JP2010045657A - フレームスイッチング装置、通信システム、コンピュータプログラム及びアドレス学習方法 - Google Patents

フレームスイッチング装置、通信システム、コンピュータプログラム及びアドレス学習方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレームスイッチングネットワークを構成するスイッチング装置であって、アドレスとこのアドレスを送信先とするフレームを出力する出力ポートとの対応関係を示すアドレスエントリを記憶するとともに、アドレスエントリが記憶されていないアドレスを送信先とするフレームのフラッディング処理を行うスイッチング装置において、送信先アドレスが記憶されていないことにより生ずるフラッディングの発生を低減する。
【解決手段】スイッチング装置1は、あるアドレスに対するフラッディングの発生が所定条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定部31と、上記条件を満たすアドレスと同じアドレスのアドレスエントリを記憶している他のスイッチから送信される所定の通知を受信する通知受信部33と、上記条件を満たすアドレスと上記通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを登録するアドレスエントリ登録部35を備える。
【選択図】図12

Description

開示の装置、システム、コンピュータプログラム及び方法は、フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置、フレームスイッチングネットワーク、フレームスイッチング装置に設けられた処理ユニットにより実行されるコンピュータプログラム、フレームスイッチング装置において実行されるアドレス学習方法に関する。より詳しくはアドレスの学習漏れにより生ずるフラッディングを低減する技術に関する。
イーサネット(登録商標)は、装置コストが安価であり、かつ通信速度の選択肢が多く、また管理運用が容易であることから、企業内LAN等のLANや通信キャリアが提供するL2−VPN等の広域LANサービスにおいて広く普及が進んでいる。
広域LANサービスは、上位プロトコルであるレイヤ3のプロトコルを選ばないネットワーク、すなわちL3トポロジーフリーなネットワークであり、顧客が自由にIPネットワークを設計及び運用することができる。
顧客は、例えば、RIP/OSPF(Routing Information Protocol/Open Shortest Path First)等のダイナミックルーティングプロトコルを用いて、動的な経路制御を行うことが可能である一方、スタティックルートを用いてシンプルな経路設定を行うことも可能である。
なお、経路制御機能と障害検出機構を持つレイヤ2スイッチをリング状に接続して構成されるネットワークにおけるリング切替方法において、MACアドレスと対応のポートを格納するアドレス学習テーブルをレイヤ2スイッチに備え、隣接するレイヤ2スイッチ間のリンク障害を検出した時、隣接するレイヤ2スイッチの各々から障害通知フレームのパケットを送信し、障害通知フレームを受信したレイヤ2スイッチは、当該スイッチにエントリするMACアドレスを障害通知フレームに記録して隣接するレイヤ2スイッチに転送することが提案されている。
また、送信元端末側に位置するレイヤ2スイッチにおいてブロードキャスト転送されたフレームを受信したとき、このフレームに含まれている宛先MACアドレスを学習済みでありかつ送信元MACアドレスを未学習である場合に、宛先端末から本来送信される応答フレームを仮想した仮想応答フレームを前記フレームを受信したポートから送信する第1の制御手段と、前記宛先端末側に位置するレイヤ2スイッチから受信した前記仮想応答フレームを廃棄する第2の制御手段と、を備えるレイヤ2スイッチが提案されている。
特開2004−147172号公報 特開2006−279820号公報
イーサネット(登録商標)スイッチなどであるレイヤ2スイッチは、MAC自動学習を有しており自動的にMACテーブルを生成する。MACテーブルは、フォワーディングテーブルやMACアドレステーブルと呼ばれることもある。
図1の(A)及び図1の(B)は従来のMAC学習法の説明図である。図1の(A)に示すレイヤ2スイッチSW1は、送信先MACアドレスb及び送信元MACアドレスaを有するMACフレームFR1を受信する。
レイヤ2スイッチSW1は、受信MACフレームの送信元MACアドレスを参照することにより、どのポートにどのMACアドレスを持ったノードが接続されているかを学習する。
図1の(B)に示す例においてレイヤ2スイッチSW1は、受信MACフレームFR1を受信したポートp1に、受信MACフレームFR1の送信元MACアドレスaを持ったノードが接続されていることを学習し、MACアドレスaとポートp1との間の対応関係をMACテーブルMT1に登録する。
レイヤ2スイッチSW1は、自動学習されたMACテーブルMT1に基づいて、受信したMACフレームFR1を出力する出力ポートを決定する。もし送信先MACアドレスがMACテーブルMT1に登録されていなければ、受信ポート以外の他の全てのポートから出力する。この処理をフラッディングと呼ぶ。
図2の(A)及び図2の(B)は、送信先MACアドレスが学習されていない場合のフラッディング処理の説明図である。図2の(A)に示すレイヤ2スイッチSW1は、送信先MACアドレスc及び送信元MACアドレスaを有するMACフレームFR2を、ポートp1において受信する。
レイヤ2スイッチSW1が有するMACテーブルMT1には、受信したMACフレームFR2の送信先MACアドレスcが登録されていない。このためレイヤ2スイッチSW1は、図2の(B)に示すように、受信ポートp1以外の他の全てのポートp2及びp3からMACフレームFR2を出力する。
レイヤ2スイッチのMAC自動学習機能によってフレームのフォワーディングを行うと、ネットワーク管理運用が容易になる一方で、レイヤ3のトポロジによってはMAC学習漏れによる不必要なフラッディングが生じることがある。図3は、MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第1例を示す図である。
図3に示すネットワークは、顧客企業の本社、データセンタ、xx出張所及びww支店を結ぶ広域LAN(L2−VPN)である。図3においてレイヤ2スイッチSW1〜SW4は、広域LAN(L2−VPN)においてMACフレームのスイッチングを行うネットワーク構成要素である。
本社内LANは、ネットワークアドレスA/24を有しており、レイヤ2スイッチSW4に接続されたルータR−aを介して広域LANに接続されている。ルータR−aのMACアドレスはaである。
データセンタ内LANは、ネットワークアドレスB/24を有しており、レイヤ2スイッチSW3に接続されたルータR−bを介して広域LANに接続されている。ルータR−bのMACアドレスはbである。
xx出張所内LANは、ネットワークアドレスC/24を有しており、レイヤ2スイッチSW2に接続されたルータR−cを介して広域LANに接続されている。ルータR−cのMACアドレスはcである。
ww支店内LANは、ネットワークアドレスD/24を有しており、レイヤ2スイッチSW1に接続されたルータR−dを介して広域LANに接続されている。ルータR−dのMACアドレスはdである。
本社内LANに接続されたレイヤ2スイッチSW4のポートp1は、ルータR−aに接続されており、レイヤ2スイッチSW4のポートp3は、隣接するレイヤ2スイッチSW3に接続されている。
データセンタ内LANに接続されたレイヤ2スイッチSW3のポートp1は、ルータR−bに接続されており、レイヤ2スイッチSW3のポートp2は隣接するレイヤ2スイッチSW4に接続されており、レイヤ2スイッチSW3のポートp3は隣接するレイヤ2スイッチSW2に接続されている。
xx出張所内LANに接続されたレイヤ2スイッチSW2のポートp1は、ルータR−cに接続されており、レイヤ2スイッチSW2のポートp2は隣接するレイヤ2スイッチSW3に接続されており、レイヤ2スイッチSW2のポートp3は隣接するレイヤ2スイッチSW1に接続されている。
ww支店内LANに接続されたレイヤ2スイッチSW1のポートp1は、ルータR−dに接続されており、レイヤ2スイッチSW1のポートp2は、隣接するレイヤ2スイッチSW2に接続されている。
参照符号MT1及びMT2は、レイヤ2スイッチSW1及びSW2がフレームのフォワーディングに使用するMACテーブルである。MACテーブルMT1及びMT2は、各MACアドレスを送信先アドレスに有するMACフレームをどのポートから出力すべきかを示す。
ルーティングテーブルRT1〜RT4は、各ルータR−d〜R−aがパケットのルーティングに使用するルーティングテーブルである。ルーティングテーブルRT1〜RT4は、I/Pフィールドとネクストホップフィールドとを有する。簡単のため添付する図面においてネクストホップを「N.H.」と示す。
ルーティングテーブルRT1〜RT4では、I/Pフィールドにネットワークアドレスが格納され、ネクストホップフィールドには、I/Pフィールドに格納されたネットワークアドレスのネットワークへ送信するパケットの、次の転送先のルータのIPアドレスが格納される。
例えばルーティングテーブルRT4は、ネットワークアドレスB/24へ送信するパケットの次に転送先のルータがR−bであることを示し、ネットワークアドレスC/24へ送信するパケットの次に転送先のルータがR−cであることを示し、ネットワークアドレスD/24へ送信するパケットの次に転送先のルータがR−dであることを示している。
また例えばルーティングテーブルRT3は、ネットワークアドレスA/24へ送信するパケットの次に転送先のルータがR−aであることを示し、ネットワークアドレスC/24へ送信するパケットの次に転送先のルータがR−cであることを示し、ネットワークアドレスD/24へ送信するパケットの次に転送先のルータがR−dであることを示している。
図3に示す広域LANの例では、xx出張所及びww支店のルータR−c及びR−dには本社へパケットを送信するデフォルトルートのみが与えられ、本社およびデータセンタのルータR−a及びR−cのルーティングテーブルが全ての経路を保持している。
そして本社のルータR−aが、xx出張所及びww支店からトラフィックを分配している。このようなネットワーク構成は、ルータの追加及び削除の度に行うスタティックルートの再設定を省略できるという利点がある。
例えば、ww支店内LANの端末がデータセンタにアクセスする場合には、ww支店からデータセンタへ送信されるパケットは、図3において点線で示すようにww支店から本社へ送信されてから、本社からデータセンタへと転送される。また、データセンタからww支店へ送信されるバケットは、図3において一点鎖線で示すように本社のルータR−aを介さずにデータセンタからww支店へ送信される。このため、ww支店とデータセンタとの間のトラフィックは、上りと下りで経由するIP経路が異なる、すなわち上りと下りで非対称なIP経路を経由することになる。
ww支店からデータセンタへアクセスする際には、ww支店のルータR−dにより実施されるアドレス解決プロトコル(ARP:Address Resolution Protocol)によって、途中の経路上にあるレイヤ2スイッチSW1及びSW2が本社内LANのルータR−aのMACアドレスaを学習することができる。
しかし、データセンタからww支店へ送信されるMACヘッダの送信元MACアドレスはデータセンタ内LANのルータR−bのアドレスbであり、データセンタとww支店とのトラフィックにおいてMACアドレスaを送信元アドレスとするフレームが送信されることはない。このためMACテーブルのエ−ジング処理によって、MACアドレスaに関するエントリがレイヤ2スイッチSW1及びSW2のMACテーブルMT1及びMT2から消去される。
図4は、MACテーブルのエ−ジング処理によって、レイヤ2スイッチSW1及びSW2のMACテーブルMT1及びMT2からMACアドレスaに関するエントリが消去された状態を示す。MACアドレスaに関するエントリがMACテーブルMT2にないために、ww支店から本社を経由してデータセンタへパケットを転送するフレームは、レイヤ2スイッチW2においてフラッディングを生じる。
図5を参照して、図3のネットワークにおいてMACアドレスaに関するエントリが消去される過程を説明する。
RT1a〜RT1cは、ルータR−dで使用されるルーティングテーブル及びARPテーブルを示し、添字a〜cは、時系列に沿って変化するルーティングテーブル及びARPテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
