JP5003896B2 - ネットワーク監視システムおよびネットワーク監視方法 - Google Patents

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本発明は、通信ネットワークにおける各通信装置のリンク状況を監視する技術に関する。
ネットワークにおける各通信装置のリンク状況を監視するための通信プロトコルとして、例えば、RFC1157準拠のSNMP(Simple Network Management Protocol)がある。後述の特許文献1には、SNMPを用いてネットワークを管理する技術が記載されている。同文献において、中継装置は、自局に設定されている全てのIPアドレスを隣接の中継装置へ通知することにより、互いのIPアドレスを保持する。
上記のSNMPなどを利用した監視システムの構成として、一般には、次のようなものがある。図9に示すシステム10は、直列的に接続された複数の通信装置1〜6と、通信装置群(1〜6)のリンク状況を管理する監視端末7とを備える。通信装置1〜6のうち、マスター局となる通信装置1が監視端末7に接続される。各通信装置1〜6は、有線通信および無線通信の両機能を備え、隣り合う一方の装置に有線接続され、他方の装置とは無線により接続される。このような各装置の構成を、以降では「端局構成」と呼ぶ。
図10に、各通信装置1〜6が保持する隣接アドレス情報(IPアドレス)の例を示す。各通信装置1〜6には、図示のテーブル50における「隣接アドレス情報(有線側)」と「隣接アドレス情報(無線側)」とが1つずつ保持される。例えば、通信装置3(172.18.0.3)には、通信装置2の「172.18.0.2」が有線側ポートの隣接アドレスとして記録され、無線側ポートには通信装置4の「172.18.0.4」が記録されている。
図11に示すシーケンスを参照して、システム10の動作例を説明する。いま、通信装置3(172.18.0.3)にリセットが発生したとする(S1)。この場合、通信装置3の両隣にある通信装置2及び通信装置4において、リンクの切断が検出され(S2)、それぞれの隣接アドレス情報が変更される(S3)。具体的には、図10より、通信装置2(172.18.0.2)の有線側に記録されていた「172.18.0.3」が削除されることで、通信装置2の有線側には何れの装置もリンクされていないことが記録される。また、同様に、通信装置4(172.18.0.4)において、無線側の隣接アドレス情報「172.18.0.3」が削除される。
通信装置2は、自局の隣接アドレスを変更したこと、すなわち「172.18.0.3」を削除したことを表す隣接情報通知(SNMP Trap)を監視端末7へ送信する(S4)。また、他方の通信装置4からも、監視端末7に対し同様な隣接情報通知が送信されるが、通信装置3がリセット中であるため、その隣接情報通知は通信装置3より上位の装置へは送達されず、消失する(S5)。
監視端末7は、通信装置2(172.18.0.2)からの隣接情報通知を確認すると、この通信装置2の有線側において、通信装置3(172.18.0.3)とのリンクが切断されたと認識する。この場合、監視端末7は、監視に用いるアドレスMAPにおいて、通信装置3(172.18.0.3)より下位の全ての通信装置(4〜6)のリンクが切断された(“Disconnect”)として記録する(S6)。
その後、通信装置3が復旧すると(S7)、この通信装置3と、両隣の通信装置2及び通信装置4とのリンクがそれぞれ確立される(S8)。通信装置2及び通信装置4は、通信装置3に関するそれぞれの隣接アドレス情報を変更する(S9)。具体的には、図10より、通信装置2(172.18.0.2)の有線側の隣接アドレス情報に「172.18.0.3」が記録され、通信装置4(172.18.0.4)の無線側に「172.18.0.3」が記録される。通信装置2及び通信装置4は、隣接情報通知(SNMP Trap)により、自局の隣接アドレスを変更したことを監視端末7に通知する(S10)。
監視端末7は、通信装置2及び通信装置4からの隣接情報通知を確認すると、通信装置3(172.18.0.3)が、通信装置2の有線側と、通信装置4の無線側とにリンクされたことを認識する。そして、通信装置3(172.18.0.3)配下の全ての通信装置(4〜6)に対し、SNMP準拠の装置情報要求およびその応答により接続を確認し、確認がとれた装置について、アドレスMAPをリンク確立状態(“Connect”)に更新する(S11)。
