JP2018064179A - 伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム - Google Patents

伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2018064179A
JP2018064179A JP2016201030A JP2016201030A JP2018064179A JP 2018064179 A JP2018064179 A JP 2018064179A JP 2016201030 A JP2016201030 A JP 2016201030A JP 2016201030 A JP2016201030 A JP 2016201030A JP 2018064179 A JP2018064179 A JP 2018064179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
node
log
proxy
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016201030A
Other languages
English (en)
Inventor
祐太 関谷
Yuta Sekiya
祐太 関谷
宏行 藤井
Hiroyuki Fujii
宏行 藤井
聖二 岩本
Seiji Iwamoto
聖二 岩本
有一朗 ▲濱▼野
有一朗 ▲濱▼野
Yuuichiro Hamano
一茂 齊藤
Kazushige Saito
一茂 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016201030A priority Critical patent/JP2018064179A/ja
Priority to US15/716,759 priority patent/US20180102835A1/en
Publication of JP2018064179A publication Critical patent/JP2018064179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/03Arrangements for fault recovery
    • H04B10/032Arrangements for fault recovery using working and protection systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0793Network aspects, e.g. central monitoring of transmission parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0795Performance monitoring; Measurement of transmission parameters
    • H04B10/07953Monitoring or measuring OSNR, BER or Q
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0805Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters by checking availability
    • H04L43/0811Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters by checking availability by checking connectivity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q11/0066Provisions for optical burst or packet networks
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C23/00Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems
    • G08C23/06Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems through light guides, e.g. optical fibres
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/56Provisioning of proxy services
    • H04L67/568Storing data temporarily at an intermediate stage, e.g. caching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0079Operation or maintenance aspects
    • H04Q2011/0081Fault tolerance; Redundancy; Recovery; Reconfigurability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0079Operation or maintenance aspects
    • H04Q2011/0083Testing; Monitoring

Abstract

【課題】制御監視装置との間に通信異常が検出された場合であっても、ログ情報を制御監視装置に送信できる。【解決手段】第1のネットワーク51における空き信号領域を探索する空き信号領域探索部と、第1のネットワーク51を介して接続される複数の伝送装置10のうち第1の伝送装置10−1は、第2のネットワーク52を介して接続される制御監視装置50との通信に異常が検出された際に、複数の伝送装置10のうち第2の伝送装置10−2に、第1のネットワーク51を介してログ情報を送信する第1送信部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、伝送装置,プログラムおよびネットワークシステムに関する。
図27は光伝送ネットワーク(OTN:Optical Transport Network)の接続構成を例示する図である。
光伝送ネットワークは、国際標準化機関ITU-Tで規定される通信規格(ITU-T勧告G.709)に準拠する通信ネットワークシステムである。
図27に例示するネットワークシステム500は、ネットワーク制御監視装置(OPS:Operation System)501と複数の伝送装置502とを備える。
複数の伝送装置502は、OTN510を介して相互に通信可能に接続される。OTN510は、主信号を伝送する主信号ルートを構成する。以下、OTN510を主信号ルート510という場合がある。
また、各伝送装置502は、制御監視ネットワーク520を介してそれぞれOPS501と接続されている。以下、制御監視ネットワーク520を通知ルート520という場合がある。
このような光伝送ネットワークにおいて、伝送装置502間を接続する主信号ルート510は冗長化されており、運用に必要な警報等の情報も、主信号ルート510を使って複数の伝送装置502で共有できるように構成されている。そのため、一部の伝送装置502とOPS501との間の制御監視ネットワーク520が断絶しても、サービスは継続できるようになっている。
特開2013−106153号公報 特開2012−015966号公報
しかしながら、上述の如く、一部の伝送装置502とOPS501との間の制御監視ネットワーク520が断絶してもサービスは継続できるために、OPS501への通知ルート520は、主信号ルート510に比べて比較的安価に構成される。これにより、制御監視ネットワーク520は、断絶するリスクが高く、伝送装置502におけるインタフェースユニットとOPS501との間の経路において断絶が生じると、故障要因の解析等に用いる装置ログ等を遠隔から取得できず、保守作業者を派遣する必要がある。
1つの側面では、本発明は、制御監視装置との間に通信異常が検出された場合であっても、ログ情報を制御監視装置に送信できるようにすることを目的とする。
このため、この伝送装置は、第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置のうちのいずれか一つの伝送装置であって、前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する空き信号領域探索部と、第2のネットワークを介して接続される制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうちの他の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する第1送信部を備える。
一実施形態によれば、制御監視装置との間に通信異常が検出された場合であっても、ログ情報を制御監視装置に送信できる。