ARPテーブルは、パケットの送信先のルータのIPアドレスとこのルータのMACアドレスの組み合わせを記憶するテーブルである。RT1a〜RT1cに示す例では、ルーティングテーブルのネクストホップフィールドにIPアドレスが格納されたルータのMACアドレスが、ARPテーブルのARPフィールドに格納される。簡単のため、図5ではルーティングテーブルとARPテーブルとが連結した形で示されている。以下の図14及び図21におけるARPテーブルの説明でも同様である。
RT3a及びRT3bは、ルータR−bで使用されるルーティングテーブル及びARPテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するルーティングテーブル及びARPテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
RT4a及びRT4bは、ルータR−aで使用されるルーティングテーブル及びARPテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するルーティングテーブル及びARPテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
MT1a及びMT1bは、レイヤ2スイッチSW1で使用されるMACテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するMACテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
MT2a及びMT2bは、レイヤ2スイッチSW2で使用されるMACテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するMACテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
MT3a及びMT3bは、レイヤ2スイッチSW3で使用されるMACテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するMACテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
MT4a及びMT4bは、レイヤ2スイッチSW4で使用されるMACテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するMACテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
ww支店内LANの端末がデータセンタにアクセスを開始するとき、参照符号RT1aで示すARPテーブルに本社内LANのルータR−aのMACエントリがなければ、ステップS10においてルータR−dは、ルータR−aのMACエントリを問い合わせるARP Requestをブロードキャスト送信する。参照符号101及び102は、ARP Requestの転送経路上にあるレイヤ2スイッチSW2及びSW3においてフラッディングが生じている様子を示す。
ARP Requestを受信すると、ステップS11においてルータR−aはARP Replyを返信する。ARP Replyの転送経路上にあるレイヤ2スイッチSW1〜SW3は、通過するARP ReplyからルータR−aのMACアドレスを学習する。
その後、ステップS12においてルータR−dから、データセンタ内LANの中のIPアドレスB1へフレーム103が送信される。フレーム103は、ww支店内LAN内のIPアドレスD1を送信元IPアドレス、データセンタ内LAN内のIPアドレスB1を送信先IPアドレスに有する。
本社内LANのルータR−aで中継されるフレーム103は、ルータR−aのMACアドレスaを送信先MACアドレス、ルータR−dのMACアドレスdを送信元MACアドレスに有する。この時点では、転送経路上にあるレイヤ2スイッチSW2はMACアドレスaを学習しているためフラッディングは生じない。
パケット103を受信したルータR−aは、フレーム103の送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスをルータR−aのMACアドレスa及びルータR−bのMACアドレスbにそれぞれ置き換えたフレーム104を、ルータR−bに送信する。
フレーム104を受信したルータR−bは、ステップS13においてフレーム103に応答するフレーム105をルータR−aへ直接送信する。フレーム105は、データセンタ内LAN内のIPアドレスB1を送信元IPアドレスに、ww支店内LAN内のIPアドレスD1を送信先IPアドレスに有する。またフレーム105は、ルータR−bのMACアドレスbを送信元MACアドレスに、ルータR−dのMACアドレスdを送信先MACアドレスに有する。
このように、上りと下りで非対称なIP経路を経由するww支店とデータセンタとの間のトラフィックでは、データセンタからww支店への送信フレームは、ww支店からデータセンタへのトラフィックでフレームを中継する本社ルータR−aのMACアドレスaを送信元アドレスとして有しない。このため、ww支店とデータセンタとのトラフィックが通過するレイヤ2スイッチSW2では、MACテーブルのエージングによって本社ルータR−aのMACアドレスaのエントリが消去される。
レイヤ2スイッチにおけるMACテーブルのエージングは通常5分程度で行われ、ルータのARPテーブルのエージングは数十分から数時間で行われる。すなわち、MACテーブルのエージング期間は、一般にルータのARPテーブルのエージング期間よりも短い。
このため、参照符号MT2bに示すようにレイヤ2スイッチSW2のMACテーブルから本社ルータR−aのMACアドレスaのエントリがエージングによって消去された後、ルータR−dのARPテーブルからMACアドレスaが消去されるまでの間、ステップS14にてww支店からデータセンタへ送信されるフレームは、参照符号106に示すようにレイヤ2スイッチSW2においてフラッディングを生じさせる。
この状況は、本来不要なフラッディングを発生させて続けてしまうだけでなく、回線容量が小さい箇所では、帯域圧迫によりほとんど通信が出来ないといった状況が発生してしまう。
図3のネットワーク構成以外にも、MAC学習漏れによりフラッディングが生じうるネットワーク構成が存在する。図6は、MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第2例を示す図である。
端末110は、有線ネットワーク用及び無線ネットワーク用の2つのネットワークインタフェースを有しており、有線ネットワーク用インタフェースはMACアドレスaを有し無線ネットワーク用インタフェースはMACアドレスbを有している。
そして、上りフレームは無線アクセスポイント111及びレイヤ2スイッチ112を経由してルータ113へ転送され、下りフレームはレイヤ2スイッチ114を経由して端末110へ転送される。
このようなネットワーク構成では、レイヤ2スイッチ114において、図3に示すネットワークと同様に端末110の有線ネットワーク用のMACアドレスaの学習漏れが発生するため、レイヤ2スイッチ114にてフラッディングが発生する。
図7は、MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第3例を示す図である。図7に示すネットワーク構成では、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP: Virtual Router Redundancy Protocol)等を用いて二重化されたマスタルータ120及びバックアップルータ121によって、LANとWANとが接続されている。
バックボーンルータ123の障害などの理由により、WANからLANへの下り経路に関してはバックアップルータ121を経由するように経路が切り替えられたにもかかわらず、LANからWANへの上り経路については依然としてマスタルータ120を経由する経路が選択された状態が生じることがある。この状態が発生すると、マスタルータ120と端末125の間を中継しないレイヤ2スイッチ126において、図3に示すネットワークと同様に端末125のMACアドレスaの学習漏れが発生するため、レイヤ2スイッチ125にてフラッディングが発生する。
図8は、MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第4例を示す図である。図8に示すネットワーク構成では、レイヤ2ネットワークにおいて、そもそも端末131がフレームを送信する送信先と受信するフレームを送信する送信元が異なる。本構成例は映像配信サービスを提供するネットワークであり、送信先は端末131からリクエストを受け付ける管理サーバであり、映像を配信する送信元は配信サーバである。この構成では、管理サーバと端末131の間を中継しないレイヤ2スイッチ132において、図3に示すネットワークと同様に端末131のMACアドレスaの学習漏れが発生するため、レイヤ2スイッチ131にてフラッディングが発生する。
上記事情に鑑み、開示の装置、システム、コンピュータプログラム及び方法は、フレームスイッチングネットワーク内にてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置であって、各アドレスについてそれぞれのアドレスを送信先として有するフレームを出力すべき出力ポートを記憶するとともに、出力先ポートが記憶されていない送信先アドレスを有するフレームを転送するときフラッディング処理を行うフレームスイッチング装置において、送信先アドレスが記憶されていないことにより生ずるフラッディングの発生を低減することを目的とする。
開示のスイッチング装置は、フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置であって、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、アドレスとこのアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信したポートとの間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、送信フレームの送信先アドレスに関するアドレスエントリがアドレスエントリ記憶部に記憶されていないときこの送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定部と、フラッディング判定部によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、この他のフレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信する通知受信部と、フラッディング判定部によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリをアドレスエントリ記憶部に登録するアドレスエントリ登録部と、を備える。
開示の通信システムは、上記の開示のフレームスイッチング装置としての第1フレームスイッチング装置と、上記のフレームスイッチングネットワーク内のフレームスイッチング装置としての第2フレームスイッチング装置と、をフレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置として少なくとも含む通信システムである。
第1フレームスイッチング装置のポートを第1ポートとし、第1フレームスイッチング装置のアドレスエントリ記憶部を第1アドレスエントリ記憶部と示すとき、第2フレームスイッチング装置は、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数の第2ポートと、アドレスとこのアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した第2ポートとの間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶される第2アドレスエントリ記憶部と、を備える。
第2フレームスイッチング装置から送信される、第1フレームスイッチング装置のフラッディング判定部によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを第2フレームスイッチング装置がその第2アドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる所定の通知が、第1フレームスイッチング装置の通知受信部により受信される。
開示のコンピュータプログラムは、フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置内に設けられた処理ユニットにより実行されるコンピュータプログラムである。
