JPH04169443A

JPH04169443A - 用紙送り機構

Info

Publication number: JPH04169443A
Application number: JP29215890A
Authority: JP
Inventors: Kazuyuki Wada; 和田　一幸
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-10-31
Filing date: 1990-10-31
Publication date: 1992-06-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概　要〕プリンタ内での用紙搬送等に使用される用紙送り機構に
関し、斜行等を起こさずに安定した用紙搬送が行われるように
することを目的とし、駆動系により駆動される第１の軸に取り付けられた複数
の駆動ローラと、前記第１の軸に向け付勢され前記第１
の軸によりギア系を介し駆動される第２の軸に取り付け
られて前記各駆動ローラにそれぞれ圧接する複数のピン
チローラとの間に用紙を挟んで搬送する用紙送り機構に
おいて、前記ギア系が、前記第１の軸の一端及び他端に
それぞれ取り付けられた各ギアと、前記第２の軸の一端
及び他端に取り付けられて前記第１の軸の各ギアとそれ
ぞれ噛合する各ギアとより成る構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、プリンタ内での用紙搬送等に使用される用紙
送り機構に関するものである。

（従来の技術〕この種の従来の用紙送り機構を第２図に示す。

この用紙送り機構は、１枚または複数枚から成る単票１
通帳等の用紙を搬送可能で、図中、１，２は互いに平行
に配置された軸である。

軸１は、装置のフレーム３Ａ、３Ｂに軸受４Ａ。

４Ｂを介し支持され、一端には駆動ギア５が、他端には
ギア６がそれぞれ固定されている。また該軸１には、１
対の駆動ローラ７Ａ、７Ｂが固定されている。

軸２は、フレーム３Ａ、３Ｂに軸受８Ａ、８Ｂを介し支
持されている。軸受８Ａ、８Ｂはフレーム３Ａ、３Ｂに
上下動可能に支持され、スプリング９Ａ、９Ｂにより軸
受４Ａ、４Ｂに向う方向（軸ｌに向う方向）に付勢され
ている。また、軸１の端部にはギア１０が、中間部には
ピンチローラ１１Ａ、１１Ｂが、ぞれぞれ取り付けられ
、ギア１０はギア６に噛合している。ピンチローラ１１
Ａ、１１Ｂは、駆動ローラ７Ａ、７Ｂに対向する位置に
設けられ、スプリング９Ａ、９Ｂの付勢力によって駆動
ローラ７Ａ、７Ｂに圧接している。

用紙搬送時には、駆動ギア５を図示しない駆動源により
駆動して軸１を回転させる。軸１が回転すると、該軸１
によりギア６．１０を介し駆動される軸２が軸１と反対
方向に回転し、駆動ローラ７Ａ、７Ｂとこれに圧接する
ピンチローラ１１Ａ。

１１Ｂとは軸１．２とともに互いに反対方向に回転する
。この状態で駆動ローラ７Ａ、７Ｂとピンチローラ１１
Ａ、１１Ｂの間に用紙１００を供給すると、該用紙１０
０はこれらのローラにより第３図の紙面と垂直方向に搬
送される。

上述の動作時におけるギア６．１０の噛合状態を第３図
に示す。第３図（ａ）は軸１が反時計方向に回転する場
合を、第３図（ｂ）は軸１が時計方向に回転する場合を
それぞれ示しており、６ａはギア６の歯を、１０ａはギ
ア１０の歯をそれぞれ示している。θはプレッシャアン
グルである。

〔発明が解決しようとする課題〕

この種の用紙送り機構では、斜行等を起こさすに用紙を
安定搬送することが望まれる。

しかし、上述の従来機構では、静的には初めに設定され
ているスプリングの付勢力により各駆動ローラに対する
各ピンチローラの圧接力を均等にできるが、動的にはこ
の圧接力を均等にすることができない。これは、第３図
に示したプレッシャアングルの関係で、軸２の右端部を
第３図の上方に押し上げるラジアル荷重成分が働き、こ
れによりスプリング９Ａ、９Ｂの付勢力が均等に作用し
なくなるためである。

また、用紙搬送の負荷変動に伴って、軸１と軸２間の伝
達トルクが変化するため、このラジアル荷重成分も同様
に変化することから、スプリング９Ｂの付勢力をその分
だけ大きくする等、調整によって各ピンチローラの圧接
力を動的に均等にすることが考えられるが、これは非常
に困難で実用にはならない。