実施形態の一例としての伝送システムの構成を模式的に示す図である。 TCMの構成を示す図である。 TCMを用いた接続性確認方法を例示する図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける伝送装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける伝送装置の機能構成を示す図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける装置管理部により実現される機能を説明する図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおけるOTNの監視機能を説明するための図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける代行ノード探索部による代行通知可否問い合わせメッセージの送信方法説明するための図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける代行ノードからの代行可能通知メッセージの応答方法を説明するための図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける故障ノードから代行ノードへの装置ログの送信を例示する図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける代行ノードから故障ノードへの装置ログ送信への応答を例示する図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける故障ノードから代行ノードへの装置ログの転送方法を示すシーケンス図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける装置ログ送信TCMにおいて競合が発生した状態を例示する図である。 TTIフォーマットを示す図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおけるメッセージフォーマットを例示する図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおけるメッセージとメッセージIDとの対応関係を例示する図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける故障ノードにおける処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としての伝送システムにおける代行ノードにおける処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて故障ノードが隣接する代行ノードに装置ログを送信する処理の説明図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて故障ノードが隣接する代行ノードに装置ログを送信する場合の故障ノードの処理を説明するシーケンス図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて故障ノードが隣接する代行ノードに装置ログを送信する場合の代行ノードの処理を説明するシーケンス図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて故障ノードに隣接するノードが代行ノードになれない場合の処理のイメージ図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおける代行不可ノードの処理を示すシーケンス図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて故障ノードから代行ノードへの装置ログの送信時に中断が発生する処理のイメージ図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて装置ログの送信時に中断が発生する場合の故障ノードの処理を示すシーケンス図である。 実施形態の一例としての伝送システムにおいて装置ログの送信時に中断が発生する場合の代行ノードの処理を示すシーケンス図である。 光伝送ネットワークの接続構成を例示する図である。
以下、図面を参照して本伝送装置,プログラムおよびネットワークシステムに係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施形態および各変形例を組み合わせる等)して実施することができる。また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(A)構成
図1は実施形態の一例としての伝送システム1の構成を模式的に示す図である。
図1に例示する伝送システム1は、OTNであって、OPS50と外部サーバ60と、複数(図1に示す例では2つを図示)の伝送装置10−1,10−2とを備える。
なお、以下、伝送装置を示す符号としては、複数の伝送装置のうち1つを特定する必要があるときには符号10−1,10−2を用いるが、任意の伝送装置を指すときには符号10を用いる。また、以下、伝送装置10をノード10という場合がある。
OTN51は、主信号を伝送する主信号ルートを構成するリング型のネットワークである。なお、以下、OTN51を主信号ルート51という場合がある。
光伝送ネットワーク(OTN)では、通信経路の信号品質監視方法として、TTI(Trail Trace Identifier)を用いて互いの接続性確認を行なう。このような接続性確認を実現する機能として、セクションモニタリング(Section Monitoring;SM)、パスモニタリング(Path Monitoring;PM)およびタンデムコネクションモニタリング(Tandem Connection Monitoring;TCM)の、信号領域を用いた3種の監視方法が知られている。
信号領域は、2つのノード間で接続性確認を行なうために用いられる領域である。本例では、信号領域は、任意に設定可能な2つのノード間で接続性確認を行なうために用いられる領域である。信号領域においては、例えば、接続確認に用いられる確認用値が格納され、受信側において、この確認用値を期待値と比較することで誤接続等の判断(接続性確認)が行なわれる。
これらのうち、TCMは、例えば、ネットワーク管理者がOPSを介して任意のノード間の接続性確認を設定することに用いられる。なお、従来のOTNにおいては、TCMの使用頻度は低い。
前述のように、TCMは、ネットワーク管理者が任意のノード間の接続性確認を行なうために使用される。接続性確認には64バイトのTTI領域が使用される。
図2はTCMの構成を示す図である。この図2に示すTCMの構成は、ITU-T G.709に規定されたものである。
OTNにおいてはTCM1〜TCM6の合計6つのTCMが用意されており、セクション間で重複しない範囲でこれらのTCMを使用することができる。フレームのTTI領域に設定された値はTCMにおける終端するポイントでモニタされ、期待する値と異なれば、誤接続していると判断しTTI Mismatch 警報が発出される。TCMを終端する場合には、3ビットのSTAT(Status)領域に、TCMが使用中であることを示す決められた値(001または 010)が設定される。
図3はTCMを用いた接続性確認方法を例示する図である。この図3に示す例においては、ノードAでTCM1を終端し、TTIに“NODEA”という文字列を挿入する。同じくノードFでTCM1を終端し、TTIの受信期待値を“NODEA”に設定しておくことで正常にノードAからの信号を受信していることを確認できる。ノードEでは終端しているTCM3のTTIの受信値は“NODEC”となるが、期待値を“NODEX”に設定しているため、TTI Mismatchを警報することで、接続性確認がNGであることをネットワーク管理者に知らせる。
OPS50は、本伝送システム1を管理する制御監視装置である。外部サーバ60は、サーバ機能を有する情報処理装置である。
各伝送装置10は、制御監視ネットワーク52を介してそれぞれOPS50と接続されている。以下、制御監視ネットワーク52を通知ルート52という場合がある。
各伝送装置10は、OPS50を介して外部サーバ60に装置ログのデータ(ログ情報)を送信する。以下、装置ログのデータを装置ログデータという場合がある。また、装置ログのデータを単に装置ログという場合もある。本伝送システム1においては、伝送装置10における装置ログがこの外部サーバ60の図示しない記憶装置に格納され、エラーの分析等に用いられる。
図4は実施形態の一例としての伝送システム1における伝送装置10のハードウェア構成を示す図である。
伝送装置10は、図4に示すように、CPU11,OTN信号制御部12,メモリ13,終端制御スイッチ(SW)14−1,14−2,光モジュール15−1,15−2およびLAN(Local Area Network) PHY(Physical layer)16を備える。
LAN PHY16は、イーサネット(登録商標)物理層に関する処理を行なうチップ(電子装置)であり、制御監視ネットワーク52との通信制御を行なう。伝送装置10とOPS50との間においては、制御監視ネットワーク信号が制御監視ネットワーク52を介して送受信される。
光モジュール15−1,15−2は、光信号と電気信号とを相互に変換する処理を行なう。光モジュール15−1,15−2は、OTN51を流れる光信号(OTN信号)を電気信号に変換し、また、電気信号を光信号に変換する。
伝送装置10は、OTN51の伝送路上に光信号を中継するように配設される。伝送装置10におけるウェスト側においては、光モジュール15−1を介してOTN51と接続される。また、伝送装置10におけるイースト側においては、光モジュール15−2を介してOTN51と接続される。
メモリ13は、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含む記憶装置である。メモリ13のROMには、伝送制御に係るソフトウェアプログラム(ファームウェア)やこのプログラム用のデータ類が書き込まれている。メモリ13上のソフトウェアプログラムは、CPU11に適宜読み込まれて実行される。また、メモリ13のRAMは、一次記憶メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。メモリ13のRAMには、一時的な装置ログも格納される。
終端制御スイッチ14−1,14−2は、OTN51内のフレームを通過させるか取り込むかを切り換える。終端制御スイッチ14−1,14−2を終端させるよう切り換えることで、OTN51を流れるフレームを自伝送装置10に取り込み、また、自伝送装置10からOTN51にフレームを流すことができる。
終端制御スイッチ14−1,14−2の切替制御は、後述するCPU11によって行なわれる。
OTN信号制御部12は、OTN51を流れるフレームを取得し、また、OTN51にフレームを送出する。
CPU11は、種々の制御や演算を行なう処理装置(ハードウェアプロセッサ)であり、メモリ13のROM等に格納されたファームウェアを実行することにより、種々の機能を実現する。
CPU11は、OTN信号制御部12を介してOTN51を流れるOTN信号の制御や監視を行なう。
