JP5483198B2 - ネットワーク中継装置及びリング型ネットワーク - Google Patents

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Description

本発明は、リング型ネットワークにおいて正確にネットワーク内の通信状態を監視するためのネットワーク中継装置及びリング型ネットワークに関するものである。
従来、複数のネットワーク中継装置を接続してリング型トポロジを構成したネットワークにおいて、各ネットワーク中継装置に実装された冗長化プロトコルを用いて通信経路の冗長化を図ることにより、ネットワーク内に何らかの通信障害が発生した場合、それまでの通信経路を代替の経路(冗長化経路)に切り替えて通信障害を回避する技術が知られている(例えば、特許文献1)。この先行技術は、リング型ネットワーク内に配置された複数のスイッチングハブのうち、予めネットワーク内の通信を監視するための基点となるスイッチングハブを選択しておき、これらスイッチングハブの少なくとも2つのポートのうち、一方のポートをユーザフレームの送受信が可能なフォワーディング状態に設定し、他方のポートをユーザフレームの送受信が禁止されたブロッキング状態に設定するものである。
上記の基点となるスイッチングハブは、リング型ネットワーク内における通信状態を監視するための制御フレームをフォワーディング状態のポートから所定の間隔でリング型ネットワーク内に送信する。そしてリング型ネットワーク内を転送された制御フレームをブロッキング状態のポートで受信する。このとき基点となるスイッチングハブには、各ポートに制御フレームの数を計数するためのカウンタ回路が備えられている。このカウンタ回路は、ブロッキング状態に設定されたポートにおいて、受信したフレームが制御フレームであるか否かを識別するとともに、制御フレームを受信した場合、その受信したフレーム数をカウントする。そして、基点となるスイッチングハブは、カウンタ回路で計算された値を所定の間隔で(一定時間ごとに)読み出し、前回の読み出し時から今回読み出す時までの間に、上記のフレーム数に増加があったか否かを判別する。
その結果、フレーム数が増加していない場合、基点となるスイッチングハブはネットワーク内に通信障害が発生したと判断し、それまでブロッキング状態に設定していたポートをフォワーディング状態に設定する。これにより、通信経路を代替の通信経路に瞬時に切り替えて、通信障害を回避することができる。また、通信障害の影響によりユーザフレームが破棄される時間を最小限に抑えることができると考えられる。
特開2004−201009号公報
上述した先行技術による障害検知の手法は、予め設定された一定の間隔で制御フレームの受信カウント数を監視しているため、通信障害が発生した場合の応答性に優れるという利点がある。しかしながら、障害検知の応答性を重視し、予め設定された一定の間隔を短くしすぎると、わずかなネットワーク内の遅延についても通信障害であると誤検知するおそれがある。
例えば、ネットワーク内で一時的にトラフィック量が増加したことにより制御フレームの転送速度が遅延していると、一定時間内では基点となるスイッチングハブに制御フレームが到達しないことがある。この場合、次に受信カウント数の読み出しを行うタイミングではフレーム数が増加していないため、それによってスイッチングハブは通信経路上に障害が発生したと判断してしまう。その反面、この問題を解消するために、転送速度の遅延を見越して読み出しの間隔を過度に長く設定すると、障害検知の応答性が大きく低下するという問題がある。
そこで本発明は、ネットワーク内の状況に応じて正確に通信障害を検知するとともに、その誤検知を防止することができる技術の提供を課題とする。
上記の目的を達成するための本発明は、、本発明は、所定の冗長化プロトコルを用いて冗長化経路を確保したリング型ネットワークを構成し、リング型ネットワークを構成している他のネットワーク中継装置と接続される一方のポートから所定の間隔で制御フレームを送信し、リング型ネットワークを構成している他のネットワーク中継装置と接続される他方のポートで制御フレームを受信し、制御フレームを受信してから次の制御フレームを所定の一定時間である待機時間以上受信しない場合にリング型ネットワーク内の通信経路を冗長化経路に切り替えるネットワーク中継装置であって、待機時間を算出して設定する自動設定モードである、又は自動設定モードではないことを識別するための第1の識別情報を格納した制御フレームを生成する生成手段と、生成手段で生成された制御フレームを所定の間隔で送信する送信手段と、送信手段により所定の間隔で送信された制御フレームを受信し、受信した制御フレームの受信時刻を記録する受信手段と、受信した制御フレームに自動設定モードであることを識別する第1の識別情報が格納されている場合に、受信手段により記録された受信時刻に基づいて待機時間を算出して設定する待機時間設定手段と、制御フレームを受信してから次の制御フレームを待機時間以上受信しない場合に冗長化経路に切り替える切替手段とを備えたネットワーク中継装置である。
また、上記の目的を達成するために、本発明は、所定の冗長化プロトコルに基づいて冗長化経路を確保した通信経路と、通信経路上に配置され、通信経路を介してフレームを中継する複数のネットワーク中継装置と、複数のネットワーク中継装置のうち、一方のネットワーク中継装置に対してフレームを中継しつつ、これらネットワーク中継装置間の通信状態を監視するための制御フレームを所定の間隔で送信するとともに、通信経路を経由して他方のネットワーク中継装置から転送された制御フレームを受信するマスタースイッチとを備えたリング型ネットワークであって、マスタースイッチは、制御フレームを受信してから次の制御フレームを所定の一定時間である待機時間として設定するために、待機時間を自動で算出する自動設定モードである、又は自動設定モードではないことを識別するための第1の識別情報を格納した制御フレームを生成する生成手段と、生成手段により生成された制御フレームを所定の間隔で一方のネットワーク中継装置へ向けて送信する送信手段と、送信手段により所定の間隔で送信され、通信経路を経由して他方の前記ネットワーク中継装置から転送された制御フレームを受信するとともに、受信した制御フレームの受信時刻を記録する受信手段と、受信した制御フレームに自動設定モードであることを識別する第1の識別情報が格納されている場合に、受信手段により記録された受信時刻に基づいて待機時間を算出して設定する待機時間設定手段と、制御フレームを受信してから次の制御フレームを待機時間以上受信しない場合に通信経路を冗長化経路に切り替える切替手段とを備えるリング型ネットワークである。
本発明のネットワーク中継装置及びリング型ネットワークによれば、ネットワーク内の状況に応じて正確に通信障害を検知するとともに、その誤検知を防止することができる。
