JP3482796B2 - 状態監視方式及びその装置 - Google Patents

状態監視方式及びその装置

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JP3482796B2 JP34639496A JP34639496A JP3482796B2 JP 3482796 B2 JP3482796 B2 JP 3482796B2 JP 34639496 A JP34639496 A JP 34639496A JP 34639496 A JP34639496 A JP 34639496A JP 3482796 B2 JP3482796 B2 JP 3482796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は状態監視方式及びそ
の装置に関し、更に詳しくは複数のノードと状態監視装
置とが通信ネットワークを介して接続すると共に、各ノ
ードで検出される状態変化の情報を状態監視装置に集め
て状態変化の発生順に監視する状態監視方式及びその装
置に関する。
【0002】この種の状態監視装置ではネットワークよ
り収集した各監視情報をその状態変化の発生順に処理
(表示又はロギング等)したい。しかし、各監視情報の
伝送ルートやその状態変化の検出確定時間には差がある
ので、各監視情報は状態監視装置にばらばらに着信す
る。このため、各監視情報の並べ替えが必要となる。
【0003】
【従来の技術】図8,図9は従来技術を説明する図
(1),(2)である。図8は従来の一般的なネットワ
ークシステムの一部構成を示している。各ネットワーク
ノード(伝送装置)ND1〜ND3はリンクL1〜L3
を介して相互に接続しており、また中央の状態監視装置
20はリンクL0を介してネットワークノードND1に
接続している。
【0004】ND1において、状態監視部SV1は各状
態検出部DTの検出情報を収集する。状態検出部DT
(1ST)は、ある時刻tから例えばアラーム信号a1
=1の状態が1sec間継続したことによりa1=1の
状態を検出し、これを状態監視部SV1に通知する。状
態監視部SV1では、a1=1の検出時刻(t+1se
c)−1sec(既知)=tをアラーム信号a1=1の
発生時刻とできる。また状態検出部DT(5ST)は、
ある時刻tから例えば冗長構成における予備系への切替
信号b1=1の状態が5sec間継続したことによりb
1=1の状態を検出し、これを状態監視部SV1に通知
する。状態監視部SV1では、b1=1の検出時刻(t
+5sec)−5sec(既知)=tを冗長切替b1=
1の発生時刻とできる。
【0005】状態監視部SV1は時々刻々と発生するこ
れらの検出情報を逐次監視情報に編集して状態監視装置
20に通知する。従って、状態変化の発生時刻は同一の
tでも、各監視情報が実際に中央の状態監視装置20に
通知される時刻は状態種別(アラーム/冗長切替)によ
って異なる。ND2,ND3でも同様である。また、N
D1の監視情報はリンクL0を介して、またND2の監
視情報はリンクL1+L0を介して、更にND3の監視
情報はリンクL3+L0を介して送られる。従って、各
監視情報がND1〜ND3より同時刻に送信されても、
状態監視装置20に到達する時刻は該状態監視装置20
からの距離(伝送ルート)に応じて異なる。なお、ここ
では説明の簡単のため、1リンク当たりの伝送遅延時間
を1secとした。
【0006】図9(A)は従来の監視情報収集のタイミ
ングチャートを示している。今、ND1,ND2の動作
に着目すると、例えばある時刻tにND1ではアラーム
a1及び冗長切替b1が同時に発生し、また同時にND
2ではアラームa2及び冗長切替b2が同時に発生して
いる。アラームa1は時刻t+1secに検出され、そ
の監視情報a1は時刻t+2secに状態監視装置20
に着信(通知)される。一方、アラームa2はアラーム
a1と同一時刻t+1secに検出されるが、伝送ルー
トが長いため、その監視情報a2は時刻t+3secに
状態監視装置20に着信する。また、冗長切替b1は状
態変化の検出確定時間が長いため時刻t+5secに検
出され、その監視情報b1は時刻t+6secに状態監
視装置20に着信する。一方、冗長切替b2は冗長切替
b1と同一時刻t+5secに検出されるが、伝送ルー
トが長いため、その監視情報b2は時刻t+7secに
状態監視装置20に着信する。
【0007】更にND3の動作も含めると、時刻t+1
secに発生した冗長切替b3は時刻t+8secに状
態監視装置20に着信し、その後の時刻t+2secに
発生したアラームa3は冗長切替b3よりも前の時刻t
+5secに状態監視装置20に着信する。この様に、
一般に各監視情報の伝送ルートやその状態変化の検出確
定時間には差があるので、各監視情報は状態監視装置2
0にばらばらのタイミングに着信する。このため各監視
情報の並べ替えが必要となる。
【0008】従来は、中央の状態監視装置20において
各通知された監視情報を到着順に蓄積し、該蓄積ブロッ
クのデータを定期的にソーティングすることで状態変化
の発生時刻順の監視情報を得ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記蓄積ブロ
ックを定期的にソーティングする方式であると、予め監
視情報の最大トラヒックを考慮した容量の大きな蓄積バ
