを一方の下側壁に近接する方向に移
動させることによって、連結突部と連結凹部を駆動連結
することができる。また、前記上駆動伝達機構は、前記
複数個の上ワークロールの各々に対応して設けられた複
数個の上駆動軸を有し、前記複数個の上駆動軸及び前記
複数個の上ワークロールの一方には連結突部が設けら
れ、それらの他方には前記連結突部を連結解除自在に受
け入れる連結凹部が設けられている。従って、下ワーク
リールと同様に、連結突部と連結凹部とを駆動連結、連
結解除することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従うファインレベラーの一実施形態について説明す
る。図1及び図2を参照して、図示のファインレベラー
は、下枠体4と、この下枠体4に装着された上枠体6
と、上枠体6に装着された可動枠体7とからなる枠体構
造2を有し、下枠体4に複数個(この実施形態では10
個)の下ワークロール8が装着され、可動枠体6に複数
個(この形態では9個)の上ワークロール10が装着さ
れている。このファインレベラーは例えばプレス装置
(図示せず)に付設され、プレス加工すべき細長いシー
ト状部材(図示せず)が下ワークロール8及び上ワーク
ロール10の間を通して搬送される。
【0010】図示の下枠体4は、横方向(図1及び図2
において左右方向、図3及び図4において紙面に垂直な
方向)に間隔をおいて配設された一対の下側壁12,1
4を備え、これら下側壁12,14が底接続壁16に固
定されている。一対の側壁12,14は、底側から固定
用ねじ18を用いて底接続壁16に固定される。図示の
下枠体4では、下側壁12,14の後端部に上方に突出
する連結突部22(図3及び図4に左下側壁14に設け
られた連結突部を示す)が設けられている。
【0011】また、図示の上枠体6は、上記横方向に間
隔をおいて配設された一対の上側壁24,26を備え、
これら上側壁24,26が上接続壁28に固定されてい
る。一対の上側壁24,26は、上側から固定用ねじ3
0を用いて上接続壁28に固定されている。図示の上枠
体6では、上側壁24,26の後端部に、下枠体4の一
対の連結突部22に対応して連結部32(図3及び図4
に左上側壁26に設けられた連結部を示す)が設けられ
ている。下枠体4の一対の下側壁12,14の連結突部
22は上枠体6の一対の上側壁24,26の連結部32
の上記横方向内側に位置付けられ、これら連結突部22
及び連結部32を通して連結支持軸34が回転自在に装
着されている。従って、上枠体6は連結支持軸34(旋
回軸線を構成する)を中心として図2及び図3に実線で
示す閉位置と図3に二点鎖線で示す開位置との間を旋回
自在である。この形態では、上枠体6の上接続壁28の
左端部には、固定用ねじ35によって把持部材37が取
り付けられ、この把持部材37を把持することによっ
て、上枠体6を容易に開閉動することができる。
【0012】複数個の下ワークロール8は、次の通りに
して下枠体4に着脱自在に且つ回転自在に装着されてい
る。この実施形態では、一対の下側壁12,14は実質
上同一の構成であり、底接続壁18に取り付けられた下
壁本体36を有している。下壁本体36の前後方向(図
1において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)
略中央部には上側に開口する矩形状切欠き38が設けら
れ、この切欠き38に矩形状の下支持ブロック40が取
り付けられている。下支持ブロック40の両端部にはこ
れを貫通する貫通孔42が設けられており、かかる貫通
孔42を通して固定用ねじ44を下壁本体36に螺着す
ることによって、下支持ブロック40が下壁本体36に
取り外し可能に取り付けられている。複数個の下ワーク
ロール8は、一対の下側壁12,14の下支持ブロック
40間に装着されている。
【0013】各下支持ブロック40の上側部にはシート
状部材の搬送方向、即ち上記前後方向に間隔をおいて受
孔(図1参照)が設けられいる。図8に示すように、下
