JP2013121095A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信装置が2つ以上のネットワークを介して互いに通信する構成で、ネットワーク障害が発生した場合でも、通信不可時間を短くする通信装置を得る。
【解決手段】通信装置である装置1〜装置4が、第1のネットワーク10及び第2のネットワーク11を介して接続された構成であり、各装置は、他の装置との間の接続状態をネットワークごとに監視し、この監視の結果得られる、ネットワークごとの他の装置との間の接続状態情報を保持しておき、いずれかのネットワークを介するいずれかの装置との間の接続に異常が発生した場合には、異常が発生したネットワークを介する全ての他の装置との間の接続状態を一旦通信可能状態でない状態にした上で、順次確認し、データ送信時には、接続状態情報を参照して、通信可能なネットワークを選択してデータ送信を行うようにした。
【選択図】図1
【解決手段】通信装置である装置1〜装置4が、第1のネットワーク10及び第2のネットワーク11を介して接続された構成であり、各装置は、他の装置との間の接続状態をネットワークごとに監視し、この監視の結果得られる、ネットワークごとの他の装置との間の接続状態情報を保持しておき、いずれかのネットワークを介するいずれかの装置との間の接続に異常が発生した場合には、異常が発生したネットワークを介する全ての他の装置との間の接続状態を一旦通信可能状態でない状態にした上で、順次確認し、データ送信時には、接続状態情報を参照して、通信可能なネットワークを選択してデータ送信を行うようにした。
【選択図】図1
Description
この発明は、少なくとも2つの通信経路を持つ通信装置間の通信を行うネットワークシステムにおける通信装置に関するものである。
特許文献1の従来技術では、少なくとも2つの通信経路を持つ通信装置間の通信経路選択方法として、監視装置から2本の通信経路を介して複数の被監視装置に確認電文を送信すると共に、確認電文の受信に応じて複数の被監視装置から2本の通信経路を介して返信された応答電文に基づいて2本の通信経路および複数の被監視装置の障害箇所を判定していた。
また、特許文献2には、ネットワーク階層DB(データベース)を作成し、事前にIPアドレスと機器の階層、機器区分、及び親ノード障害時の代替ルートについて対応付けを行い登録しておき、ノード停止検出時には、ネットワーク階層DBを参照して障害対象であるノードを特定し、必要に応じて配下のネットワーク接続機器に代替ルートへの変更を実施するようにしたものが記載されている。
また、特許文献2には、ネットワーク階層DB(データベース)を作成し、事前にIPアドレスと機器の階層、機器区分、及び親ノード障害時の代替ルートについて対応付けを行い登録しておき、ノード停止検出時には、ネットワーク階層DBを参照して障害対象であるノードを特定し、必要に応じて配下のネットワーク接続機器に代替ルートへの変更を実施するようにしたものが記載されている。
上述の従来技術では、特許文献1の技術は、手続きが煩雑であり、かつ、障害箇所の検出に時間を要するという問題があった。特許文献2の技術は、ネットワークの構成を事前に把握し、定義する必要があり、その条件を満たすことが困難であった。
このように従来のネットワーク障害回避方法では、障害箇所の検出に時間を要し、通信ができない時間が長く続くという問題があった。
また、ネットワーク構成を事前に厳密に把握し、定義する必要があり、汎用的には適用できないという問題があった。
また、ネットワーク構成を事前に厳密に把握し、定義する必要があり、汎用的には適用できないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、複数の通信装置が2つ以上のネットワークを介して互いに通信する構成で、ネットワーク障害が発生した場合でも、通信不可時間を短くする通信装置を得ることを目的としている。
