JP2010047390A - 動力伝達装置、及び送出装置 - Google Patents

動力伝達装置、及び送出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】弾性部材を含む複数の部材同士が弾性部材により軸線方向に付勢された状態で動力伝達を切り替え可能に直列に配置された場合において、その動力伝達状態を安定化させることができる動力伝達装置及び送出装置を提供する。
【解決手段】駆動力の入力に基づき軸線S2を中心に回転する第2ギヤ55と第2ギヤ55の回転力が伝達された場合に軸線S2を中心に回転して動力を出力するピニオン92との間に、第2ギヤ55側からピニオン92側への動力伝達を切り替え可能な動力伝達経路を形成するように軸線S2を中心に回転可能に配置される連結部材86、コイルスプリング88、第1摺動部材89、第2摺動部材93からなる動力伝達部材を備え、コイルスプリング88は、軸線S2方向の少なくとも一端が軸線S2方向において隣接する部材に対して一体回転可能に固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば積層状態にセットされた複数枚のシート部材を1枚ずつ送出する送出装置、及び該送出装置における動力伝達装置に関する。
従来から、インクなどの記録材を用紙(シート部材)に付着させることによって記録を施す記録装置としてのプリンタや、用紙に記録された記録内容を読み取る読取装置としてのスキャナ等には、積層状態にセットされた用紙を1枚ずつ送り出す送出装置が設けられている。例えば特許文献1に記載される給紙装置では、積層状態にセットされた用紙の上面に送出装置が備える給紙ローラ(ローラ部材)を回転させながら当接させることにより、最上位の1枚の用紙を送り出している。
また、特許文献1の給紙装置では、給紙ローラが、該給紙ローラを回転させる駆動力と同じ駆動力の入力に基づき揺動するアームの先端部に支持されている。そして、その駆動力の入力に基づきアームを揺動させることにより、給紙ローラが回転しながら用紙の上面に当接するようになっている。そのため、このような給紙装置には、給紙ローラが回転しながら用紙に当接してアームの揺動が規制された際に、その時点からアームを揺動させるための動力伝達は遮断する一方で給紙ローラ側への動力伝達は維持可能とするためのトルクリミッタ(動力伝達装置)が備えられている。
このトルクリミッタは、同一軸線を中心に回転する入力部材と出力部材との間に前記軸線を中心に回転可能な動力伝達部材を備え、該動力伝達部材が軸線方向への付勢力を有する弾性部材(ばね)を含んで構成されている。そして、これらの各部材が、軸線方向において隣接する部材との間に摺動面を各々形成するように直列に配置された態様にて軸線方向に弾性部材の付勢力で摩擦係合している。そのため、各部材同士は、入力部材の回転に伴い該入力部材の回転力を出力部材側に伝達すべく従動回転すると共に、出力部材から出力された動力に基づきアームが揺動して給紙ローラが用紙の上面に当接することにより出力部材に過負荷が加わった場合には、互いに隣接する部材同士が摺動して出力部材側への回転力の伝達を遮断することで動力伝達状態を切り替えるようになっている。
特開2005−67830号公報
ところで、特許文献1に記載のトルクリミッタのように、弾性部材により軸線方向に付勢された複数の部材を隣接する部材同士が摺動して摩擦係合するように設けた場合、特に弾性部材とこれに隣接する部材との摺動状態が不安定となり、入力部材側から出力部材側への動力伝達状態を不安定にしていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、弾性部材を含む複数の部材同士が軸線方向に付勢された状態で動力伝達を切り替え可能に直列に配置されてなる動力伝達経路における動力伝達状態を安定化させることができる動力伝達装置及び送出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の動力伝達装置は、駆動力の入力に基づき軸線を中心に回転する入力部材と該入力部材の回転力が伝達された場合に前記軸線を中心に回転して動力を出力する出力部材との間に、前記軸線を中心に回転可能に且つ前記入力部材側から前記出力部材側への動力伝達を切り替え可能な動力伝達経路を形成するように配置される少なくとも1つの動力伝達部材を備え、該動力伝達部材は、前記軸線方向への付勢力を有する弾性部材を含んで構成され、該弾性部材は、前記軸線方向の少なくとも一端が前記軸線方向において隣接する部材に対して一体回転可能に固定されている。
この構成によれば、弾性部材とこれに隣接する部材とを一体回転可能に固定しているため、入力部材の回転時に弾性部材は隣接する部材と摺動することがない。そのため、入力部材側から動力伝達部材を介した出力部材側への動力伝達状態を安定化させることができる。
本発明の動力伝達装置において、前記入力部材と前記出力部材と前記少なくとも一つの動力伝達部材は、前記軸線方向において互いに隣接するように配置された一対の部材同士が互いに摺動することにより前記動力伝達経路の途中に1つの摺動面を形成するように、前記一対の部材以外の他の部材が前記軸線方向において隣接する部材に対して一体回転可能に固定されている。
この構成によれば、出力部材に加わる負荷が大きくなったときには、軸線方向において互いに隣接するように配置された一対の部材同士が摺動することにより入力部材側から出力部材側への動力伝達を遮断できると共に、入力部材から出力部材に至る動力伝達経路の途中において摺動面を一箇所に特定することができる。そのため、入力部材側から動力伝達部材を介した出力部材側への動力伝達状態をさらに安定化させることができる。
本発明の動力伝達装置において、前記動力伝達部材は、耐摩耗性を有する一対の摺動部材を更に含み、該一対の摺動部材により前記1つの摺動面を形成する前記一対の部材が構成されている。
この構成によれば、動力伝達部材が有する一対の耐摩耗性に優れた摺動部材によって動力伝達経路の途中に1つの摺動面を形成することで、摺動面の経年劣化を低減させることができ、動力伝達状態の経年変化を抑制することができる。
本発明の動力伝達装置において、前記一対の摺動部材の間には潤滑材が介在されている。
この構成によれば、一対の摺動部材の間には潤滑材が介在されるため、該一対の摺動部材同士の摺動面の摩擦係数が小さくなり、摺動に伴う発熱や動力の消費を低減することができる。
本発明の送出装置は、上記構成の動力伝達装置と、前記入力部材の回転力が伝達された場合に前記軸線を中心に回転しながらシート部材に当接することにより該シート部材を送出するローラ部材とを備え、該ローラ部材は、前記出力部材から出力される動力に基づき、前記シート部材の送出が可能な送出位置と送出が不可能な非送出位置との間を変位する。