ワークロール8は細長い円筒状のロール本体46を備
え、このロール本体46の両端部にその軸線方向外方に
延びる円筒状の軸部48,50が設けられ、一方の軸部
50の先端部に更に連結突部52が設けられている。各
下ワークロール8の一端部は、連結突部52を挿入して
その軸部50を一方の下側壁12の下支持ブロック40
の受孔内に位置付けることによってそれにに回転自在に
支持され、その他端部は、その軸部48を他方の下側壁
14の支持ブロック40の受孔内に位置付けることによ
ってそれに回転自在に支持されている。尚、下支持ブロ
ック40の受孔は円形又は一部が切欠かれた略円形に形
成される。
【0014】下枠体4の一方の下側壁12、即ち右下側
壁に関連して、下駆動伝達機構54が設けられており、
このことに関連して、下ワークロール8の交換等を容易
とするために、他方の下側壁14を下壁本体36とこれ
に取り付けられる下支持ブロック40から構成している
が、一方の下側壁12についてはこのように構成する必
要はない。可動枠体7は上枠体6に次の通りにして装着
されている。一対の上側壁24,26は実質上同一の構
成であり、その上記前後方向略中央部には下側に開口す
るする矩形状切欠き56が設けられている。また、可動
枠体7は、上記横方向に間隔をおいて配設された一対の
可動側壁58,60を備え、これら可動側壁58,60
が可動接続壁62に取り外し可能に取り付けられてい
る。可動接続壁62の前後方向中間部に横方向両側に突
出する突出取付部64,66が設けられ、かかる突出取
付部64,66が上側壁24,26の切欠き56内に位
置付けられている。可動接続壁62の突出取付部64,
66の両端部には貫通孔68が設けられ、貫通孔68を
通して固定用ねじ70を可動側壁58,60に螺着する
ことによって、これらが可動接続壁62に取り付けられ
ている。上枠体6の上接続壁28及び上側壁24には、
固定用ねじ70に対応して貫通孔72が設けられ、かか
る貫通孔72を通して固定用ねじ70を取り付け、取り
外しすることができる。
【0015】上枠体6の上接続壁62の所定の4箇所に
弾性支持機構72が設けられている。4つの弾性支持機
構72は実質上同一の構成であり、バネ収容部材76を
有し、ばね収容部材76が固定用ねじ74によって上接
続壁62に固定され、このばね収容部材76内にコイル
ばね78が収容されている。コイルばね78及びばね収
容部材76を通してばね圧調整ボルト80が可動接続壁
62に螺合されている。また、ばね圧調整ボルト80の
頭部とコイルばね78との間にはばね受け部材82が介
在されている。ばね圧調整ボルト80を締め付けるとコ
イルばね78が圧縮され、コイルばね78の弾性復元力
によって、可動枠体7は、その可動接続壁62がばね収
容部材76に当接する位置に弾性的に保持される。
【0016】弾性支持機構72の各々に対応して、位置
調整機構84が設けられている。各位置調整機構84は
実質上同一の構成であり、上接続壁28に螺合された調
整ねじ86を備え、この調整ねじ86の一端部に操作部
材88が螺着され、その他端部が上接続壁28を通して
可動枠体7の可動接続壁62の上面の凹部90に作用
し、また各調整ねじ86にロック用ナット92が螺合さ
れている。かく構成されているので、操作部材88を回
動することによって調整ねじ86の他端部が可動枠体7
の可動接続壁62に作用して可動接続壁62を下枠体4
に近接する方向に移動し、上枠体6に対する可動枠体7
の相対的位置を調整することができる。
【0017】複数個の上ワークロール10は、下ワーク
ロール8と同様にして、可動枠体7に着脱自在に且つ回
転自在に装着されている。可動側壁58,60の下側部
には上記前後方向に間隔をおいて受孔が設けられ、各受
孔は円形又は一部が切欠かれた略円形に形成される。ま
た、上ワークロール10は下ワークロール8と実質上同
一の構成であり、ロール本体46、ロール本体46の両
端部に設けられた軸部48,50及び軸部50の先端部
に設けられた連結突部52を備えている(図6参照)。
上ワークロール10の軸部50が可動側壁60の受孔内
