JP7238515B2 - ネットワーク制御装置、システム、方法、及びプログラム - Google Patents

ネットワーク制御装置、システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク制御装置、システム、方法、及びプログラムに関する。
通常のネットワークにおいては、故障したネットワーク機器(スイッチともいう)を交換する場合、新しいネットワーク機器を接続した後でネットワーク機器にログインしてコンフィグ(コンフィグファイル)を設定することや、設定完了後に通信が正常にできるか動作確認する必要がある。コンフィグの設定や動作確認は、ネットワーク機器に関するスキルがある人でなければできず、スキルがある人がすぐに対応できない場合はネットワークの復旧までに長時間を要するという課題がある。
これに対して、近年、データ転送とネットワーク制御を分離し、それらを、単一のソフトウェアを用いてネットワーク機器を集中的に制御するSDN(Software-Defined Networking)技術が普及している。SDNでは、ネットワーク制御装置(コントローラともいう)によって複数のネットワーク機器が一元管理される。これにより、ネットワーク構成や設定などを柔軟に動的に変更することができ、ネットワークの管理が容易になり、ネットワーク管理者の負担を軽減することができる。
SDNを実現する1つの技術としてOpenFlowがある。OpenFlowは、OpenFlowスイッチと、当該OpenFlowスイッチを制御するOpenFlowコントローラと、によって構成される。OpenFlowスイッチは、利用者がネットワーク機器にログインして設定し直す必要はないが、OpenFlowに対応しているネットワーク機器でなければならない。また、OpenFlowスイッチは、その他のネットワーク機器とは使用方法が大きく異なるため、その他のネットワーク機器を使用している利用者の場合は、ネットワーク機器の置き換えに対する敷居が高い。そのため、その他のネットワーク機器の使用方法から変化が少ない方法が望まれる。
ここで、ネットワーク機器を交換したときのネットワーク管理者の負担を軽減する方法として、特許文献1~3の方法がある。
特許文献1には、交換前のネットワーク機器から取得しておいたバックアップデータをネットワーク機器の交換後に自動的に設定する方法が開示されている。
また、特許文献2には、予めネットワーク機器に正常稼動状態でのパラメータ設定値およびインタフェイスのUp/Down状態をセルフチェック項目データとして登録しておき、電源ON時および稼働中定期的に実際に稼動している各パラメータの値と事前登録値との間に差異が無いかのチェックを行う方法が開示されている。
さらに、特許文献3には、ネットワーク機器の交換を行った後にネットワーク管理システムが持つ情報と比較する方法が開示されている。
特開2016-119669号公報 特開2010-287971号公報 特開2000-163344号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、特許文献1~3の方法では、以下のような問題がある。
特許文献1の方法では、バックアップデータを交換後のネットワーク機器に設定した後に、ネットワークの正常性の確認を行っていない。
特許文献2の方法では、ネットワーク機器の内部に正常時のパラメータが保存されているため、当該ネットワーク機器が故障して交換した場合に、交換前のネットワーク機器のパラメータと同じ設定を復元することができない。また、特許文献2の方法では、稼働中のネットワーク機器の異常を検知することのみを対象としており、ネットワーク機器の設定の復元については対象とされていない。
特許文献3の方法では、ユニットを交換した後にネットワーク管理システムと所定の再接続処理を行っているが、ネットワーク管理システムがネットワーク機器を特定するまでの動作を行っていない。
本発明の主な課題は、集中管理型ネットワークにおける障害の復旧と正常性確認を容易にすることに貢献することができるネットワーク制御装置、システム、方法、及びプログラムを提供することである。
第1の視点に係るネットワーク管理装置は、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク管理装置である。前記ネットワーク管理装置は、プログラムを格納するように構成されたメモリと、前記プログラムを実行することにより所定の処理を行うように構成されたプロセッサと、を備え、前記ネットワーク管理装置は、前記ネットワーク機器と通信可能に接続され、前記プロセッサは、前記所定の処理として、少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理と、前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理と、少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理と、前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理と、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理と、前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定する処理と、前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理と、を行うように構成されている
第2の視点に係るネットワーク管理システムは、前記第1の視点に係るネットワーク制御装置と、ネットワーク制御装置と通信可能に接続された少なくとも1つのネットワーク機器と、を備える。
第3の視点に係るネットワーク管理方法は、ネットワーク制御装置を用いて、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク管理方法である。前記ネットワーク管理方法は、少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存するステップと、前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存するステップと、少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得するステップと、前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算するステップと、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定するステップと、前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定するステップと、前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定するステップと、を含む。
第4の視点に係るプログラムは、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク制御装置に実行させるプログラムである。前記プログラムは、少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理と、前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理と、少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理と、前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理と、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理と、前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定する処理と、前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理と、を実行させる。
なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。また、本開示では、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インタフェイスを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インタフェイスを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備える。
前記第1~第4の視点によれば、集中管理型ネットワークにおける障害の復旧と正常性確認を容易にすることに貢献することができる。
実施形態1に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係るネットワーク管理システムにおけるネットワーク制御装置の構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係るネットワーク管理システムにおけるネットワーク機器の構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係るネットワーク管理システムの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態2に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。 実施形態2に係るネットワーク管理システムの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態3に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。 実施形態3に係るネットワーク管理システムの動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態4に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。 ハードウェア資源の構成を模式的に示したブロック図である。
以下に説明する本開示では、モード1に係るネットワーク制御装置及びその変形モードを適宜選択して組み合わせることができる。
前記モード1に係るネットワーク制御装置として、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク制御装置であって、少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理と、前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理と、少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理と、前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理と、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理と、前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定する処理と、前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理と、を行うことが可能である。
前記モード1に係るネットワーク制御装置の変形モードとして、前記第2動的情報を取得する処理の前に、前記新たなネットワーク機器からのリクエストに応じて、前記新たなネットワーク機器にアドレスを割り振る処理を行うことができる。また、前記モード1に係るネットワーク制御装置の変形モードとして、前記新たなネットワーク機器にアドレスを割り振る際、前記新たなネットワーク機器のパケット転送機能が無効であるようにすることができる。また、前記モード1に係るネットワーク制御装置の変形モードとして、前記新たなネットワーク機器からのリクエストに応じて、前記新たなネットワーク機器に所定機能の有効化を設定する処理を行い、前記第2動的情報を取得する処理は、前記所定機能の有効化の設定が行われた後に行われるようにすることができる。また、前記モード1に係るネットワーク制御装置の変形モードとして、前記第2動的情報を取得する処理の後、取得した前記第2動的情報に基づいて、前記新たなネットワーク機器と他のネットワーク機器とが隣接していることを検出する処理を行うことができる。また、前記モード1に係るネットワーク制御装置の変形モードとして、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報との比較結果と、前記履歴情報として保存された前記静的情報の内容と、に基づいて、ネットワーク構成がループしているか否かを判定する処理と、前記ネットワーク構成がループしているときに、前記新たなネットワーク機器に対して前記静的情報の設定を行わずに、アラームを出力する処理と、を行うことができる。さらに、前記モード1に係るネットワーク制御装置の変形モードとして、前記第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理では、前記第1トポロジ情報に基づいて、管理対象外のネットワーク機器があるか否かを判定する処理と、前記管理対象外のネットワーク機器があるときに、該当するネットワーク機器を管理対象外としての前記第1トポロジ情報を履歴情報として保存する処理と、を含むことができる。
本開示では、モード2に係るネットワーク管理システムとして、モード1に係るネットワーク制御装置と、前記ネットワーク制御装置と通信可能に接続された少なくとも1つのネットワーク機器と、を備えることが可能である。
本開示では、モード3に係るネットワーク管理方法として、ネットワーク制御装置を用いて、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク管理方法であって、少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存するステップと、前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存するステップと、少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得するステップと、前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算するステップと、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定するステップと、前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定するステップと、前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定するステップと、を含むことが可能である。
