JPH07115764B2 - シート材供給装置 - Google Patents

シート材供給装置

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JPH07115764B2
JPH07115764B2 JP60115770A JP11577085A JPH07115764B2 JP H07115764 B2 JPH07115764 B2 JP H07115764B2 JP 60115770 A JP60115770 A JP 60115770A JP 11577085 A JP11577085 A JP 11577085A JP H07115764 B2 JPH07115764 B2 JP H07115764B2
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sheet material
feeding
sheet
roller
feeding device
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば、複写機、印刷機等の画像形成装置にお
いてシート材の給送方向とは逆方向の戻し力を加える逆
転分離手段とシート材を給送する方向に回転する給送回
転手段とを有する給送装置を備えたシート供給装置に関
する。
〔従来の技術〕
第3図及び第4図に従来例を示す。いずれも、複写機
(シート材)の重送を防止する逆転分離手段を備えるシ
ート材供給装置として公知の構成である。第3図及び第
4図に示す構成において、1は給送装置で、給送ローラ
2、分離ローラ3から構成される。5,6は分離された一
枚のシート材をさらに搬送する搬送ローラ対である。給
送ローラ2はシート材の給送方向に回転し、分離ローラ
3はシート材の給送方向とは逆方向に回転する。従っ
て、重送シート材の束の上側のシート材は分離ローラ3
の戻し力によって戻され、最下側のシート材から分離さ
れて一枚のシート材が給送ローラ2によって給送され
る。
ここで、第3図の給送ローラ2と分離ローラ3は後述
(第1図(B))のように、くし歯状をしており、分離
ローラ3は常時右回転している。
また、第4図の分離ローラ3は、図示しないトルクリミ
ッタ、一方向回転クラッチ等のスリップ手段を介して右
方向の回転力が付勢されているが、この回転力は給送ロ
ーラ2の右方向の回転力よりも弱いので、通常は分離ロ
ーラ3は給送ローラ2の回転に連動して左方向に回転し
ている。従って、シート材を一枚だけ送る時には余分な
戻し力が作用しないので有利であるが、この場合にはス
リップ手段の耐久性、信頼性に大きく依存せざる得な
い。
一方、重送が発生した場合には、給送ローラ2の回転力
が分離ローラ3に直接に伝達されないので、分離ローラ
3は自身の回転力によって右回転し、上側の重送シート
材は押し戻されて、下側のシート材のみが給送ローラ2
によって給送される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、以上の様な分離力として戻し力などを利用す
るタイプの重送防止手段を備えるシート材供給装置で
は、この分離力がシート材を給送させる力(給送ローラ
2によって生ずる力)と打ち消しあい給送力不足となっ
て、斜行やジャムなどの紙送りトラブルにつながる。特
に、第5図の様に給送装置1がシート材のセンターAに
配置されていない場合に、このような現象が起こりやす
い。さらに、第5図のシート材P1よりP1′の方が斜行し
やすくなる。
又、この様なブレーキ力fがはたらく事により、給送装
置1より下流に位置している搬送ローラ対5,6に過大な
負荷が加わり、搬送ローラ対5,6の耐久寿命を早める結
果になったり、搬送されるシート材自身をいためたり、
くせをつけたりしてしまう。
つまり、例えば、複写装置においてはシート材の搬送速
度と感光体の回転周速が正確に一致して複写ずれが発生
しないようにするために、シート材の給送ローラ、搬送
ローラの周速と感光体の周速が理論上同一になるように
給送ローラ、搬送ローラの回転速度を設定している。し
かるに、前述した様に、このように給送ローラ1、搬送
ローラ対5,6の回転速度を定めたとしても、給送装置1
では分離ローラ3による戻し力が作用するために、給送
装置1における給送ローラ2の実際の周速はその分だけ
低減し易い。その結果、給送ローラ2と搬送ローラ対5,
6の間でシート材に張力等が発生し、シート材が斜行す
る等の欠点が合った。この欠点を説明するために示した
のが第5図であり、図において、Bは給送装置1のセン
ターであり、Fは搬送ローラ5による搬送力であり、f
はブレーキ力で、F′はブレーキ力fによる搬送力の低
下を示す。従って、搬送ローラ対5,6でシート材を搬送
する場合、その一部(ブレーキ力fが発生する部分)で
搬送力の低下が発生してシート材の斜行等が発生する。
〔発明の目的〕
本発明は上述従来例の欠点に鑑みてなされたもので、逆
転分離手段を備える給送装置の下流側においてシート材
に張力等の不都合が発生しないようにしたシート材供給
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述目的を達成するために本発明に係るシート材給送装
置は、積載されているシート材から一枚ずつシート材を
分離して送り出す給送装置と、 前記給送装置の下流側に、搬送するシート材の長さより
も短い間隔をもって配置され、給送装置から送り出され
たシート材を画像形成プロセスに向けて搬送する回転搬