第1実施形態におけるリング型ネットワークの構成例を概略的に示す図である。 リング型ネットワークに配置された他のネットワークの構成例を概略的に示す図である。 スイッチングハブの機能的な構成を概略的に示すブロック図である。 制御フレームの基本的な構成を概略的に示す図である。 制御フレームの送信処理を概略的に示すフローチャートである。 制御フレームの受信処理を概略的に示すフローチャートである。 第1実施形態におけるメモリ部のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。 図5に示す制御フレームの送信処理についてその変形例を概略的に示すフローチャートである。 図6に示す制御フレームの受信処理についてその変形例を概略的に示すフローチャートである。 第2実施形態におけるメモリ部のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。 第3実施形態におけるメモリ部のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。 第4実施形態におけるメモリ部のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。 第5実施形態におけるメモリ部のテーブルに保存された測定情報、受信時刻及び待機時間の設定情報を示す表である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔リング型ネットワークの概略〕
図1は、第1実施形態におけるリング型ネットワークの構成例を概略的に示す図である。また、図2は、リング型ネットワーク8内に配置された他のネットワーク18,20の構成例を概略的に示す図である。リング型ネットワーク8は、複数のスイッチングハブ1,2,4,6を有している。スイッチングハブ1,2,4,6は、例えばフレームを送受信するレイヤ2スイッチや、レイヤ3スイッチ等である。
スイッチングハブ1は、マスタースイッチとしてリング型トポロジを有するネットワークの冗長化に適したリング冗長プロトコル(冗長化プロトコル)を実装している。なお、スイッチングハブ2,4,6にもリング冗長プロトコルを実装する必要があるリング冗長プロトコルと、スイッチングハブ2,4,6としてリング冗長プロトコルを実装しない通常のスイッチングハブを用いることができるリング冗長プロトコルとがある。リング冗長プロトコルとしては、例えばMMRP2(Multi Master Ring Protocol 2)やMRP(Metro Ring Protocol)、EAPS(Ethernet(登録商標)Automatic Protection Switching)等がある。いずれにしても、各スイッチングハブ1,2,4,6はリング冗長化プロトコルに基づいてフレームを転送するリング型ネットワーク8を構成している。リング型ネットワーク8には、他のネットワーク10,12,14,16が接続されており、これら他のネットワーク10,12,14,16は、リング型ネットワーク8を介して相互に通信することができる。
各スイッチングハブ1,2,4,6は、それぞれ図示しない複数のポートを備えており、各ポートから接続先のスイッチングハブ2,4,6,1や、他のネットワーク10,12,14,16に対してフレームを中継する。なお、図1中にスイッチングハブ1,2,4,6同士の間、又はこれらと各ネットワーク10,12,14,16との間に示されている実線の矢印は、フレームの転送方向を表している。
本実施形態で挙げるリング型ネットワークは、例えば複数の国間や地域間に跨って敷設される大規模な広域ネットワークを想定している。例えばスイッチングハブ2,4間、又はスイッチングハブ4,6間には、例えばある1つの国内又は地域内で構成されたネットワーク18,20が介在している。
〔地域拠点の構成〕
これらネットワーク18,20は、図2中に示すネットワーク20の構成例のように、例えば世界規模を想定した広域のリング型ネットワーク8内において、それぞれ何れかの地域拠点(例えば欧米拠点、アジア拠点等)に位置付けられるものである。なお、図2ではスイッチングハブ4,6間に配置されたネットワーク20を例に取り上げているが、もう一方のネットワーク18についても同様に、その地域拠点内において独自のプロトコルに基づきフレームの転送を行う構成を有するものとする。
図2中に示すネットワーク20は、例えばスイッチングハブ22,24や図示しない複数のスイッチングハブを有している。またスイッチングハブ22,24は、さらに拠点内ネットワーク26を介して相互に接続されている。これらスイッチングハブ22,24は、上記のマスタースイッチ1をはじめ、リング型ネットワーク8を構成するスイッチングハブ2,4,6と共通のリング冗長化プロトコルに準拠している。
またスイッチングハブ22は、スイッチングハブ4と別の拠点内ネットワーク28を介して相互に接続されている。一方スイッチングハブ24もまた、他の拠点内ネットワーク30を介してスイッチングハブ6と相互に接続されている。さらに、各スイッチングハブ22,24には、拠点内サーバ32,34が接続されている。
例えば、一方の拠点内サーバ32から他方の拠点内サーバ34へデータを転送する場合、このデータはスイッチングハブ22へ転送されて、拠点内ネットワーク26を介してスイッチングハブ24へ転送される。そしてデータは、スイッチングハブ24から拠点内サーバ34へ転送される。また、1つの拠点内サーバ32から周辺のネットワーク18(図1参照)へデータを転送する場合、このデータはスイッチングハブ22から拠点内ネットワーク28を介してスイッチングハブ4へ転送され、さらにスイッチングハブ4に接続されたネットワーク18へ転送される。
図1に示すマスタースイッチ1から制御フレームが送信された場合、この制御フレームは、スイッチングハブ4から地域拠点としてのネットワーク20へ転送される。そして、ネットワーク20内において制御フレームは、拠点内ネットワーク28、スイッチングハブ22、拠点内ネットワーク26を介してスイッチングハブ24へ転送され、さらにスイッチングハブ24から拠点内ネットワーク30を介してスイッチングハブ6へ転送される。そして制御フレームは、スイッチングハブ6からマスタースイッチ1へ転送される。
このように、リング型ネットワーク8に他のネットワーク18,20が含まれて複雑に構成された場合であっても、各スイッチングハブ1,2,4,6が冗長化プロトコルに基づいて制御フレームを転送できるため、このリング型ネットワーク8内の通信状態を監視することができる。但し、構成が複雑になるため伝送時間が増加する要素も多くなり、従来技術では障害を誤検知する可能性が高く、作業者や管理者が手動で待機時間を設定する必要があった。
なお、ここでは大規模な広域ネットワークを例に挙げているが、リング型ネットワークとしての形態は、LAN(Local Area Network)におけるリング型ネットワークのように各スイッチングハブ1,2,4,6が直接ネットワークケーブルを介して接続された構成であってもよい。
図1中に示す特定のスイッチングハブ1は、リング型ネットワーク8内で通信状態を監視するための基点となるマスタースイッチとして設定されている(以下、スイッチングハブ1を「マスタースイッチ1」として記載する。)。このとき、マスタースイッチ1に備えられた複数のポート(図示しない)のうち、スイッチングハブ6に接続されているポートはブロッキング状態に設定されており、このポートではユーザフレームを送受信することができない。一方、スイッチングハブ2に接続されているポートはフォワーディング状態に設定されており、このポートではユーザフレームを送受信することができる。