本開示では、モード4に係るプログラムとして、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク制御装置に、少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理と、前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理と、少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理と、前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理と、前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理と、前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定する処理と、前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理と、を実行させることが可能である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。さらに、本願開示に示す回路図、ブロック図、内部構成図、接続図などにおいて、明示は省略するが、入力ポート及び出力ポートが各接続線の入力端及び出力端のそれぞれに存在する。入出力インタフェイスも同様である。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備え、コンピュータ装置は、通信インタフェイスを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。
[実施形態1]
実施形態1に係るネットワーク管理システムについて図面を用いて説明する。図1は、実施形態1に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。図2は、実施形態1に係るネットワーク管理システムにおけるネットワーク制御装置の構成を模式的に示したブロック図である。図3は、実施形態1に係るネットワーク管理システムにおけるネットワーク機器の構成を模式的に示したブロック図である。
ネットワーク管理システム1は、管理対象となるネットワーク機器20A、20Bを、ネットワーク制御装置10を用いて集中管理するシステムである(図1参照)。なお、図1では、ネットワーク管理システム1において2台のネットワーク機器20A、20Bが存在する場合の一例であるが、これに限定されるものではなく、ネットワーク管理システムにおいて少なくとも1台のネットワーク機器が存在すればよい。
ネットワーク制御装置10は、ネットワーク機器20A、20Bを管理する装置である(図1参照)。ネットワーク制御装置10は、例えば、物理マシン(例えば、物理サーバ)、物理マシン上で動作する仮想マシン(例えば、仮想サーバ)とすることができる。ネットワーク制御装置10は、少なくとも1台(図1では2台)のネットワーク機器を管理することができる。ネットワーク制御装置10は、ネットワーク機器20A、20Bと専用線又はネットワークを介して通信可能に接続されている。ネットワーク制御装置10は、各種データを記憶する機能を有し、プログラムを実行することにより所定の情報処理を行う機能を有する。ネットワーク制御装置10は、ネットワーク機器20A、20Bに指示を与える。ネットワーク制御装置10は、定期的にネットワーク機器20A、20Bの情報を取得し、内部に履歴情報として蓄積する。ネットワーク制御装置10は、所定のプログラムを実行することにより、仮想的な機能部として、機器管理部11と、履歴情報管理部12と、トポロジ管理部13と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ部14と、ファイル転送部15と、を実現する(図2参照)。
機器管理部11は、管理対象となるネットワーク機器(図1の20A、20B)の情報を管理する機能部である(図2参照)。機器管理部11は、ネットワーク機器20A、20Bに対してコンフィグの設定を行う。機器管理部11は、ネットワーク機器20A、20Bからの各種の情報を取得する。
履歴情報管理部12は、ネットワーク機器(図1の20A、20B)から取得した履歴情報を管理する機能部である(図2参照)。履歴情報管理部12は、取得した履歴情報を保存する。
ここで、履歴情報には、静的情報、動的情報、及び、トポロジ情報が含まれる。静的情報は、環境の変化に影響を受けない情報であり、例えば、コンフィグファイルなどが含まれる。コンフィグファイルは、コンピュータにおいて動作するプログラムや、オペレーティングシステム等の様々な設定上の条件を記述したファイルである。また、動的情報は、ネットワーク機器20A、20Bが動的に学習して生成された情報であり、例えば、MAC(Media Access Control)テーブル、ARP(Address Resolution Protocol)テーブル、ルーティングテーブルなどが含まれる。MACテーブルは、MACアドレスとLAN(Local Area Network)ポート名とを関連付けたテーブルである。ARPテーブルは、IPアドレスとMACアドレスとを関連付けたテーブルである。ルーティングテーブルは、個々のネットワークの宛先への経路を一覧にしたテーブルである。トポロジ情報は、ネットワークの物理的、論理的な形態(形状、階層など)を示す情報である。
トポロジ管理部13は、トポロジ情報を管理する機能部である(図2参照)。トポロジ管理部13は、各ネットワーク機器20A、20Bから取得した動的情報に基づいてトポロジ情報を計算する。トポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器(20A、20Bのいずれか)からのDHCPリクエスト(DHCP要求パケットともいう)を受信することにより、機器管理部11で取得した交換後のネットワーク機器(20A、20Bのいずれか)のトポロジ情報と、履歴情報管理部12に保存されているトポロジ情報と、を比較し、交換後のネットワーク機器(20A、20Bのいずれか)を特定する。
DHCPサーバ部14は、ネットワーク機器(図1の20A、20B)に対してIP(Internet Protocol)アドレスの割り当て(払い出し)を行う機能部である(図2参照)。DHCPサーバ部14は、交換後のネットワーク機器(20A、20Bのいずれか)からのDHCPリクエストを受信することにより、ネットワーク機器(20A、20Bのいずれか)に対して、IPアドレスを割り当てるためのDHCP応答メッセージを送信する。ここで、DHCPは、ネットワーク機器20A、20BにIPアドレスを自動的に割り当てるアプリケーション層プロトコルである。また、DHCPリクエストは、ネットワーク機器へのIPアドレスの割り当てを要求するためのリクエストである。さらに、「払い出す」とは、IPアドレスの動的割り当てを行う際、ネットワーク機器(20A、20Bのいずれか)にIPアドレスを割り当てることをいう。
ファイル転送部15は、ネットワーク機器(図1の20A、20B)に対してファイルを転送する機能である(図2参照)。ファイルには、コンフィグファイル、ソフトウェアファイルが含まれる。ファイル転送部15は、TFTP(Trivial File Transfer Protocol)サーバ、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバの機能を有する。
ネットワーク機器20A、20Bは、ネットワーク間を通信可能に接続する機器である(図1参照)。ネットワーク機器20A、20Bには、例えば、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、レイヤ4スイッチを用いることができる。ネットワーク機器20A、20Bは、ネットワーク制御装置10と専用線又はネットワークを介して通信可能に接続されている。ネットワーク機器20Aは、端末30Aと有線又は無線を介して通信可能に接続されている。ネットワーク機器20Bは、端末30Bと有線又は無線を介して通信可能に接続されている。ネットワーク機器20A、20Bは、各種データを記憶する機能を有し、プログラムを実行することにより所定の情報処理を行う機能を有する。ネットワーク機器20A、20Bは、コンフィグファイルに基づいてパケット転送を行う。ネットワーク機器20A、20Bは、所定のプログラムを実行することにより、仮想的な機能部として、静的情報管理部21と、動的情報管理部22と、パケット転送部23と、を実現する(図3参照)。