この発明に係わる通信装置においては、複数の通信装置が2つ以上のネットワークを介して接続され、互いにデータ通信を行うネットワークシステムにおける通信装置であって、他の通信装置との間の接続状態をネットワークごとに監視する監視手段、監視の結果得られる、ネットワークごとの他の通信装置との間の接続状態についての情報を接続状態情報テーブルに保持する保持手段、監視の結果、いずれかのネットワークを介するいずれかの通信装置との間の接続の異常が発生した場合に、接続状態情報テーブル中の、異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態の情報を一旦、通信不可の状態にした後に、異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態を監視手段により確認させて、接続状態情報テーブルを更新する更新手段、及び接続状態情報テーブルを参照して、通信可能なネットワークを選択して、他の通信装置にデータ送信を行う送信手段を備えたものである。
この発明によれば、複数の通信装置が2つ以上のネットワークを介して接続され、互いにデータ通信を行うネットワークシステムにおける通信装置であって、他の通信装置との間の接続状態をネットワークごとに監視する監視手段、監視の結果得られる、ネットワークごとの他の通信装置との間の接続状態についての情報を接続状態情報テーブルに保持する保持手段、監視の結果、いずれかのネットワークを介するいずれかの通信装置との間の接続の異常が発生した場合に、接続状態情報テーブル中の、異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態の情報を一旦、通信不可の状態にした後に、異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態を監視手段により確認させて、接続状態情報テーブルを更新する更新手段、及び接続状態情報テーブルを参照して、通信可能なネットワークを選択して、他の通信装置にデータ送信を行う送信手段を備えたので、2つ以上のネットワークを持つ通信装置間の通信に用いるネットワークの選択を効率的に行うことが可能となり、通信不可状態のネットワークを誤って用いて、通信に失敗することを回避することが可能となる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるネットワークシステムを示す構成図である。
図1において、装置1〜4は、第1のネットワーク10と、第2のネットワーク11の両者を介して、相互に接続可能な状態に配置された通信装置である。ここでは、第1のネットワーク10をA系LAN、第2のネットワーク11をB系LANと記す。
図1は、この発明の実施の形態1によるネットワークシステムを示す構成図である。
図1において、装置1〜4は、第1のネットワーク10と、第2のネットワーク11の両者を介して、相互に接続可能な状態に配置された通信装置である。ここでは、第1のネットワーク10をA系LAN、第2のネットワーク11をB系LANと記す。
図2は、この発明の実施の形態1による通信装置の接続状態を監視する手順を示す図である。
図2において、ハートビートの送信によって、装置1と装置2との間の通信経路(ネットワーク)の接続状態を監視する手順を示している。
図2において、ハートビートの送信によって、装置1と装置2との間の通信経路(ネットワーク)の接続状態を監視する手順を示している。
図4は、この発明の実施の形態1による通信装置内で保存される接続状態の情報を示す図である。
図4は、装置1が保持(保持手段)する接続状態情報のテーブルであり、図4(a)は、接続異常状態が検出される前の元の接続状態情報を示し、装置2〜装置4は、A系LAN、B系LANとも「接続」となっている。図4(b)は、装置2のA系LANの接続異常状態が検出された直後の接続状態情報を示す図である。B系LANでは、装置2〜装置4とも「接続」となっているものの、A系LANでは、装置2が「切断」、装置3、4が、「接続確認中」となっている。
図4は、装置1が保持(保持手段)する接続状態情報のテーブルであり、図4(a)は、接続異常状態が検出される前の元の接続状態情報を示し、装置2〜装置4は、A系LAN、B系LANとも「接続」となっている。図4(b)は、装置2のA系LANの接続異常状態が検出された直後の接続状態情報を示す図である。B系LANでは、装置2〜装置4とも「接続」となっているものの、A系LANでは、装置2が「切断」、装置3、4が、「接続確認中」となっている。