送手段と、 を備えたシート材供給装置において、 前記回転搬送手段によりシート材の搬送速度を前記画像
形成プロセスにおけるプロセススピードとほぼ同一に設
定し、 前記給送装置を、シート材を給送する方向に回転する回
転給送手段と、該回転給送手段と組み合わせて設けられ
シート材を戻す方向に回転する逆転分離手段とから構成
し、 該給送装置によるシート材の給送速度を前記回転搬送手
段によりシート材を前記画像形成プロセスに向けて搬送
する搬送速度よりも速くなるように、前記回転給送手段
のシート材を給送する方向の回転の周速と前記逆転分離
手段のシート材を戻す方向の回転の周速とをそれぞれ設
定することを特徴とする。
〔作用〕
以上のように、給送装置によるシート材の給送速度を回
転搬送手段によるシート材の搬送速度よりも速くなるよ
うにしたため、給送装置と回転搬送手段との間でシート
材が引っ張られることがなくなり、シート材を傷つけた
りシート材が斜行を起こしたりすることがない。
また、画像形成プロセスに向けて回転搬送手段がシート
材を搬送する際に、給送装置で分離時に発生する負荷変
動がシート材を介して回転搬送手段に伝わって搬送速度
の変動を起こすことがないため、画像形成プロセスに一
定した速度でシート材を送り込むことができ、シート材
に乱れた画像が形成されることがなくなる。
さらに、給送装置によるシート材の給送速度を回転給送
手段のシート材を給送する方向の回転の周速と逆転分離
手段のシート材を戻す方向の回転の周速とにより設定す
るようにしたため、設定が容易に行うことができ且つ設
定範囲を広くとることができる。したがって、種々のシ
ート材の材質(再生紙、両面複写紙)及び異なる使用環
境(温度、湿度)に応じて適正な設定が行える。
〔実施例〕
以下、第1図で図示した一実施例に基づいて本発明を説
明する。
第1図(A)において、転写紙P1が矢印A方向に搬送さ
れ、その時に、複写プロセスにおける転写紙の搬送速度
(プロセススピード)と給送装置1の下流側に位置して
いる回転搬送手段である搬送ローラ対5,6の周速V5とが
同等に設定されている。これによって、搬送ローラ対5,
6により搬送される転写紙P1の搬送速度は複写プロセス
における転写紙の搬送速度とほぼ同じとなる。
また、給送装置1は、前述の説明にもあった様に、紙送
り系で重送が発生した場合に、回転給送手段である給送
ローラ2と逆転分離手段である分離ローラ3との組み合
わせにより、最下位紙は矢印A方向へ給送ローラ2によ
り給送され、それより上部にある紙は分離ローラ3の回
転方向(給送ローラ2の回転方向と同方向)へ、つま
り、矢印B方向へ押し戻されるかあるいは停止状態とな
る。そして、押し戻された紙は次の紙送りタイミング時
に再び両ローラ2,3地点を通過する事になる。この種の
重送紙分離メカニズムは、第1図(B)(C)で給送ロ
ーラ2と分離ローラ3との紙送り方向から見た図で明ら
かである。つまり、両ローラ2,3はくし歯状に互いの間
にわずかなオーバラップ量(0.5〜0.8mm)をもって設定
され、転写紙P1は両ローラ2,3間で波形を形成して、重
送紙束の最下位のものから順に一枚毎分離される。
さて、この種の給送装置1においては、本発明の特徴に
よれば給送ローラ2の周速V2を予め搬送ローラ5の周速
V5よりも速くなるように設定(分離ローラの抗力の考慮
してギア列を変えたり、ローラの半径を変えたりする)
して、分離ローラ3の周速V3は分離手段の耐久性から決
定され、V3は周速V5に比べてかなり遅い適宜なスピード
が選ばれる。以上の設定によって、給送装置1から給送
する転写紙の給送速度を、複写プロセスにおける複写紙
の搬送速度とほぼ一致した搬送ローラ5による複写紙の
搬送速度よりも若干速いスピードになるまで回復させる
事が可能となる。実際には、紙種,紙サイズあるいは重
送紙枚数(あるいは給紙積載枚数)等により、分離ロー
ラ3による戻し力(ブレーキ力)以外の抵抗やスリップ
が生じ、送り側である給送ローラ2の周速V2は実験を通
して決定されるものである。
実際に、行った実験値として、V2=1.13V5〜1.27V5(V5
に対して13%〜27%スピード・アップ)、このとき、V3
=0.23V5に固定した時良好な結果を得た。又、V2をかな
り大き目に設定した時は転写紙が給送ローラ2と搬送ロ
ーラ対5,6との間でループを作り、ループが紙ガイドや
周囲の構成部品等に当たる現象が生ずる。さらに、給送
ローラ2の摩擦係数が小さい時には、スリップ現象など
も生じ、あまり、大きく設定する事は避けるべきであ
る。
以上が本発明に係る給送装置の一実施例の説明である
が、本発明はこの実施例に限定されないことは勿論であ
る。
例えば、第1図において、給送ローラ2、分離ローラ3
の上下を逆にしてもよい。
第1図(A)に示した構成は、給送装置がシート材の搬
送路の途中に設けられている重送防止手段として示され
ている(このようなものも広義の給送装置と呼ぶ)が、
第2図に示すような本来の給送装置においても適用可能
である。尚、第2図はピックアップローラ10によってカ
セット11内のシートを分離し、重送シートを給送ローラ
2と分離ローラ3によって更に一枚に分離し搬送ローラ
対5,6に送り出す構成である。
更に、上述ではカセット給紙の場合について説明した
が、多重複写、両面複写の場合にシート材を中間的に積
載する中間トレイからの再給紙の場合についても適用で
きる。
更に、給送手段としては、給送ローラでも良いし、給送
ベルトでもよい。
〔発明の効果〕
本発明に係るシート材供給装置によれば、給送装置と回