静的情報管理部21は、静的情報を管理する機能部である(図3参照)。静的情報管理部21は、ネットワーク制御装置(図1の10)から静的情報を取得し、自身の内部に保存する。ここで、静的情報には、コンフィグファイルなどが含まれる。
動的情報管理部22は、動的情報を管理する機能部である(図3参照)。動的情報管理部22は、動的情報を保存する。ここで、動的情報は、MACテーブル、ARPテーブル、ルーティングテーブルなどが含まれる。
パケット転送部23は、パケットを転送する機能部である(図3参照)。パケット転送部23は、動的情報に基づいて、端末(図1の30A、30B)から受信したパケットを転送する。
端末30A、30Bは、情報処理を行う端末である(図1参照)。端末30A、30Bには、例えば、パーソナルコンピュータ、ノート端末、タブレット端末、スマートフォン等を用いることができる。端末30Aは、有線又は無線を介してネットワーク機器20Aと通信可能に接続されている。端末30Bは、有線又は無線を介してネットワーク機器20Bと通信可能に接続されている。端末30A、30Bは、プログラムを実行することにより所定の情報処理を行う。
実施形態1に係るネットワーク管理システムの動作について図面を用いて説明する。図4は、実施形態1に係るネットワーク管理システムの動作を模式的に示したフローチャートである。
まず、ネットワーク機器20A、20Bの動的情報管理部22は、定期的に隣接するネットワーク機器の情報を収集する(ステップA1)。
ここで、情報の収集は、例えば、ネットワーク機器20Aが収集する場合、ネットワーク機器20Aが隣接するネットワーク機器20Bから定期的に送信されるネットワーク機器20Bの情報を含むLLDP(Link Layer Discovery Protocol)パケットを受信することにより行うことができる。ネットワーク機器20Bが収集する場合も同様に行うことができる。ここで、LLDPは、定期的に隣接するネットワーク機器の情報を収集するプロトコルである。また、収集される情報は、動的情報を生成するために必要な、隣接するネットワーク機器の情報である。例えば、ネットワーク機器20Aが収集する情報は、隣接するネットワーク機器20Bのホスト名、インタフェイス名、MACアドレス、LANポート名、IPアドレスが含まれる。情報を収集したネットワーク機器20A、20Bでは、LLDPパケットに格納されたホスト名、インタフェイス名等を、LLDPパケットを受信したインタフェイス名と関連付けて保存する。動的情報は、MIB(Management Information Base)情報ともいう。MIB情報は、通信ネットワークにおけるデバイスを管理するためのデータベースである。
次に、ネットワーク機器20A、20Bの動的情報管理部22は、取得した情報に基づいて動的情報を生成する(ステップA2)。
ここで、動的情報には、MACテーブル、ARPテーブル、ルーティングテーブルを含むことができる。動的情報は、例えば、ネットワーク機器20Aのホスト名及びインタフェイス名と、ネットワーク機器20Bのホスト名及びインタフェイス名と、を関連付けて構成することができる。ネットワーク機器20Aのホスト名及びインタフェイス名は、ネットワーク機器20A自身に記憶され、ネットワーク機器20Bのホスト名及びインタフェイス名は、ネットワーク機器20B自身に記憶されている。
次に、ネットワーク機器20A、20Bの動的情報管理部22は、生成された動的情報を、自身に保存する(ステップA3)。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、各ネットワーク機器20A、20Bから静的情報及び動的情報を取得する(ステップA4)。
ここで、静的情報及び動的情報の取得は、ネットワーク制御装置10がネットワーク機器20A、20Bに対してリクエスト(例えば、SMNP、Telnet、SSH(Secure Shell)、NETCONF(Network Configuration Protocol)等によるリクエスト)を送信し、リクエストを受信したネットワーク機器20A、20Bが自身に記憶されている静的情報及び動的情報を読み出してネットワーク制御装置10に送信し、ネットワーク制御装置10がネットワーク機器20A、20Bからの静的情報及び動的情報を受信することにより行うことができる。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、各ネットワーク機器20A、20Bから取得した静的情報及び動的情報を履歴情報として履歴情報管理部12に保存する(ステップA5)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、各ネットワーク機器20A、20Bから取得した動的情報に基づいてトポロジ情報を計算する(ステップA6)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、計算されたトポロジ情報を履歴情報管理部12に保存する(ステップA7)。
その後、ネットワーク機器20Aが故障などを契機として新しいネットワーク機器20Aに交換する(ステップA8)。以降、これまで使っていた古いネットワーク機器20Aを交換前のネットワーク機器20Aと呼び、これから使う新しいネットワーク機器20Aを交換後のネットワーク機器20Aと呼ぶ。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの静的情報管理部21は、起動するとネットワーク制御装置10に対してDHCPリクエストを送信する(ステップA9)。この時、交換後のネットワーク機器20Aの静的情報管理部21には静的情報が存在しないので、交換後のネットワーク機器20Aのパケット転送部23は、パケット転送機能を無効にする。
次に、ネットワーク制御装置10のDHCPサーバ部14は、交換後のネットワーク機器20AからのDHCPリクエストを受信すると、交換後のネットワーク機器20Aに対してIPアドレスを割り当てるためのDHCP応答メッセージを生成する(ステップA10)。
ここで、DHCP応答メッセージには、交換後のネットワーク機器20Aに対して割り当てたIPアドレス、ネットワーク制御装置10のIPアドレス、及び、ファイル転送部15の情報が含まれる。ファイル転送部15の情報には、例えば、TFTPサーバ、FTPサーバ、及び、HTTPサーバの各ファイルパスを含めることができる。
次に、ネットワーク制御装置10のDHCPサーバ部14は、生成されたDHCP応答メッセージを、交換後のネットワーク機器20Aに送信する(ステップA11)。
次に、ネットワーク機器20Aの静的情報管理部21は、ネットワーク制御装置10からのDHCP応答メッセージを受信すると、DHCP応答メッセージに含まれているファイル転送部15の情報に基づいて、要求メッセージを生成する(ステップA12)。ここで、要求メッセージは、下記の所定機能コンフィグファイルを要求するためのメッセージであり、例えば、TFTP、FTP、HTTPに基づく要求メッセージとすることができる。
次に、ネットワーク機器20Aの静的情報管理部21は、生成された要求メッセージを、ネットワーク制御装置10に送信する(ステップA13)。
次に、ネットワーク制御装置10のファイル転送部15は、ネットワーク機器20Aからの要求メッセージを受信すると、所定機能(LLDP機能、SNMP(Simple Network Management Protocol)機能、及びTelnet機能)の有効化を設定した所定機能コンフィグファイルを生成する(ステップA14)。
