JP3193349B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
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Description
物に関するもので、特に特殊なフェノール類エポキシ樹
脂を含有したエポキシ樹脂組成物に関するものである。
これによって、材料の吸湿性および熱膨張係数の低下、
ならびに成形時の流動性およびガラス転移温度の向上を
効率的に達成し、もって製品の耐熱性・寸法安定性・信
頼性・成形性を改善し、亀裂性を減少させることができ
る。
チップの大型化に向かって発展するにつれ、少量の水分
や内部応力を原因とするICチップの亀裂が生じ易くな
り、製品の信頼性低下を招くようになった。したがっ
て、より好ましいパッケージ材料でもって改善を図る必
要がある。亀裂が生じるなどのパッケージ時の問題を解
決するため、すでに数多くの関連特許が公表されてい
る。主に、耐熱性を高める方法か、または充填剤の含量
を増加させ吸湿性を下げる方法かのいずれかが採用され
ている。例えば、信越化学は、米国特許明細書第5,3
58,980号では、パッケージ材料の耐熱性(または
ガラス転移温度)向上のためにナフタレンを含有したエ
ポキシ樹脂の使用を提案している。しかしながら、流動
性の低下を生ずるという欠点がある。住友化学は欧州特
許出願公開第700947号公報のなかで、また、住友
−ベークライト(Bakelite)は日本特許出願公開第8−
20631号のなかで、低粘度のエポキシ樹脂を利用す
ることによりパッケージ材料中の充填剤の含量を増加さ
せ、吸湿性を低下させる方法を開示している。しかし、
成形時における充分な流動性が確保されないという欠点
がある。
目的は、上述した問題点を解決し、新規なエポキシ樹脂
を提供することである。このエポキシ樹脂組成物を半導
体装置のパッケージ材料として使用すれば、成形温度に
おける高い流動性を保持しつつ、吸湿性を低減させると
同時に、耐熱性を高め、かつ熱膨張係数を小さくして製
品寸法の安定性と抗亀裂性をも高めたりすることもでき
る。
ため、本発明のエポキシ樹脂組成物は以下の成分よりな
る。 (A)化学式(I)
こで、各R1は互いに同一でも異なってもよく、各自独
立して水素、炭素数1〜6の炭化水素基、炭素数6〜1
0の芳香族基、および炭素数1〜6の炭化水素基で置換
された炭素数6〜10の芳香族基よりなる群から選択さ
れたものを、各R2は互いに同一でも異なってもよく、
各自独立して水素、炭素数1〜6の炭化水素基、炭素数
6〜10の芳香族基、または炭素数1〜6の炭化水素基
で置換された炭素数6〜10の芳香族基を示す。)、 (B)上記フェノール類エポキシ樹脂(A)とは異なる
エポキシ樹脂、及び (C)硬化剤よりなり、かつ、フェノール類エポキシ樹
脂は全エポキシ樹脂の1〜99wt%、エポキシ樹脂
(B)は全エポキシ樹脂の1〜99wt%を占め、硬化
剤はエポキシ樹脂組成物の1〜90wt%を占める。
示されるフェノール類エポキシ樹脂中の 各R1は互いに
同一でも異なってもよく、それぞれ独立して水素、炭素
数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のシクロアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアル
キン基、フェニル基、ナフタレン基、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数1〜6のシクロアルキル基、炭素数2
〜6のアルケニル基もしくは炭素数2〜6のアルキン基
で置換されたフェニル基、または炭素数1〜6のアルキ
ル基、炭素数1〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜6
のアルケニル基もしくは炭素数2〜6のアルキン基で置
換されたナフタレン基であることが最も好ましい。R1
の具体例としては、水素、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
ネオペンチル基、ヘキシル基、フェニル基、トリル基、
エチルフェニル基、またはナフチル基などがある。好ま
しい例としては、水素、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、またはフ
ェニル基などがある。さらに好ましい例としては、水
素、メチル基、t−ブチル基、またはフェニル基があ
る。
エポキシ樹脂中の各R2は互いに同一でも異なってもよ
く、それぞれ独立して水素、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜6の
