JPH11301010A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11301010A
JPH11301010A JP11308298A JP11308298A JPH11301010A JP H11301010 A JPH11301010 A JP H11301010A JP 11308298 A JP11308298 A JP 11308298A JP 11308298 A JP11308298 A JP 11308298A JP H11301010 A JPH11301010 A JP H11301010A
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JP
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control electrode
developer
voltage
toner
control
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JP11308298A
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English (en)
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Hiroyuki Yamaji
博之 山地
Koichi Onose
康一 小野瀬
Kazuya Masuda
和也 増田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛翔型画像形成装置において、電極表面の顕
像剤付着、非印字部からの顕像剤漏れを防止し、画像信
号に忠実に顕像剤の飛翔を制御することで、良好な画素
および画像を形成する。 【解決手段】 顕像剤担持体31に対向配置され顕像剤
が通過可能なゲート22、ゲート22を共有する顕像剤
担持体31に近い側の第1の制御電極23と、第1の制
御電極23と絶縁層を介して対向電極側の第2の制御電
極群26とからなる制御電極2、制御電極2に対向配置
され顕像剤と逆極性の電圧印加が可能な対向電極11、
制御電極2に顕像剤が通過する電圧を印加する制御電極
電圧印加手段72、73を含む画像形成装置において、
制御電極電圧印加手段72、73が第1の制御電極23
に印加する顕像剤通過電圧波形が、1画素形成時間(3
00μS)内において複数のON電位とOFF電位が6
0μS毎に交互に印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
およびファクシミリ装置の印字部や、ディジタルプリン
タ、プロッタ等に適用され、トナー等の顕像剤を記録媒
体上へ飛翔させることにより画像を形成する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として画像情報を光
に変換し、感光体に照射して静電像を感光体上に形成
し、トナーで現像するところの所謂電子写真方式が多く
用いられてきたが、近年、コンピューター等による急速
なディジタル化が進み、インクやトナー等の顕像剤を直
接飛翔させる飛翔型の画像形成装置(以後飛翔型画像形
成装置と略す)が提案されている。
【0003】また顕像剤としてトナーを用い、トナーを
直接飛翔させる飛翔型の画像形成装置においては、電子
写真方式と同等のトナーによる高品位の印字が実現で
き、更に、光学書込系や感光体などが不要となることか
ら、これまで数々の方式が提案されてきている。
【0004】例えば、特公平6−30901号公報にお
いては、中間記録媒体や静電像を光学的に発生する装置
を不要にし、使用トナー量の効率を向上させて製造費や
稼動コストを低減させることを目的として、マトリック
ス状に形成されたワイヤーに電圧を印加することによ
り、ワイヤー近傍に電荷像を形成し、電荷像にトナーを
作用させることによりトナー像を形成する方法が開示さ
れている。
【0005】また、特開平6−227021号公報にお
いては、1画素形成時に印加するトナー通過電圧波形を
複数のパルスから形成することで、制御電極へのトナー
堆積を防止し安定した画像を得る記録装置が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、特公平1
−30901号公報においては、マトリックス状に形成
されたワイヤーに電圧を印加することにより、ワイヤー
近傍に電荷像を形成し、電荷像にトナーを作用させるこ
とによりトナー像を形成する方法が開示されており、従
来の電子写真方式の画像形成装置では必要であった中間
記録媒体や静電像を光学的に発生する装置を不要にする
ことができ、使用トナー量の効率を向上させて製造費や
稼動コストを低減させることができるという点で有効な
ものである。
【0007】しかしながら、同公報に代表される従来の
飛翔型画像形成装置においては、画像信号に応じたトナ
ーの飛翔制御を実現する方法として、互いに直交する電
極によって形成される電界によりトナーの飛翔を制御す
る方法が採られており、このような方法においては、直
交する両方の電極が非印字となるOFF電位の他に、ど
ちらか片方がOFF電位となる場合においてもトナー飛
翔の完全な遮断が求められる。
【0008】ところが、これら飛翔型画像形成装置にお
