JPH0342452A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は給紙装置、特に複写機、レーザプリンタ等の
給紙装置に関する。

従来の技術 従来のこの種の給紙装置におけるレジストローラ対は、
複写機の給紙装置を例にとって説明すると、転写紙を両
レジストローラのニップ部につき当ててたわみを作るこ
とにより斜行するのを防止し、またローラに圧力を加え
ることによって摩擦力を高めて転写紙がスリップしない
で搬送されるようにし、さらに感光体上の画像と転写紙
の移送とを同期させる等のことを行うものである。

発明が解決しようとする課題 従来のこの種の給紙装置におけるレジストローラは、第
５、第６図に示すように一方のレジストローラ１′が弾
性体ローラ４′とローラ軸６とからなり、他方のレジス
トローラ２が中央の直径が両端の直径よりやや大きい剛
性体ローラ５とローラ軸７とからなっていて、レジスト
ローラ２を図示しないばね等によって高い圧力をもって
レジストローラ１′に押圧し、摩擦によって搬送力を高
めるようにしている。

このようなレジストローラ対の当初の状態を示すのが第
５図であって、剛性体ローラ５が矢印に示すような圧力
を受けて、弾性体ローラ４′の表面に押圧されるので、
弾性体ローラ４′の表面が歪んで幅Ｗ１のニップ部を形
成して、両ローラ軸６．７間の距離はａｌとなっており
、このようなニップ部において、両ローラ１′、２と転
写紙との接触面積が増加して搬送力を高めることとなる
。

このような状態において、ＰＴローラ１′、２が回転し
て負荷がかかると、第６図に示すように弾性体ローラ４
′がさらに歪んでニップ部の幅はｗｌより大きいｗ２に
広がり、軸間距離はａｌより小さいａ２となり、このよ
うに運転状況に応じてニップ部の幅にＷｌまたはｗ２．
軸間距離はａｌまたはａ２というようなばらつきを生ず
る。

ところで転写紙のこのレジストローラ対１′２における
線速度は、弾性体ローラ１′の回転数及びその直径によ
って決まるのであるから、前記のように両ローラ１′、
２のニップ部において弾性体ローラｌ′の歪みが前記の
ようにばらつきを生ずると、転写紙の線速度も一定とな
ることができず、後方の感光体の運転速度と同期しなく
なって、トナー像が転写紙上において伸びたり縮んだり
するという問題がある。

さらに従来は弾性体ローラ１′を駆動し、これにより剛
性体ローラ２をつれ回りさせる形式のものが多かったが
５最近は両ローラ軸６．７に互いに噛合する歯車を取付
けて搬送力を高めようとするものが用いられるようにな
った。このような装置にあっては、前記のようにその軸
間距離がａｌまたはａ２と変化する傾向があることによ
り、両歯車が互いに干渉し合って騒音を発生し、または
摩耗、破損を生ずるというような問題がある。

この発明の目的は、前記のような従来の給紙装置のもつ
問題を解決し、レジストローラ対のニップ部における弾
性体ローラの歪みを一定範囲に安定させ１紙の線速度を
一定とすることができ、また両ローラ軸に歯車を取付け
た際、それらが互いに干渉し合うことのない給紙装置を
提供することである。

課題を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するために、１対の
レジストローラのうち少くとも一方のレジストローラは
、ローラ軸に弾性体ローラ部と剛性体ローラ部とを設け
たものからなり、剛性体ローラ部の直径が弾性体ローラ
部の直径よりわずかに小さくなっているものである。

そして一方のレジストローラは、給紙装置の紙搬送基準
の位置に弾性体ローラ部を配置したものからなっている
。

さらに各レジストローラのローラ軸には互いに噛合する
歯車が取付けられている。

作　　　用 前記のようなこの発明の給紙装置において、一方のレジ
ストローラの弾性体ローラ部は従来の給紙装置における
と同様に、他方のレジストローラの剛性体ローラに押圧
されて歪み、第４図に示すように幅Ｗのニップ部を生ず
るが、ここで剛性体ローラは一方のレジストローラの剛
性体ローラ部に当接して両ローラ軸の軸間距離が決まり
、これにより弾性体ローラ部はそれ以上歪むことがなく
てニップ部の幅Ｗはほぼそのまま保たれ、したがって紙
の線速度はほぼ一定に保たれることとなる。このことか
らニップ部の幅は剛性体ローラ部の直径によって規制す
ることができることがわかり、最大のニップ幅をもつよ
うに剛性体ローラ部が剛性体ローラと接触する状態で初
期圧力を設定すればよい。