また、CPU11は、LAN PHY16を介して制御監視ネットワーク52を流れる制御監視ネットワーク信号の送受信を行なう。
図5は実施形態の一例としての伝送システム1における伝送装置10の機能構成を示す図である。
CPU11は、図5に示す、ユーザインタフェース部130,装置管理部110,ハードウェアアクセスドライバ部120および装置データベース管理部140としての機能を実現する。
なお、これらのユーザインタフェース部130,装置管理部110,ハードウェアアクセスドライバ部120および装置データベース管理部140としての機能を実現するためのプログラム(ファームウェア)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。また、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
ユーザインタフェース部130,装置管理部110,ハードウェアアクセスドライバ部120および装置データベース管理部140としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメモリ13のRAMやROM)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU11)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
ユーザインタフェース部130は、オペレータが操作入力を行なうためのユーザインタフェースを提供するものであり、例えば、図示しない表示装置にメニュー画面等を表示させる。
ハードウェアアクセスドライバ部120は、OTN51にアクセスする処理を行なう。このハードウェアアクセスドライバ部120は、例えば、STAT監視プロセス121を実現する。STAT監視プロセス121は、後述する第1ログ転送部22が代行ノード10へのログの転送処理中に、ログの転送に使用するTCMのSTATを監視し続ける。STAT監視プロセス121は、割込みハンドラであり、監視対象のTCMが他のノード10によって使用された契機で、すなわち、ログ転送に使用中のTCM(装置ログ送信TCM)が他の伝送装置10によって使用されたことを検知すると、装置管理プロセス112に割り込み(ログ送信中断通知)を入力する。このように、STAT監視プロセス121は、TCM(信号領域)の使用状況を監視する監視部として機能する。
なお、監視対象のTCMが他のノード10によって使用されたことは、そのTCMから使用割込みがSTAT監視プロセス121に入力されることで通知される。
装置データベース管理部140は、伝送装置10における種々の情報を記憶し、管理する。
装置管理部110は、自身が機能する伝送装置10(以下、自伝送装置10または自ノード10という)に関する管理を行なう。
この装置管理部110は、装置ログ送受信プロセス111と装置管理プロセス112とを実行する。
装置ログ送受信プロセス111は、ノード10間におけるメッセージの送受信を行なう。例えば、装置ログ送受信プロセス111は、自ノード10が故障した場合に、故障した自ノード10と代行ノード10の間でメッセージのやりとりを行なう。なお、以下、故障が生じた伝送装置10を故障ノード10という場合がある。また、本実施形態における故障とは、例えばLAN PHY16等のインタフェース部分に異常が生じ、OPS50との通信が不可となった状態をいうものとする。
また、装置ログ送受信プロセス111は、自ノード10が代行ノード10として機能する場合に、故障ノード10との間でメッセージのやりとりを行なう。
装置管理プロセス112は、伝送システム1における故障発生時の伝送装置10の処理を管理する。
図6は実施形態の一例としての伝送システム1における装置管理部110により実現される機能を説明する図である。
装置管理部110は、図6に示すように、代行ノード探索部21,第1ログ転送部22,ログ転送中断制御部23,第2ログ転送部24,故障検出部25,空きTCM探索部26および代行可能判断部27としての機能を実現する。
これらの機能のうち、代行ノード探索部21,第1ログ転送部22,ログ転送中断制御部23および空きTCM探索部26としての各機能は、故障検出部25により、自ノード10において故障が検出された伝送装置10において実現される。なお、自ノード10において故障が検出された伝送装置10を故障ノード10という場合がある。
また、代行可能判断部27,ログ転送中断制御部23および第2ログ転送部24としての各機能は、後述の如く、故障ノード10の装置ログのデータを故障ノード10の代わりにOPS50に送信する代行ノード10において実現されることが望ましい。
第1ログ転送部22,ログ転送中断制御部23,第2ログ転送部24としての各機能は、装置ログ送受信プロセス111によって実現される。また、代行ノード探索部21,故障検出部25,空きTCM探索部26および代行可能判断部27としての各機能は、装置管理プロセス112によって実現される。
故障検出部25は、自ノード10における故障の発生を検出する。具体的には、故障検出部25は、OPS50との間での通信障害の発生を検出する。例えば、故障検出部25は、LAN PHY16の故障や、制御監視ネットワーク52との接続ケーブルやインタフェース部分における故障を検出する。なお、故障検出部25による故障の検出は、既知の種々の手法で実現することができ、その詳細な説明は省略する。
空きTCM探索部(空き信号領域探索部)26は、OTN51において空いているTCM、すなわち、データ送信に使用されていないTCM領域(空き信号領域)を探索する。
図7は実施形態の一例としての伝送システム1におけるOTN51の監視機能を説明するための図である。
この図7に示すように、伝送装置10は、モニタ部201−1,201−2およびTTIインサート部202−1,202−2を備える。
モニタ部201−1は、OTN51における伝送装置10のウェスト側に流れるフレームを監視する。具体的には、モニタ部201−1は、OTN51におけるウェスト側のTCM1〜6に割り当てられた期間に流れるフレームを監視し、これらのフレームのTTI領域(64バイト)およびSTAT領域(3ビット)をそれぞれ監視する。
これに対して、モニタ部201−2は、OTN51における伝送装置10のイースト側に流れるフレームを監視する。具体的には、モニタ部201−2は、OTN51におけるイースト側のTCM1〜6を流れるフレームを監視し、これらのフレームのTTI領域(64バイト)およびSTAT領域(3ビット)をそれぞれ監視する。
なお、以下、モニタ部を示す符号としては、複数のモニタ部のうち1つを特定する必要があるときには符号201−1,201−2を用いるが、任意のモニタ部を指すときには符号201を用いる。
TTIインサート部202−1,202−2は、OTN51に流れるフレームにTTIを挿入する。具体的には、TTIインサート部202−1は、OTN51におけるウェスト側のTCM1〜6を流れるフレームのTTI領域に自ノード10を識別するための文字列を入力することで、挿入したフレームが流れるTCMを終端する。同様に、TTIインサート部202−2は、OTN51におけるイースト側のTCM1〜6を流れるフレームのTTI領域に自ノード10を識別するための文字列を入力することで、挿入したフレームが流れるTCMを終端する。
なお、以下、TTIインサート部を示す符号としては、複数のTTIインサート部のうち1つを特定する必要があるときには符号202−1,202−2を用いるが、任意のTTIインサート部を指すときには符号202を用いる。また、以下、TCM1〜6を流れるフレームのTTI領域に自ノード10を識別するための文字列を入力することを、TTIを挿入するという場合がある。
空きTCM探索部26は、OTN51におけるウェスト側のTCM1〜6およびイースト側のTCM1〜6から、空いているTCM領域を見つける。TCM領域が空いているか否かは、判断対象のTCMが以下の条件(1)〜(3)の全てを満たすか否かで判断する。すなわち、空きTCM探索部26は、判断対象のTCMが、以下の条件(1)〜(3)の全てを満たす場合に、当該TCMが空き状態であると判断する。
条件(1):判断対象のTCMが、OPS50により自ノード10にて終端設定されていないこと。つまりTTIが挿入がされていないこと。
条件(2):他ノード10により該当TCMが使用されていないこと。すなわち、モニタ部201で検出したSTAT領域が“001”または“010”ではないこと。
条件(3):判断対象のTCMが、後述する第1ログ転送部22によるログ転送で既に使用されていないこと。なお、この条件(3)を満たすことにより、ログ転送に用いるTCMは重複することがないため、ログ転送同士が競合することはない。
以下、使用されていない空き状態のTCMを空きTCMという場合がある。
空きTCM探索部26は、空きTCMを見つけると、TTIインサート部202によりTTIの挿入を行なわせることで、この空きTCMの終端設定を行なう。
代行可能判断部27は、自ノード10が代行ノード10となれるかの判断(代行可能判断機能)を行なう。
ここで、代行ノード10とは、故障ノード10の装置ログを、故障ノード10の代わりにOPS50に対して送信する伝送装置10である。例えば、自ノード10がOPS50と正常に接続されている場合に、代行可能判断部27は、自ノード10が代行ノード10となれると判断する。なお、代行ノード10となれるか否かの判断基準は、これに限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。例えば、自ノード10における負荷(プロセッサ負荷やトラフィック負荷)等を鑑みてもよい。すなわち、自ノード10における負荷の状況を表す値が基準値以上である場合等には、自ノード10がOPS50と正常に接続されている場合であっても、代行ノード10となれないと判断してもよく、適宜変更して実施することができる。
[代行ノード探索部]
例えば、各伝送装置10には、予め、ネットワーク管理者により、自ノード10の装置ログをOPS50を介して外部サーバ60に送信するルート(通知ルート)が設定されている。ところが、自ノード10に故障が生じた場合には、自ノード10から外部サーバ60に装置ログを送信することができない。