図5は、この発明の実施の形態1による通信装置での接続状態の遷移を示す図である。
図5において、ある装置で、他の装置との間の接続状態の推移を示し、「切断」51、「接続確認中」52、「接続処理中」53、「接続」54が遷移する様子を示している。
図5において、ある装置で、他の装置との間の接続状態の推移を示し、「切断」51、「接続確認中」52、「接続処理中」53、「接続」54が遷移する様子を示している。
次に、動作について説明する。
図2により、通信装置間の接続状態を監視する手順(監視手段)について説明する。図2は、装置1が、装置2との間の接続状態を監視する手順を示している。
ネットワークは、A系LANとする。装置1は、装置2と接続状態になった後、装置2からの何らかの通信を受けるまでの経過時間を監視する。具体的には、ハートビートタイムアウト時間と称する時間より長い間、装置2からの受信がない場合を、接続異常の発生ととらえる。
図2により、通信装置間の接続状態を監視する手順(監視手段)について説明する。図2は、装置1が、装置2との間の接続状態を監視する手順を示している。
ネットワークは、A系LANとする。装置1は、装置2と接続状態になった後、装置2からの何らかの通信を受けるまでの経過時間を監視する。具体的には、ハートビートタイムアウト時間と称する時間より長い間、装置2からの受信がない場合を、接続異常の発生ととらえる。
装置1と装置2が接続された状態で、装置2は、ハートビート送信タイマで定めた時間毎に、ハートビートを装置1に送信する。ただし、ハートビートの送信は、装置2から装置1に対して、該当時間内にデータ送信が発生した場合には省略される。このハートビート送信処理により、装置1及び装置2間の接続状態が通信可能な状態であれば、装置1は、装置2のハートビート送信タイマの時間の間に、最低1回は装置2から何らかの通信を受ける。
装置1及び装置2間の接続状態が異常状態になって、このハートビートの受信がなされない異常状態が継続し、装置1で設定されているハートビートタイムアウト時間を越えて、装置2からの受信が得られない場合、装置1は、装置2との接続状態が異常状態であることを確定し、切断、再接続処理を実行する。
ただし、異常状態が継続している場合、この再接続処理は、失敗する。
ただし、異常状態が継続している場合、この再接続処理は、失敗する。
次に、実施の形態1のデータ送信時の処理(送信手段)について、図3のフローチャートを用いて説明する。
ある装置から装置Nに対してデータ送信を行う場合、処理30において、第1のネットワーク10であるA系LANでの装置Nの接続状態が通信可能状態かどうかを確認する。通信可能状態である場合は、処理32に進み、A系LANを用いてデータ送信される。
処理30の判定がNOの場合は、処理31に進み、第2のネットワーク11であるB系LANでの装置Nの接続状態が通信可能状態かどうかを確認する。通信可能状態である場合は、処理33に進み、B系LANを用いてデータ送信される。NOの場合は、処理34で、データ送信失敗として処理を終了する。
ある装置から装置Nに対してデータ送信を行う場合、処理30において、第1のネットワーク10であるA系LANでの装置Nの接続状態が通信可能状態かどうかを確認する。通信可能状態である場合は、処理32に進み、A系LANを用いてデータ送信される。
処理30の判定がNOの場合は、処理31に進み、第2のネットワーク11であるB系LANでの装置Nの接続状態が通信可能状態かどうかを確認する。通信可能状態である場合は、処理33に進み、B系LANを用いてデータ送信される。NOの場合は、処理34で、データ送信失敗として処理を終了する。
次に、図5を用いて、通信装置での接続状態の遷移について説明する。
状態は、「切断」51、「接続確認中」52、「接続処理中」53、「接続」54の4つの状態よりなる。初期状態は、「切断」51であり、接続処理が正常に実行された場合、「接続処理中」53を経て、「接続」54に移行する。