に回転自在に支持され、その軸部48が可動側壁58の
受孔内に回転自在に支持される。複数個の上ワークロー
ル10は複数個の下ワークロール8の間においてそれら
より上側に配置される。
【0018】可動枠体7の一方の可動側壁60、即ち左
可動側壁に関連して、上駆動伝達機構96が設けられ、
このことに関連して、上ワークロール10の交換等を容
易とするために、他方の可動側壁58を可動接続壁62
に取り付け可能に構成しているが、一方の可動側壁60
についてはこのように構成する必要はない。次に、下駆
動伝達機構54を含む下側駆動系102と、上駆動伝達
機構96を含む上側駆動系104について説明する。下
側駆動系102は、ユニバーサル継手128及び伝達軸
130を備え、ユニバーサル継手128が電動モータの
如き駆動源(図示せず)に駆動連結される。伝達軸13
0は、下枠体4の下側壁12,14及び下接続壁18に
固定された補助壁136に軸受(図示せず)を介して回
転自在に支持され、駆動源からの回転駆動力がユニバー
サル継手128及び伝達軸を介して下駆動伝達機構54
に駆動伝達される。
【0019】下駆動伝達機構54は一対の下支持壁14
0,142を備え、例えば下支持壁142が下接続壁1
6に取り付けられ、各下ワークロール8に対応して下支
持壁140,142に軸受(図示せず)を介して下駆動
軸146が回転自在に支持されている。また、伝達軸1
30に対応して下支持壁140,142に軸受(図示せ
ず)を介して中間駆動軸150が回転自在に支持されて
いる。この中間駆動軸150には一対の歯車152,1
54が装着され、内側の歯車152に対応して、図3に
おいて左から奇数番目、即ち第1、第3、第5、第7及
び第9番目の下駆動軸146に駆動歯車156a,15
6c,156e,156g,156iが装着され(これ
らの駆動歯車は下駆動軸146の内側部位に装着されて
いる)、歯車152は歯車158及び歯車160を介し
て第9番目の下駆動軸146の駆動歯車156iに噛合
され、また歯車158は歯車162を介して第5及び第
7番目の下駆動軸146の駆動歯車156e,156g
に噛合され、更に歯車162は歯車164,166を介
して第1及び第3番目の下駆動軸146の駆動歯車15
6a,156cに噛合されている。また、外側の歯車1
54に対応して、図5において左から偶数番目、即ち第
2、第4、第6、第8及び第10番目の下駆動軸146
に駆動歯車156b,156d,156f,156h,
156jが装着され(これらの駆動歯車は下駆動軸14
6の外側部位に装着されている)、歯車154は歯車1
68及び歯車170を介して第2及び第4番目の下駆動
軸146の駆動歯車156b,156dに噛合され、ま
た歯車168は歯車172を介して第6及び第8番目の
下駆動軸146の駆動歯車156f,156hに噛合さ
れ、更に歯車172は歯車174,176を介して第1
0番目の下駆動軸146の駆動歯車156jに噛合され
ている。
【0020】上述したように構成されているので、中間
駆動軸150及び歯車152,154が矢印で示す方向
に回転駆動されるされると、歯車158〜176が矢印
で示す方向に回動し、これによって駆動歯車156a〜
156j及び下ワークロール8は所定方向、図3におい
て時計方向に回転駆動される。尚、駆動歯車156a〜
156j等は、例えばキー部材を介して下駆動軸146
等に装着される。主として図1、図2及び図4を参照し
て、上側駆動系104はユニバーサル継手188を備
え、駆動源(図示せず)からの回転駆動力はユニバーサ
ル継手188を介して上駆動伝達機構96に伝達され
る。上駆動伝達機構96の基本的構成は上述した下駆動
伝達機構54と実質上同一であり、一対の上支持壁19
0,192を備え、各上ワークロール10に対応して上
支持壁190,192に軸受(図示せず)を介して上駆
動軸195が回転自在に支持されている。また、上支持
壁190,192に軸受(図示せず)を介して中間駆動
軸200が回転自在に支持されている。この中間駆動軸