上記コンピュータプログラムが実行されるフレームスイッチング装置は、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、アドレスとこのアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信したポートとの間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、送信フレームの送信先アドレスに関するアドレスエントリがアドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、を備える。
上記コンピュータプログラムは、上記処理ユニットに、あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定処理と、フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他のフレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信する通知受信処理と、フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリをアドレスエントリ記憶部に登録するアドレスエントリ登録処理と、を実行させる。
開示される方法は、フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置において実行されるアドレス学習方法である。
上記アドレス学習方法が実行されるフレームスイッチング装置は、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、アドレスとこのアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信したポートとの間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、送信フレームの送信先アドレスに関するアドレスエントリがアドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部とを備える。
上記のアドレス学習方法は、あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定し、フラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、フレームスイッチングネットワーク内の他のフレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他のフレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信し、フラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたアドレスと所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリをアドレスエントリ記憶部に登録する。
フレームスイッチングネットワーク内にてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置であって、各アドレスについてそれぞれのアドレスを送信先として有するフレームを出力すべき出力ポートを記憶するフレームスイッチング装置において、送信先アドレスが記憶されていないことにより生ずるフラッディングの発生が低減される。
以下、添付する図面を参照して実施例を説明する。図9は、開示のフレームスイッチング装置の実施例であるハードウエア構成図である。本明細書では、本実施例においてイーサネット(登録商標)スイッチなどのレイヤ2スイッチの例を用いて、開示のフレームスイッチング装置を説明するが、開示のフレームスイッチング装置の範囲をレイヤ2スイッチに限定する意図ではない。
開示のフレームスイッチング装置は、アドレスとこのアドレスを送信先とするフレームを出力する出力ポートとの対応関係を示すアドレスエントリを記憶するとともに、アドレスエントリが記憶されていないアドレスを送信先とするフレームのフラッディング処理を行うスイッチング装置に、広く使用することができる。
レイヤ2スイッチ1は、MACフレームを送受信する複数のポートp1、p2〜pnと、ポートp1、p2〜pnに接続される入力インタフェース2と、ポートp1、p2〜pnに接続される出力インタフェース3と、各ポートp1、p2〜pnに接続される入力インタフェース2及び出力インタフェース3間を接続及び開放することにより、各ポートp1、p2〜pnで入出力されるフレームのスイッチングを行うフレーム交換部4と、を備える。
フレーム交換部4は、MACテーブル5を備えており、MACテーブル5に記憶される送信先MACアドレスと出力先ポートの組み合わせに従って、転送するMACフレームを出力するポートを決定する。
図10は、MACテーブル7のデータ構成例を示す図である。MACテーブル5は、転送すべきMACフレームの送信先MACアドレスを格納するMACフィールドと、転送すべきMACフレームの送信に使用するポートの識別子を格納するPORTフィールドとを少なくとも備え、各送信先MACアドレスを有するフレームを送信するポートを関連付けるテーブルである。
MACテーブル5に記憶される、一対の送信先MACアドレスと出力先ポートの対を有するデータの組み合わせ、すなわちMACテーブル5の各レコードに記憶されるデータの組み合わせをMACエントリと示す。MACエントリは、特許請求の範囲に記載されるアドレスエントリに相当する。
フレーム交換部4は、フラッディング処理部6を備える。フラッディング処理部6は、転送するMACフレームの送信先MACアドレスに関するMACエントリがMACテーブル5に記憶されていない場合、このMACフレームのフラッディング処理を行う。すなわちフラッディング処理部6は、このMACフレームを、受信ポート以外の他の全てのポートから送信する。
再び図9を参照する。レイヤ2スイッチ1は、スパニングツリー処理や、本明細書において以下に説明される各処理を実行する制御部10と、受信されたMACフレームのうちから制御部10の処理に使用される制御フレームを識別して制御部10へ提供するフレーム識別部7と、制御部10から出力される制御フレームをフレーム交換部4から出力されたフレームへ多重化し、制御フレームをポートp1、p2〜pnへ出力できるようにするフレーム多重部8とを備える。
制御部10は、CPU11と、メモリ12と、ROM13と、不揮発性メモリ14と、インタフェース15を備える。各構成要素11〜15は、データバス及び制御バス16によって接続されている。
ROM13には、CPU11により実行され、以下に説明する各処理をCPU11に実行させる制御プログラム17を記憶されている。制御プログラム17は、特許請求の範囲に記載されるコンピュータプログラムに相当する。
なお本実施例では、制御プログラム17は、スパニングツリー処理もCPU11に実行させるが、これは開示のコンピュータプログラムの必須の処理ではない。
メモリ12は、制御プログラム17を実行するためにCPU11が使用する一時的なデータ記憶領域として使用される。
不揮発性メモリ14には、ポート設定テーブル20、学習漏れフラグテーブル21及び破棄アドレステーブル22が記憶される。
図11は、ポート設定テーブル20のデータ構成例を示す図である。ポート設定テーブル20には、レイヤ2スイッチ1が使用されるネットワークの構成に応じてユーザによって設定された、各ポートp1、p2〜pnに関する設定情報が記憶される。図示の例では、ポート設定テーブル20は、少なくとも各ポートの識別子を格納するポートフィールドと、各ポートが接続される相手のネットワークの種別の識別子を格納するネットワーク識別フィールドを備える。
ネットワーク識別フィールドには、当該ポートに接続される相手のネットワークがLAN、すなわち当該ポートに端末やルータ等が接続されているか、それとも当該ポートがレイヤ2ネットワークを構成するポートであるかが記憶される。
なお以下の説明において、LANに接続されているポート、すなわち端末やルータ等が接続されているポートを「LAN側のポート」と示すことがあり、またレイヤ2ネットワークを構成するポートを「WAN側のポート」と示すことがある。
学習漏れフラグテーブル21及び破棄アドレステーブル22のデータ構成については後述する。
再び図9を参照する。インタフェース15は、制御部10と、フレーム交換部4やフレーム識別部7やフレーム多重部8との間の信号の受け渡しを行う。
なお、本実施例では、図9に示される制御部10をCPU11によるソフトウエア処理により実現する。しかし、制御部10は専用のハードウエア回路によって実現されてもよく、図12を参照して以下に説明される各機能部ブロック31〜35、40及び41は、それぞれ専用のハードウエア回路によって実現されてもよい。
図12は、図9に示すROM13に記憶された制御プログラム17をCPU11で実行することによって実現される機能ブロックを説明する図である。制御プログラム17を実行することにより、CPU11は、フラッディング監視部31、MACエントリ検索/通知フレーム送信部32、MACエントリ検索/通知フレーム受信部33、MACエントリ検索部34、MACエントリ登録部35、MAC補完判定部40、及びフレーム破棄部41として動作する。
なお、フラッディング監視部31は特許請求の範囲に記載されるフラッディング判定部に相当し、MACエントリ検索/通知フレーム受信部33は特許請求の範囲に記載される通知受信部に相当し、MACエントリ登録部35は特許請求の範囲に記載されるアドレスエントリ登録部に相当する。
また、MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は特許請求の範囲に記載されるアドレスエントリ照会部及び通知送信部に相当し、MAC補完判定部40は特許請求の範囲に記載される登録可否判定部に相当する。
フラッディング監視部31は、フラッディング処理部6により実行されるフラッディングの発生を監視し、フラッディングを生じた各MACアドレスについて、そのMACアドレスに対して生じたフラッディングの発生が、所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件及びフラッディング監視部31が行う判定処理については後述する。
MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、フラッディングの発生が所定の条件を満たすとフラッディング監視部31に判定されたMACアドレスについて、MACエントリ検索フレームを作成し、レイヤ2スイッチ1が属しているレイヤ2ネットワーク内の他のレイヤ2スイッチにブロードキャスト送信する。
MACエントリ検索フレームは、フラッディングの発生が所定の条件を満たすとフラッディング監視部31に判定されたMACアドレスについて、このMACアドレスと同じMACアドレスに関するMACエントリをMACテーブル5に記憶しているか否かについて、他のレイヤ2スイッチに照会する制御フレームである。
MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、あるMACアドレスに関するMACエントリをMACテーブル5に記憶していることを知らせるMACエントリ通知フレームを作成し、レイヤ2スイッチ1が属しているレイヤ2ネットワーク内の他のレイヤ2スイッチにブロードキャスト送信する。MACエントリ通知フレームは、特許請求の範囲に記載される所定の通知に相当する。
MACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームは、例えばスパニングツリープロトコル等で用いられる、隣接するスイッチ間でメッセージを交換する制御フレームと同様のフォーマットを有していてよい。また、TCP/IPスタック上で実行するパケットフォーマットであってもよい。
図13は、MACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームのフォーマットの例を示す図である。MACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームは、DAフィールド、SAフィールド、Ether_typeフィールド、Versionフィールド、IDフィールド、Typeフィールド及びMACエントリフィールドを備える。
DAフィールドにはフレームの送信先MACアドレスを格納する。送信先MACアドレスとしては、レイヤ2スイッチ用の制御フレームに使用されるマルチキャストアドレス、例えば”01-80-C2-00-00-0X”としてよい。
末尾1桁の”x”は、制御フレームが使用される処理の種類に応じて異なる値であり、本明細書によって以下に開示される処理のために専用に割り当てられた値である。