いては、トナーを遮断するための電界と印字飛翔時との
電界の差が小さく、どちらか片方がOFF電位となる場
合においても、トナーが漏れだし、記録材上の非印字領
域にトナーが付着し、画質を低下させるという問題点が
あった。
【0009】また、トナー担持体上から1画素形成時間
内において単独パルス波形の飛翔電界にてトナーを飛翔
させる場合、トナーが凝集塊状態でゲート(顕像剤通過
孔)中に進入しやすく、その中には、逆もしくは弱帯電
トナーも含まれており、これらの逆もしくは弱帯電トナ
ーはゲートを通過後、記録材(記録媒体)上に完全に転
写されず、画像を乱したり、飛翔制御部の対向電極面側
に堆積したりする恐れがあった。
【0010】更に、飛翔制御部の対向電極面側に堆積し
たトナーは、記録材表面を直接汚染したり、飛翔電界に
悪影響を及ぼし、トナービームを偏向させ、画質劣化を
招いていたことから、飛翔制御部の対向電極側をクリー
ニングする機構を新たに設ける必要があるという問題点
があった。
【0011】一方、特開平6−227021号公報で
は、1画素形成するためのトナー通過電圧波形を複数パ
ルスから形成された波形とすることで、トナー通過電圧
印加中の制御電極に堆積したトナーをトナー通過電圧O
FF時に対向電極方向に飛翔、記録材に付着させること
で、制御電極へのトナーの堆積、ゲート目詰まり防止を
図っている。
【0012】しかしながら、制御電極およびその近傍に
付着、堆積するトナーは、必ずしも所望の極性を有した
トナーだけではなく、それら全てのトナーをトナー通過
電圧OFF時に対向電極方向に飛翔、記録材に付着させ
ることは困難なため、画質劣化を解消するには至らない
という問題点があった。
【0013】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、飛翔
型画像形成装置において画像信号に忠実に顕像剤の飛翔
を制御すると同時に飛翔制御部への顕像剤付着を防止す
ることで良好な画素および画像を形成することのできる
画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の極性に帯電された顕像剤を担持する回動可能
な顕像剤担持体と、該顕像剤担持体と所定の間隙をもっ
て対向配置され、該顕像剤担持体上の顕像剤粒子が通過
可能な複数の顕像剤通過孔を含む制御手段と、該制御手
段に対し該顕像剤担持体とは反対側に対向配置され、顕
像剤の帯電極性と逆極性の電圧印加が可能な対向電極
と、該制御手段と該対向電極の間の間隙部に記録媒体を
挿通搬送するための記録媒体搬送手段とを備え、該制御
手段は、1つの顕像剤通過孔に対して少なくとも2層の
電極で構成され、且つ2層の電極は1つの顕像剤通過孔
を共有する該顕像剤担持体に近い側に配された第1の制
御電極群と、該第1の制御電極群と絶縁層を介して該対
向電極側に配された第2の制御電極群とから構成され、
該第1、第2の制御電極群に対し画像信号に応じて選択
的に顕像剤通過電圧を印加する制御電極電圧印加手段を
含み、該制御電極電圧印加手段が第1、第2制御電極群
に対し所定の顕像剤通過電圧を選択的に印加することに
より、顕像剤通過孔における顕像剤の通過を制御し、該
記録媒体搬送手段により記録媒体を該間隙部に挿通搬送
させることで顕像剤像を形成する画像形成装置におい
て、該制御電極電圧印加手段が該第1の制御電極に印加
する顕像剤通過電圧波形は、1画素形成時間内において
複数のON電位とOFF電位が交互に印加されるもので
あることを特徴とする画像形成装置である。
【0015】従って、顕像剤担持体と飛翔制御部の顕像
剤担持体側表面の間で顕像剤をにおける個々の粒子が分
散されたもの(所謂クラウド状態)にして、トナー粒子
を十分に分散させた形態にすることができ、第2の制御
電極にON電圧を印加し、記録材上に顕像剤を飛翔させ
る場合、正規な帯電量を有する顕像剤のみが顕像剤通過
孔を通過し記録材上に到達する一方、逆帯電や弱帯電の
顕像剤は、顕像剤通過孔を通過することはなく、一旦顕
像剤通過孔を通過した逆帯電や弱帯電顕像剤が記録材上
に保持されずに、飛翔制御部上に付着することを効果的
に防止できる。そして、記録材表面を直接汚染したり、
顕像剤ビームの偏向による画像の乱れは解消され、鮮明
な画像が得られ、更に新たにクリーニング機構を設置す
る必要もなくなる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、上記第1の制御電極群に印加する顕像剤通過電圧波
形が1画素形成時間内において複数のON電位とOFF
電位から構成され、そのON電位印加周期又はON電位
の1パルス当たりの印加時間は、上記第2の制御電極へ
の印加電圧がOFF電位の時、それぞれ顕像剤が顕像剤
通過孔に進入を開始する周期又は時間より短いことを特
徴とするので、1画素形成時間終了後、第1の制御電極
への印加電圧がOFF電圧、第2の制御電極がON電圧
に切り替わっても、顕像剤が顕像剤通過孔を通過して記
録材上まで飛翔することはなく、画像信号に忠実な鮮明
な画像が得られる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1乃至3
において、上記制御電極電圧印加手段は、非印字状態と
するために上記第1、第2の制御電極群に対し所定電圧
を印加し、上記顕像剤担持体上の顕像剤を前もって第1