図12に、他のシステム構成の例を示す。図示のシステム20は、直列的に接続された複数の通信装置11〜16と、通信装置群(11〜16)のリンク状況を管理する監視端末17とを備える。監視端末17には、マスター局となる通信装置11が接続される。通信装置11〜16のうち、両端にある通信装置11及び通信装置16は、図9の各装置と同様な端局構成である。一方、その他の通信装置12〜15は、それぞれが両隣の装置と無線通信により接続される構成である。これら通信装置12〜15のような構成を、以降では「中継局構成」と呼ぶ。
中継局構成の通信装置12〜15は、リセットや搭載パネルの抜き差し等による通常動作の中断を検出したときに、バックボーンの接続を通常モードからスルーモード(through mode)に切り替える機能を有する。スルーモードとは、自局に入力された主信号をそのまま通過させるという動作モードである。これにより、装置にリセット等が発生しても、主信号は、その装置を通過することができる。
図13に、各通信装置11〜16が保持する隣接アドレス情報の例を示す。各通信装置11〜16には、図示のテーブル60-1における「隣接アドレス情報(無線第1)」と「隣接アドレス情報(無線第2)」とが1つずつ保持される。例えば、通信装置13(172.18.0.3)には、通信装置12の「172.18.0.2」が無線第1ポートの隣接アドレスとして記録され、無線第2ポートには通信装置14の「172.18.0.4」が記録されている。
特開平10−336228号公報
図12のシステム20において、いま、中継局構成の通信装置13、通信装置14、及び、通信装置15が、短時間に、この順番で次々にリセットしたとする。この場合、リセットした各装置の動作が前述のスルーモードに切り替わることで、上位の通信装置12のリンク状況が次々に変更される。具体的には、通信装置13がリセットしてスルーモードになると、その下位の通信装置14が通信装置13を介して通信装置12とリンクされ、その後、通信装置14もリセットすると、通信装置12は、さらに下位の通信装置15とリンクされることになる。
上記の動作に伴い、通信装置12では、図13のテーブル60-2に示すような状況が発生する。すなわち、通信装置12の無線第2ポートの隣接アドレス情報に、リセットした各通信装置(13〜15)や末端の通信装置16のIPアドレスが次々と蓄積される。これは、リセットした装置が次々とスルーモードに切り替わることにより、通信装置12が下位の装置と途切れることなくリンクされるからである。その結果、通信装置12は、下位装置との新たなリンクの確立を検出するたびに、その装置のIPアドレスを隣接アドレス情報に記録し、記録した旨を監視端末17へ通知することになる。
しかしながら、監視端末17は、通信装置のポートと、そのポートにより交信するIPアドレスとの組み合わせを1対1で管理することから、上記のような状況には対処することができない。すなわち、無線第2ポートのような1つの通信ポートに関し、複数のIPアドレスが通知されても、それらをアドレスMAPに反映させることはできない。その結果、システムにおける通信装置のリンク状況を適切に監視することが困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スルーモード対応の通信装置を含むシステムにおいて、システムのリンク状況を適切に監視するための技術を提供することにある。
本発明に係るネットワーク監視システムは、一対の端局および該端局間に直列的に接続された複数の中継局を含む通信装置群と、前記通信装置群における一方の端局が接続された監視装置とを備え、前記通信装置群の中継局は、自局において所定のイベントが発生したときに動作モードをスルーモードに切り替える手段を有し、前記通信装置群のそれぞれは、自局とのリンクが確立された他局のアドレス情報を取得する手段と、取得したアドレス情報と対応する通信ポートの現行のアドレス情報とが異なる場合に前記現行のアドレス情報を前記取得したアドレス情報に変更し且つ該変更の旨を前記監視装置へ通知する手段とを有し、前記監視装置は、前記通信装置群の直列的な接続関係を表すマップに前記通信装置群からの通知に応じたリンク状況を記録する手段を有する。
本発明に係るネットワーク監視方法は、一対の端局および該端局間に直列的に接続された複数の中継局を含む通信装置群と、前記通信装置群における一方の端局が接続された監視装置とを備えるシステムにおいて、前記監視装置が、前記通信装置群の直列的な接続関係を表すマップを記憶し、前記通信装置群の中継局が、自局において所定のイベントが発生したときに動作モードをスルーモードに切り替え、前記通信装置群のそれぞれが、自局とのリンクが確立された他局のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報と対応する通信ポートの現行のアドレス情報とが異なる場合に前記現行のアドレス情報を前記取得したアドレス情報に変更し、変更の旨を前記監視装置へ通知し、前記監視装置が、通知されたアドレス情報の変更に応じたリンク状況を前記マップに記録するという方法である。