アルケニル基、炭素数2〜6のアルキン基、フェニル
基、ナフタレン基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル
基、もしくは炭素数2〜6のアルキン基で置換されたフ
ェニル基、または炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル
基、もしくは炭素数2〜6のアルキン基で置換されたナ
フタレン基であることが最も好ましい。
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、フェニ
ル基、トリル基、エチルフェニル基、またはナフチル基
などがある。好ましい例としては、水素、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、またはフェニル基などがある。さらに好ましい例
としては、水素、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、またはイソプロピル基がある。
れるフェノール類エポキシ樹脂は、パラ、パラ’(p,
p’−)、 またはオルト、オルト’(o,o’−)結
合を有していることが好ましい。フェノール類エポキシ
樹脂の具体例としては、
たは多種類のフェノール類エポキシ樹脂(A)、および
前記フェノール類エポキシ樹脂(A)と異なる一種類ま
たは多種類のエポキシ樹脂(B)を使用することができ
る。フェノール類エポキシ樹脂(A)はすでに詳しく定
義されている。エポキシ樹脂(B)は、フェノール類エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ノボラッ
ク(o−クレゾールノボラック)エポキシ樹脂、多官能
価エポキシ樹脂などの、一般に常用されるエポキシ樹脂
になりうる。ただし、フェノール類エポキシ樹脂(A)
は全エポキシ樹脂の1〜99wt%、好ましくは1〜9
5wt%を占めるように添加する、さらに好ましくは全
エポキシ樹脂中に4〜90wt%のフェノール類エポキ
シ樹脂(A)が含まれるように添加する。エポキシ樹脂
(B)は、全エポキシ樹脂の1〜99wt%を占めるよ
うに添加すればよい。
(C)は、例えばアミン類、酸無水物類、またはフェノ
ール類の硬化剤などの、一般のエポキシ樹脂に使用され
る各種硬化剤を含有しうる。硬化剤(C)は、全エポキ
シ樹脂組成物の1〜90wt%を占めるように添加すれ
ばよい。本発明で使用されるアミン類硬化剤の使用量
は、エポキシ基1つあたりに0.5〜3.0個の活性水
素を組み合わせるのが好ましい。すなわちアミン類硬化
剤の活性水素とエポキシ樹脂のエポキシ基との当量比は
0.5〜3.0である。本発明で使用される酸無水物類
硬化剤の使用量は、酸無水物類硬化剤の酸無水物とエポ
キシ樹脂のエポキシ基との当量比が0.5〜3.0であ
ることが好ましい。本発明で使用されるフェノール系硬
化剤の使用量は、フェノール系硬化剤のヒドロキシル基
とエポキシ樹脂のエポキシ基との当量比が0.5〜2.
0であることが好ましく、0.6〜1.3であることが
最も好ましい。フェノール系硬化剤の例としては、ノボ
ラック、クレゾールノボラック、レソルシノールノボラ
ック、およびビスフェノールAノボラックなどがある。
促進剤をも含有しうる。この硬化促進剤は通常の触媒を
使用でき、特に種類を限定しない。硬化促進剤の含量
は、エポキシ樹脂(A)、(B)、および硬化剤の総量
100wt%を基準とした場合、0.1〜20wt%に
なりうる。硬化促進剤の具体例としては、例えばトリフ
ェニルホスフィン、トリ(2,6−ジメトキシフェニ
ル)ホスフィン、トリ(パラトリル)ホスフィン、トリ
フェニルホスフィットなどの燐化合物、2−メチルイミ
ダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシル
イミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類、
2−ジメチルアミノメチルフェノール、ベンジルジメチ
ルアミンなどの第三級アミン、および2,5−アゾビス
シクロ[4,3,0]−5−ノネン、1,4−アゾビス
シクロ[2,2,2]ノネン、1,8−アゾビスシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセンの有機塩類などが挙げ
られる。
じて各種の添加剤を含有しうる。添加剤としては、例え
ば充填剤、充填剤の表面処理剤、難燃性付与剤、離型
剤、着色剤、応力除去剤などが挙げられる。充填剤の種
類は特別に限定せず、例えば結晶性シリカ粉末(silica
powders)、溶融シリカ粉末、石英ガラス粉末、滑石粉