したがって、例えば周辺のネットワーク10からリング型ネットワーク8を経由して他の周辺のネットワーク16へユーザフレームを転送する場合、ユーザフレームはリング型ネットワーク8内においてマスタースイッチ1からスイッチングハブ2、そしてスイッチングハブ2から他のネットワーク18を介してスイッチングハブ4へ転送され、さらにスイッチングハブ4から他のネットワーク20を介してスイッチングハブ6へ転送される。そしてユーザフレームは、スイッチングハブ6からネットワーク16へ送り出される。このとき、リング型ネットワーク8を管理している通信事業者とは別の通信事業者により他のネットワーク18,20が管理されている場合、これら他のネットワーク18,20内をユーザフレームが転送されるのに要する時間は他のネットワーク18,20の構成に依存するため、個々の通信状況によって長くなったり、短くなったりする。
また、マスタースイッチ1は、リング型ネットワーク8内で通信状態を監視するための制御フレームを生成し、これをリング型ネットワーク8内に周回させる。ユーザフレームを送受信する場合とは異なり、マスタースイッチ1はフォワーディング状態のポート及びブロッキング状態のポートから、それぞれ制御フレームを送受信することができる。このときマスタースイッチ1は、各ポートから所定の間隔で制御フレームを送信する。フォワーディング状態のポートから送信された制御フレームは、スイッチングハブ2,4,6を経由してマスタースイッチ1のブロッキング状態に設定されたポートへ転送される。また、ブロッキング状態のポートから送信された制御フレームは、スイッチングハブ6,4,2を経由してフォワーディング状態に設定されたポートへ転送される。
〔待機時間〕
このときマスタースイッチ1には、制御フレームを受信してから次の制御フレームを一定時間以上受信しない場合に障害が発生したと判断する際の一定時間である「待機時間」が設定されるものとなっている。本実施形態のマスタースイッチ1は、この待機時間を、予め制御フレームに格納された測定情報と、各ポートで制御フレームを受信した時刻に基づいて自動的に設定することができる。
上記の待機時間が設定されると、マスタースイッチ1は例えばフォワーディング状態のポートから制御フレームを送信した後、その待機時間を経過してもブロッキング状態のポートにおいて制御フレームを受信していない場合、マスタースイッチ1からスイッチングハブ2,4,6を経由する通信経路で障害が発生したと判断する。そしてマスタースイッチ1は、冗長化プロトコルに基づきそれまでブロッキング状態に設定していたポートをフォワーディング状態に設定し、このポートでユーザフレームを送受信する。
これにより、上記のネットワーク10からネットワーク16へユーザフレームを転送する場合、例えばスイッチングハブ2とスイッチングハブ4との間に障害が発生すると、リング型ネットワーク8内の通信経路はマスタースイッチ1からスイッチングハブ2,4,6を経由する通信経路から、マスタースイッチ1からスイッチングハブ6を経由する通信経路へ切り替わることになる。
このように、待機時間の経過とともに瞬時に通信経路を切り替えることで、通信障害によりユーザフレームが破棄される時間を大幅に短縮することができる。なお、待機時間を自動的に設定する手法の詳細については、別の図面を用いてさらに後述する。
図3は、スイッチングハブ1の機能的な構成を概略的に示すブロック図である。ここでは、リング冗長プロトコルに基づいてリング型ネットワーク8内で通信状態を監視するための基点として設定されたマスタースイッチ1を用いてその機能的な構成を説明する。なお、スイッチングハブ2,4,6もマスタースイッチ1と同様の構成を備えていてもよい。
〔スイッチングハブ(ネットワーク中継装置)の構成〕
マスタースイッチ1は、複数のポート36,38、及び制御部40を備えている。ポート36は、図1中に示すスイッチングハブ2と接続されており、ポート38はスイッチングハブ6と接続されている。また、図示しないポートが周辺のネットワーク10と接続されている。
ポート36は、冗長化プロトコルに基づいてフォワーディング状態に設定されており、この状態でポート36はユーザフレームや制御フレームを送受信することができる。一方、ポート38はブロッキング状態に設定されており、この状態でポート38はユーザフレームの送受信を行わず、制御フレームのみを送受信する。
制御部40は、制御フレーム生成部42、待機時間設定部44、及びメモリ部46を備えている。スイッチングハブ1が冗長化プロトコルに基づいてマスタースイッチとして設定された場合、制御部40は制御フレームの転送処理や待機時間の設定処理等を行う。
〔制御フレーム生成部(制御フレーム生成手段)〕
制御フレーム生成部42は、リング型ネットワーク8内の通信状態を監視するための制御フレームを生成する。制御フレーム生成部42は、監視する用途に応じて様々な種類の制御フレームを生成することができる。
また、制御フレーム生成部42は、待機時間の設定を行うために、リング型ネットワーク8を制御フレームが周回するのに要する周回時間や、ある制御フレームとその次の制御フレームとの受信間隔を測定する場合、これらを測定するための測定情報を制御フレームに格納して、ポート36又はポート38へ転送する。具体的に、制御フレーム生成部42は、測定情報として、監視ID(第2の識別情報)や、時刻情報(制御フレームの送信時刻)を制御フレームに格納する。なお、時刻情報を制御フレームに格納する場合、監視IDは制御フレームに格納しなくてもよい。また、下記する変形例の場合、時刻情報を格納せずに、監視IDのみを制御フレームに格納する。
〔ポート及び制御部(送信手段)〕
ポート36,38は、制御フレーム生成部42から転送された制御フレームを送信する。なお、制御フレームの構成については、図4を用いてさらに詳しく後述する。また、下記する変形例の場合、制御部40は、制御フレームを送信する際に、制御フレームの送信時刻を監視IDに対応付けてメモリ部46のテーブルに登録する。
〔ポート及び制御部(受信手段)〕
ポート36,38は、制御フレームを受信すると、これを制御部40へ転送する。制御部40は、受信した制御フレームに格納されている監視IDと時刻情報(送信時刻)とをメモリ部46へ登録する。また、同時に、制御部40は、監視IDに対応付けて制御フレームの受信時刻を登録する。なお、制御フレームの構成、及びメモリ部46のテーブルについては別の図面を参照してさらに詳しく後述する。また、下記する変形例の場合、制御部40は、制御フレームの受信時刻を監視IDに対応付けてメモリ部46のテーブルに登録する。
〔待機時間設定部(待機時間設定手段)〕
待機時間設定部44は演算部48を備えており、この演算部48は、メモリ部46のテーブルに登録されている測定情報及び受信時刻から制御フレームの周回時間や、受信間隔等を算出する。また演算部48は、算出した周回時間や受信間隔に基づいて上記の待機時間を算出する。なお、待機時間を算出する手法については別の図面を参照してさらに詳しく後述する。また、待機時間設定部44は、演算部48が算出した待機時間を設定する。
