JP4705873B2 - 通信回線構成システム、通信回線構成装置、通信回線構成方法、及びプログラム - Google Patents

通信回線構成システム、通信回線構成装置、通信回線構成方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、通信回線構成システム、通信回線構成装置、通信回線構成方法、及びプログラムに係り、特に、モデムをシリアルに何段にもつなげる構成において、通信速度等の通信品質は確保しつつ、中継段数をできるだけ減らして伝送遅延時間を短くした通信回線構成システム、通信回線構成方法、通信回線構成方法及びプログラムに関する。
現在、鉄道の沿線には通信ケーブル(特にメタリックケーブル)が敷設されており、モデムを使ったデータ通信が行われている。特に最近では、拠点駅を中心として配下の駅との間をLAN間接続してイントラネット構築する事例が増えてきている。このようなLAN間の通信を良好に保つために、モデム間の通信回線の通信状態を監視する装置がある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特開2003−18217号公報 特開2005―295441号公報
特許文献1に示す発明は、通信装置を二重化回線の状態を監視してどちらの系を使うかを判定するものであり、モデムが多段に接続されていても系を切り替えることを可能とするものである。
確かに、通信装置間の回線の状態を監視すれば良好な通信品質を保つことができるが、各駅ごとにシリアルに接続する通信システムにおいて、必要でなくても全部モデムを設置して必ず中継するとすれば、この場合は、遅延時間がモデムの段数だけ発生してしまうという課題がある。
また、中継段数をできるだけ減らすように予め設計をしておくとすれば、雑音が増えた場合に伝送速度の低下が起きる可能性が高くなってしまう。
そこで、本発明に係る通信回線構成方法は、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム内の所定の一のモデムを基準モデムとして確定する基準モデム確定ステップと、基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムに、第一下流モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置されに接続された第二下流モデムと基準モデムとを接続するよう指示する接続指示ステップと、接続指示ステップにより接続が指示された場合に、基準モデムと第二下流モデムとを接続するよう切替スイッチを切り替える切替試行ステップと、切替試行ステップにより切替スイッチを切り替えた場合に、基準モデムと第二下流モデムとの通信状態の良不良を判断する判断ステップと、判断ステップにより通信状態が不良と判断された場合には切替スイッチを元に戻し、判断ステップにより通信状態が良いと判断された場合には第二下流モデムとの通信を維持する切替実行ステップと、からなる通信回線構成方法であって、切替実行ステップにより第二下流モデムとの接続を維持した場合には、第二下流モデムを第一下流モデムとして各ステップをさらに実行する。この場合、拠点モデムが基準モデムであってもよい。
また、本発明に係る通信回線構成方法は、基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムが存在するか否か確認する第一下流モデム存在確認ステップと、第一下流モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第二下流モデムが存在するか否か確認する第二下流モデム存在確認ステップと、第一下流モデム存在確認ステップにより第一下流モデムの存在が確認された場合に第一下流モデムが自動モードか否か判断するモード判断ステップとからなり、第二下流モデム存在確認ステップにより、第二下流モデムの存在が確認され、かつ、モード判断ステップにより第一下流モデムが自動モードであると判断された場合に、接続指示ステップを行うようにしてもよい。この場合、拠点モデムが基準モデムであってもよい。さらに、モード判断ステップで自動モードでないと判断された場合に、第一下流モデムを基準モデムとするようにしてもよい。
判断ステップにおいて通信状態が不良と判断された場合、直結を解除して元の接続に戻した後に、前記第一下流モデムを基準モデムとして前記判断ステップを行うようにしてもよい。
また、本発明に係るプログラムは上記の通信回線構成方法をコンピュータに実行させるものである。
本発明に係る通信回線構成システムは、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム内の所定の一のモデムを基準モデム(0)とし、基準モデム(0)との間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続されたモデムを順にモデム(1)、モデム(2)、モデム(3)・・・とした場合に、モデム(0)を基準モデムとして確定する基準管理手段と、基準管理手段により基準モデムとして確定されたモデム(0)と、モデム(2)との接続の試行を指示する切替試行指示手段と、切替試行指示手段からの試行の指示に基づいて、接続の切替を行う切替手段と、切替手段による切替をした場合に、モデム(0)とモデム(2)との通信状態の良不良を判断する判断手段と、判断手段の判断が良の場合には、切替を確定し、判断手段の判断が不良の場合には、切替スイッチによる切替を元に戻す旨、切替手段に指示する切替確定手段とからなり、基準管理手段は、判断手段の判断が不良の場合には、モデム(1)をモデム(0)とする指示を発するものである。
また、本発明に係る通信システムは、最端の拠点モデムと複数の下流モデムとからなり、拠点モデムからモデムがそれぞれ直列に接続され接続されたモデム間で通信が行われる通信システムにおいて、通信システムを構成するモデムのうちのいずれかである基準モデムから拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第一下流モデムを、第一下流モデムから拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムに切り替えて通信を行う。
本発明に係る通信回線構成装置は、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システムを構成するモデムのうちのいずれか一のモデムを基準モデムとした場合、基準モデムと基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムを、第一下流モデムとの間で拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムに切り替える通信回線構成装置であって、基準モデムに備えられ、いずれか一のモデムを基準モデムとして確定する基準管理部と、基準モデムを第一下流モデム又は第二下流モデムと接続するよう制御する制御手段とからなり、制御手段は、基準管理部により確定された基準モデムと第一下流モデムとの間の接続を、第二下流モデムとの間の接続とするよう切り替えるよう指示する切替試行指示手段と、基準モデムと第二下流モデムとの間の通信状態に応じて、第二下流モデムとの接続を維持するか、第一下流モデムとの接続に戻すかを判断する判断手段とを含み、基準管理部は、判断手段の判断に基づいて、第一下流モデムとの接続に戻す場合には、第一下流モデムと基準モデムとして扱うよう指示する。
