JP5617304B2 - スイッチング装置、情報処理装置および障害通知制御プログラム - Google Patents

スイッチング装置、情報処理装置および障害通知制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、スイッチング装置、情報処理装置および障害通知制御プログラムに関する。
従来、スイッチやファイバチャネルスイッチ(FCスイッチ)等のネットワーク機器を有するネットワークシステムを監視し管理する手法として、SNMP(Simple Network Management Protocol)が利用されている。
SNMPによる監視手法は、監視対象機器からMIB(Management Information Base)情報を収集して監視対象機器の状態を判断するSNMPマネージャと、SNMPマネージャにMIB情報を送信するSNMPエージェントとを有して形成される。SNMPマネージャは、例えば10台から100台規模のSNMPエージェントからMIB情報を収集し、収集したMIB情報に基づいて障害を検知する。
例えば、SNMPマネージャを有する管理装置(以下、管理装置という)は、SNMPエージェントを有し監視対象であるネットワーク機器(以下、監視対象機器という)各々のMIB定義ファイルを記憶する。また、SNMPエージェントを有するネットワーク機器は、監視対象のオブジェクトを識別する「OID」と、監視対象のオブジェクトの状態を示す「状態情報」とを対応付けた「MIB情報」を格納するMIB情報格納領域を有する。なお、MIB定義ファイルもMIB情報と同様の情報を有する。
このような状態において、管理装置は、監視対象機器からMIB情報として、例えば「OID」などの情報を受信した場合に、受信したOIDに基づいて自装置が記憶するMIB定義ファイルから「状態情報」を特定する。つまり、管理装置は、監視対象機器から受信したMIB情報によって、機器の状態を特定している。したがって、管理装置のMIB定義ファイルで管理されるMIB情報と、監視対象機器のMIBで管理されるMIB情報とが一致している必要がある。
例えば、ファームウェアのバージョンによってMIB情報が異なる例について説明する。例えば、ファームウェアのバージョンアップ前(バージョン=6.3.0a)のMIB情報では、「OID、状態情報」として「1.3.x.x.x.1、ON」、「1.3.x.x.x.2、OFF」、「1.3.x.x.x.3、restart」などを有するMIBツリーが記憶される。また、ファームウェアのバージョンアップ後(バージョン=6.3.0b)のMIB情報では、「OID、状態情報」として「1.3.x.x.x.1、ON」、「1.3.x.x.x.2、restart」、「1.3.x.x.x.3、OFF」などを有するMIBツリーが記憶される。
これらを比較すると、「OID=1.3.x.x.x.2」と「OID=1.3.x.x.x.3」の示す値が異なることがわかる。この場合に、例えば、管理装置がバージョンアップ前のMIB情報を記憶し、監視対象機器がバージョンアップ後のMIB情報を記憶していた場合に、監視対象機器が「OID報=1.3.x.x.x.2」を管理装置に送信する。この場合、監視装置は、「OID=1.3.x.x.x.2」によって「機器状態=restart」を特定するが、監視対象機器は、「OID=1.3.x.x.x.2」に対応する「機器状態=OFF」の状態である。つまり、監視装置は、監視対象機器の状態を誤って特定することとなる。
このように、監視対象機器が管理するMIB情報は、管理対象機器が有するファームウェアのバージョンによって変更されるため、ファームウェアのバージョンアップに伴って、管理装置が記憶するMIB定義ファイルの更新も実行される。
特開2001−333072号公報 特開平11−68745号公報
しかしながら、従来の技術では、SNMPエージェントが保持しているMIB情報とSNMPマネージャ側が保持しているMIB情報とは、それぞれで管理されているため、SNMPエージェント側とSNMPマネージャ側とで更新状況が異なる場合がある。すなわち、ネットワーク機器を管理する管理側と管理対象となる機器側との間で、障害の検出等に共通して利用されるネットワーク機器の管理情報が不一致となる。このように、SNMPエージェント側とSNMPマネージャ側との間で管理される管理情報の更新状況が異なる場合に、SNMPによる監視および管理を正確に実施することができないという課題があった。
例えば、上述したように、ファームアップなどによってSNMPエージェント側のMIB情報が変更された場合に、遅滞無く、SNMPマネージャ側のMIB情報を変更する必要がある。そして、SNMPマネージャのMIB情報を更新する場合には、SNMPマネージャを停止する、言い換えると、SNMPによる監視管理システムを停止する必要がある。
一方で、SNMPマネージャは、大規模であれば100台以上になるSNMPエージェントを管理対象としているため、システム停止を行うとシステム全体の運用に支障をきたす。このため、SNMPマネージャのMIB情報については、スケジューリングを行い、システム運用にきたさないタイミングで更新することとなる。
したがって、SNMPエージェント側のMIB情報が変更されたにも関わらず、SNMPマネージャ側のMIB情報が変更されていない状態が発生し、この間は、SNMPエージェント側とSNMPマネージャ側のMIB情報が異なる。この結果、SNMPによる監視および管理を正確に実施することができない事象が発生する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、SNMPエージェント側とSNMPマネージャ側との間で管理される管理情報の更新状況が異なる場合でも、SNMPによる監視および管理を正確に実施することが可能であるスイッチング装置、情報処理装置および障害通知制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示するスイッチング装置は、一つの態様において、更新された管理情報を示す更新後管理情報と更新される前の管理情報を示す更新前管理情報とを記憶する管理情報記憶部と、障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された情報に基づいて、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定部と、障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された管理情報に基づいて、障害情報を前記管理装置に送信する情報送信部とを有する。
本願の開示するスイッチング装置、情報処理装置および障害通知制御プログラムの一つの態様によれば、SNMPエージェント側とSNMPマネージャ側との間で管理される管理情報の更新状況が異なる場合でも、SNMPによる監視および管理を正確に実施することが可能であるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るFCスイッチを含むシステムの全体構成を示す図である。 図2は、実施例1に係るFCスイッチの構成を示すブロック図である。 図3は、MIB蓄積DBに旧MIB情報として記憶される情報の例を示す図である。 図4は、MIB蓄積DBに新MIB情報として記憶される情報の例を示す図である。 図5は、MIBログDBに記憶される情報の例を示す図である。 図6は、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB通知処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施例1に係るFCスイッチにおける優先MIB更新処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施例2に係るカスケード接続されたFCスイッチの例を示す図である。 図10は、実施例2に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、実施例3に係るカスケード接続されたFCスイッチの例を示す図である。 図12は、実施例4に係るカスケード接続されたFCスイッチの例を示す図である。 図13は、実施例4に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、実施例4に係るFCスイッチにおけるMIB通知処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、実施例4に係るFCスイッチにおける優先MIB更新処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、障害通知プログラムを実行するコンピュータの例を示す図である。