200には一対の歯車202,204が装着され、内側
の歯車202に対応して、図4において右から奇数番目
の上駆動軸195に駆動歯車196a,196c,19
6e,196g,196iが装着され、歯車202は歯
車208及び歯車210を介して第9番目の上駆動軸1
95の駆動歯車196iに、歯車208は歯車212を
介して第5及び第7番目の下駆動軸195の駆動歯車1
96e,196gに、また歯車212は歯車214,2
16を介して第1及び第3番目の上駆動軸195の駆動
歯車196a,196cに噛合されている。更に、外側
の歯車204に対応して、図4において右から偶数番目
の上駆動軸195に駆動歯車196b,196d,19
6f,196hが装着され、歯車204は歯車218及
び歯車220を介して第2及び第4番目の上駆動軸19
5の駆動歯車196b,196dに、また歯車218は
歯車222を介して第6及び第8番目の上駆動軸195
の駆動歯車196f,196hに噛合されている。従っ
て、中間駆動軸200及び歯車202,204が矢印で
示す方向に回転駆動されるされると、歯車208〜22
2が矢印で示す方向に回動し、これによって駆動歯車1
96a〜196i及び上ワークロール10は所定方向と
反対方向に、図4において時計方向に回転駆動される。
【0021】主として図6を参照して、下駆動伝達機構
54(上駆動伝達機構96)の各下駆動軸146(各上
駆動軸195)の一端部には断面形状が四角である取付
部(図1参照)が設けられ、軸線方向に延びる貫通孔2
34の断面形状が四角である受け部材232の一端部
が、この下駆動軸146(上駆動軸195)の取付部に
装着され、この受け部材232を通して固定ねじを上記
取付部に固定することによって、受け部材232が下駆
動軸146(上駆動軸195)に取り付けられ、このよ
うに取り付けることによって、下駆動軸146(上駆動
軸195)の一端部に連結凹部が設けられる。また、各
下ワークロール8(上ワークロール10)の連結突部5
2の断面形状は、受け部材232の貫通孔234の断面
形状に対応して四角に形成されている。
【0022】かく構成されているので、下ワークロール
8(上ワークロール10)の連結突部52を下駆動軸1
46(上駆動軸195)の連結凹部に受け入れる、換言
すると受け部材232の貫通孔234に挿入すると、連
結凹部と連結突部52とが駆動連結される。また、受け
部材232に対して下ワークロール8(上ワークロール
10)を矢印236で示す方向に移動させると、その連
結突部52が受け部材232の貫通孔234から外れ、
かくして下駆動軸146(上駆動軸195)と下ワーク
ロール8(上ワークロール10)との駆動連結が解除さ
れる。
【0023】尚、上述とは反対に、下ワークロール8
(上ワークロール10)に連結凹部を設け、下駆動軸1
46(上駆動軸195)に連結突部を設けるようにして
もよい。また、連結突部52及び連結凹部の断面を四角
状に形成しているが、このような形状に限定されず、回
転駆動力を伝達することができる適宜の形状、例えば六
角状、八角状、Dカット状等に形成することができる。
次に、主として図2及び図5を参照して、上ワークロー
ル10の交換作業について説明すると、上ワークロール
10を上交換するには、上枠体6を連結支持軸34を中
心として矢印242(図2)で示す方向に旋回させて図
2に二点鎖線で示す開位置に位置付ける。上枠体6を上
記開位置に位置付けると、下枠体4に装着された複数個
の下ワークロール8と上枠体6(これに取り付けられた
可動枠体7)に装着された複数個のワークロール10と
の間が開放される。
【0024】次いで、上枠体6に形成された貫通孔72
を通して固定用ねじ70を外した後、図5に示すよう
に、可動枠体58とともにこれに装着された複数個の上
ワークロール10を一方の可動枠体60から離れる方
向、即ち矢印244(図5)で示す方向に移動させる。
かくすると、各上ワークロール10の連結突部52が対
応する上駆動軸195の連結凹部から外れて両者の駆動