末、ケイ酸アルミニウム粉末、ケイ酸ジルコニウム粉
末、アルミニウム粉末、炭酸カルシウム粉末などが挙げ
られ、なかでもシリカ粉末系充填剤が特に好ましい。充
填剤の含量は、全エポキシ樹脂組成物の1〜97wt
%、特に60〜90wt%が好ましい。
リング剤などが挙げられる。難燃性付与剤は、例えば三
酸化アンチモン、リン酸塩、プロミドなどがある。離型
剤は例えば各種ワックス類がある。着色剤は例えばカー
ボンブラックなどがある。応力除去剤は、例えばシリコ
ーン樹脂やゴムなどを含有し得る。本発明のエポキシ樹
脂組成物は通常、前述した各成分を適当な混練器具を使
用して混合し、必要に応じてその他の添加剤成分を混合
することにより製造できる。これら成分の混合順序に特
別なルールはない。
説明するが、本発明の内容はこれら実施例に限定されな
い。組成物の各成分は全て重量部をもって示す。
シ)ビフェニル(エポキシ樹脂O)の調製 自動撹拌器と冷却管を取り付けた500mlの反応容器
に、48.4g(0.20mol)の4,4’−ジヒド
ロキシル−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニ
ル、0.68g(0.01mol)のイミダゾール、お
よび185.2g(2.0mol)のエピクロロヒドリ
ンを仕込み、115℃まで加熱し、ついで環流させなが
ら2時間反応させた(カラムクロマトグラフィーで、
4,4’−ジヒドロキシル−3,3’,5,5’−テト
ラメチルビフェニルが完全に反応したことを確認し
た)。室温に戻るのを待って、ロータリーエバポレータ
ーで余分なエピクロロヒドリンを除去した。得られた生
成物に、200mlのトルエンと50mlの1N水酸化
ナトリウム水溶液を加えて90℃まで加熱した後、強く
撹拌し、さらに環流させながら2時間反応させた。室温
に戻るのを待って有機層および水層を抽出分離し、水層
中の有機成分をさらにトルエンで抽出した(160ml
で2回)。その後、有機層を一緒にし、無水硫酸ナトリ
ウムによる乾燥、濾過、およびロータリーエバポレータ
ーでの濃縮を経て粗製物を得た。シリカゲルクロマトグ
ラフィーにより粗製物を精製し、無色の液体をえた。収
率は92%であった。
った。 oil,1H NMR(CDCl3,200MHz)δ
2.54(2H,dd,J=5.1,2.5Hz),
2.70(2H,dd,J=5.1,4.0Hz),
3.16(2H,dddd,J=5.5,4.0,2.
9,2.5Hz),3.93(2H,dd,J=11.
2,5.5Hz),4.17(2H,dd,J=11.
2,2.9Hz),6.95(2H,dd,J=8.
1,<1.0Hz),7.03(2H,dd,J=7.
3,1.0Hz),7.24(4H,m)。13C NM
R(CDCl3,100MHz)δ44.3(t),5
0.2(d),68.9(t),112.6(d),1
21.0(d),128.3(s),128.5
(d),131.4(d),155.9(s)。
シ)−3,3’,5,5’−テトラ−t−ブチルビフェ
ニル(エポキシ樹脂D)の調製 精製にエタノールを用いた以外調製例1と同様にして、
白色の固体結晶を得た。収率は85%、融点は185〜
186℃であった。最終生成物の分光データは以下のと
おりである。1 H NMR(CDCl3,200MHz)δ1.33
(18H,s),1.43(18H,s),2.19
(2H,dd,J=4.9,2.7Hz),2.63
(2H,dd,J=4.9,4.4Hz),3.00
(2H,dddd,J=5.5,4.4,3.3,2.
7Hz),3.57(2H,dd,J=11.0,5.
6Hz),3.68(2H,dd,J=11.0,3.
3Hz),7.14(2H,d,J=2.4Hz),
7.38(2H,d,J=2.4Hz)。MS(m/
e):522(M+),466(base),451,
337,225,57,41,29。
ドキシ−3−フェニル)フェニル]−2−メチルプロパ
ン(エポキシ樹脂B)の調製 精製にメチルエチルケトンとトルエンを3:1で混合し
た混合物を使用して分離し、再結晶にトルエンを用いた
こと以外調製例1と同様にして、白色固体を得た。収率
は85〜90%、融点は131〜134℃であった。最
終生成物の分光データは以下のとおりである。1 H NMR(CDCl3,200MHz)δ0.83
(6H,d,J=6.5Hz),2.37(1H,ds
ept,J=11.0,6.5Hz),2.57(2
H,dd,J=4.9,2.7Hz),2.71(2
H,dd,J=4.9,4.4Hz),3.15(2
H,dddd,J=5.0,4.4,3.0,2.7H
z),3.31(1H,d,J=11.0Hz),3.
86(2H,dd,J=11.1,5.0Hz),4.
07(2H,dd,J=11.1,3.0Hz),6.