の制御電極群の方向へ飛翔させ該第1の制御電極群上に
担持させると共に、印字状態とするために上記第1、第
2の制御電極群に対し所定電圧を印加し、該第1の制御
電極群上の該顕像剤の飛翔を制御して画像形成すること
を特徴とするので、印字に使用される顕像剤は個々の粒
子が分散されたものであり、それらの帯電極性は揃って
おり、飛翔制御部上に顕像剤が堆積することはなく、記
録材を汚したり、顕像剤ビームを曲げたりすることで、
画質を劣化させることがなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】本実施例に係る現像方法を用いた
飛翔型画像形成装置を搭載したプリンタの断面を図1に
示し、画像形成の工程について図2、図3および図8を
用いてその概要を説明する。
【0019】尚、以下の説明においては、負帯電のトナ
ーに対応する構成を備えた画像形成装置について詳述す
るが、正帯電のトナーを使用する場合には、それに応じ
て適宜各印加電圧の極性を設定すれば良く、更にトナー
以外のインク等からなる他の顕像剤を採用しても良く、
本願の趣旨から逸脱しない範囲で各種の応用が可能であ
ることはいうまでもない。更に、単色現像の場合のみを
例示しているが、本実施形態に則って、複数色の現像部
を装置内に配設することも可能であり、更に記録媒体が
記録用紙の場合について記載しているが、例えば複数色
を現像するために、中間転写体に顕像剤を飛翔させても
良く、また単色の場合であっても、用紙以外の材料に顕
像材を飛翔させても良く、何れの場合も本願特有の効
果、作用を奏することができる。
【0020】図2および図3に示しているように、本方
式によるトナーを用いた画像形成装置は、トナー供給部
3のトナーを飛翔制御部2により画像信号に応じて制御
することにより記録材P上にトナー像を形成するもので
ある。
【0021】印字部1への記録材Pの搬送方向上流側に
は、給紙部4が設けられている。給紙部4は、記録材P
を収容する記録材収容部40と、この記録材収容部40
から記録材Pを送り出すピックアップローラ41、供給
された記録材Pを印字のタイミングにあわせて搬送する
一対のレジストローラ42とからなり、給紙ガイド板4
3と紙押さえ板44により印字部1に案内される。
【0022】また、給紙部4は、記録材Pが供給された
ことを検出する給紙センサ(図示せず)を備えている。
上記のピックアップローラ41およびレジストローラ4
2はコントローラ部7からの駆動信号により、図示しな
い駆動装置によって回転駆動される。
【0023】また、印字部1からの記録材Pの搬送方向
下流側には、印字部1にて記録材P上に形成されたトナ
ー像を加熱および加圧することにより記録材Pに定着さ
せる定着部6が設けられている。定着部6は、ヒータ6
1を内包したヒートローラ62、圧力ローラ63、温度
センサ64から構成される。
【0024】ヒートローラ62は例えば厚さ2mmのア
ルミニウム管、ヒータ61は例えばハロゲンランプから
構成され、ヒータ61はヒートローラ62に内包されて
いる。
【0025】圧力ローラ63は例えばシリコーン樹脂か
らなり、互いに対向して設けられた上記ヒートローラ6
2および圧力ローラ63には記録材Pを挟んで加圧する
ことができるように、それぞれの軸の両端に図示しない
スプリング等によって例えば2kgの荷重が加えられて
いる。
【0026】温度センサ64は、ヒートローラ62の表
面の温度を測定するためのものであり、測定値はコント
ローラ部7の図示しない温度制御部で制御され温度セン
サ64の測定結果に基づくヒートローラ62の表面温度
に応じてヒータ61のON/OFF等を制御し、ヒート
ローラ62の表面温度を例えば150℃に保持する。ま
た、定着部6は記録材Pが排出されたことを検出する排
紙センサ(図示せず)を備えている。
【0027】尚、ヒータ61、ヒートローラ62、圧力
ローラ63等の材質は特に限定されるものではなく、ヒ
ートローラ62の表面の温度も特に限定されるものでは
ない。更に、定着部6は記録材Pを加熱定着もしくは加
圧することによりトナー像を定着させる構成となっても
良い。
【0028】また、図示しないが、定着部6からの記録
材Pの排出側には、定着部6で処理された記録材Pを機
外に排出する排出ローラ、および排出された記録材Pを
受ける排出トレイが設けられている。上記のヒートロー
ラ62、圧力ローラ63、および排出ローラは、図示し
ない駆動装置によって回転駆動される。
【0029】トナー供給部3は、図2のように、トナー
Tが収容されているトナー貯蔵槽35内のトナーTを撹
拌してトナー貯蔵槽35内のトナーTの片寄りを防ぐ撹
拌ローラ34、トナーTを担持、搬送する円筒状の担持
体(スリーブ)としてのトナー担持体31、トナー担持
体31上のトナーTをトナー担持体31より回収する回
収部材36、トナー担持体31にトナーを供給する供給
ローラ33、トナーTに所定の電荷を付与すると共にト
ナー担持体31の外周面に担持されるトナー層の厚さを
規制するドクターブレード32からなる。
【0030】ドクターブレード32は、トナー担持体3
1の対向電極11と向かい合う位置、即ち飛翔位置から
見てトナー担持体31の回転方向上流側に、トナー担持
体31に所定の圧力で接するように設けられている。
尚、トナーTは、例えばスチレンアクリルを主体とする
10μm程度の粒子であり、ドクターブレード32およ