ここで、LLDP機能は、LLDPパケットにより定期的に隣接するネットワーク機器の情報を収集する機能である。受信したLLDPパケット内の情報をネットワーク機器の内部に保存できるように、LLDP機能の有効化を行う。SNMP機能は、ネットワークに接続されたネットワーク機器に対し、ネットワーク経由で監視、制御する機能である。Telnet機能は、端末間およびプロセス間で汎用的な双方向8ビット通信を提供する機能である。
次に、ネットワーク制御装置10のファイル転送部15は、生成された所定機能コンフィグファイルを、ネットワーク機器20Aに送信する(ステップA15)。
次に、ネットワーク機器20Aの静的情報管理部21は、ネットワーク制御装置10からの所定機能コンフィグファイルを受信すると、当該所定機能コンフィグファイルに従って、所定機能(ここではLLDP機能、SNMP機能、及びTelnet機能)の有効化を行う(ステップA16)。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、LLDP機能が有効になると、隣接するネットワーク機器20Bの情報を収集する(ステップA17)。
ここで、情報の収集は、交換後のネットワーク機器20Aが隣接するネットワーク機器20Bから定期的に送信されるネットワーク機器20Bの情報を含むLLDPパケットを受信することにより行うことができる。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、取得した情報に基づいて動的情報を生成する(ステップA18)。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、生成された動的情報を、動的情報管理部22に保存する(ステップA19)。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、ファイル転送部15で所定機能コンフィグファイルが送信されると、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20Bから動的情報を取得する(ステップA20)。
ここで、動的情報の取得は、ネットワーク制御装置10が交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20Bに対してSNMPリクエストを送信し、SNMPリクエストを受信した交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20Bが自身に記憶されている動的情報を読み出してネットワーク制御装置10に送信し、ネットワーク制御装置10がネットワーク機器20A、20Bからの動的情報を受信することにより行うことができる。なお、この段階では、交換後のネットワーク機器20Aには静的情報が設定されていない。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20Bから取得した動的情報に基づいて、交換後のネットワーク機器20Aとネットワーク機器20Bとが隣接していることを検出する(ステップA21)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20Bから取得した動的情報に基づいてトポロジ情報を計算する(ステップA22)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20Bの動的情報に基づいて計算されたトポロジ情報と、履歴情報内のトポロジ情報と、を比較することにより、起動してきたネットワーク機器が交換後のネットワーク機器20Aであることを特定する(ステップA23)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、Telnetを使用して、特定された交換後のネットワーク機器20Aに、履歴情報管理部12に保存されている交換前のネットワーク機器20Aに設定されていた静的情報(コンフィグファイルなど)を設定する(ステップA24)。
次に、交換後のネットワーク機器20Aのパケット転送部23は、静的情報の設定が完了すると、パケット転送の機能を有効にして、端末30Aから受信したパケットの転送を開始する(ステップA25)。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、交換後のネットワーク機器20Aでパケット転送が開始されて運用状態になると、ネットワーク機器20Aから静的情報及び動的情報を取得する(ステップA26)。
ここで、静的情報及び動的情報の取得は、ネットワーク制御装置10がネットワーク機器20Aに対してリクエスト(例えば、SMNP、Telnet、SSH(Secure Shell)、NETCONF(Network Configuration Protocol)等によるリクエスト)を送信し、リクエストを受信したネットワーク機器20Aが自身に記憶されている静的情報及び動的情報を読み出してネットワーク制御装置10に送信し、ネットワーク制御装置10がネットワーク機器20Aからの静的情報及び動的情報を受信することにより行うことができる。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、交換後のネットワーク機器20Aから取得した静的情報及び動的情報と、履歴情報内に保存されている交換前のネットワーク機器20Aの静的情報及び動的情報と、を比較することにより、ネットワークの正常性(ネットワークの状態が復旧したか否か)を判定する(ステップA27)。
ここで、正常性の判定では、交換後のネットワーク機器20Aから取得した静的情報及び動的情報と、履歴情報管理部12に保存されている過去の静的情報及び動的情報と、の差分が、予め指定されている閾値を超えているか否かを判定する。閾値以下であれば正常と判定し、閾値を超えていれば異常と判定する。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、正常性の判定結果を出力(表示、音声出力、送信等)し(ステップA28)、その後、終了する。
実施形態1によれば、ネットワーク制御装置10によって、交換後のネットワーク機器20Aの特定から、正常性の判定までを自動で行うことで、障害発生時にネットワーク機器20Aの交換と交換後の正常性の確認を容易に行えるようになり、確認作業を少ない労力で行うことに貢献することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係るネットワーク制御システムについて図面を用いて説明する。図5は、実施形態2に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
実施形態2は、実施形態1の変形例であり、ネットワーク機器20Aを交換した後に接続を誤ってループ構成にしていた場合の例である。例えば、図5のようにネットワーク機器20Aがネットワーク機器20Cに接続され、かつ、ネットワーク機器20Cがネットワーク機器20Bに接続され、かつ、ネットワーク機器20Cがネットワーク制御装置10に接続され、ネットワーク機器20A~20C間でループ構成を有する場合である。その他の構成は実施形態1と同様である。
次に、実施形態2に係るネットワーク管理システムの動作について図面を用いて説明する。図6は、実施形態2に係るネットワーク管理システムの動作を模式的に示したフローチャートである。
実施形態2に係るネットワーク制御システムの動作については、開始からネットワーク機器20Aが所定機能を有効化するまでの動作は実施形態1の動作(図4のステップA1~A16)と同様である。なお、交換されないネットワーク機器20Cは、交換されないネットワーク機器20Bと同様な動作を行う。また、図4のステップA4に相当する静的情報及び動的情報の取得では、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、各ネットワーク機器20A、20B、20Cから静的情報及び動的情報を取得する。