この構成によれば、入力部材から伝達された回転力に基づいて出力部材が回転した場合には、ローラ部材が回転すると共に送出位置と非送出位置との間で変位する。そして、ローラ部材が非送出位置に変位して出力部材に過負荷が加わった場合には、動力伝達経路の途中に摺動面を形成する部材同士が摺動することによって入力部材側から出力部材側への動力伝達が遮断される。また、ローラ部材が送出位置に変位した状態で入力部材が回転した場合には、動力伝達装置における動力伝達部材が有する弾性部材は隣接する部材と摺動することがないため、入力部材側から動力伝達部材を介した出力部材側への動力伝達状態を安定化させることができる。
以下、本発明を複合機に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は図1に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示すように、複合機11は、プリンタユニット12と、該プリンタユニット12上に配置されたスキャナ装置13とを備えており、全体として略直方体状をなしている。スキャナ装置13は、スキャナユニット14と、該スキャナユニット14上に配置された搬送ユニット15とを備えている。
搬送ユニット15は、シート部材としての複数の用紙Pを積層状態でセット可能なセット部としての給紙トレイ16と、該給紙トレイ16よりも下側に位置する排紙トレイ17とを備えている。給紙トレイ16は、後方へ向かって下降するように傾斜しており、その上面は用紙Pをセットするためのセット面16aとされている。搬送ユニット15の後上端部には、給紙トレイ16の後部を覆う反転カバー18が開閉自在に設けられている。
そして、ユーザによってスキャナユニット14の右側面に設けられたスタートスイッチ19が操作されると、各用紙Pの搬送経路の上流側に位置する給紙トレイ16のセット面16a上にセットされた各用紙Pは、一枚ずつ該搬送経路の下流側に位置する排紙トレイ17に向かって搬送されるようになっている。
この場合、給紙トレイ16のセット面16a上にセットされた各用紙Pは、その上側の面に画像(本実施形態では「P」の文字)が記録されており、搬送される過程で反転されてスキャナユニット14によって画像が読み取られた後、画像が記録された面が下側を向くように排紙トレイ17上に排紙される。そして、スキャナユニット14によって読み取られた画像は、プリンタユニット12によって図示しない未使用の用紙に印刷される。
図2に示すように、給紙トレイ16における後部寄りの位置には、左右方向から見て前側の辺が斜辺となる直角三角形状の第1検知レバー20がセット面16a上に下方から出没自在となるように設けられている。第1検知レバー20は、給紙トレイ16内に設けられたばね(図示略)によって常にセット面16a上に突出するように付勢されており、セット面16a上に用紙Pがセットされた場合には該用紙Pの重みにより(該用紙Pから受圧することにより)該ばね(図示略)の付勢力に抗して給紙トレイ16内に没入し、用紙Pがセットされていることを検知するようになっている。
また、給紙トレイ16の後端部には、セット面16a上に用紙Pをセットした際に該用紙Pの先端(後端)が当接して該用紙Pの位置決めをする斜面23aを有する段差部23が形成されている。段差部23は給紙トレイ16の左右方向の幅全体に亘って延びており、斜面23aは後方に向かって上昇するように傾斜している。セット面16a上に用紙Pをセットした際に前後方向において該用紙Pの先端の位置決めがなされる位置はセット位置24とされ、段差部23は該セット位置24に位置している。
段差部23の後側には用紙Pの搬送経路を形成する搬送経路形成部材26が段差部23と一体となるように接続されている。搬送経路形成部材26は、段差部23から後方側に膨らむようにU字状に湾曲して搬送ユニット15の下端部に向かった後、スキャナユニット14の上面に沿って前方に向かって延びる給紙案内部27と、スキャナユニット14の上端に水平に配設されたガラス33の上面33aと対向するとともに前方へ向かって水平に延びる対向部28と、該対向部28から前斜め上方に向かってほぼ真っ直ぐに延びる排紙案内部29とを備えている。
すなわち、給紙案内部27の下端部及び排紙案内部29の下端部には該各下端部をそれぞれ真上に向かって屈曲してなる屈曲部27a,29aが形成されており、屈曲部27a,29aの上端同士は対向部28によって連結されている。したがって、対向部28及び屈曲部27a,29aにより、対向部28を底壁とする下側に開口した対向凹部30が形成される。対向凹部30内、すなわち対向部28の下面には、ばね31を介して用紙押圧部材32が左右方向に延びるように設けられている。用紙押圧部材32は、断面視で略U字状をなしており、その下端面32aが水平面になっている。そして、用紙押圧部材32は、ばね31の付勢力によって下端面32aが常にガラス33の上面33aに押し付けられている。
搬送ユニット15内における搬送経路形成部材26の給紙案内部27の後方側には、該給紙案内部27に沿って延びる給紙ガイド34が設けられており、給紙ガイド34と給紙案内部27との間に形成される隙間は用紙Pの搬送経路の一部を構成する給紙通路35とされている。給紙通路35における下流側寄りの途中位置には、該給紙通路35を通る用紙Pを挟圧しながら下流側に向かって送り出す一対の給紙ローラ38が左右方向に延びるそれぞれの回転軸39を中心に回転可能に設けられている。各回転軸39は搬送ユニット15内に設けられた給紙モータ(図示略)によって回転駆動されるようになっている。したがって、給紙モータの駆動により、各回転軸39とともに各給紙ローラ38が回転駆動されるようになっている。
一方、搬送ユニット15内における搬送経路形成部材26の排紙案内部29の下側には、該排紙案内部29に沿って延びる排紙ガイド36が設けられており、排紙ガイド36と排紙案内部29との間に形成される隙間は用紙Pの搬送経路の一部を構成する排紙通路37とされている。排紙通路37における下流端部には、該排紙通路37を通る用紙Pを挟圧しながら排紙トレイ17に向かって送り出す一対の排紙ローラ41が左右方向に延びるそれぞれの回転軸42を中心に回転可能に設けられている。各回転軸42は搬送ユニット15内に設けられた排紙モータ(図示略)によって回転駆動されるようになっている。したがって、排紙モータの駆動により、各回転軸42とともに各排紙ローラ41が回転駆動されるようになっている。
また、搬送経路形成部材26の給紙案内部27の下端部には、左右方向から見て後側(ここでは用紙Pの搬送方向の上流側)の辺が斜辺となる直角三角形状の第2検知レバー44が用紙Pの搬送経路上に上方から出没自在となるように設けられている。第2検知レバー44は、給紙案内部27に設けられたばね(図示略)によって常に用紙Pの搬送経路上に突出するように付勢されており、搬送経路上を搬送される用紙Pの先端によって前方側(ここでは用紙Pの搬送方向の下流側)に押圧された場合には該ばね(図示略)の付勢力に抗して給紙案内部27内に没入し、用紙Pの通過を検知するようになっている。
図2に示すように、段差部23上における左右方向の中央部には分離パッド45が設けられており、該分離パッド45はばね(図示略)によって上方に付勢されている。また、反転カバー18の内側の面における段差部23と対向する位置には、セット面16a上にセットされた用紙Pを下流側へ向かって送出可能な送出装置としての送出ローラユニット50が揺動可能に支持されている。