本発明によれば、中継局にてスルーモードへの切り替えが発生しても、その上位局において下位局のアドレス情報が蓄積するという事態を回避できる。これにより、監視装置がシステムのリンク状況を適切に監視することができる。
図1に、本発明の実施形態のシステム構成を示す。本実施形態のシステム100は、直列的に接続された複数の通信装置101〜106と、通信装置群(101〜106)のリンク状況を管理する監視装置107とを備える。監視装置107には、マスター局となる通信装置101が接続される。システム100は、前述のシステム20(図12)と同様なシステム構成である。すなわち、端局の通信装置101及び通信装置106間の通信装置102〜105がそれぞれ中継局構成であり、また、通信装置101〜106が互いに無線で接続される。
図2に、中継局構成の通信装置(102〜105)の構成を示す。制御部111は、装置全体の制御を担う。第1無線部112Aおよび第2無線部113Aは、それぞれのアンテナ120を用いて他の装置と無線通信を行う。SNMP処理部114は、監視装置107との交信に用いるSNMPに関する通信処理を行う。モード切替部115は、自装置のリセットや搭載パネルの抜き差しなど、通常動作の中断を検出したとき、動作をスルーモードに切り替える。また、自装置の復旧したときは、スルーモードから通常モードに戻す。
装置間通信部116は、他の装置とのリンク確立およびリンク切断等を処理する。隣接情報処理部117は、リンクが確立された他の装置からの情報を用いて、隣接情報としてのIPアドレスを取得し、それをデータベース118に登録する。また、データベース118における隣接情報の変化を検出する。
データベース118には、自装置のIPアドレスと、リンクが確立された他装置のIPアドレスである隣接情報とが保存される。前述のSNMP処理部114は、監視装置107から装置情報取得(SNMP Get)や制御(SNMP Set)等のSNMPパケットを受信した場合、それが自装置宛てか否かを判断するために、データベース118から自装置のIPアドレスを参照する。また、監視装置107へ隣接情報の変化を通知するとき(SNMP Trap)にデータベース118のアドレスを用いる。
図3に、端局構成の通信装置(101,106)の構成を示す。図示の構成における前述の中継局構成(図2)との差異を述べる。端局の通信装置(101,106)の通信手段は、有線通信を担う有線部112Bと、無線通信を担う無線部113Bとである。また、端局は、スルーモードに切り替えるモード切替部115(図2)を具備しない。監視装置107との交信のための監視装置インタフェース部119は、マスター局となる通信装置101にのみ設けられる。
図4に、監視装置107の構成を示す。制御部121は、装置全体の制御を担う。通信装置インタフェース部122は、マスター局の通信装置101との交信のためのインタフェースである。SNMP処理部123は、通信装置群(101〜106)と交信するSNMPパケットを処理する。MAP処理部124は、図1に示すような通信装置群(101〜106)の接続環境において、実際の無線リンクがどのような状態であるのかをアドレスMAP125に随時記録する。
アドレスMAP125には、各通信装置の無線ポート(図2,図3:112A,113A,112B)と、そのポートからリンクされた他の通信装置のIPアドレスとが1対1で記録される。記録されたアドレスMAP125は、監視装置107のオペレータが閲覧できるような形態で画面表示される。
本実施形態の動作を説明する。ここでは、システムの初期状態において、各通信装置(101〜106)のデータベース118に、図5に示すテーブル70-1のうちの、それぞれに対応するものが登録されるものとする。例えば、マスター局の通信装置101のデータベース118には、自装置のIPアドレスとして「172.18.0.1」が登録され、無線部113Bに関する隣接情報として通信装置102の「172.18.0.2」が登録される。また、例えば、中継局構成の通信装置102には、自装置のIPアドレスとして「172.18.0.2」、第1無線部112Aの隣接情報(無線第1)として通信装置101の「172.18.0.1」、第2無線部113Aの隣接情報(無線第2)として通信装置103の「172.18.0.3」が、それぞれ登録される。
図5のようにアドレスが登録された後、通信装置102より下位の通信装置103、通信装置104及び通信装置105が順次リセットする状況を想定する。かかる想定における動作を、図6に示すシーケンスを参照しながら説明する。