〔切替手段〕
制御部40は、待機時間を設定した後の通常のリング冗長プロトコルの動作において、制御フレームを所定の間隔でリング型ネットワーク8内に送信する。そして、制御フレームを受信して待機時間が経過した後も次の制御フレームを受信していない場合、制御部40は、冗長化プロトコルに基づいてブロッキング状態に設定されたポート38をフォワーディング状態に設定する。
〔制御フレーム〕
図4は、制御フレーム50の基本的な構成を概略的に示す図である。制御フレーム50は、例えば、MAC(Media Access Control)フレームやMAC−in−MACフレームなど、ネットワークに応じた種々のフレームに対応しており、これらのフレームに上記の測定情報が格納されている。なお、図4ではその一例として、MACフレーム形式のフレームに測定情報を格納した制御フレームの基本的な構成について説明する。
ここに示す制御フレーム50は、DA(Destination Address)領域52、SA(Source Address)領域54、Type領域56、Protocol領域58、及びMessage領域60により構成されている。DA領域52には、制御フレーム50の宛先MACアドレスが登録される。例えば、DA52、SA領域54には冗長化プロトコルに対応した所定のMACアドレスが登録される。
Type領域56には、このMACフレームが制御フレーム50であることを識別する情報が格納される。また、Protocol領域58には、例えばリング冗長プロトコルを示す識別情報が格納される。
なお、制御フレーム50には、図示していないが、上記の各領域に加えてさらにVLAN(Vertual LAN) TAG領域を備えた形式のフレームとしてもよい。これによりリング型ネットワーク8内でVLANが設定されている場合、VLANごとに制御フレームを生成することができる。また、VLANごとに待機時間を設定することができる。
〔測定情報〕
Message領域60には測定情報が格納されており、この測定情報は冗長制御情報62、及び設定自動化情報64を有する。また、Reserved66は予約された領域であり、例えば測定情報の機能を拡張する際に新たに設定される領域である。冗長制御情報62には、例えば設定自動化情報64が格納されていることを示す識別情報が格納されている。また、設定自動化情報64には、自動設定モード68及び時刻情報70が格納されている。自動設定モード68には、監視ID72及びモード74が格納されている。
第2の識別情報としての監視ID72は、制御フレーム50を個々に識別するための情報であり、例えばランダムに設定された番号やシリアル番号等がこれに該当する。また第1の識別情報としてのモード74は、待機時間を算出して設定する自動設定モードである(ON)、又は自動設定モードではなく通常のリング冗長プロトコルの状態である(OFF)を識別するためのON又はOFFを示す識別情報や、待機時間の算出方法を示すモード(例えば「モード1」〜「モード4」等)情報である。また時刻情報70には、制御フレーム50の送信時刻を示す情報が格納されている。なお、モード74は例えばマスタースイッチ1に監視用の端末を接続して、作業者や管理者等が手動で設定してもよい。あるいは、制御部40が自動的にモード74を設定してもよい。
図5は、制御フレーム50の送信処理を概略的に示すフローチャートである。ここでは主に、制御部40で制御フレーム50を生成し、これをポート36から送信する際の処理について説明する。
ステップS100:制御部40の制御フレーム生成部42は、モードの設定を確認する。モードの設定がOFFである場合、制御フレーム生成部42は、制御フレームを送信して(ステップS108)この処理を終了(END)する。一方、モードの設定がONである場合、制御フレーム生成部42は、待機時間の算出方法を示すモードを設定し(ステップS102)、次のステップS104へ進む。
ステップS104:ここで制御フレーム生成部42は、監視ID72及び時刻情報(送信時刻)70を制御フレーム50に格納する。
ステップS106:次に制御部40は、制御フレーム50をポート36から送信し、ステップS100へ戻る。
図6は、制御フレーム50の受信処理を概略的に示すフローチャートである。ここでは主に、ポート38で受信した制御フレーム50の測定情報に基づいて待機時間を算出する処理について説明する。
ステップS200:ポート38は、制御フレーム50を受信する。ポート38は、受信した制御フレーム50を制御部40へ転送する。
ステップS202:制御部40は、受信した制御フレーム50のMessage領域60を参照する。ここに格納されたモード74の設定内容が「OFF」を示す場合、待機時間の算出は行わずにこの処理を終了する(END)。また、モード74の設定内容が「ON」を示す場合、制御部40は、受信した制御フレーム50の自動設定モード68に格納されている監視ID72に対応付けて、制御フレーム50に格納されている送信時刻(時刻情報70)と制御フレーム50を受信した時刻とをメモリ部46のテーブルに記録する(ステップS204)。
ステップS206:待機時間設定部44の演算部48は、メモリ部46のテーブルに登録された測定情報及び制御フレーム50の受信時刻に基づいて、待機時間を算出する(待機時間設定処理)。待機時間設定部44は、算出した待機時間を設定して、この処理を終了する(END)。なお、待機時間算出処理については、図7から図13を用いてさらに詳しく後述する。
図7は、第1実施形態におけるメモリ部46のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。第1実施形態では、平均周回時間に揺らぎ時間を加算して得られた値を待機時間として設定する。
左から1列目に配置された監視IDの欄には、送信した制御フレーム50を個々に識別するための各監視IDが示されている。左から2列目に配置された送信時刻の欄には、個々の制御フレーム50を送信した時刻がそれぞれ示されている。また左から3列目に配置された受信時刻の欄には、制御フレーム50を受信した時刻がそれぞれ示されている。
左から4列目に配置された周回時間の欄には、制御フレーム50がリング型ネットワーク8内を周回するのに要した時間が示されている。この周回時間は、テーブルを行方向にみた受信時刻と送信時刻との差により算出される。例えば、図7中の上から2行目に示される監視ID72(AA11)が格納された制御フレーム50は、00時00分00秒001ミリ秒に送信され、その後、00時00分00秒310ミリ秒に受信されている。したがって、この制御フレーム50の周回時間は309ms(milli second:ミリ秒)である。
また、左から5列目に配置された送信間隔の欄には、個々の制御フレーム50を送信した間隔が示されている。なお、送信間隔は予め所定の間隔に設定し、これを送信間隔の欄に登録してもよい。また、送信時刻の欄に示される個々の制御フレーム50の送信時刻の差を算出し、これによって得られた時間を送信間隔の欄に登録してもよい。
