JP3197438B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/385—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0142—Structure of complete machines
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- G03G15/22—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
- G03G15/34—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the powder image is formed directly on the recording material, e.g. by using a liquid toner
- G03G15/344—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the powder image is formed directly on the recording material, e.g. by using a liquid toner by selectively transferring the powder to the recording medium, e.g. by using a LED array
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2217/00—Details of electrographic processes using patterns other than charge patterns
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ、ワード
プロセッサあるいはファクシミリ等の画像情報出力装置
から出力された文字や画像信号を記録材上に可視像とし
て再生するカラー画像形成装置に関するものである。
プロセッサあるいはファクシミリ等の画像情報出力装置
から出力された文字や画像信号を記録材上に可視像とし
て再生するカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、ワードプロセッサあるい
はファクシミリ等の画像情報出力装置から出力される電
気信号に基づいて紙等の記録材上に可視像を形成する装
置として、インクを使用するインクジェット方式、イン
クを溶融転写する熱転写方式、インクを昇華する方式、
あるいは電子写真方式等による画像形成装置が知られて
いる。
はファクシミリ等の画像情報出力装置から出力される電
気信号に基づいて紙等の記録材上に可視像を形成する装
置として、インクを使用するインクジェット方式、イン
クを溶融転写する熱転写方式、インクを昇華する方式、
あるいは電子写真方式等による画像形成装置が知られて
いる。
【0003】このうち、近年の高速化、高画質化および
低価格化の要求に伴い、ノンインパクト方式であり、プ
リントヘッドが一体化されて比較的簡単な装置構成であ
るインクジェット方式が多用されつつある。しかしなが
ら、この方式では、液体であるインクを使用することか
ら、記録紙上でにじみが生じ易く、良好な画像が得られ
難い他、カラー印字において重ね印字を行った場合に
は、インクの混合による混合色の発色が期待し難い。従
って、高品質が求められる画像を得る場合には、電子写
真方式のトナーによる印字が採用されている。
低価格化の要求に伴い、ノンインパクト方式であり、プ
リントヘッドが一体化されて比較的簡単な装置構成であ
るインクジェット方式が多用されつつある。しかしなが
ら、この方式では、液体であるインクを使用することか
ら、記録紙上でにじみが生じ易く、良好な画像が得られ
難い他、カラー印字において重ね印字を行った場合に
は、インクの混合による混合色の発色が期待し難い。従
って、高品質が求められる画像を得る場合には、電子写
真方式のトナーによる印字が採用されている。
【0004】トナーによる印字では、にじみがなく、色
調の濃い視覚的に優れた画像が得られる他、カラーの画
像形成における複数色の混合が定着の過程において行わ
れ、良好な混合色を得ることができる。このようなこと
から、インクジェット方式の簡単なプロセスとトナーに
よる画像形成の手法とを組み合わせた、トナー飛翔によ
る直接印字方式が提案されている。
調の濃い視覚的に優れた画像が得られる他、カラーの画
像形成における複数色の混合が定着の過程において行わ
れ、良好な混合色を得ることができる。このようなこと
から、インクジェット方式の簡単なプロセスとトナーに
よる画像形成の手法とを組み合わせた、トナー飛翔によ
る直接印字方式が提案されている。
【0005】例えば特開平4−191780号(第1従
来技術)には、画像信号に応じてトナーの通過が制御さ
れる複数のトナー通過孔を有する基板を備え、トナー通
過孔の目詰まりを防止するために、画像形成時のみ上記
貫通孔にトナー供給手段を配する技術が開示されてい
る。
来技術)には、画像信号に応じてトナーの通過が制御さ
れる複数のトナー通過孔を有する基板を備え、トナー通
過孔の目詰まりを防止するために、画像形成時のみ上記
貫通孔にトナー供給手段を配する技術が開示されてい
る。
【0006】また、特開平4−216963号(第2従
来技術)には、画像信号に応じてトナーの通過が制御さ
れるトナー通過孔を有する基板を備え、トナー通過孔の
目詰まり等を防止するために、複数のトナータンクを上
記トナー通過孔に順次移動させることにより、記録材上
にカラー画像を形成する技術が開示されている。
来技術)には、画像信号に応じてトナーの通過が制御さ
れるトナー通過孔を有する基板を備え、トナー通過孔の
目詰まり等を防止するために、複数のトナータンクを上
記トナー通過孔に順次移動させることにより、記録材上
にカラー画像を形成する技術が開示されている。
【0007】また、特開平4−268591号(第3従
来技術)には、記録材の搬送路に各色トナー用のトナー
タンクが並設され、これら各トナータンクにトナー通過
孔を有する基板が設けられ、上記トナー通過孔における
トナーの通過を画像信号に応じて制御する技術が開示さ
れている。
来技術)には、記録材の搬送路に各色トナー用のトナー
タンクが並設され、これら各トナータンクにトナー通過
孔を有する基板が設けられ、上記トナー通過孔における
トナーの通過を画像信号に応じて制御する技術が開示さ
れている。
【0008】また、特開平6−234233号(第4従
来技術)には、記録材の搬送路に各色トナー用のトナー
タンクが並設され、これら各トナータンクに対向する共
通の基板に各トナータンクに対応するトナー通過孔が形
成され、このトナー通過孔におけるトナーの通過を画像
信号に応じて制御する技術が開示されている。
来技術)には、記録材の搬送路に各色トナー用のトナー
タンクが並設され、これら各トナータンクに対向する共
通の基板に各トナータンクに対応するトナー通過孔が形
成され、このトナー通過孔におけるトナーの通過を画像
信号に応じて制御する技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1および第2従来技術においては、トナー通過孔に設け
られている制御電極とトナータンクとが相対的に移動す
ることから、画像形成時における上記両者の位置決めを
高精度で行うことが困難である。また、上記両者の相対
移動のための手段が必要であることから、構造が複雑か
つ高コストのものとなる。
1および第2従来技術においては、トナー通過孔に設け
られている制御電極とトナータンクとが相対的に移動す
ることから、画像形成時における上記両者の位置決めを
高精度で行うことが困難である。また、上記両者の相対
移動のための手段が必要であることから、構造が複雑か
つ高コストのものとなる。
【0010】また、上記第3および第4従来技術は各色
用のトナータンクが固定状態であることから上記の問題
を解決しているものの、前記第1および第2従来技術を
含む第1ないし第4の従来技術は、トナーによる影響を
抑えて制御電極周りの電位を安定化させ良好な品質の画
像を得ること、あるいはトナーによるドットの形成位置
を良好な位置に設定して鮮やかなカラー画像を得ること
等、画像品質の向上という点については十分に考慮され
ていない。
用のトナータンクが固定状態であることから上記の問題
を解決しているものの、前記第1および第2従来技術を
含む第1ないし第4の従来技術は、トナーによる影響を
抑えて制御電極周りの電位を安定化させ良好な品質の画
像を得ること、あるいはトナーによるドットの形成位置
を良好な位置に設定して鮮やかなカラー画像を得ること
等、画像品質の向上という点については十分に考慮され
ていない。
【0011】従って、本発明は、画像品質を向上するこ
とができるカラー画像形成装置の提供を目的としてい
る。
とができるカラー画像形成装置の提供を目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明のカラー画像形成装置は、各色ト
ナー毎に設けられ、記録紙通過部での記録紙搬送方向に
並び、所定の極性に帯電されたトナーを担持するトナー
担持体、例えば現像ローラと、これらトナー担持体と対
向配置され、各トナー担持体との対向位置にトナーが通
過可能な径の複数のトナー通過孔が形成されている絶縁
基板と、上記各トナー通過孔の形成位置毎に上記絶縁基
板に設けられた制御電極と、上記絶縁基板と対向配置さ
れ、絶縁基板との間に上記の記録紙通過部となる隙間を
形成する背面電極と、上記記録紙通過部にて記録紙を搬
送する記録紙搬送手段と、トナー担持体側のトナーを上
記トナー通過孔を通過させて背面電極側へ移動させる方
向の電界を生じさせる、上記トナーとは逆極性の電圧を
上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段と、画像
信号に応じた、上記トナーと同極性の電圧を上記制御電
極に選択的に印加して、トナー通過孔を通じてのトナー
の上記移動を制御する電界を生じさせる制御電極電圧付
与手段とを備えているとともに、上記のトナー通過孔の
径は、そのトナー通過孔が属するトナー担持体が担持す
るトナーの色に応じて設定され、上記の制御電極電圧付
与手段と背面電極電圧付与手段との少なくとも一方が、
上記トナー通過孔の径に応じて出力電圧を設定するもの
であることを特徴としている。
めに、請求項1の発明のカラー画像形成装置は、各色ト
ナー毎に設けられ、記録紙通過部での記録紙搬送方向に
並び、所定の極性に帯電されたトナーを担持するトナー
担持体、例えば現像ローラと、これらトナー担持体と対
向配置され、各トナー担持体との対向位置にトナーが通
過可能な径の複数のトナー通過孔が形成されている絶縁
基板と、上記各トナー通過孔の形成位置毎に上記絶縁基
板に設けられた制御電極と、上記絶縁基板と対向配置さ
れ、絶縁基板との間に上記の記録紙通過部となる隙間を
形成する背面電極と、上記記録紙通過部にて記録紙を搬
送する記録紙搬送手段と、トナー担持体側のトナーを上
記トナー通過孔を通過させて背面電極側へ移動させる方
向の電界を生じさせる、上記トナーとは逆極性の電圧を
上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段と、画像
信号に応じた、上記トナーと同極性の電圧を上記制御電
極に選択的に印加して、トナー通過孔を通じてのトナー
の上記移動を制御する電界を生じさせる制御電極電圧付
与手段とを備えているとともに、上記のトナー通過孔の
径は、そのトナー通過孔が属するトナー担持体が担持す
るトナーの色に応じて設定され、上記の制御電極電圧付
与手段と背面電極電圧付与手段との少なくとも一方が、
上記トナー通過孔の径に応じて出力電圧を設定するもの
であることを特徴としている。
【0013】また、請求項2の発明のカラー画像形成装
置は、各色トナー毎に設けられ、記録紙通過部での記録
紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電されたトナーを担
持するトナー担持体と、これらトナー担持体と対向配置
され、各トナー担持体との対向位置にトナーが通過可能
な径の複数のトナー通過孔が形成され、異なるトナー担
持体に属するトナー通過孔同士の少なくとも一組が、少
なくとも記録紙搬送方向と直交する方向の位置が互いに
異なるように形成されている絶縁基板と、上記各トナー
通過孔の形成位置毎に上記絶縁基板に設けられた制御電
極と、上記絶縁基板と対向配置され、絶縁基板との間に
上記の記録紙通過部となる隙間を形成する背面電極と、
上記記録紙通過部にて記録紙を搬送する記録紙搬送手段
と、トナー担持体側のトナーを上記トナー通過孔を通過
させて背面電極側へ移動させる方向の電界を生じさせる
電圧を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段
と、画像信号に応じた電圧を上記制御電極に選択的に印
加して、トナー通過孔を通じてのトナーの上記移動を制
御する電界を生じさせる制御電極電圧付与手段とを備え
ているとともに、上記のトナー通過孔の径は、そのトナ
ー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナーの色に
応じて設定され、上記の制御電極電圧付与手段と背面電
極電圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過
孔の径に応じて出力電圧を設定するものであることを特
徴としている。
置は、各色トナー毎に設けられ、記録紙通過部での記録
紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電されたトナーを担
持するトナー担持体と、これらトナー担持体と対向配置
され、各トナー担持体との対向位置にトナーが通過可能
な径の複数のトナー通過孔が形成され、異なるトナー担
持体に属するトナー通過孔同士の少なくとも一組が、少
なくとも記録紙搬送方向と直交する方向の位置が互いに
異なるように形成されている絶縁基板と、上記各トナー
通過孔の形成位置毎に上記絶縁基板に設けられた制御電
極と、上記絶縁基板と対向配置され、絶縁基板との間に
上記の記録紙通過部となる隙間を形成する背面電極と、
上記記録紙通過部にて記録紙を搬送する記録紙搬送手段
と、トナー担持体側のトナーを上記トナー通過孔を通過
させて背面電極側へ移動させる方向の電界を生じさせる
電圧を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段
と、画像信号に応じた電圧を上記制御電極に選択的に印
加して、トナー通過孔を通じてのトナーの上記移動を制
御する電界を生じさせる制御電極電圧付与手段とを備え
ているとともに、上記のトナー通過孔の径は、そのトナ
ー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナーの色に
応じて設定され、上記の制御電極電圧付与手段と背面電
極電圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過
孔の径に応じて出力電圧を設定するものであることを特
徴としている。
【0014】また、請求項3の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1または2の発明のカラー画像形成装置に
おいて、上記制御電極電圧付与手段が、上記トナー通過
孔を通じてトナーを背面電極方向へ移動させるときの電
圧を調整可能であることを特徴としている。
置は、請求項1または2の発明のカラー画像形成装置に
おいて、上記制御電極電圧付与手段が、上記トナー通過
孔を通じてトナーを背面電極方向へ移動させるときの電
圧を調整可能であることを特徴としている。
【0015】
【0016】また、請求項4の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1から3の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極電圧付与手段が、画像信