ッファを用意する必要があり、メモリの使用効率が悪
い。また、監視情報のトラヒックが増大するとソーティ
ングに時間が掛かり、監視情報の画面への表示が遅れ
る。即ち、監視情報の画面への表示タイミングは監視情
報のトラヒック量に応じて変動してしまう。
【0010】また、上記監視情報をブロック単位でソー
ティングする方式であると、ブロックを跨がる様な監視
情報の表示処理において以下の様な問題が生じる。図9
(B)は従来の監視情報の表示例を示す図で、ND1〜
ND3より収集した全監視情報を、状態変化の発生時刻
順に表示する場合を示している。今、図9(A)に示す
時刻t+6sec以前の蓄積情報につきソーティングを
行ったとすると、この中には監視情報a1,a2,a
3,b1が含まれる。これらを状態変化の発生時刻につ
きソーティングすると、発生時刻tの欄には監視情報a
1,a2,b1が表示され、また発生時刻t+2の欄に
は監視情報a3が表示される。なお、発生時刻t+1の
欄については、この時点では監視情報が無いので、一般
に表示欄は設けられない。もし、監視情報の無い欄を表
示すると、通常は表示画面が長い空白により埋められる
ことになり、オペレータが監視し難くなるからである。
【0011】次の時点で、時刻t+6sec以降の蓄積
情報につきソーティングを行うと、この中には監視情報
b2,b3が含まれる。これらを状態変化の発生時刻に
つきソーティングすると、発生時刻tの欄には監視情報
b2を追加し、かつ新たに発生時刻t+1の欄を設けて
ここに監視情報b3を表示する必要が生じる。しかる
に、一般にオペレータはこの様な表示欄を時系列(上か
ら下)に監視し、ある時刻(例えば図のt+2secの
欄)までは特に問題なしとの認識を得ているところ、こ
れを逆上って時刻tの欄に監視情報b2が追加された
り、又は新たに発生時刻t+1の欄が挿入されたりする
と、オペレータに監視負担を強いるばかりか、オペレー
タの混乱を招くことは必定である。この点は監視情報の
ロギング処理でも問題となることは言うまでも無い。
【0012】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成さ
れたもので、その目的とする所は、簡単な構成及び処理
で状態変化の各監視情報が能率良く並べ替えられる状態
監視方式及びその装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の状態監
視方式は、複数のノードと状態監視装置とが通信ネット
ワークを介して接続すると共に、各ノードで検出される
状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変化の発生
順に監視する状態監視方式において、各ノードND1〜
ND3に設けられ、夫々に監視対象の状態変化a,bを
検出して対応する監視情報を状態監視装置1に送出する
状態変化検出手段DTU1〜DTU3と、状態監視装置
1又は該装置に直結するノードND1に設けられ、同一
時刻に発生した各状態変化につき各ノードより送出され
た各監視情報がその後のある同一時刻に位相を揃えて状
態監視装置に提供されるように、時系列に着信した各監
視情報に対して該監視情報の伝送ルート及び又はその状
態変化の検出確定に要した時間に応じた各所定の遅延を
加える監視情報遅延手段DLUとを備えるものである。
【0014】本発明(1)は監視情報遅延手段DLUを
状態監視装置1のフロント(状態監視装置1又は該装置
に直結するノードND1)に配置し、各ノードND1〜
ND3から順不同に着信する各監視情報をネットワーク
構成の既知のパラメータ(各ノードの伝送ルート、各状
態変化の検出確定時間)に基づく簡単な遅延制御により
実時間で状態変化の発生時刻順に並べ替えるものであ
る。
【0015】本発明(1)の作用を図5(A)に従い具
体的に説明する。但し、以下に述べる数値例等は説明の
簡便のために採用するものであり、本発明はこれに限定
されない。まず監視情報遅延手段DLUを状態監視装置
1に配置した場合を説明する。図5(A)において、時
刻tにノードND1で発生した状態変化a1は時刻t+
1secに検出され、リンクL0を介して時刻t+2s
ecに監視情報遅延手段DLUに着信する。一方、同一
時刻tにノードND2で発生した同種の状態変化a2は
時刻t+1secに検出され、リンクL0+L1を介し
て時刻t+3secに監視情報遅延手段DLUに着信す
る。そして、監視情報遅延手段DLUは順次着信した各
監視情報a1,a2に対して該監視情報の伝送ルートL
0,L0+L1に応じた各所定の遅延を加える。
【0016】この場合に、ND1の監視情報a1に対し
てはND2の監視情報a2よりも伝送ルートが1sec
分短いことが既知であるので、例えば5sec分(但
し、同種の監視情報aのみを扱う場合は1sec分でも
良い)の遅延を加えることが可能である。逆にND2の
監視情報a2に対してはND1の監視情報a1よりも伝
送ルートが1sec分長いことが既知であるので、例え
ば4sec分(0sec分でも良い)の遅延を加えるこ
とが可能である。その結果、この場合の監視情報遅延手
段DLUはノードND1,ND2で同一時刻tに発生し
た同種の各状態変化に基づく監視情報a1,a2をその
後のある同一時刻t+7sec(t+3secでも良
い)に位相を揃えて状態監視装置1に提供できる。
【0017】また、上記同様にして時刻tにノードND