右から4列目及び5列目に配置された平均周回時刻、及び最大周回時間の欄には、周回時間の欄に登録された周回時間の平均時間(314ms)、及び周回時間の中で最も時間を要した周回時間(320ms)がそれぞれ示されている。なお、上記の平均周回時間、及び最大周回時間を算出するために必要なサンプル数を予め設定してもよい。例えば、所定個数分の制御フレーム50を受信した後に待機時間の算出を開始する。その一方で、継続して制御フレーム50を送受信しながら所定のサンプル数のフレームを受信すると、再び待機時間の算出を行い、前に算出された待機時間を更新する。これにより、リング型ネットワーク8内におけるトラフィック量の変化に柔軟に対応できるとともに、常に最適な待機時間を設定することができる。
また、右から2列目に配置された揺らぎ時間の欄には、最大周回時間と平均周回時間との差を算出して得られた時間(6ms)が示されている。待機時間の欄には、算出された待機時間が示されている。このとき待機時間の欄には、上記の送信間隔(100ms)に揺らぎ時間(6ms)を加算して得られた時間(106ms)が待機時間として登録される。
待機時間設定部44は、上記の算出手法により待機時間を設定する際、所定個数の制御フレーム50を受信後、個々の監視ID72に対応して登録された送信時刻及び受信時刻に基づいて周回時間を算出する。次に待機時間設定部44は、送受信した所定個数分の制御フレーム50の中から周回時間の平均時間(平均周回時間)を算出するとともに、各制御フレーム50の周回時間のうち、最も時間を要した最大周回時間を特定する。続いて待機時間設定部44は、最大周回時間と平均周回時間との差を算出し、得られた値を揺らぎ時間としてテーブルに登録する。そして待機時間設定部44は、平均周回時間に揺らぎ時間を加算して得られた値を待機時間として設定し、図7に示す制御フレーム受信処理(末尾)へ復帰する。
このように、第1実施形態において、制御フレーム50には、待機時間を自動で設定するか否かを識別するための第1の識別情報(モード74)が格納されている。このモード74は、例えば、待機時間を自動設定する場合(ON)又は自動設定しない場合(OFF)を示す識別情報である。この情報を制御フレーム50に格納しておくことで、制御フレーム50をリング型ネットワーク8内の通信状態を監視するために用いる、又は、制御フレーム50を待機時間の自動設定のために用いることができる。
すなわち、マスタースイッチ1において、待機時間を自動設定する場合のモード74を制御フレーム50に格納することにより、制御フレーム50を受信した時間に基づいて待機時間を自動的に設定することができる。したがって、マスタースイッチ1は、リング型ネットワーク8の状況に応じて待機時間を効率的に設定することができる。さらに、作業者や管理者が手動で待機時間を設定するといった手間を掛けることなく、自動的に待機時間を設定することができる。
また、マスタースイッチ1は、定期的に制御フレーム50を送信してリング型ネットワーク8内を周回するのに要する時間を測定することで、待機時間を自動更新することができる。このため、たえず変化するリング型ネットワーク8内のトラフィック量を考慮したうえで最適な待機時間を動的に設定することができる。
さらに、マスタースイッチ1において、制御フレーム50の送信時刻を制御フレーム50に格納することで効率的に待機時間を設定することができる。すなわち、マスタースイッチ1は、制御フレーム50に送信時刻を格納しておくことにより、リング型ネットワーク8内を個々の制御フレーム50が周回するのに要した時間(周回時間)を個別に算出することができる。
〔第1実施形態の変形例〕
第1実施形態については、以下の変形例も適用可能である。図8は、図5に示す制御フレーム50の送信処理についてその変形例を概略的に示すフローチャートである。なお図8は、図5に対応するフローチャートであり、図8において、図5と同様の手順には同符号を付し、その詳細な説明は省略する。以下、第1実施形態と異なる手順のみを説明する。
ステップS104:制御フレーム生成部42は、監視ID72を制御フレーム50に格納する。(時刻情報70は制御フレーム50に格納しなくてよい。)
ステップS110:制御部40は、制御フレーム50を送信した際に(ステップS106)、監視ID72と対応付けて制御フレーム50の送信時刻をメモリ部46のテーブルに登録する。
第1実施形態において、制御部40は、送信時刻をメモリ部46に記録する手順は、図6中に示すステップS204のように、制御フレーム50を受信した際に行っていたが、変形例のステップS110のように、制御フレーム50の送信時に送信時刻をメモリ部46のテーブルに記録してもよい。
また、図9は、図6に示す制御フレーム50の受信処理についてその変形例を概略的に示すフローチャートである。図9は、図6に対応するフローチャートである。図8に示す制御フレーム50の送信処理により送信された制御フレーム50を受信した場合、以下の変形例も適用可能である。以下、第1実施形態と異なる手順のみ説明する。
ステップS204:制御部40は、受信した制御フレーム50の自動設定モード68に格納されている監視ID72に対応付けて、制御フレーム50を受信した時刻をメモリ部46のテーブルに記録する。
制御部40は、上記のステップS110に示す手順により制御フレーム50の送信時にその送信時刻をメモリ部46に記録した場合、制御フレーム50を受信した際にその受信時刻を監視ID72と対応付けてメモリ部46に記録すればよい。
変形例において、所定の間隔で送信される制御フレーム50に対してこれを個々に識別するための監視ID72を格納しておくことで、マスタースイッチ1は制御フレーム50を送信した際にこの送信時刻を監視ID72と対応付けて記録している。また、制御フレーム50を受信した際、個々の監視ID72に基づいてこれに対応して制御フレーム50の受信時刻を記録している。したがって、監視ID72に対応付けて記録された受信時刻及び送信時刻に基づいて周回時間を個別に算出することができる。
なお、待機時間を設定する自動設定モードのときは、制御部40における制御フレーム50による通常の障害検知の動作は停止されている。しかし、自動設定モードのときにリング型ネットワーク8に障害が発生することも考えられる。これに対処するために、自動設定モードにおいて、所定の時間(例えば、1秒)、制御フレーム50を受信しないときは、障害発生を検知するように、制御部40を設定するとよい。この場合、制御部40は自動設定モードを解除するか、障害が回復するまで、自動設定モードを停止する。
〔第2実施形態〕
図10は、第2実施形態におけるメモリ部46のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。第2実施形態では、送信間隔に偏差時間を加算して得られた値を待機時間として設定するものとする。
左から1列目〜3列目に配置された監視IDの欄、送信時刻の欄、及び受信時刻の欄には、第1実施形態と同様に、生成した制御フレーム50に格納した監視ID、これを送信した時刻、及び受信した時刻が示されている。また、左から4列目に配置された送信間隔の欄には、個々の制御フレーム50を送信した間隔が示されている。周回時間の欄には、個々の制御フレーム50がリング型ネットワーク8内を周回するのに要した時間が示されている。