次に、ネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、LLDP機能が有効になると、隣接しているネットワーク機器20B、20Cの情報を収集する(ステップB1)。
ここで、情報の収集は、交換後のネットワーク機器20Aが隣接するネットワーク機器20B、20Cのそれぞれから、定期的に送信されるネットワーク機器20B、20Cの情報を含むLLDPパケットを受信することにより行うことができる。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、取得した情報に基づいて動的情報を生成する(ステップB2)。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、生成された動的情報を、動的情報管理部22に保存する(ステップB3)。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、ファイル転送部15で所定機能コンフィグファイルが送信されると、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20B、20Cから動的情報を取得する(ステップB4)。
ここで、動的情報の取得は、ネットワーク制御装置10が交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20B、20Cに対してSNMPリクエストを送信し、SNMPリクエストを受信した交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20B、20Cが自身に記憶されている動的情報を読み出してネットワーク制御装置10に送信し、ネットワーク制御装置10がネットワーク機器20A、20B、20Cからの動的情報を受信することにより行うことができる。なお、この段階では、交換後のネットワーク機器20Aには静的情報が設定されていない。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20B、20Cから取得した動的情報に基づいて、交換後のネットワーク機器20Aとネットワーク機器20B、20Cとが隣接していることを検出する(ステップB5)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20B、20Cから取得した動的情報に基づいてトポロジ情報を計算する(ステップB6)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20A、及び、ネットワーク機器20B、20Cの動的情報に基づいて計算されたトポロジ情報と、履歴情報内のトポロジ情報と、を比較することにより、起動してきたネットワーク機器が交換後のネットワーク機器20Aであることを特定する(ステップB7)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、トポロジ情報の比較結果と、履歴情報管理部12に保存されている交換前のネットワーク機器20Aに設定されていた静的情報(コンフィグファイルなど;ネットワーク機器20Aに適用予定の静的情報)の内容と、に基づいて、ネットワーク構成がループしていることを検出する(ステップB8)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、ネットワーク構成がループしていることを検出すると、交換後のネットワーク機器20Aに対して静的情報の設定は行わずに、アラームを出力(表示、音声出力、送信等)し(ステップB9)、その後、終了する。
実施形態2によれば、ネットワーク制御装置10によって、交換後のネットワーク機器20Aの特定から、ネットワーク構成がループしていることの検出までを自動で行うことで、障害発生時にネットワーク機器20Aの交換と交換後のネットワーク構成のループの確認を容易に行えるようになり、確認作業を少ない労力で行うことに貢献することができる。特に、ネットワーク機器20Aのパケット転送部23がネットワーク制御装置10からの静的情報の設定を行わず、パケット転送機能を有効化にしないことで、パケットのループが発生することを防ぐことができる。
[実施形態3]
実施形態3に係るネットワーク制御システムについて図面を用いて説明する。図7は、実施形態3に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
実施形態3は、実施形態1の変形例であり、ネットワーク機器20Aがネットワーク制御装置10の管理対象であるが、当該ネットワーク機器20Aに隣接して接続されているネットワーク機器20Bがネットワーク制御装置10の管理対象外である場合の例である。例えば、図7のようにネットワーク機器20Aがネットワーク制御装置10に接続され、かつ、ネットワーク機器20Bがネットワーク制御装置10に接続されていない場合である。その他の構成は実施形態1と同様である。
次に、実施形態3に係るネットワーク管理システムの動作について図面を用いて説明する。図8は、実施形態3に係るネットワーク管理システムの動作を模式的に示したフローチャートである。
実施形態3に係るネットワーク制御システムの動作については、開始から生成された動的情報をネットワーク機器20A、20B自身に保存するまでの動作は実施形態1の動作(図4のステップA1~A3)と同様である。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、ネットワーク機器20Aから静的情報及び動的情報を取得する(ステップC1)。なお、ネットワーク機器20Bはネットワーク制御装置10に接続されていないので、ネットワーク制御装置10はネットワーク機器20Bから静的情報及び動的情報を取得しない。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、ネットワーク機器20Aから取得した静的情報及び動的情報を履歴情報として履歴情報管理部12に保存する(ステップC2)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、ネットワーク機器20Aから取得した動的情報に基づいてトポロジ情報を計算する(ステップC3)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、計算されたトポロジ情報に基づいて、ネットワーク機器20Bがネットワーク制御装置10の管理対象外であることを検出する(ステップC4)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、ネットワーク制御装置10の管理対象外であると検出されたネットワーク機器20Bを管理対象外機器とする情報を含めてトポロジ情報を保存する(ステップC5)。
その後、ネットワーク機器20Aの交換から、ネットワーク機器20Aが所定機能を有効化するまでの動作は実施形態1の動作(図4のステップA8~A16)と同様である。
次に、ネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、LLDP機能が有効になると、隣接しているネットワーク機器20Bの情報を収集する(ステップD1)。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、取得した情報に基づいて動的情報を生成する(ステップD2)。
次に、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報管理部22は、生成された動的情報を、動的情報管理部22に保存する(ステップD3)。
