JP4413758B2 - 監視装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置間の接続のためのバックアップ回線の状態を監視する技術に関するものである。
ルータ等から構成されるネットワークでは、一般にルータ間は専用線やフレームリレー回線等により接続される。また、ルータ間の接続回線が故障した場合に通信が中断しないように、ルータ間に必要に応じてバックアップ回線が準備されるのが一般的である。バックアップ回線としては一時的な接続に適しているISDN回線がよく用いられている。
図1に、ルータからなるネットワーク構成の一例を示す。図1に示す構成は、ネットワーク監視を行うための監視装置1と、監視装置1が監視を行う対象となるネットワーク2を含む。ネットワーク2は、ルータ3とルータ4が主回線Aにより接続され、ルータ3とルータ5が主回線Bにより接続された構成を有している。なお、ルータ3は、監視装置1とネットワーク2とを接続しているルータである。また、ルータ4とルータ5の各々の配下には端末等が接続されたユーザネットワークが存在している。
ルータ4とルータ5の間は、バックアップ回線としてのISDN回線6により接続可能である。例えば、主回線Aが疎通不能の状態となった場合において、ルータ4からルータ5に向けてのトラフィックが発生したときにルータ4の発呼によりこのISDN回線6が接続状態となる。
なお、バックアップ回線の誤接続に関する従来技術として、特許文献1に記載された技術がある。
特開平6−291837号公報
図1に示すネットワーク2におけるISDN回線6は、主回線Aもしくは主回線Bが疎通不能であるときにのみ必要に応じて接続状態とされるべき回線である。
しかし、例えば、ルータ4もしくはルータ5が正しいルート情報を取得できない場合等に、主回線A及び主回線Bの両方が疎通しているにもかかわらず、ルータ4もしくはルータ5がISDN回線6のルートを選択してしまい、発呼によりISDN回線6を接続状態としてしまうことがある。
ISDN回線6は、接続時間に応じて課金される従量制課金である。また、バックアップ回線としての性質上、一旦接続が行われるとある程度接続を継続するように設定されている。従って、上記のように主回線A、Bが正常であるにもかかわらず、誤発呼によりISDN回線6が接続されると、ネットワーク2のユーザに対して発生すべきでない課金が発生してしまうことになる。このような誤発呼による課金を防止するためには、誤発呼を検出することがまず必要である。
ここで、あるルータにおけるISDN回線ポートが使用状態にあるのか、それとも使用されていない状態にあるのかは、監視装置1によりルータのISDN回線ポートの状態情報を取得することにより把握可能である。しかしながら、接続状態である場合において、それが本来のバックアップ回線として使用しているものであるのか、それとも上記のような誤発呼によるものかは従来の監視装置では把握することができないという問題があった。このため、誤発呼によりユーザに対して過剰な課金が発生するおそれがあった。
また、ISDN回線6が正常に動作するか否かは、監視装置1から、pingコマンドを用いたISDN回線ポートの発呼を実際に行うことにより確認可能である。しかし、主回線の故障はいつ起こるかわからないため、ISDN回線6が正常に動作するか否かの確認は定期的に行う必要がある。しかし、この確認のためにISDN回線に係る課金がユーザに発生してしまうという問題がある。
このような問題への対処として、ルータ4、5の各々のISDN回線試験用ポートに対し、外部からISDN回線接続を定期的に行うことが考えられる。これにより、ルータ4、5におけるDSU等のISDN接続用機器の正常性を確認することが可能である。しかしながら、外部からの試験では、ルータ4、5間でのISDN回線6が確実に機能することの確認はできない。このように、従来はISDN回線6が正常に動作するか否かを目的とした確認は困難であった。
よって、ISDN回線6が必要となった状況においてISDN回線6に障害が発生している場合、ルータ4、5間の通信を利用するユーザからの申告を待ってISDN回線6に係る障害対応をすることになり、サービス提供上問題があった。従って、ISDN回線6が必要となった状況において実際にISDN回線6が使用できるか否か、もしくはISDN回線6が正常に動作しているか否かを確認できることが特に求められていた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バックアップ回線の誤接続を検出する監視装置を提供することを第1の目的とする。更に、本発明は、バックアップ回線が必要な状況においてバックアップ回線の動作確認を行うことを可能とした監視装置を提供することを第2の目的とする。