「接続」54とは、他の装置との間の接続状態が正常状態であることを意味し、この状態が、通信可能である状態を意味する。接続異常が発生した場合、状態は、「接続」54から「切断」51に移行する。なお、「接続」の状態以外は通信不可の状態である。
状態は、「切断」51、「接続確認中」52、「接続処理中」53、「接続」54の4つの状態よりなる。初期状態は、「切断」51であり、接続処理が正常に実行された場合、「接続処理中」53を経て、「接続」54に移行する。
「接続」54とは、他の装置との間の接続状態が正常状態であることを意味し、この状態が、通信可能である状態を意味する。接続異常が発生した場合、状態は、「接続」54から「切断」51に移行する。なお、「接続」の状態以外は通信不可の状態である。
実施の形態1における通信装置内で保持(保持手段)される接続状態の情報を図4(a)に示す。この情報は、装置1が保持する情報であり、装置2〜4に対して、A系LAN及びB系LANの各々での接続状態が保持されている。図4(a)における「接続」とは、前述のとおり、接続状態が正常状態であることを意味し、この状態が、通信可能である状態を意味する。
次に、接続状態情報のテーブルの更新(更新手段)について説明する。接続状態情報のテーブルは、いずれかのネットワークで、接続異常状態が検出されたとき、接続状態が回復されたときなどに更新される。
図4(b)には、「装置2のA系LAN」の接続異常状態が検出された直後の接続状態情報が示されている。ここでは、「装置2のA系LAN」の接続状態は、接続異常状態が検出されたため、「切断」に変更される。また、このとき、「装置3のA系LAN」、及び、「装置4のA系LAN」の接続状態を、「接続確認中」に変更する。
これは、「装置2のA系LAN」で接続異常が検出されているため、A系LANのいずれかの場所で異常が発生しており、「装置3のA系LAN」、及び、「装置4のA系LAN」も通信異常となる可能性があり、正常な接続が確認されるまで、通信ができない可能性があるため、その予防措置である。
接続状態の情報が図4(b)に示す状態の場合、図3に示したデータ送信の処理により、B系LANを用いてデータ送信されることになる。これにより、不確かなA系LANの使用が回避され、データ送信失敗の事象発生が回避される。
接続状態情報のテーブルの「接続確認中」は、図2の通信装置間の接続状態を監視する手順により、接続状態が確認されれば、「接続」として、接続状態情報のテーブルが更新される。
図4(b)には、「装置2のA系LAN」の接続異常状態が検出された直後の接続状態情報が示されている。ここでは、「装置2のA系LAN」の接続状態は、接続異常状態が検出されたため、「切断」に変更される。また、このとき、「装置3のA系LAN」、及び、「装置4のA系LAN」の接続状態を、「接続確認中」に変更する。
これは、「装置2のA系LAN」で接続異常が検出されているため、A系LANのいずれかの場所で異常が発生しており、「装置3のA系LAN」、及び、「装置4のA系LAN」も通信異常となる可能性があり、正常な接続が確認されるまで、通信ができない可能性があるため、その予防措置である。
接続状態の情報が図4(b)に示す状態の場合、図3に示したデータ送信の処理により、B系LANを用いてデータ送信されることになる。これにより、不確かなA系LANの使用が回避され、データ送信失敗の事象発生が回避される。
接続状態情報のテーブルの「接続確認中」は、図2の通信装置間の接続状態を監視する手順により、接続状態が確認されれば、「接続」として、接続状態情報のテーブルが更新される。
実施の形態1によれば、少なくとも2つの通信経路(ネットワーク)を持つ通信装置間の通信経路選択を効率的に行うことが可能となり、通信不可状態の経路を誤って用いて、通信に失敗することを回避することが可能となる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるネットワークシステムを示す構成図である。