号から各制御電極に応じた信号を生成する制御信号生成
手段と、この制御信号生成手段から出力された信号を所
定の制御電圧に変換する信号/電圧変換手段とを備え、
上記絶縁基板に設けられていることを特徴としている。
置は、請求項1から3の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極電圧付与手段が、画像信
号から各制御電極に応じた信号を生成する制御信号生成
手段と、この制御信号生成手段から出力された信号を所
定の制御電圧に変換する信号/電圧変換手段とを備え、
上記絶縁基板に設けられていることを特徴としている。
【0017】また、請求項5の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1から4の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極は絶縁基板における記録
紙搬送部側の面に形成され、背面電極の上面に半導電性
層が形成されていることを特徴としている。
置は、請求項1から4の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極は絶縁基板における記録
紙搬送部側の面に形成され、背面電極の上面に半導電性
層が形成されていることを特徴としている。
【0018】また、請求項6の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1から5の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、記録紙搬送方向における最下流側の制御
電極の下流側に、記録紙上のトナーを加熱して記録紙に
定着させる加熱定着手段を備え、この加熱定着手段と上
記最下流側の制御電極との間の記録紙搬送路長が、記録
紙の搬送方向長さよりも長く設定され、上記記録紙搬送
手段は記録通過部にて記録紙を停止可能であることを特
徴としている。
置は、請求項1から5の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、記録紙搬送方向における最下流側の制御
電極の下流側に、記録紙上のトナーを加熱して記録紙に
定着させる加熱定着手段を備え、この加熱定着手段と上
記最下流側の制御電極との間の記録紙搬送路長が、記録
紙の搬送方向長さよりも長く設定され、上記記録紙搬送
手段は記録通過部にて記録紙を停止可能であることを特
徴としている。
【0019】
【作用】請求項1の構成によれば、背面電極電圧付与手
段によりトナーとは逆極性の電圧が背面電極に印加され
ると、トナー担持体側のトナーをトナー通過孔を通過さ
せて背面電極側へ移動させる方向の電界が生じる。この
電界によりトナー担持体に担持されたトナーは背面電極
方向へ移動しようとする。そこで、制御電極電圧付与手
段により、画像信号に応じた電圧を各制御電極に対して
選択的に印加すると、それら制御電極に対応するトナー
通過孔でのトナー通過あるいはトナー通過阻止が画像信
号に応じて行われ、記録紙通過部を搬送される記録紙に
画像信号に応じたトナー像が得られる。
段によりトナーとは逆極性の電圧が背面電極に印加され
ると、トナー担持体側のトナーをトナー通過孔を通過さ
せて背面電極側へ移動させる方向の電界が生じる。この
電界によりトナー担持体に担持されたトナーは背面電極
方向へ移動しようとする。そこで、制御電極電圧付与手
段により、画像信号に応じた電圧を各制御電極に対して
選択的に印加すると、それら制御電極に対応するトナー
通過孔でのトナー通過あるいはトナー通過阻止が画像信
号に応じて行われ、記録紙通過部を搬送される記録紙に
画像信号に応じたトナー像が得られる。
【0020】ここで、制御電極電圧付与手段から制御電
極に印加される電圧は、トナー通過孔でのトナー通過を
許容するもの、およびトナー通過を阻止するものの何れ
もがトナーと同極性のものである。従って、トナー通過
時すなわち印字時、およびトナー通過阻止時すなわち非
印字時の何れの場合においても、制御電極および制御電
極への給電用の接続線へのトナーの付着が防止される。
これにより、制御電極あるいは接続線に堆積したトナー
が記録紙上に落下して記録紙が汚れる事態、トナーによ
りトナー通過孔の目詰まりが生じる事態および堆積した
トナーによって制御電極周りの電界が不安定になり、印
字品質が劣化する事態等を防止でき、品質の良好な画像
を得ることができる。また、トナー通過孔の径がそのト
ナー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナーの色
に応じて設定され、制御電極電圧付与手段と背面電極電
圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過孔の
径に応じて出力電圧を設定するものであるので、カラー
画像を良好に再現することができる。 即ち、トナー通過
孔の径を通過させるトナーの色に応じて設定すること、
例えば相対的に弱い色であるイエローに対応するトナー
通過孔の径を相対的に大きくすることにより、各色トナ
ーの通過量を相対的に調整可能であるものの、これに加
えて、制御電極への印加電圧と背面電極への印加電圧と
の少なくとも一方をトナー通過孔の径に応じて設定すれ
ば、トナー通過孔におけるトナー通過量を適切に制御す
ることができ、カラー画像を良好に再現することができ
る。
極に印加される電圧は、トナー通過孔でのトナー通過を
許容するもの、およびトナー通過を阻止するものの何れ
もがトナーと同極性のものである。従って、トナー通過
時すなわち印字時、およびトナー通過阻止時すなわち非
印字時の何れの場合においても、制御電極および制御電
極への給電用の接続線へのトナーの付着が防止される。
これにより、制御電極あるいは接続線に堆積したトナー
が記録紙上に落下して記録紙が汚れる事態、トナーによ
りトナー通過孔の目詰まりが生じる事態および堆積した
トナーによって制御電極周りの電界が不安定になり、印
字品質が劣化する事態等を防止でき、品質の良好な画像
を得ることができる。また、トナー通過孔の径がそのト
ナー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナーの色
に応じて設定され、制御電極電圧付与手段と背面電極電
圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過孔の
径に応じて出力電圧を設定するものであるので、カラー
画像を良好に再現することができる。 即ち、トナー通過
孔の径を通過させるトナーの色に応じて設定すること、
例えば相対的に弱い色であるイエローに対応するトナー
通過孔の径を相対的に大きくすることにより、各色トナ
ーの通過量を相対的に調整可能であるものの、これに加
えて、制御電極への印加電圧と背面電極への印加電圧と
の少なくとも一方をトナー通過孔の径に応じて設定すれ
ば、トナー通過孔におけるトナー通過量を適切に制御す
ることができ、カラー画像を良好に再現することができ
る。
【0021】請求項2の構成によれば、絶縁基板に形成
されている複数のトナー通過孔のうち、異なるトナー担
持体に属するトナー通過孔同士の少なくとも一組は、少
なくとも記録紙搬送方向と直交する方向の位置が互いに
異なるように形成されているので、記録紙上に形成され
る異なる色のドット同士の少なくとも一組は、完全に重
なることなく形成される。これにより、各色のドット同
士を重ねてカラー画像を得る場合と比較して、濁りのな
い鮮やかな画像を得ることができ、これにより画像品質
を向上することができる。また、トナー通過孔の径がそ
のトナー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナー
の色に応じて設定され、制御電極電圧付与手段と背面電
極電圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過
孔の径に応じて出力電圧を設定するものであるので、カ
ラー画像を良好に再現することができる。
されている複数のトナー通過孔のうち、異なるトナー担
持体に属するトナー通過孔同士の少なくとも一組は、少
なくとも記録紙搬送方向と直交する方向の位置が互いに
異なるように形成されているので、記録紙上に形成され
る異なる色のドット同士の少なくとも一組は、完全に重
なることなく形成される。これにより、各色のドット同
士を重ねてカラー画像を得る場合と比較して、濁りのな
い鮮やかな画像を得ることができ、これにより画像品質
を向上することができる。また、トナー通過孔の径がそ
のトナー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナー
の色に応じて設定され、制御電極電圧付与手段と背面電
極電圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過
孔の径に応じて出力電圧を設定するものであるので、カ
ラー画像を良好に再現することができる。
【0022】請求項3の構成によれば、制御電極に印加
される電圧のうち、トナー通過孔を通じてトナーを背面
電極方向へ移動させるときの電圧が調整可能であるの
で、記録紙に印字するときのトナーの量および記録紙で
のトナーの付着範囲を調整することができる。これによ
り、記録紙に印字される各色のドットの濃度および径を
調整可能となり、画像を良好に再現することができる。
される電圧のうち、トナー通過孔を通じてトナーを背面
電極方向へ移動させるときの電圧が調整可能であるの
で、記録紙に印字するときのトナーの量および記録紙で
のトナーの付着範囲を調整することができる。これによ
り、記録紙に印字される各色のドットの濃度および径を
調整可能となり、画像を良好に再現することができる。
【0023】
【0024】
【0025】請求項4の構成によれば、制御電極電圧付
与手段が、画像信号から各制御電極に応じた信号を生成
する制御信号生成手段と、この制御信号生成手段から出
力された信号を所定の制御電圧に変換する信号/電圧変
換手段とを備え、上記絶縁基板に設けられているので、
制御電極に電圧を供給するための高圧の回路を絶縁基板
上に集中させることができる。従って、この高圧回路を
カラー画像形成装置の低圧回路である他の制御回路等と
分離することができ、これらの回路に対する高圧回路に
よる影響を回避することができる。これにより、装置の
誤動作および故障等が低減され、信頼性を向上すること
ができる。
与手段が、画像信号から各制御電極に応じた信号を生成
する制御信号生成手段と、この制御信号生成手段から出
力された信号を所定の制御電圧に変換する信号/電圧変
換手段とを備え、上記絶縁基板に設けられているので、
制御電極に電圧を供給するための高圧の回路を絶縁基板
上に集中させることができる。従って、この高圧回路を
カラー画像形成装置の低圧回路である他の制御回路等と
分離することができ、これらの回路に対する高圧回路に
よる影響を回避することができる。これにより、装置の
誤動作および故障等が低減され、信頼性を向上すること
ができる。
【0026】請求項5の構成によれば、背面電極の上面
に半導電性層が形成されているので、搬送される記録紙
との摺接により背面電極の表面に摩擦による帯電が生じ
て記録紙の搬送の障害となる事態、および高圧が印加さ
れる背面電極から放電が生じる事態が防止される。
に半導電性層が形成されているので、搬送される記録紙
との摺接により背面電極の表面に摩擦による帯電が生じ
て記録紙の搬送の障害となる事態、および高圧が印加さ
れる背面電極から放電が生じる事態が防止される。
【0027】請求項6の構成によれば、記録紙に対する
印字時において、記録紙を適宜停止させながら、印字を
行うことができるので、記録紙を連続的に移動させて印
字を行う場合と比較して少量の画像信号を順次転送しな
がら印字を行うことができる。これにより、画像信号の
伝送経路に配される各記憶手段の容量を小さくし、コス
トダウンを図ることができる。また、この場合、記録紙
は加熱定着手段に挟持されることがないので、記録紙を
停止させての印字動作中に、記録紙が加熱されて変形や
変色、あるいは皺を生じる事態を回避することができ
る。
印字時において、記録紙を適宜停止させながら、印字を
行うことができるので、記録紙を連続的に移動させて印
字を行う場合と比較して少量の画像信号を順次転送しな
がら印字を行うことができる。これにより、画像信号の
伝送経路に配される各記憶手段の容量を小さくし、コス
トダウンを図ることができる。また、この場合、記録紙
は加熱定着手段に挟持されることがないので、記録紙を
停止させての印字動作中に、記録紙が加熱されて変形や
変色、あるいは皺を生じる事態を回避することができ
る。
【0028】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図23に基づ
いて以下に説明する。本実施例のカラー画像形成装置
は、図2に示すように、中央部に、記録紙P上にトナー
像を形成する画像形成部1を備えている。画像形成部1
への入紙側には、画像形成部1に記録紙を搬送する一対
の搬送ローラ2・2、および記録紙Pを収容した給紙カ
セット3が設けられている。この給紙カセット3内の記
録紙Pは、給紙ローラ4により送り出され、モータ5に
て回転駆動される搬送ローラ2・2により画像形成部1
に搬送される。画像形成部1からの出紙側には、加熱定
着手段としての定着器6および排紙トレイ7が設けられ
ている。定着器6は、ヒートローラ8とこれに圧接され
る圧力ローラ9からなり、記録紙P上のトナー像を加熱
して記録紙Pに熱圧着させ、排紙トレイ7上に排出する
ものである。尚、搬送ローラ2・2と定着器6との間の
記録紙Pの搬送は、例えば図6に示す記録紙搬送手段と
してのサクションベルト21にて行われる。このサクシ
ョンベルト21は搬送ガイド板13上面の記録紙Pの幅
方向両端部等を吸着して搬送するように設けられた周知
のものである。また、画像形成部1の下方には箱内に収
納されたコントローラ10が設けられている。
いて以下に説明する。本実施例のカラー画像形成装置
は、図2に示すように、中央部に、記録紙P上にトナー
像を形成する画像形成部1を備えている。画像形成部1
への入紙側には、画像形成部1に記録紙を搬送する一対
の搬送ローラ2・2、および記録紙Pを収容した給紙カ
セット3が設けられている。この給紙カセット3内の記
録紙Pは、給紙ローラ4により送り出され、モータ5に
て回転駆動される搬送ローラ2・2により画像形成部1
に搬送される。画像形成部1からの出紙側には、加熱定
着手段としての定着器6および排紙トレイ7が設けられ
ている。定着器6は、ヒートローラ8とこれに圧接され
る圧力ローラ9からなり、記録紙P上のトナー像を加熱
して記録紙Pに熱圧着させ、排紙トレイ7上に排出する
ものである。尚、搬送ローラ2・2と定着器6との間の
記録紙Pの搬送は、例えば図6に示す記録紙搬送手段と
してのサクションベルト21にて行われる。このサクシ
ョンベルト21は搬送ガイド板13上面の記録紙Pの幅
方向両端部等を吸着して搬送するように設けられた周知
のものである。また、画像形成部1の下方には箱内に収
納されたコントローラ10が設けられている。
【0029】画像形成部1は、トナータンクユニット1
1、絶縁基板であるドライバ基板12および搬送ガイド
板13を備えている。トナータンクユニット11は、図
3にも示すように、記録紙Pの搬送方向における上流側
から下流側に向かってイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色トナーを個別に収容したトナータンク11
a〜11dがこの順に並ぶように、これらを一体化した
ものである。これら各トナータンク11a〜11dの下
端部には、図4にも示すように、外形が円柱状のトナー
担持体である現像ローラ11eが設けられている。
1、絶縁基板であるドライバ基板12および搬送ガイド
板13を備えている。トナータンクユニット11は、図
3にも示すように、記録紙Pの搬送方向における上流側
から下流側に向かってイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色トナーを個別に収容したトナータンク11
