JP3713909B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置等に配備され、記録媒体である用紙を搬送する用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置等には、用紙を印字部等に搬送する用紙搬送装置が配備されている。一般に、そのような用紙搬送装置では、両端部が回転自在に装置本体側の支持部に支持され、装置本体側の駆動源から駆動が与えられるフィードローラが用いられる。このフィードローラには他のローラが接し、フィードローラと他のローラとの間に挟まれて用紙が搬送される。そのフィードローラは、両端が本体側に設けられた孔等の支持部に、ベアリング等を介して支持されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の用紙搬送装置では、フィードローラを摩耗等により交換する場合、そのフィードローラは両端が孔等の支持部に支持されているため、フィードローラに付いているベアリング、ギア、プーリ等の部品、さらに、周辺部品までの脱着までもしなければならないとった問題を引き起こしていた。さらに、フィードローラに付いている部品と周辺部品の脱着の手順が複雑になるといった問題も発生していた。そのため、装置のメンテナンス性が低下といったトラブルの大きな要因となっていった。
【0004】
本発明の目的は、従来のこのような欠点を解決し、用紙を搬送するフィードローラの交換を容易にしてメンテナンス性を向上させることができると共に、フィードローラのユニット交換も可能とすることのできる用紙搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明は、装置本体のフレーム両端に形成された溝状の支持部に、着脱自在、且つ回転自在に支持されたフィードローラと、該フィードローラに取り付けられる被駆動回転体と、装置本体側に設けられ、被駆動回転体に回転を伝達する駆動回転体とを備え、溝状の支持部はフィードローラの回転軸と直行する方向に開口する開口部を有し、上記装置本体のフレームと係合する切片部を有するベアリングが上記支持部に嵌合する。また、上記支持部は、上記駆動回転軸と上記被駆動回転軸とを結ぶ延長線方向の上記被駆動回転軸側に開口するU字状溝であり、上記被駆動回転体と上記駆動回転体とが、それぞれギアである。さらに、上記切片部には、上記装置本体のフレームに設けられた孔と係合する突起部が設けられている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の用紙搬送装置を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態の用紙搬送装置を示す平面図である。図2は、用紙搬送装置を示す側面図である。
【0007】
先ず、用紙搬送装置の構成について述べる。図1に示すように、用紙搬送装置は、ユニット化されたフィードローラ5と、フィードローラを押圧する複数のプレスローラ4と、プレスローラ4の押圧作用をする板ばね状の押圧部材3と、押圧部材3が取付けられるフレーム1と、フレーム1の両側に設けられたプレスローラ4を支持する一対のサイドフレーム7とから主に構成されている。
【0008】
ユニット化されたフィードローラ5とは、5個のローラ5aが等間隔に取付けられ、一体となって回転する軸5sと、軸5sの両端部を回転自在とする一対のベアリング6と、軸5sの一端に取り付けられ軸5s及びローラ5aと一体回転するギア8とからなる。尚、5つのローラは取付け位置が異なるだけで材質、形状等は同一である。ベアリング6は、図1および図2に示すように、鍔部6aの間に鍔部6aよりも小径の溝部6bが設けられている。ベアリング6のフィードローラ5先端側に位置する鍔部6aには切片部10が設けられている。切片部10の先端側には、フィードローラ5長手方向中央側に向かって突起部10aが設けられている。
【0009】
また、一対のサイドフレーム7にはU字状溝7uが設けられている。U字状溝7uの内壁はその周面方向に沿った凸条7aが形成されている。ベアリング6は、ベアリング6の溝部6bが凸状7aに係合し、一対のベアリング6が一対のサイドフレーム7のU字状溝7uに嵌まり込むように取り付けられている。そして、切片部10の突起部10aがフレームサイド部7に設けられた孔7bに係合し、ベアリング6の回り止めとなっている。
【0010】
即ち、フィードローラ5は、ベアリング6を介して、サイドフレーム7に回転自在に支持されている。フィードローラ5の軸5sの一端には、ギア8が一体に回転するように取付けられている。
【0011】
フィードローラ5の5個のローラ5aの各周面にそれぞれプレスローラ4が押圧されている。押圧は押圧部材3で行われている。5個のプレスローラ4および押圧部材3の部品は同一のものであり、共通化されている。図1、図2に示すように、押圧部材3の一端側にはプレスローラを挟み込むように、曲げ部3aが設けられている。曲げ部3aはプレスローラ4の軸4aを支持し、プレスローラ4は回転自在となっている。上記のように、プレスローラ4と押圧部材3は、ユニット化され、共通化された部品となっている。
【0012】
押圧部材3の他端側はフレーム1にねじ2によって取付けられている。図1に示すローラ5aを押圧するプレスローラ4の押圧部材3は、図2にも示されるように、フレーム1の上面に取付けられている。
【0013】
図2に示されるように、ギア8は駆動ギア9に噛み合って連結されている。ギア8が被駆動回転体、駆動ギア9が駆動回転体となる。ギア8は駆動ギア9の鉛直線上方に配置されるように構成されている。駆動ギヤ9は図示しない駆動源に取り付けられ、駆動回転するようになっている。
【0014】
次に、用紙搬送装置における用紙の動作について述べる。図示しない給紙手段により、図1、2中右側から用紙Pが、フィードローラ5のローラ5aと、プレスローラ4との間に向かって搬送される。プレスローラ4は、押圧部材3によってフィードローラ5のローラ5aに押圧力Fで押圧されている。駆動ギヤ9が図示しない駆動源の回転により回転し、駆動ギア9の回転がギヤ8に伝達される。ギア8の回転に伴い、フィードローラ5が回転する。フィードローラ5のローラ5aの回転によりプレスローラ4は従動回転している。そして、用紙Pがローラ5aとプレスローラ4間に挟まれる。ローラ5aとプレスローラ4間に挟まれた用紙Pは、図2に示されるように矢印Pa方向に搬送されていく。