81(2H,d,J=8.2Hz),7.12(2H,
dd,J=8.2,2.0Hz),7.20(2H,
d,J=2.0Hz),7.30(6H,m),7.4
5(4H,dd,J=6.9,1.7Hz)。
末、0.85wt%の硬化促進剤、ならびに1.75w
t%の添加剤(例えば表面処理剤、難燃性付与剤、離型
剤、および着色剤など)を、二本ロール混練機を使用し
85〜130℃で完全に混合させた。ついで、得られた
混合物を半分砕いて分析に使用した。使用したエポキシ
樹脂の化学式および当量は表1のとおりである。また、
各実施例および比較例中のエポキシ樹脂および硬化剤の
用量は表2のとおりである。
ポキシ樹脂B、D、Oは調製例1〜3で調製された本発
明に特有のエポキシ樹脂である。硬化剤はフェノールホ
ルムアルデヒドノボラック樹脂で、軟化点は70〜75
℃、ヒドロキシル基の当量は103g/eq.であっ
た。
の手順で分析した。 (A)吸水率 サンプルの粉末(エポキシ樹脂組成物の粉末)を、SE
MI G66−96に基づいて熱圧縮機で成形し、厚さ
3mm直径50mmのサンプルをえた。ついで約175
℃で後硬化処理を施した後、さらに85℃/85%RH
の恒温恒湿器に72時間入れ、恒温恒湿器に入れる前後
のサンプルの重量を測定し、吸水率を求めた。
き、サンプルが流動性を失うまで撹拌し、ゲル化時間を
測定した。 (C)スパイラルフロー長さ SEMI G11−88により測定した。その主要な測
定条件は下記の通りである。 1.硬化時間:90秒 2.硬化温度:175℃ 3.トランスファー成形圧:6.895±0.177M
Pa(1000±25psi) 4.トランスファー成形速度:少なくとも25.4mm
/sec(1”/sec)
直径5mmの円柱状のサンプルを作成した。175℃の
オーブンで後硬化処理を6時間以上施した後、サンプル
を厚さ5mmに切り、サーモメカニカルアナライザー
(TMA)のなかに置き、測定を行った。温度上昇率は
5℃/minであった。
BまたはDが含有されると、吸水率と熱膨張係数の低
下、およびガラス転移温度の上昇を達成できることがわ
かる。また、エポキシ樹脂DまたはOは、明らかに流動
性を高めることができる。
剤の種類・容量はすべて実施例1〜3と同様にした。硬
化促進剤の容量は0.7wt%、各組成物の組成および
性質は表3のとおりである。ここで、エポキシ樹脂M
は、日本化薬会社による多官能価エポキシ樹脂であり、
当量は160〜170、商品名はEPPN−501であ
る。エポキシ樹脂Nは、住友化学によるO−クレゾール
ノボラックエポキシ樹脂であり、当量は190〜20
5、商品名はESCN−195XFである。表3の実験
結果より、エポキシ樹脂OまたはBは、材料の吸水率を
下げると同時に流動性を高められることがわかる。
キシ樹脂組成物が低吸湿性、低熱膨張係数、高流動性、
高耐熱性という特性を備えていることがわかる。よっ
て、本発明のエポキシ樹脂組成物は、半導体のパッケー
ジ材料に特に適しており、そのほか成形材料、粉体塗
装、接着剤、プリント回路板材料などとして使用するこ
ともできる。
Claims (34)
- 【請求項1】 (A)下記式 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 もしくは 【化5】 で表されるフェノール類エポキシ樹脂よりなる群から選
択された化学式(I) 【化6】 で表されるフェノール類エポキシ樹脂(ここで、各R 1
は互いに同一でも異なってもよく、各自独立して水素、
炭素数1〜6の炭化水素基、炭素数6〜10の芳 香族
基、および炭素数1〜6の炭化水素基で置換された炭素
数6〜10の芳香族基よりなる群から選択されたもの
を、 各R 2 は互いに同一でも異なってもよく、それぞれ独立
して水素、炭素数1〜6の炭化水素基、炭素数6〜10
の芳香族基、または炭素数1〜6の炭化水素基で置換さ
れた炭素数6〜10の芳香族基を示す。) または、化学
式(II) 【化7】 で表されるフェノール類エポキシ樹脂(ここで、各R 1
は互いに同一での異なってもよく、各自独立して水素、
炭素数1〜6の炭化水素基および炭素数6〜10の芳香
族基よりなる群から選択された基を示す。)と、 (B)上記フェノール類エポキシ樹脂(A)とは異なる
エポキシ樹脂と、および(C)硬化剤、 よりなり、かつ上記フェノール類エポキシ樹脂(A)が
全エポキシ樹脂の1〜99wt%を占め、エポキシ樹脂
(B)が全エポキシ樹脂の1〜99wt%を占め、硬化
剤がエポキシ樹脂組成物の1〜90wt%を占めるもの
であるエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】 フェノール類エポキシ樹脂(A)が式
(II)で表されるフェノール類エポキシ樹脂であっ
て、かつ同式中の前記R1が、それぞれ独立して水素、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、またはフェニル基である請求項1
に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記R1が、それぞれ独立して水素、メ
チル基、t−ブチル基、またはフェニル基である請求項
2に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】 式(II)で表されるフェノール類エポ
キシ樹脂が 【化8】 または 【化9】 である請求項2または3に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項5】 前記フェノール類エポキシ樹脂(A)
が、全エポキシ樹脂の4〜90wt%を占める請求項1
に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項6】 前記エポキシ樹脂(B)が、フェノール
類エポキシ樹脂、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ノボ
ラック(o−クレゾールノボラック)エポキシ樹脂、ま
たは多官能価エポキシ樹脂である請求項1に記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項7】 前記硬化剤(C)が、アミン類、酸無水
物類、およびフェノール類よりなる群から選択されたも
のである請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項8】 前記硬化剤(C)がアミン類である請求
項7に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項9】 前記アミン類硬化剤の活性酸素と前記エ
ポキシ樹脂のエポキシ基との当量比が0.5〜3.0で
ある請求項8に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項10】 前記硬化剤(C)が酸無水物類である
請求項7に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項11】 前記酸無水物類硬化剤の酸無水物と前
記エポキシ樹脂のエポキシ基との当量比が0.5〜3.
