JP3687260B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置等に配備され、記録媒体である用紙を搬送する用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置等には、用紙を印字部等に搬送する用紙搬送装置が配備されている。一般に、そのような用紙搬送装置では、軸端部が回転自在に支持されて駆動回転するフィードローラと、フィードローラに押圧して従動回転する複数のプレスローラとを備え、フィードローラとプレスローラ間に用紙を挟んで搬送するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の用紙搬送装置では、フィードローラにプレスローラが押圧される際、フィードローラが撓むため、フィードローラに対する各プレスローラの押圧力が均一にならないといった問題が発生していた。そのため、フィードローラの搬送力が部分的に異なり、用紙が真っ直ぐ送られない、所謂、斜行や皺等を引き起こし、ペーパジャム等の問題となっていた。そして、画像形成装置の用紙搬送系統のトラブルの大きな要因となっていた。
【0004】
また、撓んだフィードローラに撓み量に応じて各プレスローラを同押圧力で押圧するために、例えば両端が支持されたフィードローラでは、中央側のフィードローラを押圧する押圧部材と両端側のフィードローラを押圧する押圧部材とを変える等をして対応してきた。そのため、押圧部材の部品の共通化ができず、コストアップになるといった問題も発生していた。
【0005】
本発明の目的は、従来のこのような欠点を解決し、フィードローラとプレスローラとで用紙を均一に挟み、用紙を安定して搬送することができ、さらに部品の共通化が行え、コストダウンもすることのできる用紙搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
上記目的を達成するために、本発明は、回転駆動されるフィードローラと、フィードローラに押圧して従動回転する複数のプレスローラとの間に用紙を挟んで搬送する用紙搬送装置であって、プレスローラを押圧させる押圧手段は、一端にプレスローラを回転自在に取り付け、他端は装置フレームに取り付けられる弾性体から構成され、該弾性体の他端はフィードローラの撓み量に応じた高さで装置のフレームに取り付けられ、各プレスローラがフィードローラに対して均一に押圧されることを特徴とする。
【0007】
また、上記弾性部材は板ばねであり、該板ばねが取り付けられる装置フレームの面の高さが、上記フィードローラの撓み量に応じて異なることを特徴とする。
【0008】
さらに、該板ばねが装置フレームに取り付けられる取付け角度を変える事によって、各プレスローラがフィードローラに対して均一に押圧されることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の用紙搬送装置を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態の用紙搬送装置を示す平面図である。図2は、フィードローラの一端側のローラ部の断面を示す側断面図である。図3は、フィードローラの一端側と中央との間のローラ部の断面を示す側断面図である。図4は、フィードローラの中央のローラ部の断面を示す側断面図である。
【0010】
先ず、用紙搬送装置の構成について述べる。
【0011】
図1に示すように、用紙搬送装置は、フィードローラ5と、フィードローラ5を押圧する複数のプレスローラ4と、プレスローラ4の押圧作用をする押圧部材3と、押圧部材3が取付けられるフレーム1と、フレーム1の両側に設けられたプレスローラ4を支持する一対のフレームサイド部7とから主に構成されている。
【0012】
フィードローラ5は、軸5sに5個のローラ5a,5b,5c,5d,5eが等間隔に取付けられ、一体回転するようになっている。(尚、5つのローラは取付け位置が異なるだけで材質、形状等は同一である。ローラの符号a〜eは中央、両端側等の取付け位置を示している。)フィードローラ5の軸5sの両端には、ベアリング6が設けられている。ベアリング6は、図1および図2に示すように、鍔部6aの間に鍔部6aよりも小径の溝部6bが設けられている。ベアリング6のフィードローラ5先端側に位置する鍔部6aには切片部10が設けられている。切片部10の先端側には、フィードローラ5中央側に向かって突起部10aが設けられている。
【0013】
また、一対のフレームサイド部7には、凸部7aからなるU字状溝7uが設けられている。ベアリング6の溝部6bがフレームサイド部7の凸部7uが係合し、一対のベアリング6が一対のフレームサイド部7のU字状溝7uに嵌まり込むように取付けられている。そして、切片部10の突起部10aがフレームサイド部7に設けられた孔7bに係合し、ベアリング6の回り止めとなっている。
【0014】
即ち、フィードローラ5は、ベアリング6を介して、フレームサイド部7間に回転自在に支持されている。フィードローラ5の軸5sの一端には、ギア8が一体に回転するように取付けられている。ギア8は、図示しない駆動源に連結されている。駆動源によりフィードローラ5に駆動回転が与えられるようになっている。
【0015】
図1に示すように、フィードローラ5のローラの5個のローラ5a,5b,5c,5d,5eの各周面にそれぞれプレスローラ4が押圧されている。押圧は板ばね3で行われている。5個のプレスローラ4および板ばね3の部品は同一のものであり、共通化されている。図1、図2に示すように、板ばね3の一端側にはプレスローラを挟み込むように、曲げ部3aが設けられている。曲げ部3aはプレスローラ4の軸4aを支持し、プレスローラ4は回転自在となっている。上記のように、プレスローラ4と板ばね3は、ユニット化され、共通化された部品となっている。
【0016】
板ばね3の他端側はフレーム1にねじ2によって取付けられているが、フィードローラ5のどのローラを押圧する板ばねであるかによって、取付け面が異なる。図1に示す両端側のローラ5a,5eを押圧するプレスローラ4の板ばね3は、図2にも示されるように、フレーム1の1a,1d面に取付けられている。図1に示す両端側の内側のローラ5b,5dを押圧するプレスローラ4の板ばね3は、図3にも示されるように、フレーム1の1a面に対して高さmだけ低くした切欠面1b,1dに取付けられている。図1に示す中央のローラ5cを押圧するプレスローラ4の板ばね3は、図4にも示されるように、フレーム1の1a面に対して高さnだけ低くした切欠面1cに取付けられている。図示されるように、高さm<高さnである。