上記の第1の目的は、通信装置間のバックアップ回線の誤接続を検出する機能を有する監視装置であって、各通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を各通信装置の主回線を経由して取得し、記憶手段に蓄積する状態情報蓄積手段と、前記記憶手段から、バックアップ回線が使用中であることを示すバックアップ回線用ポートの状態を検出した場合に、当該バックアップ回線用ポートを有する第1の通信装置に当該バックアップ回線を介して接続される第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を前記記憶手段から取得する対応情報取得手段と、前記対応情報取得手段により取得された前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態が、前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合に、当該バックアップ回線が前記第1の通信装置と前記第2の通信装置間で誤って接続されていることを示すメッセージを出力する誤接続判断手段とを有する監視装置により達成される。
前記監視装置において、前記状態情報蓄積手段は、各通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を当該バックアップ回線用ポートに接続されるバックアップ回線の識別情報とともに前記記憶手段に蓄積し、前記対応情報取得手段は、前記第1の通信装置のバックアップ回線用ポートに接続される前記バックアップ回線の識別情報を用いて前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を取得するように構成できる。
また、前記誤接続判断手段は、前記対応情報取得手段により取得された前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態が、前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合において、予め定めた時間待機した後に、前記第1の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態と前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を再度取得し、両方の状態がともに前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合に、前記メッセージを出力するようにしてもよい。
また、上記の第2の目的は、通信装置間のバックアップ回線の疎通試験を行う機能を有する監視装置であって、各通信装置の主回線用ポートの状態を取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段により取得された情報から、主回線が使用されていないことを示す状態を検出した場合に、当該主回線に接続された通信装置である第1の通信装置のバックアップ回線用ポートに対し、当該第1の通信装置にバックアップ回線を介して接続される第2の通信装置と当該バックアップ回線とを経由した疎通試験を行う疎通試験手段とを有する監視装置により達成できる。
前記監視装置において、前記疎通試験手段は、前記疎通試験が成功しなかった場合において、前記第2の通信装置の主回線ポートに対して疎通試験を行うようにしてもよい。
また、前記監視装置は、前記監視装置から疎通試験を行う場合における試験先を各主回線に対応付けて蓄積した記憶手段を有する。
本発明は、通信装置間のバックアップ回線の誤接続を検出する機能を、監視装置として用いられるコンピュータに実現させるプログラムであって、前記コンピュータを、各通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を各通信装置の主回線を経由して取得し、記憶手段に蓄積する状態情報蓄積手段、前記記憶手段から、バックアップ回線が使用中であることを示すバックアップ回線用ポートの状態を検出した場合に、当該バックアップ回線用ポートを有する第1の通信装置に当該バックアップ回線を介して接続される第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を前記記憶手段から取得する対応情報取得手段、前記対応情報取得手段により取得された前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態が、前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合に、当該バックアップ回線が前記第1の通信装置と前記第2の通信装置間で誤って接続されていることを示すメッセージを出力する誤接続判断手段、として機能させるプログラムとして構成することもできる。
更に、本発明は、通信装置間のバックアップ回線の疎通試験を行う機能を、監視装置として用いられるコンピュータに実現させるプログラムであって、前記コンピュータを、各通信装置の主回線用ポートの状態を取得する状態情報取得手段、前記状態情報取得手段により取得された情報から、主回線が使用されていないことを示す状態を検出した場合に、当該主回線に接続された通信装置である第1の通信装置のバックアップ回線用ポートに対し、当該第1の通信装置にバックアップ回線を介して接続される第2の通信装置と当該バックアップ回線とを経由した疎通試験を行う疎通試験手段、として機能させるプログラムとして構成することもできる。