a〜11dがこの順に並ぶように、これらを一体化した
ものである。これら各トナータンク11a〜11dの下
端部には、図4にも示すように、外形が円柱状のトナー
担持体である現像ローラ11eが設けられている。
【0030】現像ローラ11eは、少なくとも表面が導
電性を有しており、例えば表面にトナーを機械的に保持
可能な凹凸が形成されたものとなっている。また、トナ
ーは絶縁性であり、例えば図10に示すように、現像ロ
ーラ11eと摺接するブレード19により摩擦され、所
定電位(本実施例においては負電位)に帯電するように
なっている。トナーはシリカ、アルミナ等の外添剤が添
加されていることにより、帯電可能となっている。従っ
て、現像ローラ11eは、トナーを静電的かつ機械的に
搬送することができる。
電性を有しており、例えば表面にトナーを機械的に保持
可能な凹凸が形成されたものとなっている。また、トナ
ーは絶縁性であり、例えば図10に示すように、現像ロ
ーラ11eと摺接するブレード19により摩擦され、所
定電位(本実施例においては負電位)に帯電するように
なっている。トナーはシリカ、アルミナ等の外添剤が添
加されていることにより、帯電可能となっている。従っ
て、現像ローラ11eは、トナーを静電的かつ機械的に
搬送することができる。
【0031】尚、トナーを搬送するための他の構成とし
ては、上記のものの他、上記の構成において、現像ロー
ラ11eに代えて半導電性ローラを使用するもの、磁性
を有するキャリア粒子にトナーを静電的に付着させると
ともに、表面に磁気的作用を及ぼす現像ローラにてキャ
リアと共にトナーを搬送するもの、あるいはトナー自体
に磁性を有する粒子を分散させて磁性を付与し、表面に
磁気的作用を及ぼす現像ローラにてトナーを搬送するも
のを採用することができる。
ては、上記のものの他、上記の構成において、現像ロー
ラ11eに代えて半導電性ローラを使用するもの、磁性
を有するキャリア粒子にトナーを静電的に付着させると
ともに、表面に磁気的作用を及ぼす現像ローラにてキャ
リアと共にトナーを搬送するもの、あるいはトナー自体
に磁性を有する粒子を分散させて磁性を付与し、表面に
磁気的作用を及ぼす現像ローラにてトナーを搬送するも
のを採用することができる。
【0032】ドライバ基板12はトナータンクユニット
11の下端部に設けられ、少なくとも一端側のトナータ
ンク11aの現像ローラ11eから他端側のトナータン
ク11dの現像ローラ11eまでと対向可能な長さおよ
び幅を有している。ドライバ基板12における各トナー
タンクユニット11の現像ローラ11eと対向する位置
には、それぞれ、多数のトナー通過孔15…が形成され
ている。
11の下端部に設けられ、少なくとも一端側のトナータ
ンク11aの現像ローラ11eから他端側のトナータン
ク11dの現像ローラ11eまでと対向可能な長さおよ
び幅を有している。ドライバ基板12における各トナー
タンクユニット11の現像ローラ11eと対向する位置
には、それぞれ、多数のトナー通過孔15…が形成され
ている。
【0033】これらトナー通過孔15は、図5に示すよ
うに、矢印Aで示す記録紙Pの搬送方向に対して傾斜し
た状態で、例えば4個が一列をなし、この列が各々平行
にドライバ基板12の幅方向、即ち現像ローラ11eの
軸方向に多数列設けられたものとなっている。1個の現
像ローラ11eと対向し、その現像ローラ11eに属す
るトナー通過孔15…において、各列同士の対応する位
置に存在するトナー通過孔15同士、例えば各列の第1
番目のトナー通過孔同士は、A方向のほぼ同一位置に形
成されている。また、各トナー通過孔15の列の位置
は、異なる現像ローラ11eに属する、ドライバ基板1
2幅方向の一方から数えて同一列番号のもの同士、即ち
第1列目同士、第2列目同士、……、がほぼ同一位置に
形成されている。
うに、矢印Aで示す記録紙Pの搬送方向に対して傾斜し
た状態で、例えば4個が一列をなし、この列が各々平行
にドライバ基板12の幅方向、即ち現像ローラ11eの
軸方向に多数列設けられたものとなっている。1個の現
像ローラ11eと対向し、その現像ローラ11eに属す
るトナー通過孔15…において、各列同士の対応する位
置に存在するトナー通過孔15同士、例えば各列の第1
番目のトナー通過孔同士は、A方向のほぼ同一位置に形
成されている。また、各トナー通過孔15の列の位置
は、異なる現像ローラ11eに属する、ドライバ基板1
2幅方向の一方から数えて同一列番号のもの同士、即ち
第1列目同士、第2列目同士、……、がほぼ同一位置に
形成されている。
【0034】尚、図5においては、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色トナー用のトナータンク1
1a〜11dの現像ローラ11eに属する制御電極16
を、それぞれ制御電極16a〜16dとして示してい
る。また、例えば制御電極16aにおける第1列目の第
1番目は16a1 となり、最終列目の最終番目は16a
25 60となっている。従って、本実施例において、1個の
現像ローラ11eに属する制御電極16、即ちトナー通
過孔15の個数は2560であり、列数は640となっ
ている。
タ、シアン、ブラックの各色トナー用のトナータンク1
1a〜11dの現像ローラ11eに属する制御電極16
を、それぞれ制御電極16a〜16dとして示してい
る。また、例えば制御電極16aにおける第1列目の第
1番目は16a1 となり、最終列目の最終番目は16a
25 60となっている。従って、本実施例において、1個の
現像ローラ11eに属する制御電極16、即ちトナー通
過孔15の個数は2560であり、列数は640となっ
ている。
【0035】ドライバ基板12のトナータンクユニット
11との対向面における各トナー通過孔15の回りに
は、円形の制御電極16が形成されている。これら制御
電極16は、異なる現像ローラ11eに属し、ドライバ
基板12幅方向の一方から数えて同一列番号であり、か
つその列の一方から数えて同一番号のもの同士、例えば
制御電極16a1 ・16b1 ・16c1 ・16d1 が、
接続線17によってそれぞれ接続されている。また、こ
れら各接続線17は、ドライバ基板12に設けられたド
ライバIC62と接続されている。尚、上記制御電極1
6および接続線17は、例えば印刷回路によって形成さ
れている。ドライバIC62の配設部におけるドライバ
基板12は、図2および図3に示すように、トナータン
ク11a側において上方へ折曲されている。
11との対向面における各トナー通過孔15の回りに
は、円形の制御電極16が形成されている。これら制御
電極16は、異なる現像ローラ11eに属し、ドライバ
基板12幅方向の一方から数えて同一列番号であり、か
つその列の一方から数えて同一番号のもの同士、例えば
制御電極16a1 ・16b1 ・16c1 ・16d1 が、
接続線17によってそれぞれ接続されている。また、こ
れら各接続線17は、ドライバ基板12に設けられたド
ライバIC62と接続されている。尚、上記制御電極1
6および接続線17は、例えば印刷回路によって形成さ
れている。ドライバIC62の配設部におけるドライバ
基板12は、図2および図3に示すように、トナータン
ク11a側において上方へ折曲されている。
【0036】搬送ガイド板13は、画像形成部1を搬送
される記録紙Pを案内するものであり、その上面とドラ
イバ基板12との間に、少なくとも記録紙Pの厚さより
も広い幅の、記録紙P搬送のための隙間を有している。
搬送ガイド板13の上面におけるトナー通過孔15との
対向位置には、各現像ローラ11eに属するトナー通過
孔15毎に背面電極14が設けられている。これら背面
電極14…は、搬送ガイド板13上における記録紙の搬
送性を考慮して、その上面が搬送ガイド板13の上面と
面一となるように、搬送ガイド板13内に埋設されてい
る。尚、図3においては、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色トナー用のトナータンク11a〜1
1dの現像ローラ11eに属する背面電極14を、それ
ぞれ背面電極14a〜14dとして示している。
される記録紙Pを案内するものであり、その上面とドラ
イバ基板12との間に、少なくとも記録紙Pの厚さより
も広い幅の、記録紙P搬送のための隙間を有している。
搬送ガイド板13の上面におけるトナー通過孔15との
対向位置には、各現像ローラ11eに属するトナー通過
孔15毎に背面電極14が設けられている。これら背面
電極14…は、搬送ガイド板13上における記録紙の搬
送性を考慮して、その上面が搬送ガイド板13の上面と
面一となるように、搬送ガイド板13内に埋設されてい
る。尚、図3においては、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色トナー用のトナータンク11a〜1
1dの現像ローラ11eに属する背面電極14を、それ
ぞれ背面電極14a〜14dとして示している。
【0037】また、背面電極14の上には、図4に示す
ように、半導電性層である被覆層18が設けられてい
る。この被覆層18は、搬送ガイド板13の上面を滑ら
かにし、記録紙Pの搬送を円滑にするためのものであ
る。即ち、背面電極14は上面が搬送ガイド板13の上
面と面一となるように搬送ガイド板13に埋設されてい
るものの、その形成状態によっては段差が生じ、搬送中
における記録紙Pの引っ掛かりを生じる場合がある。従
って、本装置においては、上記被覆層18を設けること
によってこの問題を解決している。さらに、被覆層18
にて記録紙Pの搬送面が均一となることから、記録紙P
の各部はトナーの移動方向に対して垂直な状態で位置す
ることができ、記録紙Pにほぼ円形のドットを印字する
ことができる。
ように、半導電性層である被覆層18が設けられてい
る。この被覆層18は、搬送ガイド板13の上面を滑ら
かにし、記録紙Pの搬送を円滑にするためのものであ
る。即ち、背面電極14は上面が搬送ガイド板13の上
面と面一となるように搬送ガイド板13に埋設されてい
るものの、その形成状態によっては段差が生じ、搬送中
における記録紙Pの引っ掛かりを生じる場合がある。従
って、本装置においては、上記被覆層18を設けること
によってこの問題を解決している。さらに、被覆層18
にて記録紙Pの搬送面が均一となることから、記録紙P
の各部はトナーの移動方向に対して垂直な状態で位置す
ることができ、記録紙Pにほぼ円形のドットを印字する
ことができる。
【0038】また、被覆層18が帯電した場合、静電気
により搬送性が損なわれることになる。従って、被覆層
18は、記録紙Pの摺接による摩擦帯電を防止し、かつ
背面電極14同士の短絡を防止するため、抵抗値が10
7 〜109 Ωの範囲の半導電性を有するものとなってい
る。また、被覆層18にて背面電極14の表面が覆われ
ていることにより、高圧が印加される背面電極14から
の放電が防止されている。上記のような半導電性を得る
ため、被覆層18は、例えばシリコン、ナイロンあるい
はテフロン等の樹脂材料からなる主剤にカーボン粒子を
練り込んだものにより形成されている。
により搬送性が損なわれることになる。従って、被覆層
18は、記録紙Pの摺接による摩擦帯電を防止し、かつ
背面電極14同士の短絡を防止するため、抵抗値が10
7 〜109 Ωの範囲の半導電性を有するものとなってい
る。また、被覆層18にて背面電極14の表面が覆われ
ていることにより、高圧が印加される背面電極14から
の放電が防止されている。上記のような半導電性を得る
ため、被覆層18は、例えばシリコン、ナイロンあるい
はテフロン等の樹脂材料からなる主剤にカーボン粒子を
練り込んだものにより形成されている。
【0039】コントローラ10は、画像形成動作を制御
するものであり、図6に示すように、インターフェイス
部51、エンジンコントローラ部52および画像信号処
理部53を備えている。エンジンコントローラ部52に
は、図示しないホストコンピュータから出力された画像
形成の開始指令信号等がインターフェイス部51を介し
て入力される。エンジンコントローラ部52は、図示し
ないCPU(Central Processing Unit) 、CPUの作業
領域となるRAM(Random Access Memory)、およびCP
Uの動作プログラムを記憶しているROM(Read Only M
emory)等を備え、このプログラムに従って画像形成のた
めの制御を順次実行していくものである。
するものであり、図6に示すように、インターフェイス
部51、エンジンコントローラ部52および画像信号処
理部53を備えている。エンジンコントローラ部52に
は、図示しないホストコンピュータから出力された画像
形成の開始指令信号等がインターフェイス部51を介し
て入力される。エンジンコントローラ部52は、図示し
ないCPU(Central Processing Unit) 、CPUの作業
領域となるRAM(Random Access Memory)、およびCP
Uの動作プログラムを記憶しているROM(Read Only M
emory)等を備え、このプログラムに従って画像形成のた
めの制御を順次実行していくものである。
【0040】画像信号処理部53は、エンジンコントロ
ーラ部52を介して入力された画像信号に対して、図示
しない処理部により良好な画像を得るための所定の信号
処理を行うとともに、図7に示す構成により、制御電極
16と背面電極14とを駆動するための信号処理を行う
ものである。同図に示すように、画像信号処理部53
は、V−RAM54a〜54d、バッファ55〜57、
データセレクタ58、データ変換回路59、制御電極電
圧切換部60、および背面電極電圧付与手段である背面
電極電圧切換部61を備えている。上記制御電極電圧切
換部60は、信号/電圧変換手段であり、また背面電極
電源69と共に制御電極電圧付与手段を構成し、制御電
極電源68と共に制御電極電圧付与手段を構成してい
る。
ーラ部52を介して入力された画像信号に対して、図示
しない処理部により良好な画像を得るための所定の信号
処理を行うとともに、図7に示す構成により、制御電極
16と背面電極14とを駆動するための信号処理を行う
ものである。同図に示すように、画像信号処理部53
は、V−RAM54a〜54d、バッファ55〜57、
データセレクタ58、データ変換回路59、制御電極電
圧切換部60、および背面電極電圧付与手段である背面
電極電圧切換部61を備えている。上記制御電極電圧切
換部60は、信号/電圧変換手段であり、また背面電極
電源69と共に制御電極電圧付与手段を構成し、制御電
極電源68と共に制御電極電圧付与手段を構成してい
る。
【0041】V−RAM54a〜54dは、それぞれ、
画像信号処理部53に入力されたイエロー、マゼンタ、
シアンおよびブラックの各色用の画像信号を個別に記憶
するものである。上記各色用の画像信号は、上記ホスト
コンピュータまたは図示しない変換手段より得られるも
のである。バッファ55〜57は、V−RAM54b〜
54dから読み出された画像信号を一時的に保持するも
のである。即ち、バッファ55は、記録紙Pの所定面が
制御電極16aと背面電極14aとの間を通過した後、
制御電極16bと背面電極14bとの間に達するのに要
する時間保持し、バッファ56は、記録紙Pの上記所定
面が制御電極16aと背面電極14aとの間を通過した
後、制御電極16cと背面電極14cとの間に達するの
に要する時間保持し、バッファ57は、記録紙Pの上記
所定面が制御電極16aと背面電極14aとの間を通過
した後、制御電極16dと背面電極14dとの間に達す
るのに要する時間保持する。データセレクタ58は、V
−RAM54a〜54dのうちの1個を順次選択するも
のであり、V−RAM54a〜54dから読み出された
画像信号を順次切り替え、データ変換回路59に送り込
む。
画像信号処理部53に入力されたイエロー、マゼンタ、
シアンおよびブラックの各色用の画像信号を個別に記憶
するものである。上記各色用の画像信号は、上記ホスト
コンピュータまたは図示しない変換手段より得られるも
のである。バッファ55〜57は、V−RAM54b〜
54dから読み出された画像信号を一時的に保持するも
のである。即ち、バッファ55は、記録紙Pの所定面が
