JP2838317B2 - 分離給紙装置 - Google Patents

分離給紙装置

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JP2838317B2
JP2838317B2 JP2275312A JP27531290A JP2838317B2 JP 2838317 B2 JP2838317 B2 JP 2838317B2 JP 2275312 A JP2275312 A JP 2275312A JP 27531290 A JP27531290 A JP 27531290A JP 2838317 B2 JP2838317 B2 JP 2838317B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリンタ,複写機などに適用され、シート
状の用紙を一枚ずつ分離給紙することができる分離給紙
装置に関する。
(従来の技術) 第4図は従来の分離給紙装置の一例を示す正面図、第
5図は第4図の分離給紙装置の一部を断面した側面図で
あり、1は原稿セット部に積載された原稿、2は原稿1
の底面と接しているピックアップコロ、3は原稿1をピ
ックアップコロ2方向へ押圧している加圧板、4は給紙
コロ軸4aに支承された給紙コロ、5はスプリング6の力
を受けて給紙コロ4に弾接している分離コロ、7は分離
コロ5を支承する分離コロ軸8を支持し、支軸9を中心
に回転可能なブラケット、10は分離コロ軸8に設けられ
た第1クラッチ胴11と、スプリングクラッチ12と、分離
コロ5の側部の突出部5aと係合している第2クラッチ胴
13とからなるクラッチ手段である。
同図において、複数枚の原稿1は、ピックアップコロ
2により分離コロ5と給紙コロ4のニップ部へ搬送さ
れ、給紙コロ4によりさらに下流へ給紙される力を受け
るが、分離コロ5が給紙コロ4にスプリング6によって
所定の力(Pgf)で印加され、さらにクラッチ手段10に
よって生じる空転トルクを有しているため、分離コロ5
と原稿1との間の摩擦力によって一番下(給紙コロ4
側)の原稿のみが下流へ給紙されるように分離される。
最後の一枚の原稿1は、クラッチ手段10の空転トルク
以上の搬送力によって、分離コロ5が給紙コロ4と共に
搬送方向に回転するため、下流へ給紙される。
第6図は従来の他の分離給紙装置の一部を断面した側
面図であり、分離コロ5の両側に一定の摩擦係数を持っ
た摩擦材15とこの摩擦材15と接する接触部材16とを設
け、右側の接触部材16には分離コロ軸8の任意の部位に
固定される調整用ボス17に一端が止められた分離スプリ
ング18の他端を弾接し、左側の接触部材16をカラー体19
で支持することでクラッチ手段14を構成した点で第4
図,第5図の従来装置と異なっている。尚、既に説明し
た部材に対応した部材には同一符号を付して詳しい説明
を省略した。
第6図の従来装置では、クラッチ手段14において一定
の摩擦係数を持った摩擦材15と摩擦部材16とに分離スプ
リング18で加圧力を加えてトルクを発生させるものであ
り、調整用ボス17の位置を変えることで分離スプリング
18の前記加圧力を変化させることによって、発生トルク
の調整を可能にしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記の従来装置において、第4図,第5図に示した装
置では、クラッチ手段10に潤滑作用のためグリースなど
の潤滑剤を使用しており、その経時性能を考えるとメン
テナンスが必要となってしまい。さらに発生トルク値を
変えることができないため、薄紙から厚紙まで一定のト
ルクによる分離作用が加わり、初期の分離搬送が保証さ
れないという問題がある。
また、第6図に示した装置のクラッチ手段14では、上
記のクラッチ手段10の問題を解決できるが、発生トルク
値は、摩擦剤15と接触部材16との表面状態の影響を受け
易いため、初期値が安定せず、さらに環境(温度,湿
度)の影響を受け易いため、トルクが変動し易いという
問題がある。
本発明の目的は、上記の従来装置の問題点を解決し、
安定した分離給紙が行える分離給紙装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
用紙の搬送方向に回転する給紙コロと、この給紙コロと
接して所定の回転トルクが発生した時のみ回転する分離
コロとを備え、給紙コロと分離コロとで用紙を一枚ずつ
分離給紙する分離給紙装置において、円柱状のマグネッ
ト及びこのマグネットの外径より大きい内径で、かつス
リットを形成した金属製の筒体とからなるトルク発生手
段と、このトルク発生手段で発生したトルクを前記分離
コロに伝達させる減速歯車とを備えたことを特徴とす
る。
また第2の手段は、第1の手段において、マグネット
と筒体との相対位置を移動可能にし、トルク発生手段で
の発生トルクを調整できるように構成したことを特徴と
する。
(作 用) 上記の第1の手段によれば、分離コロにおける分離搬
送時のトルクは、磁力による非接触構造のトルク発生手
段から受け、このトルク発生手段が非接触構造であるた
め、グリースなどの潤滑剤が不必要であり、その交換な
どのメンテナンスが不要で、また表面状態の影響が小さ