また、本発明に係る通信回線構成装置は、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システムを構成するモデムのうちのいずれか一のモデムを基準モデムとした場合、基準モデムと基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムを、第一下流モデムとの間で拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムに切り替える通信回線構成装置であって、第一下流モデムに備えられ、基準モデムからの指示に基づいて、基準モデムと第一下流モデムとの接続を基準モデムと第二下流モデムとの間の接続に切り替える切替手段と、切替手段によって接続された基準モデムと第二下流モデムとの間の通信状態に応じて、基準モデムと第二下流モデムとの間の接続を維持するか、基準モデムと第一下流モデムとの間の接続に戻すかを判断する判断手段と、判断手段の判断に基づいて第一下流モデムとの接続に戻す場合には第一下流モデムを基準モデムとして確定する基準管理部とを備える。
さらに、切替試行指示手段は、第一下流モデムと第二下流モデムが存在し、かつ、第一下流モデムが切替可能モードになっている場合にのみ、第一下流モデムを第二下流モデムに切り替える指示を発するものであってもよい。
本発明によれば、通信速度等の通信品質は確保しつつ、中継段数をできるだけ減らした回線の構成をすることができる。
図1は、本発明の通信回線構成システム及び通信回線構成装置が用いられる通信システムの全体構成図である。図1に記載された通信システム10は、拠点モデム20と下流モデム群50とが接続され、下流モデム群50内の各下流モデム52、54、56、58、62、64、66がそれぞれ直列に接続されている。
図1に記載された通信システム10は、鉄道の駅と駅との間で通信を行うシステムを想定したものであるが、鉄道に限らず、要は、各モデムが直列に接続されている通信システムであれば、高速道路に通信回線を施した通信システムなど、どのような通信システムであっても良い。
図1の通信システム10は、上述した通り、本発明の一実施例としての駅間の通信システムで用いられるモデムの接続状況を示したものであり、以下の説明は駅と駅との間で通信を行う通信システムで用いられるモデムとして説明を行う。
拠点モデム20は、例えば鉄道のある路線の始発駅であるA駅70に備えられたモデムである。A駅では駅構内LANを使用しており、この拠点モデム20と各種通信端末71が接続されている。モデム52は、A駅の隣の駅のB駅に備えられたモデムである。
以下、モデム54、56、58、62、64、66は、それぞれ、C駅74、D駅76、E駅78、F駅82、G駅84、H駅86の各駅にそれぞれ備えられたモデムである。
図1の通信システム10における下流モデム群においては、D駅76と終着駅であるH駅86において駅構内LANがそれぞれモデム56とモデム66を介して接続されている状況にある様子が示されている。
図1においては、A駅70の通信端末71と、D駅76の通信端末77と、H駅86の通信端末87とがそれぞれ通信を行う場合を考えると、拠点モデム20と、モデム56と、モデム66とを直接接続すればよく、B駅72、C駅74、E駅78、F駅82、G駅84には本来的にはモデムは不要である。
しかし、B駅やC駅が無人駅等であるために駅構内LANを設置する必要がないとしても、A駅からD駅間の距離が長ければ、通信ケーブル長が長くなると信号の減衰や雑音の影響によるデータ伝送速度が低下し場合によっては通信することができない可能性があるために、B駅やC駅にモデムを配置して中継させている。
図2は、本発明に係る通信回線構成システムを示す機能ブロック図である。図2には、例えば図1に示したような通信システム10と、基準管理手段105と、切替試行指示手段110と、切替手段120と、判断手段130と、切替確定手段140とからなる通信回線構成システム100が図示されている。
図3には、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム10内の所定の一のモデムを基準モデムとしてモデム(0)とし、基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続されたモデムを順にモデム(1)、モデム(2)、モデム(3)・・・とした場合の通信システム10の一部が示されている。ここで、モデム(1)、モデム(2)、モデム(3)・・・の例については、図3(A)に示すとおりである。
ここで、図2の説明に戻る。以下、モデム(0)、モデム(1)・・・等の表記は図3で示されたものの意味である。モデム(0)を基準モデムとして確定する基準管理手段105と、基準管理手段105により基準モデムとして確定されたモデム(0)と、モデム(2)との接続の試行を指示する切替試行指示手段110と、切替試行指示手段110からの試行の指示に基づいて、接続の切替を行う切替手段120と、切替手段120による切替をした場合に、モデム(0)とモデム(2)との通信状態の良不良を判断する判断手段130と、判断手段130の判断が良の場合には、切替を確定し、判断手段130の判断が不良の場合には、切替手段120による切替を元に戻す旨、切替手段120に指示する切替確定手段140とからなる通信回線構成システム100が示されている。
ここで、基準管理手段105は、判断手段130の判断が不良の場合には、モデム(1)をモデム(0)に繰り上げる指示を発するものである。この基準管理手段105は図1における拠点モデム20に設けてもよいし、各下流モデム群50のうちの各モデムに設けてもよい。その場合には、基準モデムとして確定されたモデム(0)に備えられた基準管理手段105が必要に応じて他のモデムに指示を発するように構成することもできる。
図3及び図4は、本発明に係る通信回線構成システムの動作説明図である。図2の通信回線構成システム100の動作を図3及び図4に従って説明する。
図3(A)は、図1に示した通信システム10の一部である。モデム(0)、モデム(1)、モデム(2)、モデム(3)が直列に接続されている。これらのモデムは、モデム(0)はX駅に備えられ、モデム(1)はY駅に備えられ、モデム(2)はZ駅に備えられ、モデム(3)はW駅に備えられている。
ここで、まず、図2の基準管理手段105は、モデム(0)を基準モデムとして確定する。この基準モデムは当初は図1における拠点モデム20を基準モデムとして確定することができる。
図2の切替試行指示手段110は、基準管理手段105により基準モデムとして確定されたモデム(0)とモデム(2)との接続の試行を指示する。
また、図2の切替手段120は、切替試行指示手段110からの試行の指示に基づいて、接続の切替を行う。切替手段120としては、Y駅に配置されているモデム(1)の両端に、例えば、切替スイッチを配置することで実現することができる。
図3(B)は、切替手段120が、モデム(0)とモデム(2)とを接続した状態を図示した説明図である。図3(B)は、モデム(0)とモデム(2)とが直接接続された状態である。この状態で、図2の判断手段130は、切替手段120による切替をした場合に、モデム(0)とモデム(2)との通信状態の良不良を判断する。
図2の切替確定手段140は、判断手段130の判断が良の場合には、切替を確定し、判断手段の判断が不良の場合には、切替手段120による切替を元に戻す旨指示する。
また、図2の基準管理手段105は、判断手段130の判断が良の場合には、モデム(2)をモデム(1)とし、以下のモデムのモデム番号が繰り上がることになる。その状態が図3(C)である。また、判断手段130の判断が不良の場合には、モデム(1)をモデム(0)に繰り上げる指示を発する。その状態が図3(D)である。
