JPH04152154A

JPH04152154A - トナージェット記録装置

Info

Publication number: JPH04152154A
Application number: JP2278452A
Authority: JP
Inventors: Toshio Sankochi; 三行地　寿雄; Tetsuya Kitamura; 哲弥北村
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1990-10-17
Filing date: 1990-10-17
Publication date: 1992-05-26
Also published as: US5305026A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、複写機、プリンター等に適用される、画像記
録装置であるトナージェット記録装置に関する。

［従来の技術］従来、トナージェット記録装置は、帯電したトナーを供
給するトナー供給源と、絶縁層の一方の側に基準電極層
が形成され、他方の側に多数の制御電極層が形成され、
各制御電極層毎に前記三層を貫いて小孔であるアパチャ
ーが形成されたアパチャー電極と、前記アパチャーを通
過してきたトナーを支持体に引き寄せる対向電極から構
成される。トナー供給源から帯電したトナーがアパチャ
ー電極の基準電極層側のアパチャー人口付近に供給され
、このアパチャー内の電界によって、トナー流が変調さ
れる。そして、変調されたトナーは、アパチャーを通過
し対向電極の方向へ引き寄せられて、この対向電極に沿
って搬送される支持体にトナーが付着し、画像が形成さ
れる。対向電極には、およそＩＫＶ電圧が印加され、ア
パチャー電極と対向電極との間隔は、１ｍｍ程度である
。

この記録装置は、例えば、米国特許明細書第３６８９９
３５号等に開示されている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、本装置によれば、厚手の支持体に画像記
録することができない。なぜならば、アパチャー電極と
対向電極との間隔は、１ｍｍ程度であって、この隙間を
厚手の紙等の支持体が通過できな（なるからである。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、厚みにかかわらず任意の支持体に画像形成が
可能となるトナージェット記録装置を提供することを目
的とする。

［課題を解決するための手段］この目的を達成するために、本発明のトナージェット記
録装置は、トナージェット記録装置によって変調される
トナー流により一旦トナー画像を形成される中間記録媒
体と、この中間記録媒体から任意の支持体にトナー画像
を転写する転写装置とを備えることを特徴とする。

［作用］上記の構成を有する本発明によれば、中間記録媒体上に
、画像が形成されたのち、任意の支持体上に、この中間
記録媒体上の画像が転写される。

したがって、中間記録媒体に画像が形成される位置から
離れた位置で、任意の支持体への転写を行うことができ
るので、支持体はトナージェット記録装置に伴う厚さの
制限を受けることがない。

［実施例］以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は、本発明のトナージェット記録装置の概略構成
図である。

装置外装置の側部には、支持体２の挿入口３と、取り出
し口４とが設けられている。装置内部には、中間記録媒
体である転写ドラム５が設けられ、この転写ドラム５の
周りに、記録手段６と、転写コロナ７と、クリーニング
手段８と、除電手段９とが、転写ドラム５の回転方向に
沿って設けられる。転写ドラム５の内部には、記録手段
６と対向して、背面電極１０（従来の対向電極に相当）
が設けられる。転写ドラム５と、転写装置である転写コ
ロナ７との間を支持体２が通過する。支持体２は、一般
には紙であり、この区間を通過した後に、熱定着装置１
１に搬送される。

記録手段６の内部には、回転可能ブラシローラ１２と、
トナー流変調手段であるアパチャー電極１３とが設けら
れている。このブラシローラ１２の回転方向の上流には
、掻き部材１４と、供給ローラ１５とが順次設けられる
。供給ローラ１５に接触して、層厚規制部材１６が設け
られる。供給ローラ１５はトナーケースＩ７に覆われ、
このトナーケース１７の内部には、トナーＴが貯蔵され
る。この記録手段６と前記背面電極１０とによってトナ
ージェット記録装置が構成される。