制御電極16aと背面電極14aとの間を通過した後、
制御電極16bと背面電極14bとの間に達するのに要
する時間保持し、バッファ56は、記録紙Pの上記所定
面が制御電極16aと背面電極14aとの間を通過した
後、制御電極16cと背面電極14cとの間に達するの
に要する時間保持し、バッファ57は、記録紙Pの上記
所定面が制御電極16aと背面電極14aとの間を通過
した後、制御電極16dと背面電極14dとの間に達す
るのに要する時間保持する。データセレクタ58は、V
−RAM54a〜54dのうちの1個を順次選択するも
のであり、V−RAM54a〜54dから読み出された
画像信号を順次切り替え、データ変換回路59に送り込
む。
【0042】データ変換回路59は、入力された各色の
画像信号を、印字ヘッドを構成する制御電極16および
トナー通過孔15の配列に対応したパターンに変換し、
制御電極電圧切換部60へ供給するものである。
画像信号を、印字ヘッドを構成する制御電極16および
トナー通過孔15の配列に対応したパターンに変換し、
制御電極電圧切換部60へ供給するものである。
【0043】背面電極電圧切換部61は、データセレク
タ58の上記切換え信号に基づいて、電圧を印加すべき
背面電極14a〜14dをこの順に順次選択していき、
選択した背面電極14a〜14dに図9に示す背面電極
電源69の電圧を順次印加していくものである。背面電
極電源69の極性は、トナーとは逆極性であり、本実施
例において正極性である。この制御においては、上記切
換え信号と、V−RAM54a〜54dからの画像情報
の読み出しを指令する読出し信号とにより、各背面電極
14a〜14dに対して適当なタイミングによる電圧印
加が可能となる。
タ58の上記切換え信号に基づいて、電圧を印加すべき
背面電極14a〜14dをこの順に順次選択していき、
選択した背面電極14a〜14dに図9に示す背面電極
電源69の電圧を順次印加していくものである。背面電
極電源69の極性は、トナーとは逆極性であり、本実施
例において正極性である。この制御においては、上記切
換え信号と、V−RAM54a〜54dからの画像情報
の読み出しを指令する読出し信号とにより、各背面電極
14a〜14dに対して適当なタイミングによる電圧印
加が可能となる。
【0044】制御電極電圧切換部60は、図8に示す構
成となっており、前記ドライバIC62を備えている。
このドライバIC62は、前記データ変換回路59から
入力されたシリアルの画像信号をパラレルの画像信号に
変換し、制御信号として出力するシリアル/パラレル変
換部63、ラッチ部64、アンド回路65、およびFE
Tからなるスイッチング素子66を備えている。シリア
ル/パラレル変換部63は、前記データ変換回路59と
共に制御信号生成手段を構成している。シリアル/パラ
レル変換部63では、シリアルの画像信号を1個の現像
ローラ11eに属する制御電極16の数のパラレルの並
びに変換する。本実施例において、この数は2560で
ある。従って、上記アンド回路65、スイッチング素子
66および同図に示す抵抗67は、それぞれ、2560
個が並列に設けられている。各スイッチング素子66は
前記接続線17によって制御電極16と接続されてい
る。各接続線17には、抵抗67を介して図9に示す制
御電極電源68が接続されている。この制御電極電源6
8の極性は、トナーと同極性であり、本実施例において
負極性である。
成となっており、前記ドライバIC62を備えている。
このドライバIC62は、前記データ変換回路59から
入力されたシリアルの画像信号をパラレルの画像信号に
変換し、制御信号として出力するシリアル/パラレル変
換部63、ラッチ部64、アンド回路65、およびFE
Tからなるスイッチング素子66を備えている。シリア
ル/パラレル変換部63は、前記データ変換回路59と
共に制御信号生成手段を構成している。シリアル/パラ
レル変換部63では、シリアルの画像信号を1個の現像
ローラ11eに属する制御電極16の数のパラレルの並
びに変換する。本実施例において、この数は2560で
ある。従って、上記アンド回路65、スイッチング素子
66および同図に示す抵抗67は、それぞれ、2560
個が並列に設けられている。各スイッチング素子66は
前記接続線17によって制御電極16と接続されてい
る。各接続線17には、抵抗67を介して図9に示す制
御電極電源68が接続されている。この制御電極電源6
8の極性は、トナーと同極性であり、本実施例において
負極性である。
【0045】シリアル/パラレル変換部63から出力さ
れた各画像信号は、ラッチ部64を経て、それぞれ、ア
ンド回路65に供給される。このアンド回路65は、画
像信号がHighであり、かつ例えばエンジンコントロ
ーラ部52から供給される印字制御信号がHighであ
る場合に出力がHighとなる一方、何れか一方がLo
wの場合にLowとなる。アンド回路65の出力はスイ
ッチング素子66のゲートに入力される。スイッチング
素子66は、アンド回路65の出力がHighの場合に
ONとなり、接続線17、即ち制御電極16が制御電極
電源68より供給される低電圧により低電位となる一
方、アンド回路65の出力がLowの場合にOFFとな
り、制御電極16が制御電極電源68から供給される相
対的に高い電圧により高電位となる。従って、各制御電
極16の電圧は、画像信号、即ち上記制御信号に応じて
変調されることになる。また、上記ドライバIC62と
制御電圧を供給するための回路との接続はドライバ基板
12上において行われている。
れた各画像信号は、ラッチ部64を経て、それぞれ、ア
ンド回路65に供給される。このアンド回路65は、画
像信号がHighであり、かつ例えばエンジンコントロ
ーラ部52から供給される印字制御信号がHighであ
る場合に出力がHighとなる一方、何れか一方がLo
wの場合にLowとなる。アンド回路65の出力はスイ
ッチング素子66のゲートに入力される。スイッチング
素子66は、アンド回路65の出力がHighの場合に
ONとなり、接続線17、即ち制御電極16が制御電極
電源68より供給される低電圧により低電位となる一
方、アンド回路65の出力がLowの場合にOFFとな
り、制御電極16が制御電極電源68から供給される相
対的に高い電圧により高電位となる。従って、各制御電
極16の電圧は、画像信号、即ち上記制御信号に応じて
変調されることになる。また、上記ドライバIC62と
制御電圧を供給するための回路との接続はドライバ基板
12上において行われている。
【0046】ここで、トナータンク11a〜11dの何
れか1個に注目し、図7に示す構成を含んだ画像形成部
1の要部の構成を簡略化して示すと、図9のようにな
る。また、この構成を各トナータンク11a〜11dに
対応する構成として示すと、図1のようになる。これら
の図において、制御電極電圧切換部60に示したVb
は、図8に示した低圧に相当し、トナー通過孔15を通
じて現像ローラ11eからトナーを背面電極14方向へ
飛翔させる電圧、即ち制御電極16と背面電極14との
間の記録紙Pに、トナーにより印字するための印字電圧
である。また、Vwは、図8に示した高圧に相当し、ト
ナー通過孔15を通じての現像ローラ11eから背面電
極14方向へのトナーの飛翔を阻止する電圧、即ち記録
紙Pに、トナーによる印字をさせない印字阻止電圧であ
る。そして、これら印字電圧Vbおよび印字阻止電圧V
wは、いずれもトナーと同極性である。
れか1個に注目し、図7に示す構成を含んだ画像形成部
1の要部の構成を簡略化して示すと、図9のようにな
る。また、この構成を各トナータンク11a〜11dに
対応する構成として示すと、図1のようになる。これら
の図において、制御電極電圧切換部60に示したVb
は、図8に示した低圧に相当し、トナー通過孔15を通
じて現像ローラ11eからトナーを背面電極14方向へ
飛翔させる電圧、即ち制御電極16と背面電極14との
間の記録紙Pに、トナーにより印字するための印字電圧
である。また、Vwは、図8に示した高圧に相当し、ト
ナー通過孔15を通じての現像ローラ11eから背面電
極14方向へのトナーの飛翔を阻止する電圧、即ち記録
紙Pに、トナーによる印字をさせない印字阻止電圧であ
る。そして、これら印字電圧Vbおよび印字阻止電圧V
wは、いずれもトナーと同極性である。
【0047】上記の構成において、ホストコンピュータ
から、画像形成の開始指令信号がエンジンコントローラ
部に入力されると、このコントローラ部の制御により、
図2に示すモータ5が回転する。これにより、給紙ロー
ラ4、搬送ローラ2・2、サクションベルト21および
各トナータンク11a〜11d内の現像ローラ11eが
回転する。現像ローラ11eの回転によりトナータンク
11a〜11d内のトナーが撹拌される。このとき、ト
ナーはブレード19により現像ローラ11eに押し付け
られ、摩擦により負極性に帯電する。尚、現像ローラ1
1eはトナーと同電位あるいは接地状態である。
から、画像形成の開始指令信号がエンジンコントローラ
部に入力されると、このコントローラ部の制御により、
図2に示すモータ5が回転する。これにより、給紙ロー
ラ4、搬送ローラ2・2、サクションベルト21および
各トナータンク11a〜11d内の現像ローラ11eが
回転する。現像ローラ11eの回転によりトナータンク
11a〜11d内のトナーが撹拌される。このとき、ト
ナーはブレード19により現像ローラ11eに押し付け
られ、摩擦により負極性に帯電する。尚、現像ローラ1
1eはトナーと同電位あるいは接地状態である。
【0048】また、給紙ローラ4により給紙カセット3
内の最上部の記録紙Pが送り出され、この記録紙Pが搬
送ローラ2・2により挟持されると、給紙ローラ4が従
動状態となる。搬送ローラ2・2に挟持された記録紙P
は、画像形成部1におけるドライバー基板12と背面電
極14との間をサクションベルト21により搬送され
る。
内の最上部の記録紙Pが送り出され、この記録紙Pが搬
送ローラ2・2により挟持されると、給紙ローラ4が従
動状態となる。搬送ローラ2・2に挟持された記録紙P
は、画像形成部1におけるドライバー基板12と背面電
極14との間をサクションベルト21により搬送され
る。
【0049】一方、上記ホストコンピュータあるいは変
換手段より出力された各色用の画像信号は、それぞれ、
画像信号処理部53のV−RAM54a〜54dに一時
的に記憶された後、直接あるいはバッファ55〜57を
経てデータセレクタ58へ転送される。即ち、V−RA
M54a〜54dに記憶されている各画像信号は、図示
しないクロックに基づいて、V−RAM54a〜54d
内の先頭番地のものから順次読み出され、V−RAM5
4aから読み出されたイエローの画像信号は直接データ
セレクタ58に入力され、V−RAM54b〜54dか
ら読み出されたマゼンタ、シアンおよびブラックの画像
信号は、それぞれバッファ55〜57を経てデータセレ
クタ58に入力される。従って、データセレクタ58へ
は、イエローの画像データに対して、マゼンタ、シアン
およびブラックの画像信号が順次遅れて入力される。デ
ータセレクタ58は、例えばエンジンコントローラ部5
2から供給される切換え信号に基づいてこれら画像信号
を順次切り替え、データ変換回路59へ転送する。この
場合、先ず、イエローの画像信号が選択され、データ変
換回路59へ転送される。
換手段より出力された各色用の画像信号は、それぞれ、
画像信号処理部53のV−RAM54a〜54dに一時
的に記憶された後、直接あるいはバッファ55〜57を
経てデータセレクタ58へ転送される。即ち、V−RA
M54a〜54dに記憶されている各画像信号は、図示
しないクロックに基づいて、V−RAM54a〜54d
内の先頭番地のものから順次読み出され、V−RAM5
4aから読み出されたイエローの画像信号は直接データ
セレクタ58に入力され、V−RAM54b〜54dか
ら読み出されたマゼンタ、シアンおよびブラックの画像
信号は、それぞれバッファ55〜57を経てデータセレ
クタ58に入力される。従って、データセレクタ58へ
は、イエローの画像データに対して、マゼンタ、シアン
およびブラックの画像信号が順次遅れて入力される。デ
ータセレクタ58は、例えばエンジンコントローラ部5
2から供給される切換え信号に基づいてこれら画像信号
を順次切り替え、データ変換回路59へ転送する。この
場合、先ず、イエローの画像信号が選択され、データ変
換回路59へ転送される。
【0050】データ変換回路59に入力された画像信号
は、制御電極16、即ちトナー通過孔15の配列に対応
したパターンに変換された後、制御電極電圧切換部60
へ供給される。制御電極電圧切換部60では、シリアル
/パラレル変換部63により入力されたシリアルの画像
信号がパラレルの画像信号に変換され、この画像信号に
基づいて制御電極16への印加電圧が変調される。即ち
画像信号が印字レベルであるとき、図1において、制御
電極電圧切換部60の切り換え動作により、制御電極1
6には制御電極電源68より相対的に低圧の印字電圧V
bが供給される。また、画像信号が非印字レベルである
とき、制御電極16には制御電極電源68より相対的に
高圧の印字阻止電圧Vwが供給される。
は、制御電極16、即ちトナー通過孔15の配列に対応
したパターンに変換された後、制御電極電圧切換部60
へ供給される。制御電極電圧切換部60では、シリアル
/パラレル変換部63により入力されたシリアルの画像
信号がパラレルの画像信号に変換され、この画像信号に
基づいて制御電極16への印加電圧が変調される。即ち
画像信号が印字レベルであるとき、図1において、制御
電極電圧切換部60の切り換え動作により、制御電極1
6には制御電極電源68より相対的に低圧の印字電圧V
bが供給される。また、画像信号が非印字レベルである
とき、制御電極16には制御電極電源68より相対的に
高圧の印字阻止電圧Vwが供給される。
【0051】一方、背面電極電圧切換部61では、デー
タセレクタ58の上記切換え信号に基づいて、先ず、イ
エロー用の背面電極14aを選択し、この背面電極14
aに対して背面電極電源69の電圧を印加する。
タセレクタ58の上記切換え信号に基づいて、先ず、イ
エロー用の背面電極14aを選択し、この背面電極14
aに対して背面電極電源69の電圧を印加する。
【0052】図9において、背面電極14aに背面電極
電源69より電圧が印加されると、現像ローラ11eと
背面電極14aとの間に、現像ローラ11eに保持され
ているトナーを背面電極14a方向へ飛翔させることが
できる強さおよび方向を有する電界が生じる。このと
き、制御電極16aに印字電圧Vbが印加された場合に
は、トナーは飛翔を阻止されることなく、トナー通過孔
15を通じて記録紙Pに達することができる。従って、
印字電圧Vbは、現像ローラ11eと背面電極14aと
の間の電界によって生じる制御電極16aの位置の電位
よりも低いものである。また、制御電極16aに印字阻
止電圧Vwが印加された場合には、トナー通過孔15を
通じての現像ローラ11eから背面電極14aへのトナ
ー飛翔が阻止される。従って、印字阻止電圧Vwは、現
像ローラ11eと背面電極14aとの間の電界によって
生じる制御電極16aの位置の電位よりも高いものであ
る。上記の動作により、記録紙P上にイエローの画像が
形成される。また、制御電極16aおよび背面電極14
bへの上記電圧印加制御の開始時点は、記録紙Pの印字
始端部がイエローのトナータンク11aに対応する制御
電極16aと背面電極14aとの間の所定位置に到達し
た時である。
電源69より電圧が印加されると、現像ローラ11eと
背面電極14aとの間に、現像ローラ11eに保持され
ているトナーを背面電極14a方向へ飛翔させることが
できる強さおよび方向を有する電界が生じる。このと
き、制御電極16aに印字電圧Vbが印加された場合に
は、トナーは飛翔を阻止されることなく、トナー通過孔
15を通じて記録紙Pに達することができる。従って、
印字電圧Vbは、現像ローラ11eと背面電極14aと
の間の電界によって生じる制御電極16aの位置の電位
よりも低いものである。また、制御電極16aに印字阻
止電圧Vwが印加された場合には、トナー通過孔15を
通じての現像ローラ11eから背面電極14aへのトナ
ー飛翔が阻止される。従って、印字阻止電圧Vwは、現