以下に、本願の開示するスイッチング装置、情報処理装置および障害通知制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
実施例1では、本願の開示するスイッチング装置をFC(Fibre Channel)スイッチに適した例について説明する。ここでは、FCスイッチを含む全体構成、FCスイッチの構成、FCによる処理の流れ、実施例1による効果を順に説明する。なお、本実施例では、管理情報としてMIB情報を用いた例を説明するが、これに限定されるものではなく、ネットワーク機器等を管理できる機器管理情報であれば、どのような情報でも適用できる。
[全体構成]
図1は、実施例1に係るFCスイッチを含むシステムの全体構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、管理装置1とサーバ5とサーバ6とFCスイッチ10とストレージ50とを有するシステムであり、いわゆるSAN(Storage Area Network)を形成する。ストレージ50は、複数のディスクを有し、サーバ5やサーバ6が利用するデータを記憶する記憶装置である。なお、図1に示した各装置の台数等は、あくまで例示であり、これに限定されるものではない。
管理装置1は、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャの機能を有するパーソナルコンピュータやサーバであり、サーバ5、サーバ6、FCスイッチ10のそれぞれとLAN(Local Area Network)等のネットワークで接続される。また、管理装置1は、SNMPエージェントごとに、MIB情報を記憶するMIB定義ファイルを有し、障害監視対象装置で発生した障害を管理する。そして、管理装置1は、SNMPエージェントからMIB情報を受信して、送信元のSNMPエージェントを有する機器の状態や障害を検出して管理する。
サーバ5とサーバ6は、ファイバーチャネルで接続されるFCスイッチ10を介してストレージ50と接続され、ストレージ50に対してデータの書き込みやストレージ50からデータの読出しを実行するサーバである。
FCスイッチ10は、SNMPエージェント機能を有するスイッチング装置であり、SNMPによるTrap制御等によって、SNMPマネージャの管理装置1に対してMIB情報を送信する。例えば、FCスイッチ10は、管理者等によって予め指定されたイベントが発生した場合や、送受信パケット数、エラーパケット数、CPU(Central Processing Unit)使用率などが閾値を超過した場合に、該当するMIB情報を管理装置1に送信する。また、FCスイッチ10は、サーバ5、サーバ6、ストレージ50のそれぞれとファイバーチャネルで接続され、管理装置1とLANで接続される。そして、FCスイッチ10は、サーバ5やサーバ6からストレージ50に対するアクセスや他のサーバ等へのアクセスを受け付けた場合に、自装置が有するルーティング情報にしたがってアクセスを制御する。
このFCスイッチ10は、更新されたMIBを示す更新後MIBと更新される前のMIBを示す更新前MIBとを記憶する。そして、FCスイッチ10は、障害を管理する管理装置1が記憶するMIBに関する情報を取得し、取得されたMIBに関する情報に基づいて、自装置に記憶されるMIBのうち管理装置1が記憶するMIBを特定する。言い換えると、FCスイッチ10は、管理装置1が記憶するMIBを特定する情報を取得て、自装置に記憶されるMIBのうち管理装置1が記憶するMIBを特定する。その後、FCスイッチ10は、障害を検知した場合に、特定されるMIBに基づくMIB情報を用いて当該障害の情報を管理装置1に送信する。
このように、FCスイッチ10は、管理装置1がMIB定義ファイルで管理するMIB情報にあわせたMIBを用いて、障害情報を送信することができる。この結果、SNMPエージェント側とSNMPマネージャ側との間で管理されるMIB情報の更新状況が異なる場合でも、SNMPによる監視および管理を正確に実施することが可能である。
[FCスイッチの構成]
次に、図2を用いて、図1に示したFCスイッチ10の構成を説明する。図2は、実施例1に係るFCスイッチの構成を示すブロック図である。図2に示すように、FCスイッチ10は、LANポート11と、FCポート12a〜12nと、制御回路13と、メモリ14と、記憶部15と、制御部20とを有する。
LANポート11は、LANケーブルを接続する通信インタフェースであり、管理装置1のようにLAN等のネットワークに接続される装置との通信を制御する。例えば、LANポート11は、管理装置1からMIBバージョン情報等を受信し、また、管理装置1に対してMIB情報を送信する。
FCポート12a〜12nは、ファイバチャネル(FC)を接続する通信インタフェースであり、サーバ5やサーバ6のようにFCに接続される装置との通信を制御する。例えば、FCポート12a〜12nは、サーバ5やサーバ6からストレージ50へのデータ書き込み要求やデータ読出し要求を受信し、また、各要求に対する応答を送信元のサーバに送信する。なお、FCポート12aは、サーバ5に接続されるなど接続形態やポートの数は、システムの特性や管理形態によって任意に設定変更することができる。
制御回路13は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの集積回路であり、FCポート12a〜12nのルーティングを制御する。例えば、制御回路13は、後述するスイッチング制御部21によって生成されたルーティング情報に基づいて、FCポートで受信されたデータを宛先に送信する。具体的には、制御回路13は、FCポート12aから受信したデータをFCポート12fに送信し、また、FCポート12gから受信したデータをFCポート12eに送信する。なお、制御回路13は、スイッチング制御部21によってメモリ14に格納されたルーティング情報を参照してルーティング制御してもよく、また、スイッチング制御部21の指示によってルーティング情報を回路に反映させてルーティング制御してもよい。
メモリ14は、FCポート12a〜12nに関するルーティング情報やLANポート11に関するルーティング情報などを記憶するRAM(Random Access Memory)などの記憶装置である。なお、メモリ14が記憶する各ルーティング情報は、後述するスイッチング制御部21によって生成されて格納される。
記憶部15は、制御部20による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する半導体メモリ素子、ハードディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)などの記憶装置であり、例えば、MIB蓄積DB16とMIBログDB17とを有する。なお、記憶部15が記憶する各種プログラム等は、制御部20の実行によって、メモリ14上に読み出される。
MIB蓄積DB16は、制御部20が有する各制御部やSNMPエージェントのバージョンアップによって更新される前のMIBを示す旧MIB情報16aと、更新されたMIBを示す新MIB情報16bとを記憶する。なお、ここでは、2世代のバージョンを記憶する例を示したが、これに限定されるものではなく、任意の世代数を記憶することもできる。