1で発生した状態変化a1は時刻t+1secに検出さ
れ、リンクL0を介して時刻t+2secに監視情報遅
延手段DLUに着信する。一方、同一時刻tに同一のノ
ードND1で発生した異種の状態変化b1は時刻t+5
secに検出され、同一のリンクL0を介して時刻t+
6secに監視情報遅延手段DLUに着信する。監視情
報遅延手段DLUは順次着信した各監視情報a1,b1
に対して該監視情報につきその状態変化の検出確定に要
した時間に応じた各所定の遅延を加える。
【0018】この場合に、監視情報a1に対しては監視
情報b1よりも検出確定に要した時間が4sec分短い
ことが既知であるので、例えば5sec分の遅延を加え
ることが可能である。逆に監視情報b1に対しては監視
情報a1よりも検出確定に要した時間が4sec分長い
ことが既知であるので、例えば1sec分の遅延を加え
ることが可能である。その結果、この場合の監視情報遅
延手段DLUは同一時刻tにノードND1で発生した異
種の各状態変化の監視情報a1,b1をその後のある同
一時刻t+7secに位相を揃えて状態監視装置1に提
供できる。
【0019】かくして、監視情報遅延手段DLUは順次
着信した様々なタイプの監視情報a1,a2,b1,b
2等に対して該監視情報の伝送ルート及びその状態変化
の検出確定に要した時間に応じた各所定の遅延を加える
ことにより、同一時刻tにノードND1,ND2等で発
生した同種,異種の各状態変化の監視情報a1,a2,
b1,b2等をその後のある同一時刻t+7secに位
相を揃えて状態監視装置1に提供できる。
【0020】なお、図1の例ではシステムの全監視情報
は状態監視装置1に直結するND1を経由して状態監視
装置1に着信する。そこで、監視情報遅延手段DLUを
ND1に配置することが可能である。この場合の全監視
情報はND1を通過後、状態監視装置1に着信するまで
に更に一律に1secを要することが既知であるので、
この場合の監視情報遅延手段DLUは全監視情報に対し
て夫々1sec分短い遅延を加えることが可能である。
【0021】従って、本発明(1)によれば、簡単な構
成及び処理で状態変化の各監視情報が実時間で能率良く
状態変化の発生時刻順に得られる。しかも、状態変化の
各監視情報は実時間で状態変化の発生時刻順に得られる
ので、従来あったような表示画面における監視情報の追
加や、表示画面を逆上る時刻欄の挿入の問題も起こらな
い。
【0022】また上記の課題は例えば図7の構成により
解決される。即ち、本発明(2)の状態監視方式は、複
数のノードと状態監視装置とが通信ネットワークを介し
て接続すると共に、各ノードで検出される状態変化の情
報を状態監視装置に集めて状態変化の発生順に監視する
状態監視方式において、各ノードND1〜ND3に設け
られ、夫々に監視対象の状態変化a,bを検出して対応
する監視情報を生成する状態変化検出手段DTU1〜D
TU3と、各状態変化検出手段に接続され、同一時刻に
発生した各状態変化につき各状態変化検出手段で生成さ
れた各監視情報がその後のある同一時刻に位相を揃えて
状態監視装置1に着信されるように、入力の各監視情報
に対して夫々に該監視情報の伝送ルート及び又はその状
態変化の検出確定に要した時間に応じた各所定の遅延を
加える監視情報遅延手段DLU1〜DLU3とを備える
ものである。
【0023】本発明(2)は上記本発明(1)の監視情
報遅延手段DLUが備える遅延機能DLU1〜DLU3
を各ノードND1〜ND3で発生する各監視情報に対し
てのみ夫々個別に適用すべく各ノードND1〜ND3に
分散配置したものである。この遅延機能は各ノードND
1〜ND3で発生する監視情報には夫々働くが、各ノー
ドND1〜ND3を通過する監視情報には働かない。
【0024】従って、この場合の各監視情報遅延手段D
LU1〜DLU3は、同一時刻tに発生した各状態変化
a1〜a3,b1〜b3につき各状態変化検出手段DT
U1〜DTU3で生成された各監視情報に対して夫々に
該監視情報の伝送ルート及び又はその状態変化の検出確
定に要した時間に応じた各所定の遅延を加えることによ
り、各監視情報その後のある同一時刻t+7secに位
相を揃えて状態監視装置1に着信させることが可能であ
る。
【0025】好ましくは本発明(3)においては、上記
本発明(1)又は(2)において、所定の遅延量は監視
対象のノードから状態監視装置までの伝送に要する最大
の伝送時間(例えば2sec)、又は状態変化の検出確
定に要する最大の検出時間(例えば5sec)、又はこ
れらの和の時間(例えば7sec)を越えない。従っ
て、システム構成に応じた最小の遅延時間の遅れで各監
視情報を処理(表示又はロギング等)できる。しかも、
この遅れは監視トラヒック量の大小による影響を受けな
いので、従来のように変動することは無い。
【0026】また好ましくは本発明(4)においては、
上記本発明(1)又は(2)において、例えば図6に示
す如く、監視対象の状態種別(例えばアラームa11,
a12及び冗長切替b11,b12)毎に優先順位(例
えば1〜4)を設け、各監視情報に加える遅延量を優先
順位の高い順に短くする。従って、各状態変化a11,
a12,b11,b12が同一時刻tに発生しても、こ
れらは優先順位の高いa11,a12,b11,b12
の順に状態監視装置1に提供(又は着信)される。な
お、各監視情報に加える遅延量に適当な差(例えば0.