そこで、故障ノード10において、代行ノード探索部21は、故障した自身の代わりに自ノード10の装置ログを外部サーバ60に送信してくれる代行ノード10を探索する。
代行ノード探索部21は、空きTCM探索部26によって探索された空きTCMを用いて他ノード10に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを送信することで、代行ノード10を探索する。
代行ノード探索部21は、TTIインサート部202に、代行通知可否問い合わせメッセージを空きTCMのフレームのTTI領域に挿入させる。
以下、代行通知可否問い合わせメッセージをTTI領域に設定したフレームをTCMに送信することを、単に、代行通知可否問い合わせメッセージを送信するという。
なお、この代行通知可否問い合わせメッセージのフォーマットについては、図15および図16を用いて後述する。
図8は実施形態の一例としての伝送システム1における代行ノード探索部21による代行通知可否問い合わせメッセージの送信方法を説明するための図であり、図9は代行ノード10からの代行可能通知メッセージの応答方法を説明するための図である。
図8に示す例においては、ノードBが故障ノード10であり、OPS50との通信経路が断となった状態を示すものであって、イースト側に代行通知可否問い合わせメッセージを送信する例を示す。
空きTCM探索部26は、TCM1〜6の使用状況をモニタしTCM2のイースト側が未使用であることを検出する。代行ノード探索部21は、空き状態であるTCM2のイースト側に、代行通知可否問い合わせメッセージを通知する。
自ノード10が代行可能であると判断した伝送装置10は、故障ノード10からの代行通知可否問い合わせメッセージに対し、該当TCM2の終端設定を行なう。すなわち、TTIインサート部202により、TCM2のフレームのTTI領域に、代行可能であることを示す代行可能通知メッセージを挿入する。
図9に示す例においては、ノードBからの代行通知可否問い合わせメッセージに対して、ノードCが代行可能であることを示す代行可能通知メッセージを通知することで応答する例を示している。
一方、OPS50と接続していない等、OPS50と通信できない伝送装置10は、TCM2を流れる代行通知可否問い合わせメッセージを終端せずにスルーする。また、必然的に、本発明が適用されていないノードも代行通知可否問い合わせメッセージをスルーすることになる。なお、代行可能通知メッセージのフォーマットについては、図15および図16を用いて後述する。
以下、代行可能通知メッセージをTTI領域に設定したフレームをTCMに送信することを、単に、代行可能通知メッセージを送信するという。
代行ノード探索部21は、空きTCMのフレームに代行通知可否問い合わせメッセージを挿入後、一定時間経過しても、いずれの伝送装置10からも代行可能通知メッセージを受信しない場合には、空きTCMの終端設定を解除する。すなわち、代行ノード探索部21は、TTIインサート部202に、代行通知可否問い合わせメッセージの挿入を解除させる。そして、代行ノード探索部21は、空きTCM探索部26による空きTCMの探索と、代行通知可否問い合わせメッセージの通知を再度実行(リトライ)する。
なお、代行ノード探索部21による空きTCMの探索および代行通知可否問い合わせメッセージの送信のリトライ処理は、例えば、最大で12{=6(TCM1〜6)×2(ウェスト側およびイースト側)}回行なわれる。
代行ノード探索部21によるリトライを12回実施しても、いずれのノード10からも代行可能通知メッセージを受信しない場合は、代行ノード10からの外部サーバ60への装置ログの代理転送は行なわずに処理を終了する。
[第1ログ転送部]
故障ノード10において、第1ログ転送部22は、代行ノード探索部21によって決定された代行ノード10に対して、装置ログを送信(転送)する(代行ノード10への装置ログ転送処理)。
故障ノード10は、代行可能通知メッセージを受けた契機で、自ノード10のメモリ13に格納されている装置ログの代行ノード10への転送を開始する。
装置ログの送信は、故障ノード10が、空きTCMに装置ログデータ送信メッセージを挿入することで行なう。第1ログ転送部22は、この装置ログデータ送信メッセージに装置ログデータを乗せる。
図10は実施形態の一例としての伝送システム1における故障ノード10から代行ノード10への装置ログの送信を例示する図である。
この図10に示す例においては、故障ノード10であるノードBが、代行ノード10であるノードCにTCM2を用いて装置ログを送信している。
代行ノード10は、故障ノード10から装置ログデータ送信メッセージを受信後、このメッセージ内に格納されている装置ログのデータをメモリ13に保持し、そのTCMに装置ログデータ送信応答メッセージを挿入する。
第1ログ転送部22は、この、装置ログデータ送信メッセージと装置ログデータ送信応答メッセージとの挿入および転送を、装置ログのサイズ分繰り返す。
また、第1ログ転送部22は、装置ログデータ送信メッセージにはチェックサム値を付与する。
代行ノード10においては、受信した装置ログデータのチェックサム値の確認を行なう。チェックサム値異常の場合は、代行ノード10は、装置ログデータ送信応答メッセージの代わりに、装置ログ再送要求メッセージを挿入して、故障ノード10に応答する。なお、これらの、メッセージのフォーマットについては、図15および図16を用いて後述する。
故障ノード10において第1ログ転送部22は、代行ノード10に対する装置ログの送信が完了すると、TTIインサート部202に、装置ログデータ送信完了メッセージをTTIに挿入させる。
代行ノード10は、装置ログデータ送信完了メッセージを受信した契機で、装置ログのファイル化を行なう。また、代行ノード10は、TTIインサート部202に、装置ログデータ送信完了応答メッセージをTTIに挿入させる。この装置ログデータ送信完了応答メッセージを契機にして、故障ノード10および代行ノード10は、いずれも装置ログの送信に用いたTCMの終端設定を解除する。
図11は実施形態の一例としての伝送システム1における代行ノード10から故障ノード10への装置ログ送信への応答を例示する図である。
この図11に示す例においては、代行ノード10であるノードCが、故障ノード10であるノードBにTCM2を用いて装置ログ送信への応答を行なっている。
図12は実施形態の一例としての伝送システム1における故障ノード10から代行ノード10への装置ログの転送方法を示すシーケンス図である。
なお、メッセージのやり取りには、タイムアウトを設けることが望ましい。タイムアウト時は、TCMの終端設定を解除し、ログの転送処理を中止する。
図12に示ように、代行ノード探索部21から、各ノード10に対して、代行通知可否問い合わせメッセージが送信される(符号S1参照)。
代行ノード10においては、代行可能判断部27が代行可能であると判定した場合に、故障ノード10に対して、代行可能通知メッセージを応答する(符号S2参照)。
以下、故障ノード10の第1ログ転送部22が、代行ノード10に対して、装置ログの送信を行ない(符号S3,S5参照)、代行ノード10が、装置ログデータ送信応答を行なう(符号S4,S6参照)。これらの装置ログの送信および装置ログデータ送信応答は、装置ログの送信が完了するまで繰り返し行なわれる。以下、故障ノード10から代行ノード10への装置ログデータの送信に用いられるTCMを装置ログ送信TCMという場合がある。
装置ログの送信が完了すると、第1ログ転送部22は代行ノード10に装置ログデータ送信完了を通知し(符号S7参照)、これに対して、代行ノード10は、装置ログデータ送信完了応答を送信する(符号S8参照)。
そして、代行ノード10の第2ログ転送部24が、故障ノード10から受信した装置ログデータを、外部サーバ60に対して送信して(符号S9参照)、処理を終了する。
[ログ転送中断制御部]
故障ノード10および代行ノード10において、ログ転送中断制御部23は、故障ノード10から代行ノード10へのログ転送処理中に、OPS50により、ログ転送で使用しているTCM(信号領域)の使用設定が行なわれた場合に、直ちに装置ログデータの送信を中断する(ログ転送処理中断)。
例えば、ログ転送中断制御部23は、装置ログ送受信プロセス111(第1ログ転送部22)に対して、ログ送信中断通知を送信する。
代行ノード10への装置ログの転送処理中に、OPS50により装置ログ送信TCMが使用設定された場合に、装置ログを送信しているノード10間でTCMを終端しているので、OPS50が設定したTTIが送信値と期待値とで不一致となり、TTIミスマッチが発生してしまう。
そのため、OPS50により装置ログ送信TCMが使用設定された場合は、ログ転送を迅速に停止しなければならない。故障ノード10および代行ノード10に対して、OPS50による装置ログ送信TCMの終端設定が行なわれた場合は、ログ転送中断制御部23は、その設定契機でログ転送を中止する。
ログ転送中断制御部23は、例えば、ログ転送のメッセージの挿入を停止し、代わりにOPS50に設定された文字列を挿入する。
さて、故障ノード10と代行ノード10との外側のノード10に対し、OPS50により、TCMの終端設定が行なわれた場合は、装置ログの転送のために終端設定している、故障ノード10と代行ノード10には、直接のトリガがない。
そのため、故障ノード10および代行ノード10は、装置ログ送信TCMがOPS50により使用されたかどうかを判断するために、ログ転送中は、装置ログ送信TCMのSTAT領域を監視し続ける。
図13は実施形態の一例としての伝送システム1における装置ログ送信TCMにおいて競合が発生した状態を例示する図である。
この図13に示す例においては、TCM2を用いてノードBからノードDに対して装置ログを転送している状態を示す。すなわち、TCM2が装置ログ送信TCMである(図13中の符号(1)参照)。
このような状態において、符号(2)に示すように、これらのノードBとノードDとを跨いだ、ノードAとノードEの間でTCM2が使用設定されたものとする。
ノードAとノードEとが、それぞれSTAT領域を使用設定(001または010)に書き換える。ノードBおよびノードDにおいては、STATが使用設定に変更された契機で、ログ転送中断制御部23が、TCM2の終端設定を解除してログ転送処理を中断する。