SAフィールドには、フレームの送信元MACアドレスを格納する。
Ether_typeフィールドには、フレームが、本明細書によって以下に開示される処理に使用される制御フレームであることを識別する2バイトのコードが格納される。
IDフィールドには、MACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームを生成したレイヤ2スイッチの識別子、すなわち、当該フレームを最初に送信したレイヤ2スイッチの識別子が格納される。識別子はレイヤ2ネットワーク内の各スイッチを識別できる識別子であれば何でもよいが、MACアドレスであってもよい。
Typeフィールドには、フレームがMACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームの何れであるかを示す種別情報が格納される。本実施例ではMACエントリ検索フレームのTypeフィールドには「Req」が格納され、MACエントリ通知フレームのTypeフィールドには「Reply」が格納される。
MACエントリ検索フレームのMACエントリフィールドには、MACテーブル5に記憶しているか否かを他のレイヤ2スイッチに照会するMACアドレスが格納される。
MACエントリ通知フレームのMACエントリフィールドには、当該のレイヤ2スイッチがMACテーブル5に記憶しているMACアドレスが格納される。
なお後述するように、MACエントリ通知フレームが、MACエントリ検索フレームに応答するために送信されたときは、MACエントリ通知フレームのMACエントリフィールドには、MACエントリ検索フレームによって照会されるMACアドレスが格納される。
後述するMACエントリ検索/通知フレーム受信部33によって受信されたMACエントリ検索フレームによって照会されたMACアドレスに関するMACエントリを、後述するMACエントリ検索部34がMACテーブル5内で発見したとき、MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、照会されたMACアドレスをMACテーブル5に記憶していることを知らせるMACエントリ通知フレームを作成し、MACエントリ検索フレームを受信したポートから送信する。
再び図12を参照する。MACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、他のレイヤ2スイッチから送信されたMACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームを受信する。
MACエントリ検索部34は、MACエントリ検索/通知フレーム受信部33によって受信されたMACエントリ検索フレームによって照会されたMACアドレスに関するMACエントリを、MACテーブル5内で検索する。
MACエントリ登録部35は、MACエントリ検索/通知フレーム受信部33によって受信されたMACエントリ通知フレームによって通知されたMACアドレスが、フラッディング監視部31によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されていたとき、MACエントリ通知フレームを受信したポートとこのMACアドレスとの対を含むMACエントリをMACテーブル5に登録する。
MAC補完判定部40は、フラッディング判定部6によりフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定されたMACアドレスに関するMACエントリが、MACエントリ登録部35によって登録できたか否かを判定する。
フレーム破棄部41は、MACエントリ登録部35により登録できなかったMACアドレスを送信先MACアドレスとして有するフレームを破棄するように指示する、指示信号をフレーム交換部4へ出力する。
図14は、開示のフレームスイッチング装置1の動作の第1例を示すシーケンス図である。
以下の説明では、図3に示すネットワーク構成のレイヤ2スイッチSW1〜SW4として図9に示すレイヤ2スイッチ1を使用した場合のレイヤ2スイッチ1の動作を説明する。しかし、開示のレイヤ2スイッチ1は、他の構成を有するネットワーク構成、例えば図6〜図8を参照して説明した各ネットワーク構成に使用しても、以下に説明する機能を実行することができ、かつ以下に説明する効果を奏する。図21に示す例についても同様である。
また、以下の説明において、レイヤ2スイッチSW1、SW2、SW3及びSW4のMACアドレスを、それぞれw、x、y及びzと示す。
RT1、RT3及びRT4は、それぞれルータR−d、R−b及びR−aで使用されるルーティングテーブル及びARPテーブルを示す。
MT1及びMT4は、それぞれレイヤ2スイッチSW1及びSW4で使用されるMACテーブルを示す。
MT2a及びMT2bは、レイヤ2スイッチSW2で使用されるMACテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するMACテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
MT3a及びMT3bは、レイヤ2スイッチSW3で使用されるMACテーブルを示し、添字a及びbは、時系列に沿って変化するMACテーブルのそれぞれの時点のデータ内容を示す。
ステップS21において、ww支店内LANのルータR−dからデータセンタへフレームが送信される。図3〜図5を参照して上述したようにこのフレームの送信先MACアドレスは、本社内LANのルータR−aのMACアドレスaである。図示の例では、レイヤ2スイッチSW2のMACテーブルMT2aは、アドレスaに関するMACエントリを有しないため、参照符号140に示すようにレイヤ2スイッチSW2においてフラッディングが発生する。
レイヤ2スイッチSW2において図12に示すフラッディング監視部31は、フラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定処理を行う。
図15は、フラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定する処理の第1例を示すフローチャートである。この例では、フラッディングの発生回数が所定のしきい値Tc以上となったときフラッディングの発生が所定の条件を満たす。
ステップS30においてフラッディング監視部31は、図12のフラッディング処理部6がフラッディング処理を行ったか否かを検出する。フラッディング処理が行われなかった場合にはステップS30を繰り返す。
ステップS30の判定においてフラッディング処理部6がフラッディング処理を行ったとき、ステップS31においてフラッディング監視部31は、図12の不揮発性メモリに記憶された学習漏れフラグテーブル21において各MACアドレス毎に記憶されるフラッディング回数のうち、ステップS30においてフラッディングが検出されたMACアドレスに対するフラッディング回数の値を1増加させる。
図16は、学習漏れフラグテーブル21のデータ構成の第1例を示す図である。学習漏れフラグテーブル21は、フラッディングの発生が検出されたMACアドレスが格納されるMACフィールドと、各MACアドレスについて発生したフラッディングの回数が格納されるフラッディング回数フィールドと、各MACアドレスについて生じたフラッディングの発生回数が所定のしきい値Tc以上となった否かを示す結果判定フラグを格納する結果判定フラグフィールドを有する。結果判定フラグは、値「0」のときフラッディングの発生回数が所定のしきい値Tc未満であることを示し、値「1」のときフラッディングの発生回数が所定のしきい値Tc以上であることを示す。
図15に示すステップS32においてフラッディング監視部31は、学習漏れフラグテーブル21に記憶された、ステップS30でフラッディングが検出されたMACアドレスに対するフラッディング回数が所定のしきい値Tc以上であるか否かを判定する。フラッディング回数が所定のしきい値Tc未満であるときは、フラッディング監視部31は処理をS30に戻す。
ステップS32における判定においてフラッディング回数が所定のしきい値Tc以上であるときは、ステップS33においてフラッディング監視部31は、ステップS30でフラッディングが検出されたMACアドレスについて学習漏れフラグテーブル21に記憶された結果判定フラグの値を「1」にセットする。
図17は、フラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定する処理の第2例を示すフローチャートである。この例では、あるアドレスに対して一定時間経過以上にわたってフラッディングが生じたときフラッディングの発生が所定の条件を満たす。
ステップS40においてフラッディング監視部31は、フラッディング処理部6がフラッディング処理を行ったか否かを検出する。フラッディング処理が行われなかった場合にはステップS40を繰り返す。
ステップS40の判定においてフラッディング処理部6がフラッディング処理を行ったとき、ステップS41においてフラッディング監視部31は、フラッディングが検出され始めてから現在までの経過時間をMACアドレス毎に計測するタイマ手段が、ステップS40でフラッディングを検出したMACアドレスに対して計測を開始しているか否かを判定する。
計測が開始されていない場合には、ステップS42においてフラッディング監視部31は、ステップS40でフラッディングを検出したMACアドレスに対して上記タイマ手段を作動させ、処理をステップS40に戻す。
ステップS41の判定において計測が開始されている場合には、ステップS43においてフラッディング監視部31は、ステップS40でフラッディングを検出したMACアドレスについて学習漏れフラグテーブル21に記憶されている、フラッディングが検出され始めてからの経過時間を参照する。
図18は、学習漏れフラグテーブル21のデータ構成の第2例を示す図である。学習漏れフラグテーブル21は、フラッディングの発生が検出されたMACアドレスが格納されるMACフィールドと、各MACアドレスについてフラッディングが検出され始めてから現在までの経過時間が格納されるフラッディング期間フィールドと、各MACアドレスについてフラッディングが検出され始めてから現在までの経過時間がしきい値Tt以上となった否かを示す結果判定フラグを格納する結果判定フラグフィールドを有する。
結果判定フラグは、値「0」のとき経過時間が所定のしきい値Tt未満であることを示し、値「1」のとき経過時間が所定のしきい値Tt以上であることを示す。また、フラッディング期間フィールドに格納される経過時間情報は、上記タイマ手段によって更新される。
フラッディング監視部31は、ステップS40でフラッディングを検出したMACアドレスについてフラッディングが検出され始めてからの経過時間が、しきい値時間Tt以上であるか否かを判定する。経過時間がしきい値時間Tt未満であるとき、フラッディング監視部31は処理をS40に戻す。
ステップS43の判定において経過時間がしきい値時間Tt未満であるとき、ステップS44においてフラッディング監視部31は、ステップS40でフラッディングが検出されたMACアドレスについて学習漏れフラグテーブル21に記憶された結果判定フラグの値を「1」にセットする。
再び図14を参照する。ステップS22においてレイヤ2スイッチSW2のフラッディング監視部31は、MACアドレスaについて生じるフラッディングの発生が所定の要件を満たすと判定すると、MACアドレスaについて学習漏れフラグテーブル21に記憶されている結果判定フラグの値を”1”にセットする。またレイヤ2スイッチSW2において、図12に示すMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ検索フレーム141を作成して、ステップS23においてレイヤ2スイッチSW2のWAN側のポートから送信する。
MACエントリ検索フレーム141は、ステップS22においてフラッディングの発生が所定の要件を満たしたと判定されたMACアドレスaに関するMACエントリを、他のレイヤ2スイッチSW1、SW3及びSW4がそれぞれのMACテーブル5に記憶しているか否かについて、これらスイッチSW1、SW3及びSW4にそれぞれ照会するフレームである。
レイヤ2スイッチSW2からMACエントリ検索フレーム141を受信できるスイッチの範囲を、照会元のレイヤ2スイッチSW2に隣接するスイッチSW3及びSW4に限定してもよい。この場合には、スイッチSW3及びSW4は、隣接スイッチSW2から受信したMACエントリ検索フレーム141を転送しない。
MACエントリ検索フレーム141において、送信先MACアドレスは図13を参照して説明したMACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームに使用されるマルチキャストアドレスMCであり、送信元MACアドレスはレイヤ2スイッチSW2のMACアドレスxであり、IDフィールドの値はレイヤ2スイッチSW2のMACアドレスxであり、Typeフィールドの値はMACエントリ検索フレームであることを示す「Req」であり、MACエントリフィールドの値はMACアドレスaである。