例えば、MIB蓄積DB16は、図3に示すように、「バージョン=6.3.0a」のMIB情報として、監視対象のオブジェクトを識別する「OID」と監視対象のオブジェクトの状態を示す「状態情報」と対応付けた旧MIB情報16aを記憶する。具体的には、MIB蓄積DB16は、旧MIB情報16aとして、「OID、状態情報」を「1.3.x.x.x.x.1、ON」、「1.3.x.x.x.x.2、OFF」、「1.3.x.x.x.x.3、restart」などと記憶する。なお、図3は、MIB蓄積DBに旧MIB情報として記憶される情報の例を示す図である。
また、新MIB情報16bは、図4に示すように、「バージョン=6.3.0b」のMIB情報として、旧MIB情報16aと同様に、「OID」と「状態情報」とを対応付けた新MIB情報16bを記憶する。具体的には、MIB蓄積DB16は、新MIB情報16bとして、「OID、状態情報」を「1.3.x.x.x.x.1、ON」、「1.3.x.x.x.x.2、restart」、「1.3.x.x.x.x.3、OFF」などとを記憶する。なお、図4は、MIB蓄積DBに新MIB情報として記憶される情報の例を示す図である。
また、MIB蓄積DB16に記憶される旧MIB情報16aや新MIB情報16bは、制御部20が有する各制御部やSNMPエージェントのバージョンアップによって自動的に更新されてもよく、管理者等によって手動で更新されてもよい。また、制御部20が有する各制御部がファームウェアで実現される場合には、ファームウェアのバージョンアップに伴って、自動的にアップロードされようにすることもできる。
MIBログDB17は、管理装置1に送信されたMIB情報と、管理装置1にMIB情報が送信された時点でのFCスイッチの実際の状態とを対応付けたログを記憶する。例えば、MIBログDB17は、図5に示すように、「日時、送信時の状態、送信時のOID値、最新バージョンのOID」として「2009/12/12 10:00:12、OFF、1.3.x.x.x.x.2、1.3.x.x.x.x.3」や「2010/12/12 10:10:12、restart、1.3.x.x.x.x.2、1.3.x.x.x.x.2」などを記憶する。ここで記憶される情報は、後述するMIBログ生成部25によって格納される。なお、図5は、MIBログDBに記憶される情報の例を示す図である。
ここで記憶される「日時」は、後述するSNMPエージェント制御部24によってMIB情報が送信された日時を示す。「送信時の状態」は、SNMPエージェント制御部24によってOIDが送信された時点でもFCスイッチの実際の状態を示す値である。「送信時のOID」は、SNMPエージェント制御部24におけるTrap処理によってMIB情報として送信されたOIDの値を示す。「最新バージョンのOID」は、SNMPエージェント制御部24によってOIDが送信された時点で、MIB蓄積DB16に記憶される新MIB情報16bにおいて、「送信時の状態」を特定するOIDの値である。
つまり、図5の「2009/12/12 10:00:12、OFF、1.3.x.x.x.x.2、1.3.x.x.x.x.3」は、「送信時のOID値」と「最新バージョンのOID」とが一致していないことから、最新バージョンのMIBを用いて、障害通知がされていないことがわかる。また、図5の「2010/12/12 10:10:12、restart、1.3.x.x.x.x.2、1.3.x.x.x.x.2」は、「送信時のOID値」と「最新バージョンのOID」とが一致していることから、最新バージョンのMIBを用いた障害通知が実行されたことがわかる。
制御部20は、例えば、CPUやMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。この制御部20は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有する。さらに、制御部20は、スイッチング制御部21とMIBバージョン受信部22と優先MIB特定部23とSNMPエージェント制御部24とMIBログ生成部25とを有し、これらによって各種処理を実行する。
また、制御部20は、制御部20または制御部20が有する各制御部がバージョンアップされた場合に、MIB情報をアップロードする。例えば、制御部20は、バージョンアップが実行された場合に、MIB蓄積DB16に記憶される新MIB情報16bのデータを旧MIB情報16aに変更するとともに、バージョンアップに伴う新たなMIB情報を新たな新MIB情報16bとして格納する。
制御部20の各制御部の説明に戻り、スイッチング制御部21は、FCポート12a〜12nに関するルーティング情報やLANポート11に関するルーティング情報を生成してメモリ14等に格納する。例えば、スイッチング制御部21は、管理者等によって設定されたLANポート11やFCポートの接続状況や各ポートを介して受信したパケットのヘッダ情報等に基づいて、各ルーティング情報を生成してメモリ14に格納する。また、スイッチング制御部21は、生成したFCポート12a〜12nに関するルーティング情報を制御回路13内部の回路に反映し、制御回路13自体にルーティング情報を設定することもできる。
MIBバージョン受信部22は、管理装置1が記憶するMIBに関する情報を取得し、取得されたMIBに関する情報に基づいて、MIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報のうち管理装置1が記憶するMIB情報を特定する。例えば、MIBバージョン受信部22は、制御部20または制御部20が有する各制御部がバージョンアップに伴って、MIB蓄積DB16が更新された場合に、管理装置1が記憶するFCスイッチ10のMIBのバージョン情報を管理装置1から取得する。そして、MIBバージョン受信部22は、取得したバージョン情報を優先MIB特定部23に出力する。
具体的に例を挙げて説明すると、MIBバージョン受信部22は、MIB蓄積DB16の旧MIB情報16aと新MIB情報16bとが更新された場合に、管理装置1に対してMIBのバージョン情報の提供要求を送信する。その後、MIBバージョン受信部22は、管理装置1が管理するFCスイッチ10のMIBのバージョン情報として「6.3.0a」を受信した場合、「6.3.0a」を優先MIB特定部23に出力する。
また、MIBバージョン受信部22が管理装置1の記憶するMIBのバージョン情報を取得する契機は、制御部20等がバージョンアップされてMIB蓄積DB16が更新された場合に限られるものではない。例えば、管理装置1が自装置のMIBが更新された場合、更新された新たなMIBのバージョン情報を送信してきてもよい。この場合でも、MIBバージョン受信部22は、取得したバージョン情報を優先MIB特定部23に出力する。
優先MIB特定部23は、MIBバージョン受信部22により取得されたMIBに関する情報に基づいて、MIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報のうち管理装置1が記憶するMIB情報を特定する。例えば、MIB蓄積DB16の旧MIB情報16aにバージョン「6.3.0a」に情報が格納されており、MIB情報16bにバージョン「6.3.0b」に情報が格納されている状態において、MIBバージョン受信部22から「6.3.0a」を受信したとする。この場合、優先MIB特定部23は、MIBバージョン受信部22から受信した「6.3.0a」と一致する旧MIB情報16aを優先MIB情報として決定する。また、優先MIB特定部23は、決定した優先MIB情報をメモリ14に格納するようにしてもよく、MIB蓄積DB16にフラグ等を付加して優先MIB情報がどれであるかを特定できるようにしてもよい。
この優先MIB特定部23は、管理装置1の管理するMIBのバージョン情報がMIBバージョン受信部22で受信され、そのバージョン情報をMIBのバージョン情報から受信するたびに、優先MIB情報の特定を実施する。つまり、優先MIB特定部23は、FCスイッチ10のMIB情報が更新された場合だけでなく、管理装置1のMIB情報が更新されたこともリアルタイムに取得することができる。したがって、優先MIB特定部23は、管理装置1が管理するMIBのバージョン情報をリアルタイムかつ正確に特定することができる。