本発明は、斜行等を起こさずに安定した用紙搬送を行う
ことのできる用紙送り機構を提供することを目的として
いる。

〔課題を解決するための手段〕

上述の目的を達成するため、本発明では、駆動源により
駆動される第１の軸に取り付けられた複数の駆動ローラ
と、前記第１の軸に向け付勢され前記第１の軸によりギ
ア系を介し駆動される第２の軸に取り付けられて前記各
駆動ローラにそれぞれ圧接する複数のピンチローラとの
間に用紙を挟んで搬送する用紙送り機構において、前記
ギア系が、前記第１の軸の一端及び他端に取り付けられ
た各ギアと、前記第２の軸の一端及び他端に取り付けら
れて前記第１の軸の各ギアとそれぞれ噛合する各ギアと
より成る構成とする。

〔作　用〕第１、第２の軸の各端部に、それぞれ噛合するギアが取
り付けられているため、従来機構作動時に片側だけに作
用していたラジアル荷重成分が両側に均等に働くことに
なる。

従って、駆動ローラに対するピンチローラの動的圧接力
は均等になり、安定搬送が実現される。

［実施例］以下、第１図に関連して本発明の詳細な説明する。

第１図は本例の用紙送り機構の構造を示す正面図で、図
中、２１は第１の軸（従来の軸１に相当）、２２は第２
の軸（従来の軸２に相当）で、これらは平行に配置され
ている。なお、従来と同様の部材には同符号を用いてい
る。

第１の軸２１は、軸受４Ａ、４Ｂに支持され、一端には
ギア６と同形状のギア２３と駆動ギア５が、他端にはギ
ア６がそれぞれ固定されている。

また、第１の軸２１には、１対の駆動ローラ７Ａ。

７Ｂが固定されている。

第２の軸２２は、軸受８Ａ、８Ｂに支持され、一端には
ギア１０と同形状のギア２４が、中間部にはピンチロー
ラ１１Ａ、１１Ｂが、他端にはギア１０が、それぞれ取
り付けられている。ギア２４はギア２３に噛合し、ギア
１０はギア６に噛合している。

用紙搬送は、従来と同様に駆動ギア５を駆動することに
よって行われるが、本例の場合は次の点で従来と作用を
異にしている。

すなわち、本例の場合は、第２の軸２２を駆動するため
のギア系が、ギア６．１０とギア２３゜２４とで構成さ
れており、ギア１０はギア６と、ギア２４はギア２３と
それぞれ噛合しているため、各々２対のギアの噛合条件
を同一にすることによって機構作動時に従来片側だけ作
用していたラジアル荷重成分が両側に均等に働くことに
なる。

従って、駆動ローラ７Ａ、７Ｂに対するピンチローラ１
１Ａ、１１Ｂの動的圧接力は均等になり安定搬送が実現
される。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、各駆動ローラに対
する各ピンチローラの動的圧接力を均等にすることがで
き、安定した用紙搬送を実現することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の用紙送り機構の構造を示す正
面図、第２図は従来の用紙送り機構の構造を示す正面図、第３図（ａ）、　（ｂ）は、ギア噛合状態説明図で、図
中、５は駆動ギア、６．１０，２３．２４はギア、７Ａ、７Ｂは駆動ローラ、１１Ａ、１１Ｂはピンチローラ、２１は第１の軸、２２は第２の軸、１００は用紙である。

Claims

【特許請求の範囲】駆動源により駆動される第１の軸（２１）に取り付けら
れた複数の駆動ローラ（７Ａ、７Ｂ）と、前記第１の軸
（２１）に向け付勢され前記第１の軸（２１）によりギ
ア系を介し駆動される第２の軸（２２）に取り付けられ
て前記各駆動ローラ（７Ａ、７Ｂ）にそれぞれ圧接する
複数のピンチローラ（１１Ａ、１１Ｂ）との間に用紙を
挟んで搬送する用紙送り機構において、前記ギア系が、前記第１の軸（２１）の一端及び他端に取り付けられた
ギア（２３）及びギア（６）と、前記第２の軸（２２）
の一端及び他端に取り付けられて前記ギア（２３）及び
ギア（６）とそれぞれ噛合するギア（２４）及びギア（
１０）とより構成されたことを特徴とする用紙送り機構
。