図6において、1〜4、10、11は図1におけるものと同一のものである。図6では、装置5、12〜15が第1のネットワーク10及び第2のネットワーク11に接続されている。ここでは、第1のネットワーク10をA系LAN、第2のネットワーク11をB系LANとする。
図6は、この発明の実施の形態2によるネットワークシステムを示す構成図である。
図6において、1〜4、10、11は図1におけるものと同一のものである。図6では、装置5、12〜15が第1のネットワーク10及び第2のネットワーク11に接続されている。ここでは、第1のネットワーク10をA系LAN、第2のネットワーク11をB系LANとする。
図7は、この発明の実施の形態2による通信装置の接続状態反映方法の定義テーブルを示す図である。
図7において、縦軸に、接続異常状態の装置番号、横軸には、接続状態を反映させる装置番号をとる定義テーブルである。この定義テーブル中、「×」印が、接続異常状態を反映させることを意味し、「○」印が、接続異常状態を反映させないことを意味する。図7の定義テーブルは装置1に関するものである。
図7において、縦軸に、接続異常状態の装置番号、横軸には、接続状態を反映させる装置番号をとる定義テーブルである。この定義テーブル中、「×」印が、接続異常状態を反映させることを意味し、「○」印が、接続異常状態を反映させないことを意味する。図7の定義テーブルは装置1に関するものである。
次に、動作について説明する。
実施の形態2は、実施の形態1のネットワーク構成を変更させている。図6の構成では、装置2〜5の装置1に近い順番は、装置2、装置3、装置4、装置5の順である。また、装置12〜15の装置1に近い順番は、装置12、装置13、装置14、装置15の順である。
実施の形態2は、実施の形態1のネットワーク構成を変更させている。図6の構成では、装置2〜5の装置1に近い順番は、装置2、装置3、装置4、装置5の順である。また、装置12〜15の装置1に近い順番は、装置12、装置13、装置14、装置15の順である。
図7の定義テーブルは、装置1に関するもので、装置3の行に対しては、装置4と装置5のみ、「×」印となっている。
これは、装置3の接続異常状態が検出された場合、図6に示すように、それより遠方にある装置4、装置5の接続状態は、装置3の接続異常と同一の原因により異常になる可能性が高いため、装置3の接続状態を反映させる設定としている。
この反映は、図4に示す接続状態情報のテーブルに対して行うことにより、データ送信に用いることができる。
この反映処理により、図4の接続状態情報テーブルの装置4、装置5に関する接続状態は、装置3に関する接続状態が異常接続状態になった場合は、装置3に準じて、異常接続状態に変更されるため、データ送信失敗の事象発生が回避される。
これは、装置3の接続異常状態が検出された場合、図6に示すように、それより遠方にある装置4、装置5の接続状態は、装置3の接続異常と同一の原因により異常になる可能性が高いため、装置3の接続状態を反映させる設定としている。
この反映は、図4に示す接続状態情報のテーブルに対して行うことにより、データ送信に用いることができる。
この反映処理により、図4の接続状態情報テーブルの装置4、装置5に関する接続状態は、装置3に関する接続状態が異常接続状態になった場合は、装置3に準じて、異常接続状態に変更されるため、データ送信失敗の事象発生が回避される。
実施の形態2によれば、接続異常状態が発生したとき、反映させる装置番号を定義テーブルに定義したので、その反映させるべき装置のみに接続異常状態を反映させればよく、これによりデータ送信失敗の事象発生が回避される。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3による通信装置の接続状態の履歴保持テーブルを示す図である。
図8において、装置1における接続状態の履歴保持テーブルであり、一定時間毎の接続状態の履歴を保存している。縦軸に時刻、横軸に装置名をとる履歴保持テーブル中の「□」は、接続状態(通信可能状態)を示し、「*」は接続状態以外の状態を示している。
図8は、この発明の実施の形態3による通信装置の接続状態の履歴保持テーブルを示す図である。
