JP2003169041A - 非同期メッセージ通信方法 - Google Patents

非同期メッセージ通信方法

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JP2003169041A
JP2003169041A JP2001364137A JP2001364137A JP2003169041A JP 2003169041 A JP2003169041 A JP 2003169041A JP 2001364137 A JP2001364137 A JP 2001364137A JP 2001364137 A JP2001364137 A JP 2001364137A JP 2003169041 A JP2003169041 A JP 2003169041A
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Hideyuki Kuribayashi
秀之 栗林
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タスク間の非同期メッセージ通信において、
メッセージキューにパケット情報が繋がる前の送信異常
によるパケット情報の欠落の有無を、受信側のタスクに
より、メッセージキューからの情報に基づいて直ちに検
知する。 【解決手段】 メッセージキューMQに連繋後欠落通知
の領域Cを設け、メッセージキューMQに最初のパケッ
ト情報P″が繋がる前の送信異常により、領域Cにパケ
ット情報P″の欠落通知を書込み、受信側のタスクTR
により、領域Cから読取った欠落通知の有無に基づき、
メッセージキューMQから最初に受取ったパケット情報
P″より前の送信異常によるパケット情報P″の欠落の
有無を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
内の各種工程のタスク間でメッセージキューを介して非
同期にパケット情報を伝送する、監視制御システムの情
報処理等に好適なタスク間の非同期メッセージ通信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力設備,水処理設備,道路設備
等の各種設備の監視制御システムは、例えば図7に示す
ように構成され、各種の現場機器1a,1b,…,1n
のスイッチの入/切,電流/電圧等の各種の状態変化の
情報を、コンピュータ構成の情報収集処理装置2に収集
して処理する。
【0003】そして、処理装置2はコンピュータにより
形成された処理部3に、例えば入出力処理,表示・保存
処理等の1又は複数の信号処理工程のタスク(プロセ
ス,スレッド等を含む)を有し、前記各状態変化の情報
は、通常、イベント(状態変化)が発生すると、各タス
クを経由して処理され、その結果の出力がモニタ表示装
置4やデータベース装置5に送られ、画面表示されたり
保存されたりする。
【0004】なお、図7においては、説明を簡単にする
ため、処理部3が入出力処理のタスクTaと表示・保存
処理のタスクTbとを有する。
【0005】そして、タスクTaは、各現場機器1a〜
1nの変化情報を収集し、収集結果の情報をいわゆるタ
スク間通信により、タスクTbに渡す。
【0006】また、タスクTbは、受取った情報を表示
情報,保存情報に加工してモニタ表示装置4,データベ
ース装置5に供給する。
【0007】ところで、タスクTa,Tbのタスク間通
信は、一般的なコンピュータ処理のタスク間通信と同
様、メッセージキューMqを介した非同期メッセージ通
信である。
【0008】この非同期メッセージ通信においては、タ
スク間でやりとりされる情報がパケットに加工される。
【0009】そして、タスクTa,Tbの場合、図8に
示すようにタスクTaが送信側のタスクTs、タスクT
bが受信側のタスクTrであり、送信側のタスクTsは
前記のイベントの発生により、収集結果の#1,#2,
#3,#4,…の各パケット情報Pをメッセージキュー
Mqに順次に送信して繋ぐ。
【0010】また、受信側のタスクTrは、メッセージ
キューMqからの着信通知に基づき、メッセージキュー
Mqに繋がっている各パケット情報Pを、タスクTsの
送信とは非同期に順次に受信して受取る。
【0011】つぎに、このタスク間の非同期メッセージ
通信方法の場合、送信側での通信障害の発生やメモリ容
量の不足等により、送信側のタスクTsに送信異常が発
生し、パケット情報Pが捨てられて欠落し、メッセージ