まず初めに、監視装置107が、アドレスMAP125のための基本情報として、通信装置群(101〜106)の接続情報、すなわち図1に示す直列的な配置関係を表す情報を読み込む(ステップS101)。読み込み方法としては、別装置で作成された系構成データを監視装置107がUpdate機能で読み込む、又は、ユーザが各通信装置とIPアドレスとを関連付けして登録する等、任意の方法であってよい。
いま、中継局の通信装置103(172.18.0.3)にリセットが発生したとする(ステップS102)。その結果、通信装置103の動作が通常モードからスルーモードに切り替わり、上位の通信装置102(172.18.0.2)と、通信装置103の後段の通信装置104(172.18.0.4)との間にリンクが確立する(ステップS103)。上位の通信装置102は、通信装置104とのリンク確立に伴う隣接情報の変化を検出する(ステップS104)。
ここで、図7のフローチャートを参照して、通信装置102が隣接情報の変化を検出する動作について説明する。通信装置102は、スルーモードの通信装置103を介してリンクされた通信装置104のIPアドレス「172.18.0.4」を取得する(ステップS201)。そして、データベース118の参照により、新たなリンクに対応する第2無線部113Aの現行の隣接情報(無線第2)を認識し、認識した現行の隣接情報と、通信装置104のIPアドレスとを照合する(ステップS202)。
ここでは、図5より、現行の隣接情報として、通信装置103の「172.18.0.3」が登録されている。よって、今回取得したIPアドレス「172.18.0.4」は、現行のものと一致しないと判定される(ステップS202:No)。この場合、通信装置102は、今回取得したIPアドレス「172.18.0.4」を、現行の隣接情報「172.18.0.3」に上書きすることで、隣接情報を更新する(ステップS203)。この更新により、隣接情報の変化が検出される(ステップS204)。
上記更新により、通信装置102のデータベース118における記録は、図8のテーブル70-2のような状態となる。すなわち、通信装置104とのリンクを確立した第2無線部113Aの隣接情報(無線第2)として、その通信装置104のIPアドレス「172.18.0.4」のみが記録される。
通信装置102は、第2無線部113Aの隣接情報が「172.18.0.3」から「172.18.0.4」へ変化したことを、SNMPパケット(SNMP Trap)により監視装置107へ通知する(図6:ステップS105)。
監視装置107は、通信装置102からの通知を受けると、通信装置102(172.18.0.2)と通信装置104(172.18.0.4)との間にリンクが張られたことをアドレスMAP125に記録する。このとき、当初に読み込んだアドレスMAP125の基本情報を参照し、通信装置102と通信装置104との位置関係を確認する。その結果、両者間に通信装置103(172.18.0.3)があることを認識し、この通信装置103をアドレスMAP125上で切断状態(Disconnect)、すなわち何れの通信装置にもリンクされていない状態として記録する(ステップS106)。一方、通信装置104より下位の通信装置105および通信装置106については、アドレスMAP125上で接続状態(Connect)を維持する。
その後、通信装置103に続いて通信装置104もリセットすると(ステップS107)、リセットした通信装置104がスルーモードに切り替わることで、上位の通信装置102(172.18.0.2)と、通信装置104の後段の通信装置105(172.18.0.5)との間にリンクが確立される(ステップS108)。
上位の通信装置102は、図7に示す手順により、通信装置105とのリンク確立に伴う隣接情報の変化を検出する(ステップS109)。この時点において、通信装置102のデータベース118の記録は、図8に示すテーブル70-3のような状態となる。すなわち、第2無線部113A(無線第2)の隣接情報として、「172.18.0.5」のみが記録される。通信装置102は、第2無線部113Aの隣接情報を「172.18.0.4」から「172.18.0.5」に変更したことを監視装置107へ通知する(ステップS110)。
監視装置107は、通信装置102からの通知を受けると、通信装置102(172.18.0.2)と通信装置105(172.18.0.5)との間にリンクが張られたことをアドレスMAP125に記録し、両者の位置関係を確認する。その結果、両者間に、切断状態の通信装置103と、変更前のリンク先である通信装置104との存在を認識すると、通信装置104もアドレスMAP125上で切断状態(Disconnect)として記録する(ステップS111)。一方、通信装置105の後段の通信装置106については、接続状態(Connect)を維持する。