図3に示すように、送出ローラユニット50は、平面視略矩形状をなす枠体51を備えている。枠体51内には、被駆動部材及びローラ部材としての第1送出ローラ52と第2送出ローラ53とが互いに対をなすように平行に並んだ状態で左右方向に延びる軸線S1,S2を中心に回転可能に支持されている。すなわち、枠体51内においては、第1送出ローラ52が分離パッド45の上面と常に当接するように枠体51の揺動支点側となる後側に配置され、この第1送出ローラ52の前側に第2送出ローラ53が配置されている。
図3に示すように、枠体51内において、第1送出ローラ52の左側には、第1送出ローラ52と同じ軸線S1を中心に回転する駆動部材としての第1ギヤ54が設けられると共に、第2送出ローラ53の左側には、第2送出ローラ53と同じ軸線S2を中心に回転する駆動部材及び入力部材としての第2ギヤ55が設けられている。また、枠体51内において、第1ギヤ54と第2ギヤ55との間には伝達ギヤ56が回転可能に支持されており、伝達ギヤ56は第1ギヤ54及び第2ギヤ55の双方とそれぞれ噛合している。
第1ギヤ54の軸中心部分からは左右両方向に向けて軸線S1方向に沿う第1入力軸57が延設されると共に、第2ギヤ55の軸中心部分からは左右両方向に向けて軸線S2方向に沿う第2入力軸58が延設されている。また、第1送出ローラ52の軸中心部分からは左右両方向に向けて軸線S1方向に沿う第1出力軸59が延設されると共に、第2送出ローラ53の軸中心部分からは左右両方向に向けて軸線S2方向に沿う第2出力軸60が延設されている。
そして、第1ギヤ54の第1入力軸57及び第2ギヤ55の第2入力軸58の各右端部には、第1送出ローラ52の第1出力軸59及び第2送出ローラ53の第2出力軸60の各左端部が、それぞれ摺動可能に嵌合している(図7参照)。また、第1入力軸57及び第2入力軸58の各左端部は、枠体51の左壁を貫通して該左壁に回転可能に支持される一方、第1出力軸59及び第2出力軸60の各右端部は枠体51の右壁を貫通して該右壁に回転可能に支持されている。なお、第1ギヤ54における第1入力軸57の左端部は、その先端側(つまり、左端側)が基端側よりも径の小さい小径部(図示略)とされており、その小径部の外周面には軸線S1方向に沿う第1爪部62が径方向外方に向けて隆起形成されている。
また、反転カバー18の内側の面において枠体51の左側となる位置には、左右方向に延びる主軸61が第1ギヤ54の第1入力軸57及び第1送出ローラ52の第1出力軸59と同じ軸線S1を中心に回転可能に支持されている。主軸61の右端部には第1ギヤ54の第1入力軸57の左端部における小径部を挿嵌可能とする図示しない嵌合凹部が形成されており、この嵌合凹部の周壁部分には第1入力軸57の第1爪部62と対応した軸線S1方向に沿う切欠凹部63が形成されている。そして、この切欠凹部63に第1爪部62が凹凸嵌合するようにして第1ギヤ54の第1入力軸57の左端部は主軸61の右端部に対して挿嵌されている。
すなわち、主軸61は、その右端部の挿嵌凹部に対して枠体51の左壁を貫通した第1入力軸57の左端部を挿嵌させることにより、その回転を妨げないように枠体51の左壁を支持している。さらに、主軸61は、その右端部の切欠凹部63に第1入力軸57の第1爪部62が凹凸嵌合することにより、第1入力軸57に対して、第1ギヤ54と同じ軸線S1を中心にして一体回転するように連結されている。なお、主軸61は、搬送ユニット15内に設けられた駆動源としての図示しない送出モータが正転駆動することによって正回転(本実施形態では右側から見て時計方向に回転)すると共に、送出モータが逆転駆動することによって逆回転(本実施形態では右側から見て反時計方向に回転)するようになっている。
一方、枠体51の右壁から突出した第1出力軸59の右端部には、有蓋円筒状の支持筒64が右方から嵌合されている。支持筒64は、先端部の方が基端部よりも外径が小さくなるように段差が形成されており、反転カバー18の内側の面に設けられた軸受け部材(図示略)によって先端部が回転可能に支持されている。その結果、送出ローラユニット50は、枠体51が軸線S1を中心にして揺動することにより、枠体51の前側に設けられた第2送出ローラ53を、セット面16a又はセット面16a上の用紙Pに当接する送出位置と、セット面16a又はセット面16a上の用紙Pから上方に離間した非送出位置(図2に示す状態)との間で変位させ得るようになっている。
また、第1送出ローラ52と第1ギヤ54との間には第1ワンウェイクラッチ(動力伝達装置)C1を構成する動力伝達部材としての第1クラッチ65が設けられている。この第1クラッチ65は、第1ギヤ54が正回転した場合には、第1ギヤ54と直結状態となる位置に移動して第1ギヤ54の回転力を第1送出ローラ52に伝達するようになっている。また、第1ギヤ54が逆回転した場合には、第1ギヤ54から離間した位置に移動して第1ギヤ54の回転力を第1送出ローラ52に伝達しないようになっている。すなわち、第1ワンウェイクラッチC1は、第1ギヤ54の回転力を第1送出ローラ52に切り替え可能に伝達する動力伝達経路を形成している。
同様に、第2送出ローラ53と第2ギヤ55との間には第2ワンウェイクラッチ(動力伝達装置)C2を構成する動力伝達部材としての第2クラッチ66が設けられている。そして、第2クラッチ66は、第2ギヤ55が正回転した場合には、第2ギヤ55と直結状態となる位置に移動して第2ギヤ55の回転力を第2送出ローラ53に伝達する一方、第2ギヤ55が逆回転した場合には、第2ギヤ55から離間した位置に移動して第2ギヤ55の回転力を第2送出ローラ53に伝達しないようになっている。すなわち、第2ワンウェイクラッチC2は、第2ギヤ55の回転力を第2送出ローラ53に切り替え可能に伝達する動力伝達経路を形成している。
そこで次に、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転力を第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に切り替え可能に伝達する各ワンウェイクラッチC1,C2の動力伝達経路の構成について説明する。但し、第1ギヤ54と第2ギヤ55、第1クラッチ65と第2クラッチ66、第1送出ローラ52と第2送出ローラ53の構成はそれぞれ基本的に同じであるため、以下においては、第2ギヤ55と第2送出ローラ53との間に配置された第2クラッチ66により構成される第2ワンウェイクラッチC2を代表例にして、その動力伝達経路を説明することにする。