像ローラ11eと背面電極14aとの間の電界によって
生じる制御電極16aの位置の電位よりも高いものであ
る。上記の動作により、記録紙P上にイエローの画像が
形成される。また、制御電極16aおよび背面電極14
bへの上記電圧印加制御の開始時点は、記録紙Pの印字
始端部がイエローのトナータンク11aに対応する制御
電極16aと背面電極14aとの間の所定位置に到達し
た時である。
【0053】記録紙Pは画像形成部1への入紙側から出
紙側へ連続して移動しており、上記のようにして形成さ
れたイエローの画像の位置がマゼンタのトナータンク1
1bに対応する制御電極16bと背面電極14bとの間
に到達すると、V−RAM54bから読み出されたマゼ
ンタの画像データに基づいて制御電極16bが制御さ
れ、同様にしてイエロートナーの画像の上にマゼンタト
ナーの画像が重ねて形成される。この場合、イエロート
ナーの画像が制御電極16bと背面電極14bとの間に
到達するまでの記録紙P移動の間は、バッファ55に保
持されていた空データが制御電極電圧切換部60に入力
され、イエロートナーの画像が制御電極16bと背面電
極14bとの間に到達するタイミングと同期して、バッ
ファ55を経たマゼンタの画像信号が制御電極電圧切換
部60に入力されることになる。
紙側へ連続して移動しており、上記のようにして形成さ
れたイエローの画像の位置がマゼンタのトナータンク1
1bに対応する制御電極16bと背面電極14bとの間
に到達すると、V−RAM54bから読み出されたマゼ
ンタの画像データに基づいて制御電極16bが制御さ
れ、同様にしてイエロートナーの画像の上にマゼンタト
ナーの画像が重ねて形成される。この場合、イエロート
ナーの画像が制御電極16bと背面電極14bとの間に
到達するまでの記録紙P移動の間は、バッファ55に保
持されていた空データが制御電極電圧切換部60に入力
され、イエロートナーの画像が制御電極16bと背面電
極14bとの間に到達するタイミングと同期して、バッ
ファ55を経たマゼンタの画像信号が制御電極電圧切換
部60に入力されることになる。
【0054】以下同様にしてバッファ56を経たシアン
の画像信号、およびバッファ57を経たブラックの画像
信号に基づいて画像形成が行われ、記録紙P上にイエロ
ートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像および
ブラックトナー像が重ね合わされた状態となる。その
後、上記トナー像は定着器6により加熱されて記録紙P
上に熱圧着され、さらにこの記録紙Pは排紙トレイ7上
に排出される。尚、上記の動作において、制御電極16
および背面電極14の電圧切り換え速度は、記録紙Pの
搬送速度に対して無視できる程度に速いものである。
の画像信号、およびバッファ57を経たブラックの画像
信号に基づいて画像形成が行われ、記録紙P上にイエロ
ートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像および
ブラックトナー像が重ね合わされた状態となる。その
後、上記トナー像は定着器6により加熱されて記録紙P
上に熱圧着され、さらにこの記録紙Pは排紙トレイ7上
に排出される。尚、上記の動作において、制御電極16
および背面電極14の電圧切り換え速度は、記録紙Pの
搬送速度に対して無視できる程度に速いものである。
【0055】上記のように、本カラー画像形成装置で
は、画像信号に応じて記録紙Pに印字を行う場合、およ
び印字を行わない場合において、共に制御電極16に対
してトナーと同極性の電圧を印加しているので、常に制
御電極16およびこの制御電極16に給電する接続線1
7へのトナーの付着を防止することができる。以下、こ
の原理について説明する。
は、画像信号に応じて記録紙Pに印字を行う場合、およ
び印字を行わない場合において、共に制御電極16に対
してトナーと同極性の電圧を印加しているので、常に制
御電極16およびこの制御電極16に給電する接続線1
7へのトナーの付着を防止することができる。以下、こ
の原理について説明する。
【0056】ここでは、図10に示すように、制御電極
16に印加する印字電圧Vb、印字阻止電圧Vw、背面
電極14に印加する背面電極電圧VB 、現像ローラ11
eと制御電極16との距離Dsm、および現像ローラ1
1eと背面電極14との距離Dsbが以下のように設定
され、現像ローラ11eが50mm/secで回転しているも
のとする。尚、vpは記録紙Pの搬送速度である。
16に印加する印字電圧Vb、印字阻止電圧Vw、背面
電極14に印加する背面電極電圧VB 、現像ローラ11
eと制御電極16との距離Dsm、および現像ローラ1
1eと背面電極14との距離Dsbが以下のように設定
され、現像ローラ11eが50mm/secで回転しているも
のとする。尚、vpは記録紙Pの搬送速度である。
【0057】Vb=−50V、Vw=−300V、Ds
m=100μm、Dsb=1mm 図11に示すように、制御電極16が電気的に浮いた状
態であり、かつ現像ローラ11eと背面電極14とが同
電位で、現像ローラ11eと背面電極14との間に電界
が生じていない状態では、負極性に帯電しているトナー
Tは、現像ローラ11eに吸着した状態で搬送される。
m=100μm、Dsb=1mm 図11に示すように、制御電極16が電気的に浮いた状
態であり、かつ現像ローラ11eと背面電極14とが同
電位で、現像ローラ11eと背面電極14との間に電界
が生じていない状態では、負極性に帯電しているトナー
Tは、現像ローラ11eに吸着した状態で搬送される。
【0058】また、図12に示すように、制御電極16
が電気的に浮いた状態であり、背面電極14にトナーT
とは逆極性の電圧が印加された状態では、現像ローラ1
1e上のトナーTは背面電極14と現像ローラ11eと
の間に生じる電界により背面電極14方向へ飛翔する。
このとき、制御電極16は上記電界に影響を与えないこ
とから、トナーTは制御電極16が設られている基板の
全面に向かって飛翔し、トナー通過孔15に向かって飛
翔したトナーTのみが、背面電極14、即ち記録紙Pに
到達する。このような状態は、制御電極16上にトナー
Tが堆積することから好ましくない。
が電気的に浮いた状態であり、背面電極14にトナーT
とは逆極性の電圧が印加された状態では、現像ローラ1
1e上のトナーTは背面電極14と現像ローラ11eと
の間に生じる電界により背面電極14方向へ飛翔する。
このとき、制御電極16は上記電界に影響を与えないこ
とから、トナーTは制御電極16が設られている基板の
全面に向かって飛翔し、トナー通過孔15に向かって飛
翔したトナーTのみが、背面電極14、即ち記録紙Pに
到達する。このような状態は、制御電極16上にトナー
Tが堆積することから好ましくない。
【0059】また、背面電極14にトナーTと逆極性の
電圧が印加されている時、上記のように、現像ローラ1
1eに保持されているトナーTは背面電極14に向かっ
て飛翔する。このとき、図13および図14に示すよう
に、制御電極16にトナーTと同極性の電圧を印加する
と、その電圧値に応じてトナー通過孔15における現像
ローラ11eから背面電極14に向かう電界が絞り込ま
れる。この結果、制御電極16の径、即ちトナー通過孔
15の径よりも小さい径のトナーTのビームが形成され
るとともに、制御電極16からトナーTに対して斥力が
作用する。
電圧が印加されている時、上記のように、現像ローラ1
1eに保持されているトナーTは背面電極14に向かっ
て飛翔する。このとき、図13および図14に示すよう
に、制御電極16にトナーTと同極性の電圧を印加する
と、その電圧値に応じてトナー通過孔15における現像
ローラ11eから背面電極14に向かう電界が絞り込ま
れる。この結果、制御電極16の径、即ちトナー通過孔
15の径よりも小さい径のトナーTのビームが形成され
るとともに、制御電極16からトナーTに対して斥力が
作用する。
【0060】そして、図15に示すように、制御電極1
6にトナーTと同極性のさらに高い電圧を印加したとき
には、現像ローラ11eから背面電極14へ向かう電界
は、制御電極16に印加された電圧にて形成される電界
により完全に遮断され、トナー通過孔15を通じてのト
ナーTの飛翔が阻止される。
6にトナーTと同極性のさらに高い電圧を印加したとき
には、現像ローラ11eから背面電極14へ向かう電界
は、制御電極16に印加された電圧にて形成される電界
により完全に遮断され、トナー通過孔15を通じてのト
ナーTの飛翔が阻止される。
【0061】一方、図16に示すように、背面電極14
と現像ローラ11eとが同電位であるとき、例えば所定
の色のトナーTによる印字が選択されていないときであ
って、制御電極16に印字電圧Vbが印加されたとき、
背面電極14およびトナー通過孔15では、印字時とは
逆向きの電界が形成され、現像ローラ11eから背面電
極14へのトナーTの飛翔は起こらない。
と現像ローラ11eとが同電位であるとき、例えば所定
の色のトナーTによる印字が選択されていないときであ
って、制御電極16に印字電圧Vbが印加されたとき、
背面電極14およびトナー通過孔15では、印字時とは
逆向きの電界が形成され、現像ローラ11eから背面電
極14へのトナーTの飛翔は起こらない。
【0062】上記のように、本実施例のカラー画像形成
装置では、トナー通過孔15を通じての印字時、および
この印字を阻止する非印字において、制御電極16にト
ナーと同極性の電圧を印加することにより、少なくとも
制御電極16およびこれに給電する接続線17の周りに
トナーに対して斥力を及ぼす電界を生じさせている。従
って、印字時および非印字時の両方において、制御電極
16および接続線17へのトナーの付着が防止される。
これにより、制御電極16あるいは接続線17に堆積し
たトナーが記録紙Pに落下して記録紙Pが汚れる事態、
トナーによりトナー通過孔15が目詰まりする事態、お
よび堆積したトナーによって制御電極16周りの電界が
不安定になり印字品質が劣化する事態等を防止すること
ができる。
装置では、トナー通過孔15を通じての印字時、および
この印字を阻止する非印字において、制御電極16にト
ナーと同極性の電圧を印加することにより、少なくとも
制御電極16およびこれに給電する接続線17の周りに
トナーに対して斥力を及ぼす電界を生じさせている。従
って、印字時および非印字時の両方において、制御電極
16および接続線17へのトナーの付着が防止される。
これにより、制御電極16あるいは接続線17に堆積し
たトナーが記録紙Pに落下して記録紙Pが汚れる事態、
トナーによりトナー通過孔15が目詰まりする事態、お
よび堆積したトナーによって制御電極16周りの電界が
不安定になり印字品質が劣化する事態等を防止すること
ができる。
【0063】尚、上記の非印字においてトナーと同極性
の電圧が印加される制御電極16は、画像形成するもの
として選択されている色用の多数の制御電極16…のう
ちの、印字を行わないトナー通過孔15の制御電極16
は勿論、画像形成するものとして選択されていない色用
の制御電極16も含んだものである。
の電圧が印加される制御電極16は、画像形成するもの
として選択されている色用の多数の制御電極16…のう
ちの、印字を行わないトナー通過孔15の制御電極16
は勿論、画像形成するものとして選択されていない色用
の制御電極16も含んだものである。
【0064】また、本カラー画像形成装置では、制御電
極16への電圧印加によりトナー通過孔15に生じる電
界の方向が、非印字時には印字とは逆向きとなるように
して、制御電極16へのトナーの付着を防止している
が、この機能をさらに確実なものとするために、例えば
図17に示す構成を採用することも可能である。
極16への電圧印加によりトナー通過孔15に生じる電
界の方向が、非印字時には印字とは逆向きとなるように
して、制御電極16へのトナーの付着を防止している
が、この機能をさらに確実なものとするために、例えば
図17に示す構成を採用することも可能である。
【0065】同図の構成は、例えば負極性に帯電したト
ナーTを使用し、現像ローラ11eに、背面電極電圧切
換部61に連動する切換部65が接続され、この切換部
65により正電源66または負電源67を選択可能であ
る。また、制御電極電圧切換部60は、負電源による印
字阻止電圧Vwと、0Vに設定された印字電圧Vbとを
選択するものとなっている。この構成において、印字時
には、背面電極14に正の背面電極電源69が接続さ
れ、現像ローラ11eに負電源67が接続され、制御電
極16が0Vとなる。従って、トナーTは現像ローラ1
1eと反発し、かつ制御電極16の電界に邪魔されるこ
となく、背面電極14に向かって飛翔する。一方、非印
字時には、背面電極14が0Vとなり、現像ローラ11
eに正電源66が接続され、制御電極16に印字阻止電
圧Vwが供給される。従って、トナーTは現像ローラ1
1eに吸着され、かつトナー通過孔15と現像ローラ1
1eとの間の電界が印字時とは逆方向となるので、制御
電極16へのトナーTの飛翔が生じない。これにより、
制御電極16へのトナーTの付着が確実に防止される。
ナーTを使用し、現像ローラ11eに、背面電極電圧切
換部61に連動する切換部65が接続され、この切換部
65により正電源66または負電源67を選択可能であ
る。また、制御電極電圧切換部60は、負電源による印
字阻止電圧Vwと、0Vに設定された印字電圧Vbとを
選択するものとなっている。この構成において、印字時
には、背面電極14に正の背面電極電源69が接続さ
れ、現像ローラ11eに負電源67が接続され、制御電
極16が0Vとなる。従って、トナーTは現像ローラ1
1eと反発し、かつ制御電極16の電界に邪魔されるこ
となく、背面電極14に向かって飛翔する。一方、非印
字時には、背面電極14が0Vとなり、現像ローラ11
eに正電源66が接続され、制御電極16に印字阻止電
圧Vwが供給される。従って、トナーTは現像ローラ1
1eに吸着され、かつトナー通過孔15と現像ローラ1
1eとの間の電界が印字時とは逆方向となるので、制御
電極16へのトナーTの飛翔が生じない。これにより、
制御電極16へのトナーTの付着が確実に防止される。
【0066】また、印字時と非印字とで現像ローラ11
eとトナー通過孔15との間の電界の方向を反転させ
て、非印字時における制御電極16へのトナーの付着を
防止する構成としては、上記のものの他、以下のものが
ある。
eとトナー通過孔15との間の電界の方向を反転させ
て、非印字時における制御電極16へのトナーの付着を
防止する構成としては、上記のものの他、以下のものが
ある。
【0067】例えば図18において、現像ローラ11e
と背面電極14との距離を1mmとし、背面電極14に
2000Vを印加したとき、制御電極16が現像ローラ
11eから0.2mmの距離にあるとすると、制御電極1
6が電源に接続されていないとき、この制御電極16の
位置の電位は400Vとなる。これにより、印字時にお
いて、制御電極16に400Vより低い正の印字電圧V
b(+50V)を印加した場合、負極性のトナーTでも
制御電極16から斥力を受けて制御電極16の径、即ち
トナー通過孔15の径よりも小さい径のトナービームを
形成する。従って、トナーTとは逆の極性の電圧を制御
電極16に印加しても、トナー通過孔15の径よりも小
さい径のトナービームを形成することができ、制御電極
16へのトナーTとは逆極性の印加電圧に応じて所望の
印字を行うことができる。
と背面電極14との距離を1mmとし、背面電極14に
2000Vを印加したとき、制御電極16が現像ローラ
11eから0.2mmの距離にあるとすると、制御電極1
6が電源に接続されていないとき、この制御電極16の
位置の電位は400Vとなる。これにより、印字時にお
いて、制御電極16に400Vより低い正の印字電圧V
b(+50V)を印加した場合、負極性のトナーTでも
制御電極16から斥力を受けて制御電極16の径、即ち
トナー通過孔15の径よりも小さい径のトナービームを
形成する。従って、トナーTとは逆の極性の電圧を制御
電極16に印加しても、トナー通過孔15の径よりも小
さい径のトナービームを形成することができ、制御電極
16へのトナーTとは逆極性の印加電圧に応じて所望の
印字を行うことができる。
【0068】しかしながら、このような構成において