さらにその後、通信装置104に続いて通信装置105もリセットすると(ステップS112)、リセットした通信装置105がスルーモードに切り替わることで、上位の通信装置102(172.18.0.2)と、通信装置105の後段の通信装置106(172.18.0.6)との間にリンクが確立される(ステップS113)。
上位の通信装置102は、図7に示す手順により、通信装置106とのリンク確立に伴う隣接情報の変化を検出する(ステップS114)。この時点において、通信装置102のデータベース118の記録は、図8に示すテーブル70-4のような状態となる。すなわち、第2無線部113A(無線第2)の隣接情報として、「172.18.0.6」のみが記録される。通信装置102は、第2無線部113Aの隣接情報を「172.18.0.5」から「172.18.0.6」に変更したことを監視装置107へ通知する(ステップS115)。
監視装置107は、通信装置102からの通知を受けると、通信装置102(172.18.0.2)と通信装置106(172.18.0.6)との間にリンクが張られたことをアドレスMAP125に記録し、両者の位置関係を確認する。その結果、両者間に、切断状態の通信装置103及び通信装置104と、変更前のリンク先である通信装置105との存在を認識すると、通信装置105もアドレスMAP125上で切断状態(Disconnect)として記録する(ステップS116)。
その後、リセット中であった通信装置103、通信装置104及び通信装置105が復旧すると(ステップS117)、通信装置102及び通信装置103間と、通信装置103及び通信装置104間と、通信装置104及び通信装置105間とに、それぞれリンクが確立される(ステップS118)。
上記の復旧に伴い、通信装置102は、後段の通信装置103とのリンク確立に伴う隣接情報の変化を検出する(ステップS119)。この時点において、通信装置102のデータベース118の記録は、図5に示す初期状態のテーブル70-1のようになる。すなわち、第2無線部113A(無線第2)の隣接情報として、「172.18.0.3」のみが記録された状態である。通信装置102は、第2無線部113Aの隣接情報を「172.18.0.6」から「172.18.0.3」に変更したことを監視装置107へ通知する(ステップS120)。
監視装置107は、通信装置102からの通知を受けると、通信装置102(172.18.0.2)と通信装置103(172.18.0.3)との間にリンクが張られたことをアドレスMAP125に記録し、両者の位置関係を確認する。その結果、両者が隣接関係にあることを認識すると、通信装置103より下位にある切断状態の通信装置104及び通信装置105に対し、装置情報取得要求(SNMP Get)を出す。そして、それらをアドレスMAP125上にて順次、接続状態(Connect)に切り替える(ステップS121)。
このように、本実施形態によれば、各通信装置が、最新のリンクに関するIPアドレスのみを隣接情報として記録することから、中継局にてスルーモードへの切り替えが発生しても、その上位局において下位局のアドレス情報が蓄積するという事態を回避できる。これにより、監視装置107がシステムのリンク状況を適切に監視することができる。
なお、監視装置107は、上記実施形態のように通信装置102〜105が中継局構成であるシステムに限らず、図9に示すような、全ての通信装置が端局構成のシステムに適用することもできる。その場合、スルーモードが無いことから、通信装置から監視装置107への通知は、必ず隣接の装置に関するものであるが、後段のIPアドレスの削除を通知されたときは、削除されたIPアドレスを含む下位の全てのIPアドレスに対し、アドレスMAP125上で切断(Disconnect)を記録する。その後、削除されたIPアドレスが復帰したとき、それより下位の通信装置に装置情報取得要求(SNMP Get)を出し、順次、接続(Connect)を記録する。
本発明は、上記実施形態の通信装置の動作に対応するコンピュータプログラム、あるいは、それを記憶した記録媒体として実施することができる。
本発明の実施形態のシステム構成図である。 本発明の実施形態における中継局構成の通信装置のブロック図である。 本発明の実施形態における端局構成の通信装置のブロック図である。 本発明の実施形態における監視装置のブロック図である。 本発明の実施形態における隣接情報に関する説明図である。 本発明の実施形態のシステム動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態の通信装置における動作のフローチャートである。 本発明の実施形態における隣接情報の推移に関する説明図である。 端局構成の通信装置によるシステム構成図である。 端局構成の通信装置によるシステムにおける隣接情報の推移に関する説明図である。 端局構成の通信装置によるシステム動作を示すシーケンス図である。 中継局構成の通信装置を含むシステム構成図である。 中継局構成の通信装置を含むシステムの従来の隣接情報の推移に関する説明図である。