2sec)を設けることで、例えば優先順位の高いa1
1は、優先順位の低いa12よりも0.1sec遅れで
発生しても、差分の0.1sec前に状態監視装置1に
提供(又は着信)される。
【0027】また本発明(5)の状態監視装置は、例え
ば図2に示す如く、複数のノードと状態監視装置とが通
信ネットワークを介して接続すると共に、各ノードで検
出される状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変
化の発生順に監視する状態監視システムの前記状態監視
装置において、各ノードからの監視情報を受信する受信
手段4と、同一時刻に発生した各状態変化につき各ノー
ドより送出された各監視情報がその後のある同一時刻に
位相を揃えて状態監視装置に提供されるように、時系列
に着信した各監視情報に対して該監視情報の伝送ルート
及び又はその状態変化の検出確定に要した時間に応じた
各所定の遅延を加える監視情報遅延手段(図2の6,8
に相当)とを備えるものである。
【0028】好ましくは本発明(6)においては、上記
本発明(5)において、監視情報遅延手段は、時系列に
着信した各監視情報に対して各所定の遅延情報を付加す
る遅延情報付加手段(図2の6に相当)と、遅延情報を
付加された各監視情報を受信順にプールすると共に、各
監視情報の遅延情報をカウントダウンしてタイムオーバ
した監視情報から出力する遅延実行手段(図2の8に相
当)とを備える。
【0029】また本発明(7)のノードは、例えば図7
に示す如く、複数のノードと状態監視装置とが通信ネッ
トワークを介して接続すると共に、各ノードで検出され
る状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変化の発
生順に監視する状態監視システムの前記ノードにおい
て、監視対象の状態変化a,bを検出して対応する監視
情報を生成する状態変化検出手段DTUと、状態変化検
出手段に接続され、同一時刻に発生した各状態変化につ
きシステムの各状態変化検出手段で生成された各監視情
報がその後のある同一時刻に位相を揃えて状態監視装置
に着信されるように、入力の監視情報に対して該監視情
報の伝送ルート及び又はその状態変化の検出確定に要し
た時間に応じた所定の遅延を加える監視情報遅延手段D
LUとを備えるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図2は第1の実施の形態による状態監視方式の一部
構成を示す図で、図において1は状態監視装置本体、2
はコマンド処理部、3はメッセージ送信部、4はメッセ
ージ受信部、5はメッセージ分岐部、6は遅延情報付加
部、7は遅延時間テーブル、8はメッセージ遅延部、9
はデータ編集部、10は実時刻を計数するリアルタイム
クロック(RTC)、11は監視情報をロギングするロ
グファイル、12は監視者が操作するコンソールであ
る。
【0031】なお、上記2,5,6,8,9等の各機能
ブロックは不図示のCPUとメモリとから成るソフトウ
エア制御により実現される。また、本状態監視装置1が
適用されるネットワークシステムの構成については図8
と同様で良い。図2において、コンソール10のキーボ
ードより例えばネットワークノードND1宛の保守用コ
マンドを入力すると、該コマンドデータはコマンド処理
部2で対応するコマンドメッセージCMDに変換され、
メッセージ送信部3を介してリンクL0に送信される。
これを受けたND1は応答メッセージRPDを返送し、
該応答メッセージRPDはメッセージ受信部4で受信さ
れると共に、メッセージ分岐部5においてコマンドに対
する応答メッセージRPDであることが識別され、コマ
ンド処理部2に転送される。
【0032】一方、例えばND1において何らかの監視
情報が発生すると、その状態監視部SV1により実時間
で状態監視メッセージSVDが生成され、これがコンテ
ンションモードで状態監視装置1に送られる。この状態
監視メッセージSVDはメッセージ受信部4で受信され
ると共に、メッセージ分岐部5において状態監視メッセ
ージSVDであることが識別され、遅延情報付加部6に
転送される。
【0033】これを受けた遅延情報付加部6では、RT
C10より当該状態監視メッセージSVDの受信時刻t
を取得すると共に、後述の方法により当該状態監視メッ
セージSVDに加える遅延時間DTを求めてこれを該状
態監視メッセージSVDに付加し、メッセージ遅延部8
に出力する。メッセージ遅延部8では、受信した各状態
監視メッセージSVDを受信順に蓄積(キューイング)
すると共に、RTC7の割込周期(例えば1ms)で各
状態監視メッセージSVDに付加された遅延時間DTか
ら一定時間(例えば1ms)を差し引き、遅延時間DT
=0となった状態監視メッセージSVDから順にデータ
編集部9に出力する。
【0034】データ編集部8は、受信した各状態監視メ
ッセージSVDの表示フォーマットを整えてこれらを受
信順にコンソール12のディスプレイに表示すると共
に、受信した各状態監視メッセージSVDのログフォー
マットを整えてこれらを受信順にログファイル11に記
録する。図3,図4は第1の実施の形態による状態監視
処理のフローチャート(1),(2)である。
【0035】図3(A)はメッセージ分岐部5及び遅延