は、使用する背面電極14を所定のものから他のものに
切り換えて、現像ローラ11eと所定の背面電極14と
の間に電圧を印加しないようにした場合において、図1
9に示すように、正の印字電圧Vbが印加された場合、
現像ローラ11e側の一部のトナーTは制御電極16方
向に飛翔し、制御電極16に堆積する。
は、使用する背面電極14を所定のものから他のものに
切り換えて、現像ローラ11eと所定の背面電極14と
の間に電圧を印加しないようにした場合において、図1
9に示すように、正の印字電圧Vbが印加された場合、
現像ローラ11e側の一部のトナーTは制御電極16方
向に飛翔し、制御電極16に堆積する。
【0069】そこで、図20に示すように、背面電極電
圧切換部61と連動する切換部70を設け、その制御電
極16による非印字時には、現像ローラ11eに印字電
圧Vb(+50V)よりも大きい正の電圧が印加される
ようにしておく。これにより、現像ローラ11eとトナ
ー通過孔15との間に印字時とは逆向きの電界が生じ、
上記の問題を解決することができる。
圧切換部61と連動する切換部70を設け、その制御電
極16による非印字時には、現像ローラ11eに印字電
圧Vb(+50V)よりも大きい正の電圧が印加される
ようにしておく。これにより、現像ローラ11eとトナ
ー通過孔15との間に印字時とは逆向きの電界が生じ、
上記の問題を解決することができる。
【0070】また、本カラー画像形成装置のように記録
紙Pの上に各色トナーによりカラー画像を形成する方式
としては、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック
の4色を組み合わせる減法混色法がある。この減法混色
法では、各色の濃度と組み合わせとにより全ての色を表
現することができる。濃度を表現する方法としてはトナ
ーの付着量を変える方法(濃度階調)や、面積により視
覚的に濃度を変える方法(面積階調)がある。本カラー
画像形成装置では、各画素の位置を極めて正確に決める
ことができ、また各色の画素径も正確に決めることがで
きる。従って、各色のドットを重ね合わせて1画素を形
成することも、また各色のドットを異なる位置にして各
色の面積の比率により1画素の色を表現することもでき
る。以下、これら2つの方式を本カラー画像形成装置に
適用する方法について説明する。
紙Pの上に各色トナーによりカラー画像を形成する方式
としては、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック
の4色を組み合わせる減法混色法がある。この減法混色
法では、各色の濃度と組み合わせとにより全ての色を表
現することができる。濃度を表現する方法としてはトナ
ーの付着量を変える方法(濃度階調)や、面積により視
覚的に濃度を変える方法(面積階調)がある。本カラー
画像形成装置では、各画素の位置を極めて正確に決める
ことができ、また各色の画素径も正確に決めることがで
きる。従って、各色のドットを重ね合わせて1画素を形
成することも、また各色のドットを異なる位置にして各
色の面積の比率により1画素の色を表現することもでき
る。以下、これら2つの方式を本カラー画像形成装置に
適用する方法について説明する。
【0071】先ず、各色を重ね合わせて1画素を形成す
る場合を図21により説明する。ここでは、1インチあ
たりに200個の画素Eが形成されるものとする。この
場合、記録紙Pにおいて各画素Eは0.127mm間隔で
形成される。また、記録紙P上において各画素Eが隙間
なく印字されるためには、画素Eの径を0.2mm程度と
する必要がある。従って、制御電極16内の開口部、即
ちトナー通過孔15の径はそれよりもさらに大きくな
る。本実施例においては、ブラックに対応するトナー通
過孔15の孔径を0.3mm、その他の色に対応する孔径
を0.35mmとして記録紙P上に0.2mm径の画素Eを
形成している。
る場合を図21により説明する。ここでは、1インチあ
たりに200個の画素Eが形成されるものとする。この
場合、記録紙Pにおいて各画素Eは0.127mm間隔で
形成される。また、記録紙P上において各画素Eが隙間
なく印字されるためには、画素Eの径を0.2mm程度と
する必要がある。従って、制御電極16内の開口部、即
ちトナー通過孔15の径はそれよりもさらに大きくな
る。本実施例においては、ブラックに対応するトナー通
過孔15の孔径を0.3mm、その他の色に対応する孔径
を0.35mmとして記録紙P上に0.2mm径の画素Eを
形成している。
【0072】印字の際には、記録紙Pがイエローに対応
するトナー像形成位置からブラックに対応するトナー像
形成位置に向けて搬送される。記録紙Pの所定位置が図
21に示す例えばイエローに対応する制御電極16a1
の下にあり、この制御電極16a1 に印字電圧Vbが印
加され、かつ背面電極14aが選択されると、記録紙P
上における制御電極16a1 との対応位置にイエローの
直径0.2mmのドットが形成される。この場合、印字電
圧Vbが印加されたイエローの制御電極16に対応する
記録紙P上の全ての箇所に上記ドットが形成される。
するトナー像形成位置からブラックに対応するトナー像
形成位置に向けて搬送される。記録紙Pの所定位置が図
21に示す例えばイエローに対応する制御電極16a1
の下にあり、この制御電極16a1 に印字電圧Vbが印
加され、かつ背面電極14aが選択されると、記録紙P
上における制御電極16a1 との対応位置にイエローの
直径0.2mmのドットが形成される。この場合、印字電
圧Vbが印加されたイエローの制御電極16に対応する
記録紙P上の全ての箇所に上記ドットが形成される。
【0073】1個の現像ローラ11eに属する制御電極
16およびトナー通過孔15は、記録紙P搬送方向に0.
508mmの中心間隔で4個並び、記録紙Pが搬送方向
に1画素間隔(0.127mm)進む間に、各色に対応す
る背面電極14a〜14dが順次選択され、各色ドット
の印字が順次行われる。そして、記録紙Pが0.508m
m進んだときには、各制御電極16の配列に沿って、記
録紙P搬送方向に0.508mmの幅で各色のドットが並
んだ状態となる。その後、記録紙Pが2.032mm進ん
だときとには、記録紙P搬送方向と直交する方向の一列
でドットの並びがつながった状態となる。このような印
字を行うためのデータの並べ換えは、データ変換回路5
9にて行われる。
16およびトナー通過孔15は、記録紙P搬送方向に0.
508mmの中心間隔で4個並び、記録紙Pが搬送方向
に1画素間隔(0.127mm)進む間に、各色に対応す
る背面電極14a〜14dが順次選択され、各色ドット
の印字が順次行われる。そして、記録紙Pが0.508m
m進んだときには、各制御電極16の配列に沿って、記
録紙P搬送方向に0.508mmの幅で各色のドットが並
んだ状態となる。その後、記録紙Pが2.032mm進ん
だときとには、記録紙P搬送方向と直交する方向の一列
でドットの並びがつながった状態となる。このような印
字を行うためのデータの並べ換えは、データ変換回路5
9にて行われる。
【0074】また、隣同士の各色毎の群をなす制御電極
16、例えば一群の制御電極16aと一群の制御電極1
6bとは、34.04mmの中心間隔で設けられている。
これにより、記録紙Pが34.04mm進んだとき、記録
紙P上における例えばイエローのドット列はマゼンタの
一群の制御電極16bの下に達することになる。従っ
て、このときに背面電極14bが選択され、制御電極1
6bに印字電圧Vbが印加されると、イエローのトナー
像に重ねてマゼンタのトナー像が形成される。同様にし
て、このマゼンタのトナー像の上には、この位置から記
録紙Pが34.04mm進むとシアンのトナー像が重ねて
形成され、さらに34.04mm進むとブラックのトナー
像が重ねて形成される。上記のように各々異なる色のか
つ対応するトナー像の重ね合わせは、前述のように、記
録紙Pが所定の色に対応する制御電極16から隣の異な
る色に対応する制御電極16までの移動に要する時間だ
け、各色の画像信号を前記バッファ55〜57により遅
らせて制御電極電圧切換部60へ転送することにより行
うことができる。
16、例えば一群の制御電極16aと一群の制御電極1
6bとは、34.04mmの中心間隔で設けられている。
これにより、記録紙Pが34.04mm進んだとき、記録
紙P上における例えばイエローのドット列はマゼンタの
一群の制御電極16bの下に達することになる。従っ
て、このときに背面電極14bが選択され、制御電極1
6bに印字電圧Vbが印加されると、イエローのトナー
像に重ねてマゼンタのトナー像が形成される。同様にし
て、このマゼンタのトナー像の上には、この位置から記
録紙Pが34.04mm進むとシアンのトナー像が重ねて
形成され、さらに34.04mm進むとブラックのトナー
像が重ねて形成される。上記のように各々異なる色のか
つ対応するトナー像の重ね合わせは、前述のように、記
録紙Pが所定の色に対応する制御電極16から隣の異な
る色に対応する制御電極16までの移動に要する時間だ
け、各色の画像信号を前記バッファ55〜57により遅
らせて制御電極電圧切換部60へ転送することにより行
うことができる。
【0075】次に、各色のドットを異なる位置に形成し
て1画素の色を表現する場合を図22により説明する。
この方法は、一つの画素を互いに異なる位置を中心に形
成されたドットの集合として印字するものである。具体
的には、図22に示すように、1画素が例えば直径0.1
27mmの円の領域で構成される場合において、同図の
ようにイエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれのドット
YD 、MD 、SD の中心が異なるようにして、画素Eの
領域内に形成する。尚、同図に示すEO は画素Eの中心
である。
て1画素の色を表現する場合を図22により説明する。
この方法は、一つの画素を互いに異なる位置を中心に形
成されたドットの集合として印字するものである。具体
的には、図22に示すように、1画素が例えば直径0.1
27mmの円の領域で構成される場合において、同図の
ようにイエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれのドット
YD 、MD 、SD の中心が異なるようにして、画素Eの
領域内に形成する。尚、同図に示すEO は画素Eの中心
である。
【0076】このような印字を行うために、画素の中心
EO に対して、例えば、イエローのドットの中心Y
O が、記録紙P搬送方向とは反対の方向へ0.016mm
ずれ、かつ記録紙P搬送方向との直交方向へ0.028m
mずれるように、マゼンタのドットの中心MO が、記録
紙P搬送方向に0.016mmずれ、かつ記録紙P搬送方
向と直交する上記YO と同方向へ0.028mmずれ、シ
アンのドットの中心SO が、記録紙P搬送方向と直交す
る上記YO とは反対の方向へ0.032mmずれるよう
に、それぞれ、イエロー、マゼンタおよびシアンの制御
電極16およびトナー通過孔15が形成される。尚、上
記3色のドットYD 、MD 、SD の重なり部分を形成す
れば、その部分をブラックとすることができるものの、
これらが重ならないようにして、ブラックのドットを単
独に画素E内に形成してもよい。
EO に対して、例えば、イエローのドットの中心Y
O が、記録紙P搬送方向とは反対の方向へ0.016mm
ずれ、かつ記録紙P搬送方向との直交方向へ0.028m
mずれるように、マゼンタのドットの中心MO が、記録
紙P搬送方向に0.016mmずれ、かつ記録紙P搬送方
向と直交する上記YO と同方向へ0.028mmずれ、シ
アンのドットの中心SO が、記録紙P搬送方向と直交す
る上記YO とは反対の方向へ0.032mmずれるよう
に、それぞれ、イエロー、マゼンタおよびシアンの制御
電極16およびトナー通過孔15が形成される。尚、上
記3色のドットYD 、MD 、SD の重なり部分を形成す
れば、その部分をブラックとすることができるものの、
これらが重ならないようにして、ブラックのドットを単
独に画素E内に形成してもよい。
【0077】このような構成では、ドットの重なりが僅
かであるので、前記のドットをほぼ重ねて画素を形成す
る方法と比較して、重ねた合わせされたドット、即ちト
ナー層が崩れて画素が大きくなるという問題が発生しな
い利点がある。また、各色ドットの重ね合わせ部分が僅
かであるので、濁りのない鮮明な画像を得ることができ
る。
かであるので、前記のドットをほぼ重ねて画素を形成す
る方法と比較して、重ねた合わせされたドット、即ちト
ナー層が崩れて画素が大きくなるという問題が発生しな
い利点がある。また、各色ドットの重ね合わせ部分が僅
かであるので、濁りのない鮮明な画像を得ることができ
る。
【0078】尚、上記の例では、各色ドットを部分的に
重なり合わせているが、制御電極16およびトナー通過
孔15の位置を、各ドットが完全に独立した状態で形成
されるように、さらにずらして形成すれば、さらに画像
の鮮明さを高めることができる。また、各ドットの重な
りの程度は、制御電極16に印加する印字電圧Vbを調
整してトナービームの径を調整することによっても実現
することができる。
重なり合わせているが、制御電極16およびトナー通過
孔15の位置を、各ドットが完全に独立した状態で形成
されるように、さらにずらして形成すれば、さらに画像
の鮮明さを高めることができる。また、各ドットの重な
りの程度は、制御電極16に印加する印字電圧Vbを調
整してトナービームの径を調整することによっても実現
することができる。
【0079】また、本カラー画像形成装置では、制御電
極電圧切換部60を構成するドライバIC62がドライ
バ基板12に設けられ、このドライバ基板12におい
て、制御電圧を供給するための高圧の回路が上記ドライ
バIC62に接続されているので、上記高圧の回路をド
ライバ基板12上に集中さたものとなっている。従っ
て、この高圧回路をカラー画像形成装置の低圧回路であ
る他の制御回路等と分離することができ、これらの回路
に対する上記高圧回路による影響を回避することができ
る。これにより、装置の誤動作および故障等が低減さ
れ、信頼性を向上することができる。
極電圧切換部60を構成するドライバIC62がドライ
バ基板12に設けられ、このドライバ基板12におい
て、制御電圧を供給するための高圧の回路が上記ドライ
バIC62に接続されているので、上記高圧の回路をド
ライバ基板12上に集中さたものとなっている。従っ
て、この高圧回路をカラー画像形成装置の低圧回路であ
る他の制御回路等と分離することができ、これらの回路
に対する上記高圧回路による影響を回避することができ
る。これにより、装置の誤動作および故障等が低減さ
れ、信頼性を向上することができる。
【0080】また、本実施例においては、記録紙Pが制
御電極16と背面電極14との間を連続搬送されるもの
としている。これに対し、本カラー画像形成装置では、
サクションベルト21を制御して記録紙Pを制御電極1
6と背面電極14との間において適宜停止可能とすると
ともに、図2に示した構成において、定着器6に最も近
い側のトナータンク11dに対応する制御電極16と背
面電極14との間の、記録紙Pに対して印字可能な終端
の位置(以下、印字終端位置と称する)と定着器6との
間における記録紙Pの搬送路長が記録紙Pの搬送方向の
長さよりも長くなるように設定されている構成を採用す
ることもできる。このような構成によれば、画像信号の
伝送経路に配される各記憶手段の容量を小さくし、コス
トダウンを図ることができる。
御電極16と背面電極14との間を連続搬送されるもの
としている。これに対し、本カラー画像形成装置では、
サクションベルト21を制御して記録紙Pを制御電極1
6と背面電極14との間において適宜停止可能とすると
ともに、図2に示した構成において、定着器6に最も近
い側のトナータンク11dに対応する制御電極16と背
面電極14との間の、記録紙Pに対して印字可能な終端
の位置(以下、印字終端位置と称する)と定着器6との
間における記録紙Pの搬送路長が記録紙Pの搬送方向の
長さよりも長くなるように設定されている構成を採用す
ることもできる。このような構成によれば、画像信号の