キューMqにパケット情報Pが繋がれない事態が発生し
ても、受信側のタスクTrは、前記の送信異常を全く知
ることができない。
【0012】そして、受信側のタスクTrは、メッセー
ジキューMqに繋がっている各パケット情報Pを順に送
信されたものとして受取り、処理するため、例えば図9
に示すように、#4〜#8のパケット情報Pが欠落し、
メッセージキューMqの#3のパケット情報Pのつぎに
#9のパケット情報Pが繋がっていると、この#9のパ
ケット情報Pが#3のパケット情報Pのつぎに発生した
パケット情報Pであるとして、処理する。
【0013】この場合、#4〜#8のパケット情報Pの
欠落に基づき、送信側の収集した情報と、受信側の表
示,保存等される情報との不整合が発生する。
【0014】そして、欠落した#4〜#8のパケット情
報Pに現場機器の重要な状態変化の情報が含まれていて
も、受信側のタスクTrではその状態変化が有ったか否
かすら直ちには分からず、その結果、誤った表示や記憶
等が行われ、さらには、誤制御や制御の遅れ等を誘発す
る。
【0015】そこで、本出願人は、特願2000−38
6522号の出願により、つぎに説明する非同期メッセ
ージ通信方法を既に出願している。
【0016】この既出願の非同期メッセージ通信方法
は、タスク間通信の場合、図10に示すように、メッセ
ージキューMqに順に繋がれた各パケット情報P′に欠
落パケット数の領域Kaを付加し、送信側のタスクTs
で発生したパケット情報P′がメッセージキューMqに
繋がれない送信異常の発生毎に、メッセージキューMq
に繋がれた最後尾のパケット情報P′の領域Kaの欠落
パケット数を1つインクリメントし、受信側のタスクT
rにより、メッセージキューMqから受取ったパケット
情報P′の領域Kaの欠落パケット数に基づいて、送信
異常の発生の有無及び状況を検知する。
【0017】なお、図10の場合、図9の#4〜#8の
パケット情報Pに対応する#4〜#8の5個のパケット
情報P′が欠落し、#3のパケット情報P′の領域Ka
にその欠落パケット数5が書込まれている。
【0018】この場合、受信側のタスクTrは、メッセ
ージキューMqから受取ったパケット情報P′の領域K
aの数値が「0」か否かにより、直ちに送信異常の発生
を検知することができるとともに、その数値から欠落し
たパケット情報P′の数や範囲等の送信異常の状況を知
って欠落のない有効なパケット情報の範囲等を検知する
ことができる。
【0019】そして、この検知に基づき、欠落したパケ
ットP′の最新の情報のタスクTrへの再送要求等が行
え、送信異常に基づく、送信側で収集した情報と受信側
で表示、保有等される情報との不都合の解消等が図られ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記図10に示した既
出願の通信方法のように、メッセージキューMqに繋が
ったパケット情報P′に領域Kaを設け、この領域Ka
にそのパケット情報P′のつぎのパケット情報P′から
の欠落パケット数を書込むようにしても、タスク間の通
信開始後、メッセージキューMqにパケット情報P′が
最初に繋がるまでの間,すなわちメッセージキューMq
にパケット情報P′が全く繋がっていない間に、送信異
常によるパケット情報P′の欠落が発生すると、この欠
落については受信側のタスクでは検知できない。
【0021】そのため、通信開始直後に送信異常が発生
したときは、送信側で収集した情報と受信側で表示・保
存等する情報との不整合が解消されない等の問題点があ
る。
【0022】本発明は、タスク間の非同期メッセージ通
信において、メッセージキューにパケット情報が繋がる
前の送信異常の発生の有無及び状況を、受信側のタスク
により、メッセージキューから受取った情報に基づいて
直ちに検知できるようにすることを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の場合、メッセージキューに連繋前欠落
通知の領域を設け、メッセージキューに最初のパケット
情報が繋がる前の送信異常により、前記領域にパケット
情報の欠落通知を書込み、受信側のタスクにより、領域
から読取った欠落通知の有無に基づき、メッセージキュ
ーから最初に受取ったパケット情報より前の送信異常に
よるパケット情報の欠落の有無を検知する。
【0024】したがって、メッセージキューにパケット
情報が最初に繋がるまでに、パケット情報が繋がらない