図19は、MACエントリ検索/通知フレーム送信部32によるMACエントリ検索フレームの送信処理を示すフローチャートである。
ステップS51においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、学習漏れフラグテーブル21の結果判定フラグを参照して、各MACアドレスについて生じたフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定する。
ステップS52においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、フラッディングの発生が所定の条件を満たしたMACアドレスを照会する、MACエントリ検索フレーム141を作成する。
ステップS53においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、ポート設定テーブル20によりWAN側のポートであると指定されたポートから、MACエントリ検索フレーム141を送信する。
再び図14を参照する。MACエントリ検索フレーム141を受信したレイヤ2スイッチSW1のMACテーブルMT1には、照会されたMACアドレスaに関するMACエントリが記憶されていない。このためレイヤ2スイッチSW1は、MACエントリ検索フレーム141に対する応答をしない。
一方でMACエントリ検索フレーム141を受信したレイヤ2スイッチSW3のMACテーブルMT3bには、MACアドレスaに関するMACエントリが記憶されている。
このためレイヤ2スイッチSW3は、ステップS24において、MACエントリ検索フレーム141を受信したポートp3から、MACテーブルMT3bにMACアドレスaに関するMACエントリが記憶されていることを知らせるMACエントリ通知フレーム142を送信する。
MACエントリ通知フレーム142において、送信先MACアドレスは図13を参照して説明したMACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームに使用されるマルチキャストアドレスMCであり、送信元MACアドレスはレイヤ2スイッチSW3のMACアドレスyであり、IDフィールドの値はレイヤ2スイッチSW3のMACアドレスyであり、Typeフィールドの値はMACエントリ通知フレームであることを示す「Reply」であり、MACエントリフィールドの値はMACエントリ検索フレーム141で照会されたMACアドレスaである。
レイヤ2スイッチSW1及びSW3のような、MACエントリ検索フレームを受信したレイヤ2スイッチによる処理を、図20に示すフローチャートを参照して説明する。図20は、MACエントリ検索フレーム又はMACエントリ通知フレームを受信した場合の処理を示すフローチャートである。
ステップS60においてMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、MACエントリ検索フレーム又はMACエントリ通知フレームの何れかを受信する。
ステップS61においてMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、Typeフィールドの値を参照することによって、受信したフレームがMACエントリ検索フレームであるかMACエントリ通知フレームであるかを判定する。またMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、いずれのポートでこのフレームを受信したかをMACエントリ検索/通知フレーム送信部32に通知する。
受信されたフレームがMACエントリ検索フレーム141であった場合には、MACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、MACエントリフィールドに格納されたMACアドレスをMACエントリ検索部34に通知する。その後処理はステップS62に移行する。
ステップS62においてMACエントリ検索部34は、MACエントリ検索フレーム141で照会されたMACアドレスに関するMACエントリがMACテーブル5に記憶されているか否かを判定する。
MACエントリがMACテーブル5に記憶されている場合には、ステップS63においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ検索フレーム141で照会されたMACアドレスに関するMACエントリがMACテーブル5に記憶されていることを知らせるMACエントリ通知フレーム142を生成する。
ステップS64において、MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ検索フレーム141を受信したポートからMACエントリ通知フレーム142を送信する。
ステップS62における判定においてMACエントリがMACテーブル5に記憶されていない場合には、ステップS65において、MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ検索フレーム141を、受信ポートと異なるWAN側のポートから送信する。
なお、あるレイヤ2スイッチXから送信されたMACエントリ検索フレーム141を受信できるレイヤ2スイッチYの範囲を、スイッチXに隣接するスイッチに制限する場合には、MACエントリ検索フレーム141を転送するステップS65を省略する。
再び図14を参照する。MACエントリ通知フレーム142を受信したレイヤ2スイッチSW2のMACエントリ登録部35は、MACエントリ通知フレーム142にて通知されたMACアドレスaについて生じたフラッディングの発生が所定の要件を満たしていると判定されていたか否か、すなわちMACアドレスaについて学習漏れフラグテーブル21に記憶されている結果判定フラグの値が”1”であるか否かを判定する。
MACアドレスaについて生じたフラッディングの発生が所定の要件を満たしていると判定されていたときは、MACエントリ登録部35は、MACアドレスaとMACエントリ通知フレーム142を受信したポートp2との対を含むMACエントリをMACテーブルMT2bに登録する。
レイヤ2スイッチSW2のような、MACエントリ通知フレームを受信したレイヤ2スイッチによる処理を、図20に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS60においてMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、MACエントリ検索フレーム又はMACエントリ通知フレームの何れかを受信する。
ステップS61においてMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、受信したフレームがMACエントリ検索フレームであるかMACエントリ通知フレームであるかを判定する。またMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、いずれのポートでこのフレームを受信したかをMACエントリ検索/通知フレーム送信部32に通知する。
受信されたフレームがMACエントリ通知フレーム142であった場合には、MACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、MACエントリフィールドに格納されたMACアドレスをMACエントリ登録部35に通知する。その後処理はステップS66に移行する。
ステップS66においてMACエントリ登録部35は、MACエントリ通知フレーム141で通知されたMACアドレスについて、学習漏れフラグテーブル21に記憶された結果判定フラグの値が”1”であるか否かを判定する。
結果判定フラグの値が”1”であるとき、すなわちMACエントリ通知フレーム141で通知されたMACアドレスについて生じたフラッディングが所定の条件を満たすと判定された場合には、ステップS67においてMACエントリ登録部35は、MACエントリ通知フレームで通知されたMACアドレスとMACエントリ通知フレーム1を受信したポートとの対を含むMACエントリをMACテーブル5に登録する。
ステップS66の判定において結果判定フラグの値が”1”でないとき、ステップS68においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ通知フレーム142を、受信ポートと異なるWAN側のポートから送信する。
なお、あるレイヤ2スイッチXから送信されたMACエントリ検索フレーム141を受信できるレイヤ2スイッチYの範囲が、スイッチXに隣接するスイッチに制限された場合には、MACエントリ通知フレーム142を転送するステップS68を省略する。
図21は、開示のフレームスイッチング装置1の動作の第2例を示すシーケンス図である。レイヤ2スイッチSW1、SW2、SW3及びSW4のMACアドレス、並びにルーティングテーブル、ARPテーブル及びMACテーブルに付した参照符号は、図14に示す例と同様である。
ステップS70において、ww支店内LANのルータR−dからデータセンタへフレームが送信される。この結果、参照符号150に示すようにレイヤ2スイッチSW2においてフラッディングが発生する。
ステップS71においてレイヤ2スイッチSW2のフラッディング監視部31は、MACアドレスaについて生じるフラッディングの発生が所定の要件を満たすと判定すると、MACアドレスaについて学習漏れフラグテーブル21に記憶されている結果判定フラグの値を”1”にセットする。ステップS71におけるフラッディング監視部31の処理は、図15〜図18を参照して説明した処理と同じである。
一方でレイヤ2スイッチSW4のMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、ステップS72において、タイマ手段により計時した所定の送信周期Tcが満了したことを検出すると、MACエントリ通知フレーム151を作成する。
MACエントリ通知フレーム151は、発信元のレイヤ2スイッチSW4のMACアドレステーブル5に記憶されている、スイッチSW4がLAN側のポートにて学習したMACアドレスa、a1、a2…を、レイヤ2スイッチSW4が属しているレイヤ2ネットワーク内の他のレイヤ2スイッチSW1、SW2及びSW3に通知するフレームである。
MACエントリ通知フレーム151において、送信先MACアドレスは図13を参照して説明したMACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームに使用されるマルチキャストアドレスMCであり、送信元MACアドレスはレイヤ2スイッチSW4のMACアドレスzであり、IDフィールドの値はレイヤ2スイッチSW4のMACアドレスzであり、Typeフィールドの値はMACエントリ通知フレームであることを示す「Reply」であり、MACエントリフィールドには、スイッチSW4がLAN側のポートにて学習したMACアドレスa、a1、a2…が格納される。
そして、ステップS73においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ通知フレーム151を、レイヤ2スイッチSW4のWAN側の全てのポートからブロードキャスト送信する。ステップS72及びS73の処理によって、レイヤ2スイッチSW4は、周期的にMACエントリ通知フレーム151を送信する。
レイヤ2スイッチSW4のような周期的にMACエントリ通知フレーム151を送信するレイヤ2スイッチによる処理を、図22に示すフローチャートを参照して説明する。図22は、MACエントリ通知フレームの送信処理を示すフローチャートである。
ステップS76において図12に示すMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、所定の送信周期Tcが満了したか否か、すなわちMACエントリ通知フレームの送信時期が到来したか否かを判定する。所定の送信周期Tcが満了していないときはMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、処理をステップS76に戻す。
所定の送信周期Tcが満了したときはMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、ステップS77において、MACアドレステーブル5に記憶されているMACエントリから、LAN側のポートにて学習したMACアドレス、すなわちLAN側のポートに到来したことがあるMACフレームの送信元MACアドレスを収集する。
MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、収集した送信元MACアドレスをMACエントリフィールドに格納したMACエントリ通知フレーム151を生成する。
ステップS78においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、ポート設定テーブル20によりWAN側のポートであると指定された全てのポートから、MACエントリ通知フレーム151を送信する。
再び図21を参照する。レイヤ2スイッチSW4から送信されたMACエントリ通知フレーム151は、レイヤ2スイッチSW3に受信される。
レイヤ2スイッチSW3は、受信したMACエントリ通知フレーム151の送信元MACアドレスをレイヤ2スイッチSW3のMACアドレスyに変更し、変更したMACエントリ通知フレーム152をステップS74においてレイヤ2スイッチSW2に転送する。
レイヤ2スイッチSW2は、受信したMACエントリ通知フレーム152の送信元MACアドレスをレイヤ2スイッチSW2のMACアドレスxに変更し、変更したMACエントリ通知フレーム153をステップS75においてレイヤ2スイッチSW1に転送する。
レイヤ2スイッチSW3のMACエントリ登録部35は、MACエントリ通知フレーム151にて通知されたMACアドレスa、a1、a2…について生じたフラッディングの発生が所定の要件を満たしていると判定されていたか否か、すなわちこれらのMACアドレスについて学習漏れフラグテーブル21に記憶されている結果判定フラグの値が”1”であるか否かを判定する。
本実施例では、レイヤ2スイッチSW3のMACテーブルMT3aにはMACアドレスaが既に登録されているため、MACエントリ通知フレーム151にて通知されたMACアドレスaについて結果判定フラグの値が”1”でなく、またその他のMACアドレスa1、a2…についても結果判定フラグの値が”1”でないものとする。したがってレイヤ2スイッチSW3のMACエントリ登録部35は、MACテーブルMT3bに新たなMACエントリを追加しない。
レイヤ2スイッチSW2のMACエントリ登録部35も、MACエントリ通知フレーム152にて通知されたMACアドレスa、a1、a2…について生じたフラッディングの発生が所定の要件を満たしていると判定されていたか否かを判定する。
上記の通り、レイヤ2スイッチSW2の学習漏れフラグテーブル21に記憶されているMACアドレスaの結果判定フラグの値は”1”である。このためレイヤ2スイッチSW2のMACエントリ登録部35は、MACテーブルMT2bに示すように、MACアドレスaについての新たなMACエントリを追加する。追加されたMACエントリは、MACアドレスaとMACエントリ通知フレーム152を受信したポートp2の対を含む。
レイヤ2スイッチSW3及びSW2のようなMACエントリ通知フレーム151及び152を受信したレイヤ2スイッチによる処理を、図23に示すフローチャートを参照して説明する。図23は、MACエントリ通知フレームの受信処理を示すフローチャートである。
ステップS80において、図12に示すMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、上記のMACエントリ通知フレーム151、152及び153のようなMACエントリ通知フレームを受信する。またMACエントリ検索/通知フレーム受信部33は、いずれのポートでこのフレームを受信したかをMACエントリ検索/通知フレーム送信部32に通知する。
ステップS81においてMACエントリ登録部35は、MACエントリ通知フレーム151にて通知されたMACアドレスについて生じたフラッディングの発生が所定の要件を満たしていると判定されていたか否か、すなわちこれらのMACアドレスについて学習漏れフラグテーブル21に記憶されている結果判定フラグの値が”1”であるか否かを判定する。結果判定フラグの値が”1”でないとき、処理はステップS83に移行する。
ステップS81の判定において結果判定フラグの値が”1”であるとき、ステップS82においてMACエントリ登録部35は、通知されたMACアドレスのうち結果判定フラグの値が”1”であったMACアドレスについて、新たなMACエントリをMACテーブル5に追加する。追加されたMACエントリは、MACアドレスとMACエントリ通知フレームを受信したポートの対を含む。
ステップS83においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、受信したMACエントリ通知フレームの送信元MACアドレスを、当該スイッチ1のMACアドレスへ変更する。
MACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、MACエントリ通知フレームを、ステップS80で受信したポート以外の全てのWAN側のポートから送信する。
次に、図12に示すMAC補完判定部40及びフレーム破棄指示部41による処理を説明する。図24は、MAC補完判定部40及びフレーム破棄指示部41によるフレームの破棄処理の第1例を示すフローチャートである。
ステップS90において図12に示すフラッディング処理部6がフラッディングの発生を検出すると、ステップS91においてフラッディング監視部31が、学習漏れフラグテーブル21の内容を更新する。ステップS91によるフラッディング監視部31の処理は、図15〜図18を参照して説明した処理と同じである。
ステップS92においてMAC補完判定部40は、図12に示す破棄アドレステーブル22を参照し、学習漏れフラグテーブル21に記憶されかつ結果判定フラグが”1”となっている各MACアドレスについて、MACエントリ検索フレームの送信回数の値がしきい値Tc2以上であるか否かを判定する。
図25は、破棄アドレステーブル22のデータ構成の第1例を示す図である。破棄アドレステーブル22は、学習漏れフラグテーブル21に記憶されているMACアドレスが格納されるMACフィールドと、各MACアドレスについて送信したMACエントリ検索フレームの送信回数が格納される送信回数フィールドと、各MACアドレスについて送信したMACエントリ検索フレームの送信回数が所定のしきい値Tc2以上となった否かを示す破棄フラグを格納する破棄フラグフィールドを有する。破棄フラグは、値「0」のとき送信回数が所定のしきい値Tc2未満であることを示し、値「1」のとき送信回数が所定のしきい値Tc2以上であることを示す。
破棄アドレステーブル22と学習漏れフラグテーブル21とを1つのテーブルで実現してもよい。
図24のステップS92の判定においてMACエントリ検索フレームの送信回数の値がしきい値Tc2以上でない場合には、ステップS94及びS95においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、図19に示すステップS52及びS53と同様にして、MACエントリ検索フレームを生成及び送信する。
ステップS96においてMAC補完判定部40は、ステップS95においてMACエントリ検索フレームが送信されたMACアドレスについて、破棄アドレステーブル22に記憶された送信回数の値を1つ増加する。
ステップS93においてMAC補完判定部40は、ステップS92の判定においてMACエントリ検索フレームの送信回数の値がしきい値Tc2以上であるMACアドレスについて、破棄アドレステーブル22に記憶された破棄フラグの値を”1”にセットする。
フレーム破棄指示部41は、破棄フラグの値が”1”であるMACアドレスが送信先アドレスであるMACフレームを破棄することを指示する指示信号をフレーム交換部4へ出力する。
本実施例により、MACエントリ検索フレームを所定の回数Tc2以上送信しても他のスイッチから応答が得られないとき、このような送信先MACアドレスを有するフレームはフラッディングされずに破棄される。このためネットワーク中に存在しないMACアドレスを宛先とするフレームの拡散を防止することができる。
図26は、MAC補完判定部40及びフレーム破棄指示部41によるフレームの破棄処理の第2例を示すフローチャートである。
ステップS100においてフラッディング処理部6がフラッディングの発生を検出すると、ステップS101においてフラッディング監視部31が、学習漏れフラグテーブル21の内容を更新する。ステップS101によるフラッディング監視部31の処理は、図15〜図18を参照して説明した処理と同じである。
ステップS102においてMAC補完判定部40は、学習漏れフラグテーブル21において結果判定フラグが”1”である各MACアドレスについて、すでにMACエントリ検索フレームを送信済みであるか否かを判定する。例えばMAC補完判定部40は、ステップS101前後の学習漏れフラグテーブル21を比較して、結果判定フラグが”0”から”1”へ変化したかを判断することにより、この判定を行ってよい。
MAC補完判定部40は、ステップS102の判定においてMACエントリ検索フレームを送信していないと判定されたMACアドレスについて、MACエントリ検索フレームが送信され始めてから現在までの経過時間を計測するタイマ手段を作動させ、処理をステップS105へ移す。
ステップS104においてMAC補完判定部40は、ステップS102の判定においてMACエントリ検索フレームが送信済みであると判定されたMACアドレスについて、破棄アドレステーブル22に記憶されている、MACエントリ検索フレームが送信され始めてから現在までの経過時間である検索時間を参照する。
図27は、破棄アドレステーブル22のデータ構成の第2例を示す図である。
破棄アドレステーブル22は、学習漏れフラグテーブル21に記憶されているMACアドレスが格納されるMACフィールドと、各MACアドレスについてMACエントリ検索フレームを送信し始めてから現在までの経過時間すなわち検索時間が格納される検索時間フィールドと、各MACアドレスについての検索時間がしきい値Tt2以上となった否かを示す破棄フラグを格納する破棄フラグフィールドを有する。
破棄フラグは、値「0」のとき検索時間がしきい値Tt2未満であることを示し、値「1」のとき検索時間がしきい値Tt2以上であることを示す。また、検索時間フィールドに格納される経過時間情報は、上記タイマ手段によって更新される。
破棄アドレステーブル22と学習漏れフラグテーブル21とを1つのテーブルで実現してもよい。
図26のステップS104において、MAC補完判定部40は、破棄アドレステーブル22に記憶されている、各MACアドレスの検索時間がしきい値Tt2以上であるか判定する。検索時間がしきい値Tt2以上でないMACアドレスについては、処理はS105へ進む。
ステップS105及びS106においてMACエントリ検索/通知フレーム送信部32は、図19に示すステップS52及びS53と同様にして、MACエントリ検索フレームを生成及び送信する。
ステップS107においてMAC補完判定部40は、ステップS104の判定において検索時間がしきい値Tt2以上でないと判定されたMACアドレスについて、破棄アドレステーブル22に記憶された破棄フラグの値を”1”にセットする。
フレーム破棄指示部41は、破棄フラグの値が”1”であるMACアドレスが送信先アドレスであるMACフレームを破棄することを指示する指示信号をフレーム交換部4へ出力する。
本実施例により、MACエントリ検索フレームが送信されてから所定の時間Tt2以上経過しても他のスイッチから応答が得られないとき、このような送信先MACアドレスを有するフレームはフラッディングされずに破棄される。このためネットワーク中に存在しないMACアドレスを宛先とするフレームの拡散を防止することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置であって、
前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、
アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、
送信フレームの送信先アドレスに関する前記アドレスエントリが前記アドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、
あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定部と、
前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他の前記フレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信する通知受信部と、
前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと前記所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に登録するアドレスエントリ登録部と、