右から3列目に配置された平均周回時間の欄には、サンプルとなる所定個数分の制御フレーム50がリング型ネットワーク8内を周回するのに要した平均時間が示されている。なお、第1実施形態と同様に上記の平均周回時間、及び最大周回時間を設定するために、待機時間を算出するのに必要なサンプル数を予め設定してもよい。
右から2列目に配置された偏差時間の欄には、標準偏差時間に所定の定数(図10では、「3」)を乗算して得られた値が示されている。具体的には、この標準偏差時間は、個々の周回時間と平均周回時間との差をそれぞれ二乗し、これらの値を加算して得られた値(総和)をサンプル数で除算することにより得られた値の平方根により算出される。また、所定の定数は、例えば予めリング型ネットワーク8内や、図1に示す他のネットワーク18でトラフィック量が通信帯域に対して最大となった場合における制御フレーム50の周回時間を考慮し、これと上記の標準偏差時間との差が極端に長くなることを抑制するための値である。
右から1列目に配置された待機時間の欄には、上記の送信間隔と偏差時間とを加算することにより得られた値が示されている。
なお待機時間設定部44は、上記の算出手法により待機時間を設定する際、個々の制御フレーム50の送信時刻及び受信時刻に基づいて送信間隔及び周回時間を算出し、個々に算出された周回時間から所定のサンプル数ごとに平均周回時間を算出する。続いて待機時間設定部44は、個々に算出された周回時間及び平均周回時間に基づいて標準偏差時間を算出し、これに所定の定数を乗算した偏差時間を算出する。そして待機時間設定部44は、送信間隔に偏差時間を加算して、得られた値を待機時間として設定する。
〔第3実施形態〕
図11は、第3実施形態におけるメモリ部46のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。この第3実施形態では、制御フレーム50の平均受信間隔に揺らぎ時間を加算した値を待機時間として設定している。
第1実施形態及び第2実施形態におけるメモリ部46のテーブルと同様に、第3実施形態におけるメモリ部46のテーブルは監視IDの欄、送信時刻の欄、及び受信時刻の欄を備えており、各欄にはそれぞれ監視ID、制御フレーム50の送信時刻及び受信時刻が示されている。
左から4列目に配置された受信間隔の欄には、個々の制御フレーム50を受信した時刻の間隔が示されている。例えば監視ID72(AA11)を格納した制御フレーム50を受信してから、次に監視ID72(AA12)を格納した制御フレーム50を受信するまでの時間は111msであり、これが受信間隔の欄に示されている。
右から3列目に配置された平均受信間隔の欄には、各制御フレーム50の受信間隔の中から算出された平均の受信間隔が示されている。また、右から2列目に配置された揺らぎ時間の欄には、算出された受信間隔のうち最も長い受信間隔と、平均受信間隔との差を算出して得られた値が示されている。また、右から1列目に配置された待機時間の欄には、平均受信間隔と揺らぎ時間とを加算することにより得られた値が示されている。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、待機時間を算出するのに必要なサンプル数を予め設定してもよい。例えば、所定個数分の制御フレーム50を受信した後に待機時間の算出を開始しつつ、継続して制御フレーム50を送受信しながら所定のサンプル数の制御フレーム50を受信する度に待機時間を算出することによって、前に算出した待機時間を更新してもよい。
待機時間設定部44は、上記の算出手法により待機時間を設定する際、個々の制御フレーム50を受信した順にこれらの受信間隔を算出する。そして所定サンプル数分の受信間隔の中から平均の受信間隔を算出する。また、待機時間設定部44は、所定サンプル数分の受信間隔の中から最も長い受信間隔を特定するとともに、これに平均時間を加算した揺らぎ時間を算出する。さらに待機時間設定部46は、平均受信時間に揺らぎ時間を加算し、得られた値を待機時間として設定する。
なお、第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態とは異なり送信時刻を待機時間の算出に用いていない。よって、例えば、メモリ部46のテーブルから送信時刻の欄を削除してもよい。制御フレーム50に送信時刻を格納する手順、又は制御フレーム50の送信時にメモリ部46のテーブルに送信時刻を記録する手順を省いてもよい。
〔第4実施形態〕
図12は、第4実施形態におけるメモリ部46のテーブルに保存された送信時刻、受信時刻及び待機時間を示す表である。第1実施形態から第3実施形態におけるメモリ部46のテーブルと同様に、第4実施形態におけるメモリ部46のテーブルは監視IDの欄、送信時刻の欄、及び受信時刻の欄を備えており、各欄にはそれぞれ監視ID、制御フレーム50の送信時刻及び受信時刻が示されている。
左から4列目に配置された受信間隔の欄には、受信時刻の欄に示された個々の制御フレームの受信時刻に基づいて、それぞれの制御フレーム50を受信した間隔が示されている。第3実施形態と同様に、例えば監視ID72(AA11)を格納した制御フレーム50を受信してから、監視ID72(AA12)を受信するまでの時間は111msであり、この値が受信間隔の欄に示されている。
また、右から3列目に配置された平均受信間隔の欄には、受信間隔の欄に示されているそれぞれの受信間隔に基づいて算出した平均の受信間隔が示されている。また右から2列目に配置された偏差時間の欄には、個々の受信間隔及び平均受信間隔に基づいて算出した標準偏差時間に所定の定数(図12では、「3」)を乗算した値が示されている。また、右から1列目に配置された待機時間の欄には、平均受信間隔と偏差時間とを加算して得られた値が示されている。なお、第2実施形態で偏差時間は、個々の周回時間及び平均周回間隔に基づいて標準偏差時間を算出していたのに対し、第4実施形態では、個々の受信間隔及び平均受信間隔に基づいて標準偏差時間を算出する点で相違するが、その他偏差時間の計算方法、及び所定の定数については第2実施形態と同様である。
待機時間設定部44は、上記の算出手法により待機時間を設定する際、個々の制御フレーム50を受信した順にこれらの受信間隔を算出し、次に個々に算出された受信間隔から所定のサンプル数ごとに平均周回時間を算出する。次に、個々に算出された受信間隔及び平均受信間隔に基づいて標準偏差時間を算出し、これに所定の定数を乗算した偏差時間を算出する。そして待機時間設定部44は、平均受信間隔と偏差時間とを加算して、得られた値を待機時間として設定する。
このように待機時間設定部44は、制御フレーム50の受信間隔を基準にして待機時間を算出してもよい。これによりリング型ネットワーク8内でのフレーム転送における遅延時間を考慮して常に最適な時間を待機時間として設定することができる。
なお、第4実施形態では第3実施形態と同様に、送信時刻を待機時間の算出に用いていない。よって、例えばメモリ部46のテーブルから送信時刻の欄を削除してもよい。制御フレーム50に送信時刻を格納する手順、又は制御フレーム50の送信時にメモリ部46のテーブルに送信時刻を記録する手順を省いてもよい。
〔第5実施形態〕