【0017】
次に、用紙搬送装置の動作およびその作用について述べる。
【0018】
図示しない給紙手段により、図1〜図4中右側から用紙Pが、駆動回転しているフィードローラ5のローラ5a,5b,5c,5d,5eと、従動回転するプレスローラ4との間に向かって搬送され、ローラ5a,5b,5c,5d,5eとプレスローラ4間に挟まれる。ローラ5a,5b,5c,5d,5eとプレスローラ4間に挟まれた用紙Pは、図2〜図4に示されるように矢印Pa方向に搬送される。
【0019】
フィードローラ5は、上述のようにベアリング6を介してフレーム7に支持され、プレスローラ4の板ばね3によって押圧される。そのため、2点支持されたフィードローラ5は押圧力により、軸5sが中央側に向かって大きく弓状に撓んでしまう。
【0020】
図2に示すローラ5a,5e部の軸5sには殆ど撓みがでなく、そのローラ5a,5を押圧する板ばね3はフレーム1の1a面に取付けられ、プレスローラ4は押圧力Fでローラ5a,5eを押圧している。しかし、図3に示すように、ローラ5a,5eと中央との間に位置するローラ5b,5d部の軸5sは撓みがあるため、ローラ5b,5dはローラ5a,5eよりも図中下方に位置する。しかし、プレスローラ4をローラ5b,5dに押圧する板ばね3は、フレーム1の1b,1d面に取付けられているため、取付け位置が高さmだけ低くなっており、ローラ5b,5dを押圧する押圧力はローラ5a,5eと同様の押圧力Fとなる。
【0021】
さらに、図3に示すように、軸5sの中央に位置するローラ5c部の軸5sは最も撓むため、ローラ5cはローラ5b,5dよりもさらに図中下方に位置する。しかし、プレスローラ4をローラ5cに押圧する板ばね3は、フレーム1の1c面に取付けられているため、さらに低い高さnになっており、ローラ5cを押圧する押圧力はローラ5a,5b,5d,5eと同様の押圧力Fとなる。
【0022】
上述のように、フィードローラ5の軸5sが複数のプレスローラ4の押圧力によって撓んでも、複数のプレスローラ4に同押圧力で与えるとができ、フィードローラ5と複数のプレスローラ4が用紙Pを均一な応力で挟むことができる。そして、用紙Pにかかる搬送力も均一になり斜行、皺等を起こさずに搬送される。
【0023】
尚、上記実施の形態では、フィードローラのローラ部が分割されたものである場合を説明したが、ローラ部が分割されていない、例えば用紙幅の長さのローラ部である場合にも、本発明は同様に適用することができる。
【0024】
また、上記実施の形態では、板ばねを使用した場合を説明したが、圧縮スプリング等の弾性部材である場合にも、本発明は同様に適用することができる。
【0025】
また、上記実施の形態では、板ばねの取付け高さを変えた場合を説明したが、板ばねの取付け角度を変えることによっても、各プレスローラがフィードローラに対して均一に押圧することができる。
【0026】
【発明の効果】
上述のように、本発明により、フィードローラにプレスローラが押圧される際、フィードローラが撓んでも、フィードローラへの複数のプレスローラの押圧力が均一にすることができる。そのため、フィードローラの搬送力が部分的に異なり、斜行や皺等を引き起こし、ペーパジャム等の問題を防止することができる。そして、画像形成装置の用紙搬送系統のトラブルを防止し、安定した用紙搬送をすることができる。
【0027】
また、中央側のフィードローラを押圧する押圧部材と両端側の押圧部材とを変える必要がないため、押圧部材の部品の共通化ができ、コストダウンをすることができる。
【0028】
本発明により、取付け高さまたは取付け角度を変えるだけで、複数のプレスローラを同押圧力とすることが出来ると共に、押圧部材の部品の共通化ができ、コストダウンをすることができる。そのため、中央側のフィードローラを押圧する押圧部材と両端側のフィードローラを押圧する押圧部材とを変える等の必要性を無くすとができる。
【0029】
本発明により、簡易な構成でフィードローラへの複数のプレスローラの押圧力を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の用紙搬送装置を示す平面図である。
【図2】フィードローラの一端側のローラ部の断面を示す側断面図である。
【図3】フィードローラの一端と中央との間のローラ部を示す側断面図である。
【図4】フィードローラの中央のローラ部を示す側断面図である。
【符号の説明】
3 板ばね
4 プレスローラ
5 フィードローラ
P 用紙
Claims (3)
- 回転駆動されるフィードローラと、フィードローラに押圧して従動回転する複数のプレスローラとの間に用紙を挟んで搬送する用紙搬送装置であって、プレスローラを押圧させる押圧手段は、一端にプレスローラを回転自在に取り付け、他端は装置フレームに取り付けられる弾性体から構成され、該弾性体の他端はフィードローラの撓み量に応じた高さで装置のフレームに取り付けられ、各プレスローラがフィードローラに対して均一に押圧されることを特徴とする用紙搬送装置。
- 上記弾性部材は板ばねであり、該板ばねが取り付けられる装置フレームの面の高さが、上記フィードローラの撓み量に応じて異なることを特徴とする請求項 1 に記載の用紙搬送装置。
- 上記弾性部材は板ばねであり、該板ばねが装置フレームに取り付けられる取付け角度を変えることによって、各プレスローラがフィードローラに対して均一に押圧されることを特徴とする請求項 1 に記載の用紙搬送装置。
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1997
- 1997-04-08 JP JP08857497A patent/JP3687260B2/ja not_active Expired - Fee Related
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