前記アパチャー電極１３は、ブラシローラ１２の上方に
配置される。第２図に示すように、アパチャー電極１３
は、絶縁層１８の一方の側に基準電極層１９が形成され
、他方の側に多数の制御電極層２０が形成される。そし
て前記各制御電極層２０毎に小孔であるアパチャー２１
が前記３層を貫通して設けられている。これらアパチャ
ー２１は、後述する支持体２の横方向に一列に配置され
る。また、基準電極層１９は、絶縁層１８のブラシロー
ラ１２側の全面に設けられる。更に、各制御電極層２０
は、絶縁層１８の上面において、アパチャー２１の周り
に位置することになる。基準電極層１９は、アースに、
それぞれの制御電極層２０は、信号回路Ｓにそれぞれ接
続されている。また、ブラシローラ１２は、アースに接
続されている。

背面電極ｌＯは、電源Ｅ１に接続され、アパチャー電極
１３を通過してきたトナーの帯電極性の逆の極性の電圧
が印加される。そして、アパチャー電極１３を通過して
きたトナーを転写ドラム５の表面に吸着でき、トナー像
を形成できるように構成される。

転写装置である転写コロナ７は、電源Ｅ２に接続され、
トナーの帯電極性の逆の電圧が印加される。そして、こ
こでコロナ放電がおき、コロナ風を支持体２に照射する
。この結果、支持体２上に、トナー像が転写ドラム５か
ら転写される。

支持体２は、ガイド２２を経由して、転写ドラム５と転
写コロナ７との間を通過し、熱定着装置１１に搬送され
る。

熱定着装置１１の内部には、内部に熱源を備えたヒート
ローラ２３と、プレスローラ２４とが接触して設けられ
ている。支持体２が、このヒートローラ２３とプレスロ
ーラ２４との間を通過できるように構成されている。

クリーニング手段８は、支持体２上にトナー像が転写さ
れた後、転写ドラム５に残留したトナーＴを除去できる
ように、転写ドラム５に接触して設けられる。

更に、除電手段９は、アースに接続され、転写ドラム５
の表面に残留した電荷を除去できるように、転写ドラム
５に接触して設けられる。この除電手段９は、クリーニ
ング手段８と同様に、次の印字プロセスに、履歴を残さ
ないようにするために設けられる手段である。

次に、本発明のトナージェット記録装置の動作について
説明する。

記録手段６に於て、トナーＴが、供給ローラ１５上に担
持され、層厚規制部材Ｉ６によって、均一なトナー層に
形成される。そして、均一量のトナーＴがブラシローラ
１２に供給される。このときトナーＴは、供給ローラ１
５、及びブラシローラ１２と接触しつつ摩擦して、例え
ばプラス（＋）に帯電する。プラス（＋）に帯電したト
ナーＴは、ブラシローラ１２に担持される。

そして、アパチャー電極１３付近に於て、掻き部材１４
によって、ブラシローラ１２が掻かれる。そして、ブラ
シが弾性によってもとに戻るとき、ブラシに適量に担持
されたトナーＴが跳ね上がる。この結果、トナーＴはク
ラウド状になって、アパチャー電極１３に供給される。

供給される位置は、アパチャー電極１３の基準電極層１
９側のアパチャー２１の入り口付近である。

そして、供給されたトナーＴのクラウドは、アパチャー
電極１３によって変調される。すなわち、信号回路Ｓか
らマイナス（−）電圧が、制御電極層２０に印加される
とき、アパチャー２１の内部において、基準電極層１９
から制御電極層２０へと向かう電界が発生する。そして
、プラスに帯電したトナーは、この電界によって駆動さ
れアパチャー２１を通過する。

また、更に、信号回路Ｓから、電圧が印加されないとき
、アパチャ−２１内部において電界は発生しない。従っ
て、トナーは、アパチャー２１を通過しない。

アパチャー電極１３によって変調されたトナーは、アパ
チャー２１を通過し、マイナス（−）の電源に接続され
た背面電極１０の方向に向かう。そして、背面電極１０
の手前で該背面電極１０に沿って移動する転写ドラム５
に吸着して、トナー像が形成される。トナー像は、転写
ドラム５が回転することによって、転写コロナ７まで搬
送される。