図13は、第5実施形態におけるメモリ部46のテーブルに保存された測定情報、制御フレーム50の受信時刻及び待機時間の設定情報を示す表である。第5実施形態では、予め所定の待機時間をテーブルに登録しておくとともに、ネットワークの構成に応じて第1実施形態から第4実施形態により算出した待機時間を追加する。そして、状況に応じて最適な待機時間を選択する。
左から1列目には、待機時間の算出方法を表すモードが示されている。また、各モード別に待機時間の算出に必要なパラメータが2列目から6列目に示されている。上から2行目に配置された「モード0」の欄には、初期状態として登録された値であり、例えばネットワークを構築した際の初期設定値として用いることができる。
上から3行目に配置された「モード1」の欄には、第1実施形態により算出された待機時間がそれぞれ示されている。また、上から3行目に配置された「モード2」の欄には、第2実施形態により算出された待機時間がそれぞれ示されている。また上から4行目及び5行目に配置された「モード3」及び「モード4」の欄には、第3実施形態及び第4実施形態により算出された待機時間が示されている。なお、図13中に示す各列のパラメータは、それぞれモード別に待機時間の算出に必要な値が示されており、各モードにおいて待機時間の算出に必要のないパラメータについては、便宜的に斜線を引いて示している。
このように、各モードにより算出された待機時間を設定することで、例えばネットワークの構成やトラフィック量に応じて各モードの待機時間の中から最適な待機時間を選択することができる。例えば、所定時間内に生成された制御フレームの周回時間が待機時間を超える回数を各モード別に計測し、このうち一番少ない回数のモードを待機時間として設定してもよい。なお、このとき例えば作業者や管理者等によらず、制御部40に決定させてもよい。これにより、図1に示すリング型ネットワーク8のように、ネットワーク内に他のネットワークが存在する複雑な構成のリング型ネットワークであっても、常に最適な待機時間を自動で設定することができる。
また、第1実施形態から第4実施形態では、所定の間隔で送信される制御フレーム50に対して、所定のサンプル数ごとに待機時間を算出しており、動的に待機時間を更新することができる。このため、作業者や管理者等が常にこの待機時間を監視しなくても、定期的にマスタースイッチ1でモード74のON又はOFFを設定させて、自動的にネットワーク内のトラフィック量に応じた待機時間を柔軟に設定することができる。
またリング型ネットワーク8内で通信遅延が発生した場合であっても、これを考慮したうえで最適な待機時間を設定することができる。このため、通信遅延を通信断の発生と誤って検知することを防止できる。
このように本実施形態のネットワーク中継装置及びリング型ネットワークによれば、リング型ネットワーク8内に他のネットワークを含む構成であっても、このネットワーク8内を制御フレーム50が転送される時間、及びトラフィック量を考慮したうえで最適な待機時間を自動で設定できる。また、制御フレーム50には、これを送信した時刻や個別に識別するための監視ID72を格納しておくことができ、個々の制御フレーム50がリング型ネットワーク内を周回するのに要した周回時間を正確に計測することができるとともに、個別に計測された周回時間や、制御フレームの送信間隔及び受信間隔に基づいて最適な待機時間を設定することができる。
1 マスタースイッチ(ネットワーク中継装置)
2,4,6 スイッチングハブ
8 リング型ネットワーク
36,38 ポート
40 制御部
42 制御フレーム生成部
44 待機時間設定部
46 メモリ部
50 制御フレーム
64 設定自動化情報(測定情報)
70 時刻情報
72 監視ID(第2の識別情報)
74 モード(第1の識別情報)

Claims (16)

  1. 所定の冗長化プロトコルを用いて冗長化経路を確保したリング型ネットワークを構成し、前記リング型ネットワークを構成している他のネットワーク中継装置と接続される一方のポートから所定の間隔で制御フレームを送信し、前記リング型ネットワークを構成している他のネットワーク中継装置と接続される他方のポートで前記制御フレームを受信し、前記制御フレームを受信してから次の前記制御フレームを所定の一定時間である待機時間以上受信しない場合に前記リング型ネットワーク内の通信経路を前記冗長化経路に切り替えるネットワーク中継装置であって、
    前記待機時間を算出して設定する自動設定モードである、又は前記自動設定モードではないことを識別するための第1の識別情報を格納した前記制御フレームを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された前記制御フレームを所定の間隔で送信する送信手段と、
    前記送信手段により所定の間隔で送信された前記制御フレームを受信し、受信した前記制御フレームの受信時刻を記録する受信手段と、
    受信した前記制御フレームに前記自動設定モードであることを識別する前記第1の識別情報が格納されている場合に、前記受信手段により記録された前記受信時刻に基づいて前記待機時間を算出して設定する待機時間設定手段と、
    前記制御フレームを受信してから次の前記制御フレームを前記待機時間以上受信しない場合に前記冗長化経路に切り替える切替手段と
    を備えたネットワーク中継装置。
  2. 請求項1に記載のネットワーク中継装置において、
    前記生成手段は、前記制御フレームの送信時刻を前記制御フレームに格納し、
    前記受信手段は、受信した前記制御フレームに格納されている前記送信時刻を記録し、
    前記待機時間設定手段は、前記受信時刻と前記送信時刻に基づいて、個々の前記制御フレームが前記リング型ネットワーク内を周回するのに要した周回時間をそれぞれ算出し、前記周回時間に基づいて前記待機時間を算出することを特徴とするネットワーク中継装置。
  3. 請求項1に記載のネットワーク中継装置において、
    前記生成手段は、前記制御フレームを個々に識別するための第2の識別情報を前記制御フレームに格納し、
    前記送信手段は、前記制御フレームを所定の間隔で送信するとともに、前記制御フレームの送信時刻と前記制御フレームに格納した前記第2の識別情報とを対応付けて記録し、
    前記受信手段は、受信した前記制御フレームに格納されている前記第2の識別情報を参照し、特定した前記第2の識別情報に対応付けて前記受信時刻を記録し、
    前記待機時間設定手段は、前記受信時刻と前記送信時刻とに基づいて、個々の前記制御フレームが前記リング型ネットワーク内を周回するのに要した周回時間をそれぞれ算出し、前記周回時間に基づいて前記待機時間を算出することを特徴とするネットワーク中継装置。
  4. 請求項2又は3に記載のネットワーク中継装置において、
    前記待機時間設定手段は、算出したそれぞれの前記周回時間の中から平均の周回時間を算出するとともに、最長の周回時間から前記平均の周回時間を減算した時間に対して前記制御フレームの送信間隔を加算することにより得られた時間を前記待機時間として設定することを特徴とするネットワーク中継装置。
  5. 請求項2又は3に記載のネットワーク中継装置において、