本発明によれば、バックアップ回線の誤接続を検出することが可能となる。また、バックアップ回線が必要な状況においてバックアップ回線の動作確認を自動的に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下、監視装置におけるバックアップ回線の誤発呼検出機能(第1の実施の形態)について、及び、バックアップ回線の自動動作確認機能(第2の実施の形態)について説明する。以下の説明ではバックアップ回線としてISDN回線を用いた場合を例に説明するが、本願発明はバックアップ回線の種類によらず適用可能である。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態の監視装置は、監視対象ルータによるISDN回線の誤発呼状態を検出するものである。第1の実施の形態における全体のシステム構成は図1に示しものと同じである。
本実施の形態における誤発呼状態とは、ISDN回線をバックアップ回線とする両端のルータにおいて、通常時に使用される回線(主回線)に異常が発生していないにもかかわらず、ISDN回線への発呼が行われて、ISDN回線が接続されることをいう。
例えば、図1の構成において、主回線Aと主回線Bが正常であるにもかかわらず、ISDN回線6が接続された場合に相当する。また、主回線AもしくはBに障害が発生してISDN回線6が接続された後に、障害の発生していた主回線が回復し、所定の時間が経過したにもかかわらず、ISDN回線6の接続状態が維持されている場合も誤発呼状態であるものとする。
図2に第1の実施の形態における監視装置の機能構成を示す。図2に示すように、アラーム収集機能部11、ISDN誤発呼検出機能部12、及びデータベース13を有している。なお、第1、第2の実施の形態における監視装置は、CPU、メモリ、記憶装置、通信装置等を備えた一般的なコンピュータに、各実施の形態で説明する処理を実行するプログラムを搭載することにより実現されるものである。当該プログラムがコンピュータ上で実行されることにより、図2等に示した各部の機能が実現される。
各機能部の動作を含む監視装置の動作について図3のフローチャートを参照して説明する。
アラーム収集機能部11は、例えば定期的にSNMPによるポーリングを行うことにより、監視対象ネットワークにおける監視対象ルータ(図1の場合であればルータ4、5)のISDN回線ポートの状態情報(Up:回線接続状態、Down:回線非接続状態)を取得する(ステップ1)。ここでは、監視対象ルータのISDN回線ポートの番号とそのポートの状態情報(UpもしくはDown)を取得するものとする。
データベース13には、各監視対象ルータ毎に、各ポート番号に対応付けて図4に示す情報が予め格納されている。 “アラーム識別子”は、対応ポート番号で示されるポートが、監視対象ポートであることを示す識別子であり、“バックアップ回線ID”は、監視対象バックアップ回線に対応付けて付されたIDであり、“自回線ID”は、監視対象ルータに接続されている主回線の回線IDであり、“対向回線ID”は、監視対象ルータが、バックアップ回線を介して接続される先のルータに接続されている主回線の回線IDである。図4のテーブルの1行目のデータは、図5のように回線IDが割り付けられている場合におけるルータ4の情報に対応する。
ISDN回線ポートの状態情報を取得したアラーム収集機能部11は、その状態情報と図4に示す回線ID情報とから、図6(a)に示すアラーム情報を生成してデータベース13に蓄積する(ステップ2)。図5の設定の場合、ルータ4に対応するアラーム情報は図6(b)のようになる。
アラーム収集機能部11は、アラーム識別子がISDNであって状態情報としてUpを含むアラームを検出した場合(ステップ3のYes)に、ISDN誤発呼検出機能部12を呼び出す(ステップ4)。
ISDN誤発呼検出機能部12は、アラーム識別子がISDNであって状態情報がUpである当該アラーム情報におけるバックアップ回線IDを取得する(ステップ5)。そして、そのバックアップ回線IDと同じバックアップ回線IDを持つアラーム情報をデータベース13から検索する(ステップ6)。そのバックアップ回線IDと同じバックアップ回線IDを持つアラーム情報であって、なおかつその状態情報がUpであるものがなければ(ステップ7におけるNoもしくはステップ8におけるNo)、ISDN誤発呼検出機能部12の起動を終了する(ステップ9)。
同じバックアップ回線IDを持つアラーム情報があり、なおかつその状態情報がUPである場合(ステップ8におけるYes)でも、主回線の一方が故障した後に回復し、バックアップ回線の接続状態が維持されている状態である可能性がある。主回線が回復した直後であればこの状態は誤発呼状態ではない。従って、誤発呼状態か否かを判別するために、ここで監視周期の時間待機する(ステップ10)。監視周期の時間(例えば5分)は、ISDNバックアップ回線の保持時間以上の時間である。
待機の後、再度、上記バックアップ回線IDを持つ最新の情報を抽出し(ステップ11)、共にUp状態であるかどうかを確認する(ステップ12)。ここで、少なくとも1つのアラーム情報がDown状態であればISDN誤発呼検出機能部12を終了する。両方Up状態であれば(ステップ12のYes)、誤発呼状態となっていることを示すアラームを生成し、例えば監視装置のディスプレイに表示する(ステップ13)。このアラームを受けて、管理者は例えば該当ルータの経路情報のチェック等を行って、誤発呼状態を防止する措置をとることになる。