送信異常が発生すると、この送信異常に基づき、メッセ
ージキューの連繋前欠落通知の領域に欠落通知が書込ま
れる。
【0025】そして、受信側のタスクは、前記領域から
読取った欠落通知の有無に基づき、メッセージキューか
ら最初に受取ったパケット情報より前のパケット情報が
欠落しているか否かを検知することができる。
【0026】つぎに、請求項2の場合は、パケット情報
の欠落通知が連繋前欠落パケット数からなり、メッセー
ジキューに最初のパケット情報が繋がる前の送信異常の
発生毎に、連繋前欠落通知の領域の連繋前欠落パケット
数を1つインクリメントし、受信側のタスクにより、前
記領域から読取った連繋前欠落パケット数に基づき、メ
ッセージキューから最初にパケット情報を受取る前の送
信異常によるパケット情報の欠落の有無及び欠落状況を
検知する。
【0027】したがって、メッセージキューにパケット
情報が最初に繋がるまでの間に、パケット情報が繋がら
ない送信異常が発生すると、その発生毎に、メッセージ
キューに設けられた、連繋前欠落通知の領域のパケット
情報の欠落通知としての連繋前欠落パケット数が1つイ
ンクリメントされる。
【0028】そして、受信側のタスクは、前記領域の連
繋前欠落パケット数を読取ることにより、その欠落パケ
ット数から、最初に受取ったパケット情報より前のパケ
ット情報の欠落の有無及び欠落数を検知する。
【0029】そのため、受信側のタスクにより、最初に
受取ったパケット情報より前のパケット情報の欠落の有
無だけでなく、欠落の状況(程度)も検知することがで
きる。
【0030】つぎに、請求項3の場合は、請求項1又は
請求項2の非同期メッセージ通信方法において、メッセ
ージキューに順に繋がれた各パケット情報に連繋後欠落
パケット数が書込まれる連繋後欠落通知の領域を付加
し、メッセージキューに最初のパケット情報が繋がった
後の送信異常の発生毎に、メッセージキューに繋がれて
いる最後尾のパケット情報の領域の連繋後欠落パケット
数を1つインクリメントし、受信側のタスクにより、メ
ッセージキューから読取ったパケット情報の領域の連繋
後欠落パケット数に基づき、メッセージキューに最初の
パケット情報が繋がった後の送信異常によるパケット情
報の欠落の有無及び欠落状況を検知する。
【0031】したがって、メッセージキューに一旦パケ
ット情報が繋がると、その後、メッセージキューにパケ
ット情報が繋がらない送信異常が発生する毎に、メッセ
ージキューの最後尾のパケット情報,すなわち最新のパ
ケット情報の連繋後欠落通知の領域の連繋後欠落パケッ
ト数が1つインクリメントされ、受信側のタスクは、メ
ッセージキューから受取ったパケット情報の連繋後欠落
通知の領域の欠落パケット数により、メッセージキュー
にパケット情報が一旦連繋された後のパケット情報の欠
落の有無及び状況を検知することができる。
【0032】そのため、受信側のタスクは、パケット情
報が繋がるまでは、メッセージキューにパケット情報が
繋がらない送信異常の発生により、請求項1の欠落通知
又は請求項2の連繋前欠落パケット数を、メッセージキ
ューの連繋前欠落通知の領域に書込み、この領域の欠落
通知の有無又は欠落パケット数から、メッセージキュー
にパケット情報が繋がる前のパケット情報の欠落の検知
が行えるだけでなく、メッセージキューにパケット情報
が一旦繋がった後のパケット情報の欠落の検知も行え
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1〜図6を参照して説明する。図1は図7の従来システ
ムに対応する監視制御システムを示し、図7と異なる点
は、図7の処理部3に対応するコンピュータ構成の処理
部3′において、従来のタスクTa,Tbに相当する入
出力処理のタスクTA,表示・保存処理のタスクTBの
タスク間通信のメッセージキューMQに、レジスタ,メ
モリ等からなる連繋前欠落通知の領域Cを設ける。
【0034】そして、現場機器1a〜1nの状態変化の
情報を収集して表示・保存するため、図2,図3に示す
ように、タスクTAが送信側のタスクTSを形成し、タ
スクTBが受信側のタスクTRを形成し、送信側のタス
クTSは、収集した情報をパケット情報P″に加工し、
パケット情報P″をメッセージキューMQに送信して順
次にメッセージキューMQに繋ぐ。
【0035】ところで、図4に示すように、先頭の#1
〜#3のパケット情報P″が何らかの送信異常によって
メッセージキューMQに繋がらず、#4のパケット情報