符号の説明
100 システム
101,106 通信装置(端局構成)
102〜105 通信装置(中継局構成)
107 監視装置

Claims (9)

  1. 一対の端局および該端局間に直列的に接続された複数の中継局を含む通信装置群と、前記通信装置群における一方の端局が接続された監視装置とを備え、
    前記通信装置群の中継局は、自局において所定のイベントが発生したときに動作モードをスルーモードに切り替える手段を有し、
    前記通信装置群のそれぞれは、自局とのリンクが確立された他局のアドレス情報を取得する手段と、取得したアドレス情報と対応する通信ポートの現行のアドレス情報とが異なる場合に前記現行のアドレス情報を前記取得したアドレス情報に変更し且つ該変更の旨を前記監視装置へ通知する手段とを有し、
    前記監視装置は、前記通信装置群の直列的な接続関係を表すマップに前記通信装置群からの通知に応じたリンク状況を記録する手段を有することを特徴とするネットワーク監視システム。
  2. 前記監視装置は、アドレス情報の変更を通知されたとき、当該通知を行った通信装置と変更後のアドレス情報の通信装置との接続関係が隣接であるか否かを前記マップから判定し、前記判定が否の場合、変更前のアドレス情報の通信装置がいずれの通信装置にもリンクされないことを前記マップに記録することを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視システム。
  3. 前記通信装置群における局間の交信および前記通信装置群と前記監視装置との交信における通信プロトコルにSNMP(Simple Network Management Protocol)を使用することを特徴とする請求項1又は2記載のネットワーク監視システム。
  4. 一対の端局間に直列的に接続された複数の中継局を含む通信装置群における前記中継局としての通信装置であって、
    自局において所定のイベントが発生したときに動作モードをスルーモードに切り替える手段と、自局とのリンクが確立された他局のアドレス情報を取得する手段と、取得したアドレス情報と対応する通信ポートの現行のアドレス情報とが異なる場合に前記現行のアドレス情報を前記取得したアドレス情報に変更し且つ該変更の旨を監視装置へ通知する手段とを有することを特徴とする通信装置。
  5. 他局との交信および前記監視装置との交信における通信プロトコルにSNMP(Simple Network Management Protocol)を使用することを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. コンピュータを請求項4又は5記載の通信装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 一対の端局および該端局間に直列的に接続された複数の中継局を含む通信装置群と、前記通信装置群における一方の端局が接続された監視装置とを備えるシステムにおいて、
    前記監視装置が、前記通信装置群の直列的な接続関係を表すマップを記憶し、
    前記通信装置群の中継局が、自局において所定のイベントが発生したときに動作モードをスルーモードに切り替え、
    前記通信装置群のそれぞれが、自局とのリンクが確立された他局のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報と対応する通信ポートの現行のアドレス情報とが異なる場合に前記現行のアドレス情報を前記取得したアドレス情報に変更し、変更の旨を前記監視装置へ通知し、
    前記監視装置が、通知されたアドレス情報の変更に応じたリンク状況を前記マップに記録することを特徴とするネットワーク監視方法。
  8. 前記監視装置が、アドレス情報の変更を通知されたとき、当該通知を行った通信装置と変更後のアドレス情報の通信装置との接続関係が隣接であるか否かを前記マップから判定し、前記判定が否の場合、変更前のアドレス情報の通信装置がいずれの通信装置にもリンクされないことを前記マップに記録することを特徴とする請求項7記載のネットワーク監視方法。
  9. 前記通信装置群における局間の交信および前記通信装置群と前記監視装置との交信における通信プロトコルにSNMP(Simple Network Management Protocol)を使用することを特徴とする請求項7又は8記載のネットワーク監視方法。
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