JP3183327B2 - 警報情報収集方式 - Google Patents

警報情報収集方式

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JP3183327B2
JP3183327B2 JP24194296A JP24194296A JP3183327B2 JP 3183327 B2 JP3183327 B2 JP 3183327B2 JP 24194296 A JP24194296 A JP 24194296A JP 24194296 A JP24194296 A JP 24194296A JP 3183327 B2 JP3183327 B2 JP 3183327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回線を含む
子装置の警報情報を親装置へ収集する警報情報収集方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の警報情報収集方式では、親装置か
ら子装置へ一定周期でポーリングを行い、子装置内で発
生した警報及び状態情報を収集、監視していた。
【0003】特に、ある子装置にて警報が発生し、当該
子装置の警報及び状態情報の収集を急ぐ必要が出てきた
場合、単純に子装置に対するポーリング周期を短くして
いた。 従来の警報情報収集方式の一例が、公開公報特
開昭60−103753号及び特開昭62−10004
3号に記載されている。
【0004】上記特開昭60−103753号の第5図
によれば、親局は1番目からn番目までの子局を順次呼
び出し各子局のデータを入力している。例えば、m番目
の子装置で異常が発生した場合、自動読み出し周期を最
短周期Tへ切替る。一方、子局側の異常状態が平常状態
に戻ったと操作員が判断した場合、操作員の手により自
動読み出し周期が平常周期にリセットされていた。
【0005】また、上記特開昭62−100043号の
第1図によれば、中央監視装置1にて各端末器3を順次
呼び出し各種情報を収集監視している。情報収集を急ぐ
必要の端末器3が出てきた場合、特定の端末器3の呼び
出し頻度を他の端未器3に比べて高くするように呼び出
しアドレス順序を記憶装置に記憶し、この記憶したデー
タに基づいて書く端未器3の呼び出し動作を行ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、子装
置において警報や状態変化が多発した場合、全ての子装
置に対するポーリング周期を早めたり、若しくは収集を
早める必要のある子装置に対するポーリング周期を早め
るだけであった。
【0007】子装置での警報及び状態変化が多発した場
合でも、親装置は発生した警報や状態変化を、もれなく
収集する必要があり、これを解決するために、全子装置
に対してポーリング周期を早めると言うことは、親装置
において、監視に特に急を要さない子装置(例えば、警
報または状態変化の発生が少ない、あるいは発生してい
ない子装置)に関する監視、処理に係る時間も増大し、
親装置における子装置の監視、処理の負荷が非常に重く
なってしまう、と言う欠点がある。さらに、回線を一つ
の子装置で専有してしまう、と言う欠点があった。
【0008】また、当該子装置に対してのみポーリング
周期を短くするだけでは、親装置における1回のポーリ
ングで収集した当該子装置の警報及び状態情報の処理に
かかる負荷はなんら変わらない。すなわち、ポーリング
周期は速まり、子装置の警報及び状態情報をもれなく収
集できたとしても、親装置が1ポーリング毎に処理しな
ければならない子装置の警報及び状態情報は、ポーリン
グ周期が速まった分だけ多くなり、負荷はいっそう重く
なると言う欠点がある。
【0009】本発明の目的は、親装置における警報及び
状態情報の監視、処理に係る負荷を過度に増大させるこ
と無く、子装置内で発生した全ての警報及び状態変化情
報を収集する警報情報収集方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の警報情報収集方