伝送経路に配される各記憶手段の容量を小さくし、コス
トダウンを図ることができる。
【0081】即ち、制御電極16と背面電極14との間
において、記録紙Pを連続搬送する場合、例えば図7に
示したV−RAM54a〜54dは、連続的に画像信号
を送り出す必要があり、多量の画像データを記憶し得る
容量の大きいものが必要となる。従って、その分、コト
スアップとなる。
において、記録紙Pを連続搬送する場合、例えば図7に
示したV−RAM54a〜54dは、連続的に画像信号
を送り出す必要があり、多量の画像データを記憶し得る
容量の大きいものが必要となる。従って、その分、コト
スアップとなる。
【0082】一方、記録紙Pを制御電極16と背面電極
14との間において適宜停止可能としておけば、V−R
AM54a〜54dに対する画像信号の格納と読出しと
を適宜繰り返しながら画像形成を行うことが可能とな
る。この場合、V−RAM54a〜54dは、容量が小
さい低コストのものを使用可能となる。また、この場
合、記録紙Pの搬送停止状態において、記録紙Pは、定
着器6に挟持されている時間が長くなると、ヒートロー
ラ8の熱によって変色や、反りあるいは皺といった変形
が生じ易くなる。そこで、上記印字終端位置と定着器6
との間における記録紙Pの搬送路長を記録紙Pの搬送方
向の長さよりも長くなるように設定しておけば、搬送停
止状態において記録紙Pが定着器6に挟持されることが
なく、上記の問題を回避することができる。
14との間において適宜停止可能としておけば、V−R
AM54a〜54dに対する画像信号の格納と読出しと
を適宜繰り返しながら画像形成を行うことが可能とな
る。この場合、V−RAM54a〜54dは、容量が小
さい低コストのものを使用可能となる。また、この場
合、記録紙Pの搬送停止状態において、記録紙Pは、定
着器6に挟持されている時間が長くなると、ヒートロー
ラ8の熱によって変色や、反りあるいは皺といった変形
が生じ易くなる。そこで、上記印字終端位置と定着器6
との間における記録紙Pの搬送路長を記録紙Pの搬送方
向の長さよりも長くなるように設定しておけば、搬送停
止状態において記録紙Pが定着器6に挟持されることが
なく、上記の問題を回避することができる。
【0083】尚、記録紙Pにおける上記の適宜停止動作
は、例えばサクションベルト21を間欠動作させるもの
でもよい。また、サクションベルト21の停止および作
動の制御は、例えば、エンジンコントローラ部52が、
V−RAM54a〜54dから読み出される画像情報の
不足を判断し、適宜上記搬送手段を制御する構成により
実現することができる。
は、例えばサクションベルト21を間欠動作させるもの
でもよい。また、サクションベルト21の停止および作
動の制御は、例えば、エンジンコントローラ部52が、
V−RAM54a〜54dから読み出される画像情報の
不足を判断し、適宜上記搬送手段を制御する構成により
実現することができる。
【0084】また、本実施例においては、各トナー通過
孔15の径を同一のものとしているが、例えば図23に
示すように、各色のトナーに応じて異なるものとしても
よい。同図の構成では、イエローの制御電極16aに対
応するトナー通過孔15の径を270μm、マゼンタの
制御電極16bに対応するトナー通過孔15の径を25
0μm、シアンの制御電極16cに対応するトナー通過
孔15の径を180μm、ブラックの制御電極16dに
対応するトナー通過孔15の径を200μmとしてい
る。このような構成では、一般に再現が困難とされてい
るイエロー分の多い混合色の画像も忠実に再現すること
ができる。
孔15の径を同一のものとしているが、例えば図23に
示すように、各色のトナーに応じて異なるものとしても
よい。同図の構成では、イエローの制御電極16aに対
応するトナー通過孔15の径を270μm、マゼンタの
制御電極16bに対応するトナー通過孔15の径を25
0μm、シアンの制御電極16cに対応するトナー通過
孔15の径を180μm、ブラックの制御電極16dに
対応するトナー通過孔15の径を200μmとしてい
る。このような構成では、一般に再現が困難とされてい
るイエロー分の多い混合色の画像も忠実に再現すること
ができる。
【0085】また、上記のように、トナー通過孔15の
径を調整することにより画像に供給する各色トナーの量
を調整可能であるものの、カラー画像を良好に再現する
ためには、制御電極16への印加電圧と背面電極14へ
の印加電圧との少なくとも一方をトナー通過孔15の径
に応じて設定し、トナー通過孔15の径に応じてトナー
通過孔15におけるトナー通過量を適切に制御する必要
がある。これに対応するためには、制御電極電源68と
背面電極電源69との少なくとも一方を各トナー通過孔
15の径に応じた多段階の電圧を出力可能なものとし、
この出力を選択される制御電極16および背面電極14
に応じて切り換えるものとすればよい。例えば、上記の
各トナー通過項15の孔径に対応して各制御電極16a
〜16bに印加する印字電圧Vbは、イエローの制御電
極16aが−80V、マゼンタの制御電極16bが−7
0V、シアンの制御電極16cが−30V、ブラックの
制御電極16dが−50Vである。
径を調整することにより画像に供給する各色トナーの量
を調整可能であるものの、カラー画像を良好に再現する
ためには、制御電極16への印加電圧と背面電極14へ
の印加電圧との少なくとも一方をトナー通過孔15の径
に応じて設定し、トナー通過孔15の径に応じてトナー
通過孔15におけるトナー通過量を適切に制御する必要
がある。これに対応するためには、制御電極電源68と
背面電極電源69との少なくとも一方を各トナー通過孔
15の径に応じた多段階の電圧を出力可能なものとし、
この出力を選択される制御電極16および背面電極14
に応じて切り換えるものとすればよい。例えば、上記の
各トナー通過項15の孔径に対応して各制御電極16a
〜16bに印加する印字電圧Vbは、イエローの制御電
極16aが−80V、マゼンタの制御電極16bが−7
0V、シアンの制御電極16cが−30V、ブラックの
制御電極16dが−50Vである。
【0086】また、本カラー画像形成装置においては、
制御電極電源68を印字電圧Vbについて調整可能なも
のとし、例えば操作パネル部への入力操作に基づいて設
定値を変更可能とし、この設定値に基づいてエンジンコ
ントローラ部52が各色の印字の場合の印字電圧Vbを
制御するものとしてもよい。このような構成では、各色
ドットの濃度および径を任意に調整可能となり、良好な
カラー画像を得ることができる。
制御電極電源68を印字電圧Vbについて調整可能なも
のとし、例えば操作パネル部への入力操作に基づいて設
定値を変更可能とし、この設定値に基づいてエンジンコ
ントローラ部52が各色の印字の場合の印字電圧Vbを
制御するものとしてもよい。このような構成では、各色
ドットの濃度および径を任意に調整可能となり、良好な
カラー画像を得ることができる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のカラー
画像形成装置は、各色トナー毎に設けられ、記録紙通過
部での記録紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電された
トナーを担持するトナー担持体と、これらトナー担持体
と対向配置され、各トナー担持体との対向位置にトナー
が通過可能な径の複数のトナー通過孔が形成されている
絶縁基板と、上記各トナー通過孔の形成位置毎に上記絶
縁基板に設けられた制御電極と、上記絶縁基板と対向配
置され、絶縁基板との間に上記の記録紙通過部となる隙
間を形成する背面電極と、上記記録紙通過部にて記録紙
を搬送する記録紙搬送手段と、トナー担持体側のトナー
を上記トナー通過孔を通過させて背面電極側へ移動させ
る方向の電界を生じさせる、上記トナーとは逆極性の電
圧を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段と、
画像信号に応じた、上記トナーと同極性の電圧を上記制
御電極に選択的に印加して、トナー通過孔を通じてのト
ナーの上記移動を制御する電界を生じさせる制御電極電
圧付与手段とを備えているとともに、上記のトナー通過
孔の径は、そのトナー通過孔が属するトナー担持体が担
持するトナーの色に応じて設定され、上記の制御電極電
圧付与手段と背面電極電圧付与手段との少なくとも一方
が、上記トナー通過孔の径に応じて出力電圧を設定する
構成である。
画像形成装置は、各色トナー毎に設けられ、記録紙通過
部での記録紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電された
トナーを担持するトナー担持体と、これらトナー担持体
と対向配置され、各トナー担持体との対向位置にトナー
が通過可能な径の複数のトナー通過孔が形成されている
絶縁基板と、上記各トナー通過孔の形成位置毎に上記絶
縁基板に設けられた制御電極と、上記絶縁基板と対向配
置され、絶縁基板との間に上記の記録紙通過部となる隙
間を形成する背面電極と、上記記録紙通過部にて記録紙
を搬送する記録紙搬送手段と、トナー担持体側のトナー
を上記トナー通過孔を通過させて背面電極側へ移動させ
る方向の電界を生じさせる、上記トナーとは逆極性の電
圧を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段と、
画像信号に応じた、上記トナーと同極性の電圧を上記制
御電極に選択的に印加して、トナー通過孔を通じてのト
ナーの上記移動を制御する電界を生じさせる制御電極電
圧付与手段とを備えているとともに、上記のトナー通過
孔の径は、そのトナー通過孔が属するトナー担持体が担
持するトナーの色に応じて設定され、上記の制御電極電
圧付与手段と背面電極電圧付与手段との少なくとも一方
が、上記トナー通過孔の径に応じて出力電圧を設定する
構成である。
【0088】これにより、トナー通過時すなわち印字
時、およびトナー通過阻止時すなわち非印字時の何れの
場合においても、制御電極および制御電極への給電用の
接続線へのトナーの付着を防止することができる。従っ
て、制御電極あるいは接続線に堆積したトナーが記録紙
上に落下して記録紙が汚れる事態、トナーによりトナー
通過孔の目詰まりが生じる事態および堆積したトナーに
よって制御電極周りの電界が不安定になり、印字品質が
劣化する事態等を防止でき、品質の良好な画像を得るこ
とができるという効果を奏する。また、トナー通過孔の
径に応じてトナー通過量を適切に制御することができ、
カラー画像を良好に再現することができるという効果を
奏する。
時、およびトナー通過阻止時すなわち非印字時の何れの
場合においても、制御電極および制御電極への給電用の
接続線へのトナーの付着を防止することができる。従っ
て、制御電極あるいは接続線に堆積したトナーが記録紙
上に落下して記録紙が汚れる事態、トナーによりトナー
通過孔の目詰まりが生じる事態および堆積したトナーに
よって制御電極周りの電界が不安定になり、印字品質が
劣化する事態等を防止でき、品質の良好な画像を得るこ
とができるという効果を奏する。また、トナー通過孔の
径に応じてトナー通過量を適切に制御することができ、
カラー画像を良好に再現することができるという効果を
奏する。
【0089】また、請求項2の発明のカラー画像形成装
置は、各色トナー毎に設けられ、記録紙通過部での記録
紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電されたトナーを担
持するトナー担持体と、これらトナー担持体と対向配置
され、各トナー担持体との対向位置にトナーが通過可能
な径の複数のトナー通過孔が形成され、異なるトナー担
持体に属するトナー通過孔同士の少なくとも一組が、少
なくとも記録紙搬送方向と直交する方向の位置が互いに
異なるように形成されている絶縁基板と、上記各トナー
通過孔の形成位置毎に上記絶縁基板に設けられた制御電
極と、上記絶縁基板と対向配置され、絶縁基板との間に
上記の記録紙通過部となる隙間を形成する背面電極と、
上記記録紙通過部にて記録紙を搬送する記録紙搬送手段
と、トナー担持体側のトナーを上記トナー通過孔を通過
させて背面電極側へ移動させる方向の電界を生じさせる
電圧を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段
と、画像信号に応じた電圧を上記制御電極に選択的に印
加して、トナー通過孔を通じてのトナーの上記移動を制
御する電界を生じさせる制御電極電圧付与手段とを備え
ているとともに、上記のトナー通過孔の径は、そのトナ
ー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナーの色に
応じて設定され、上記の制御電極電圧付与手段と背面電
極電圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過
孔の径に応じて出力電圧を設定する構成である。
置は、各色トナー毎に設けられ、記録紙通過部での記録
紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電されたトナーを担
持するトナー担持体と、これらトナー担持体と対向配置
され、各トナー担持体との対向位置にトナーが通過可能
な径の複数のトナー通過孔が形成され、異なるトナー担
持体に属するトナー通過孔同士の少なくとも一組が、少
なくとも記録紙搬送方向と直交する方向の位置が互いに
異なるように形成されている絶縁基板と、上記各トナー
通過孔の形成位置毎に上記絶縁基板に設けられた制御電
極と、上記絶縁基板と対向配置され、絶縁基板との間に
上記の記録紙通過部となる隙間を形成する背面電極と、
上記記録紙通過部にて記録紙を搬送する記録紙搬送手段
と、トナー担持体側のトナーを上記トナー通過孔を通過
させて背面電極側へ移動させる方向の電界を生じさせる
電圧を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段
と、画像信号に応じた電圧を上記制御電極に選択的に印
加して、トナー通過孔を通じてのトナーの上記移動を制
御する電界を生じさせる制御電極電圧付与手段とを備え
ているとともに、上記のトナー通過孔の径は、そのトナ
ー通過孔が属するトナー担持体が担持するトナーの色に
応じて設定され、上記の制御電極電圧付与手段と背面電
極電圧付与手段との少なくとも一方が、上記トナー通過
孔の径に応じて出力電圧を設定する構成である。
【0090】これにより、記録紙上に形成される異なる
色のドット同士の少なくとも一組は、完全に重なること
なく形成される。従って、各色のドット同士を重ねてカ
ラー画像を得る場合と比較して、濁りのない鮮やかな画
像を得ることができ、これにより画像品質を向上するこ
とができるという効果を奏する。また、トナー通過孔の
径に応じてトナー通過量を適切に制御することができ、
カラー画像を良好に再現することができるという効果を
奏する。
色のドット同士の少なくとも一組は、完全に重なること
なく形成される。従って、各色のドット同士を重ねてカ
ラー画像を得る場合と比較して、濁りのない鮮やかな画
像を得ることができ、これにより画像品質を向上するこ
とができるという効果を奏する。また、トナー通過孔の
径に応じてトナー通過量を適切に制御することができ、
カラー画像を良好に再現することができるという効果を
奏する。
【0091】また、請求項3の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1または2の発明のカラー画像形成装置に
おいて、上記制御電極電圧付与手段が、上記トナー通過
孔を通じてトナーを背面電極方向へ移動させるときの電
圧を調整可能とした構成である。
置は、請求項1または2の発明のカラー画像形成装置に
おいて、上記制御電極電圧付与手段が、上記トナー通過
孔を通じてトナーを背面電極方向へ移動させるときの電
圧を調整可能とした構成である。
【0092】これにより、請求項1または2の発明の効
果に加え、記録紙に印字するときのトナーの量および記
録紙でのトナーの付着範囲を調整することができる。従
って、記録紙に印字される各色のドットの濃度および径
を調整可能となり、画像を良好に再現することができる
という効果を奏する。