図4〜図7に示すように、第2ワンウェイクラッチC2を構成する第2クラッチ66は、嵌合部としての挿通孔67が形成されたリング状をなしており、第2入力軸58の右端側部分に摺動可能に外嵌されている。さらに、この状態において、第2入力軸58の右端部には第2出力軸60の左端部が摺動可能に連結されるため、第2クラッチ66は、第2ギヤ55における外周に歯が形成されたギヤ本体部68と第2送出ローラ53とに挟まれた領域において、軸線S2を中心にして回転自在に且つ軸線S2方向への移動自在となっている。なお、ギヤ本体部68の右側に位置する第2入力軸58の右端側部分の外周面には、左右方向においてギヤ本体部68寄りの約半分の面域に粘性を有する塗布材料(空回り抑制材)としてのグリスGが塗布されている。
また、第2ギヤ55において、ギヤ本体部68の右側面には、少なくとも1つ(本実施形態では4つ)の係合部69が周方向に等間隔をおいて形成されている。各係合部69は、ギヤ本体部68の右側面から右方向に向けて径方向に沿った平面を形成するように延びる当接面70と、その当接面70における径方向の端縁とギヤ本体部68の右側面とを周方向に沿ってなだらかに結ぶ斜面からなる摺接面71とを有した凸状をなすように形成されている。
一方、第2ギヤ55におけるギヤ本体部68の右側面と軸線S2方向で対向する第2クラッチ66の左側面には、第2ギヤ55側の各係合部69と対応するように、少なくとも1つ(本実施形態では4つ)の被係合部72が周方向に等間隔をおいて形成されている。各被係合部72は、第2クラッチ66の左側面から左方向に向けて径方向に沿った平面を形成するように延びる当接面73と、第2ギヤ55側の係合部69の摺接面71と同じ傾きの斜面からなる摺接面74とを有した凸形状をなすように形成されている。
ここで、第2ギヤ55の右側面と第2クラッチ66の左側面においては、両者を互いに当接させて相対回転させた場合に各係合部69と各被係合部72の当接面70,73同士及び摺接面71,74同士が互いに係合し合うように、各係合部69と各被係合部72の形成位置及び凸形状がそれぞれ設計されている。
すなわち、第2ワンウェイクラッチC2は、各係合部69と各被係合部72の当接面70,73同士が当接(係合)した状態で第2ギヤ55が正回転した場合には、第2クラッチ66が第2ギヤ55に直結した状態となって正回転方向に従動回転するように構成されている。その一方、第2ワンウェイクラッチC2は、各係合部69と各被係合部72の摺接面71,74同士が面接触した状態において、第2クラッチ66が回転規制されつつ、第2ギヤ55が逆回転した場合には、両摺接面71,74同士が互いに摺接して第2ギヤ55から第2クラッチ66を右方へ離間移動させる力を生むように構成されている。
また、第2クラッチ66の右側面には、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の突部としての突片部75が周方向に等間隔をおいて形成されている。各突片部75は、第2クラッチ66の右側面から右方向に向けて径方向に沿った平面を形成するように延びる当接面76を第2クラッチ66が正回転した場合に回転方向で前側となる側面に有している。この当接面76は、突片部75の先端縁から該突片部75における第2クラッチ66の右側面からの突出高さ方向(右方向)での中途高さとなる位置までを形成領域としている。そして、この当接面76の基端(すなわち、突片部75の中途高さとなる位置)から第2クラッチ66の右側面にかけては、周方向に沿うなだらかな傾斜面77が突片部75毎に形成されている。
一方、第2クラッチ66の右側面と軸線S2方向で対向する第2送出ローラ53の左側面には、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の突部としての突片部78が周方向に等間隔をおいて形成されている。各突片部78は、第2送出ローラ53の左側面から左方向に向けて径方向に沿った平面を形成するように延びる当接面79を第2送出ローラ53が正回転した場合に回転方向で後側となる側面に有している。
なお、第2クラッチ66の突片部75は、その先端縁において当接面76が形成された側とは反対側の縁部が円弧状をなすように面取りされた面取り部80とされることにより、その先端面の面積が基端側の断面積よりも小さくなるように形成されている。同様に、第2送出ローラ53の突片部78は、その先端縁において当接面79が形成された側とは反対側の縁部が円弧状をなすように面取りされた面取り部81とされることにより、その先端面の面積が基端側の断面積よりも小さくなるように形成されている。
ここで、第2クラッチ66の右側面と第2送出ローラ53の左側面においては、両者を相対回転させた場合に各突片部75,78における当接面76,79同士(又は、当接面が形成された側とは反対側の側面同士)が当接可能となるように、各突片部75,78の形成位置が設計されている。また、第2クラッチ66が軸線S2方向において第2送出ローラ53に近接した位置にあって両者を相対回転させた場合には、第2送出ローラ53の突片部78の先端面が第2クラッチ66の傾斜面77と摺接可能となるように、各突片部75,78の凸形状が設計されている。
すなわち、第2ワンウェイクラッチC2は、各突片部75,78における当接面76,79とは反対側の側面同士が当接(係合)した状態で第2クラッチ66が正回転した場合、その回転途中に第2送出ローラ53側の突片部78の先端面が第2クラッチ66側の傾斜面77に摺接して第2送出ローラ53から第2クラッチ66を左方へ離間移動させる力を生むように構成されている。さらに、各突片部75,78の当接面76,79同士が当接(係合)した状態で第2クラッチ66が正回転した場合には、第2送出ローラ53が正回転方向に従動回転するように構成されている。その一方、第2ワンウェイクラッチC2は、各突片部75,78の当接面76,79同士が当接した状態において第2クラッチ66が逆回転した場合には、当接面76,79とは反対側の側面同士が当接して第2クラッチ66の回転を規制するように構成されている。
以上、第2ギヤ55と第2送出ローラ53との間に配置された第2クラッチ66により構成される第2ワンウェイクラッチC2について説明したが、第1ギヤ54と第1送出ローラ52との間に配置された第1クラッチ65により構成される第1ワンウェイクラッチC1も、第2ワンウェイクラッチC2と同様の動力伝達経路を形成している。
次に、送出ローラユニット50を揺動させるための動力を伝達する動力伝達経路の構成について説明する。
図3に示すように、送出ローラユニット50における枠体51の左壁から突出した第2入力軸58の左端側部分には、動力伝達装置としてのトルクリミッタ82が設けられている。すなわち、反転カバー18の内側の面において枠体51の左側となる位置には、第2入力軸58の先端部を前後両側から挟む配置態様にて前側支持板83と後側支持板84が設けられており、これらの前側支持板83及び後側支持板84によって前後両側から挟持される配置態様にトルクリミッタ82は設けられている。
図4〜図8に示すように、第2入力軸58の左端側部分は、その先端側(つまり、左端側)が基端側よりも径の小さい小径部58aとされている。小径部58aは、その先端が前側支持板83と後側支持板84との間を通過するように、軸線S2方向に沿って延設されている。また、小径部58aにおける基端側の外周面には軸線S2方向に沿う爪部85が径方向外方に向けて隆起形成されている。