転搬送手段との間でシート材に張力等の不都合な力が作
用することがなくなるため、シート材を傷つけたり、シ
ート材にくせを付けることがなく、更に、シート材の斜
行や給送装置の負荷変動による複写ずれを起こさせたり
することもなくなり、画像プロセス工程を安定させるこ
とができる。
更に、給送装置によるシート材の給送速度を回転給送手
段のシート材を給送する方向の回転の周速と逆転分離手
段のシート材を戻す方向の回転の周速とにより適宜設定
するようにしたため、設定が容易に行え且つ設定範囲を
広くとることができ、シート材の種類や使用環境に合っ
た最適な給送速度の設定が行えて、シート材の分離不良
を確実に防止してシート材送りの信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A)は本発明に係る一実施例の正面図、第1図
(B)は第1図(A)の給送ローラ2、分離ローラ3の
側面図、第1図(C)は第1図(B)の部分拡大図、第
2図は本発明に係る他の実施例の正面図、第3図及び第
4図は各々が従来例の正面図、第5図は力の分布を示す
平面図である。 1……給送装置、2……給送ローラ、3……分離ロー
ラ、4……分離板、5……搬送ローラ、P1……シート
材、P2……重送シート材、V2,V3,V5……周速。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載されているシート材から一枚ずつシー
    ト材を分離して送り出す給送装置と、 前記給送装置の下流側に、搬送するシート材の長さより
    も短い間隔をもって配置され、給送装置から送り出され
    たシート材を画像形成プロセスに向けて搬送する回転搬
    送手段と、 を備えたシート材供給装置において、 前記回転搬送手段によりシート材の搬送速度を前記画像
    形成プロセスにおけるプロセススピードとほぼ同一に設
    定し、 前記給送装置を、シート材を給送する方向に回転する回
    転給送手段と、該回転給送手段と組み合わせて設けられ
    シート材を戻す方向に回転する逆転分離手段とから構成
    し、 該給送装置によるシート材の給送速度を前記回転搬送手
    段によりシート材を前記画像形成プロセスに向けて搬送
    する搬送速度よりも速くなるように、前記回転給送手段
    のシート材を給送する方向の回転の周速と前記逆転分離
    手段のシート材を戻す方向の回転の周速とをそれぞれ設
    定することを特徴とするシート材供給装置。
  2. 【請求項2】回転給送手段の周速度V2が回転搬送手段の
    周速度V5に対して、 V2=1.13V5〜1.27V5 を満たし、且つ 逆転分離手段の周速度V3が V3=0.23V5 に設定してなる特許請求の範囲第1項に記載のシート材
    供給装置。
JP60115770A 1985-05-28 1985-05-28 シート材供給装置 Expired - Lifetime JPH07115764B2 (ja)

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JP60115770A JPH07115764B2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28 シート材供給装置

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JP60115770A JPH07115764B2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28 シート材供給装置

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JPS61273445A JPS61273445A (ja) 1986-12-03
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US6231041B1 (en) * 1999-01-25 2001-05-15 Moore U.S.A. Inc. Method and apparatus for separating 2-up sheets
US6861720B1 (en) 2001-08-29 2005-03-01 Amkor Technology, Inc. Placement template and method for placing optical dies
US6784534B1 (en) 2002-02-06 2004-08-31 Amkor Technology, Inc. Thin integrated circuit package having an optically transparent window

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6069260U (ja) * 1983-10-14 1985-05-16 株式会社リコー 摩擦分離給紙装置
JPS60167836A (ja) * 1984-02-10 1985-08-31 Ricoh Co Ltd 摩擦分離給紙装置

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JPS61273445A (ja) 1986-12-03

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