    前記待機時間設定手段は、算出したそれぞれの前記周回時間に基づいて平均の周回時間を算出するとともに、前記周回時間及び前記平均の周回時間に基づいて標準偏差時間を算出したうえで、前記標準偏差時間に所定の値を乗算した偏差時間に対して前記制御フレームの送信間隔を加算することにより得られた時間を前記待機時間として設定することを特徴とするネットワーク中継装置。
  6. 請求項1に記載のネットワーク中継装置において、
    前記待機時間設定手段は、前記受信手段で受信した個々の前記制御フレームの受信時刻から前記制御フレームの受信間隔を算出し、前記受信間隔に基づいて前記待機時間を算出することを特徴とするネットワーク中継装置。
  7. 請求項6に記載のネットワーク中継装置において、
    前記待機時間設定手段は、前記受信間隔の平均値を算出したうえで、前記受信間隔の最大値から前記受信間隔の平均値を減算した差分最大値に対して前記受信間隔の平均値を加算することにより得られた値を前記待機時間として設定することを特徴とするネットワーク中継装置。
  8. 請求項6に記載のネットワーク中継装置において、
    前記待機時間設定手段は、前記受信間隔の平均値を算出したうえで、個々の前記制御フレームの前記受信間隔及び前記受信間隔の平均値から標準偏差時間を算出するとともに、前記標準偏差時間に所定の値を乗算した偏差時間に対して前記受信間隔の平均値を加算することにより得られた値を前記待機時間として設定することを特徴とするネットワーク中継装置。
  9. 所定の冗長化プロトコルに基づいて冗長化経路を確保した通信経路と、
    前記通信経路上に配置され、前記通信経路を介してフレームを中継する複数のネットワーク中継装置と、
    前記複数のネットワーク中継装置のうち、一方のネットワーク中継装置に対して前記フレームを中継しつつ、これらネットワーク中継装置間の通信状態を監視するための制御フレームを所定の間隔で送信するとともに、前記通信経路を経由して他方のネットワーク中継装置から転送された前記制御フレームを受信するマスタースイッチとを備えたリング型ネットワークであって、
    前記マスタースイッチは、
    前記制御フレームを受信してから次の前記制御フレームを所定の一定時間である待機時間として設定するために、前記待機時間を自動で算出する自動設定モードである、又は前記自動設定モードではないことを識別するための第1の識別情報を格納した前記制御フレームを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記制御フレームを所定の間隔で一方の前記ネットワーク中継装置へ向けて送信する送信手段と、
    前記送信手段により所定の間隔で送信され、前記通信経路を経由して他方の前記ネットワーク中継装置から転送された前記制御フレームを受信するとともに、受信した前記制御フレームの受信時刻を記録する受信手段と、
    受信した前記制御フレームに前記自動設定モードであることを識別する前記第1の識別情報が格納されている場合に、前記受信手段により記録された前記受信時刻に基づいて前記待機時間を算出して設定する待機時間設定手段と、
    前記制御フレームを受信してから次の前記制御フレームを前記待機時間以上受信しない場合に前記通信経路を前記冗長化経路に切り替える切替手段と
    を備えるリング型ネットワーク。
  10. 請求項9に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記生成手段は、前記制御フレームの送信時刻を前記制御フレームに格納し、
    前記受信手段は、受信した前記制御フレームに格納されている前記送信時刻を記録し、
    前記待機時間設定手段は、前記受信時刻と前記送信時刻に基づいて、個々の前記制御フレームが前記通信経路を経由するのに要した周回時間をそれぞれ算出し、前記周回時間に基づいて前記待機時間を算出することを特徴とするリング型ネットワーク。
  11. 請求項9に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記生成手段は、前記制御フレームを個々に識別するための第2の識別情報を前記制御フレームに格納し、
    前記送信手段は、前記制御フレームを所定の間隔で送信するとともに、前記制御フレームの送信時刻と前記制御フレームに格納した前記第2の識別情報とを対応付けて記録し、
    前記受信手段は、受信した前記制御フレームに格納されている前記第2の識別情報を参照し、特定した前記第2の識別情報に対応付けて前記受信時刻を記録し、
    前記待機時間設定手段は、前記受信時刻及び前記送信時刻に基づいて、個々の前記制御フレームが前記通信経路を経由するのに要した周回時間をそれぞれ算出し、前記周回時間に基づいて前記待機時間を算出することを特徴とするリング型ネットワーク。
  12. 請求項10又は11に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記待機時間設定手段は、算出したそれぞれの前記周回時間の中から平均の周回時間を算出するとともに、最長の周回時間から前記平均の周回時間を減算した時間に対して前記制御フレームの送信間隔を加算することにより得られた時間を前記待機時間として設定することを特徴とするリング型ネットワーク。
  13. 請求項10又は11に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記待機時間設定手段は、算出したそれぞれの前記周回時間に基づいて平均の周回時間を算出するとともに、前記周回時間及び前記平均の周回時間に基づいて標準偏差時間を算出したうえで、前記標準偏差時間に所定の値を乗算した偏差時間に対して前記制御フレームの送信間隔を加算することにより得られた時間を前記待機時間として設定することを特徴とするリング型ネットワーク。
  14. 請求項9に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記待機時間設定手段は、前記受信手段で受信した個々の前記制御フレームの受信時刻から前記制御フレームの受信間隔を算出し、前記受信間隔に基づいて前記待機時間を算出することを特徴とするリング型ネットワーク。
  15. 請求項14に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記待機時間設定手段は、前記受信間隔の平均値を算出したうえで、前記受信間隔の最大値から前記受信間隔の平均値を減算した差分最大値に対して前記受信間隔の平均値を加算することにより得られた値を前記待機時間として設定することを特徴とするリング型ネットワーク。
  16. 請求項14に記載のリング型ネットワークにおいて、
    前記待機時間設定手段は、前記受信間隔の平均値を算出したうえで、個々の前記制御フレームの前記受信間隔及び前記受信間隔の平均値から標準偏差時間を算出するとともに、前記標準偏差時間に所定の値を乗算した偏差時間に対して前記受信間隔の平均値を加算することにより得られた値を前記待機時間として設定することを特徴とするリング型ネットワーク。
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