これにより、OPS50は、ノードAとノードEとの間でTCM2の運用が可能となる。この際、過渡的にTTI Mismatchが発生するおそれがあるが、通常時(第1ログ転送部22による装置ログの転送中でないとき)であっても、ノードAにTTI送信値を設定するタイミングと、ノードEにTTI期待値を設定するタイミングとは同期しないため、過渡的なTTI Mismatchは問題とはならない。また、最終的にはTTI Mismatch警報は消える。
[第2ログ転送部]
代行ノード10において、第2ログ転送部24は、故障ノード10(第1ログ転送部22)からの装置ログ転送処理が終わった契機で、OPS50を介して外部サーバ60に、故障ノード10の装置ログを転送する(外部サーバ60への装置ログ転送)。
例えば、第2ログ転送部24は、故障ノード10から受信した装置ログをファイル化し、外部サーバ60にFTP(File Transfer Protocol)等で転送する。
[メッセージフォーマットについて]
本伝送システム1においては、ITU-T G.709で示すTTIのOperator Specific領域を用いてノード10間のメッセージの授受を行なう。
図14はTTIフォーマットを示す図であり、ITU-T G.709で規定されたものである。
ITU-T G.709の規定に従って、SAPIに送信元アドレスを、また、DAPIに送信先アドレスをそれぞれ設定することで、フレームを受信したノード10が、どのノード10から送られてきたメッセージかを判断できる。
なお、代行ノード探索部21が送信する代行通知可否問い合わせメッセージについては、どの伝送装置10が代行ノード10となるかが未確定な状態で送信されるものであるので、DAPIはALL0(すなわち、ブロードキャスト)で送信する。
図15は実施形態の一例としての伝送システム1におけるメッセージフォーマットを例示する図である。
この図15に示すメッセージフォーマットにおいては、MagicNumber,MessageID,Sequence Number,LOG DataおよびChecksumを備える。
MagicNumberには、本伝送システム1における故障ノード10の装置ログ転送処理にかかるメッセージであることを示す固有の値が設定される。この値が、固有の値でない場合には通常のTTI値として扱われる。MagicNumberは、例えば2バイトのデータサイズを有する。
MessageIDは、本伝送システム1における故障ノード10の装置ログ転送処理にかかるメッセージを特定する識別情報(ID)が設定される。MessageID は、例えば、2バイトのデータサイズを有する。
図16は実施形態の一例としての伝送システム1におけるメッセージとメッセージIDとの対応関係を例示する図である。
例えば、故障ノード10の代行ノード探索部21が、メッセージID“0x0001”を設定することにより、代行通知可否問い合わせメッセージが生成される。代行ノード10となりうる伝送装置10がメッセージID“0x0002”を設定することにより、代行可能通知メッセージが生成される。
Sequence Numberは、複数回送信することにより装置ログデータが送信される場合において、その送信の進捗状態を表す。すなわち、Sequence Numberは、そのデータが、何番目のログデータの送信なのか、何番目のログデータの送信が成功または失敗したのか等を示す。
Message IDが、装置ログデータ送信、装置ログデータ送信応答、装置ログデータ再送要求以外は、Sequence Numberは、Don't careとなる。Sequence Number は、例えば2バイトのデータサイズを有する。
LOG Dataには、装置ログのデータが設定される。LOG Data は22バイトのデータサイズを有し、1度に22バイトまでログの送信ができる。22バイト以上の装置ログデータを送信する場合は、複数回に分けて送信することになる。なお、Message IDが、装置ログデータ送信(0x0003)以外は、LOG Dataには、Don't careが設定される。
Checksumは、メッセージ全体のチェックサム値を示す。受信側でチェックサム値が異常の場合は、次の処理に遷移しない。エラーし続ける場合は、タイムアウトとなり、ログの転送処理は中止される。なお、Checksum は、例えば2バイトのデータサイズを有する。
(B)動作
上述の如く構成された実施形態の一例としての伝送システム1における故障ノード10における処理を、図17に示すフローチャート(ステップA1〜A10)に従って説明する。
ノード10において故障検出部25が自ノード10における故障の発生を検知すると、空きTCM探索部26が空きTCMを探索し、代行ノード探索部21が、この空きTCMに代行通知可否問い合わせメッセージをブロードキャストで送信する(ステップA1)。
他のいずれかのノード10から、代行可能通知メッセージが送信されたか、すなわち、代行ノード10が発見されたかを確認する(ステップA2)。確認の結果、代行可能通知メッセージが送信されない場合には(ステップA2のNOルート参照)、ステップA9に移行する。
ステップA9において、リトライ数をインクリメントし、ステップA10において、リトライ数が所定の閾値以上であるかを確認する。リトライ数が所定の閾値未満である、すなわち、リトライオーバーでない場合には(ステップA10のNOルート参照)、ステップA1に戻る。
リトライ数が所定の閾値以上である、すなわち、リトライオーバーである場合には(ステップA10のYESルート参照)、処理を終了する。
また、ステップA2における確認の結果、他のノード10から代行可能通知メッセージが送信された場合には(ステップA2のYESルート参照)、終端制御スイッチ14を切り替えて、空きTCMの終端設定を行なう(ステップA3)。これにより、空きTCMであったTCMが装置ログ送信TCMとなる。
ステップA4では、送信する装置ログのサイズ(ログサイズ)に到達するまで、単位サイズ(例えば、22バイト)に分割した装置ログ(分割装置ログ)の全てに対して、ステップA7までの処理を繰り返し実施するループ処理を開始する。
ステップA5では、分割装置ログを送信し、ステップA6では、ログ転送中断制御部23による転送中断が行なわれるかを確認する。
転送中断が行なわれない場合には(ステップA6のNOルート参照)、その後、処理がステップA7に進む。
ステップA7では、ステップA4に対応するループ端処理が実施される。ここで、送信した分割装置ログのデータサイズの合計値が装置ログのデータサイズに到達すると、すなわち、全ての分割装置ログの送信が完了すると、処理がステップA8に進む。
また、ステップA6における確認の結果、ログ転送中断制御部23による装置ログの転送中断が行なわれる場合も(ステップA6のYESルート参照)、ステップA8に移行する。
ステップA8においては、終端制御スイッチ14を切り替えて、装置ログ送信TCMの終端設定を解除し、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としての伝送システム1における代行ノード10における処理を、図18に示すフローチャート(ステップB1〜B7)に従って説明する。
故障ノード10から代行通知可否問い合わせメッセージを受信したノード10において、代行可能判断部27が、自ノード10が代行ノード10になれるかの判断を行なう(ステップB1)。
代行可能判断部27が自ノード10が代行ノード10になれないと判断した場合には(ステップB1のNOルート参照)、処理を終了する。
代行可能判断部27が自ノード10が代行ノード10になれると判断した場合には(ステップB1のYESルート参照)、ステップB2に移行する。
ステップB2において、終端制御スイッチ14を切り替えて、代行通知可否問い合わせメッセージが送信されたTCMの終端設定を行なう。これにより、当該TCMが装置ログ送信TCMとなる。
ステップB3において、代行可能判断部27は、代行通知可否問い合わせメッセージの送信元のノード10(故障ノード10)に対して、装置ログ送信TCMを介して、代行可能通知メッセージを送信する。
ステップB4において、代行ノード10は、故障ノード10から送信される装置ログを受信する。
ステップB5において、ログ転送中断制御部23による転送中断が行なわれるかを確認する。
転送中断が行なわれない場合には(ステップB5のNOルート参照)、処理がステップB6に進む。ステップB6においては、装置ログを構成する全てのデータ(分割装置ログ)を受信したかを確認する。
装置ログを構成する全てのデータ(分割装置ログ)を受信していない場合には(ステップB6のNOルート参照)、ステップB4に戻る。
装置ログを構成する全てのデータ(分割装置ログ)を受信した場合には(ステップB6のYESルート参照)、ステップB7に移行する。また、ステップB5における確認の結果、転送中断が行なわれる場合も(ステップB5のYESルート参照)、処理がステップB7に移行する。
ステップB7においては、終端制御スイッチ14を切り替えて、装置ログ送信TCMの終端設定を解除し、処理を終了する。
次に、上述の如く構成された実施形態の一例としての伝送システム1における処理を、3つのケースに応じて説明する。
[ケース1]
先ず、ケース1として、実施形態の一例としての伝送システム1における、故障ノード10が隣接する代行ノード10に装置ログを送信する処理を、図19を参照しながら、図20および図21に示すシーケンス図に従って説明する。
なお、図19は故障ノード10が隣接する代行ノード10に装置ログを送信する処理のイメージ図である。この図19に示す例においてはノードBが故障ノード10であり、このノードBに隣接して配置されたノードCが代行ノード10となり、TCM1を装置ログ送信TCMとして装置ログの転送を行なう例を示す。
また、図20は故障ノード10における処理を示し、図21は代行ノード10における処理を示す。
故障ノード10(図19に示す例ではノードB)の隣接ノード10(図19に示す例ではノードC)が、OPS50と正常に接続されている場合には、この隣接ノード10であるノードCが代行ノード10として、装置ログの転送を代行する。