図3(C)は、X駅のモデム(0)とZ駅のモデム(2)とが接続された後に、Z駅のモデム(2)がモデム(1)として繰り上がった状態を図示した説明図である。図3(C)には、モデム(2)がモデム(1)に繰り上がった状態が示されており、X駅のモデムとZ駅のモデムが直接接続されている。従ってこの状態で、次に、X駅のモデム(0)とW駅のモデム(2)との接続が試みられることになる。この後の接続の状況を図4に示す。
図3(D)は、X駅のモデム(0)とZ駅のモデム(2)との切替から元に戻り、Y駅のモデムがモデム(0)として繰り上げられた状態を図示した説明図である。図3(D)には、Y駅のモデムとZ駅のモデムが直接接続されている状態が維持されており、モデム(1)がモデム(0)に繰り上がった状態が示されている。
この場合、基準管理手段105は、Y駅のモデムがモデム(0)になるよう当該モデムに指示する。その結果、Z駅のモデムがモデム(1)となり、W駅のモデムがモデム(2)となる。
これにより、基準管理手段105がY駅のモデムを基準モデムとして確定されることになるため、この状態でY駅のモデム(0)とW駅のモデム(2)との接続が試みられることになる。この後の状況は、図3の(A)の各モデムが全体に一つ右にずれた状態と同じである。
図4は、図3(C)の状態で、X駅のモデム(0)とW駅のモデム(2)との接続が試みられた状況を図示した説明図である。
図4(A)は、切替手段120が、モデム(0)とモデム(2)とを接続した状態を図示した説明図である。図4(A)は、モデム(0)とモデム(2)とが直接接続された状態である。この状態で、図2の判断手段130は、切替手段120による切替をした場合に、モデム(0)とモデム(2)との通信状態の良不良を判断する。
図2の切替確定手段140は、判断手段130の判断が良の場合には、切替を確定し、判断手段の判断が不良の場合には、切替手段120による切替を元に戻す旨指示する。
図2の基準管理手段105は、判断手段130の判断が良の場合には、モデム(2)をモデム(1)とする指示を発する。その状態が図4(B)である。また、基準管理手段105は、判断手段130の判断が不良の場合には、モデム(1)をモデム(0)に繰り上げる指示と、以下のモデムのモデム番号を繰り上げる指示を発する。これにより、図3(D)からモデム番号が右に一つずつずれた状態、すなわち図3(A)からモデム番号が右に二つずつずれた状態となる。その状態が図4(C)である。
図4(B)は、X駅のモデム(0)とW駅のモデム(2)とが接続された後に、W駅のモデム(2)がモデム(1)として繰り上がった状態を図示した説明図である。図4(B)には、モデム(2)がモデム(1)に繰り上がった状態が示されており、X駅のモデムとW駅のモデムが直接接続されている。従ってこの状態で、次に、X駅のモデム(0)と、W駅のさらに右隣の駅に配置された、モデム(3)から繰り上がったモデム(2)との接続が試みられることになる。
図4(C)は、X駅のモデム(0)とW駅のモデム(2)との切替から元に戻り、Z駅のモデムがモデム(0)として繰り上げられた状態を図示した説明図である。図4(C)には、Z駅のモデムとW駅のモデムが直接接続されている状態が維持されており、図3(C)におけるモデム(1)がモデム(0)に繰り上がった状態が示されている。
この場合、基準管理手段105は、Z駅のモデムがモデム(0)になるよう指示する。その結果、以下の下流のモデムのモデム番号は繰り上がる。
これにより、基準管理手段105がZ駅のモデムを基準モデムとして確定することになるので、この状態で、次に、Z駅のモデム(0)と、W駅のさらに右隣の駅に配置された、モデム(3)から繰り上がったモデム(2)との接続が試みられることになる。
図5は、本発明に係る第一の実施形態である通信回線構成装置の具体的な構成を示したブロック図である。図5には、図2から図4で説明した、通信回線構成システムに用いられる通信回線構成装置500が記載されている。図5の説明において用いるモデム(0)、モデム(1)、モデム(2)の表現は、図2から図4の説明において用いた意味と同様である。
図5には、モデム(1)に備えられた通信回線構成装置600も示されている。この通信回線構成装置600については後述する。
拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている、図1に示した通信システム10を構成するモデムのうちのいずれか一のモデムを基準モデムとした場合、基準モデムとして機能するモデム(0)とモデム(0)との間で拠点モデム20から離れる方向に配置され接続された第一下流モデムとして機能するモデム(1)を、第一下流モデムとの間で拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムとして機能するモデム(2)に切り替える通信回線構成装置500は、図3及び図4で説明した基準モデムに備えられ、いずれか一のモデム(モデム(0))を基準モデムとして確定する基準管理部510と、基準モデムであるモデム(0)をモデム(1)又はモデム(2)と接続するよう制御する制御手段520とからなる。
制御手段520は、基準管理部510により基準モデムとして確定されたモデム(0)とモデム(1)との間の接続を、モデム(0)とモデム(2)との間の接続とするよう切り替えるよう指示する切替試行指示手段530と、モデム(0)とモデム(2)との間の通信状態に応じて、モデム(2)との接続を維持するか、モデム(1)との接続に戻すかを判断する判断手段として機能する監視部550と、監視部550の判断に基づいてモデム(0)とモデム(2)との接続を維持する場合にはモデム(2)をモデム(1)として扱うよう指示し、監視部550の判断に基づいてモデム(1)との接続に戻す場合にはモデム(1)をモデム(0)とし、モデム(0)を基準モデムとして確定する基準管理部510とを含む。
ここで、切替試行指示手段530は、基準管理部510により基準モデムとして確定されたモデム(0)とモデム(1)との間の接続を、モデム(0)とモデム(2)との間の接続とするよう切り替えるよう指示する。
また、監視部550は、モデム(0)とモデム(2)との間の通信状態に応じて、モデム(2)との接続を維持するか、モデム(1)との接続に戻すかを判断する。この監視部550は図2における判断手段130に相当する。
この監視部550は、モデム送受信部から受信した状態信号を受信する。状態信号には、モデム間の回線接続がされているかどうかを示す情報と回線接続時の伝送速度を示す情報が含まれる。この状態信号により、接続の状態を判断することができる。例えば、回線の接続がされていなかったり、回線の接続自体はなされていても、回線速度が低い場合には、通信状態は悪いと判断し、回線の接続がされており、かつ、回線速度が高い場合には、通信状態は良いと判断する。回線速度の良不良を判断する基準としては例えば、64kbps、1Mbps等任意の数値を用いることができる。
さらに、基準管理部510は、判断手段として機能する監視部550の判断に基づいて、モデム(1)との接続に戻す場合には、モデム(1)を基準モデム(0)として扱うよう指示する。
基準管理部510は、各モデムに備えられた位置スイッチ555に当該モデムが基準モデムであることを示す働きかけを行うようにすることができる。なお位置スイッチ555は、最上流にある基準モデムとして機能するモデム(0)であるか又は基準モデムに続いて接続されている下流モデムであるかを決定することができればよい。
このため、記憶部515には、モデム(0)、モデム(1)・・・等のモデム番号と装置IDとを関連づけて格納しておくようにするとよい。