び供給ローラ33近傍での撹拌、搬送により、マイナス
電荷が付与される。
【0031】トナー担持体31は、図示しない駆動装置
によって駆動され、図中の矢印方向に例えばその表面で
の速度が60mm/secで回転する。トナー担持体3
1の表面には数μmの凹凸が形成されており、トナーT
はドクターブレード32によりトナー担持体31の凹凸
面に圧接され、トナー担持体31は、その外周面にトナ
ーTを担持することができるようになっている。尚、ト
ナー担持体31の回転速度は、特に限定されるものでは
なく、製品仕様によって各種値を設定すれば良い。
【0032】印字部1は、トナ一担持体31の外周面と
対向する飛翔制御部2および対向電極11から構成さ
れ、図4から図6に示すように、画像信号に応じて第1
の制御電極23と第2の制御電極26に対し所定の電圧
を印加することにより、ゲート22を通過してトナー担
持体31から対向電極11へ到達するトナーの飛翔を選
択的に制御することができる。
【0033】一方、記録材Pは、記録材収容部40に収
納され、コントローラ部7からの印字開始信号によって
ピックアップローラ41により送り出されレジストロー
ラ42により搬送される。レジストローラ42により搬
送された記録材Pは、給紙ガイド板43と紙押さえ板4
4により対向電極11に密着して搬送される。
【0034】そして対向電極11は、トナー担持体31
の外周面からの距離が例えば1mmとなるように設けら
れており、対向電極11には、対向電極電圧印加手段7
1により、例えば印字動作時において2kVの高圧電圧
が印加されている。
【0035】つまり、対向電極11とトナー担持体31
との間には、対向電極電圧印加手段71による対向電極
11への電圧付与により、トナー担持体31に担持され
たトナーTを対向電極11方向に飛翔させるのに必要な
電界が形成されている。尚、対向電極11とトナー担持
体31との距離は、特に限定されるものではなく、対向
電極11に印加される電圧も特に限定されるものではな
い。
【0036】また、コントローラ部7は、図8に示すよ
うに対向電極電圧印加手段71、第1の制御電極電圧印
加手段72、第2の制御電極電圧印加手段73の他に、
画像形成装置全体を制御する図示しない主制御部と、得
られた面像データを印刷すべき画像データの形式に変換
する図示しない画像処理部と、変換された該画像データ
を記憶する図示しない画像メモリと、画像処理部から得
られた画像データを飛翔制御部2に与えるべき画像デー
タに変換する画像形成制御ユニツト74等を備えてい
る。
【0037】上記の飛翔制御部2は、対向電極11と平
行をなし、かつ対向電極11と対向して2次元的に広が
っており、トナー担持体31から対向電極11方向への
トナーが通過可能な構造となっている。そして、電極基
板25内に絶縁層を介して積層されている第1の制御電
極23・・・と第2の制御電極26・・・に印加される
電位により、トナー担持体31上のトナー層に作用する
電界が変化し、トナー担持体31から対向電極11への
トナーTの飛翔が制御される。
【0038】上記の電極基板25は、トナー担持体31
の外周面からの距離が例えば100μmとなるように設
けられており、電極取付台21により固定保持される。
そして図4、および図5に示すように、第1の制御電極
23・・・と第2の制御電極26・・・は互いに直交す
るように配されており、それぞれの制御電極の交差部に
おいてトナーTの通過が可能なゲート22を有する。
尚、図6に示すように第1の制御電極23・・・と第2
の制御電極26・・・は絶縁層を介して積層するように
配置されている。
【0039】絶縁層は、例えばポリイミド樹脂からな
り、厚さ25μmに形成されており、絶縁層の両側に厚
さ18μmの銅箔の制御電極パターンが形成される。更
に、銅箔の制御電極パターンを保護するために第1の制
御電極23・・・と接続される給電線24・・・およ
び、第2の制御電極26・・・と接続される給電線27
・・・のパターンの上には20μmのエポキシ層が形成
される。また、電極基板25には、第1の制御電極23
・・・と第2の制御電極26・・・が交差する位置にそ
れぞれの電極パターンを貫通するように所定の配列でゲ
ート22…となるべき孔が形成されている。
【0040】第1の制御電極23は、例えば記録材Pの
進行方向に対して直交する角度で設けられており、絶縁
層を挟んで記録材Pの進行方向に対して所定の角度で傾
けて並列して設けられた第2の制御電極26と交差する
位置にそれぞれの電極パターンを貫通するようにゲート
22・・・を形成する180μmの開口部が開けられて
いる。
【0041】第1の制御電極23には300μmの電極
径が形成され、第2の制御電極26には第1の制御電極
23より小さい230μmの電極径が形成されている。
尚、ゲート22の開口部より第1の制御電極23、およ
び第2の制御電極26の電極径が大きいことから両方の
電極は開口部において完全に絶縁される。また、第1の
制御電極23および第2の制御電極26とトナー担持体
31との距離は、特に限定されるものではなく、第1の
制御電極23および第2の制御電極26には開口部が設
けられているが、この開口部径やゲート22・・・の大
きさ、絶縁層および制御電極の材質や厚さ等は、特に限
定されるものではない。
【0042】上記第1の制御電極23は、給電線24を
介して第1の制御電極電圧印加手段72に電気的に接続