式は、マルチドロップ形態で接続された複数の子装置
と、回線を含む子装置の警報発生および状態の変化によ
る警報情報を1つの親装置で収集監視する警報情報収集
方式であって、子装置が、自装置内の警報情報を収集
る警報収集部と、収集した警報情報を保持する子装置の
記憶部と、収集した警報情報の件数と親装置へ未送出の
警報情報件数を計数し、収集した警報情報件数の増減を
判定し警報多発フラグを設定する子装置の計数部と、親
装置からの信号を受信する受信部と、受信された信号を
解析する受信信号解析部と、受信信号解析部の解析結果
に従い自装置の装置番号と警報情報件数の増減を判定す
る警報多発フラグと未送出警報情報件数をあらかじめ定
められた形式でデータ信号として処理し、親装置から警
報情報の要求信号を受信した場合は、指定された報告件
数分の警報情報をデータ信号として処理する子装置の信
号処理部と、データ信号を出力する子装置の出力部とを
有し、親装置が、子装置からのデータ信号を受信する入
力部と、親装置の記憶部と、受信データ信号を処理し、
各子装置へ警報情報の要求信号を出力部を介して送出す
る親装置の信号処理部と、信号処理部からの処理結果に
より子装置への警報情報要求件数を算出すると共にポー
リング周期を判定する親装置の計数部と、ポーリング周
期を設定するタイミング発生部とを有する。
【0011】また、前記警報収集部は、前記子装置の自
装置内で発生した警報情報を周期的に収集する警報収集
部を有する。
【0012】また、前記子装置の記憶部は、前記収集し
た警報情報を複数周期分保持する容量を有し、保持され
ている親装置に対する未送出警報情報を、次の周期に収
集された警報情報によって上書きにより消滅することの
ない子装置の記憶部を有する。
【0013】また、子装置の計数部は、警報情報収集件
数として収集した警報情報を計数し、また、警報情報保
持件数として親装置へ未送出の警報情報件数を計数し、
警報情報収集件数と警報情報保持件数とを加算し未送出
警報情報件数を出力すると共に、収集した警報情報件数
を子装置の記憶部に保持されている1周期前に収集した
警報情報件数と比較し、警報情報件数が増加傾向にある
か若しくは減少傾向にあるかを判定し、警報情報件数
増加方向にあると判定した場合には、警報多発フラグを
ONに設定し、一方、警報情報件数が減少方向にあると
判定した場合には、警報多発フラグをOFFに設定す
る。
【0014】また、前記受信信号解析部は、前記受信部
で受信された信号を解析し自装置に対する要求である場
合、解析結果の内容を含む応答指示信号を出力する受信
信号解析部を有する。
【0015】また、前記子装置の信号処理部は、前記受
信信号解析部から応答指示信号を受信した場合、応答信
号に含む解析結果がアイドルフレームであった場合は、
自装置の装置番号と前記計数部にて設定された警報多発
フラグと前記未送出警報情報件数とをあらかじめ定めら
れた形式でデータ信号として出力し、また、解析結果が
警報情報の要求信号であった場合、前記記憶部から読み
出した警報情報を指定された報告件数分読み出し、あら
かじめ定められた形式でデータ信号として出力する信号
処理部を有する。
【0016】また、親装置の信号処理部は、入力部から
の受信信号の処理を行い、子装置の装置番号に基づき受
信信号を記憶部へ出力し、受信信号がアイドルフレーム
に対する応答の場合、子装置番号と警報多発フラグと未
送出警報情報件数とを親装置の計数部へ出力し、さら
に、親装置の計数部から出力される各子装置の警報情報
要求件数と、タイミング発生部から出力されるポーリン
グ周期に基づき、各子装置へ警報情報を要求する送信信
号若しくはアイドルフレームの何れかを出力する親装置
の信号処理部である。
【0017】また、親装置の計数部は、親装置の信号処
理部から出力された全ての子装置の未送出警報情報件数
を計数し、計数結果として警報情報総件数を算出し、あ
らかじめ定められた1ポーリング周期当たりの最大警報
情報要求件数以下となるように、1ポーリング周期当た
りの総警報情報要求件数を設定し、1ポーリング毎に各
子装置の警報情報要求件数が総警報情報要求件数以下と