図8において、装置1における接続状態の履歴保持テーブルであり、一定時間毎の接続状態の履歴を保存している。縦軸に時刻、横軸に装置名をとる履歴保持テーブル中の「□」は、接続状態(通信可能状態)を示し、「*」は接続状態以外の状態を示している。
実施の形態3は、実施の形態2と同様のネットワーク構成である。
実施の形態3の接続状態の履歴保持テーブルを図8に示す。図8は、装置1における接続状態の履歴保持テーブルであり、一定時間毎の接続状態の履歴を保存している。
この保存した履歴により、各装置1〜5、12〜15の接続状態の相互の関係性を評価し、その評価結果に基づいて、図7に示すような、各装置との接続状態を、他の装置の接続状態に反映する方法を決定することができる。
実施の形態3の接続状態の履歴保持テーブルを図8に示す。図8は、装置1における接続状態の履歴保持テーブルであり、一定時間毎の接続状態の履歴を保存している。
この保存した履歴により、各装置1〜5、12〜15の接続状態の相互の関係性を評価し、その評価結果に基づいて、図7に示すような、各装置との接続状態を、他の装置の接続状態に反映する方法を決定することができる。
実施の形態3によれば、他の通信装置との間の接続状態を一定時間毎に履歴として履歴保持テーブルに保存することにより、各装置との接続状態を、他の通信装置の接続状態に反映する方法を決定するための評価を行うことができる。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4による通信装置の接続状態反映方法の定義テーブルを示す図である。
図9において、縦軸に、接続異常状態の装置番号、横軸には、接続状態を反映させる装置番号をとる定義テーブルである。この定義テーブル中、「×」印が、接続異常状態を反映させることを意味し、「○」印が、接続異常状態を反映させないことを意味する。
また、図9の定義テーブルで、接続異常状態を示す装置番号は、複数の装置番号になっており、「装置2と3」と記載の行の意味は、装置2と装置3の両者が、接続異常状態になった場合を意味している。図9の定義テーブルは、装置1に関するものである。
図9は、この発明の実施の形態4による通信装置の接続状態反映方法の定義テーブルを示す図である。
図9において、縦軸に、接続異常状態の装置番号、横軸には、接続状態を反映させる装置番号をとる定義テーブルである。この定義テーブル中、「×」印が、接続異常状態を反映させることを意味し、「○」印が、接続異常状態を反映させないことを意味する。
また、図9の定義テーブルで、接続異常状態を示す装置番号は、複数の装置番号になっており、「装置2と3」と記載の行の意味は、装置2と装置3の両者が、接続異常状態になった場合を意味している。図9の定義テーブルは、装置1に関するものである。
実施の形態4は、実施の形態2と同様のネットワーク構成である。
図9の定義テーブルでは、「装置2と3」の行に対して、装置4と装置5のみ、「×」印となっている。これは、「装置2と3」の両者の接続異常状態が検出された場合、それより遠方にある装置4、装置5の接続状態は、「装置2と3」の接続異常と同一の原因により異常になる可能性が高いため、「装置2と3」の接続状態を反映させる設定としている。
このように複数の装置の情報をもとにしているため、装置個体の故障などの情報を、他の装置に反映させることを回避することが可能となる。
図9の定義テーブルでは、「装置2と3」の行に対して、装置4と装置5のみ、「×」印となっている。これは、「装置2と3」の両者の接続異常状態が検出された場合、それより遠方にある装置4、装置5の接続状態は、「装置2と3」の接続異常と同一の原因により異常になる可能性が高いため、「装置2と3」の接続状態を反映させる設定としている。
このように複数の装置の情報をもとにしているため、装置個体の故障などの情報を、他の装置に反映させることを回避することが可能となる。
実施の形態4によれば、この反映処理により、装置4、装置5に関する接続状態は、装置2及び装置3に関する接続状態が異常接続状態になった場合は、装置2及び装置3に準じて、異常接続状態に変更されるため、データ送信失敗の事象発生が回避される。
実施の形態5.