SNMPエージェント制御部24は、SNMPエージェントを実行する制御部であり、障害を検知した場合に、優先MIB特定部23によって特定されるMIBに基づくMIB情報を管理装置1に送信する。例えば、SNMPエージェント制御部24は、FCスイッチ10において障害を検知した場合に、当該障害に対応するOIDを優先MIB情報から取得して管理装置1に送信する。
上述した例で具体的に説明すると、SNMPエージェント制御部24は、FCスイッチ10において「装置電源=OFF」の障害を検知した場合に、優先MIB特定部23に優先MIB情報の提供要求を送信し、優先MIB情報が「6.3.0a」であることを取得する。そして、SNMPエージェント制御部24は、「6.3.0a」のMIB情報である旧MIB情報16aにおける「状態情報=OFF」に対応する「OID=1.3.x.x.x.x.2」を管理装置1に送信する。そして、SNMPエージェント制御部24は、検知した障害が「OFF」であったことと、当該障害の情報として「OID=1.3.x.x.x.x.2」を送信したことをMIBログ生成部25に出力する。
また、SNMPエージェント制御部24は、優先MIB特定部23によって特定された優先MIB情報が「6.3.0a」であることを、優先MIB特定部23からの通知やメモリ14等から特定するようにしてもよい。また、SNMPエージェント制御部24は、例えば旧MIB情報16aなど優先MIB情報そのものを優先MIB特定部23から取得するようにしてもよい。なお、SNMPエージェント制御部24が障害を検知する契機としては、SNMPマネージャからのポーリングによる検知やエージェントのTrap機能を用いた自発的な検知などSNMPで利用される一般的な機能を用いることができる。
MIBログ生成部25は、SNMPエージェント制御部24によってMIB情報が管理装置1に送信された場合に、送信された情報や障害情報等をMIBログDB17に格納する。例えば、SNMPエージェント制御部24から「障害=OFF」、送信した「OID=1.3.x.x.x.x.2」、送信した「日時=2010/2/11 23/10/15」を受信したとする。
この場合、MIBログ生成部25は、「日時=2010/2/11 23/10/15」の新たなレコードをMIBログDB17に生成し、そのレコードの「送信時の状態」に「OFF」を格納し、「送信時のOID値」に「1.3.x.x.x.x.2」を格納する。さらに、MIBログ生成部25は、「日時=2010/2/11 23/10/15」時点での新MIB情報16bを参照し、「状態情報=OFF」に対応する「OID=1.3.x.x.x.x.3」を新MIB情報16bから取得する。そして、MIBログ生成部25は、取得した「OID=1.3.x.x.x.x.3」を「日時=2010/2/11 23/10/15」のレコードにおける「最新バージョンのOID」としてMIBログDB17に格納する。
[FCスイッチによる処理の流れ]
次に、図6〜図8を用いて、FCスイッチ10における処理の流れを説明する。図6は、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを示すフローチャートである。図7は、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB通知処理の流れを示すフローチャートである。図8は、実施例1に係るFCスイッチにおける優先MIB更新処理の流れを示すフローチャートである。
(MIB特定処理の流れ)
まず、図6を用いて、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを説明する。図6に示すように、制御部20等のバージョンアップに伴ってMIB蓄積DB16のMIB情報がアップロードされると(ステップS101肯定)、FCスイッチ10は、ステップS102を実行する。
具体的には、FCスイッチ10のMIBバージョン受信部22は、SNMPマネージャ側である管理装置1から管理装置1が管理する当該FCスイッチ10のMIBのバージョン情報を取得する。そして、MIBバージョン受信部22は、取得したMIBのバージョン情報を優先MIB特定部23に出力する。
続いて、FCスイッチ10の優先MIB特定部23は、MIBバージョン受信部22により取得されたMIBのバージョン情報に基づいて、MIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報のうち管理装置1が記憶するMIB情報を特定する(ステップS103)。
(MIB通知処理の流れ)
次に、図7を用いて、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB通知処理の流れを説明する。図7に示すように、SNMPエージェント制御部24は、FCスイッチ10に障害が発生したことを検知すると(ステップS201肯定)、優先MIB特定部23に対して優先MIB情報の取得を実施するget処理を実行する(ステップS202)。
続いて、優先MIB特定部23は、SNMPエージェント制御部24からの要求に対する応答として、特定した優先MIB情報をSNMPエージェント制御部24に送信するreply処理を実行する(ステップS203)。
そして、SNMPエージェント制御部24は、優先MIB特定部23によって特定されるMIB情報を用いて、検知した障害を示す障害情報としてMIB情報のOIDを管理装置1に送信するsend処理を実行する(ステップS204)。
その後、MIBログ生成部25は、SNMPエージェント制御部24によってMIB情報が管理装置1に送信された場合に、送信された情報や障害情報等をMIBログDB17に格納するwrite処理を実行する(ステップS205)。
(MIB更新処理の流れ)
次に、図8を用いて、実施例1に係るFCスイッチにおけるMIB更新処理の流れを説明する。図8に示すように、MIBバージョン受信部22は、管理装置1が管理するFCスイッチ10のMIBが変更されたことを示す変更情報として、管理装置1が管理するFCスイッチ10のMIBのバージョン情報を管理装置1から受信する(ステップS301)。
続いて、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報が現時点での優先MIB情報のバージョンと一致するか否かを判定する(ステップS302)。そして、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報が現時点での優先MIB情報のバージョンと一致する場合には(ステップS302肯定)、優先MIBの変更を行わずに処理をMIB変更処理終了する。
一方、優先MIB特定部23は、現時点での優先MIB情報のバージョンと一致しない場合に(ステップS302否定)、受信されたMIBのバージョン情報と一致するMIB情報がMIB蓄積DB16に記憶されているか否かを判定する(ステップS303)。
そして、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報と一致するMIB情報がMIB蓄積DB16に記憶されている場合には(ステップS303肯定)、一致するMIB情報を新たな優先MIB情報とするmod処理を実行する(ステップS304)。
一方、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報と一致するMIB情報がMIB蓄積DB16に記憶されていない場合には(ステップS303否定)、管理装置1が管理するMIB情報がFCスイッチ10内に存在しないと判定する。そして、優先MIB特定部23は、エラーを示すアラーム等を管理装置1等に出力するエラー処理を実行する(ステップS305)。以後、更新された優先MIB情報を用いて、図6や図7の処理が実行される。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、SNMPエージェント側のMIB情報が変更されてから当該変更に伴ってSNMPマネージャ側のMIB情報が変更されるまでの間も、SNMPによる監視および管理を正確に実施することが可能である。