故障ノード10においては、図20に示すように、故障が生じると、装置管理プロセス112(故障検出部25)がこの故障の発生を検出する(図20の符号S101参照)。装置管理プロセス112(空きTCM探索部26)が空きTCMを探索する(図20の符号S102参照)。この探索の結果、空きTCM探索部26は、TCM1が空きTCMであると判断する。
装置管理プロセス112(第1ログ転送部22)が、装置ログ送受信プロセス111に対して、TCM1を用いて装置ログの送信を開始する旨の通知を行なう(図20の符号S103参照)。
また、装置ログ送受信プロセス111(第1ログ転送部22)が、STAT監視プロセス121に対して、TCM1を用いて装置ログの送信を開始する旨の通知を行なう(図20の符号S104参照)。これにより、STAT監視プロセス121が装置ログの転送に使用する装置ログ送信TCMのSTATの監視を開始する。
装置ログ送受信プロセス111(第1ログ転送部22)が、代行ノード10に対して、装置ログの転送を行なう(図20の符号S105参照)。なお、この代行ノード10に対する装置ログ転送の詳細な処理は、図12を参照のこと。
装置ログの転送が完了すると、装置ログ送受信プロセス111(第1ログ転送部22)は、TCM1での装置ログデータ送信完了を装置管理プロセス112に通知(TCM1ログ送信完了通知)する(図20の符号S107参照)。
装置管理プロセス112(第1ログ転送部22)は、STAT監視プロセス121に対して、TCM1での装置ログの送信完了を通知(TCM1ログ送信完了通知)する(図20の符号S108参照)。
一方、代行ノード10においては、図21に示すように、装置ログ送受信プロセス111は、代行通知可否問い合わせメッセージを受信する(図21の符号S201参照)。この代行通知可否問い合わせメッセージは、故障ノード10の装置ログ送受信プロセス111(代行ノード探索部21)から、各ノード10に対して送信される(図12の符号S1参照)。
装置ログ送受信プロセス111は、装置管理プロセス112(代行可能判断部27)に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを転送する(図21の符号S202)。代行可能判断部27は、自ノード10が代行ノード10となれるかの判断(代行可能判断機能)を行なう(図21の符号S203)。
代行可能判断部27が自ノード10が代行ノード10となれると判断すると、装置管理プロセス112は装置ログ送受信プロセス111に対して、TCM1による装置ログの受信開始の通知(TCM1ログ受信開始通知)を行なう(図21の符号S204)。
また、装置管理プロセス112は、STAT監視プロセス121に対しても、TCM1による装置ログの受信開始の通知(TCM1ログ受信開始通知)を行なう(図21の符号S205)。
装置ログ送受信プロセス111は、故障ノード10に対して、代行可能通知メッセージを送信する(図21の符号S206)。
装置ログ送受信プロセス111は、故障ノード10から、装置ログの受信を行なう(図20の符号S207参照)。なお、この故障ノード10からの装置ログ転送の詳細な処理は、図12を参照のこと。
装置ログの受信が完了すると、装置ログ送受信プロセス111は、TCM1での装置ログデータ受信完了を装置管理プロセス112に通知(TCM1ログ受信完了通知)する(図21の符号S208参照)。
装置管理プロセス112は、STAT監視プロセス121に対して、TCM1での装置ログの受信完了を通知(TCM1ログ受信完了通知)する(図21の符号S209参照)。
[ケース2]
ケース2として、実施形態の一例としての伝送システム1における、故障ノード10が隣接するノード10が代行ノード10になれない場合の処理を、図22を参照しながら、図23に示すシーケンス図に従って説明する。
図22は故障ノード10に隣接するノード10が代行ノード10になれない場合の処理のイメージ図である。また、図23は代行不可なノード10における処理を示すシーケンス図である。
なお、本例においては、故障ノード10における処理は、図20に示したシーケンス図と同様であるので、その説明は省略する。
図22に示す例においてはノードBが故障ノード10であり、このノードBに隣接して配置されたノードC(隣接ノード)が、OPS50への通知代行不可であるケースを示す。以下、代行ノード10となれないノード10を代行不可ノード10という場合がある。
ノード10は、自ノード10がOPS50と接続していない場合や、自ノード10も故障している場合は、代行ノード10になれない。代行不可ノード10は、故障ノード10からの代行通知可否問い合わせメッセージをスルーする。
なお、OTN51上において、その先に代行可能なノード10があれば、そのノード10(図22に示す例ではノードD)が代行可能通知メッセージを応答し、このノードDに対して、故障ノード10(図22に示す例ではノードB)から装置ログの転送が行なわれる。
なお、故障ノード10から、代行通知可否問い合わせメッセージを送信しても、代行できるノード10が存在せず、いずれのノード10からも応答がないことも考えられる。そのため、代行通知可否問い合わせメッセージにはタイムアウトを設けることが望ましい。タイムアウト後は、空きTCM探索部26による空きTCMの探索から再開することが望ましい。
代行ノード10においては、図23に示すように、装置ログ送受信プロセス111は、代行通知可否問い合わせメッセージを受信する(図23の符号S301参照)。この代行通知可否問い合わせメッセージは、故障ノード10の装置ログ送受信プロセス111(代行ノード探索部21)から、各ノード10に対して送信される(図12の符号S1参照)。
装置ログ送受信プロセス111は、装置管理プロセス112(代行可能判断部27)に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを転送する(図23の符号S302参照)。代行可能判断部27は、自ノード10が代行ノード10となれるかの判断(代行可能判断機能)を行なう(図23の符号S303参照)。
代行可能判断部27が自ノード10が代行ノード10になれないと判断すると、装置管理プロセス112は装置ログ送受信プロセス111に対して、代行不可能である旨の通知(代行不可能通知)を行なう(図23の符号S304参照)。
自ノード10が故障ノード10の代行を行なうことができないと判断したノード10においては、終端制御スイッチ14の切り替えを行なわない。これによりOTN51のTCM1に割り当てられた期間に流れるフレームは、代行不可能と判断されたノード10を通過する。
[ケース3]
次に、ケース3として、実施形態の一例としての伝送システム1における、故障ノード10から代行ノード10への装置ログの送信中に、装置ログの送信を中断する場合の処理を、図24を参照しながら、図25および図26に示すシーケンス図に従って説明する。
なお、図24は故障ノード10から代行ノード10への装置ログの送信時に中断が発生する処理のイメージ図である。この図24に示す例においてはノードBが故障ノード10であり、このノードBに隣接して配置されたノードCが代行ノード10となり、TCM1を装置ログ送信TCMとして装置ログの転送を行なう例を示す。
本例においては、TCM1でログ転送中に、ログ転送ノード間(図24に示す例ではノードBとノードC)を跨ぐノード間(図24に示す例ではノードAとノードE)でOPS50によりTCM1が使用設定されたケースについて説明する。
TCM1を使った装置ログ転送の前に、TCMの使用/未使用を監視するSTAT監視プロセス121に、どのTCMを使用してログを転送するかを事前に通知しておく。
STAT監視プロセス121は、装置ログ送信TCMが使用設定されたことを認識すると、ログの転送を中断させるために、装置管理プロセス112(第1ログ転送部22)にログ転送中断を通知する。
代行ノード10は、受信中の装置ログのデータを破棄し、故障ノード10は空きTCM探索部26が空きTCMの再検索を行なう。TCMに空きがあれば、この空きがあったTCMを空きTCMとして用いてログの転送をやり直すのである。
故障ノード10においては、図25に示すように、故障が生じると、装置管理プロセス112(故障検出部25)がこの故障の発生を検出する(図25の符号S401参照)。装置管理プロセス112(空きTCM探索部26)が空きTCMを探索する(図25の符号S402参照)。この探索の結果、空きTCM探索部26は、TCM1が空きTCMであると判断する。
装置管理プロセス112(第1ログ転送部22)が、装置ログ送受信プロセス111に対して、TCM1を用いて装置ログの送信を開始する旨の通知を行なう(図25の符号S403参照)。
また、装置管理プロセス112が、STAT監視プロセス121に対して、TCM1を用いて装置ログの送信を開始する旨の通知を行なう(図25の符号S404参照)。これにより、STAT監視プロセス121が装置ログの転送に使用する装置ログ送信TCMのSTATの監視を開始する。
装置ログ送受信プロセス111(第1ログ転送部22)が、代行ノード10に対して、装置ログの転送を行なう(図25の符号S405参照)。なお、この代行ノード10に対する装置ログ転送の詳細な処理は、図12を参照のこと。
STAT監視プロセス121に、TCM1を用いたログ送信中に、TCM1が他のノード10間通信に使用されることを示す割込み(TCM1使用割込み)が、入力される(図25の符号S406参照)。
STAT監視プロセス121(ログ転送中断制御部23)は、装置管理プロセス112に対して、送信中断通知を送信する(図25の符号S407参照)。これにより、故障ノード10から代行ノード10への装置ログの送信が中断される。装置管理プロセス112(第1ログ転送部22)は、装置ログ送受信プロセス111に対して、TCM1を用いた装置ログの送信を中断する旨の通知を行なう(図25の符号S408参照)。
そして、故障ノード10において、装置管理プロセス112(空きTCM探索部26)が空きTCMを探索する(図25の符号S409参照)。この探索の結果、空きTCM探索部26は、空きTCMとして例えば、TCM2を選択する。
装置ログ送受信プロセス111が、装置管理プロセス112(第1ログ転送部22)に対して、TCM2を用いて装置ログの送信を開始する旨の通知を行なう(図25の符号S410参照)。