次に、ネットワーク制御装置10の機器管理部11は、ファイル転送部15で所定機能コンフィグファイルが送信されると、交換後のネットワーク機器20Aから動的情報を取得する(ステップD4)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、取得した動的情報に基づいて、交換後のネットワーク機器20Aとネットワーク機器20Bとが隣接していることを検出する(ステップD5)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20Aから取得した動的情報に基づいてトポロジ情報を計算する(ステップD6)。
次に、ネットワーク制御装置10のトポロジ管理部13は、交換後のネットワーク機器20Aの動的情報に基づいて計算されたトポロジ情報と、履歴情報内のトポロジ情報と、を比較することにより、起動してきたネットワーク機器が交換後のネットワーク機器20Aであることを特定する(ステップD7)。なお、ステップD7においてネットワーク機器20Bはネットワーク制御装置10の管理対象外であるが、起動してきたネットワーク機器の特定においては問題ない。
その後、静的情報の設定から判定結果の出力までの動作は実施形態1の動作(図4のステップA24~A28)と同様である。
実施形態3によれば、ネットワーク制御装置10の管理対象外のネットワーク機器20Bがあったとしても、ネットワーク制御装置10によって、交換後のネットワーク機器20Aの特定から、正常性の判定までを自動で行うことで、障害発生時にネットワーク機器20Aの交換と交換後の正常性の確認を容易に行えるようになり、確認作業を少ない労力で行うことに貢献することができる。
[実施形態4]
実施形態4に係るネットワーク管路システムについて図面を用いて説明する。図9は、実施形態4に係るネットワーク管理システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
ネットワーク管理システム1は、ネットワーク制御装置10と、少なくとも1つのネットワーク機器20と、を有する(図9参照)。
ネットワーク制御装置10は、少なくとも1つのネットワーク機器20を管理する装置である。ネットワーク制御装置10は、少なくとも1つのネットワーク機器20から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理を行う。ネットワーク制御装置10は、第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理を行う。ネットワーク制御装置10は、少なくともネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理を行う。ネットワーク制御装置10は、第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理を行う。ネットワーク制御装置10は、第1トポロジ情報と第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理を行う。ネットワーク制御装置10は、履歴情報として保存された静的情報を新たなネットワーク機器に設定する処理を行う。ネットワーク制御装置10は、新たなネットワーク機器に設定された静的情報及び第2動的情報と、履歴情報として保存された静的情報及び第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理を行う。
ネットワーク機器20は、静的情報に基づいてパケット転送を行う
実施形態4によれば、新たなネットワーク機器に設定された静的情報及び第2動的情報と、履歴情報として保存された静的情報及び第1動的情報と、を比較してネットワークの正常性を判定しているので、集中管理型ネットワークにおける障害の復旧と正常性確認を容易にすることに貢献することができる。
なお、実施形態1-4に係るネットワーク制御装置は、いわゆるハードウェア資源(情報処理装置、コンピュータ)により構成することができ、図10に例示する構成を備えたものを用いることができる。例えば、ハードウェア資源100は、内部バス104により相互に接続される、プロセッサ101、メモリ102、ネットワークインタフェイス103等を備える。
なお、図10に示す構成は、ハードウェア資源100のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。ハードウェア資源100は、図示しないハードウェア(例えば、入出力インタフェイス)を含んでもよい。あるいは、装置に含まれるプロセッサ101等のユニットの数も図10の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ101がハードウェア資源100に含まれていてもよい。プロセッサ101には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)等を用いることができる。
メモリ102には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。
ネットワークインタフェイス103には、例えば、LAN(Local Area Network)カード、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェイスカード等を用いることができる。
ハードウェア資源100の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェアにおいてソフトウェアが実行されることによって実現できればよい。
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
本発明では、前記第1の視点に係るネットワーク制御装置の形態が可能である。
[付記2]
前記第2動的情報を取得する処理の前に、前記新たなネットワーク機器からのリクエストに応じて、前記新たなネットワーク機器にアドレスを割り振る処理を行う、
付記1記載のネットワーク制御装置。
[付記3]
前記新たなネットワーク機器にアドレスを割り振る際、前記新たなネットワーク機器のパケット転送機能が無効である、
付記2記載のネットワーク制御装置。
[付記4]
前記新たなネットワーク機器からのリクエストに応じて、前記新たなネットワーク機器に所定機能の有効化を設定する処理を行い、
前記第2動的情報を取得する処理は、前記所定機能の有効化の設定が行われた後に行われる、
付記1乃至3のいずれか一に記載のネットワーク制御装置。
[付記5]
前記第2動的情報を取得する処理の後、取得した前記第2動的情報に基づいて、前記新たなネットワーク機器と他のネットワーク機器とが隣接していることを検出する処理を行う、
付記1乃至4のいずれか一に記載のネットワーク制御装置。
[付記6]
前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報との比較結果と、前記履歴情報として保存された前記静的情報の内容と、に基づいて、ネットワーク構成がループしているか否かを判定する処理と、
前記ネットワーク構成がループしているときに、前記新たなネットワーク機器に対して前記静的情報の設定を行わずに、アラームを出力する処理と、
を行う、
付記1乃至5のいずれか一に記載のネットワーク制御装置。
[付記7]
前記第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理では、
前記第1トポロジ情報に基づいて、管理対象外のネットワーク機器があるか否かを判定する処理と、
前記管理対象外のネットワーク機器があるときに、該当するネットワーク機器を管理対象外としての前記第1トポロジ情報を履歴情報として保存する処理と、
を含む、
付記1記載のネットワーク制御装置。
[付記8]
本発明では、前記第2の視点に係るネットワーク管理システムの形態が可能である。
[付記9]
本発明では、前記第3の視点に係るネットワーク管理方法の形態が可能である。
[付記10]
本発明では、前記第4の視点に係るプログラムの形態が可能である。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1 ネットワーク管理システム