なるよう、各子装置の未送出の警報情報件数の比率に応
じて前記警報情報総件数から各子装置への警報情報要求
件数を算出すると共に、警報多発フラグのONの総数を
計数し、警報多発フラグ総数として信号処理部を介しタ
イミング発生部へ出力する親装置の計数部である。
【0018】更に、タイミング発生部は、警報多発フラ
グ総数に基づき、警報多発フラグ総数が1件でもある場
合、該件数が1ポーリング周期前の警報多発フラグ件数
より増加している時は件数に応じポーリング周期を早
め、1ポーリング周期前の警報多発フラグ件数と同じで
ある時はポーリング周期を変更せず、一方警報多発フラ
グ総数が1ポーリング周期前の警報多発フラグ総数と比
較し減少している場合は、該件数に応じた周期にポーリ
ング周期を遅らし、特に、警報多発フラグが0件である
場合は、ポーリング周期をあらかじめ定められた周期に
設定する。
【0019】本発明によれば、親装置が、警報情報が増
加または多発している子装置に対して、その子装置に対
する1回のポーリング当たりの警報情報収集件数を増や
し、さらに、ポーリング周期を早めることができ、一
方、警報情報が減少または少なくあるいは発生していな
い子装置に対しては警報情報の収集件数を減らし、ま
た、ポーリング周期を遅くし、1回のポーリングあたり
に収集する警報情報の最大件数をあらかじめ定め、その
件数を各子装置の警報発生状態に応じて調整することに
より、親装置における子装置の警報情報の監視、処理に
係る負荷の増大を押え、全ての子装置の警報情報を監
視、収集する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明について、図面を参照
して説明する。図1は、本発明の―実施例の構成を示す
ブロック図であり、一つの親装置と2つの子装置から構
成された警報情報収集方式を示す。
【0021】子装置2と3の警報収集部23は、自装置
内の警報情報を収集し、警報情報S231を出力する。
計数部24は、警報収集部23により収集した警報情報
の件数を計数して警報収集件数S241として出力し、
また、記憶部26で記憶されていて、親装置に未送出の
警報情報件数を計数し未送出警報件数S242を出力す
る。
【0022】また、警報情報件数を記憶部26に保持さ
れている1周期前の警報情報件数と比較し、現在の警報
情報件数が1周期前の警報情報件数より多く尚かつあら
かじめ定められた一定件数以上である場合は、警報発生
が増加方向にあると判定し警報多発フラグをONに設定
する。
【0023】一方、現在の警報情報件数が1周期前の
報情報件数より少なく尚かつあらかじめ定められた一定
件数以下である場合は、警報発生が減少方向にあると判
定し警報多発フラグをOFFに設定する。
【0024】受信部21は、親装置から送出されるデー
タ信号S1を受信する。受信信号解析部22では受信部
21で受信したデータ信号を解析し、自装置に対するデ
ータ信号である場合、応答指示信号S221とデータ信
号の内容がアイドルフレームか警報情報要求であるかを
出力し、特に警報情報要求である場合は、警報情報要求
件数を出力する。
【0025】信号処理部25は、受信信号解析部22か
ら応答指示信号S221を受信した場合は、データ信号
の内容がアイドルフレームである場合には、自装置の装
置番号と計数部24から入力した警報多発フラグと入力
した未送出警報情報件数S242とを、あらかじめ定め
られた形式で応答信号S251として出力する。一方、
データ信号の内容が警報情報要求信号である場合は、自
装置の装置番号と指定された要求件数分の警報情報を記
憶部26から読み出し応答信号S251として出力す
る。
【0026】記憶部26は、警報収集部23からの警報
情報S231を記憶し、複数周期分の警報情報を保持す
ることができ、親装置から受信した警報情報要求件数
が、収集された自装置の警報情報件数より少なく、従っ
て、未送出警報がある場合でも、次の収集周期の警報情
報によって上書き等で消滅することのない十分な記憶容
量を有している。出力部27は、応答信号S251を受
け、子装置データ信号S271として出力する。