実施例 第１図ないし第４図にはこの発明の実施例が示されてお
り、これらにおいて４．８は一方のレジストローラ１を
＊ｄするゴムまたは樹脂製の弾性体ローラ部、及び金属
製の剛性体ローラ部を、また６はそれらのローラ部４，
８のローラ軸をそれぞれ示し、５．７は他方のレジスト
ローラ２を構成する金属製の剛性体ローラ及びそのロー
ラ軸をそれぞれ示す、そして剛性体ローラ部８及び剛性
体ローラ５の直径ｄ１は弾性体ローラ部４の直径ｄ２よ
りわずかに小さくなっており、剛性体ローラ部８の軸方
向の長さＱ２は弾性体ローラ部４の同方向の長さ２１よ
り短く１弾性体ローラ部４は紙搬送基準位置に配置され
ている。

両ローラ軸６．７は第２図に示すように装置の側板ｌＯ
に軸受１１．１２を介して支持され、軸７ばばね１３に
より従来のものと同様に矢印方向へ押圧される。そして
両ローラ軸６，７の一端には互いに噛合する歯車１４．
１５を取付け、これらの歯車１４．１５のピッチ円直径
はｄｌであって剛性体ローラ５及び剛性体ローラ部８の
直径と等しく、また歯車１４．１５の背面には同一直径
ｄ１の円筒部１６（第３図）が形成されている。

前記の給紙装置において、一方のレジストローラ１の弾
性体ローラ部４は従来の給紙装置におけると同様に、他
方のレジストローラ２の剛性体ローラ５に押圧されて歪
み、第４図に示すように幅Ｗのニップ部を形威し、剛性
体ローラ５は、一方のレジストローラ１の剛性体ローラ
部８に当接して両ローラ軸６，７の軸間距離ａとなり、
この距離ａはその後はぼこのままで保持される。このこ
とから弾性体ローラ部４は回転負荷時にあってちその歪
み量が増大することがなくて、ニップ部の幅Ｗはほぼそ
のままに保たれる。したがって紙の線速度はほぼ一定に
保たれるとともに、第２図に示すように両ローラ軸６．
７が互いに噛合する歯車１４．１５によって連動されて
いる場合は、剛性体ローラ５、剛性体ローラ部８及び円
筒部１６の直径ｄ１が、両歯車１４．１５のピッチ円の
直径ｄ１と等しくなっていることから、使用により両ロ
ーラ軸６，７に撓みが生ずるのが防がれて、軸間距離が
ｄｌに保持されたまま駆動される。

４゜ 発明の効果 この発明は前記のようであって、１対のレジストローラ
のうち少くとも一方のレジストローラは、ローラ軸に弾
性体ローラ部と剛性体ローラ部とを設けたものからなり
、剛性体ローラ部の直径が弾性体ローラ部の直径よりわ
ずかに小さくなっているので、両レジストローラの軸間
距離及びニップ輻をつねに一定に保持して、搬送する紙
の線速度を均一にし、したがって紙の搬送方向及び搬送
速度を一定に保持することができ、さらに両レジストロ
ーラ軸は噛合する歯車で連動するようになっていること
から、レジストローラと搬送紙との間にスリップするこ
とがなく、しかも両歯車の軸間距離が一定に保持される
ことから、騒音を発したり、歯車が摩耗したり、破損し
たりすることがない等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の概略図、第２図は同上の一
部の詳細部、第３図は同上の歯車の斜面図、第４図は同
上の作動時における両レジストローラの接触概略図、第
５図は従来の給紙装置の初期における両レジストローラ
の接触概略図、第６図は同上の回転負荷時における同様
の概略図である。 １・・・レジストローラ　２・・・レジストローラ４・
・・弾性体ローラ部　５・・・剛性体ローラ６．７・・
・ローラ軸　　　　８・・・剛性体ローラ部１３・・・
ばね　　　　　　１４．＋５・・・歯車帛 １ 図 帛２図 篤５図 帛６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、１対のレジストローラを有し、これらのローラのニ
   ップ部に紙を押し当て、たわみを作ることによつて紙が
   斜行するのを防止するとともに、所定速度で紙を送り出
   すようになっている給紙装置において、前記１対のレジ
   ストローラのうち少くとも一方のレジストローラは、ロ
   ーラ軸に弾性体ローラ部と剛性体ローラ部とを設けたも
   のからなり、剛性体ローラ部の直径が弾性体ローラ部の
   直径よりわずかに小さくなっていることを特徴とする給
   紙装置。 ２、前記一方のレジストローラは、給紙装置の紙搬送基
   準の位置に弾性体ローラ部を配置したものからなる請求
   項１に記載の給紙装置。 ３、各レジストローラのローラ軸には互いに噛合する歯
   車が取付けられている請求項１または２に記載の給紙装
   置。