連結が解除されるとともに、各上ワークロール10の軸
部50及び連結突部52が可動枠体60の対応する受孔
から外れ、可動枠体66及び複数個の上ワークロール1
0を可動枠体7から取り外すことができる。かく取り外
した状態では、可動側壁58に対して上ワークロール1
0を矢印246で示す方向に移動させることによって、
その軸部48を可動側壁58の受孔から外すことがで
き、このようにして例えば傷の付いた上ワークロール1
0を取り外すことができる。
【0025】上ワークロール10を取り付けるには、上
述したと反対に、上ワークロール10の軸部48を可動
側壁58の受孔に挿入し、次いで可動側壁58に複数個
の上ワークロール10を取り付けた状態で、各上ワーク
ロール10の連結突部52を一方の可動側壁58の対応
する受孔を通して下駆動軸195の連結凹部に挿入する
とともに、その軸部50を受孔内に位置付け、しかる後
に上枠体6の貫通孔72及び上接続壁62の貫通孔68
を通して固定用ねじ70を他方の可動側壁58に螺着
し、その後、上枠体6を矢印242(図2)で示す方向
とは反対方向に旋回して図3に示す閉位置に位置付けれ
ばよい。
【0026】下枠体に装着された下ワークロール8を交
換する場合、上枠体6を上述したように開位置に位置付
け、かく開位置付けた状態において、固定用ねじ44を
外した後、下支持ブロック40とともにこれに装着され
た複数個の下ワークロール8を一方の下側壁12から離
れる方向に移動させばよい。かくすると、各下ワークロ
ール8の連結突部52が下駆動軸146の連結凹部から
外れて両者の駆動連結が解除されるとともに、各下ワー
クロール8の軸部50及び連結突部52が下側壁12の
対応する受孔から外れ、下支持ブロック40及び複数個
の下ワークロール8を下枠体4から取り外すことができ
る。尚、下ワークロール8の取り付けは、上ワークロー
ル10の場合と同様に、上述したと反対にすればよい。
【0027】例えば、図示の実施形態では、下ワークロ
ール8と下駆動伝達機構54の下駆動軸146とが連結
解除自在であるとともに、上ワークロール10と上駆動
伝達機構96とが連結解除自在に構成しているが、これ
らのいずれか一方を連結解除自在に構成することによっ
ても所望の効果が達成される。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1のファインレベラーに
よれば、比較的簡単な操作でもって、下ワークロールを
下枠体から取り外すことができ、また上ワークロールを
可動枠体から取り外すことができる。
【0029】また、本発明の請求項2のファインレベラ
ーによれば、上ワークロールと上駆動伝達機構の上駆動
軸との駆動連結、連結解除を、また下ワークロールと下
駆動伝達機構の下駆動軸との駆動連結、連結解除を簡単
に且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うファインレベラーの一実施形態を
正面側から見た断面図である。
【図2】図1におけるII−II線による断面図であ
る。
【図3】図1のファインレベラーの下駆動伝達機構を簡
略的に示す右側面図である。
【図4】図1のファインレベラーの上駆動伝達機構を簡
略的に示す左側面図である。
【図5】図1のファインレベラーにおいて、上ワークロ
ールを取り外すときの動作を説明するための分解断面図
である。
【図6】図1のファインレベラーにおける上駆動伝達機
構における上駆動軸と上ワークロールとの連結部を分解
して示す斜視図である。
【符号の説明】 2 支持構造 4 下枠体 6 上枠体 7 可動枠体 8 下ワークロール 10 上ワークロール 34 連結支持軸 36 下壁本体 38 下支持ブロック 54 下駆動伝達機構 58,60 可動側壁 96 上駆動伝達機構 146 下駆動軸 156a〜156j 駆動歯車 195 上駆動軸 196a〜196i 駆動歯車 232 受け部材 234 貫通孔(連結凹部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下枠体、この下枠体に閉位置と開位置と