【0027】親装置1の入力部11は、子装置データ信
号S271を受信し受信信号S111を出力する。記憶
部13は、各子装置の警報情報S123を記憶する。信
号処理部12は、受信信号S111を入力し、受信信号
S111の内容が、アイドルフレームに対する応答の場
合、子装置の装置番号と警報多発フラグと警報保持件数
とを分離し計数結果等S122を計数部へ出力する。ま
た、受信信号S111の内容が警報情報要求信号に対す
る応答である場合、装置番号と警報情報とを分離し各種
処理を行い記憶部に格納する。
【0028】さらに、信号処理部12は、子装置に対し
てポーリング方式でアイドルフレームと警報情報要求を
行う。ポーリング周期は、タイミング発生部15から出
力されるポーリング周期S151に基づく。アイドルフ
レームは、子装置の装置番号をあらかじめ定められた形
式で送信信号S121として出力する。また、警報情報
要求は、子装置の装置番号と警報情報要求件数をあらか
じめ定められた形式で送信信号S121を作成し出力す
る。
【0029】タイミング発生部15は、ポーリング周期
を定めるポーリング周期S151を出力する。ポーリン
グ周期S151は、以下の方法により、算出される。警
報多発フラグ総数S141を入力し、警報多発フラグ総
数S141が1ポーリング周期前の前警報多発フラグ総
数と比較しより増加している場合は、警報多発フラグ総
数に比例してポーリング周期を早める。一方、警報多発
フラグ総数S141が前警報多発フラグ総数と同じであ
れば、前ポーリング周期と同じポーリング周期にする。
さらに、警報多発フラグS141が前警報多発フラグよ
り減少している場合は、警報多発フラグ総数に比例した
ポーリング周期にするべく周期を遅らす。また、警報多
発フラグ総数S141が0件である場合は、あらかじめ
定められたポーリング周期に設定する。この時のポーリ
ング周期がもっとも周期の間隔が長いものとする。
【0030】計数部14は、1ポーリング終了時入力し
た警報多発フラグのONの件数を計数し、警報多発フラ
グ総数S141として送出する。また、1ポーリング終
了時収集された全ての子装置の未送出警報情報件数の加
算し、警報情報総件数を算出する。ポーリング周期が速
まったことで要求した警報情報を収集し終える前に、次
のポーリング周期に入ってしまい要求した警報情報の件
数分が全て収集できないと言うことが無いようにタイミ
ング周期発生部15から出力される次回のポーリング周
期を加味し、あらかじめ1ポーリング周期当たりの最大
警報情報要求件数を定めておき、1ポーリング周期当た
りの各子装置に対する警報情報要求件数の合計が、先の
最大警報情報要求件数以下となるように、各子装置の未
送出警報件数の比率に応じて、各子装置に対する警報情
報要求件数を設定する。出力部16は、送信信号S12
1を入力し、データ信号S1として出力する。
【0031】次に図2は、親装置1と子装置2間におけ
る送受信信号の送受信シーケンスの一例である。親装置
1はアイドルフレームを出力する。子装置2は自装置に
対するアイドルフレームを受信した場合、アイドルフレ
ーム応答を出力する。親装置1はアイドルフレーム応答
を受信してから一定時間後、警報情報要求信号を出力す
る。子装置2は自装置に対する警報情報要求信号を受信
後、応答信号を出力する。
【0032】次に図1の実施例の動作について図3のポ
ーリング周期と警報多発フラグ総数(増加傾向)とのグ
ラフとポーリング周期のタイミングチャートを参照して
説明する。
【0033】グラフは親装置1が監視している子装置2
または3の子装置において、警報情報件数が増加傾向に
ある場合であり、子装置2または3から収集される警報
多発フラグに基づいて、計数された警報多発フラグ総数
S141を棒グラフ状に表記したものである。ポーリン
グ周期のタイミングチャートは、当該子装置に出力され
る図1のデータ信号(警報情報要求信号)S1のポーリ
ング周期である。
【0034】区間Tn-1 のポーリング周期は、区間T
n-2 と区間Tn-3 で発生した警報情報件数が共に“0
件”すなわち変化率=0であったので、Tn-2 、Tn-3