図10は、この発明の実施の形態5による通信装置の接続状態を監視する手順を示す図である。
図10において、ハートビートを送信して、装置1と装置3との間の通信経路の接続状態を監視(確認)する手順(監視手段)を示している。
図10は、この発明の実施の形態5による通信装置の接続状態を監視する手順を示す図である。
図10において、ハートビートを送信して、装置1と装置3との間の通信経路の接続状態を監視(確認)する手順(監視手段)を示している。
実施の形態5は、実施の形態1と同様のネットワーク構成である。
図10は、接続異常状態が発生した場合に、装置1が、装置3との間の接続状態を監視(確認)する手順を示している。図10は、装置1と装置2間の接続状態が接続異常状態であることが検出された直後の様子である。この場合、装置1のハートビートタイムアウト時間を短く設定変更することにより、装置1と装置3間の接続異常状態の検出を早めることが可能となる。
図10は、接続異常状態が発生した場合に、装置1が、装置3との間の接続状態を監視(確認)する手順を示している。図10は、装置1と装置2間の接続状態が接続異常状態であることが検出された直後の様子である。この場合、装置1のハートビートタイムアウト時間を短く設定変更することにより、装置1と装置3間の接続異常状態の検出を早めることが可能となる。
実施の形態5によれば、ある装置間で接続異常状態が検出された場合に、他の装置との間の接続異常状態を検出するためのハートビートタイムアウト時間を短く設定するので、他の装置との間の接続異常状態の検出を早めることが可能となる。
実施の形態6.
図11は、この発明の実施の形態6による通信装置内で保存される接続状態の情報を示す図である。
図11は、装置1が保持する接続状態情報のテーブルであり、図11(a)は、元の接続状態情報を示し、B系LANの装置3との間が「切断」、B系LANの装置2、装置4は、「接続」になっている。A系LANは全て「接続」となっている。
図11(b)は、図11(a)の状態で、装置4のA系LANの接続異常状態が検出された直後の接続状態情報を示す図である。A系LANでは、装置4が「切断」、装置2、3が、「接続確認中」となり、B系LANの装置2、装置4は、「接続確認中」になっている。
図11(c)は、図11(b)の状態から一定時間経過後の接続状態情報を示すもので、A系LANでは、装置3が「接続」に変わり、B系LANでは、装置2が「接続」に変わっている。
図11は、この発明の実施の形態6による通信装置内で保存される接続状態の情報を示す図である。
図11は、装置1が保持する接続状態情報のテーブルであり、図11(a)は、元の接続状態情報を示し、B系LANの装置3との間が「切断」、B系LANの装置2、装置4は、「接続」になっている。A系LANは全て「接続」となっている。
図11(b)は、図11(a)の状態で、装置4のA系LANの接続異常状態が検出された直後の接続状態情報を示す図である。A系LANでは、装置4が「切断」、装置2、3が、「接続確認中」となり、B系LANの装置2、装置4は、「接続確認中」になっている。
図11(c)は、図11(b)の状態から一定時間経過後の接続状態情報を示すもので、A系LANでは、装置3が「接続」に変わり、B系LANでは、装置2が「接続」に変わっている。
実施の形態6は、実施の形態1と同様のネットワーク構成である。
実施の形態6の通信装置内で保存される接続状態情報を図11に示す。この接続状態情報は、装置1が保持する情報であり、装置2〜装置4に対して、A系LAN、及び、B系LANの各々での接続状態が保持されている。
図11(a)における「接続」とは、実施の形態1と同じく、接続状態が正常状態であることを意味し、この状態が、通信可能である状態を意味する。図11(b)は、「装置4のA系LAN」の接続異常状態が検出された直後の接続状態情報を示している。
実施の形態6の通信装置内で保存される接続状態情報を図11に示す。この接続状態情報は、装置1が保持する情報であり、装置2〜装置4に対して、A系LAN、及び、B系LANの各々での接続状態が保持されている。
図11(a)における「接続」とは、実施の形態1と同じく、接続状態が正常状態であることを意味し、この状態が、通信可能である状態を意味する。図11(b)は、「装置4のA系LAN」の接続異常状態が検出された直後の接続状態情報を示している。
図11(b)では、「装置4のA系LAN」の接続状態は、接続異常状態が検出されたため、「切断」に変更されている。また、このとき、他の「接続」になっている接続状態を、すべて、「接続確認中」に変更される。
すなわち、A系LANでは、装置2、3が、「接続確認中」となり、B系LANの装置2、装置4も「接続確認中」になっている。
これは、「装置4のA系LAN」で接続異常が検出されているため、何らかの通信異常が発生しており、確実性を確保するため、事象発生以前の情報を一旦破棄し、実際に、正常通信が確認された装置との接続のみ、「接続」状態にし、不確かな状態での通信を回避するためである。
すなわち、A系LANでは、装置2、3が、「接続確認中」となり、B系LANの装置2、装置4も「接続確認中」になっている。
これは、「装置4のA系LAN」で接続異常が検出されているため、何らかの通信異常が発生しており、確実性を確保するため、事象発生以前の情報を一旦破棄し、実際に、正常通信が確認された装置との接続のみ、「接続」状態にし、不確かな状態での通信を回避するためである。
図11(c)は、図11(b)の状態から一定時間経過し、「装置3のA系LAN」、及び、「装置2のB系LAN」との接続状態が、監視手段により正常であることが確認された状態を示す。