また、ファームアップを行った際に機能アップをしても、SNMPマネージャのサポート状況を取得することで、MIB送信時に対応した障害情報を送信することができる。SNMPマネージャの管理するMIBが変更された場合でも、それに対応するMIBを障害情報として送信することができる。さらに、MIBログDB17にて、本来のバージョンで送信する障害情報と実際に送信した障害情報を管理し、障害発生時の解析に利用可能とする。また、MIBログDB17において過去のMIB情報も可能な限り保持することで、SNMPマネージャの対応MIBのダウングレードにも対応することができる。
ところで、本願の開示するFCスイッチは、カスケード接続により複数台のFCスイッチを接続することができる。そこで、実施例2では、カスケード接続されたFCスイッチにおいて優先MIBを特定する例について説明する。なお、実施例2では、2台のFCスイッチがカスケード接続される例について説明するが、接続台数を限定するものではない。
(全体構成)
まず、図9を用いて、カスケード接続されたFCスイッチの例を説明する。図9は、実施例2に係るカスケード接続されたFCスイッチの例を示す図である。図9に示すように、FCスイッチ10とFCスイッチ30とがカスケード接続されており、FCスイッチ10と管理装置1とがネットワークで接続されている。
FCスイッチ10の構成は、実施例1で説明した構成と同様の構成を有する。また、FCスイッチ30の構成についても、実施例1で説明したFCスイッチ10と同様の構成を有する。具体的には、FCスイッチ30のLANポート31とFCポート32a〜32nと制御回路33それぞれは、FCスイッチ10のLANポート11とFCポート12a〜12nと制御回路13のそれぞれと同様の機能を有する。また、FCスイッチ30のメモリ34と記憶部35と制御部40のそれぞれは、FCスイッチ10のメモリ14と記憶部15と制御部20のそれぞれと同様の機能を有する。
ただし、FCスイッチ10のMIB蓄積DB16には、FCスイッチ10に対応したMIB情報が記憶されており、FCスイッチ30のMIB蓄積DB36には、FCスイッチ30に対応したMIB情報が記憶されている。すなわち、それぞれのFCスイッチは、自装置の制御部、言い換えると、自装置が有するソフトウエアやファームウェアに対応したMIB情報を記憶している。
具体的には、FCスイッチ10のMIB蓄積DB16は、FCスイッチ10のMIB情報として、旧MIB情報(A)16aと新MIB情報(A)16bとを記憶する。また、FCスイッチ30のMIB蓄積DB36は、FCスイッチ30のMIB情報として、旧MIB情報(B)36aと新MIB情報(B)36bとを記憶する。
(処理の流れ)
次に、図10を用いて、図9に示したカスケード接続されるFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを説明する。図10は、実施例2に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、FCスイッチ10またはFCスイッチ30のMIB蓄積DBがアップロードされた場合(ステップS401肯定)、FCスイッチ10のMIBバージョン受信部22は、ステップS402の処理を実行する。具体的には、FCスイッチ10のMIBバージョン受信部22は、SNMPマネージャ側である管理装置1が管理するMIBのバージョン情報を取得する。
続いて、FCスイッチ10の優先MIB特定部23は、MIBバージョン受信部22により取得されたMIBのバージョン情報が自装置のMIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報と一致するか否かを判定する(ステップS403)。
そして、FCスイッチ10の優先MIB特定部23は、自装置のMIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報と一致する場合(ステップS403肯定)、受信したバージョンと一致するMIB情報を優先MIB情報と特定する(ステップS404)。
一方、FCスイッチ10の優先MIB特定部23は、自装置のMIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報と一致しない場合(ステップS403否定)、ステップS405の処理を実行する。具体的には、FCスイッチ10の優先MIB特定部23は、カスケード先のFCスイッチ30のMIB蓄積DB36に記憶されるMIB情報のうち、受信したバージョンと一致するMIB情報を優先MIB情報と特定する。
その後、SNMPエージェント制御部24は、優先MIB特定部23によって特定されたFCスイッチ30のMIB情報をカスケード経由で取得し、取得したFCスイッチ30のMIB情報を用いて障害情報を管理装置1に送信する。また、FCスイッチ10は、管理装置1からMIBの変更情報を受信し、当該変更情報がカスケード先のFCスイッチ30のMIB情報と一致する場合には、図10と同様、カスケード先のMIB情報を優先MIB情報と決定する。一方、FCスイッチ10は、変更情報が自装置のMIB情報と一致する場合には、自装置のMIB情報を優先MIB情報と決定する。
(実施例2による効果)
このように、実施例2によれば、FCスイッチ10は、自装置のMIB情報とカスケード先のFCスイッチ30のMIB情報の両方を記憶しなくても、管理装置1に障害情報であるMIB情報を送信することができる。その結果、FCスイッチ内で連携してMIB情報を一元管理することで、MIB蓄積DBに記憶されるMIB情報の重複をなくすることができる。
また、FCスイッチ10は、障害が検知されるたびに、カスケード経由でMIB情報を取得することを回避するために、例えば、優先MIB情報と特定されたカスケード先のFCスイッチ30に記憶されるMIB情報を自装置の記憶部15に格納しておいてもよい。この結果、FCスイッチ10は、障害が検知されるたびに、カスケード経由でMIB情報を取得することを回避でき、障害情報を迅速に通知することができる。
ところで、実施例2では、カスケード接続される2台のFCスイッチの一方が管理装置1と接続される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カスケード接続される2台のFCスイッチそれぞれが管理装置1と接続されている状態で、一方のみがSNMPによる障害通知を行うこともできる。
そこで、実施例3では、図11を用いて、カスケード接続される2台のFCスイッチの両方が管理装置1に接続される例について説明する。図11は、実施例3に係るカスケード接続されたFCスイッチの例を示す図である。図11に示すように、実施例3と同様、FCスイッチ10とFCスイッチ30とがカスケード接続されており、FCスイッチ10と管理装置1とがネットワークで接続されている。また、FCスイッチ10の構成は、実施例2で説明したFCスイッチ10と同様であり、FCスイッチ30の構成も実施例2で説明したFCスイッチ30と同様である。ただし、実施例3とは異なり、FCスイッチ10のカスケード先であるFCスイッチ30も管理装置1と接続される。
このような状態において、実施例1や実施例2で説明したMIB特定処理、MIB通知処理、優先MIB更新処理は、FCスイッチ10の各制御部が実行する。このような状態において、FCスイッチ10のSNMPエージェント制御部24によって、FCスイッチ10と管理装置1との通信切断が検出されたとする。この場合、FCスイッチ10のSNMPエージェント制御部24は、カスケード先のFCスイッチ30の各制御部に対して、SNMPによる障害情報(OID)の通知処理の代行を依頼する。この依頼を受けたFCスイッチ30の制御部40は、FCスイッチ10に代わって、障害情報の通知を実行する。