そして、この第2入力軸58の小径部58aには、爪部85に対応する凹部(図示略)を軸線S2方向の右端側から切欠形成された筒状をなす連結部材86が左方から外嵌され、連結部材86は、その凹部を爪部85に凹凸嵌合させることにより、第2入力軸58に対して一体回転可能に取り付けられている。
図8に示すように、連結部材86は、軸線S2方向の左端側が小径の嵌合筒部87に形成されており、この嵌合筒部87に弾性部材としてのコイルスプリング88の右端が外嵌されている。すなわち、コイルスプリング88は、その右端を連結部材86の嵌合筒部87に対して締まり嵌め状態に固定することにより、連結部材86に対して一体回転可能に固定されている。そして、コイルスプリング88の左端には、耐摩耗性に優れたリング状のワッシャなどからなる第1摺動部材89が、同じくリング状の両面テープ90によって一体回転可能に固着されている。
一方、第2入力軸58における小径部58aの先端部を前後両側から挟む配置態様とされた前側支持板83及び後側支持板84の両対向面のうち後側支持板84の対向面には、上下方向に沿ってラック91が形成されている。より具体的には、前側支持板83に対する後側支持板84の対向面は、送出ローラユニット50の枠体51の揺動方向に沿った円弧状をなすように形成されており、この対向面上にラック91は形成されている。
そして、このラック91と噛合する出力部材としてのピニオン92が第2入力軸58における小径部58aの先端部に対して回転自在に挿通されている。ピニオン92の右端面には、耐摩耗性に優れたリング状のワッシャなどからなる第2摺動部材93が、同じくリング状の両面テープ94によって一体回転可能に固着されている。なお、第1摺動部材89及び第2摺動部材93は、軸線S2方向で互いに面接触可能となるように配置され、両者の対向面間には、潤滑材としてオイルが注油されている。
そして、本実施形態では、これらの軸線S2方向に直列配置される連結部材86、コイルスプリング88、両面テープ90,94、第1摺動部材89及び第2摺動部材93により、入力部材としての第2ギヤ55側から出力部材としてのピニオン92側に動力を切り替え可能に伝達する動力伝達部材が構成されている。そして、これらの各動力伝達部材は、第2入力軸58に対してピニオン92を軸線S2方向で最も左端側とする直列配置態様に外嵌され、コイルスプリング88が左右方向に収縮した状態で第2入力軸58における小径部58aの先端部に形成された係止溝95に嵌められる係止部材96によって左右方向の移動が規制されている。
次に、上記のように構成された複合機11において、ユーザによって給紙トレイ16に用紙Pがセットされて、スタートスイッチ19が操作された場合の作用について、特に、送出ローラユニット50におけるワンウェイクラッチC1,C2とトルクリミッタ82の作用に着目して説明する。なお、説明の前提として、スタートスイッチ19が操作される前段階において、送出ローラユニット50は、第2送出ローラ53がセット面16a上から上方に離間した非送出位置にあるものとする。また、各ワンウェイクラッチC1,C2において、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1ギヤ54及び第2ギヤ55から軸線S2方向で離間して第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に近接した位置状態にあるものとする。
さて、スタートスイッチ19が操作されると、主軸61が正回転するため、送出ローラユニット50では、第1ギヤ54が正回転すると共に、伝達ギヤ56が逆回転することにより、第2ギヤ55が正回転する。すると、ワンウェイクラッチC1,C2では、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の正回転に伴い、グリスGの粘性によって連れ回りを介助された第1クラッチ65及び第2クラッチ66が、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の正回転に連れて正方向に従動回転する。
すると、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53の各突片部78の先端面が第1クラッチ65及び第2クラッチ66の各右端面に形成された傾斜面77に摺接し、第1クラッチ65及び第2クラッチ66が第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53から離間して第1ギヤ54及び第2ギヤ55に近接するように左方へ移動する。
また、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、その左方への移動を伴った従動回転途中において、それらの右端面に形成された各突片部75の当接面76が第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53の左端面に形成された各突片部78の当接面79に当接する。すると、各突片部75,78の当接面76,79同士が当接することにより、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対する従動回転(すなわち、連れ回り)が規制される。そのため、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、それらの左端面に形成された被係合部72の当接面73に対して、第1ギヤ54及び第2ギヤ55側の係合部69の当接面70が回転方向において面接触状態に係合するようになる。
その結果、第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対して第1クラッチ65及び第2クラッチ66が直結した状態となり、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1ギヤ54及び第2ギヤ55と一体的に正回転する。そして、このように第1クラッチ65及び第2クラッチ66が正回転することにより、ワンウェイクラッチC1,C2では、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の正方向への回転力が第1クラッチ65及び第2クラッチ66を介して第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に伝達され、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53も正回転するようになる。
一方、このときトルクリミッタ82においては、第2ギヤ55の正回転に伴い、コイルスプリング88によって軸線S2方向で互いに圧接するように付勢された第1摺動部材89及び第2摺動部材93が摩擦係合した状態で供回りし、ピニオン92が後側支持板84のラック91に沿って回転しながら下降する。これにより、送出ローラユニット50は、主軸61が通る軸線S1を中心として後部側よりも前部側が低くなるように揺動し、後部側よりも前部側が低くなるように傾斜した状態、すなわち第2送出ローラ53がセット面16a上の用紙Pに当接する送出位置に変位する。