情報付加部6におけるメッセージ分岐・遅延情報付加処
理を示しており、メッセージ受信部4から何らかの受信
メッセージが入力するとこの処理が起動される。ステッ
プS1では受信メッセージのデータ解析を行う。図3
(B)に状態監視メッセージのフォーマットを示す。
【0036】「ノード番号」はメッセージ発信元のND
1〜ND3の番号を表す。なお、この例ではメッセージ
受信先は状態監視装置1に固定されている。「メッセー
ジ種別」はコマンドに対する応答メッセージRPDか又
は状態監視メッセージSVDかのメッセージ種別を表
す。ここまでのフォーマットは各受信メッセージにつき
共通であるが、これ以降は状態監視メッセージSVDに
固有のデータが搭載されている。
【0037】即ち、「発生時刻」は状態変化の発生時刻
を表す。因みに、状態変化の検出は所謂前方保護及び後
方保護の検出手法により該変化の状態が所定時間継続し
た時に行われる。ND1〜ND3において、各状態検出
部DTにつきこの継続時間(状態変化検出確定時間)は
既知であるので、状態監視部SVは状態変化の検出時刻
より状態変化の発生時刻tを割り出せる。「状態情報」
はアラーム信号a,冗長切替b等の状態種別や、OFF
→ON/ON→OFF等の変化状態等を表す。「遅延時
間DT」は後述の処理により付加される。
【0038】図3(A)に戻り、ステップS2では受信
メッセージの「メッセージ種別」に基づき状態監視メッ
セージSVDか否かを判別する。受信メッセージが状態
監視メッセージSVDでない場合は、コマンドに対する
応答メッセージRPDであり、フローはステップS5に
進み、該応答メッセージRPDをコマンド処理部2に転
送する。
【0039】また、受信メッセージが状態監視メッセー
ジSVDの場合はステップS3で遅延時間DTを演算
し、これを該状態監視メッセージSVDに付加する。遅
延時間DTは、例えばDT=「状態変化の発生時刻」+
「所定の遅延時間」−「状態監視メッセージの受信時
刻」により求める。ここで、「状態変化の発生時刻」は
状態監視メッセージSVDの「発生時刻」の欄から得ら
れる。「所定の遅延時間」は状態監視装置1の監視対象
となる全状態変化につき、各変化発生時点からその状態
監視メッセージSVDが遅延情報付加部6に到着するま
での所要時間の内の最大の時間である。因みに、図8の
システム構成の例では「所定の遅延時間」はシステムに
おける最大の検出遅延時間5sec+最大の伝送遅延時
間2sec=7secとなる。なお、この第1の実施の
形態では「所定の遅延時間」は7secの1つで良いの
で図2の遅延時間テーブル7を設けるには及ばない。遅
延時間テーブル7の適用については後述する。そして、
「状態監視メッセージの受信時刻」はRTC7より得ら
れる。
【0040】例えば図5(A)の状態変化a1につき遅
延時間DTを求めると、DT=「状態変化a1の発生時
刻=t」+「所定の遅延時間=7sec」−「状態監視
メッセージa1の受信時刻=t+2sec」=5sec
である。また状態変化b1につき遅延時間DTを求める
と、DT=「状態変化b1の発生時刻=t」+「所定の
遅延時間=7sec」−「状態監視メッセージb1の受
信時刻=t+6sec」=1secである。他も同様で
ある。
【0041】なお、この遅延時間DTは他の方法でも求
められる。これを状態変化a1につき具体的に説明する
と、上記「状態変化a1の発生時刻=t」のtは「状態
監視メッセージa1の受信時刻=t+2sec」のtに
より打ち消される。即ち、少なくとも遅延時間DTの演
算に関しては受信側では「状態変化a1の発生時刻=
t」を知る必要が無い。このことは「状態監視メッセー
ジa1の受信時刻=t+2sec」よりリンクL0によ
る既知の遅延1secを逆上れば「状態監視メッセージ
a1の検出時刻=t+1sec」となり、更にこの時点
よりDT(1S)による既知の状態変化の検出確定時間
1secを逆上れば「状態変化a1の発生時刻=t」と
なる事からもうなずける。
【0042】また、システムの「所定の遅延時間=7s
ec」は既知であり、かつ状態変化a1についてはその
状態監視メッセージa1が「状態変化a1の発生時刻=
t」の2sec後に受信されるべきことも既知である。
従って、RTC10より「状態監視メッセージa1の受
信時刻=t+2sec」を取得する必要も無い。かくし
て、状態変化a1については予め上記既知の情報により
一律にDT=5secとすれば良いことが分かる。他の
状態変化a2,b1,b2についても同様である。そこ
で、予め各状態変化a1,a2,b1,b2に対する各
遅延時間DTをテーブル化(但し、遅延時間テーブル7
とは異なる)しておく事で、上記ステップS3に相当す
る演算を簡単かつ高速に実現できる。
【0043】そして、ステップS4では上記遅延時間D
Tを付加した状態監視メッセージSVD+DTをメッセ
ージ遅延部8に出力する。図4(B)はメッセージ遅延
部8における状態監視メッセージの待ち行列を示してい
る。メッセージ遅延部8は受信した各状態監視メッセー
ジSVD+DTを受信順にプール(キューイング)す
る。待ち行列の先頭(最も古い)の状態監視メッセージ
はキューポインタQPTRにより差し示され、次に古い
状態監視メッセージは前記先頭メッセージのネクストリ