また、記憶部515には制御回線505を通じて通信を行った場合に宛先ノードID、送信元ノードID、自装置のID等を格納される。そして、制御手段520は、記憶部515に格納されている自装置IDと通信を行った相手先IDを対比することにより制御回線505を通じた通信が自装置宛てにされたものか否かを判断することができる。
この位置スイッチ555は、位置スイッチは「基準モデム」「その他」の設定を行える。「基準モデム」の駅(図3(A)のX駅)では、位置スイッチが「基準モデム」になっている。その他の駅(図3(A)のY駅やZ駅)では、位置スイッチが「その他」になっている。位置スイッチが「基準モデム」となっている通信回線構成装置が他の通信回線構成装置への切替を指示することになる。
また、当該位置スイッチ555は、電子的な指示により状態が分かれるものであればよいが、最初は手動で設定するスイッチであってもよい。その場合には、拠点モデム20(図1)に備えられた位置スイッチ555を基準モデムとして設定しておくことができる。この場合には、下流モデム群50(図1)に含まれるすべてのモデムの位置スイッチは、下流モデムである旨の設定としておけばよい。さらに、モードスイッチ557が備えられている。このモードスイッチ557は制御回線を通じた指示により切替が可能なスイッチであってもよい。また、当初は手動で設定するものであってもよい。このモードスイッチ557については、図6の説明の後に述べる。
図6は、本発明に係る第二の実施形態である通信回線構成装置の具体的な構成を示したブロック図である。図6には、図2から図4で説明した、通信回線構成システムに用いられる通信回線構成装置600が記載されている。
通信回線構成装置600は、第一下流モデムとして機能するモデム(1)に備えられており、基準モデムとして機能するモデム(0)からの指示に基づいて、基準モデム(0)とモデム(1)との接続をモデム(0)と第二下流モデムとして機能するモデム(2)との間の接続に切り替える切替手段として機能する切替スイッチ560、570と、切替スイッチ560、570によって接続されたモデム(0)とモデム(2)との間の通信状態に応じて、モデム(0)とモデム(2)との間の接続を維持するか、モデム(0)とモデム(1)との間の接続に戻すかを判断する判断手段として機能する監視部550と、監視部550の判断に基づいてモデム(0)とモデム(2)との接続を維持する場合にはモデム(2)をモデム(1)として扱うよう指示し、監視部550の判断に基づいてモデム(1)との接続に戻す場合にはモデム(1)をモデム(0)とし、モデム(0)を基準モデムとして確定する基準管理部510とを備える。
通信回線構成装置600は、第一下流モデムとして機能するモデム(1)に備えられているものである。ただし、図5と同符号の要素は図5と同じものである。
切替スイッチ560、570は、基準モデムとして機能するモデム(0)からの指示に基づいて、基準モデム(0)とモデム(1)との接続をモデム(0)と第二下流モデムとして機能するモデム(2)との間の接続に切り替える。切替スイッチ560、570は、図2における切替手段120として機能する。
切替スイッチ560、570は、電子的な切替であってもよいし、機械的な切替を行うものであってもよく、その形態は問われない。
監視部550は、切替スイッチ560、570によって接続されたモデム(0)とモデム(2)との間の通信状態に応じて、モデム(0)とモデム(2)との間の接続を維持するか、モデム(0)とモデム(1)との間の接続に戻すかを判断する。監視部550は、図2における判断手段130として機能する。
基準管理部510は、監視部550の判断に基づいて基準モデムとモデム(1)との接続に戻す場合にはモデム(1)をモデム(0)とし、モデム(0)を基準モデムとして確定する。
この確定は、図6の左側にあるモデム(0)からの指示に基づいて、基準管理部510が位置スイッチ555を最上流のモデムであるモデム(0)にセットすることにより行う。
以上、図5及び図6において、通信回線構成装置500、通信回線構成装置600についてその構成を説明した。
この通信回線構成装置は、図5及び図6のモードスイッチ557を備えて実施することができる。モードスイッチ557は、「スルーモード」「中継モード」「自動モード」の設定が行えるものである。
スルーモードでは、切替スイッチ560、570を直結側に強制的に切り替えておくものである。このとき、使用しないモデムの電源スイッチ(図示せず)を「切」にしてもよい。例えば、新設工事中の駅にてまだモデムを機能させる必要はないが、通信システム内にモデムを新たに挿入しなければならない場合には、このモードで当該モデムをスルーさせる場合に用いる。
中継モードでは、切替スイッチ560、570をモデム側に切り替える。中継モードに移行した場合には電源スイッチ(図示せず)が切であったならば入にするように連動させてもよい。上記新設中の駅が完成し、当該駅にてLANを収容する場合には通信システム内でスルーの状態に切り替わらないように中継モードとして固定しておく必要がある。例えば図1で示したD駅のモデムは切替を行ってしまうと通信ができなくなるので、この中継モードとしてモデムの接続を固定する。
自動モードでは、通信回線構成装置500、通信回線構成装置600が活性化する。具体的には、制御手段520が切替スイッチ560、570の切替を制御し、位置スイッチ555を切り替える指示を出し、監視部550が、モデムの状態信号等を監視する。
また、モデム(0)に備えられた通信回線構成装置500とモデム(1)に備えられた通信回線構成装置(600)との間で制御回線を通じてコマンドのやりとりをして最適な通信システムとなるよう切替スイッチを操作する。
モードスイッチ557が自動モードになった場合には、切替スイッチ560、570のスイッチは「モデム側」に接続される。また、機器の電源スイッチ(図示せず)が切であったならば、入にするようにしてもよい。
なお、途中の駅の通信回線構成装置のモードスイッチ557が、「スルーモード」又は「中継モード」になっていたら、切替スイッチ560、570を動作させることはない。
また、モードスイッチ557の操作や雑音による回線切断が等が発生したら、そのことを拠点モデムの通信回線構成装置に通知するようにしてもよい。
図7は、本発明の一実施形態に係る通信回線構成方法のフローチャートである。図7には、通信回線構成方法のフローチャートが図示されており、この通信回線構成方法は、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム内の所定の一のモデムを基準モデムとして確定する基準モデム確定ステップと、基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムに、第一下流モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置されに接続された第二下流モデムと基準モデムとを接続するよう指示する接続指示ステップと、接続指示ステップにより接続が指示された場合に、基準モデムと第二下流モデムとを接続するよう切替スイッチを切り替える切替試行ステップと、切替試行ステップにより切替スイッチを切り替えた場合に、基準モデムと第二下流モデムとの通信状態の良不良を判断する判断ステップと、判断ステップにより通信状態が不良と判断された場合には切替スイッチを元に戻し、判断ステップにより通信状態が良いと判断された場合には第二下流モデムとの通信を維持する切替実行ステップと、からなる。