いので初期値が安定し、さらに環境変化の影響も小さい
ので発生トルクが安定し、分離コロと給紙コロの分離給
紙動作が安定する。
また第2の手段によれば、トルク発生手段のマグネッ
トと筒体との相対位置を変えることにより、発生トルク
の調整が行え、給紙される用紙の種類に応じて分離コロ
における分離搬送時のトルクを変化させることができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を一部断面した側面図、第
2図は第1図の実施例の要部の斜視図であり、第4図〜
第6図で説明した装置の部材と対応する部材には同一符
号を付して詳しい説明は省略する。
第1図において、20はブラケット7に両端が固定され
た軸、21はボス部21aが軸20に固定された円柱状のマグ
ネット、22はマグネット21の外径より大きい内径で、か
つ複数のスリット22aと突出片22bが形成されて、マグネ
ット21の一部に挿入されるように軸20に回転可能に設け
られた筒体、23は筒体22の側部に設けられた回転歯車、
24は分離コロ軸8にボス部24aが固定された連結歯車、2
5はブラケット7に立設された歯車軸、26は前記回転歯
車23と軸20に設けられた第2減速歯車27とに噛合する第
1減速歯車、28は第2減速歯車27と前記連結歯車24とに
噛合する第3減速歯車であって、前記マグネット21と筒
体22とでトルク発生手段29を構成している。
第3図は上記のトルク発生手段29の断面を示す説明図
であり、マグネット21は、筒体22のスリット22aにより
形成される複数(本実施例では6個)の突出片22bに対
応してS極,N極6極に分離されており、筒体22は、マグ
ネット21の周囲を回転可能で、かつ軸20の軸線方向に移
動可能にしてある。
上記の実施例において、筒体22はマグネット21の磁力
を受けながら回転し、この回転は、回転歯車23,第1〜
第3減速歯車26〜28,連結歯車24を介して分離コロ5に
伝達される。従って、給紙コロ4と分離コロ5との分離
給紙時において、筒体22の回転トルクは、減速されて分
離コロ5に伝達され、分離トルクとして使用されること
になる。
また筒体22を移動してマグネット21との相対位置を変
化させると、筒体22にはスリット22aが形成されている
ためマグネット21との磁力が変化し、筒体22における回
転トルクが変り、分離トルクも変化する。従って、給紙
する用紙の種類(厚紙,薄紙,紙質の違いなど)に対し
て、分離搬送が正確に行われるように分離トルクを調整
できる。
上述のように本実施例では、マグネット21と筒体22に
おける回転トルク(分離トルク)の発生構造が磁力によ
る非接触構造であるため、グリースなどの潤滑剤が不必
要で、グリース交換などのメンテナンスが不要となり、
さらにマグネット21と筒体22との回転トルクの発生動作
において表面状態や環境変化による影響が小さいため、
トルク初期値,発生トルクが安定することになり,良好
な分離給紙が長期にわたって行われる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の第1の手段によれば、
分離コロの分離トルクを磁力による非接触構造のトルク
発生手段によって得るため、取り扱いが容易で、安定し
たトルクが得られ、また第2の手段によればトルク発生
手段での発生トルクを調整することで、分離トルクを給
紙する用紙に応じて変えることができ、各手段共に安定
した分離給紙が行え、信頼性のある分離給紙装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の分離給紙装置の一実施例を一部断面し
た側面図、第2図本実施例のトルク発生手段の斜視図、
第3図は本実施例のトルク発生手段の断面を示す説明
図、第4図は従来の分離給紙装置の一例を示す正面図、
第5図は第4図の分離給紙装置の一部を断面した側面
図、第6図は従来の他の分離給紙装置の一部を断面した
側面図である。 4……給紙コロ、5……分離コロ、21……マグネット、
22……筒体、22a……スリット、22b……突出片、27,28,
29……減速歯車、29……トルク発生手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙の搬送方向に回転する給紙コロと、こ
    の給紙コロと接して所定の回転トルクが発生した時のみ
    回転する分離コロとを備え、給紙コロと分離コロとで用
    紙を一枚ずつ分離給紙する分離給紙装置において、円柱
    状のマグネット及びこのマグネットの外径より大きい内
    径で、かつスリットを形成した金属性の筒体とからなる
    トルク発生手段と、このトルク発生手段で発生したトル
    クを前記分離コロに伝達させる減速歯車とを備えたこと
    を特徴とする分離給紙装置。
  2. 【請求項2】前記マグネットと筒体との相対位置を移動
    可能にし、トルク発生手段での発生トルクを調整できる
    ように構成したことを特徴とする請求項(1)記載の分
    離給紙装置。
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