図7(a)、(b)を用いて誤発呼状態検出の処理の具体例を説明する。図7の例でも、図5の場合と同様のIDが割り当てられている。すなわち、ルータ4、ルータ5の間におけるバックアップ回線としてのISDN回線6にID:IB0123が割り当てられ、主回線AにID:W0410123が、主回線BにID:W0419876が割り当てられている。
図7(a)は、主回線Bが故障し、ISDN回線6が接続状態となっている場合を示している。まず、この図を用いて誤発呼状態でない場合について説明する。
主回線Aが正常であることから、ルータ4におけるISDN回線ポートの状態情報は正常に取得できる。すなわち、図6(b)に示すアラーム情報が監視装置に蓄積される。一方、主回線Bは異常であるので、ルータ5におけるISDN回線ポートの状態情報を取得することができず、結果として、“ISDN;IB0123;W0419876;W0410123;Down”というアラーム情報が監視装置に蓄積される。
図6(b)に示すISDN回線Upのアラーム情報が存在することから、ISDN誤発呼検出機能部12が起動し、図6(b)の情報からバックアップ回線IDが取得され、更にルータ5側のアラーム情報である“ISDN;IB0123;W0419876;W0410123;Down”が検索される。このアラーム情報はDown状態を示すものであるので、正常にバックアップ回線としてのISDN回線6が機能しており、誤発呼状態ではないと判断されてISDN誤発呼検出機能部12が終了する。
次に、図7(b)の場合について説明する。図7(b)は、主回線A、主回線Bがともに正常であるにもかかわらず、ISDN回線6が接続状態にある場合を示すものである。
主回線A、及び主回線Bがともに正常であるから、ルータ4、ルータ5の両方からISDN回線ポートの状態情報(Up状態)を正常に取得でき、監視装置のデータベース13には、“ISDN;IB0123;W0410123;W0419876;Up”“ISDN;IB0123;W0419876;W0410123;Up”が蓄積される。
ISDN回線Upのアラーム情報(“ISDN;IB0123;W0410123;W0419876;Up”)が存在することから、ISDN誤発呼検出機能部12が起動し、アラーム情報からバックアップ回線IDが取得され、対向ルータのアラーム情報(“ISDN;IB0123;W0419876;W0410123;Up”)が取得される。この情報はUp状態を示すものであるので、監視周期の時間だけ待機する。この後も、“ISDN;IB0123;W0410123;W0419876;Up”及び“ISDN;IB0123;W0419876;W0410123;Up”が確認されれば、誤発呼状態であることを示すアラーム(例えば図7(b)に示すアラーム)を出力する。
上記のように、第1の実施の形態における誤発呼状態検出機能によれば、主回線が異常でないのにISDN回線が使用されている誤発呼の状態を検出でき、誤発呼の防止に役立てることができる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、主回線に障害が発生した時点で、ISDN回線のバックアップ動作が正常に行えるか否かの確認を行うものである。
図8に第2の実施の形態における監視装置の機能構成を示す。図8に示すように、第2の実施の形態における監視装置は、アラーム収集機能部21、ping試験機能部22、及びデータベース23を有している。
各機能部の動作を含む監視装置の動作について図9のフローチャートを参照して説明する。
アラーム収集機能部21は、例えば定期的にSNMPもしくはpingによるポーリングを行うことにより、監視対象ルータの主回線ポートの状態情報を取得する(ステップ21)。この状態情報は、ポート番号、及び主回線が接続状態にあるのか非接続状態にあるのかの情報を含む。例えば、主回線が正常であれば、そのポート番号と主回線が正常である旨の情報(Up)を取得し、主回線が異常であればその旨の情報(Down)を取得する。
データベース23には、各ルータ毎に、ポート番号に対応する主回線の識別情報(主回線ID)と当該主回線に対応するバックアップ回線の識別情報が格納されている。また、後述するping試験先設定ファイルが格納されている。
ステップ21の後、アラーム収集機能部21はデータベース23を参照し、取得した主回線の状態情報における当該主回線に対応するバックアップ回線が存在するか否かを確認し、存在する場合に、その旨の識別子(アラーム識別子)を付して状態情報をアラーム情報としてデータベース23に蓄積する(ステップ22)。例えば、図5の構成の例を用いると、主回線Aに対応するISDNバックアップ回線が存在するので、“ISDN; W0410123; up”をアラーム情報としてデータベース23に蓄積する。“ISDN”はアラーム識別子である。
そして、アラーム収集機能部21は、当該アラーム識別子を有し、なおかつDownの状態のアラーム情報がデータベース23に蓄積されたことを検出した場合に(ステップ23のYes)、ping試験機能部22を呼び出す(ステップ24)。ping試験機能部22は、当該アラーム情報における主回線IDをキーとしてping試験先設定ファイルを検索し、ping試験先を取得する(ステップ25)。