また、切替実行ステップにより第二下流モデムとの接続を維持した場合には、第二下流モデムを第一下流モデムとして各ステップをさらに実行する。
基準モデム確定ステップ(S710)は、拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム内の所定の一のモデムを基準モデムとして確定する。
接続指示ステップ(S720)は、基準モデム確定ステップ(S710)により確定された基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムに、第一下流モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置されに接続された第二下流モデムと基準モデムとを接続するよう指示する。
切替試行ステップ(S730)は、接続指示ステップ(S720)により接続が指示された場合に、基準モデムと第二下流モデムとを接続するよう切替スイッチを切り替える。
判断ステップ(S740、S750)は、切替試行ステップ(S730)により切替スイッチを切り替えた場合に、基準モデムと第二下流モデムとの通信状態の良不良を判断する。具体的には、第二下流モデム(2)の状態信号について回線の接続されているか否か判断し(S740)、また、第二下流モデム(2)の状態信号について、回線速度の良不良を判断する(S750)。
切替実行ステップ(S760、S770)は、判断ステップ(S740、S750)により通信状態が不良と判断された場合には切替スイッチを元に戻し、判断ステップ(S740、S750)により通信状態が良いと判断された場合には第二下流モデムとの通信を維持する。
具体的には、回線の接続がされていない場合や回線の接続がされていても通信速度が所定の基準値より遅い場合には切替スイッチを元に戻す(S760)。通信速度の所定の基準値は例えば、30kbps、100kbps、1Mbps等、任意の数値を設定することができる。
そして、判断ステップ(S740、S750)により通信状態が良と判断されて、切替実行ステップ(S770)により基準モデム(0)と第二下流モデム(2)との接続が維持された場合には、基準管理部は、基準モデム(0)と接続されている第二下流モデム(2)に対して、第一下流モデム(1)として機能するよう指示を出す(S780)。この場合、下流モデム(3)以降のモデムはその順番が繰り上がることになる。
一方、切替実行ステップ(S760)により切替スイッチが元に戻された場合には、基準管理部が、第一下流モデム(1)を基準モデム(0)として機能するよう指示を出す(S790)。この場合、第二下流モデム(2)以降のモデムの順番はそれぞれ繰り上がることになる。
この結果、新たに基準モデム(0)、第一下流モデム(1)、第二下流モデム(2)が定まることになるので、上述した各ステップをさらに実行することができる。
なお、当初の基準モデムは最初は拠点モデムを基準モデムとするものであってもよいし、任意に設定したモデムを基準モデムとしてもよい。
図8は、本発明の一実施形態に係る通信回線構成方法を示したフローチャートである。図8には、通信回線構成方法のフローチャートが図示されており、この通信回線構成方法は、基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムが存在するか否か確認する第一下流モデム存在確認ステップと、第一下流モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第二下流モデムが存在するか否か確認する第二下流モデム存在確認ステップと、第一下流モデム存在確認ステップにより第一下流モデムの存在が確認された場合に第一下流モデムが自動モードか否か判断するモード判断ステップとからなり、第二下流モデム存在確認ステップにより、第二下流モデムの存在が確認され、かつ、モード判断ステップにより第一下流モデムが自動モードであると判断された場合に、接続指示ステップを行う。
第一下流モデム存在確認ステップ(S810)は、基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムが存在するか否か確認する。
第二下流モデム存在確認ステップ(S820)は、第一下流モデムとの間で拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第二下流モデムが存在するか否か確認する。
モード判断ステップ(S830)は、第一下流モデム存在確認ステップにより第一下流モデムの存在が確認された場合に第一下流モデムが自動モードか否か判断する。
第二下流モデム存在確認ステップ(S820)により、第二下流モデムの存在が確認され、かつ、モード判断ステップ(S830)により第一下流モデムが自動モードであると判断された場合に、接続指示ステップ(S720)を行う。また自動モードではないと判断された場合には、基準管理部が、第一下流モデム(1)を基準モデム(0)として機能するよう指示を出す(S790)。
なお、当初の基準モデムは最初は拠点モデムを基準モデムとするものであってもよいし、任意に設定したモデムを基準モデムとしてもよい。
モード判断ステップ(S820)で自動モードでないと判断された場合に、第一下流モデムを基準モデムとする。
次に図9において制御回線を通じたコマンドの詳細とモデムの切替のアルゴリズムの詳細について説明する。
まず、以下のコマンドを定義する。図9は、制御回線を通じて通信されるデータ構造からなるコマンドの内部データ構造図である。図9には、宛先ノードID、発信元ノードID、コマンドID及びパラメータをそれぞれ示すデータ列よりなる。これらの各種ID及びパラメータを用いて以下のコマンドを定義する。宛先ノードID及び発信元ノードIDは、直列に接続されたモデムの固有のIDを示し、宛先のモデムIDと、送信元のモデムIDである。
このモデム固有のIDと、図2から図4においてモデム(0)、モデム(1)・・・等について説明したモデム番号を関連づけたメモリテーブル(図示せず)を拠点モデム20に備えておくことで、現在どのモデムが基準モデムとなっており、どのモデムがモデム(1)、モデム(2)・・・に該当するに至っているかを把握することができる。このテーブルは各通信回線構成装置に備えられた記憶部(図示せず)に備えておくこともできる。その場合には拠点モデムからの指示に従って書き換えられるようにしてもよい。
(コマンド)
(1)スイッチ直結切替要求コマンド
宛先ノードで指定する通信回線構成装置に対して、切替スイッチ560、570を「直結側」に切り替えるよう要求する。宛先ノードが指定されていない場合、受信した通信回線構成装置はモードスイッチ557が「自動」でかつ切替スイッチ560、570がモデム側の状態であれば切替スイッチ560、570を切り替え、それ以外の場合はさらに下流に転送する。
(2)スイッチ直結切替応答コマンド
宛先ノードで指定する通信回線構成装置に対して、スイッチ直結切替要求コマンドに対する応答を返す。パラメータ部で、処理結果を通知する。
0:切替終了
1:切替不可
2:自装置が最下流
3:自装置のモードスイッチ557は「中継」
(3)スイッチモデム側切替要求コマンド
宛先ノードで指定する通信回線構成装置に対して、切替スイッチ560、570を「モデム側」に切り替えるよう要求する。
(4)スイッチモデム側切替応答コマンド
宛先ノードで指定する通信回線構成装置に対して、スイッチモデム側切替要求コマンドに対する応答を返す。パラメータ部で処理結果を通知する。
0:切替終了
1:切替不可
(5)回線再構成指示コマンド
宛先ノードで指定する通信回線構成装置に対して、その下流の構成を行うよう指示する。
(6)回線再構成要求コマンド