0である請求項10に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項12】 前記硬化剤(C)が、ノボラック、ク
レゾールノボラック、レソルシノールノボラック、およ
びビスフェノールAノボラックよりなる群から選択され
るフェノール類硬化剤である請求項7に記載のエポキシ
樹脂組成物。 - 【請求項13】 前記フェノール系硬化剤の炭化水素基
と前記エポキシ樹脂のエポキシ基との当量比が0.5〜
2.0である請求項12に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項14】 前記フェノール類硬化剤の炭化水素基
と前記エポキシ樹脂のエポキシ基との当量比が0.6〜
1.3である請求項12に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項15】 硬化促進剤をさらに含有する請求項1
に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項16】 前記硬化促進剤の含量が、エポキシ樹
脂(A)および(B)の合計量を100wt%としたと
き0.1〜20wt%である請求項15に記載のエポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項17】 前記硬化促進剤が燐化合物、イミダゾ
ール類、第三級アミン、または有機塩基類などである請
求項15に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項18】 前記硬化促進剤が、トリフェニルホス
フィン、トリ(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィ
ン、トリ(パラトリル)ホスフィン、およびトリフェニ
ルホスフィットよりなる群から選択される燐化合物であ
る請求項17に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項19】 前記硬化促進剤が、2−メチルイミダ
ゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシルイ
ミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、および2
−エチル−4−メチルイミダゾールよりなる群から選択
されるイミダゾール類である請求項17に記載のエポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項20】 前記硬化促進剤が、2−ジメチルアミ
ノメチルフェノール、およびベンジルジメチルアミンよ
りなる群から選択される第三級アミンである請求項17
に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項21】 前記硬化促進剤が、2,5−アゾビス
シクロ[4,3,0]−5−ノネン、1,4−アゾビス
シクロ[2,2,2]ノネン、および1,8−アゾビス
シクロ[5,4,0]−7−ウンデセンよりなる群から
選択される有機塩基類である請求項17に記載のエポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項22】 充填剤、充填剤の表面処理剤、難燃性
付与剤、離型剤、着色剤、応力除去剤、およびその混合
物よりなる群から選択される添加剤をさらに含有する請
求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項23】 前記充填剤が、結晶性シリカ粉末、溶
融シリカ粉末、石英ガラス粉末、滑石粉末、ケイ酸アル
ミニウム粉末、ケイ酸ジルコニウム粉末、アルミニウム
粉末、および炭酸カルシウム粉末よりなる群から選択さ
れたものである請求項22に記載のエポキシ樹脂組成
物。 - 【請求項24】 前記充填剤がシリカ粉末系の充填剤で
ある請求項22に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項25】 前記充填剤の含量が全エポキシ樹脂組
成物の1〜97wt%である請求項22に記載のエポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項26】 前記充填剤の含量が全エポキシ樹脂組
成物の60〜90wt%である請求項25に記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項27】 前記表面処理剤がシランカップリング
剤である請求項22に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項28】 前記難燃性付与剤が、三酸化アンチモ
ン、リン酸塩、およびプロミドよりなる群から選択され
たものである請求項22に記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項29】 請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物
をパッケージ材料として含有する半導体装置。 - 【請求項30】 請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物
を含有するパッケージ材料。 - 【請求項31】 請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物
を含有する成形材料。 - 【請求項32】 請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物
を含有する粉体塗装材料。 - 【請求項33】 請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物
を含有する接着剤。 - 【請求項34】 請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物
を含有するプリント回路板材料。
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