ンクアドレスポインタNLADにより差し示される。以
下同様にして進み、最後尾(最新に受信)の状態監視メ
ッセージのNLADには最後尾である旨を示すラストポ
インタLLADが記録される。
【0044】図4(A)はメッセージ遅延部8における
メッセージ遅延処理を示しており、RTC10が例えば
1msを刻む毎にこの処理に割込入力する。ステップS
11では待ち行列の最初の状態監視メッセージa1を抽
出し、ステップS12では該状態監視メッセージa1の
遅延時間DTから所定時間(例えば1カウント=1m
s)を差し引く。ステップS13ではDT=0か否かを
判別し、DT=0の場合はステップS14で当該状態監
視メッセージa1をデータ編集部9に出力する。またD
T≠0の場合はステップS14の処理をスキップする。
ステップS15では待ち行列の全状態監視メッセージに
つき遅延時間DTの更新を終了したか否かを判別し、終
了していない場合はステップS11に戻り、次の状態監
視メッセージa2を抽出する。以下同様にして進み、こ
うして全状態監視メッセージにつき遅延時間DTの更新
を終了すると、この割込処理を抜ける。
【0045】こうして、各1msの区間内に全状態監視
メッセージの各遅延時間DTから夫々に1msが差し引
かれると共に、先にDT=0となった状態監視メッセー
ジ(即ち、状態変化の発生時刻の早い状態監視メッセー
ジ)から順にデータ編集部9に出力される。この場合
に、待ち行列中のある状態監視メッセージがデータ編集
部9に出力されると、その空きとなった記憶ブロックは
不図示の空き行列にプ−ルされる。また新たな状態監視
メッセージが受信されると、空き行列の記憶ブロックが
一つ捕捉され、待ち行列の最後尾にキューイングされ
る。従って、この例のメッセージ遅延部8は高々7se
cの区間に受信(発生)される全状態監視メッセージを
プールできれば良いから、少ないメモリを効率よく使用
できる。
【0046】図5は第1の実施の形態による状態監視方
式の動作を説明する図である。図5(A)は監視データ
収集〜表示のタイミングチャートを示している。なお、
状態変化の発生状況は図9(A)と同一にしてある。従
って、各状態監視メッセージSVDが状態状監視装置1
に通知される時刻は同一である。しかし、本第1の実施
の形態によれば、状態監視メッセージa1はその後メッ
セージ遅延部8により5sec待たされた時刻t+7s
ecのタイミングにデータ編集部9に出力される。同様
にして状態監視メッセージa2は4sec、状態監視メ
ッセージb1は1sec、状態監視メッセージb2は0
sec、夫々待たされた同一時刻t+7secのタイミ
ングにデータ編集部9に出力される。以下、同様であ
る。データ編集部9は受信した各状態監視メッセージS
VDを単に受信順に表示フォーマット変換し、コンソー
ル12のディスプレイに表示する。及び受信した各状態
監視メッセージSVDを単に受信順にログフォーマット
変換し、ログファイル11に記録する。
【0047】図5(B)は監視情報の表示例を示してい
る。本第1の実施の形態によれば、時刻t+7secの
タイミングには監視情報a1,a2,b1,b2が漏れ
なく得られ、これらは発生時刻tの欄に表示される。ま
た時刻t+8secのタイミングには監視情報b3が漏
れなく得られ、これが発生時刻t+1の欄に表示され
る。更に時刻t+9secのタイミングには監視情報a
3が漏れなく得られ、これが発生時刻t+2の欄に表示
される。従って、監視者は表示画面を1方向に安心して
監視(トレース)できる。
【0048】図6は第1の実施の形態による他の状態監
視方式の動作を説明する図で、本実施の形態は各状態監
視メッセージSVDに加える所定の遅延時間につき監視
対象の状態種別毎に差(優先順位)をつける場合を示し
ている。図6(B)に一例の遅延時間テーブル7の内容
を示す。なお、ここではND1における状態変化a1
1,a12,b11,b12につきその優先的取扱を述
べるが、この優先的取扱はND2,ND3の同種の状態
変化についても共通に適用される。
【0049】図6(B)では2種類のアラーム状態a1
1,a12及び2種類の冗長切替状態b11,b12に
つき夫々に優先順位1〜4が割り当てられている。最高
位の状態変化a11に対しては所定の遅延時間としてα
(例えば7sec又は5sec)+0secが加えら
れ、次順位の状態変化a12に対してはα+0.2se
cが加えられる。以下同様である。
【0050】図6(A)は本実施の形態による監視デー
タ収集〜表示のタイミングチャートを示している。図示
の如く、時刻tに状態変化a11,a12,b11,b
12が同時に発生している。状態変化a11,a12は
時刻t+1secに検出され、時刻t+2secに遅延
情報付加部6に受信される。遅延情報付加部6は状態種
別a11,a12に基づき遅延時間テーブル7を参照
し、最終的に、状態変化a11には遅延時間DT=5s
ecを付加し、状態変化a12にはDT=5.2sec
を付加する。従って、優先順位の高い状態変化a11は
時刻t+7secのタイミングに先に表示され、優先順
位の低い状態変化a12はその後の時刻t+7.2se
cのタイミングに表示される。
【0051】一方、状態変化b11,b12は時刻t+
5secに検出され、時刻t+6secに遅延情報付加