自通信回線構成装置の下流側のモデムの伝送速度の低下又は回線の切断を検出した場合、自通信回線構成装置のモードスイッチ557の操作がなされた場合、上流の通信回線構成装置に対して、そのことを通知する。このコマンドを受け取ったら、最上流の通信回線構成装置以外は、上流に転送する。
以上のコマンドを用いて、本発明に係る通信回線構成装置のアルゴリズムを説明する。まず、基準モデム及び下流のモデムの電源スイッチ(図示せず)をオンした状態では切替スイッチ560、570はモデム側に設定されているものとする。
図10は、基準モデムルーチン1を示すフローチャートである。図10には、位置スイッチ555が「基準モデム」となっているモデムの動作が示されている。図10は、図9で示したデータ構成のデータを通信するアルゴリズムである。
まず、下流側につながっているモデムの状態信号が「回線接続OK」を示していれば、その時の伝送速度を記憶部に記憶する。「回線接続NG」であれば、もともと伝送不可能であるので、それ以上何もしない(ステップS910)。
下流の通信回線構成装置に向けて「スイッチ直結切替要求コマンド」を送信する(ステップS920)。宛先ノードIDは「指定なし」、発信元ノードIDは自装置のIDとする。
図11は、下流モデムルーチン1を示すフローチャートである。図11には、スイッチ直結切替要求コマンドを受信した場合の動作が示されている。
まず、位置スイッチ555が「その他」となっているモデムについては、上流の通信回線構成装置から「スイッチ直結切替要求コマンド」を受信したら(ステップS1010)、以下の処理を行う。
モードスイッチ557が「直結」であれば(ステップS1020)、そのまま下流に転送する(ステップS1030)。
モードスイッチ557が「中継」であれば(ステップS1040)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し、「スイッチ直結切替応答コマンド」を上流に向けて送信して(ステップS1050)、基準モデムルーチン2へ移行する。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは自ノードのノードID、パラメータには、「自装置のモードスイッチ557は「中継」」を指定する。
モードスイッチ557が「自動」であり(ステップS1040)、かつ、自装置が一番下流であるならば(ステップS1060)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し、「スイッチ直結切替応答コマンド」を上流に向けて送信して(ステップS1070)、基準モデムルーチン2へ移行する。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは、自ノードのノードID、パラメータには「自装置が最下流」を指定する。自装置が最下流か否かは隣に接続されるモデムの有無で判断することができる。
モードスイッチ557が「自動」であり、かつ、切替スイッチ560、570がモデム側になっていれば(ステップS1080)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し、切替スイッチ560、570を直結側に切り替える(ステップS1085)、切替が成功した場合(S1090)、「スイッチ直結切替応答コマンド」を上流に向けて送信して基準モデムルーチン2へ移行する(ステップS1095)。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは自ノードのノードID、パラメータには「切替完了」を指定する。切替が成功しなかった場合(S1090)には、「切替不可」を指定する(S1100)。
モードスイッチ557が「自動」であり、かつ、切替スイッチ560、570が直結側になっていれば、「スイッチ直結切替要求コマンド」をそのまま下流に転送する(S1030)。
図12は、基準モデムルーチン2を示すフローチャートである。図12には、スイッチ直結切替応答コマンドを受信した場合の基準モデムの動作が示されている。
まず、「スイッチ直結切替応答コマンド」を受信したら、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し(ステップS1110)、パラメータ部の処理結果に応じて以下の処理を行い(ステップS1120、S1130)、「自装置が最下流」であれば、処理を終了する。
「(a)切替完了」であれば、通信速度が所定の基準値より遅くない場合には(S1135)
、図10のステップS910に戻って処理を繰り返し、遅い場合又は「(b)切替不可」であれば、下流の通信回線構成装置に向けて「スイッチモデム側切替要求コマンド」を送信して(ステップS1140)、下流モデムルーチン2へと進む。宛先のノードIDは、記憶部に記憶されているノードID、発信元ノードIDは、自装置のIDとする。また、「(c)自装置のモードスイッチ557は「中継」」であれば、下流の通信回線構成装置に向けて「回線再構成指示コマンド」を送信して(ステップS1150)、回線再構成ルーチンへと進む。宛先ノードIDは、記憶部に記憶しているノードID、発信元ノードIDは自装置のIDとする。
図13は下流モデムルーチン2のアルゴリズムを示すフローチャートである。スイッチモデム側切替要求コマンドを受信した場合の下流モデムの動作を示している。上流の通信回線構成装置から「スイッチモデム側切替要求コマンド」を受信した場合(ステップS1210)、以下の処理を行う。
コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDか否か判断し(ステップS1220)、自装置のIDではない場合には、自装置が最下流か否か判断する(ステップS1230)。
コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDでなく、自装置が最下流であれば、発信元ノードIDを記憶部に記憶し(ステップS1240)、「スイッチモデム側切替応答コマンド」を上流に向けて送信して(ステップS1250)、基準モデムルーチン3へと進む。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは自装置のID、パラメータは「切替完了」に指定する。
コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDでなく、かつ、自装置が最下流でなければ、コマンドをそのまま下流に転送する(ステップS1260)。また、自装置のモードスイッチ557が「直結」であれば(ステップS1270)、そのまま下流に転送する(ステップS1260)。
モードスイッチ557が「直結」でなくとも(ステップS1270)、モードスイッチ557が「中継」であれば(ステップS1280)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し(ステップS1240)、「スイッチモデム側切替応答コマンド」を上流に向けて送信して(ステップS1250)、基準モデムルーチン3へと進む。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは自ノードのノードID、パラメータには「切替完了」を指定する。