P″を最初の情報として、#4〜#6のパケット情報
P″がメッセージキューMQに繋がり、その後#7〜#
11のパケット情報P″がメッセージキューMQに繋が
らない事態が生じたとする。
【0036】この場合、送信側のタスクTSは図5のス
テップS1〜S5の送信処理を実行し、まず、ステップS
1 により、パケット情報P″をメッセージキューMQに
送信する。
【0037】そして、正常送信時はステップS1,S2
処理により、送信したパケット情報P″がメッセージキ
ューMQに順次に繋がれ、メッセージキューMQから送
信側のタスクTSに「正常」の戻り値が渡され、この戻
り値に基づき、送信側のタスクTSは、パケット情報
P″がメッセージキューMQに正常に送信されて繋がれ
たことを検知する。
【0038】一方、何らかの原因で送信異常が発生し、
パケット情報P″が捨てられてメッセージキューMQに
繋がらなければ前記の戻り値が「エラー」になり、この
戻り値に基づき、送信側のタスクTSは送信異常によっ
てパケット情報P″がメッセージキューMQに繋がらな
かったことを検知する。
【0039】このとき、ステップS2からステップS3
移動し、送信側のタスクTSの送信開始から今までの
「正常」の戻り値の有無に基づき、メッセージキューM
Qに既にパケット情報P″が繋がっているか否か,すな
わちパケット情報P″の連繋前か連繋後かを判別する。
【0040】そして、メッセージキューMQにパケット
情報P″が全く繋がっておらず、連繋前の状態であれ
ば、ステップS3からステップS4に移行し、領域Cのパ
ケット情報Pの欠落通知としての連繋前欠落パケット数
を1つインクリメントする。
【0041】したがって、送信開始直後の#1〜#3の
パケット情報Pの欠落により、図2に示したように、メ
ッセージキューMQの領域Cには、連繋前欠落パケット
数「3」が書込まれる。
【0042】つぎに、メッセージキューMQに#4のパ
ケット情報P″が正常に送信されると、ステップS2
肯定(YES)で通過し、パケット情報P″は、図10
のパケット情報P′の領域Kaと同様の連繋後欠落通知
の領域Kbが設けられてメッセージキューMQに順に繋
がれる。
【0043】そして、#4のパケット情報P″に続き、
#5,#6のパケット情報P″も正常に送信されると、
図3に示すように、#4のパケット情報P″のつぎに#
5,#6のパケット情報P″が順に繋がれる。
【0044】つぎに、#7〜#11のパケット情報P″
が送信異常で欠落すると、このとき、メッセージキュー
MQに#4〜#6のパケット情報P″が繋がれており、
連繋後の欠落であるため、図5のステップS3からステ
ップS5に移行し、欠落が発生する毎に、最後尾の#6
のパケット情報P″の領域Kbを1つインクリメントす
る。
【0045】したがって、連繋後の#7〜#11のパケ
ット情報P″の欠落に基づき、図3に示すように、#6
のパケット情報P″の領域Kbに、その後のパケット情
報P″の欠落数「5」が書込まれる。
【0046】つぎに、メッセージキューMQは、送信側
のタスクTSによるパケット情報P″の連繋や領域C,
Kbのインクリメントが発生すると、その都度、着信通
知を受信側のタスクTRに発行する。
【0047】そして、受信側のタスクTRは図6のステ
ップR1〜R5の受信処理を実行し、メッセージキューM
Qの着信通知を受取ると、処理部3′のコンピュータの
処理負担が少なくなる、いわゆる空き時間を待って、ス
テップR1からステップR2に移行し、メッセージキュー
MQから、領域Cの連繋前欠落パケット数及び連繋され
たパケット情報P″を受取る。
【0048】ところで、この形態においては、領域Cの
連繋前欠落パケット数は、受信側のタスクTRに受取ら
れる毎に、「0」にクリアされる。
【0049】そして、受信側のタスクTRは、領域Cの
欠落パケット数が「0」であって、最初(1回目)の情
報の受取りであれば、ステップR3,R4により連繋前に
欠落したパケット情報P″が存在しないことを検知す
る。
【0050】なお、領域Cの欠落パケット数が「0」で
あっても、2回目以降の情報の受取りであれば、無視す
る。
【0051】また、領域Cの欠落パケット数が「0」で
なければ、ステップR6 に移行し、連繋前に欠落したパ
ケット情報P″が存在することを検知し、領域Cの欠落
パケット数からその欠落数を検知して連繋前の送信異常
の状況を検知する。
【0052】そして、連繋前の欠落パケット数が少なけ