この際、FCスイッチ30は、FCスイッチ10の各制御部が実行していた処理を全て代行することもでき、例えばSNMPエージェント制御部24のみを代行するなど、特定の制御部のみを代行することもできる。また、FCスイッチ30は、FCスイッチ10から通信が復旧したことが通知された場合には、任意の設定によって、代行していた処理を停止することもでき、そのまま代行し続けることもできる。
このように、実施例3によれば、通常、単一のLANポートが有しないFCスイッチに通信障害が発生した場合であっても、カスケード先のFCスイッチ経由で、障害通知などの処理を実行することができ、システム全体の安定性が向上する。
ところで、実施例1〜3では、FCスイッチが1台の管理装置と接続される例について説明したが、これに限定されるものではない。本願の開示するFCスイッチは、複数の管理装置に接続されている場合であっても、それぞれの管理装置に適した優先MIB情報を特定して、管理装置各々が管理するMIB情報を用いて障害通知を実施することができる。
そこで、実施例4では、図12〜図15を用いて、FCスイッチが、複数の管理装置に接続されている場合に、それぞれの管理装置に適した優先MIB情報を特定して、管理装置各々が管理するMIB情報を用いて障害通知を実施する例について説明する。なお、実施例4では、カスケード接続されたFCスイッチを例にして説明するが、実施例1で説明したカスケード接続されていない1台のFCスイッチであっても、同様に処理することができる。
(全体構成)
図12は、実施例4に係るカスケード接続されたFCスイッチの例を示す図である。図12に示すように、FCスイッチ10とFCスイッチ30とがカスケード接続されており、FCスイッチ10がハブ3などのネットワーク機器を介して、管理装置1と管理装置2とのそれぞれに接続されている。
FCスイッチ10の構成は、実施例1や2で説明した構成と同様の構成を有する。また、FCスイッチ30の構成についても、実施例1や2で説明したFCスイッチ10と同様の構成を有する。また、管理装置1と管理装置2も同様にSNMPマネージャとして機能を有するが、自装置内で管理するFCスイッチのMIB情報は必ずしも一致しない。
(処理の流れ)
次に、図13〜図15を用いて、実施例4に係るカスケード接続されたFCスイッチにおける処理の流れを説明する。図13は、実施例4に係るFCスイッチにおけるMIB特定処理の流れを示すフローチャートである。図14は、実施例4に係るFCスイッチにおけるMIB通知処理の流れを示すフローチャートである。図15は、実施例4に係るFCスイッチにおける優先MIB更新処理の流れを示すフローチャートである。
(MIB特定処理の流れ)
図13に示すように、制御部20等のバージョンアップに伴ってMIB蓄積DB16のMIB情報がアップロードされると(ステップS501肯定)、FCスイッチ10は、ステップS502を実行する。
具体的には、FCスイッチ10のMIBバージョン受信部22は、SNMPマネージャ側である管理装置1および管理装置2各々から、各々の管理装置が管理する当該FCスイッチ10又はカスケード先のFCスイッチ30のMIBのバージョン情報を取得する。そして、MIBバージョン受信部22は、取得したMIBのバージョン情報を優先MIB特定部23に出力する。
続いて、FCスイッチ10の優先MIB特定部23は、MIBバージョン受信部22により取得されたMIBのバージョン情報に基づいて、ステップS503の処理を実行する。具体的には、優先MIB特定部23は、MIB蓄積DB16に記憶されるMIB情報またはカスケード先のFCスイッチ30のMIB蓄積DBに記憶されるMIB情報から、取得された取得されたMIBのバージョン情報各々と一致する情報を各々特定する。
例えば、優先MIB特定部23は、管理装置1から取得したバージョン情報と一致する情報が「旧MIB情報(A)」であり、管理装置2から取得したバージョン情報と一致する情報が「新MIB情報(B)」であるなどと特定する。そして、優先MIB特定部23は、特定したそれぞれのMIB情報を管理装置ごとの優先MIB情報と決定する。このとき、優先MIB特定部23は、特定した優先MIB情報がどの管理装置に対応するものなのかを把握するために、例えば管理装置のIP(Internet Protocol)アドレスやSNMPのコミュニティ名などを優先MIB情報と対応付けてメモリ14等に記憶させておく。
(MIB通知処理の流れ)
次に、図14を用いて、実施例4に係るFCスイッチにおけるMIB通知処理の流れを説明する。図14に示すように、FCスイッチ10のSNMPエージェント制御部24は、FCスイッチ10に障害が発生したことを検知すると(ステップS601肯定)、ステップS602の処理を実行する。
具体的には、SNMPエージェント制御部24は、優先MIB特定部23に対して各管理装置1(各マネージャ)に対応した優先MIB情報の取得を実施するget処理を実行する。
続いて、優先MIB特定部23は、SNMPエージェント制御部24からの要求に対する応答として、各管理装置に対応した優先MIB情報をSNMPエージェント制御部24に送信するreply処理を実行する(ステップS603)。
そして、SNMPエージェント制御部24は、優先MIB特定部23によって特定される優先MIB情報各々を用いて、検知した障害を示す障害情報(OID)を管理装置各々に送信するsend処理を実行する(ステップS604)。
その後、MIBログ生成部25は、SNMPエージェント制御部24によってMIB情報が管理装置各々に送信された場合に、送信された情報や障害情報等をMIBログDB17に格納するwrite処理を実行する(ステップS605)。
(MIB更新処理の流れ)
次に、図15を用いて、実施例4に係るFCスイッチにおけるMIB更新処理の流れを説明する。図15に示すように、MIBバージョン受信部22は、管理装置が管理するFCスイッチ10のMIBが変更されたことを示す変更情報として、管理装置が管理するFCスイッチ10のMIBのバージョン情報を管理装置から受信する(ステップS701)。
続いて、優先MIB特定部23は、複数の管理装置のうちどの管理装置から受信したものかを特定し(ステップS702)、特定した管理装置に対応する優先MIB情報をIPアドレスやSNMPのコミュニティ名等から特定する(ステップS703)。
その後、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報が現時点での優先MIB情報のバージョンと一致するか否かを判定する(ステップS704)。そして、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報が現時点での優先MIB情報のバージョンと一致する場合には(ステップS704肯定)、優先MIBの変更を行わずに処理をMIB変更処理終了する。
一方、優先MIB特定部23は、優先MIB情報のバージョンと一致しない場合に(ステップS704否定)、受信されたMIBのバージョン情報と一致するMIB情報がFCスイッチ10又は30に記憶されているか否かを判定する(ステップS705)。
そして、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報と一致するMIB情報が記憶されている場合には(ステップS705肯定)、一致するMIB情報を新たな優先MIB情報とするmod処理を実行する(ステップS706)。
一方、優先MIB特定部23は、受信されたMIBのバージョン情報と一致するMIB情報が記憶されていない場合には(ステップS705否定)、管理装置が管理するMIB情報がFCスイッチ10または30内に存在しないと判定する。そして、優先MIB特定部23は、エラーを示すアラーム等を管理装置等に出力するエラー処理を実行する(ステップS707)。以後、更新された優先MIB情報を用いて、図6や図7の処理が実行される。
(実施例4による効果)
このように、実施例4によれば、複数の管理装置と接続される場合であっても、管理装置それぞれのMIB更新情報にあわせてMIB情報を通知することができる。この結果、SNMPエージェント側のMIB情報が変更されてから当該変更に伴ってSNMPマネージャ側のMIB情報が変更されるまでの間も、SNMPによる監視および管理を正確に実施することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(対象装置)