実施の形態6によれば、接続異常が検出された場合に、テーブルの状態を一旦破棄し、改めて通信状態を確認して、「接続」の状態にするので、不確かな状態での通信を回避することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1〜5 装置
10 第1のネットワーク(A系LAN)
11 第2のネットワーク(B系LAN)
12〜15 装置
10 第1のネットワーク(A系LAN)
11 第2のネットワーク(B系LAN)
12〜15 装置
Claims (6)
- 複数の通信装置が2つ以上のネットワークを介して接続され、互いにデータ通信を行うネットワークシステムにおける通信装置であって、
他の通信装置との間の接続状態を上記ネットワークごとに監視する監視手段、
上記監視の結果得られる、上記ネットワークごとの上記他の通信装置との間の接続状態についての情報を接続状態情報テーブルに保持する保持手段、
上記監視の結果、いずれかのネットワークを介するいずれかの通信装置との間の接続の異常が発生した場合に、上記接続状態情報テーブル中の、上記異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態の情報を一旦、通信不可の状態にした後に、上記異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態を上記監視手段により確認させて、上記接続状態情報テーブルを更新する更新手段、
及び上記接続状態情報テーブルを参照して、通信可能なネットワークを選択して、上記他の通信装置にデータ送信を行う送信手段を備えたことを特徴とする通信装置。 - 上記監視手段による監視の結果、いずれかのネットワークを介するいずれかの通信装置との間の接続の異常が発生した場合に、上記異常が発生したネットワークを介する他の通信装置の内の、接続異常状態を反映させるべき他の通信装置を予め定義した定義テーブルを備えたことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 上記監視手段による監視の結果得られる他の通信装置との接続状態の情報を一定時間ごとに履歴として保存させる履歴保持テーブルを備え、
上記定義テーブルは、上記一定時間ごとの履歴を参照して作成されることを特徴とする請求項2記載の通信装置。 - 上記監視手段による監視の結果、いずれかのネットワークを介する複数の通信装置との間の接続に異常が発生した場合に、上記異常が発生したネットワークを介する他の通信装置の内の、接続異常状態を反映させるべき他の通信装置を予め定義した定義テーブルを備えたことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 上記監視手段は、上記異常が発生したネットワークを介する全ての他の通信装置との間の接続状態の確認に当たって、接続異常状態を検出する時間を短くして、上記他の通信装置との間の接続状態を確認することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の通信装置。
- 上記更新手段は、上記異常が発生していないネットワークに接続された上記他の通信装置についても、上記接続状態情報テーブル中の、当該通信装置との間の接続状態の情報を一旦、通信不可の状態にした後に、当該通信装置との間の接続状態を上記監視手段により確認させて、上記接続状態情報テーブルを更新することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011268540A JP2013121095A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011268540A JP2013121095A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013121095A true JP2013121095A (ja) | 2013-06-17 |
Family
ID=48773538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011268540A Pending JP2013121095A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013121095A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015133688A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-07-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信制御装置 |
JP2019083471A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 株式会社リコー | 通信装置、復旧方法、復旧プログラム及び画像形成装置 |
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2011
- 2011-12-08 JP JP2011268540A patent/JP2013121095A/ja active Pending
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