JPH0213400Y2 - - Google Patents

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JPH0213400Y2
JPH0213400Y2 JP15819883U JP15819883U JPH0213400Y2 JP H0213400 Y2 JPH0213400 Y2 JP H0213400Y2 JP 15819883 U JP15819883 U JP 15819883U JP 15819883 U JP15819883 U JP 15819883U JP H0213400 Y2 JPH0213400 Y2 JP H0213400Y2
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roller
separation
conveyance
separating
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、紙の搬送方向に回転する分離部ロー
ラと、搬送される紙を分離部ローラと協同して挾
持しその紙に紙相互間の摩擦力よりも大きい摩擦
力を付与する分離部材と、分離部ローラの下流位
置に配置され紙搬送方向に回転する搬送部ローラ
と、搬送される紙を搬送部ローラと協同して挟持
する搬送補助部材とを備え、分離部ローラと分離
部材とによる紙挾持位置へ運ばれた重なり合つた
紙のうち分離部ローラ側の一枚を分離して搬送す
るようにした摩擦分離給紙装置に関する。
従来技術 上記の摩擦分離給紙装置において第1図に示す
装置は知られている。図において、分離部ローラ
1は紙搬送方向(図中の正時計方向)に周速V1
で回転する。分離部ローラ1の下方には紙面垂直
方向に延びる円柱状の分離部材2が配置されてい
る。この分離部材2は、搬送される紙3を加圧力
Pで分離ローラ1に押し付ける。
従つて、分離部材2と紙3との間の摩擦係数を
μとすれば、紙3の下面にはR=Pμなる摩擦力
が付与される。図では1枚の紙3が分離ローラ1
と分離部材2との間に運ばれた様子を示している
が、仮に該部に複数枚の紙が重なつた状態で運び
込まれた場合であつても、上記の摩擦力Rを紙と
紙との間の摩擦力よりも大きくとつておけば、分
離ローラ1から見て2枚目以降の紙はそれより下
流に搬送されることはなく、結果的に分離ローラ
1側の1枚のみが更に下流へ搬送される。こうし
て摩擦分離が行なわれる。
今、分離部ローラ1と分離部材2との間に1枚
の紙が運ばれた図示の状態を考える。この場合、
摩擦力Rのために紙3は分離部ローラ1に対して
スリツプしながら進むので、分離部ローラ1によ
る紙3の搬送速度VS1は、分離部ローラ1の周速
V1よりも小さい。搬送速度VS1で移動する紙3
は、上下に分けて配置されたガイド板4によつて
案内されながら搬送ローラ対5に達する。
搬送ローラ対5は、紙搬送方向に周速V2で回
転する搬送部ローラ6と、その搬送部ローラ6と
協同して紙3を挾持搬送する回転自在のローラと
して形成された搬送補助部材7(以下、補助ロー
ラという)とを有する。搬送部ローラ6と補助ロ
ーラ7との紙挾持力は予め、搬送ローラ6と紙3
との間にスリツプが生じないように大きな値に設
定されているので、搬送部ローラ6による紙3の
搬送速度VS2と搬送部ローラ6自身の周速V2はほ
ぼ等しい。このように、周速V1の搬送部ローラ
1によりその周速V1よりも小さい搬送速度VS1
送り出された紙3は、周速V2の搬送部ローラ6
に達した後は、その周速V2とほぼ等しい搬送速
度VS2で搬送されることになる。
しかしながら、従来のこの種の給紙装置では
V1=V2に設定されるのが通常であり、その結果、
分離部ローラ1による紙搬送速度VS1は搬送部ロ
ーラ6による紙搬送速度VS2よりも小さくなる。
このことは、搬送部ローラ6と分離部ローラ1と
の間で紙3を引張り合うことに帰着し、紙3の先
端に傷、しわ等を発生させる原因となつていた。
この給紙装置を複写機における複写紙給紙装置と
して用いた場合、上記のように紙に傷、しわ等が
生ずる画像の白抜け等が発生するので都合が悪
い。
分離部材2による摩擦力Rが大きい場合、例え
ば本給紙装置の初期稼動時においては、分離部ロ
ーラ1による紙搬送速度VS1は特に小さくなるの
で上述の欠点は更に顕著となる。
目 的 本考案は上記の点に鑑み、分離部ローラと紙と
の間にスリツプが生じ、紙搬送速度が遅くなつた
場合であつても円滑な搬送状態を得ることのでき
る摩擦分離給紙装置を提供することを目的とす
る。
構 成 以下、本考案をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。
第2図は本考案を第1図に示した従来装置に適
用した場合の一実施例を示す図式図である。この
例が第1図に示した従来装置と異なる点は、分離
部ローラ駆動手段8によつて、分離部ローラ1の
周速V1を搬送部ローラ6の周速V2よりも大きく、
すなわちV1>V2としたことである。但し、V1
V2であるといつても各々のローラによる紙搬送
速度VS1とVS2との間の関係がVS1>VS2になつて
しまうと両方のローラの間で紙にたるみが出てし
まうので好ましくない。よつて、分離部ローラ1
の周速V1を大きくするといつてもその程度は、
VS1≦VS2の範囲内に押えられる。
このように本実施例では、分離部ローラ1の周
速V1を搬送部ローラ6の周速V2よりも大きくし、
両ローラの直後の紙搬送速度VS1及びVS2を近づ
けるようにしたので、両ローラの間に在る紙に不
必要な力が加わることがなくなり、円滑な紙の搬
送状態を得ることができる。
尚、上記の実施例では分離部材2として円筒状
の部材を用いているが、紙3に紙搬送方向と逆方
向に働く摩擦力Rを付与できるものであればどの
ような形状及び方式のものを用いても良い。例え
ば平板状でも良く、コロ形式のものでも良い。
又、搬送補助部材7も、実施例のようなローラ
形式のものに限定されるものではない。但し、搬
送部ローラ6の周速V2を効率良く紙搬送速度VS2
とするためには実施例のローラ形式のものが望ま