れば、最初の情報の受取りがメッセージキューMQにパ
ケット情報P″が繋がった後に行われ、この場合、最初
に受取った領域Cの欠落パケット数から、連繋前に欠落
したパケット情報P″の全数を検知して連繋前の送信異
常の状況を検知することができる。
【0053】一方、連繋前に欠落したパケット情報P″
が多ければ、着信通知に基づく情報の受取りがメッセー
ジキューMQにパケット情報P″が繋がる前に複数回発
生し、この場合は、領域Cの欠落パケット数が「0」に
なるまでに受取った領域Cの欠落パケット数の総数か
ら、連繋前に欠落したパケット情報P″の全数を検知す
ることができる。
【0054】なお、連係前のパケット情報P″の欠落の
有無のみが分かればよい場合には、受信側のタスクTR
は最初に受取った領域Cの欠落パケット数のみを有効と
し、この欠落パケット数が0か否かにより、欠落の有無
を検知する。
【0055】つぎに、受信側のタスクTRは、ステップ
5 により、メッセージキューMQから受取った最後尾
のパケット情報P″の領域Kbの欠落パケット数に基づ
き、メッセージキューMQにパケット情報P″が繋がっ
た後のパケット情報P″の欠落の有無及び欠落範囲等の
欠落状況を検知する。
【0056】したがって、この形態の場合、メッセージ
キューMQに領域Cを設け、この領域Cにより、連繋前
に欠落したパケット情報P″の数を計数したため、受信
側のタスクTRは、メッセージキューMQから受取った
領域Cの連繋前欠落パケット数から、メッセージキュー
MQに最初のパケット情報P″が繋がる前のパケット情
報P″の欠落の有無及び欠落数を検知し、送信異常の有
無及び状況を直ちに知ることができる。
【0057】しかも、メッセージキューMQに繋がった
パケット情報P″に領域Kbを設け、この領域Kbによ
り、連繋後欠落パケット数を計数したため、受信側のタ
スクTRは、メッセージキューMQから受取った領域K
bの連繋後欠落パケット数から、メッセージキューMQ
にパケット情報P″が繋がった後のパケット情報P″の
欠落の有無及び欠落数を検知して送信異常の有無及び状
況も伴わせ直ちに知ることができる。
【0058】そして、パケット情報P″が繋がる前及び
繋がった後のこれらの検知に基づき、受信側のタスクT
Rは、送信側のタスクTSに直ちに欠落したパケット情
報P″の最新の情報の再送要求等を行うことができ、監
視制御のタスク間の非同期通信の信頼性が著しく向上す
る。
【0059】また、必要なときにのみパケット情報P″
の再送を要求すればよく、定期的にパケット情報P″の
再送をくり返したりする必要がなく、端末装置での処理
負担が軽減され、監視処理の高速化及びシステムのコス
トダウン等を図ることができ、安価かつ小型で信頼性が
高い監視制御システムを提供できる。
【0060】ところで、本発明は、監視制御システム以
外の種々のシステムのコンピュータ装置のタスク間のメ
ッセージキューMQを用いた非同期メッセージ通信方法
に適用することができる。
【0061】なお、パケット情報P″や領域C,Kbの
信号フォーマットや大きさ等はどのようであってもよい
のは勿論である。
【0062】また、受信側のタスクTRは、パケット情
報P″の欠落を検知して再送要求以外の他の処理,措置
等を実行するものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。まず、請求項1の場合は、メッセージキューMQに
連繋前欠落通知の領域Cを設け、メッセージキューMQ
にパケット情報P″が繋がる前の送信異常の発生によ
り、領域Cに欠落通知を書込んだため、受信側のタスク
TRは、領域Cから読取った欠落通知の有無に基づき、
メッセージキューMQに最初に繋がったパケット情報
P″より前にパケット情報P″の欠落が発生しているか
否かを直ちに検知することができる。
【0064】また、請求項2の場合は、メッセージキュ
ーMQの領域Cに欠落通知として、連繋前欠落パケット
数を書込み、この欠落パケット数を、メッセージキュー
MQにパケット情報P″が繋がる前の送信異常の発生毎
に1つインクリメントしたため、受信側のタスクTR
は、領域Cの欠落パケット数から、最初に受取ったパケ
ット情報P″より前のパケット情報P″の欠落の有無及
び欠落数を直ちに検知することができ、請求項1の場合
より一層詳しく、メッセージキューMQにパケット情報
P″が繋がる前のパケット情報P″の欠落状況を検知す
ることができる。
【0065】さらに、請求項3の場合は、メッセージキ
