JP7287157B2 - 通信装置、障害通知システム、障害通知方法および障害通知プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態にかかる障害通知システム500の構成を示す構成図である。障害通知システム500は、通信装置100A、100Bおよび回線監視装置400を備える。
通信装置100Aは、回線300を介して、通信装置100Bと通信する。通信装置100Aは、回線300に回線障害が発生した場合に、障害箇所の特定に使用可能な情報を、通信路600Aを介して回線監視装置400に送信する。
通信装置100Bは、回線300を介して、通信装置100Aと通信する。通信装置100Bは、回線300に回線障害が発生した場合に、障害箇所の特定に使用可能な情報を、通信路600Bを介して回線監視装置400に送信する。
回線監視装置400は、通信装置100Aおよび通信装置100Bから、障害箇所の特定に使用可能な情報を収集し、障害箇所の特定を行う。
通信部101は、回線300を介して、他の通信装置と通信する。
障害検知部102は、回線300上の通信障害を検知する。障害検知部102は、回線300を介した通信において、所定の待ち時間を経過した際に応答がないことにより、障害を検知してもよい。
障害通知部103は、障害検知部102が障害を検知した場合、通信障害に関する情報と通信障害の原因特定に用いることが可能な情報とを、通知情報として通信部101とは異なる通信手段によって、回線監視装置400に送信する。通信障害に関する情報とは、例えば、デバッグログである。
回線監視装置400は、通信量が0あるいはハードウェアの稼動状況(使用率)が0%の場合に、障害の発生原因は回線300であると判断することが可能となる。また、回線監視装置400は、通信量が所定値から0に変化した場合に、障害の発生原因は回線300であると判断してもよい。回線監視装置400は、通信量が0以外の場合、回線300には問題がなく、通信装置100A、100Bに問題があると判断することが可能となる。
図3は、本実施の形態にかかる障害通知システム500の構成を示す構成図である。障害通知システム500は、BBU900、RRH200および回線断データセンタ800を備えるシステムである。
BBU900は、基地局装置である。BBU900は、基地局を構成する装置の一つで、通信を行う際のベースバンド信号の処理を行う装置である。BBU900は、バックホール回線と接続されていてもよい。BBU900は、RRH200と接続されており、RRH200が受信したデータの情報処理を行うことができる。また、BBU900は、処理したデータをRRH200に出力することができる。BBU900とRRH200の間は、例えば、光ファイバーによって接続されている。
RRH200は、張り出し無線装置である。RRH200は、基地局を構成する装置の一つで無線信号の生成、検出等を行う。
回線断データセンタ800は、リアルタイムに回線障害に関する情報を収集し、回線の被疑箇所の特定を行う。回線断が発生した場合、保守者は、回線断データセンタ800へ通知された情報に基づいて、回線300の調査、交換のサービスを行う。
RRH200は、第1通信部201、第2通信部202、障害検知部203、障害通知部204、ROM211およびCPU212を備える。
第1通信部201は無線端末700と無線通信を行う。
通信部101は、回線300を介してRRH200と通信する。第2通信部202は、回線300を介してBBU900と通信する。
通信部101は、回線断が発生した場合、回線状態を確認するため、死活の信号をRRH200に送信し、リトライを行う。第2通信部202は、回線断が発生した場合、回線状態を確認するため、死活の信号をBBU900に送信し、リトライを行う。死活の信号は、回線断を検知したプロトコルに従って送信してもよい。
CPU112、212は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)である。CPU112、212は、BBU900、RRH200における通信に必要な情報処理を行う。
回線状態検知プログラムは、回線状態を検知するプログラムである。
回線障害は、回線上において用いられるプロコトルまたはサービスによって通知されるイベントにより検知することができる。例えば、OSI参照モデルにおけるトランスポート層としてTCP、SCTPを用いる場合、セッションのタイムアウトが発生することにより、回線断を検知することが想定される。また、回線障害に関する情報が、外部から障害情報として通知されるケースも想定される。
障害通知部204は、障害検知部203が回線障害を検知した場合に、回線300の通信量に関する情報を、通信路600Bを介して回線断データセンタ800に送信する。
通信量に関する情報は、回線300の通信量、あるいは、通信部101が備えるネットワーク接続用のハードウェアの稼動状況(使用率)である。障害通知部103、204は、ネットワークあるいはネットワーク接続用のハードウェアを監視することにより、回線300の通信量に関する情報を取得する。
さらに、障害通知部103、204は、通信障害発生時のリトライに関する設定を、回線断データセンタ800に通知してもよい。
障害通知部103、204は、障害発生時に用いる専用の信号の送信により、回線断データセンタ800への通知を行っても良い。
また、障害通知部103、204は、障害に関する情報を通知する手段を選択する機能を備えても良い。例えば、障害通知部103、204は、有線通信による通知手段と、無線通信による通知手段の両方を備えており、選択機能を備えていてもよい。
回線断データセンタ800は、BBU900における通信量およびRRH200における通信量が0の場合には、回線300に障害が発生したと判断する。