と同じ周期である。区間Tn のポーリング周期は、区間
n-1 と区間Tn-2 で発生した警報情報の変化率がy=
xであったので、変化率xに応じた時間分αを区間T
n-1のポーリング周期から差し引く。
【0035】同様に、区間Tn+1 のポーリング周期は、
区間Tn と区間Tn-1 で発生した警報情報の変化率がy
=xであったので、変化率xに応じた時間分αを区間T
n のポーリング周期から差し引く。区間Tn+2 のポーリ
ング周期は、区間Tn+1 と区間Tn で発生した警報情報
件数の変化率がy=x−2であったので、変化率x−2
に応じた時間分βを区間Tn+1 のポーリング周期から差
し引く。区間Tn+3 のポーリング周期は、区間Tn+2
区間Tn+1 で発生した警報情報件数の変化率がy=0で
あったので、区間Tn+2 のポーリング周期と同じとな
る。
【0036】以上、説明したように、Tn-2 〜Tn+1
区間は警報情報件数が増加傾向にあると予測すること
で、変化率に応じた時間を一周期前のポーリング周期か
ら差し引き、ポーリング周期は徐々に短くなる。引き続
き、変化は無くなっても、警報情報件数が多い状態が依
然続いている区間Tn+2 ,区間Tn+3 は、同じく短い周
期でポーリングをかけることになる。
【0037】次に図1の実施例の動作について図4のポ
ーリング周期と警報多発フラグ総数(減少傾向)とのグ
ラフとポーリング周期のタイミングチャートを参照して
説明する。グラフは親装置1が監視している子装置2ま
たは3の子装置において、警報情報件数が減少傾向にあ
る場合であり、子装置から収集される警報多発フラグに
基づいて、計数された警報多発フラグ総数を棒グラフ状
に表記したものである。ポーリング周期のタイミングチ
ャートは、当該子装置に出力される図1のデータ信号
(警報情報要求信号)S1のポーリング周期である。
【0038】区間T”n のポーリング周期は、区間T”
n-1 と区間T”n-2 で発生した警報情報件数が共に同一
件数すなわち変化率=0であったので、区間T”n-1
区間T”n-2 と同じ周期である。区間T”n+1 のポーリ
ング周期は、区間T”n-1 と区間T”n で発生した警報
情報件数の変化率がy=−wであったので、変化率−W
に応じた時間分γを区間T”n のポーリング周期へ加え
る。同様に、区間T” n+2 のポーリング周期は、区間
T”n と区間T”n+1 で発生した警報情報件数の変化率
がy=−wであったので、変化率−wに応じた時間分γ
を区間T”n+1 のポーリング周期へ加える。区間T”
n+3 のホ゜−リング周期は、区間T”n+1 と区間T”
n+2 で発生した警報情報件数の変化率がy=−(w−
2)であったので、変化率−(w−2)に応じた時間分
δを区間T”n+2 のポーリング周期へ加える。 以上、
説明したように、T”n 〜T”n+3 の区間は警報情報件
数が減少傾向にあると予測するので、変化率に応じた時
間を一周期前のポーリング周期に加え、ポーリング周期
は長くなる。
【0039】図5は本発明の一実施例の警報情報の件数
に関する棒表示グラフであって、1ポーリング周期当た
りの各子装置に対する警報情報要求件数の割合算出の一
例である。全子装置で発生した警報情報発生件数の総数
は、警報情報発生件数“あ〜え”の合計である。“あ〜
え”の総数を“お”とする。親装置における1ポーリン
グ周期で処理できる子装置の警報情報件数の最大値
“か”をあらかじめ設定しておく。図5の例は、“お”
が“か”以上の場合である。“お”が“か”を上回るの
で、1ポーリング周期で収集する警報情報の総数は
“か”となる。図中の警報情報要求件数は1ポーリング
当たりの最大要求件数“か”を子装置の警報情報発生件
数に応じて分割した結果である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、警報情報件数の増
加または減少の傾向を予測することにより、警報情報を
要求する周期を変え、警報情報が多発している装置内に
おいて、警報情報を格納しているメモリ等の保存容量を
越えたために、新たに発生した警報情報が過去の情報に