部6に受信される。遅延情報付加部6は状態種別b1
1,b12に基づき遅延時間テーブル7を参照し、最終
的に、状態変化b11には遅延時間DT=1.4sec
を付加し、状態変化b12にはDT=1.6secを付
加する。従って、優先順位の低い状態変化b11は時刻
t+7.4secのタイミングに表示され、優先順位の
更に低い状態変化b12はその後の時刻t+7.6se
cのタイミングに表示される。但し、上記各状態変化a
11,a12,b11,b12の発生時刻は同一のtで
ある。
【0052】本実施の形態によれば、データ編集部9は
優先順位の高い状態変化の情報を先に受け取るので、何
ら別段の処理を行わなくても、状態変化の情報を優先順
に表示及び記録できる。この時間差には適当な幅(例え
ば0.2sec)が設けられているので、仮に各NDに
おける信号処理時間や伝送路遅延等に多少の変動があっ
ても、優先表示や優先記録の関係は崩れない。
【0053】図7は第2の実施の形態による状態監視方
式の構成を示す図である。本第2の実施の形態では、上
記第1の実施の形態による監視情報遅延手段DLUの機
能(遅延情報付加部6,メッセージ遅延部8に相当)
を、報監視装置1のフロント部に設ける代わりに、各ノ
ードND1〜ND3で発生する各監視情報に対してのみ
夫々個別に適用すべく、これを各監視情報遅延手段DL
U1〜DLU3となして各ノードND1〜ND3に分散
配置したものである。各監視情報遅延手段DLU1〜D
LU3のメッセージ遅延機能は各ノードND1〜ND3
で発生する監視情報に対しては夫々に働くが、各ノード
ND1〜ND3を通過する監視情報に対しては働かな
い。
【0054】従って、各監視情報遅延手段DLU1〜D
LU3は、同一時刻tに発生した各状態変化a1〜a
3,b1〜b3につき各状態変化検出手段DTU1〜D
TU3で生成された各監視情報に対して、夫々に該監視
情報の伝送ルート及び又はその状態変化の検出確定に要
した時間に応じた各所定の遅延を加えることにより、各
監視情報その後のある同一時刻t+7secのタイミン
グに位相を揃えて状態監視装置1に着信させることにな
る。因みに、この場合のDLU1が状態監視メッセージ
a1に付加する遅延時間DTの内訳は、DT=「状態変
化a1の発生時刻=t」+「所定の遅延時間=7se
c」−「状態監視メッセージa1の検出時刻=t+1s
ec」−「ND1から状態監視装置1までのメッセージ
伝送遅延時間=1sec」=5secである。
【0055】各部の詳細は述べないが、上記第1の実施
の形態における詳細な説明から容易に類推できる。な
お、上記各実施の形態では3つのネットワークノードN
D1〜ND3につき状態変化の監視を行ったが、本発明
はノード数やネットワーク構成(リンクの接続等)にお
いて各実施の形態による制限を受けない。また上記各実
施の形態で示した数値例にも制限を受けない。
【0056】また、上記各実施の形態では広くネットワ
ークで発生する状態変化の情報を監視対象としたが、本
発明は例えばノードND1における各状態検出部DT
(1S),DT(5S)等の状態変化の情報を状態監視
部SV1で収集・監視するような狭い領域にも適用でき
る。また、上記各実施の形態では各監視情報を状態変化
の発生時刻順に並べ替えたが、状態変化の検出時刻順に
並べ替えても良い。
【0057】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各
部の構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行
えることは言うまでも無い。
【0058】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、各状態
変化の監視メッセージに対し、その状態変化の検出遅延
やメッセージ伝送遅延等を考慮した遅延処理を施し、そ
の出力位相を揃えるので、簡単な構成(少ないメモリ)
及び遅延処理で監視トラヒックの大小によらず常に一定
の時間遅れで状態変化の各監視情報の並べ替えが能率良
く行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は第1の実施の形態による状態監視方式の
一部構成を示す図である。
【図3】図3は第1の実施の形態による状態監視処理の
フローチャート(1)である。
【図4】図4は第1の実施の形態による状態監視処理の
フローチャート(2)である。
【図5】図5は第1の実施の形態による状態監視方式の
動作を説明する図である。
【図6】図6は第1の実施の形態による他の状態監視方
式の動作を説明する図である。
【図7】図7は第2の実施の形態による状態監視方式の
構成を示す図である。
【図8】図8は従来技術を説明する図(1)である。
【図9】図9は従来技術を説明する図(2)である。
【符号の説明】