されており、第2の制御電極26は給電線27を介して
第2の制御電極電圧印加手段73に電気的に接続されて
いる。これら、第1の制御電極23・・・および第2の
制御電極26・・・は絶縁性基材の上に配設され、これ
により第1の制御電極23・・・同士の絶縁性、給電線
24・・・同士の絶縁性、第2の制御電極26・・・同
士の絶縁性、給電線27・・・同士の絶縁性、第1の制
御電極23・・・と第2の制御電極26・・・との絶縁
性、および、上記トナー担持体31や対向電極11との
絶縁が確保されている。
【0043】図8に示しているように、飛翔制御部2の
第1の制御電極23・・・および、第2の制御電極26
には、第1の制御電極電圧印加手段72および第2の制
御電極電圧印加手段73により画像信号に応じたパル
ス、即ち、電圧が印加される。つまり、トナー担持体3
1に担持されたトナーTを対向電極11方向に通過させ
る場合(以後ON電位と略す)には例えば第1の制御電
極23に350V、第2の制御電極26のに300Vを
印加し、通過させない場合(以後OFF電位)には例え
ば両方もしくはどちらか一方の制御電極に0Vを印加す
るようになっている。尚、ON電位、OFF電位の値は
電極形状やその他の条件に応じて第1の制御電圧と第2
の制御電圧について適宜設定される。
【0044】このように、第1の制御電極23・・・と
第2の制御電極26・・・への付与電位を画像信号に応
じて制御し、対向電極11におけるトナー担持体31と
の対向面側に記録材Pを配すると、記録材Pの表面に画
像信号に応じたトナー像が形成される。尚、第1の制御
電極電圧印加手段72および、第2の制御電極電圧印加
手段73は、コントローラ部7の画像形成制御ユニット
74から送られてくる制御電極制御信号によって制御さ
れている。
【0045】上記の画像形成装置はコンピューターやワ
ードプロセッサの出力用としてのプリンタとして使用可
能な他にデジタルコピーの印字部分にも使用可能である
が、以下はプリンタとしての飛翔型画像形成装置に本発
明を適用させた場合の説明である。
【0046】(本発明の第1の実施形態)先ず、例えば
図示されないホストコンピューターよりの画像信号がコ
ントローラ部7に送られると、コントローラ部7では、
画像信号をプリント開始信号や記録材サイズ等の制御信
号と画像データに分離し、先ず、プリント開始信号によ
りピックアップローラ41を回転させ、記録材収容部4
0に収容されている記録材Pをレジストローラ42に当
接するまで送り出す。尚、この時記録材収容部40に設
けられた記録材の収容の有無を検知する記録材検知セン
サ(図示されない)により、記録材Pがあることが確認
された上でピックアップローラ41の動作が始まる。
【0047】次にレジストローラ42の等速回転が始ま
り記録材Pは一定速度で給紙ガイド板43上を紙押さえ
板44で給紙ガイド板43に押しつけられながら対向電
極11に搬送される。そしてレジストローラ42の回転
動作の開始に同期してコントローラ部7の画像形成制御
ユニット74で画像信号の処理が開始されるが、記録材
Pはレジストローラ42に当接した状態から搬送される
ので、記録材Pの先端からの画像形成位置は画像形成制
御ユニット74内で計算され記録材Pの所定の位置に印
字を行うことができる。
【0048】次に飛翔制御部での動作について図2、図
3及び図8により説明する。ドクターブレード32と供
給ローラ33での撹拌、摺擦により所定の極性(本実施
形態では負極性)に帯電されたトナーTは、トナー担持
体31の回転により飛翔制御部2のゲート22・・・に
対向する位置に搬送される。ここで第1の制御電極23
側、第2の制御電極26側の両電極にONの電圧が印加
されると、トナーがトナー担持体31から離れる電界が
形成され、対向電極11に印加された電圧の影響によ
り、対向電極11上を移動する記録材P上にトナーが飛
翔させたられ、所定のトナー像が形成される。
【0049】図9は従来技術において、1画素形成時に
おける第1の制御電極23へのON電圧印加波形を示し
たものであり、ON電圧は単独パルスで構成される。こ
こで例えば1パルス印加する時間は例えば300μse
cであり、第1の制御電極23のON電圧とOFF電圧
はそれぞれ350Vと0V、第2の制御電極26のON
電圧とOFF電圧はそれぞれ300Vと0Vである。
【0050】また、トナー担持体31には、50Vのバ
イアス電圧を印加しており、図11の(a)から(d)
は第1の制御電極23への印加電圧波形が単独パルスで
構成されたことを表すものである。
【0051】図11(a)は第1の制御電極23上にO
FF電圧が印加されている状態を表しており、トナー担
持体31上に形成されたトナー層中には、逆帯電トナー
(この場合は正極性)や弱帯電トナーも含まれている。
また図11(b)は、画像データに基づき、第1の制御
電極23、第2の制御電極26にON電圧が印加された
状態を示している。そして第1の制御電極23に印加す
る電圧波形が単独パルスのみで構成された場合、トナー
担持体31上のトナーはある程度凝集した状態で、逆帯
電トナーや弱帯電トナーを包括しながらゲート22へと
進入する(図11(c))。
【0052】このように凝集したトナーは、ゲート22
の出口近傍もしくは、記録材Pとの衝突等により砕か
れ、その後、逆帯電トナーや弱帯電トナーは電界や記録