果に加え、記録紙に印字するときのトナーの量および記
録紙でのトナーの付着範囲を調整することができる。従
って、記録紙に印字される各色のドットの濃度および径
を調整可能となり、画像を良好に再現することができる
という効果を奏する。
【0093】
【0094】
【0095】また、請求項4の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1から3の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極電圧付与手段が、画像信
号から各制御電極に応じた信号を生成する制御信号生成
手段と、この制御信号生成手段から出力された信号を所
定の制御電圧に変換する信号/電圧変換手段とを備え、
上記絶縁基板に設けられている構成である。
置は、請求項1から3の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極電圧付与手段が、画像信
号から各制御電極に応じた信号を生成する制御信号生成
手段と、この制御信号生成手段から出力された信号を所
定の制御電圧に変換する信号/電圧変換手段とを備え、
上記絶縁基板に設けられている構成である。
【0096】これにより、請求項1から3の何れかの発
明の効果に加え、制御電極に電圧を供給するための高圧
の回路を絶縁基板上に集中させることができ、この高圧
回路をカラー画像形成装置の低圧回路である他の制御回
路等と分離することができ、これらの回路に対する高圧
回路による影響を回避することができる。これにより、
装置の誤動作および故障等が低減され、信頼性を向上す
ることができるという効果を奏する。
明の効果に加え、制御電極に電圧を供給するための高圧
の回路を絶縁基板上に集中させることができ、この高圧
回路をカラー画像形成装置の低圧回路である他の制御回
路等と分離することができ、これらの回路に対する高圧
回路による影響を回避することができる。これにより、
装置の誤動作および故障等が低減され、信頼性を向上す
ることができるという効果を奏する。
【0097】また、請求項5の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1から4の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極は絶縁基板における記録
紙搬送部側の面に形成され、背面電極の上面に半導電性
層が形成されている構成である。
置は、請求項1から4の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、上記の制御電極は絶縁基板における記録
紙搬送部側の面に形成され、背面電極の上面に半導電性
層が形成されている構成である。
【0098】これにより、請求項1から4の何れかの発
明の効果に加え、搬送される記録紙との摺接により背面
電極の表面に摩擦による帯電が生じて記録紙の搬送の障
害となる事態、および高圧が印加される背面電極から放
電が生じる事態を防止することができるという効果を奏
する。
明の効果に加え、搬送される記録紙との摺接により背面
電極の表面に摩擦による帯電が生じて記録紙の搬送の障
害となる事態、および高圧が印加される背面電極から放
電が生じる事態を防止することができるという効果を奏
する。
【0099】また、請求項6の発明のカラー画像形成装
置は、請求項1から5の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、記録紙搬送方向における最下流側の制御
電極の下流側に、記録紙上のトナーを加熱して記録紙に
定着させる加熱定着手段を備え、この加熱定着手段と上
記最下流側の制御電極との間の記録紙搬送路長が、記録
紙の搬送方向長さよりも長く設定され、上記記録紙搬送
手段は記録通過部にて記録紙を停止可能とした構成であ
る。
置は、請求項1から5の何れかの発明のカラー画像形成
装置において、記録紙搬送方向における最下流側の制御
電極の下流側に、記録紙上のトナーを加熱して記録紙に
定着させる加熱定着手段を備え、この加熱定着手段と上
記最下流側の制御電極との間の記録紙搬送路長が、記録
紙の搬送方向長さよりも長く設定され、上記記録紙搬送
手段は記録通過部にて記録紙を停止可能とした構成であ
る。
【0100】これにより、記録紙に対する印字時におい
て、記録紙を適宜停止させながら印字を行うことがで
き、記録紙を連続的に移動させて印字を行う場合と比較
して、少量の画像信号を順次転送しながら印字を行うこ
とができる。従って、画像信号の伝送経路に配される各
記憶手段の容量を小さくし、コストダウンを図ることが
できる。また、この場合、記録紙は加熱定着手段に挟持
されることがないので、記録紙を停止させての印字動作
中に、記録紙が加熱されて変形や変色、あるいは皺を生
じる事態を回避することができるという効果を奏する。
て、記録紙を適宜停止させながら印字を行うことがで
き、記録紙を連続的に移動させて印字を行う場合と比較
して、少量の画像信号を順次転送しながら印字を行うこ
とができる。従って、画像信号の伝送経路に配される各
記憶手段の容量を小さくし、コストダウンを図ることが
できる。また、この場合、記録紙は加熱定着手段に挟持
されることがないので、記録紙を停止させての印字動作
中に、記録紙が加熱されて変形や変色、あるいは皺を生
じる事態を回避することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例のカラー画像形成装置におけ
る画像形成部の構成を示す模式図である。
る画像形成部の構成を示す模式図である。
【図2】図1に示した画像形成部を備えるカラー画像形
成装置の概略の全体構成である。
成装置の概略の全体構成である。
【図3】図2に示した画像形成部の斜視図である。
【図4】図3に示した画像形成部の要部を縦断面で示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図1に示したドライバ基板に設けられている制
御電極の説明図である。
御電極の説明図である。
【図6】上記カラー画像形成装置の制御部の構成を示す
概略のブロック図である。
概略のブロック図である。
【図7】図6に示した画像信号処理部の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】図7に示した制御電極電圧切換部の構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図9】図7に示す構成を含んだ画像形成部の要部を示
す模式図である。
す模式図である。
【図10】図1に示した構成を簡略化して示す、トナー
付着防止機能を説明する模式図である。
付着防止機能を説明する模式図である。
【図11】図10の構成をさらに簡略化して示すもので
あって、背面電極が現像ローラと同電位であり、制御電
極が何れの電源にも接続されていない状態を示す模式図
である。
あって、背面電極が現像ローラと同電位であり、制御電
極が何れの電源にも接続されていない状態を示す模式図
である。
【図12】図11の状態から背面電極が背面電極電源と
接続された状態を示す模式図である。
接続された状態を示す模式図である。
【図13】図11の状態から背面電極に背面電極電源が
接続され、かつ制御電極に印字電圧Vbが印加された状
態を示す模式図である。
接続され、かつ制御電極に印字電圧Vbが印加された状
態を示す模式図である。
【図14】図13に示した状態の他の例を示す模式図で
ある。
ある。
【図15】図14の状態から制御電極への印加電圧が印
字阻止電圧Vwに切り換えられた状態を示す模式図であ
る。
字阻止電圧Vwに切り換えられた状態を示す模式図であ
る。
【図16】図11の状態から制御電極に印字電圧Vbが
印加された状態を示す模式図である。
印加された状態を示す模式図である。
【図17】図10の構成よりも制御電極へのトナー付着
防止機能をさらに高めた構成を示す模式図である。
防止機能をさらに高めた構成を示す模式図である。
【図18】図10に示した制御電極へのトナー付着防止
機能を有する構成のさらに他の例示するためのものであ
って、その構成における印字状態を示す模式図である。
機能を有する構成のさらに他の例示するためのものであ
って、その構成における印字状態を示す模式図である。
【図19】図18に示した状態から背面電極を現像ロー
ラと同じ0Vに切り換えた状態を示す模式図である。
ラと同じ0Vに切り換えた状態を示す模式図である。
【図20】図18に示した構成に制御電極へのトナー付
着防止機能を付与した構成を示す模式図である。
着防止機能を付与した構成を示す模式図である。
【図21】図5に示した制御電極を使用しての画像の形
成例を示す説明図である。
成例を示す説明図である。
【図22】図21に示した例に対する他の画素の形成例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図23】図5に示した制御電極の他の例を示す説明図
である。
である。
1 画像形成部 6 定着器(加熱定着手段) 11 トナータンクユニット 11e 現像ローラ(トナー担持体) 12 ドライバ基板(絶縁基板) 14 背面電極 14a 〜14d 背面電極 15 トナー通過孔 16 制御電極 16a 〜16d 制御電極 18 被覆層(半導電性層) 21 サクションベルト(記録紙搬送手段) 60 制御電極電圧切換部(制御電極電圧付与手段、
制御信号生成手段、信号/電圧変換手段 61 背面電極電圧切換部(背面電極電圧付与手段) 62 ドライバIC 68 制御電極電源(制御電極電圧付与手段) 69 背面電極電源(背面電極電圧付与手段)
制御信号生成手段、信号/電圧変換手段 61 背面電極電圧切換部(背面電極電圧付与手段) 62 ドライバIC 68 制御電極電源(制御電極電圧付与手段) 69 背面電極電源(背面電極電圧付与手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/385 B41J 2/01 G03G 15/20
Claims (6)
- 【請求項1】各色トナー毎に設けられ、記録紙通過部で
の記録紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電されたトナ
ーを担持するトナー担持体と、 これらトナー担持体と対向配置され、各トナー担持体と
の対向位置にトナーが通過可能な径の複数のトナー通過
孔が形成されている絶縁基板と、 上記各トナー通過孔の形成位置毎に上記絶縁基板に設け
られた制御電極と、 上記絶縁基板と対向配置され、絶縁基板との間に上記の
記録紙通過部となる隙間を形成する背面電極と、 上記記録紙通過部にて記録紙を搬送する記録紙搬送手段
と、 トナー担持体側のトナーを上記トナー通過孔を通過させ
て背面電極側へ移動させる方向の電界を生じさせる、上
記トナーとは逆極性の電圧を上記背面電極に印加する背
面電極電圧付与手段と、 画像信号に応じた、上記トナーと同極性の電圧を上記制
御電極に選択的に印加して、トナー通過孔を通じてのト
ナーの上記移動を制御する電界を生じさせる制御電極電
圧付与手段とを備えているとともに、 上記のトナー通過孔の径は、そのトナー通過孔が属する
トナー担持体が担持するトナーの色に応じて設定され、
上記の制御電極電圧付与手段と背面電極電圧付与手段と
の少なくとも一方が、上記トナー通過孔の径に応じて出
力電圧を設定するものであること を特徴とするカラー画
像形成装置。 - 【請求項2】各色トナー毎に設けられ、記録紙通過部で
の記録紙搬送方向に並び、所定の極性に帯電されたトナ
ーを担持するトナー担持体と、 これらトナー担持体と対向配置され、各トナー担持体と
の対向位置にトナーが通過可能な径の複数のトナー通過
孔が形成され、異なるトナー担持体に属するトナー通過
孔同士の少なくとも一組が、少なくとも記録紙搬送方向
と直交する方向の位置が互いに異なるように形成されて
いる絶縁基板と、 上記各トナー通過孔の形成位置毎に上記絶縁基板に設け
られた制御電極と、 上記絶縁基板と対向配置され、絶縁基板との間に上記の
記録紙通過部となる隙間を形成する背面電極と、 上記記録紙通過部にて記録紙を搬送する記録紙搬送手段
と、 トナー担持体側のトナーを上記トナー通過孔を通過させ
て背面電極側へ移動させる方向の電界を生じさせる電圧
を上記背面電極に印加する背面電極電圧付与手段と、 画像信号に応じた電圧を上記制御電極に選択的に印加し
て、トナー通過孔を通じてのトナーの上記移動を制御す
る電界を生じさせる制御電極電圧付与手段とを備えてい
るとともに、 上記のトナー通過孔の径は、そのトナー通過孔が属する
トナー担持体が担持するトナーの色に応じて設定され、
上記の制御電極電圧付与手段と背面電極電圧付与手段と
の少なくとも一方が、上記トナー通過孔の径に応じて出
力電圧を設定するものであること を特徴としているカラ
ー画像形成装置。 - 【請求項3】上記制御電極電圧付与手段は、上記トナー
通過孔を通じてトナーを背面電極方向へ移動させるとき
の電圧を調整可能であることを特徴とする請求項1また
は2に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項4】上記の制御電極電圧付与手段は、画像信号
から各制御電極に応じた信号を生成する制御信号生成手
段と、この制御信号生成手段から出力された信号を所定
の制御電圧に変換する信号/電圧変換手段とを備え、上
記絶縁基板に設けられていることを特徴とする請求項1
から3の何れかに記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】上記の制御電極は絶縁基板における記録紙
搬送部側の面に形成され、背面電極の上面に半導電性層
が形成されていることを特徴とする請求項1から4の何
れかに記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項6】記録紙搬送方向における最下流側の制御電
極の下流側に、記録紙上のトナーを加熱して記録紙に定
着させる加熱定着手段を備え、この加熱定着手段と上記
最下流側の制御電極との間の記録紙搬送路長が、記録紙
の搬送方向長さよりも長く設 定され、上記記録紙搬送手
段は記録通過部にて記録紙を停止可能であることを特徴
とする請求項1から5の何れかに記載のカラー画像形成
装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27155294A JP3197438B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | カラー画像形成装置 |
EP95116828A EP0710895B1 (en) | 1994-11-04 | 1995-10-25 | Color image forming apparatus |
DE69526380T DE69526380T2 (de) | 1994-11-04 | 1995-10-25 | Farbbilderzeugungsgerät |
DE69515258T DE69515258T2 (de) | 1994-11-04 | 1995-10-25 | Farbbilderzeugungsgerät |
EP99115340A EP0957410B1 (en) | 1994-11-04 | 1995-10-25 | Color image forming apparatus |
US08/550,827 US5600355A (en) | 1994-11-04 | 1995-10-31 | Color image forming apparatus by direct printing method with flying toner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27155294A JP3197438B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | カラー画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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