10 ネットワーク制御装置
11 機器管理部
12 履歴情報管理部
13 トポロジ管理部
14 DHCPサーバ部
15 ファイル転送部
20、20A、20B、20C ネットワーク機器
21 静的情報管理部
22 動的情報管理部
23 パケット転送部
30A、30B 端末
100 ハードウェア資源
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ネットワークインタフェイス
104 内部バス

Claims (10)

  1. 静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク管理装置であって、
    プログラムを格納するように構成されたメモリと、
    前記プログラムを実行することにより所定の処理を行うように構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記ネットワーク管理装置は、前記ネットワーク機器と通信可能に接続され、
    前記プロセッサは、前記所定の処理として、
    少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理と、
    前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理と、
    少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理と、
    前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理と、
    前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理と、
    前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定する処理と、
    前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理と、
    を行うように構成されている
    ネットワーク管理装置。
  2. 前記プロセッサは、前記所定の処理として、前記第2動的情報を取得する処理の前に、前記新たなネットワーク機器からのリクエストに応じて、前記新たなネットワーク機器にアドレスを割り振る処理を行うように構成されている
    請求項1記載のネットワーク管理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記所定の処理として、前記新たなネットワーク機器にアドレスを割り振る際、前記新たなネットワーク機器のパケット転送機能無効にする処理を行うように構成されている
    請求項2記載のネットワーク管理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記所定の処理として、前記新たなネットワーク機器からのリクエストに応じて、前記新たなネットワーク機器に所定機能の有効化を設定する処理を行うように構成され
    前記第2動的情報を取得する処理は、前記所定機能の有効化の設定が行われた後に行われる、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載のネットワーク管理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記所定の処理として、前記第2動的情報を取得する処理の後、取得した前記第2動的情報に基づいて、前記新たなネットワーク機器と他のネットワーク機器とが隣接していることを検出する処理を行うように構成されている
    請求項1乃至4のいずれか一に記載のネットワーク管理装置。
  6. 前記プロセッサは、前記所定の処理として、
    前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報との比較結果と、前記履歴情報として保存された前記静的情報の内容と、に基づいて、ネットワーク構成がループしているか否かを判定する処理と、
    前記ネットワーク構成がループしているときに、前記新たなネットワーク機器に対して前記静的情報の設定を行わずに、アラームを出力する処理と、
    を行うように構成されている
    請求項1乃至5のいずれか一に記載のネットワーク管理装置。
  7. 前記プロセッサは、前記第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理で、
    前記第1トポロジ情報に基づいて、管理対象外のネットワーク機器があるか否かを判定する処理と、
    前記管理対象外のネットワーク機器があるときに、該当するネットワーク機器を管理対象外としての前記第1トポロジ情報を履歴情報として保存する処理と、
    行うように構成されている
    請求項1記載のネットワーク管理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一に記載のネットワーク管理装置と、
    前記ネットワーク管理装置と通信可能に接続された少なくとも1つのネットワーク機器と、
    を備える、
    ネットワーク管理システム。
  9. ネットワーク管理装置を用いて、静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク管理方法であって、
    少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存するステップと、
    前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存するステップと、
    少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得するステップと、
    前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算するステップと、
    前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定するステップと、
    前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定するステップと、
    前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定するステップと、
    を含む、
    ネットワーク管理方法。
  10. 静的情報に基づいてパケット転送を行う少なくとも1つのネットワーク機器を管理するネットワーク管理装置に、
    少なくとも1つの前記ネットワーク機器から静的情報及び第1動的情報を取得して履歴情報として保存する処理と、
    前記第1動的情報に基づいて第1トポロジ情報を計算して履歴情報として保存する処理と、
    少なくとも前記ネットワーク機器から交換された新たなネットワーク機器から第2動的情報を取得する処理と、
    前記第2動的情報に基づいて第2トポロジ情報を計算する処理と、
    前記第1トポロジ情報と前記第2トポロジ情報とを比較することにより、起動してきたネットワーク機器が前記新たなネットワーク機器であることを特定する処理と、
    前記履歴情報として保存された前記静的情報を前記新たなネットワーク機器に設定する処理と、
    前記新たなネットワーク機器に設定された前記静的情報及び前記第2動的情報と、前記履歴情報として保存された前記静的情報及び前記第1動的情報と、を比較することで、ネットワークの正常性を判定する処理と、
    を実行させる、
    プログラム。
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