材との衝突により飛翔制御部2方向に働く力を受けて、
最終的に制御電極部2の対向電極11側の面に堆積する
(図11(d))。このように飛翔制御部2の対向電極
11側面に堆積したトナーは記録材P表面を汚染した
り、ゲートの目詰まり原因となる。
【0053】そこで、図10のように1画素形成時間内
に第1の制御電極23に印加するON電圧波形を複数か
らなるパルス波とした。ここでパルス周期は120μs
ec、1パルス印加時間は60μsecであった。そし
てその時のトナーの挙動を図11(a)、(b)、
(e)、(f)に示す。
【0054】画像データに基づき、第1の制御電極2
3、第2の制御電極26ともにON電圧が印加された状
態(図11(b))までは、従来の単独パルス波印加時
と同様であるが、第1の制御電極23にOFF電圧を印
加すると、トナーが運動している向きとは逆向きの電界
が作用する。この操作が繰り返されると、トナー担持体
31と飛翔制御部2のトナー担持体31側との間でトナ
ーはクラウド状態になり、トナー凝集体は個々のトナー
粒子へと分散される。この状態で、第2の制御電極26
にON電圧を印加すると、正規な帯電量を有すトナーの
みがゲート22を通過し、飛翔制御部2へのトナーの堆
積は解消され、鮮明な画像が得られた。
【0055】(本発明の第2の実施形態)1ドット形成
時間を300μsecとして、1画素形成時間内でON
電圧とOFF電圧を同時間ずつ交互に印加する形で、第
1の制御電極23へのON電位印加のパルス周期を変え
て、1画素形成時間終了後、第1の制御電極23へ印加
する電圧がON電圧からOFF電圧に、第2の制御電極
26へ印加する電圧がOFF電圧からON電圧に切り替
わった時のゲート22からのトナー漏れを調査した。こ
こで第1の制御電極23のON電圧とOFF電圧はそれ
ぞれ350Vと0V、第2の制御電極26のON電圧と
OFF電圧はそれぞれ300Vと0Vとした。表1にト
ナー漏れの結果を示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示すように第2の制御電極26がO
FF電位の時、1画素形成時間内で第1の制御電極23
へのON電位印加周期が200μsecを越えるとトナ
ー漏れが確認された。また、第1の制御電極23へのO
N電圧波形とその時のトナーの挙動を図12、図13に
示す。
【0058】第1の制御電極23へのON電圧波形が単
独パルス波形の場合、第2の制御電極26の印加電圧が
OFF電圧であっても、図12(a)のように、ゲート
22内部には記録材P方向に運動するトナーが存在し、
1画素形成時間終了後、第1の制御電極23への印加電
圧がOFF電圧、第2の制御電極26への印加電圧がO
N電圧に切り替わったゲート22においては、図12
(b)のように画像データに逆らって、トナーは記録材
P上にまで飛翔した。この様な現象は、第1の制御電極
23へのON電圧波形を複数パルス波形とした場合も、
そのパルス周期が200μsecを越えると同様であっ
た。
【0059】そこで第1の制御電極23へのON電圧を
複数パルス波形として、1画素形成時間内でON電圧を
印加するパルスの周期を150μsecとした。その結
果、第2の制御電極26がOFF電位では、図13
(a)のようにトナーはトナー担持体31からは離脱す
るが、ゲート22へは進入せず、1画素形成時間終了
後、第1の制御電極23がOFF電位、第2の制御電極
26がON電位に切り替わっても、図13(b)のよう
に、トナーがゲート22を通過して、記録材P上に転写
されることはなかった。パルス周期を150μsec以
下とした場合も、同様であった。
【0060】このように、1画素形成時間内において、
第1の制御電極23に印加するON電圧波形を複数パル
スから構成し、そのON電圧パルス周期を第2の制御電
極26がOFF電位の時、トナーがゲート22に進入を
開始するパルス周期より短くすることで、トナー漏れが
解消され鮮明な画像が得られた。
【0061】(本発明の第3の実施形態)1画素形成時
間内において、第1の制御電極23に印加するON電圧
波形を複数パルスから構成し、1ドット形成時間を30
0μsec、パルス周期を150μsecとして、第1
の制御電極23に印加する1パルス当たりの印加時間を
変えて、1画素形成期間終了後、第1の制御電極23へ
印加する電圧がON電圧からOFF電圧に、第2の制御
電極26へ印加する電圧がOFF電圧からON電圧に切
り替わった時のゲート22からのトナー漏れを調査し
た。
【0062】第1の制御電極23のON電圧とOFF電
圧はそれぞれ350Vと0V、第2の制御電極26のO
N電圧とOFF電圧はそれぞれ300Vと0Vとした。
表2にトナー漏れの結果を示す。
【0063】
【表2】
【0064】表2に示しているように、第2の制御電極
26がOFF電圧の時、第1の制御電極23へのON電
圧の1パルス印加時間が100μsecを越えるとトナ
ー漏れが確認された。この時の、トナーの挙動は図1
2、図13と同様、パルス印加時間が100μsecを
越えると第2の制御電極26の印加電圧がOFF電圧で
あっても図12(a)のように、トナーはゲート22内
に進入し、1画素形成時間終了後、第1の制御電極23
への印加電圧がOFF状態になると同時に第2の制御電
極26電圧がON状態に切り替わったゲート22におい
ては、図12(b)のように画像データに逆らって、ト
ナーは記録材P上にまで飛翔した。