1 状態監視装置本体 2 コマンド処理部 3 メッセージ送信部 4 メッセージ受信部 5 メッセージ分岐部 6 遅延情報付加部 7 遅延時間テーブル 8 メッセージ遅延部 9 データ編集部 10 リアルタイムクロック(RTC) 11 ログファイル 12 コンソール 20 状態監視装置 DLU 監視情報遅延手段 DT 状態検出部 DTU 状態変化検出手段 L リンク ND ネットワークノード(伝送装置) SV 状態監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−264183(JP,A) 特開 平7−162421(JP,A) 特開 平4−17442(JP,A) 特開 平9−51515(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/24 H04L 12/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードと状態監視装置とが通信ネ
    ットワークを介して接続すると共に、各ノードで検出さ
    れる状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変化の
    発生順に監視する状態監視方式において、 各ノードに設けられ、夫々に監視対象の状態変化を検出
    して対応する監視情報を状態監視装置に送出する状態変
    化検出手段と、 状態監視装置又は該装置に直結するノードに設けられ、
    同一時刻に発生した各状態変化につき各ノードより送出
    された各監視情報がその後のある同一時刻に位相を揃え
    て状態監視装置に提供されるように、時系列に着信した
    各監視情報に対して該監視情報の伝送ルート及び又はそ
    の状態変化の検出確定に要した時間に応じた各所定の遅
    延を加える監視情報遅延手段とを備えることを特徴とす
    る状態監視方式。
  2. 【請求項2】 複数のノードと状態監視装置とが通信ネ
    ットワークを介して接続すると共に、各ノードで検出さ
    れる状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変化の
    発生順に監視する状態監視方式において、 各ノードに設けられ、夫々に監視対象の状態変化を検出
    して対応する監視情報を生成する状態変化検出手段と、 各状態変化検出手段に接続され、同一時刻に発生した各
    状態変化につき各状態変化検出手段で生成された各監視
    情報がその後のある同一時刻に位相を揃えて状態監視装
    置に着信されるように、入力の各監視情報に対して夫々
    に該監視情報の伝送ルート及び又はその状態変化の検出
    確定に要した時間に応じた各所定の遅延を加える監視情
    報遅延手段とを備えることを特徴とする状態監視方式。
  3. 【請求項3】 所定の遅延量は監視対象のノードから状
    態監視装置までの伝送に要する最大の伝送時間、又は状
    態変化の検出確定に要する最大の検出時間、又はこれら
    の和の時間を越えないことを特徴とする請求項1又は2
    の状態監視方式。
  4. 【請求項4】 監視対象の状態種別毎に優先順位を設
    け、各監視情報に加える遅延量を優先順位の高い順に短
    くすることを特徴とする請求項1又は2の状態監視方
    式。
  5. 【請求項5】 複数のノードと状態監視装置とが通信ネ
    ットワークを介して接続すると共に、各ノードで検出さ
    れる状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変化の
    発生順に監視する状態監視システムの前記状態監視装置
    において、 各ノードからの監視情報を受信する受信手段と、 同一時刻に発生した各状態変化につき各ノードより送出
    された各監視情報がその後のある同一時刻に位相を揃え
    て状態監視装置に提供されるように、時系列に着信した
    各監視情報に対して該監視情報の伝送ルート及び又はそ
    の状態変化の検出確定に要した時間に応じた各所定の遅
    延を加える監視情報遅延手段とを備えることを特徴とす
    る状態監視装置。
  6. 【請求項6】 監視情報遅延手段は、時系列に着信した
    各監視情報に対して各所定の遅延情報を付加する遅延情
    報付加手段と、 遅延情報を付加された各監視情報を受信順にプールする
    と共に、各監視情報の遅延情報をカウントダウンしてタ
    イムオーバした監視情報から出力する遅延実行手段とを
    備えることを特徴とする請求項5の状態監視装置。
  7. 【請求項7】 複数のノードと状態監視装置とが通信ネ
    ットワークを介して接続すると共に、各ノードで検出さ
    れる状態変化の情報を状態監視装置に集めて状態変化の
    発生順に監視する状態監視システムの前記ノードにおい
    て、 監視対象の状態変化を検出して対応する監視情報を生成
    する状態変化検出手段と、 状態変化検出手段に接続され、同一時刻に発生した各状
    態変化につきシステムの各状態変化検出手段で生成され
    た各監視情報がその後のある同一時刻に位相を揃えて状
    態監視装置に着信されるように、入力の監視情報に対し
    て該監視情報の伝送ルート及び又はその状態変化の検出
    確定に要した時間に応じた所定の遅延を加える監視情報
    遅延手段とを備えることを特徴とするノード。
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