    の間を開閉自在に装着された上枠体及び前記上枠体に所
    定範囲にわたって移動可能に装着された可動枠体からな
    る枠体構造と、前記下枠体に装着された複数個の下ワー
    クロールと、前記可動枠体に装着された複数個の上ワー
    クロールと、前記複数個の下ワークロールを所定方向に
    回転駆動するための下駆動伝達機構と、前記複数個の上
    ワークロールを前記所定方向と反対方向に回転駆動する
    ための上駆動伝達機構と、を具備するファインレベラー
    において、 前記下枠体は所定方向に間隔おいて配設された一対の下
    側壁を備え、前記一対の下側壁に前記複数個の下ワーク
    ロールが着脱自在に且つ回転自在に支持され、 前記可動枠体は前記所定方向に間隔をおいて配設された
    一対の枠体側壁を備え、前記一対の枠体側壁に前記複数
    個の上ワークロールが着脱自在に且つ回転自在に支持さ
    れ、 前記下枠体の一方の下側壁に関連して前記下駆動伝達機
    構が設けられ、前記可動枠体の一方の枠体側壁に関連し
    て前記上駆動伝達機構が設けられ、 前記下枠体の他方の下側壁は、下壁本体及びこれに装着
    された下支持ブロックから構成され、前記複数個の下ワ
    ークロールの端部は前記下支持ブロックに支持され、 前記可動枠体の他方の枠体側壁はこの可動枠体から取り
    外し可能に装着され、前記複数個の上ワークロールの端
    部は前記可動枠体に支持されており、 前記上枠体を前記開位置に位置付けると、前記下枠体に
    装着された前記複数個の下ワークロールと前記可動枠体
    に装着された前記複数個の上ワークロールとの間が開放
    され、かかる開放状態において、前記下支持ブロック及
    び前記複数個の下ワークロールを前記下枠体の前記一方
    の下側壁から離れる方向に取り外すと、前記複数個の下
    ワークロールが前記一方の下側壁から着脱自在に外れる
    とともに、前記複数個の下ワークロールと前記下駆動伝
    達機構との駆動連結が解除され、また前記他方の枠体側
    壁及び前記複数個の上ワークロールを前記可動枠体の前
    記一方の枠体側壁から離れる方向に取り外すと、前記複
    数個の上ワークロールが前記一方の枠体側壁から着脱自
    在に外れるとともに、前記複数個の上ワークロールと前
    記上駆動伝達機構との駆動連結が解除されることを特徴
    とするファインレベラー。
  2. 【請求項2】 前記下駆動伝達機構は、前記複数個の下
    ワークロールの各々に対応して設けられた複数個の下駆
    動軸を有し、前記複数個の下駆動軸及び前記複数個の下
    ワークロールの一方には連結突部が設けられ、それらの
    他方には前記連結突部を連結解除自在に受け入れる連結
    凹部が設けられ、また前記上駆動伝達機構は、前記複数
    個の上ワークロールの各々に対応して設けられた複数個
    の上駆動軸を有し、前記複数個の上駆動軸及び前記複数
    個の上ワークロールの一方には連結突部が設けられ、そ
    れらの他方には前記連結突部を連結解除自在に受け入れ
    る連結凹部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のファインレベラー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947268B1 (ko) 2009-10-12 2010-03-11 김정환 한 축에서 다수 13개의 축으로 회전력을 전환하는 감속기와 유니버셜 조인트가 연결된 알루미늄 합금판 제조용 워크롤러 구동장치
CN106238509A (zh) * 2016-08-24 2016-12-21 南通恒鼎重型机床有限公司 矫平机的矫平辊结构

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