【0065】ところが、パルス印加時間が80μsec
以下では第2の制御電極26がOFF状態では、図13
(a)のようにトナーはトナー担持体31からは離脱す
るが、ゲート22へは進入せず、第1の制御電極23へ
の印加電圧がOFF、第2の制御電極26への印加電圧
がON状態に切り替わっても、図13(b)のように、
トナーがゲート22を通過して、記録材P上に転写され
ることはなかった。
【0066】このように、1画素形成時間内において、
第1の制御電極23に印加するON電圧波形を複数パル
スから構成し、そのON電圧の1パルス当たりの印加時
間を第2の制御電極26がOFF電位の時は、トナーが
ゲート22に進入を開始する1パルス印加時間より短く
することで、トナー漏れが解消され鮮明な画像が得られ
た。
【0067】(本発明の第4の実施形態)ドットを印字
しない時に、ゲート22ではなく第1の制御電極23上
に前以ってトナーを飛翔させる(以後、プレ飛翔と略
す)させるように、図7に示す電極構成を有する飛翔制
御部2において、各第1の制御電極23にはON電圧
(例えば−100V)およびOFF電圧(例えば+30
0V)とが選択的に印加され、各第2の制御電極26に
は、ON電圧(例えば0V)およびOFF電圧(例えば
−200V)とが選択的に印加されるようになってい
る。またトナー担持体31は接地されており、図9のよ
うな電圧制御により両電極にON電圧が印加された時の
み、ゲート22をトナーが通過してドットが形成され
る。
【0068】ここで、第1の制御電極23がOFF状態
の時は、トナー担持体31から第1の制御電極23上に
トナーが飛翔する電界が働くが、第1の制御電極23と
第2の制御電極26間には、上記電界と逆向きの電界が
常に形成され、トナーはゲート22を通過することはな
く、第1の制御電極23上にプレ飛翔するに留まる。
【0069】次に第1の制御電極23にON電圧が印加
されると、第1の制御電極23上のトナーはトナー担持
体31へと戻ろうとする。このタイミングで、第2の制
御電極26にON電圧を印加すれば、第2の制御電極2
6および対向電極11からの電界によりトナーはゲート
22を通過し、記録材P上にドットを形成する。
【0070】このように、印字しない時に第1の制御電
極23上にトナーをプレ飛翔させて、プレ飛翔トナーを
印字に用いる構成において、第1の制御電極23に印加
するON電圧波形を複数パルスからなる波形にした。そ
の時のトナーの飛翔状態を図14に示す。第1の制御電
極23上にプレ飛翔したトナーをパルス電圧によってト
ナー担持体31と第1の制御電極23間で分散しなが
ら、第2の制御電極26印加電圧および対向電極11印
加電圧によってゲート22を通過することによって、所
望極性トナーのみが飛翔し、飛翔制御部2にトナーが堆
積することがなくなり、鮮明な画像が得られた。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、飛翔型
の画像形成装置において、制御電極電圧印加手段は第1
の制御電極に印加する顕像剤通過電圧波形が、1画素形
成時間内において複数のON電位とOFF電位が交互に
印加されるものであることを特徴としているので、顕像
剤担持体と飛翔制御部の顕像剤担持体側表面の間で顕像
剤をクラウド状態にして、トナー粒子を十分に分散させ
た形態にしている。
【0072】そして、第2の制御電極にON電圧を印加
し、記録材上に顕像剤を飛翔させる場合、正規な帯電量
を有する顕像剤のみが顕像剤通過孔を通過し記録材上に
到達する一方、逆帯電や弱帯電の顕像剤は、顕像剤通過
孔を通過することはなく、一旦顕像剤通過孔を通過した
逆帯電や弱帯電顕像剤が記録材上に保持されずに、飛翔
制御部上に付着することを効果的に防止できる。従っ
て、記録材表面を直接汚染したり、顕像剤ビームの偏向
による画像の乱れは解消され、鮮明な画像が得られ、更
に新たにクリーニング機構を設置する必要もなくなると
いう効果も得られる。
【0073】請求項2に記載の発明によれば、第1の制
御電極群に印加する顕像剤通過電圧波形が1画素形成時
間内において複数のON電位とOFF電位から構成さ
れ、そのON電位印加周期又はON電位の1パルス当た
りの印加時間が、上記第2の制御電極への印加電圧がO
FF電位の時、それぞれ顕像剤が顕像剤通過孔に進入を
開始する周期又は時間より短いことを特徴としているの
で、1画素形成時間終了後、第1の制御電極への印加電
圧がOFF電圧、第2の制御電極がON電圧に切り替わ
っても、顕像剤が顕像剤通過孔を通過して記録材上まで
飛翔することはなく、画像信号に忠実な鮮明な画像が得
られるという効果が得られる。
【0074】請求項3に記載の発明によれば、制御電極
電圧印加手段が非印字状態とするために第1、第2の制
御電極群に対し所定電圧を印加し、顕像剤担持体上の顕
像剤を前もって第1の制御電極群の方向へ飛翔させ第1
の制御電極群上に担持させると共に、印字状態とするた
めに第1、第2の制御電極群に対し所定電圧を印加し、
第1の制御電極群上の該顕像剤の飛翔を制御して画像形
成することを特徴とするので、印字に使用されるトナー
は個々の粒子上に分散されたものであり、それらの帯電
極性は揃っているので、飛翔制御部上に顕像剤が堆積す
ることはなく、記録材を汚したり、顕像剤ビームを曲げ