例えば、回線断データセンタ800は、BBU900が回線障害を検知した時刻と、RRH200が回線障害を検知した時刻が近い場合、回線300に障害が発生した可能性が高いと判断する。また、回線断データセンタ800は、BBU900からの通信がRRH200に到達せず、RRH200からの通信がBBU900に到達しない場合には、回線300に障害が発生した可能性が高いと判断する。
例えば、回線断データセンタ800は、BBU900のリトライ回数が十分に多く、RRH200のリトライ回数が十分に多い場合に、回線300に障害が発生した可能性が高いと判断する。
BBU900、RRH200は、回線300を介して相互にアクセスし、回線断の発生を検知する(S101)。BBU900、RRH200は、回線断を検知したことを回線断データセンタ800に通知する(S102)。
BBU900、RRH200は、アクセスに成功した場合(S104のYES)、回線断データセンタ800に回線が復旧した旨を通知する(S105)。
この際、BBU900、RRH200は、回線300の通信量に関する情報を通知してもよい。BBU900、RRH200は、接続設定の状況を併せて通知してもよい。接続設定とは、例えば、ステップS103におけるリトライの回数である。回線断データセンタ800は、一時的な回線断が発生した要因をBBU900、RRH200からの情報を突合せて調査することが可能となる。
その後、BBU900は回線300の通信量に関する情報を回線断データセンタ800に通知し、RRH200は回線300の通信量に関する情報を回線断データセンタ800に通知する(S107)。通信量に関する情報は、ネットワーク接続用ハードウェアの稼動状況であってもよい。回線断データセンタ800は、BBU900およびRRH200において、通信量が0の場合には、回線300に障害が発生している可能性が高いと判断することが可能となる。
BBU900、RRH200は、回線300を介した通信を開始する(S201、S202)。BBU900、RRH200は、回線障害等により互いに通信ができなくなった場合(S203)、障害の発生を検知する(S204、S206)。障害が発生した場合、BBU900、RRH200は、回線300へのアクセス不能と判断し、障害通知部103、204より回線300とは別の通信路を介して、回線障害に関する情報の通知を行う。
BBU900、RRH200は、回線断データセンタ800に対して、回線障害の通知を行う(S205、S207)。
BBU900とRRH200の両方において、ハードウェアの稼動状況に異常がなく、接続設定にも異常が見られなければ、回線断データセンタ800は、回線被疑と判断することができる。かかる場合、保守者が回線詳細の調査および交換のサービスを行う(S214)。
また、回線断を検出した後、BBU900、RRH200は、ハードウェアの状態、及び接続に関する設定を、検出時刻情報とともに回線断データセンタ800へ通知する。これらの情報を用いることによって、回線断データセンタ800は、被疑箇所の絞り込みをより迅速に行うことが可能となる。
例えば、FTP等を使用してファイルを送受信することができない場合、回線断データセンタ800は、TCPやIPのレイヤにおける接続に問題がなければ、ログイン名若しくはパスワードの間違い、又はファイヤウォールで当該ポートが閉じていることなどが原因であると判断できる。
BBU900、RRH200は、通知情報として含むべき情報の選択機能を備えてもよい。
信頼性が求められる情報処理システムにおいて、通信経路上の回線障害は致命的となる。遠隔地点間を結ぶ長距離専用回線や、BBU~RRH間の回線など1対1のノードをつなぐ回線は、冗長構成をとることが難しい。しかし、本実施の形態を適用することにより、障害に対して迅速に対応することが可能となる。
回線断データセンタ800は、回線障害の内容をより早く取得し、障害が発生した経路や障害箇所の特定(絞り込み)などを速やかに行うことができる。BBU900、RRH200および回線断データセンタ800からなるシステムにおいて、BBU900とRRH200との間の有線の回線断に関する情報を、RRH200から回線断データセンタ800に送信する。かかる場合、障害情報の通知により、回線断データセンタ800は、回線の故障であってRRH200の故障ではないと判断できる。
他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段と、
前記通信回線上の通信障害を検知する障害検知手段と、
前記通信障害が発生した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって回線監視装置に送信する障害通知手段と、
を備える通信装置。
前記通信手段は、前記通信障害が発生した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
前記障害通知手段は、前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する、
付記1に記載の通信装置。
前記接続確認の設定は、リトライを行う回数を含む
付記2に記載の通信装置。
前記障害通知手段は、通信先IPアドレス、または通信先ポート番号を前記回線監視装置に送信する、
付記1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
前記障害通知手段は、回線断が発生したプロトコルにおいて発生したエラーの内容を回線監視装置に送信する、
付記1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
通信装置および回線監視装置を備える障害通知システムであって、