しい。
上記の実施例において分離部ローラ駆動手段8
はどのような機械的又は電気的手段を採つても差
し支えないが、以下にその一例を示す。
第3図において、搬送部ローラ6の駆動軸10
には搬送部ギア9が取り付けられ、一方分離部ロ
ーラ1の駆動軸11には分離部ギア12が取り付
けられている。分離部ギア12と搬送部ギア9と
の間にはアイドルギア13が両方のギアに噛み合
うように配置されている。分離部ローラ1及び搬
送部ローラ6を回転させるための駆動源(図示せ
ず)は、いずれか一方の駆動軸に連結される。例
えば、駆動軸10に連結された場合には、搬送部
ローラ6を周速V2となるように駆動する。
分離部駆動軸10の回転は、上記の3つのギア
9,13及び12を介して分離部駆動軸11に伝
えられ、これにより分離部ローラ1が紙搬送方向
に周速V1で回転する。
本考案に従えばV1>V2としなければならない
が、これを実現するために本実施例では搬送部ギ
ア9の歯数Z9を分離部ギア12の歯数Z12よりも
多くとり(すなわち、Z9>Z12)、これにより分離
部駆動軸11の回転速度を増速させている。例え
ば、Z9=23、Z12=20とすれば分離部ローラ1の
周速V1は搬送部ローラ6の周速V2の1.15倍、す
なわちV1=1.15V2となる。アイドルギア13の
歯数は通常は36程度になる。
このような分離部ローラ1の周速を高めること
により両方のローラの直後の紙搬送速度VS1及び
VS2が接近し、もつて円滑な給紙作業が行なわれ
ることは先の実施例と変わりがない。又、VS1
VS2を維持しなければならないことも同様であ
る。
V1及びV2の具体的な数値、すなわち歯数Z9
Z12等の値は、搬送される紙の摩擦係数等の使用
条件に合わせて適宜の値が設定される。
効 果 以上のように本考案によれば、分離部ローラ1
の周速V1を搬送部ローラ6の周速V2よりも大き
くしたので、分離部材2の摩擦力の影響により分
離部ローラ1の直後の紙搬送速度VS1がローラ周
速V1よりも小さくなつたとしても、両方のロー
ラ1,6の直後の紙搬送速度VS1,VS2の差を無
くすことができ、よつて両ローラ間で円滑な給紙
を行なうことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の摩擦分離給紙装置の一例を示す
側面図、第2図は本考案の一実施例を示す側面
図、第3図は本考案の他の実施例を示す側面図で
ある。 3……紙、1……分離部ローラ、2……分離部
材、6……搬送部ローラ、7……搬送補助部材、
8……分離部ローラ駆動手段、9,13,12…
…ギア(分離部ローラ駆動手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙の搬送方向に回転する分離部ローラと、搬送
    される紙を分離部ローラと協同して挟持しその紙
    に紙相互間の摩擦力よりも大きい摩擦力を付与す
    る分離部材と、分離部ローラの下流位置に配置さ
    れ紙搬送方向に回転する搬送部ローラと、搬送さ
    れる紙を搬送部ローラと協同して挟持する搬送補
    助部材とを備え、分離部ローラと分離部材とによ
    る紙挟持位置へ運ばれた重なり合つた紙のうち分
    離部ローラ側の一枚を分離して搬送するようにし
    た摩擦分離給紙装置において、分離部ローラの周
    速が搬送部ローラの周速よりも大きくかつ分離部
    ローラによる紙搬送速度が搬送部ローラによる紙
    搬送速度より小さいように、分離部ローラを駆動
    する駆動手段を設けたことを特徴とする摩擦分離
    給紙装置。
JP15819883U 1983-10-14 1983-10-14 摩擦分離給紙装置 Granted JPS6069260U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15819883U JPS6069260U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 摩擦分離給紙装置

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JP15819883U JPS6069260U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 摩擦分離給紙装置

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Publication Number Publication Date
JPS6069260U JPS6069260U (ja) 1985-05-16
JPH0213400Y2 true JPH0213400Y2 (ja) 1990-04-13

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ID=30348571

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JP15819883U Granted JPS6069260U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 摩擦分離給紙装置

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JPH07115764B2 (ja) * 1985-05-28 1995-12-13 キヤノン株式会社 シート材供給装置
JP7379855B2 (ja) * 2019-04-22 2023-11-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置及び画像形成装置

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JPS6069260U (ja) 1985-05-16

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