たりすることで、画質を劣化させることがないという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施形態に係る飛翔型画像形成
装置の断面図である。
【図2】本発明における実施形態に係るトナー供給部の
断面図である。
【図3】本発明における実施形態に係る印字部の断面図
である。
【図4】本発明における実施形態に係る飛翔制御部をト
ナー担持体側から見た図を表す。
【図5】本発明における実施形態に係る飛翔制御部を対
向電極側から見た図を表す。
【図6】本発明における実施形態に係る飛翔制御電極の
斜視図である。
【図7】本発明における実施形態に係るプレ飛翔型飛翔
制御電極の斜視図である。
【図8】本発明における実施形態に係る飛翔制御の説明
図である。
【図9】従来技術における制御電圧印加波形を表す説明
図である。
【図10】本発明における実施形態に係る制御電圧印加
波形を表す説明図である。
【図11】本発明おける実施形態に係るトナーの挙動を
説明するための説明図である。
【図12】従来技術におけるトナーの挙動を説明するた
めの説明図である。
【図13】本発明における他の実施形態に係るトナーの
挙動を説明する説明図である。
【図14】本発明における他の実施形態に係るトナー挙
動を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 印字部 2 制御電極部(飛翔制御部) 3 トナー供給部 4 給紙部 6 定着部 7 コントローラ部 11 対向電極 12 ファン 21 電極取付台 22 ゲート 23 第1の制御電極(群) 24、27 給電線 25 電極基板 26 第2の制御電極(群) 31 トナー担持体(顕像剤担持体) 32 ドクターブレード 33 供給ローラ 34 撹拌ローラ 35 トナー貯蔵槽 36 回収部材 40 記録材収容部 41 ピックアップローラ(記録媒体搬送手段) 42 レジストローラ(記録媒体搬送手段) 43 給紙ガイド板(記録媒体搬送手段) 44 紙押え板(記録媒体搬送手段) 61 ヒータ 62 ヒートローラ 63 圧力ローラ 64 温度センサ 71 対向電極電圧印加手段 72 第1の制御電極電圧印加手段(制御電極電圧印加
手段) 73 第2の制御電極電圧印加手段(制御電極電圧印加
手段) 74 画像形成制御ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の極性に帯電された顕像剤を担持す
    る回動可能な顕像剤担持体と、該顕像剤担持体と所定の
    間隙をもって対向配置され、該顕像剤担持体上の顕像剤
    粒子が通過可能な複数の顕像剤通過孔を含む制御手段
    と、該制御手段に対し該顕像剤担持体とは反対側に対向
    配置され、顕像剤の帯電極性と逆極性の電圧印加が可能
    な対向電極と、該制御手段と該対向電極の間の間隙部に
    記録媒体を挿通搬送するための記録媒体搬送手段とを備
    え、該制御手段は、1つの顕像剤通過孔に対して少なく
    とも2層の電極で構成され、且つ2層の電極は1つの顕
    像剤通過孔を共有する該顕像剤担持体に近い側に配され
    た第1の制御電極群と、該第1の制御電極群と絶縁層を
    介して該対向電極側に配された第2の制御電極群とから
    構成され、該第1、第2の制御電極群に対し画像信号に
    応じて選択的に顕像剤通過電圧を印加する制御電極電圧
    印加手段を含み、該制御電極電圧印加手段が第1、第2
    制御電極群に対し所定の顕像剤通過電圧を選択的に印加
    することにより、顕像剤通過孔における顕像剤の通過を
    制御し、該記録媒体搬送手段により記録媒体を該間隙部
    に挿通搬送させることで顕像剤像を形成する画像形成装
    置において、 該制御電極電圧印加手段が該第1の制御電極に印加する
    顕像剤通過電圧波形は、1画素形成時間内において複数
    のON電位とOFF電位が交互に印加されるものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の制御電極群に印加する顕像剤
    通過電圧波形が1画素形成時間内において複数のON電
    位とOFF電位から構成され、そのON電位印加周期又
    はON電位の1パルス当たりの印加時間は、上記第2の
    制御電極への印加電圧がOFF電位の時、それぞれ顕像
    剤が顕像剤通過孔に進入を開始する周期又は時間より短
    いことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記制御電極電圧印加手段は、非印字状
    態とするために上記第1、第2の制御電極群に対し所定
    電圧を印加し、上記顕像剤担持体上の顕像剤を前もって
    第1の制御電極群の方向へ飛翔させ該第1の制御電極群
    上に担持させると共に、印字状態とするために上記第
    1、第2の制御電極群に対し所定電圧を印加し、該第1
    の制御電極群上の該顕像剤飛翔を制御して画像形成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066766A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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