実施例1〜4では、FCスイッチを例にして説明したが、本願の開示するスイッチング装置はこれに限定されるものではない。例えば、ファブリックスイッチ、ルータ、L3スイッチ、スイッチングハブなどのネットワーク機器やサーバなどの情報処理装置に対しても、同様に実行することができる。
(MIB情報のマイグレーション)
実施例2〜4で説明したカスケード接続されるFCスイッチでは、FCの結線障害で送信対象MIB情報にアクセス付加とならないために、MIB情報のマイグレーションを実施し、MIB情報を最適な場所に記憶させることができる。なお、カスケードされる台数は、実施例2〜4に記載した2台に限定されるものではなく、複数の台数をカスケード接続することができる。
例えば、複数のFCスイッチがカスケード接続されている場合には、管理装置と接続されているFCスイッチの近くのFCスイッチに優先MIB情報を記憶させる。また、カスケードしているFC結線が冗長化されているFCスイッチに優先MIB情報を記憶させる。また、FCスイッチ間のホップ数が短くなるように、優先MIB情報を記憶させる。このようにすることで、MIB情報の最適配置を行いファブリック内のMIB蓄積DBへのアクセス不可を発生させないようにすることができる。
また、FCスイッチは、MIB蓄積DBの格納可能な容量の範囲内で、更新される前の過去のMIB情報を複数記憶し、容量を超える場合に、古い情報から削除するようにしてもよい。この結果、FCスイッチは、数世代分のMIB情報を効率よく記憶することができ、管理装置側のダウングレードにも対応することができる。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、例えば図2等に示した各種のデータやパラメータを含む情については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、例えばMIBバージョン受信部22と優先MIB特定部23とを統合するなど各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。例えば、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(プログラム)
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。
図16は、障害通知制御プログラムを実行するコンピュータシステム100を示す図である。図16に示すように、コンピュータシステム100は、RAM101と、HDD102と、ROM103と、CPU104とを有する。ここで、ROM103には、上の実施例と同様の機能を発揮するプログラムを有するファームウェアがあらかじめ記憶されている。つまり、図16に示すように、スイッチング制御プログラム103a、MIBバージョン受信プログラム103b、優先MIB特定プログラム103c、SNMPエージェント制御プログラム103d、MIBログ生成プログラム103eがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU104には、ファームウェアが有するこれらのプログラム103a〜103eを読み出して実行することで、図16に示すように、各プロセスとなる。つまり、スイッチング制御プロセス104a、MIBバージョン受信プロセス104b、優先MIB特定プロセス104c、SNMPエージェント制御プロセス104d、MIBログ生成プロセス104eとなる。なお、スイッチング制御プロセス104aは、図2に示したスイッチング制御部21に対応し、同様に、MIBバージョン受信プロセス104bは、MIBバージョン受信部22に対応する。また、優先MIB特定プロセス104cは、優先MIB特定部23に対応し、SNMPエージェント制御プロセス104dは、SNMPエージェント制御部24に対応する。また、MIBログ生成プロセス104eは、MIBログ生成部25に対応する。
また、HDD102には、MIB蓄積テーブル102aとMIBログテーブル102bとを有する。MIB蓄積テーブル102aは、図2に示したMIB蓄積DB16に対応し、同様に、MIBログテーブル102bは、MIBログDB17に対応する。
ところで、上記したプログラム103a〜103eは、必ずしもROM103に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータシステム100に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に記憶させておくにしてもよい。また、コンピュータシステム100の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」に記憶させておいてもよい。さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータシステム100に接続される「他のコンピュータシステム」に記憶させておいてもよい。そして、コンピュータシステム100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
すなわち、この他の実施例でいうプログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものである。そして、コンピュータシステム100は、このような記録媒体からプログラムを読み出して実行することで上記した実施例と同様の機能を実現する。なお、この他の実施例でいうプログラムは、コンピュータシステム100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータシステムまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)更新された管理情報を示す更新後管理情報と更新される前の管理情報を示す更新前管理情報とを記憶する管理情報記憶部と、
障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された情報に基づいて、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定部と、
障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された管理情報に基づいて、障害情報を前記管理装置に送信する情報送信部と
を有することを特徴とするスイッチング装置。
(付記2)前記管理情報特定部は、前記管理情報記憶部に更新後管理情報が格納された場合に、前記管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得して、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定することを特徴とする付記1に記載のスイッチング装置。
(付記3)前記管理情報特定部は、前記管理装置が記憶する管理情報が更新された場合に、前記管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得して、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定することを特徴とする付記1に記載のスイッチング装置。
(付記4)前記管理情報特定部は、前記特定される管理情報が自装置とカスケード接続されるスイッチング装置に格納されている場合には、当該カスケード先のスイッチング装置に格納される管理情報を前記管理装置が記憶する管理情報と特定し、
前記情報送信部は、障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定されたカスケード先のスイッチング装置に記憶される管理情報を取得し、取得した管理情報に基づいて、障害情報を前記管理装置に送信することを特徴とする付記1に記載のスイッチング装置。