を備えるフレームスイッチング装置。
(付記2)
前記フラッディング判定部は、あるアドレスに対して生じたフラッディングの回数が所定回数を超えたとき、該アドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定する、付記1に記載のフレームスイッチング装置。
(付記3)
前記フラッディング判定部は、あるアドレスに対して一定時間経過以上にわたってフラッディングが生じたとき、該アドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすと判定する、付記1に記載のフレームスイッチング装置。
(付記4)
前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスについて、このアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に記憶しているか否かを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に照会するアドレスエントリ照会部を、さらに備える付記1〜3のいずれか一項に記載のフレームスイッチング装置。
(付記5)
前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置から照会されたアドレスと同一のアドレスに関するアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に記憶しているとき、前記照会を受信したポートから前記所定の通知を送信する通知送信部を、さらに備える付記1〜4のいずれか一項に記載のフレームスイッチング装置。
(付記6)
前記所定の通知は、前記他のフレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含み、
前記アドレスエントリ登録部は、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置から一定周期で送信された前記所定の通知に、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関する前記アドレス情報が含まれるとき、該アドレスに関するアドレスエントリを登録する付記1〜3のいずれか一項に記載のフレームスイッチング装置。
(付記7)
前記アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含んだ前記所定の通知を、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に一定周期で送信する通知送信部を、さらに備える付記1〜3及び6のいずれか一項に記載のフレームスイッチング装置。
(付記8)
前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関するアドレスエントリを、前記アドレスエントリ登録部が登録できるか否かを判定する登録可否判定部と、
前記アドレスエントリ登録部により登録できないアドレスを送信先アドレスに有するフレームを破棄するフレーム破棄部と、
さらに備える付記1〜7のいずれか一項に記載のフレームスイッチング装置。
(付記9)
付記1に記載のフレームスイッチング装置としての第1フレームスイッチング装置と、前記フレームスイッチングネットワーク内のフレームスイッチング装置としての第2フレームスイッチング装置と、を前記フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置として少なくとも含む通信システムであって、
前記第1フレームスイッチング装置の前記ポートを第1ポートとし、前記第1フレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ記憶部を第1アドレスエントリ記憶部とするとき、前記第2フレームスイッチング装置は、
前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数の第2ポートと、
アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記第2ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶される第2アドレスエントリ記憶部と、を備え、
前記第2フレームスイッチング装置から送信される、前記第1フレームスイッチング装置の前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記第2フレームスイッチング装置がその前記第2アドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる前記所定の通知が、前記第1フレームスイッチング装置の前記通知受信部により受信される通信システム。
(付記10)
前記第1フレームスイッチング装置は、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスについて、このアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記第2アドレスエントリ記憶部に記憶しているか否かを、前記第2フレームスイッチング装置に照会するアドレスエントリ照会部を、さらに備え、
前記第2フレームスイッチング装置は、前記第1フレームスイッチング装置から照会されたアドレスと同一のアドレスに関するアドレスエントリが前記第2アドレスエントリ記憶部に記憶されているとき、前記照会を受信したポートから前記所定の通知を送信する通知送信部を、さらに備える、
付記9に記載の通信システム。
(付記11)
前記第2フレームスイッチング装置は、前記第2アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含んだ前記所定の通知を一定周期で送信する通知送信部を、さらに備え、
前記第1フレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ登録部は、前記第2フレームスイッチング装置から送信された前記所定の通知に、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関する前記アドレス情報が含まれるとき、該アドレスに関するアドレスエントリを登録する、
付記9に記載の通信システム。
(付記12)
フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置内に設けられた処理ユニットにより実行されるコンピュータプログラムであって、前記フレームスイッチング装置は、
前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、
アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、
送信フレームの送信先アドレスに関する前記アドレスエントリが前記アドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、を備え、
前記コンピュータプログラムは、
あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定処理と、
前記フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他の前記フレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信する通知受信処理と、
前記フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと前記所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に登録するアドレスエントリ登録処理と、
を前記処理ユニットに実行させる、コンピュータプログラム。
(付記13)
前記フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスについて、このアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に記憶しているか否かを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に照会するアドレスエントリ照会処理を、さらに前記処理ユニットに実行させる、付記12に記載のコンピュータプログラム。
(付記14)
前記所定の通知は、前記他のフレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含み、
前記アドレスエントリ登録処理は、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置から一定周期で送信された前記所定の通知に、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関する前記アドレス情報が含まれるとき、該アドレスに関するアドレスエントリを登録する、付記12に記載のコンピュータプログラム。
(付記15)
前記フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関するアドレスエントリを、前記アドレスエントリ登録処理により登録できるか否かを判定する登録可否判定処理と、
前記アドレスエントリ登録処理により登録できないアドレスを送信先アドレスに有するフレームを破棄することを決定するフレーム破棄処理と、
を前記処理ユニットに実行させる、付記12〜14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
(付記16)
フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置において実行されるアドレス学習方法であって、
前記フレームスイッチング装置は、
前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、
アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、
送信フレームの送信先アドレスに関する前記アドレスエントリが前記アドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、を備え、
前記アドレス学習方法は、
あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定し、
フラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定された前記アドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他の前記フレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信し、
フラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定された前記アドレスと前記所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に登録する、
アドレス学習方法。
(付記17)
フラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定された前記アドレスについて、このアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に記憶しているか否かを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に照会する、付記16に記載のアドレス学習方法。
(付記18)
前記所定の通知は、前記他のフレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含み、
前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置から一定周期で送信された前記所定の通知に、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関する前記アドレス情報が含まれるとき、該アドレスに関するアドレスエントリを登録する、付記16に記載のアドレス学習方法。
(付記19)
フラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定された前記アドレスについて、他の前記フレームスイッチング装置から前記所定の通知を受信しないとき、該アドレスを送信先アドレスに有するフレームを破棄する、付記16〜18のいずれか一項に記載のアドレス学習方法。