一方、挿入口３より装置内部に挿入された支持体２は、
ガイド２２を経由して、転写コロナ７まで搬送される。

そして、この場所で、転写ドラム５上に形成されたトナ
ー像が、支持体２上に転写される。このトナー像の転写
技術は、すでに電子写真方式の複写装置に適用されてい
るので、説明は省略する。

その後、支持体２は、熱定着装置１１へと搬送される。

そして、支持体２上のトナー像は、熱定着される。この
熱定着方法は、既に公知の技術であるので、詳細な説明
は省略する。

熱定着装置１１を通過した支持体２は、取り出し口１６
へ搬送され、そして、取り已される。

以上説明したように、本実施例によれば、中間記録媒体
として転写ドラム５を用いることによって、転写ドラム
５に画像を形成する位置すなわち背面電極１０が設けら
れる位置と、支持体２にトナー画像が転写される位置す
なわち転写コロナ７が設けられる位置とを別にすること
ができ、アパチャー電極１３と背面電極１０との隙間が
１ｍｍ程度であっても、この隙間に支持体２を通過させ
る必要がない。したがって支持体２は厚さを制限される
ことがないので、紙に限らず、段ボール、金属、布、樹
脂などの任意の支持体に画像を形成することが可能とな
る。

なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されるもの
ではな（、その趣旨を逸脱しない範囲に於て、変更を加
えることが可能である。

例えば、中間記録媒体として、転写ドラムに限らず、転
写ベルトを用いることも可能である。

また例えば、異なる色のトナーを貯蔵する記録手段を、
２つ以上設けることによって、マルチカラーあるいは、
フルカラーの記録も可能となる。

この場合は、転写ドラム１回転で、−色の画像を支持体
上に形成し、それを数回繰り返す方法と、転写ドラムの
周りに２つ以上の記録手段を設け、転写ドラム上で、フ
ルカラーの画像を形成して、支持体に１回で転写する方
法があり、いずれも適用可能である。あるいは、また、
転写ドラムから支持体へトナー像を転写するのに、コロ
ナ転写の代わりに、ヒートローラを押しつけて転写する
熱転写方式を適用することも可能である。これによれば
、定着も同時に行われるので、熱定着装置が省け、装置
がコンパクトになるメリットがある。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように、中間記録媒体を用いる
ことによって、支持体は厚さの制限を受けることがなく
、紙に限らず、段ボール、金属、布、樹脂などの任意の
支持体に画像を形成することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第２図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は本発明のトナージェット記録装置の
構成図、第２図は第１図のアパチャー電極の斜視図であ
る。１・・・装置外装、２・・・支持体、３・・・挿入口、
４・・・取り出し口、５・・・転写ドラム、６・・・記
録手段、７・・・転写コロナ、８・・・クリーニング手
段、９・・・除電装置、ｌＯ・・・背面電極、１１・・
・熱定着装置、１２・・・ブラシローラ、１３・・・ア
パチャー電極、１４・・・掻き部材、１５・・・供給ロ
ーラ、１６・・・層厚規制部材、１７・・・トナーケー
ス、１８・・・絶縁層、１９・・・基準電極層、２０・
・・制御電極層、２１・・・アパチャー、２２・・・ガ
イド、２３・・・ヒートローラ、２４・・・プレスロー
ラ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）帯電したトナーの流れを直接変調して画像を形成
することのできるトナージェット記録装置において、トナージェット記録装置によって変調されるトナー流に
より一旦トナー画像を形成される中間記録媒体と、この
中間記録媒体から任意の支持体にトナー画像を転写する
転写装置とを備えることを特徴とするトナージェット記
録装置。