上書きされ、先に発生している警報情報が消滅してしま
うことなく、または、最新の警報情報が廃棄されること
なく、発生した全ての警報情報を親装置1が確実に収集
することができる効果がある。さらに、警報情報が頻繁
に発生している装置に対しては、1ポーリング当たりの
警報要求件数を多くし、警報情報が発生していない若し
くは件数が少ない装置へは1ポーリング当たりの警報情
報要求件数を少なくすることにより、1ポーリング周期
当たりの親装置1の信号処理部の負荷を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例のシーケンス図である。
【図3】本発明の一実施例のポーリング周期と警報多発
フラグ総数(増加傾向)とのグラフとポーリング周期の
タイミングチャートである。
【図4】本発明の一実施例のポーリング周期と警報多発
フラグ総数(減少傾向)とのグラフとポーリング周期の
タイミングチャートである。
【図5】本発明の一実施例の警報情報の件数に関する棒
表示グラフである。
【符号の説明】
1 親装置 2 子装置 3 子装置 11 入力部 12 信号処理部 13 記憶部 14 計数部 15 タイミング発生部 16 出力部 21 受信部 22 受信信号解析部 23 警報収集部 24 計数部 25 信号処理部 26 記憶部 S1 データ信号 S111 受信信号 S121 送信信号 S122 計数結果等 S123 子装置の警報情報等 S141 警報多発フラグ総数 S151 ポーリング周期 S221 応答指示信号 S231 警報情報 S241 警報収集件数 S242 未送出警報件数 S251 応答信号 S271 子装置データ信号

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチドロップ形態で接続された複数の
    子装置と、回線を含む子装置の警報発生および状態の変
    化による警報情報を1つの親装置で収集監視する警報情
    報収集方式であって、 前記子装置が、自装置内の警報情報を収集する警報収集
    部と、前記収集した警報情報を保持する子装置の記憶部
    と、前記収集した警報情報の件数と親装置へ未送出の警
    報情報件数を計数し、前記収集した警報情報件数の増減
    を判定し警報多発フラグを設定する子装置の計数部と、
    親装置からの信号を受信する受信部と、前記受信された
    信号を解析する受信信号解析部と、前記受信信号解析部
    の解析結果に従い自装置の装置番号と前記警報情報件数
    の増減を判定する警報多発フラグと未送出警報情報件数
    をあらかじめ定められた形式でデータ信号として処理
    し、親装置から警報情報の要求信号を受信した場合は、
    指定された報告件数分の警報情報をデータ信号として処
    理する子装置の信号処理部と、前記データ信号を出力す
    る子装置の出力部とを有し、 親装置が、前記子装置からのデータ信号を受信する入力
    部と、親装置の記憶部と、前記受信データ信号を処理
    し、各子装置へ警報情報の要求信号を出力部を介して送
    出する親装置の信号処理部と、前記信号処理部からの処
    理結果により子装置への警報情報要求件数を算出すると
    共にポーリング周期を判定する親装置の計数部と、ポー
    リング周期を設定するタイミング発生部とを有する警報
    情報収集方式。
  2. 【請求項2】 前記警報収集部が、 前記子装置の自装置内で発生した警報情報を周期的に収
    集する警報収集部である請求項1記載の警報情報収集方
    式。
  3. 【請求項3】 前記子装置の記憶部が、 前記収集した警報情報を複数周期分保持する容量を有
    し、保持されている親装置に対する未送出警報情報を、
    次の周期に収集された警報情報によって上書きにより消
    滅することのない子装置の記憶部である請求項1記載の
    警報情報収集方式。
  4. 【請求項4】 前記子装置の計数部が、 警報情報収集件数として前記収集した警報情報を計数