そして、第2送出ローラ53がセット面16aにセットされた用紙Pに当接してその下降が阻害されると、ピニオン92には負荷が加わるため、第1摺動部材89と第2摺動部材93とが摺動して両部材89,93間での回転力の伝達が遮断される。したがって、この場合においても、第2ギヤ55及びこれに伝達ギヤ56を介して噛合する第1ギヤ54の回転は阻害されず、直結状態にあるワンウェイクラッチC1,C2を介して第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53への動力伝達は維持される。その結果、セット面16a上に積層状態でセットされた最上位の用紙Pに第2送出ローラ53が正回転しながら当接するため、該用紙Pが給紙通路35へ向かって送出される。
このとき、最上位の用紙Pによって下位の用紙Pが連れられて移動した場合には、第1送出ローラ52と分離パッド45との間を通る際に最上位の用紙Pと下位の用紙Pとが分離されて最上位の用紙Pのみが給紙通路35へ向かって送出される。そして、その用紙Pの先端が第2検知レバー44を通過すると、主軸61を逆回転させるように図示しない送出モータが逆転駆動する。
すると、第1ギヤ54が逆回転されるので、伝達ギヤ56が正回転するとともに第2ギヤ55が逆回転する。このとき、第2ギヤ55の逆回転に伴って第1摺動部材89及び第2摺動部材93は摩擦係合した状態で回転し、ピニオン92は後側支持板84のラック91に沿って回転しながら上昇する。これにより、送出ローラユニット50は、主軸61が通る軸線S1を中心として後部側と前部側とが同じ高さとなるように揺動し、第1送出ローラ52と第2送出ローラ53とが水平に並んだ状態、すなわち第2送出ローラ53がセット面16a上の用紙Pから上方に離間した非送出位置に変位する。
一方、このときワンウェイクラッチC1,C2では、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の逆回転に伴い、グリスGの粘性によって連れ回りを介助された第1クラッチ65及び第2クラッチ66が、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の逆回転に連れて逆方向に従動回転する。そして、その従動回転途中で、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、各突片部75の当接面76が第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53の各突片部78の当接面79から離間し、その後、各突片部75の当接面76とは反対側の側面が第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53の各突片部78の当接面79とは反対側の側面に当接するようになる。
すると、各突片部75,78の当接面76,79とは反対側の側面同士が当接することにより、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対する従動回転(すなわち、連れ回り)が規制される。そして、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、それらの左端面に形成された被係合部72の斜状をなす摺接面74が第1ギヤ54及び第2ギヤ55側の係合部69の斜状をなす摺接面71に摺動しつつ回転するようになる。
すると、これらの摺接面71,74同士が摺接することにより、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1ギヤ54及び第2ギヤ55から離間して第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に近接するように右方へ移動する。したがって、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の逆回転に伴い、第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対する直結状態が解除される。その結果、ワンウェイクラッチC1,C2においては、第1ギヤ54及び第2ギヤ55から第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53への動力伝達が遮断されるように、動力伝達状態が切り替えられる。
このように第1ギヤ54及び第2ギヤ55が逆回転すると、第1クラッチ65及び第2クラッチ66による動力の伝達が遮断されるため、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53から用紙Pへ作用する送出力は失われる。しかし、用紙Pの搬送は既に給紙ローラ38に委ねられており、また第1クラッチ65及び第2クラッチ66との連結状態も解消されているため、回転力の伝達経路が遮断されて逆回転する第1ギヤ54に回転が阻害されることなく、搬送される用紙Pに合わせて第1送出ローラ52は従動回転する。
そして、給紙ローラ38により用紙Pは滞りなくガラス33の上面33a上に向かって搬送される。そして、この用紙Pは、ガラス33の上面33aと用紙押圧部材32との間を通る際に画像がスキャナユニット14によって読み取られる。その後、用紙Pは排紙通路37をとおり、排紙ローラ41によって排紙トレイ17上に排紙される。
なお、送出ローラユニット50が第2送出ローラ53を非送出位置に変位させた状態において主軸61の回転が停止して第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転が停止した際に、給紙ローラ38によって給送される用紙Pが第1送出ローラ52と分離パッド45に挟持されている場合がある。この場合、給紙ローラ38によって給送される用紙Pに当接している第1送出ローラ52は正方向に従動回転することになる。すると、第1ワンウェイクラッチC1においては、第1クラッチ65の突片部75の当接面76とは反対側の側面に第1送出ローラ52の突片部78の当接面79とは反対側の側面が回転方向で係合するようになる。その結果、第1送出ローラ52が第1クラッチ65を正方向に回転させるため、第1ギヤ54と第1クラッチ65の摺接面71,74同士が摺動して第1クラッチ65は右方へ移動する。したがって、第1ギヤ54と第1クラッチ65の連結状態が解除され、第1送出ローラ52の回転力は第1ギヤ54側へ伝達されず、その回転は阻害されない。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53側に静電気により引っ付いた状態にある場合でも、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転時には第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対する空回りがグリスGにより抑制される。