(付記5)前記管理情報特定部は、前記カスケード先のスイッチング装置に格納される管理情報を前記管理装置が記憶する管理情報と特定した場合には、特定したカスケード先の管理情報を前記管理情報記憶部に格納し、
前記情報送信部は、障害を検知した場合に、前記管理情報記憶部に格納されるカスケード先のスイッチング装置に記憶されていた管理情報に基づいて、障害情報を前記管理装置に送信することを特徴とする付記4に記載のスイッチング装置。
(付記6)前記情報送信部は、自装置と管理装置との間の通信が切断された場合には、自装置とカスケード接続されるスイッチング装置を介して、前記障害情報を管理装置に送信することを特徴とする付記1に記載のスイッチング装置。
(付記7)前記管理情報特定部は、複数の管理装置各々から管理情報を特定する情報を取得した場合、取得された管理装置ごとの管理情報を特定する情報に基づいて、前記管理装置各々が管理する管理情報を前記管理情報記憶部に記憶される管理情報から特定し、
前記情報送信部は、障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された管理装置ごとの管理情報に基づいて、前記複数の管理装置各々に障害情報を送信することを特徴とする付記1に記載のスイッチング装置。
(付記8)更新された管理情報を示す更新後管理情報と更新される前の管理情報を示す更新前管理情報とを記憶する管理情報記憶部と、
障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された管理情報を特定する情報に基づいて、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定部と、
障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された管理情報に基づいて、障害情報を前記管理装置に送信する情報送信部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記9)障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された管理情報を特定する情報に基づいて、更新された管理情報を示す更新後管理情報と更新される前の管理情報を示す更新前管理情報とを記憶する管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定手順と、
障害を検知した場合に、前記管理情報特定手順によって特定された管理情報に基づいて、障害情報を前記管理装置に送信する情報送信手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする障害通知制御プログラム。
1、2 管理装置
3 ハブ
5、6 サーバ
10、30 FCスイッチ
11 LANポート
12a〜12n FCポート
13 制御回路
14 メモリ
15 記憶部
16 MIB蓄積DB
16a 旧MIB情報
16b 新MIB情報
17 MIBログDB
20 制御部
21 スイッチング制御部
22 MIBバージョン受信部
23 優先MIB特定部
24 SNMPエージェント制御部
25 MIBログ生成部

Claims (5)

  1. 障害によって特定される識別子を含む最新の管理情報と、前記障害によって特定される識別子を含む更新される前の管理情報とを記憶する管理情報記憶部と、
    障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された情報に基づいて、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定部と、
    障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された前記最新の管理情報または前記更新される前の管理情報のいずれかの管理情報に基づいて、前記障害によって特定される前記識別子を含む障害情報を前記管理装置に送信する情報送信部と、
    前記情報送信部が送信した前記識別子と、前記検知された障害の情報と、前記識別子を送信した時点での前記最新の管理情報を用いて前記検知された障害によって特定される識別子と、を対応付けて所定の記憶部に格納する格納制御部と
    を有することを特徴とするスイッチング装置。
  2. 前記管理情報特定部は、前記特定される管理情報が自装置とカスケード接続されるスイッチング装置に格納されている場合には、当該カスケード先のスイッチング装置に格納される管理情報を前記管理装置が記憶する管理情報と特定し、
    前記情報送信部は、障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定されたカスケード先のスイッチング装置に記憶される管理情報を取得し、取得した管理情報に基づいて、前記障害情報を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング装置。
  3. 前記管理情報特定部は、複数の管理装置各々から管理情報を特定する情報を取得した場合、取得された管理装置ごとの管理情報を特定する情報に基づいて、前記管理装置各々が管理する管理情報を前記管理情報記憶部に記憶される管理情報から特定し、
    前記情報送信部は、障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された管理装置ごとの管理情報に基づいて、前記複数の管理装置各々に障害情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング装置。
  4. 障害によって特定される識別子を含む最新の管理情報と、前記障害によって特定される識別子を含む更新される前の管理情報とを記憶する管理情報記憶部と、
    障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された管理情報を特定する情報に基づいて、前記管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定部と、
    障害を検知した場合に、前記管理情報特定部によって特定された前記最新の管理情報または前記更新される前の管理情報のいずれかの管理情報に基づいて、前記障害によって特定される前記識別子を含む障害情報を前記管理装置に送信する情報送信部と、
    前記情報送信部が送信した前記識別子と、前記検知された障害の情報と、前記識別子を送信した時点での前記最新の管理情報を用いて前記検知された障害によって特定される識別子と、を対応付けて所定の記憶部に格納する格納制御部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 障害監視対象装置で発生した障害を管理する管理装置が記憶する管理情報を特定する情報を取得し、取得された管理情報を特定する情報に基づいて、障害によって特定される識別子を含む最新の管理情報と前記障害によって特定される識別子を含む更新される前の管理情報とを記憶する管理情報記憶部に記憶される管理情報のうち前記管理装置が記憶する管理情報を特定する管理情報特定手順と、
    障害を検知した場合に、前記管理情報特定手順によって特定された前記最新の管理情報または前記更新される前の管理情報のいずれかの管理情報に基づいて、前記障害によって特定される前記識別子を含む障害情報を前記管理装置に送信する情報送信手順と、
    前記情報送信手順によって送信された前記識別子と、前記検知された障害の情報と、前記識別子を送信した時点での前記最新の管理情報を用いて前記検知された障害によって特定される識別子と、を対応付けて所定の記憶部に格納する格納制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする障害通知制御プログラム。
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