    し、また、警報情報保持件数として親装置へ未送出の警
    報情報件数を計数し、警報情報収集件数と警報情報保持
    件数とを加算し未送出警報情報件数を出力すると共に、
    収集した警報情報件数を前記子装置の記憶部に保持され
    ている1周期前に収集した警報情報件数と比較し、警報
    情報件数が増加傾向にあるか若しくは減少傾向にあるか
    を判定し、警報情報件数が増加方向にあると判定した場
    合には、警報多発フラグをONに設定し、一方、警報情
    報件数が減少方向にあると判定した場合には、警報多発
    フラグをOFFに設定する子装置の計数部である請求項
    1記載の警報情報収集方式。
  5. 【請求項5】 前記受信信号解析部が、 前記受信部で受信された信号を解析し自装置に対する要
    求である場合、解析結果の内容を含む応答指示信号を出
    力する受信信号解析部である請求項1記載の警報情報収
    集方式。
  6. 【請求項6】 前記子装置の信号処理部が、 前記受信信号解析部から応答指示信号を受信した場合、
    応答信号に含む解析結果がアイドルフレームであった場
    合は、自装置の装置番号と前記計数部にて設定された警
    報多発フラグと前記未送出警報情報件数とをあらかじめ
    定められた形式でデータ信号として出力し、また、解析
    結果が警報情報の要求信号であった場合、前記記憶部か
    ら読み出した警報情報を指定された報告件数分読み出
    し、あらかじめ定められた形式でデータ信号として出力
    する子装置の信号処理部である請求項1記載の警報情報
    収集方式。
  7. 【請求項7】 前記親装置の信号処理部が、 前記入力部からの受信信号の処理を行い、子装置の装置
    番号に基づき受信信号を記憶部へ出力し、前記受信信号
    がアイドルフレームに対する応答の場合、子装置番号と
    警報多発フラグと未送出警報情報件数とを親装置の計数
    部へ出力し、さらに、親装置の計数部から出力される
    子装置の警報情報要求件数と、タイミング発生部から出
    力されるポーリング周期に基づき、各子装置へ警報情報
    を要求する送信信号若しくはアイドルフレームの何れか
    を出力する親装置の信号処理部である請求項1記載の警
    報情報収集方式。
  8. 【請求項8】 前記親装置の計数部が、 前記親装置の信号処理部から出力された全ての子装置の
    未送出警報情報件数を計数し、計数結果として警報情報
    総件数を算出し、あらかじめ定められた1ポーリング周
    期当たりの最大警報情報要求件数以下となるように、1
    ポーリング周期当たりの総警報情報要求件数を設定し、
    1ポーリング毎に各子装置の警報情報要求件数が総警報
    情報要求件数以下となるよう、各子装置の未送出の警報
    情報件数の比率に応じて前記警報情報総件数から各子装
    置への警報情報要求件数を算出すると共に、前記警報多
    発フラグのONの総数を計数し、警報多発フラグ総数と
    して信号処理部を介しタイミング発生部へ出力する親装
    置の計数部である請求項1記載の警報情報収集方式。
  9. 【請求項9】 前記タイミング発生部が、 前記警報多発フラグ総数に基づき、警報多発フラグ総数
    が1件でもある場合、該件数が1ポーリング周期前の警
    報多発フラグ件数より増加している時は件数に応じポー
    リング周期を早め、1ポーリング周期前の警報多発フラ
    グ件数と同じである時はポーリング周期を変更せず、一
    方警報多発フラグ総数が1ポーリング周期前の警報多発
    フラグ総数と比較し減少している場合は、該件数に応じ
    た周期にポーリング周期を遅らし、特に、警報多発フラ
    グが0件である場合は、ポーリング周期をあらかじめ定
    められた周期に設定するタイミング発生部である請求項
    1記載の警報情報収集方式。
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