そのため、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は、所望どおりに従動回転して第1ギヤ54及び第2ギヤ55に直結状態となる位置へ円滑に移動し、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転力を第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に対して伝達することができるようになる。したがって、第1ギヤ54及び第2ギヤ55と第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53との間に配置された第1クラッチ65及び第2クラッチ66における第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転に伴った円滑な従動回転状態を確保して動力伝達の切り替えを所望どおりに行うことができる。
(2)第1クラッチ65及び第2クラッチ66の挿通孔67と第1ギヤ54及び第2ギヤ55との摺動部分に粘性を有するグリスGを塗布するだけでよいので、第1クラッチ65及び第2クラッチ66の空回り抑制効果を簡単に実現することができる。
(3)第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転に伴い第1クラッチ65及び第2クラッチ66が従動回転した場合、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53との間に設けられた突片部78と傾斜面77との回転方向での摺動作用により第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53側から第1ギヤ54及び第2ギヤ55側に移動させられ、該第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対して直結した状態となる。そして、その際において、第1クラッチ65及び第2クラッチ66と第1送出ローラ52と第2送出ローラ53とは突片部78と傾斜面77とが摺動したとしても、突片部78は傾斜面77に対する先端の接触面積が基端側の断面積よりも小さいので、摺動時に発生する静電気力を小さなものに抑制できると共に、基端側の断面積が大きいので突片部78自体の強度を確保することができる。
(4)第1クラッチ65及び第2クラッチ66が第1ギヤ54及び第2ギヤ55に直結した状態となって回転することにより、第1クラッチ65及び第2クラッチ66と第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53とが相対回転するようになる。すると、両部材に各々形成された突片部75,78同士が回転方向において当接するため、第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転力が第1クラッチ65及び第2クラッチ66を介して第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に伝達され、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53が回転するようになる。そして、その際において、第1クラッチ65と第2クラッチ66及び第1送出ローラ52と第2送出ローラ53の突片部75,78は、互いに当接する側と反対側の先端縁部分が面取り部80,81となっているため、両部材を一体回転させるために当接する面積を十分に確保することができる。
(5)第1ワンウェイクラッチC1及び第2ワンウェイクラッチC2における第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53が用紙Pに当接した状態での回転に伴って帯電し、その第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に接触した状態にある第1クラッチ65及び第2クラッチ66が帯電しても、第1クラッチ65及び第2クラッチ66については空回りを抑制しつつ静電気力に抗して第1ギヤ54及び第2ギヤ55との直結位置まで移動させることができる。そのため、第1クラッチ65及び第2クラッチ66を介して第1ギヤ54及び第2ギヤ55の回転力を第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53に伝達することが可能となり、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53を所望どおりに送出動作させることができる。
(6)コイルスプリング88とこれに隣接する連結部材86及び第1摺動部材89とを一体回転可能に固定しているため、第2ギヤ55の回転時にコイルスプリング88は固定された連結部材86及び第1摺動部材89と摺動することがない。そのため、第2ギヤ55側から連結部材86、コイルスプリング88、第1摺動部材89、第2摺動部材93を介したピニオン92側への動力伝達状態を安定化させることができる。
(7)ピニオン92に加わる負荷が大きくなったときには、軸線S2方向において互いに隣接するように配置された一対の第1摺動部材89、第2摺動部材93同士が摺動することにより第2ギヤ55側からピニオン92側への動力伝達を遮断できると共に、第2ギヤ55からピニオン92に至る動力伝達経路の途中において摺動面を一箇所に特定することができる。そのため、第2ギヤ55側から連結部材86、コイルスプリング88、第1摺動部材89、第2摺動部材93を介したピニオン92側への動力伝達状態をさらに安定化させることができる。
(8)一対の耐摩耗性に優れた第1摺動部材89、第2摺動部材93によって動力伝達経路の途中に1つの摺動面を形成することで、摺動面の経年劣化を低減させることができ、動力伝達状態の経年変化を抑制することができる。
(9)一対の第1摺動部材89、第2摺動部材93の間にはオイルが介在されるため、該第1摺動部材89、第2摺動部材93同士の摺動面の摩擦係数が小さくなり、摺動に伴う発熱や動力の消費を低減することができる。
(10)第2ギヤ55から伝達された回転力に基づいてピニオン92が回転した場合には、第2送出ローラ53が回転すると共に送出位置と非送出位置との間で変位する。そして、第2送出ローラ53が非送出位置に変位してピニオン92に過負荷が加わった場合には、動力伝達経路の途中に摺動面を形成する第1摺動部材89、第2摺動部材93同士が摺動することによって第2ギヤ55側からピニオン92側への動力伝達が遮断される。また、第2送出ローラ53が送出位置に変位した状態で第2ギヤ55が回転した場合には、トルクリミッタ82におけるコイルスプリング88は隣接する連結部材86及び第1摺動部材89と摺動することがないため、第2ギヤ55側から連結部材86、コイルスプリング88、第1摺動部材89、第2摺動部材93を介したピニオン92側への動力伝達状態を安定化させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、各突片部75,78に形成された面取り部80,81は、何れか一方に形成されていればよい。この場合でも、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53が第1クラッチ65及び第2クラッチ66との摺接に伴い及ぼす静電気の影響を抑制することができる。また、各突片部75,78に面取り部80,81を形成しない構成としてもよい。