モードスイッチ557が「自動」であり(ステップS1280)、かつ、切替スイッチ560、570が直結側になっていれば(ステップS1290)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し、切替スイッチ560、570をモデム側に切り替える(ステップS1300)。そして、「スイッチモデム側切替応答コマンド」を上流に向けて送信して(ステップS1250、S1320)、基準モデムルーチン3へと進む。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは自ノードのノードID、パラメータには切替がうまくいった場合には(ステップS1250)、「切替完了」を、また、切替がうまくいかなかった場合には(ステップS1320)、「切替不可」を指定する。
モードスイッチ557が「自動」であり(ステップS1280)、かつ、切替スイッチ560、570がモデム側になっていれば(ステップS1290)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し(ステップS1240)、「スイッチモデム側切替応答コマンド」を上流に向けて送信して(ステップS1250)、基準モデムルーチン3へと進む。宛先ノードIDは、記憶部に記憶したノードID、発信元ノードIDは自ノードのノードID、パラメータには「切替完了」を指定する。
図14は、基準モデムルーチン3を示すフローチャートである。図14には、スイッチモデム側切替応答コマンドを受信した場合の基準モデムの動作が示されている。
「スイッチモデム側切替応答コマンド」を受信したら(ステップS1350)、発信元ノードIDに記録されているノードIDを記憶部に記憶し、パラメータ部の情報を判断する(ステップS1360)。パラメータ部の情報が、「切替完了」であれば(ステップS1360)、下流の通信回線構成装置に向けて「回線再構成指示コマンド」を送信して(ステップS1370)、回線再構成ルーチンへと進み、「切替不可」であれば(ステップS1360)、異常表示をして終了する。
図15は、再構成指示ルーチンを示したフローチャートである。上流の通信回線構成装置から「回線再構成指示コマンド」を受信したら(ステップS1410)、以下の処理を行う。
コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDであるか否かを判断し、コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDでない場合(ステップS1420)、自装置が最下流であるか否かを判断する(ステップS1430)。自装置が最下流であれば終了する。一方、自装置が最下流でなければ、コマンドをそのまま下流に転送して(ステップS1440)、隣のモデムについて再構成指示ルーチンが行われる。
コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDである場合にも(ステップS1420)、自装置が最下流であれば(ステップS1450)、処理は終了する。一方、自装置が最下流でなくとも(S1450)モードスイッチ557が「直結」であれば(ステップS1460)、処理は終了する。
コマンドの宛先ノードIDが自装置のIDで、かつ、モードスイッチ557が「中継」又は「自動」であれば、自装置が新しい最上流装置として(ステップS1470)、図10の処理を行う。
なお、自通信回線構成装置の下流側モデムの伝送速度の低下又は回線の切断を検出した場合、自通信回線構成装置のモードスイッチ557の操作がなされた場合、上流の通信回線構成装置にむけて、「回線再構成要求コマンド」を送信する。その場合には、拠点モデムが、下流から「回線再構成要求コマンド」を受信することになるのでその場合にも同様に拠点モデムが図10の処理を行う。
また、この発明の実施の形態に係る方法及びシステムは、専用の装置で実現できるのはもちろんであるが、任意の言語で作成されたコンピュータプログラムにより通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。プログラムを格納した媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行することもできる。
コンピュータにプログラムを供給するための手法もまた任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記した各ルーチンや各ステップの処理を実行することもできる。
また、通信回線構成装置に信号回線の測定を行う機能を付加することで、伝送速度の低下以外の品質劣化が起きた場合にも回線再構成を起動することができる。具体的には、下流の通信回線構成装置から上流の通信回線構成装置に向けて断続的に試験用のデータ列を挿入し、上流の通信回線構成装置では伝送エラーの発生率を測定する。エラー率が一定値以上になったら回線再構成を起動するようにしてもよい。
さらに、通信回線構成装置で下流の信号回線の雑音レベルを測定し、雑音レベルが一定値以上になったら回線再構成を起動するようにしてもよい。
また、自装置が最上流装置として動作していない時に、下流の通信回線構成装置から受信したコマンドはそのまま上流へ転送するようにしてもよい。
なお、隣接する通信回線構成装置とのコマンドのやりとりをおこなうための「制御回線」が必要であるが、ADSLのようなモデムの場合には音声チャネルを使うことで「信号回線」と同じケーブルで済ましてもよい。
本発明によれば、モデム間の通信において、不要なモデムを中継することなく良好な通信品質を保つ通信システムを構成できるので、通信システムやモデムの分野での利用が期待される。
本発明の通信回線構成システム及び通信回線構成装置が用いられる通信システムの全体構成図である。 本発明に係る通信回線構成システムを示す機能ブロック図である。 本発明に係る通信回線構成システムの動作説明図である。 本発明に係る通信回線構成システムの動作説明図である。 本発明に係る第一の実施形態である通信回線構成装置の具体的な構成を示したブロック図である。 本発明に係る第二の実施形態である通信回線構成装置の具体的な構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係る通信回線構成方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る通信回線構成方法を示したフローチャートである。 制御回線を通じて通信されるデータ構造からなるコマンドの内部データ構造図である。 基準モデムルーチン1を示すフローチャートである。 下流モデムルーチン1を示すフローチャートである。 基準モデムルーチン2を示すフローチャートである。 下流モデムルーチン2を示すフローチャートである。 基準モデムルーチン3を示すフローチャートである。 回線再構成ルーチンを示したフローチャートである。
符号の説明
10 通信システム
100 通信回線構成システム
110 切替試行指示手段
105 基準管理手段
120 切替確定手段
130 判断手段
140 切替確定手段
500 通信回線構成装置
505 制御回線
510 基準管理部
515 記憶部
520 制御部
530 切替試行指示手段
550 監視部
555 位置スイッチ
557 モードスイッチ
560 切替スイッチ
570 切替スイッチ
580 切替手段
600 通信回線構成装置

Claims (12)

  1. 拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム内の所定の一のモデムを基準モデムとして確定する基準モデム確定ステップと、
    前記基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムに、前記第一下流モデムとの間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第二下流モデムと前記基準モデムとを接続するよう指示する接続指示ステップと、