ping試験先設定ファイルには図10に示す情報が格納されている。1次試験先は、対応する主回線IDの主回線が接続されているルータのISDN回線ポートのIPアドレスである。また、2次試験先は、上記ルータの対向ルータ(ISDNバックアップ回線で接続されるルータ)の主回線ポートのIPアドレスである。また、ping試験先設定ファイルには、対象回線IDに対応させて、バックアップ回線IDや対向回線IDを格納してもよい。ping試験機能部22は、ステップ25において1次試験先と2次試験先を取得する。
ping試験先を取得した後、ping試験機能部22は1次試験先に対してping試験を行う(ステップ26)。1次試験では、対向主回線、対向ルータ、及びバックアップ回線としてのISDN回線を経由して、対象ルータのISDN回線ポートに対してping試験が行われる。図5の構成では、ルータ3、主回線B、ルータ5、ISDN回線6を経由してルータ4のISDN回線ポートに対するping試験が行われることになる。
ここで、試験成功であれば(ステップ27のYes)、ISDN回線が正常の動作していると判断し、その旨のメッセージを出力する(ステップ28)。
1次試験が成功でない場合(ステップ27のNo)、2次試験先、すなわち対向ルータの主回線ポートに向けたping試験を実施する(ステップ28)。ここでの試験が成功した場合(ステップ30のYes)、対向主回線が正常であることがわかるので、ISDN回線試験が失敗であることを示すメッセージを表示する(ステップ31)。この場合、例えば、ISDN接続用の機器の調査等を行うことにより対処することになる。
2次試験先に対する試験も失敗であるときには(ステップ30のNo)、両方の主回線が異常であることが判明し、ISDN回線の動作が正常か否かを知りえないので、その旨のメッセージを出力する(ステップ32)。上記各メッセージを出力後に、ping試験機能部22を終了する。
図11を用いて、バックアップ回線正常動作確認の処理の具体例を説明する。図11の例において各回線の識別情報は、図5の場合と同じである。
図11(a)は、主回線Aのみが故障している状態を示している。この場合、監視装置は、主回線Aに対する状態情報から、“ISDN; W0410123; Down”をアラーム情報として取得する。状態がDownであることからPing試験機能部22が呼び出される。Ping試験機能部22は、ping試験先設定ファイルに記録されたデータから、1次試験先を取得し、ルータ4におけるISDN回線ポートに対するping試験を行う。この場合、試験がOKであれば図11(a)に示したLine A Down/Test OKのメッセージを出力する。1次試験がNGであれば、ルータ5における主回線ポートに向けてping試験を行い、この試験が成功すれば、図11(a)に示すようにLine A Down/Test NGのメッセージを出力する。
2次試験が失敗である場合、これは図11(b)に示すように主回線Bも断の状態に相当し、ISDN回線の接続/非接続を把握し得ないことから、Line A Down/Test Unknown のメッセージを出力する。
従来の技術で説明したように、正常な状態において周期的にISDN回線の発呼を伴う動作確認を行うことになると、利用者に対して無駄な課金が発生してしまうという問題があるため、ルータ間でのISDN回線の動作確認を行うことは困難であったが、本実施の形態の方法によれば、主回線故障時というISDN回線が最も必要なときにのみ発呼を伴う確認を行うので、ISDN回線の確認を効率的に行うことができる。また、確認の結果ISDN回線の故障が判明した場合でも、利用者からに申告を待たずに適切な対処を行える。また、ISDN回線の確認時に、すでにISDN回線がバックアップ回線として接続状態にある場合には、本実施の形態により、ISDN回線が正常に動作していることを確認できる。
言うまでもなく、監視装置は第2の実施の形態の機能と第1の実施の形態の機能の両方を備えることが可能である。この場合、例えば、1つの主回線が故障して、第2の実施の形態の機能によりISDN回線の正常性を確認した後、ISDN回線のバックアップとしての使用が開始された場合において、故障していた主回線が回復したにもかかわらず、所定時間以上ISDN回線が接続された状態である場合でも第1の実施の形態における機能によりこれを検出できる。
なお、上記の例では、メッセージを監視装置のディスプレイ等に表示する場合について説明したが、メッセージを電子メールを用いて適切なあて先に送信するようにしてもよい。この場合、監視装置がメール送信機能を備え、例えば、図12に示すメールを送信する。このメールは、1月30日7時35分に、W021000162の回線に障害が発生し、第2の実施の形態におけるバックアップ回線の確認試験がNGであったことを示している。
第1の実施の形態、第2の実施の形態では、バックアップ回線としてISDN回線を用いる場合を例にとって説明したが、本発明では、バックアップ回線がISDN回線でなくてもISDN回線の場合と同じように第1の実施の形態、第2の実施の形態で説明した機能を適用できる。例えば、IP-Secを用いた仮想的な専用線をバックアップ回線として用いる場合でもISDN回線の場合と同様にして本発明を適用できる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