また、装置管理プロセス112が、STAT監視プロセス121に対して、TCM2を用いて装置ログの送信を開始する旨の通知を行なう(図25の符号S411参照)。これにより、中断された故障ノード10からの装置ログの送信が再開される。
一方、代行ノード10においては、図26に示すように、装置ログ送受信プロセス111は、代行通知可否問い合わせメッセージを受信する(図26の符号S501参照)。この代行通知可否問い合わせメッセージは、故障ノード10の装置ログ送受信プロセス111(代行ノード探索部21)から、各ノード10に対して送信される(図12の符号S1参照)。
装置ログ送受信プロセス111は、装置管理プロセス112(代行可能判断部27)に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを転送する(図26の符号S502参照)。代行可能判断部27は、自ノード10が代行ノード10となれるかの判断(代行可能判断機能)を行なう(図26の符号S503参照)。
代行可能判断部27が自ノード10が代行ノード10となれると判断すると、装置管理プロセス112は装置ログ送受信プロセス111に対して、TCM1による装置ログの受信開始の通知(TCM1ログ受信開始通知)を行なう(図26の符号S504参照)。
また、装置管理プロセス112は、STAT監視プロセス121に対しても、TCM1による装置ログの受信開始を通知(TCM1ログ受信開始通知)を行なう(図26の符号S505参照)。
装置ログ送受信プロセス111は、故障ノード10に対して、代行可能通知を送信する(図26の符号S506参照)。
装置ログ送受信プロセス111は、故障ノード10から、装置ログの受信を行なう(図26の符号S507参照)。なお、この故障ノード10からの装置ログ転送の詳細な処理は、図12を参照のこと。
STAT監視プロセス121に、TCM1を用いたログ送信中に、TCM1が他のノード10間通信に使用されることを示す割込み(TCM1使用割込み)が、入力される(図26の符号S508参照)。
STAT監視プロセス121(ログ転送中断制御部23)は、装置管理プロセス112に対して、装置ログの受信を中断する通知(受信中断通知)を入力する(図26の符号S509参照)。
装置管理プロセス112は、装置ログ送受信プロセス111に対して、TCM1を用いた装置ログの受信を中断する通知(TCM1受信中断通知)を入力する(図26の符号S510参照)。これにより、代行ノード10における装置ログの受信が中断される。
装置ログ送受信プロセス111は、受信した装置ログを破棄し(図26の符号S511参照)、処理を終了する。
(C)効果
このように、実施形態の一例としての伝送システム1によれば、OPS50との通信障害が生じた故障ノード10の第1ログ転送部22が、代行ノード10に対して自ノード10(故障ノード10)の装置ログを送信する。そして、この装置ログを受信した代行ノード10の第2ログ転送部24が、外部サーバ60に、故障ノード10の装置ログを、制御監視ネットワーク52を介して送信する。
これにより、故障ノード10においてOPS50との通信障害が生じた場合に、この故障ノード10の装置ログを代行ノード10を介して外部サーバ60に送信することができる。外部サーバ60においては、故障ノード10の装置ログを解析等することで、障害を迅速に復旧させることができ、システムの信頼性を向上させることができる。また、保守効率を向上させることができる。
そして、代行ノード探索部21は、空きTCM探索部26によって探索された空きTCMを用いて他ノード10に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを送信することで、代行ノード10を探索する。
これにより、一般的にシステム運用フェーズでは使用頻度が低いTCMを有効に活用することができる。
OPS50との通信障害が生じた故障ノード10において、空きTCM探索部26がOTN51における使用されていない空きTCMを探索し、この空きTCMを用いて各種メッセージの授受や装置ログの送受信を行なう。これにより、OPS50等に悪影響を与えることなく、ノード10間での装置ログの送受信を行なうことができる。
代行通知可否問い合わせメッセージを受信した他のノード10において、代行可能判断部27が自ノード10が代行ノード10となれると判断した場合に、当該ノード10が代行ノード10となり、空きTCMを用いて、故障ノード10に対して代行可能通知メッセージを送信する。これにより、各ノード10の監視や、代行ノード10の任命、故障ノード10の装置ログの採取および外部サーバ60への転送等を一元的に制御する制御装置等を備えることなく、伝送システム1に備えられた各伝送装置10間で、自律的に故障ノード10の装置ログを外部サーバ60へ送信させることができる。
(D)その他
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、TCMを用いて各種メッセージや装置ログの送受信を行なっているが、これに限定されるものではない。例えば、TCMに代えて、SMやPMを用いてもよく、種々変形して実施することができる。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
(E)付記
(付記1)
第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置と、前記複数の伝送装置のそれぞれと第2のネットワークを介して接続される制御監視装置とを備えるネットワークシステムにおいて、
前記複数の伝送装置のうち第1の伝送装置が、前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する空き信号領域探索部と、前記制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうち第2の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する第1送信部とを備え、
前記第2の伝送装置が、送信された前記ログ情報を前記第2のネットワークを介して前記制御監視装置に送信する第2送信部を備える
ことを特徴とする、ネットワークシステム。
(付記2)
前記第1の伝送装置は、前記複数の伝送装置の中から、当該第1の伝送装置の代わりに前記ログ情報を前記制御監視装置に送信する代行伝送装置を探索する代行伝送装置探索部を備える
ことを特徴とする、付記1記載のネットワークシステム。
(付記3)
前記代行伝送装置探索部は、前記第1のネットワークを介して前記複数の伝送装置のうち当該第1の伝送装置以外の他の伝送装置に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを送信する
ことを特徴とする、付記2記載のネットワークシステム。
(付記4)
前記信号領域の使用状況を監視する監視部と、
前記監視部により前記信号領域の使用が検出された場合に、前記第1送信部によるログ情報の送信を中断させる中断処理部と
を備えることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
(付記5)
第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置のうちのいずれか一つの伝送装置であって、
前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する空き信号領域探索部と、
第2のネットワークを介して接続される制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうちの他の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する第1送信部とを備える
ことを特徴とする、伝送装置。
(付記6)
前記複数の伝送装置の中から、当該伝送装置の代わりに前記ログ情報を前記制御監視装置に送信する代行伝送装置を探索する代行伝送装置探索部を備える
ことを特徴とする、付記5記載の伝送装置。
(付記7)
前記代行伝送装置探索部は、前記第1のネットワークを介して前記他の伝送装置に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを送信する
ことを特徴とする、付記6記載の伝送装置。
(付記8)
前記信号領域の使用状況を監視する監視部と、
前記監視部により前記信号領域の使用が検出された場合に、前記第1送信部によるログ情報の送信を中断させる中断処理部と
を備えることを特徴とする、付記5〜7のいずれか1項に記載の伝送装置。
(付記9)
第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置のうちのいずれか一つの伝送装置のプロセッサに、
前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する処理と、
第2のネットワークを介して接続される制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうちの他の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する処理と
を実行させるプログラム。
(付記10)
前記複数の伝送装置の中から、当該伝送装置の代わりに前記ログ情報を前記制御監視装置に送信する代行伝送装置を探索する処理
を前記プロセッサに実行させる、付記9記載のプログラム。
(付記11)
前記第1のネットワークを介して前記他の伝送装置に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを送信する処理
を、前記プロセッサに実行させる、付記10記載のプログラム。
(付記12)
前記信号領域の使用状況を監視し、
前記信号領域の使用が検出された場合に、前記ログ情報の送信を中断させる
処理を、前記プロセッサに実行させる、付記9〜11のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記13)