・上記実施形態では、第2クラッチ66側の突片部75に傾斜面77を形成したが、第2クラッチ66が第2ギヤ55とともに正回転した際に、第2クラッチ66を左方へ移動させるような傾斜面を第2送出ローラ53側の突片部78毎に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態において、空回り抑制材はグリスGに限らず、第1ギヤ54及び第2ギヤ55に対して第1クラッチ65及び第2クラッチ66の連れ回りを介助可能な材料であればよい。例えば、第1入力軸57及び第2入力軸58の外周と挿通孔67の内周とに、互いに噛合可能であるとともに弾性変形可能で、左右方向に沿って複数の溝が延びる歯を貼着してもよい。この場合、第1クラッチ65及び第2クラッチ66は溝に沿って左右方向に移動するとともに、回転方向にはその連れ回り力が大きな状態で従動回転し、摺動する際には互いに歯を変形させる。
・上記実施形態において、第1摺動部材89及び第2摺動部材93の間には、潤滑材を介在させないでもよい。この場合、第1摺動部材89及び第2摺動部材93により形成される摺動面の摺動性に応じてコイルスプリング88の付勢力を調整することで、摺動面の摩擦係数を調整することができる。
・上記実施形態において、第1摺動部材89を設けない構成とし、コイルスプリング88の左端と第2摺動部材93によって、摺動面が形成されるようにしてもよい。
・上記実施形態において、第2摺動部材93を設けない構成とし、第1摺動部材89とピニオン92によって、摺動面が形成されるようにしてもよい。
・上記実施形態において、第1摺動部材89及び第2摺動部材93を設けない構成とし、コイルスプリング88の左端とピニオン92によって、摺動面が形成されるようにしてもよい。また、ピニオン92とコイルスプリング88とを固定し、コイルスプリング88と連結部材86によって、摺動面が形成されるようにしてもよい。
・上記実施形態において、連結部材86を設けない構成とし、コイルスプリング88を第2入力軸58に一体回転可能に固定してもよい。
・上記実施形態において、連結部材86、第1摺動部材89及び第2摺動部材93を設けない構成とし、コイルスプリング88の右端と左端を第2入力軸58及びピニオン92のいずれか一方に固定するとともに、他方と摺動するようにしてもよい。
・上記実施形態において、トルクリミッタ82は、2つ以上の摺動面を有していてもよい。
・上記実施形態において、用紙Pの代わりにプラスチックフィルムをシートとして用いてもよい。
・上記実施形態において、第1送出ローラ52及び第2送出ローラ53を設けたが、何れか一方のみを設けてもよい。例えば、上下方向に移動する第2送出ローラ53のみを設けて、第2送出ローラ53の回転によって給紙通路35へ用紙Pを送出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、送出ローラユニット50を、用紙Pの記録内容を読み取る読取装置としてのスキャナ装置13と、未使用の用紙に記録を施す記録装置としてのプリンタユニット12と、積層状態でセット可能なセット部にセットされた用紙Pをスキャナ装置13へ搬送可能な搬送ユニット15とを備えた画像形成装置としての複合機11に設けたが、各装置に送出ローラユニット50を設けてもよい。すなわち、例えば記録装置へ未使用の用紙を送出する機構に送出ローラユニット50を設けてもよい。また、搬送ユニット15を備えた記録装置、搬送ユニット15を備えた読取装置であってもよい。
実施形態における複合機の斜視図。 同複合機の要部模式断面図。 送出ローラユニットの斜視図。 第2ワンウェイクラッチの正面図。 第2ワンウェイクラッチの断面図。 第2ワンウェイクラッチの左上方からの分解斜視図。 第2ワンウェイクラッチの右上方からの分解斜視図。 トルクリミッタの分解正面図。
符号の説明
50…送出ローラユニット(送出装置)、53…第2送出ローラ(ローラ部材)、55…第2ギヤ(入力部材)、82…トルクリミッタ(動力伝達装置)、87…連結部材(動力伝達部材)、88…スプリング(弾性部材、動力伝達部材)、89…第1摺動部材(動力伝達部材)、91…第2摺動部材(動力伝達部材)、93…ピニオン(出力部材)、G…グリス(潤滑材)、P…用紙(シート部材)、S1,S2…軸線。

Claims (5)

  1. 駆動力の入力に基づき軸線を中心に回転する入力部材と該入力部材の回転力が伝達された場合に前記軸線を中心に回転して動力を出力する出力部材との間に、前記軸線を中心に回転可能に且つ前記入力部材側から前記出力部材側への動力伝達を切り替え可能な動力伝達経路を形成するように配置される少なくとも1つの動力伝達部材を備え、
    該動力伝達部材は、前記軸線方向への付勢力を有する弾性部材を含んで構成され、
    該弾性部材は、前記軸線方向の少なくとも一端が前記軸線方向において隣接する部材に対して一体回転可能に固定されていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記入力部材と前記出力部材と前記少なくとも一つの動力伝達部材は、前記軸線方向において互いに隣接するように配置された一対の部材同士が互いに摺動することにより前記動力伝達経路の途中に1つの摺動面を形成するように、前記一対の部材以外の他の部材が前記軸線方向において隣接する部材に対して一体回転可能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記動力伝達部材は、耐摩耗性を有する一対の摺動部材を更に含み、該一対の摺動部材により前記1つの摺動面を形成する前記一対の部材が構成されていることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記一対の摺動部材の間には潤滑材が介在されていることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の動力伝達装置と、
    前記入力部材の回転力が伝達された場合に前記軸線を中心に回転しながらシート部材に当接することにより該シート部材を送出するローラ部材と
    を備え、
    該ローラ部材は、前記出力部材から出力される動力に基づき、前記シート部材の送出が可能な送出位置と送出が不可能な非送出位置との間を変位することを特徴とする送出装置。
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