    前記接続指示ステップにより接続が指示された場合に、前記基準モデムと前記第二下流モデムとを接続するよう切替スイッチを切り替える切替試行ステップと、
    前記切替試行ステップにより前記切替スイッチを切り替えた場合に、前記基準モデムと前記第二下流モデムとの通信状態の良不良を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより通信状態が不良と判断された場合には前記切替スイッチを元に戻し、前記判断ステップにより通信状態が良いと判断された場合には前記第二下流モデムとの通信を維持する切替実行ステップと、
    からなる通信回線構成方法であって、
    前記切替実行ステップにより第二下流モデムとの接続を維持した場合には、第二下流モデムを第一下流モデムとして前記各ステップをさらに実行する
    通信回線構成方法。
  2. 前記拠点モデムが基準モデムである、請求項1記載の通信回線構成方法。
  3. 前記基準モデム確定ステップにより確定された基準モデムとの間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムが存在するか否か確認する第一下流モデム存在確認ステップと、
    前記第一下流モデムとの間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第二下流モデムが存在するか否か確認する第二下流モデム存在確認ステップと、
    前記第一下流モデム存在確認ステップにより前記第一下流モデムの存在が確認された場合に前記第一下流モデムが自動モードか否か判断するモード判断ステップとからなり、
    前記第二下流モデム存在確認ステップにより、前記第二下流モデムの存在が確認され、かつ、前記モード判断ステップにより前記第一下流モデムが自動モードであると判断された場合に、前記接続指示ステップを行う、請求項1記載の通信回線構成方法。
  4. 前記拠点モデムが基準モデムである、請求項3記載の通信回線構成方法。
  5. 前記モード判断ステップで自動モードでないと判断された場合に、前記第一下流モデムを前記基準モデムとする、請求項3又は請求項4記載の通信回線構成方法。
  6. 前記判断ステップにおいて通信状態が不良と判断された場合、直結を解除して元の接続に戻した後に、前記第一下流モデムを基準モデムとして前記判断ステップを行う請求項1から5記載の通信回線構成方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の通信回線構成方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システム内の所定の一のモデムを基準モデム(0)とし、前記基準モデム(0)との間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続されたモデムを順にモデム(1)、モデム(2)、モデム(3)・・・とした場合に、
    前記モデム(0)を基準モデムとして確定する基準管理手段と、
    前記基準管理手段により基準モデムとして確定されたモデム(0)と、前記モデム(2)との接続の試行を指示する切替試行指示手段と、
    前記切替試行指示手段からの試行の指示に基づいて、前記接続の切替を行う切替手段と、
    前記切替手段による切替をした場合に、モデム(0)とモデム(2)との通信状態の良不良を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断が良の場合には、切替を確定し、前記判断手段の判断が不良の場合には、前記切替スイッチによる切替を元に戻す旨、前記切替手段に指示する切替確定手段とからなり、
    前記基準管理手段は、前記判断手段の判断が不良の場合には、モデム(1)をモデム(0)とする指示を発するものである、
    通信回線構成システム。
  9. 最端の拠点モデムと複数の下流モデムとからなり、拠点モデムからモデムがそれぞれ直列に接続され接続されたモデム間で通信が行われる通信システムにおいて、
    前記通信システムを構成するモデムのうちのいずれかである基準モデムから前記拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第一下流モデムを、前記第一下流モデムから前記拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムに切り替えて通信を行う通信システム。
  10. 拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システムを構成するモデムのうちのいずれか一のモデムを基準モデムとした場合、前記基準モデムと前記基準モデムとの間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムを、前記第一下流モデムとの間で前記拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムに切り替える通信回線構成装置であって、前記基準モデムに備えられ、
    前記いずれか一のモデムを基準モデムとして確定する基準管理部と、前記基準モデムを前記第一下流モデム又は前記第二下流モデムと接続するよう制御する制御手段とからなり、
    前記制御手段は、
    前記基準管理部により確定された基準モデムと前記第一下流モデムとの間の接続を、前記第二下流モデムとの間の接続とするよう切り替えるよう指示する切替試行指示手段と、
    前記基準モデムと前記第二下流モデムとの間の通信状態に応じて、前記第二下流モデムとの接続を維持するか、前記第一下流モデムとの接続に戻すかを判断する判断手段とを含み、
    前記基準管理部は、前記判断手段の判断に基づいて、前記第一下流モデムとの接続に戻す場合には、前記第一下流モデムと基準モデムとして扱うよう指示する
    通信回線構成装置。
  11. 拠点モデムから連続的に直列に下流モデムが接続されている通信システムを構成するモデムのうちのいずれか一のモデムを基準モデムとした場合、前記基準モデムと前記基準モデムとの間で前記拠点モデムから離れる方向に配置され接続された第一下流モデムを、前記第一下流モデムとの間で前記拠点モデムから遠ざかる方向に配置され接続された第二下流モデムに切り替える通信回線構成装置であって、前記第一下流モデムに備えられ、
    前記基準モデムからの指示に基づいて、前記基準モデムと前記第一下流モデムとの接続を前記基準モデムと前記第二下流モデムとの間の接続に切り替える切替手段と、
    前記切替手段によって接続された前記基準モデムと前記第二下流モデムとの間の通信状態に応じて、前記基準モデムと前記第二下流モデムとの間の接続を維持するか、前記基準モデムと前記第一下流モデムとの間の接続に戻すかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断に基づいて前記第一下流モデムとの接続に戻す場合には前記第一下流モデムを基準モデムとして確定する基準管理部と
    を備えた
    通信回線構成装置。
  12. 前記制御手段は、前記第一下流モデムと前記第二下流モデムが存在し、かつ、第一下流モデムが切替可能モードになっている場合にのみ、第一下流モデムを第二下流モデムに切り替える指示を発するものである請求項10記載の通信回線構成装置。
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