ルータからなるネットワーク構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態における監視装置の機能構成を示す図である。 第1の実施の形態における監視装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における監視装置が保持する情報の例である。 回線IDの割り付けを説明するための図である。 第1の実施の形態におけるアラーム情報の内容を説明するための図である。 第1の実施の形態における監視装置の動作を具体的に説明するための図である。 第2の実施の形態における監視装置の機能構成を示す図である。 第2の実施の形態における監視装置の動作を示すフローチャートである。 ping試験先設定ファイルの構成例を示す図である。 第2の実施の形態における監視装置の動作を具体的に説明するための図である。 第2の実施の形態における監視装置が送信する電子メールの例である。
符号の説明
1 監視装置
3、4、5 ルータ
11、21 アラーム収集機能部
12 ISDN誤発呼検出機能部
13、23 データベース
22 ping試験機能部

Claims (4)

  1. 通信装置間のバックアップ回線の誤接続を検出する機能を有する監視装置であって、
    各通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を各通信装置の主回線を経由して取得し、記憶手段に蓄積する状態情報蓄積手段と、
    前記記憶手段から、バックアップ回線が使用中であることを示すバックアップ回線用ポートの状態を検出した場合に、当該バックアップ回線用ポートを有する通信装置である第1の通信装置に当該バックアップ回線を介して接続される第2の通信装置におけるバックアップ回線用ポートの状態を前記記憶手段から取得する対応情報取得手段と、
    前記対応情報取得手段により取得された前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態が、前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合に、当該バックアップ回線が前記第1の通信装置と前記第2の通信装置間で誤って接続されていることを示すメッセージを出力する誤接続判断手段と
    を有することを特徴とする監視装置。
  2. 前記状態情報蓄積手段は、各通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を当該バックアップ回線用ポートに接続されるバックアップ回線の識別情報とともに前記記憶手段に蓄積し、
    前記対応情報取得手段は、前記第1の通信装置のバックアップ回線用ポートに接続される前記バックアップ回線の識別情報を用いて前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を取得する請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記誤接続判断手段は、前記対応情報取得手段により取得された前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態が、前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合において、予め定めた時間待機した後に、前記第1の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態と前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を再度取得し、両方の状態がともに前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合に、前記メッセージを出力する請求項1に記載の監視装置。
  4. 通信装置間のバックアップ回線の誤接続を検出する機能を、監視装置として用いられるコンピュータに実現させるプログラムであって、前記コンピュータを、
    各通信装置のバックアップ回線用ポートの状態を各通信装置の主回線を経由して取得し、記憶手段に蓄積する状態情報蓄積手段、
    前記記憶手段から、バックアップ回線が使用中であることを示すバックアップ回線用ポートの状態を検出した場合に、当該バックアップ回線用ポートを有する通信装置である第1の通信装置に当該バックアップ回線を介して接続される第2の通信装置におけるバックアップ回線用ポートの状態を前記記憶手段から取得する対応情報取得手段、
    前記対応情報取得手段により取得された前記第2の通信装置のバックアップ回線用ポートの状態が、前記バックアップ回線が使用されていることを示す状態である場合に、当該バックアップ回線が前記第1の通信装置と前記第2の通信装置間で誤って接続されていることを示すメッセージを出力する誤接続判断手段、
    として機能させるプログラム。
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