第1のネットワークを介して他の伝送装置と接続されるとともに、第2のネットワークを介して制御監視装置と接続される伝送装置であって、
前記他の伝送装置において前記制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記他の伝送装置から前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介して送信されるログ情報を、前記第2のネットワークを介して前記制御監視装置に送信する
ことを特徴とする、伝送装置。
(付記14)
第1のネットワークを介して他の伝送装置と接続されるとともに、第2のネットワークを介して制御監視装置と接続される伝送装置のプロセッサに、
前記他の伝送装置において前記制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記他の伝送装置から前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介して送信されるログ情報を、前記第2のネットワークを介して前記制御監視装置に送信する
処理を実行させるプログラム。
1 伝送システム
10 伝送装置
11 CPU
12 OTN信号制御部
13 メモリ
14−1,14−2,14 終端制御スイッチ
15 光モジュール
16 LAN PHY
50 OPS
51 OTN
52 制御監視ネットワーク
110 装置管理部
111 装置ログ送受信プロセス
112 装置管理プロセス
21 代行ノード探索部
22 第1ログ転送部
23 ログ転送中断制御部
24 第2ログ転送部
25 故障検出部
26 空きTCM探索部
27 代行可能判断部
120 ハードウェアアクセスドライバ部
121 STAT監視プロセス
130 ユーザインタフェース部
140 装置データベース管理部
201−1,201−2,201 モニタ部
202−1,202−2,202 TTIインサート部

Claims (6)

  1. 第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置のうちのいずれか一つの伝送装置であって、
    前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する空き信号領域探索部と、
    第2のネットワークを介して接続される制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうちの他の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する第1送信部とを備える
    ことを特徴とする、伝送装置。
  2. 前記複数の伝送装置の中から、当該伝送装置の代わりに前記ログ情報を前記制御監視装置に送信する代行伝送装置を探索する代行伝送装置探索部を備える
    ことを特徴とする、請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記代行伝送装置探索部は、前記第1のネットワークを介して前記他の伝送装置に対して、代行通知可否問い合わせメッセージを送信する
    ことを特徴とする、請求項2記載の伝送装置。
  4. 前記信号領域の使用状況を監視する監視部と、
    前記監視部により前記信号領域の使用が検出された場合に、前記第1送信部によるログ情報の送信を中断させる中断処理部と
    を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の伝送装置。
  5. 第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置のうちのいずれか一つの伝送装置のプロセッサに、
    前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する処理と、
    第2のネットワークを介して接続される制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうちの他の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する処理と
    を実行させるプログラム。
  6. 第1のネットワークを介して接続される複数の伝送装置と、前記複数の伝送装置のそれぞれと第2のネットワークを介して接続される制御監視装置とを備えるネットワークシステムにおいて、
    前記複数の伝送装置のうち第1の伝送装置が、前記第1のネットワークにおける空き信号領域を探索する空き信号領域探索部と、前記制御監視装置との通信に異常が検出された際に、前記複数の伝送装置のうち第2の伝送装置に、前記第1のネットワークにおける前記空き信号領域を介してログ情報を送信する第1送信部とを備え、
    前記第2の伝送装置が、送信された前記ログ情報を前記第2のネットワークを介して前記制御監視装置に送信する第2送信部を備える
    ことを特徴とする、ネットワークシステム。
JP2016201030A 2016-10-12 2016-10-12 伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム Pending JP2018064179A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016201030A JP2018064179A (ja) 2016-10-12 2016-10-12 伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム
US15/716,759 US20180102835A1 (en) 2016-10-12 2017-09-27 Transmission device and network system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016201030A JP2018064179A (ja) 2016-10-12 2016-10-12 伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018064179A true JP2018064179A (ja) 2018-04-19

Family

ID=61830313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016201030A Pending JP2018064179A (ja) 2016-10-12 2016-10-12 伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180102835A1 (ja)
JP (1) JP2018064179A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020120224A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 日本電気株式会社 光通信システム、光送信器、端局及び光通信システムの通信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020120224A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 日本電気株式会社 光通信システム、光送信器、端局及び光通信システムの通信方法
JP7238421B2 (ja) 2019-01-22 2023-03-14 日本電気株式会社 光通信システム、光送信器、端局及び光通信システムの通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20180102835A1 (en) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104144124B (zh) 数据转发方法、装置及系统
JP2009303092A (ja) ネットワーク装置および回線切替方法
JP4861293B2 (ja) 通信装置、通信方法および通信プログラム
CN101909006B (zh) 双向转发检测报文发送、接收方法及其装置与通信系统
US9197441B2 (en) Method and system for service protection
JP4917579B2 (ja) ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法
CN101854263B (zh) 网络拓扑的分析处理方法、系统和管理服务器
JP2018064179A (ja) 伝送装置,プログラムおよびネットワークシステム
JP6778153B2 (ja) ネットワーク監視システムおよびネットワーク監視方法
CN104885408A (zh) 一种保护倒换的方法、网络及系统
CN113824595B (zh) 链路切换控制方法、装置和网关设备
JP4658901B2 (ja) システムおよびネットワーク監視方法
JP5003896B2 (ja) ネットワーク監視システムおよびネットワーク監視方法
JP2010041603A (ja) 疎通監視方法、疎通監視システム、管理システム及び外部装置
JP4692419B2 (ja) ネットワーク装置及びそれに用いる冗長切替え方法並びにそのプログラム
JP2008287632A (ja) 制御装置復帰システム
JP6512037B2 (ja) 無線通信装置、方法、及びプログラム
KR101740799B1 (ko) Sdn 환경에서 네트워크 서비스를 위한 장애 극복 방법
JP2013121095A (ja) 通信装置
JP2009296222A (ja) アプリケーション収容パス管理システムおよびその方法
JP2012039433A (ja) 集線装置および集線装置を用いた管理方法
JP7139789B2 (ja) 中継装置及び中継処理プログラム
JP7238515B2 (ja) ネットワーク制御装置、システム、方法、及びプログラム
JP4946824B2 (ja) 監視装置
JP2010086095A (ja) 監視サーバ、ネットワーク監視方法