前記通信装置は、
他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段と、
前記通信回線上の通信障害を検知する障害検知手段と、
前記通信障害が発生した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって前記回線監視装置に送信する障害通知手段と、
を備える、障害通知システム。
前記通信手段は、前記通信障害が発生した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
前記障害通知手段は、前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する、
付記6に記載の障害通知システム。
他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段を備える通信装置によって実行される障害通知方法であって、
前記通信回線上の通信障害を検知し、
前記通信障害が発生した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって回線監視装置に送信する、
障害通知方法。
前記通信障害が発生した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する、
付記8に記載の障害通知方法。
他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段を備える通信装置に、
前記通信回線上の通信障害を検知し、
前記通信障害が発生した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって回線監視装置に送信する、
処理を実行させる障害通知プログラム。
前記通信障害が発生した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する、
処理を実行させる付記10に記載の障害通知プログラム。
200 RRH
101 通信部
201 第1通信部
202 第2通信部
102、203 障害検知部
103、204 障害通知部
300 回線
400 回線監視装置
500 障害通知システム
600A、600B 通信路
700 無線端末
800 回線断データセンタ
111、211 ROM
112、212 CPU
900 BBU
Claims (6)
- 他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段と、
前記通信回線上の通信障害を検知する障害検知手段と、
前記通信障害を検知した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって回線監視装置に送信する障害通知手段と、
を備え、
前記通信手段は、前記通信障害を検知した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
前記障害通知手段は、リトライを行う回数を含む、前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する
通信装置。 - 前記障害通知手段は、通信先IPアドレス、または通信先ポート番号を前記回線監視装置に送信する、
請求項1に記載の通信装置。 - 前記障害通知手段は、回線断が発生したプロトコルにおいて発生したエラーの内容を回線監視装置に送信する、
請求項1に記載の通信装置。 - 通信装置および回線監視装置を備える障害通知システムであって、
前記通信装置は、
他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段と、
前記通信回線上の通信障害を検知する障害検知手段と、
前記通信障害を検知した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって前記回線監視装置に送信する障害通知手段と、
を備え、
前記通信手段は、前記通信障害を検知した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
前記障害通知手段は、リトライを行う回数を含む、前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する
障害通知システム。 - 他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段を備える通信装置によって実行される障害通知方法であって、
前記通信回線上の通信障害を検知し、
前記通信障害を検知した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって回線監視装置に送信し、
前記通信障害を検知した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
リトライを行う回数を含む、前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する
障害通知方法。 - 他の通信装置と通信回線を介して通信する通信手段を備える通信装置に、
前記通信回線上の通信障害を検知し、
前記通信障害を検知した場合に、障害に関する情報と前記通信回線の通信量に関する情報とを前記通信手段とは異なる通信手段によって回線監視装置に送信し、
前記通信障害を検知した場合に前記他の通信装置との接続確認を行い、
リトライを行う回数を含む、前記接続確認の設定を前記回線監視装置に送信する
処理を実行させる障害通知プログラム。
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