(A)及び(B)は従来のMAC学習法の説明図である。 (A)及び(B)は、送信先MACアドレスが学習されていない場合のフラッディング処理の説明図である。 MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第1例を示す図である。 図3のネットワークにおいてフラッディングが生じた状態を示す図である。 図3のネットワークにおいてフラッディングが生じる過程の説明図である。 MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第2例を示す図である。 MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第3例を示す図である。 MAC学習漏れによるフラッディングが生じうるネットワークの第4例を示す図である。 開示のフレームスイッチング装置の実施例であるレイヤ2スイッチのハードウエア構成図である。 MACテーブルのデータ構成例を示す図である。 ポート設定テーブルのデータ構成例を示す図である。 図9に示すROMに記憶された制御プログラムをCPUで実行することによって実現される機能ブロックを説明する図である。 MACエントリ検索フレーム及びMACエントリ通知フレームのフォーマットの例を示す図である。 開示のフレームスイッチング装置の動作の第1例を示すシーケンス図である。 フラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定する処理の第1例を示すフローチャートである。 学習漏れフラグテーブルのデータ構成の第1例を示す図である。 フラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定する処理の第2例を示すフローチャートである。 学習漏れフラグテーブルのデータ構成の第2例を示す図である。 MACエントリ検索フレームの送信処理を示すフローチャートである。 MACエントリ検索フレーム又はMACエントリ通知フレームを受信した場合の処理を示すフローチャートである。 開示のフレームスイッチング装置の動作の第2例を示すシーケンス図である。 MACエントリ通知フレームの送信処理を示すフローチャートである。 MACエントリ通知フレームの受信処理を示すフローチャートである。 MAC補完判定部及びフレーム破棄指示部によるフレームの破棄処理の第1例を示すフローチャートである。 破棄アドレステーブルのデータ構成の第1例を示す図である。 MAC補完判定部及びフレーム破棄指示部によるフレームの破棄処理の第2例を示すフローチャートである。 破棄アドレステーブルのデータ構成の第2例を示す図である。
符号の説明
1 レイヤ2スイッチ
10 制御部
31 フラッディング監視部
32 MACエントリ検索/通知フレーム送信部
33 MACエントリ検索/通知フレーム受信部
34 MACエントリ検索部
35 MACエントリ登録部

Claims (9)

  1. フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置であって、
    前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、
    アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、
    送信フレームの送信先アドレスに関する前記アドレスエントリが前記アドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、
    あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定部と、
    前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他の前記フレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信する通知受信部と、
    前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと前記所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に登録するアドレスエントリ登録部と、
    を備えるフレームスイッチング装置。
  2. 前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスについて、このアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に記憶しているか否かを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に照会するアドレスエントリ照会部を、さらに備える請求項1に記載のフレームスイッチング装置。
  3. 前記所定の通知は、前記他のフレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含み、
    前記アドレスエントリ登録部は、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置から一定周期で送信された前記所定の通知に、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関する前記アドレス情報が含まれるとき、該アドレスに関するアドレスエントリを登録する請求項1に記載のフレームスイッチング装置。
  4. 前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関するアドレスエントリを、前記アドレスエントリ登録部が登録できるか否かを判定する登録可否判定部と、
    前記アドレスエントリ登録部により登録できないアドレスを送信先アドレスに有するフレームを破棄するフレーム破棄部と、
    さらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のフレームスイッチング装置。
  5. 請求項1に記載のフレームスイッチング装置としての第1フレームスイッチング装置と、前記フレームスイッチングネットワーク内のフレームスイッチング装置としての第2フレームスイッチング装置と、を前記フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置として少なくとも含む通信システムであって、
    前記第1フレームスイッチング装置の前記ポートを第1ポートとし、前記第1フレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ記憶部を第1アドレスエントリ記憶部とするとき、前記第2フレームスイッチング装置は、
    前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数の第2ポートと、
    アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記第2ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶される第2アドレスエントリ記憶部と、を備え、
    前記第2フレームスイッチング装置から送信される、前記第1フレームスイッチング装置の前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記第2フレームスイッチング装置がその前記第2アドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる前記所定の通知が、前記第1フレームスイッチング装置の前記通知受信部により受信される通信システム。
  6. 前記第1フレームスイッチング装置は、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスについて、このアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを前記第2アドレスエントリ記憶部に記憶しているか否かを、前記第2フレームスイッチング装置に照会するアドレスエントリ照会部を、さらに備え、
    前記第2フレームスイッチング装置は、前記第1フレームスイッチング装置から照会されたアドレスと同一のアドレスに関するアドレスエントリが前記第2アドレスエントリ記憶部に記憶されているとき、前記照会を受信したポートから前記所定の通知を送信する通知送信部を、さらに備える、
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記第2フレームスイッチング装置は、前記第2アドレスエントリ記憶部にアドレスエントリが記憶されているアドレスに関するアドレス情報を含んだ前記所定の通知を一定周期で送信する通知送信部を、さらに備え、
    前記第1フレームスイッチング装置の前記アドレスエントリ登録部は、前記第2フレームスイッチング装置から送信された前記所定の通知に、前記フラッディング判定部によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスに関する前記アドレス情報が含まれるとき、該アドレスに関するアドレスエントリを登録する、
    請求項5に記載の通信システム。
  8. フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置内に設けられた処理ユニットにより実行されるコンピュータプログラムであって、前記フレームスイッチング装置は、
    前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、
    アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、
    送信フレームの送信先アドレスに関する前記アドレスエントリが前記アドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、
    あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定するフラッディング判定処理と、
    前記フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他の前記フレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信する通知受信処理と、
    前記フラッディング判定処理によりフラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定されたアドレスと前記所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に登録するアドレスエントリ登録処理と、
    を前記処理ユニットに実行させる、コンピュータプログラム。
  9. フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うフレームスイッチング装置において実行されるアドレス学習方法であって、
    前記フレームスイッチング装置は、
    前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置に接続されてフレームを送受信する複数のポートと、
    アドレスと、このアドレスを送信元アドレスとして含んだフレームを受信した前記ポートと、の間の対応関係を示すアドレスエントリが記憶されるアドレスエントリ記憶部と、
    送信フレームの送信先アドレスに関する前記アドレスエントリが前記アドレスエントリ記憶部に記憶されていないとき、該送信フレームのフラッディング処理を行うフラッディング処理部と、を備え、
    前記アドレス学習方法は、
    あるアドレスに対して生じるフラッディングの発生が所定の条件を満たすか否かを判定し、
    フラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定された前記アドレスと同じアドレスに関するアドレスエントリを、前記フレームスイッチングネットワーク内の他の前記フレームスイッチング装置がそのアドレスエントリ記憶部に記憶していることを知らせる、該他の前記フレームスイッチング装置から送信される所定の通知を受信し、
    フラッディングの発生が前記所定の条件を満たすと判定された前記アドレスと前記所定の通知を受信したポートとを対応付けるアドレスエントリを前記アドレスエントリ記憶部に登録する、
    アドレス学習方法。
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