ューMQに領域Cを設け、メッセージキューMQに繋が
った各パケット情報に連繋後欠落パケット数の領域Kb
を設けたため、メッセージキューMQに最初にパケット
情報P″が繋がる前のパケット情報P″の欠落通知又は
欠落数は領域Cに書込まれ、メッセージキューMQにパ
ケット情報P″が繋がった後のパケット情報P″の欠落
数はメッセージキューMQに繋がった最後尾のパケット
情報の領域Kbに書込まれる。
【0066】したがって、受信側のタスクTRは、メッ
セージキューMQから受取った情報に基づき、メッセー
ジキューMQにパケット情報P′が繋がる前のパケット
情報P″の欠落の有無、欠落の状況の検知が直ちに行え
るだけでなく、メッセージキューMQにパケット情報
P″が一旦繋がった後のパケット情報P″の欠落の検知
の有無及び状況も直ちに検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の監視制御システムの構
成図である。
【図2】図1のメッセージキューにパケット情報が繋が
る前の通信状態の説明図である。
【図3】図1のパケット情報が繋がった後の通信状態の
説明図である。
【図4】図1のパケット情報の送信異常による欠落の説
明図である。
【図5】図1の送信側のタスクの動作説明用のフローチ
ャートである。
【図6】図1の受信側のタスクの動作説明用のフローチ
ャートである。
【図7】従来例の監視制御システムのブロック図であ
る。
【図8】図7のタスク間の通信の1例の説明図である。
【図9】図7のパケット情報の送信異常による欠落の説
明図である。
【図10】図7のタスク間の通信の他の例の説明図であ
る。
【符号の説明】
C 連繋前欠落通知の領域 Kb 連繋後欠落通知の領域 MQ メッセージキュー TR 受信側のタスク TS 送信側のタスク P″ パケット情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側のタスクによってメッセージキュ
    ーに順に繋がれた各パケット情報を、前記送信側のタス
    クに非同期に、受信側のタスクが前記メッセージキュー
    から連繋順に受取り、 前記両タスク間で前記メッセージキューを介して非同期
    にパケット情報を送受する非同期メッセージ通信方法に
    おいて、 前記メッセージキューに連繋前欠落通知の領域を設け、 前記メッセージキューに最初のパケット情報が繋がる前
    の送信異常により、前記領域にパケット情報の欠落通知
    を書込み、 前記受信側のタスクにより、前記領域から読取った前記
    欠落通知の有無に基づき、前記メッセージキューから最
    初に受取ったパケット情報より前の前記送信異常による
    パケット情報の欠落の有無を検知することを特徴とする
    非同期メッセージ通信方法。
  2. 【請求項2】 パケット情報の欠落通知が連繋前欠落パ
    ケット数からなり、 メッセージキューに最初のパケット情報が繋がる前の送
    信異常の発生毎に、連繋前欠落通知の領域の連繋前欠落
    パケット数を1つインクリメントし、 受信側のタスクにより、前記領域から読取った連繋前欠
    落パケット数に基づき、前記メッセージキューから最初
    にパケット情報を受取る前の前記送信異常によるパケッ
    ト情報の欠落の有無及び欠落状況を検知することを特徴
    とする請求項1記載の非同期メッセージ通信方法。
  3. 【請求項3】 メッセージキューに順に繋がれた各パケ
    ット情報に連繋後欠落パケット数が書込まれる連繋後欠
    落通知の領域を付加し、 前記メッセージキューに最初のパケット情報が繋がった
    後の送信異常の発生毎に、前記メッセージキューに繋が
    れている最後尾のパケット情報の前記領域の連繋後欠落
    パケット数を1つインクリメントし、 受信側のタスクにより、前記メッセージキューから読取
    ったパケット情報の前記領域の連繋後欠落パケット数に
    基づき、前記メッセージキューに最初のパケット情報が
    繋がった後の前記送信異常によるパケット情報の欠落の
    有無及び欠落状況を検知することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の非同期メッセージ通信方法。
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