【0015】
次に、用紙搬送装置のフィードローラの脱着について述べる。上述のように、フィードローラ5は、軸5sの両端部を回転自在とする一対のベアリング6と、軸5sの一端に取り付けられフィードローラ5と一体回転するギア8とがユニット化されている。そのため、フィードローラ5は、ねじ2を外してプレスローラ4を外し、突起部10aを孔7bから外すだけで、ユニット化されたフィードローラ5として外すことができる。
【0016】
さらに、上述のように、ギア8は駆動ギア9の鉛直線上方に配置されている。そのため、周辺部品、例えば駆動ギア9を外すことなく、ユニット化されたフィードローラ5として外すことができる。また、外す手順も簡単なものとなる。
【0017】
ユニット化されたフィードローラ5を取り付けるときは、ユニット化されたフィードローラ5のベアリング6部を、U字状溝7uの開口部に落し込み、U字状溝7uにベアリング6が支持されれば、後は、切片部10、プレスローラ4を取付けるだけとなる。従って、周辺部品に関係無く、簡単な手順で取り付けられる。また、U字状溝7uは、ギア8とギア9とを結ぶ延長線方向のギア8側に、開口部があるため、駆動時にギア9がギア8を押し上げたり、引き込むといった応力が発生せず、安定したギア駆動とすることができる。
【0018】
上述のように、フィードローラ5の脱着、脱着手順が簡易となるので、装置のメンテナンス性が向上する。
【0019】
尚、上記実施の形態では、フィードローラのローラ部が分割されたものである場合を説明したが、ローラ部が分割されていない、例えば用紙幅の長さのローラ部である場合にも、本発明は同様に適用することができる。
【0020】
また、上記実施の形態では、板ばね状の押圧部材を使用した場合を説明したが、圧縮スプリング等の弾性部材である場合にも、本発明は同様に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
上述のように、本発明により、フィードローラを摩耗等により交換するとき、フィードローラに付いているベアリング、ギア、プーリ等の部品、さらに、周辺部品までの脱着までもしなければならないった手間を軽減することができる。さらに、フィードローラに付いている部品と周辺部品の脱着の手順を簡単にすることができる。そのため、装置のメンテナンス性の優れた装置とすることができる。
【0022】
また、フィードローラおよびベアリング、ギヤをユニット化することができ、特に、フィードローラユニットを落し込むだけで取り付けることができ、メンテナンス性をより向上させることができる。また、被駆動回転体が駆動回転体の鉛直線上方に配置されているため、駆動時に駆動回転体が被駆動回転体を押し上げたり、引き込むといった不要応力を防止することができ、安定した回転体とすることができる。
【0023】
また、プーリのようにベルトを脱着、調整をする必要が無く、簡易に脱着できるにもかかわらず、駆動力の伝達を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の用紙搬送装置を示す平面図である。
【図2】用紙搬送装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
5 フィードローラ
7u U字状溝(開口部)
8 ギア(駆動回転体)
9 ギア(被駆動回転体)
P 用紙
Claims (3)
- 装置本体のフレーム両端に形成された溝状の支持部に、着脱自在、且つ回転自在に支持されたフィードローラと、該フィードローラに取り付けられる被駆動回転体と、装置本体側に設けられ、被駆動回転体に回転を伝達する駆動回転体とを備え、溝状の支持部はフィードローラの回転軸と直行する方向に開口する開口部を有し、上記装置本体のフレームと係合する切片部を有するベアリングが上記支持部に嵌合することを特徴とする用紙搬送装置。
- 上記支持部は、上記駆動回転軸と上記被駆動回転軸とを結ぶ延長線方向の上記被駆動回転軸側に開口するU字状溝であり、上記被駆動回転体と上記駆動回転体とが、それぞれギアであることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
- 上記切片部には、上記装置本体のフレームに設けられた孔と係合する突起部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18240197A JP3713909B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18240197A JP3713909B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 用紙搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1120980A JPH1120980A (ja) | 1999-01-26 |
JP3713909B2 true JP3713909B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=16117672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18240197A Expired - Lifetime JP3713909B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3713909B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP4830896B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2011-12-07 | サクサ株式会社 | ローラの支持構造 |
JP5235498B2 (ja) * | 2008-05-20 | 2013-07-10 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18240197A patent/JP3713909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1120980A (ja) | 1999-01-26 |
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