JP5153297B2 - 通信装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、及び通信方法に関し、詳しくは信号(データ)と電力とが多重化して伝送される通信技術に関する。
近年、機器配置の制約を減らすために、機器と商用電源とを接続するケーブルの数をなるべく減らす方法(例えば電力線通信技術など)が提案されている。例えば、非特許文献1には、機器間を接続するケーブル内の信号線に信号(データ)と電源とを重畳して伝送する方法が開示されている。これにより、電力の供給を受ける受電機器は、信号が伝送されるケーブルから給電されるので、電力供給のみに使用される電源ケーブルの接続が不要となる。非特許文献1には、電力を供給する給電機器側から不用意に電源を出力しないように、受電機器を検出した後に電力の供給を行う方法も開示されている。
また、商用電源との接続を減らすために、複数の機器間でローカルに商用電源を供給するシステムも提案されている。
IEEE802.3af仕様書
しかしながら、従来技術には以下のような問題がある。
(a)非特許文献1に記載の方法では、給電機器からの供給電力に制限がある。そのため、例えばサラウンドシステムに適用しても、スピーカを駆動するには電力供給能力が不足である。
(b)信号が伝送される機器間の接続ケーブルを介して商用電源が供給されることになり、接続ケーブルの取り回しに注意が必要となる。特に、100V、115V、120V、230Vなどの電圧仕向けが混在してしまう可能性が有り、誤って電源仕向けの異なる機器に電力を供給して機器を破壊してしまう場合も考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、信号と電力が多重化して伝送される通信システムにて、接続する機器に応じて適切な電力供給制御を行えるようにすることを目的とする。
本発明の通信装置は、動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成手段と、受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成手段により生成される前記第2の電源に切り換える切換え手段と、前記第1の信号線を介して供給する電源に重畳して入力される第1の信号に基づいて、前記受電側装置の接続の有無及び前記受電側装置の電源仕様を検出する検出手段と、給電側装置から第2の信号線を介して前記第2の電源の供給を受けて、前記第2の信号線を介して自装置の存在及び自装置の電源仕様を第1の信号により前記給電側装置に通知する通知手段とを備え、前記切換え手段は、受電側装置に前記第1の信号線を介して前記第2の電源を供給し、前記検出手段での検出の結果、前記受電側装置が接続されていることが検出され、かつ前記受電側装置の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に前記第1の信号線を介して供給する電源を前記第2の電源から前記第1の電源に切り換えることを特徴とする。
発明の通信システムは、複数のノード機器への複数のチャンネルの再生データを有する1つのソース機器と、所定のチャンネルに係る再生処理を行う複数のノード機器とを接続してなる通信システムであって、第1のノード機器及び第2のノード機器は、動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成手段と、受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成手段により生成される前記第2の電源に切り換える切換え手段とを備え、前記第2のノード機器はさらに、前記第1のノード機器から前記第2の電源の供給を受けて動作し、前記第2のノード機器の電源仕様を示す発振信号を出力する発振手段を備え、前記第1のノード機器は、前記第2のノード機器の前記発振手段より出力される発振信号から該発振信号を出力した前記第2のノード機器の電源仕様を判定し、該第2のノード機器の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様と一致する場合に、前記切換え手段を切り換えて前記第1の電源を前記第2のノード機器に出力することを特徴とする。
本発明の通信システムは、複数のノード機器への複数のチャンネルの再生データを有する1つのソース機器と、所定のチャンネルに係る再生処理を行う複数のノード機器とを接続してなる通信システムであって、第1のノード機器及び第2のノード機器は、動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成手段と、受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成手段により生成される前記第2の電源に切り換える切換え手段とを備え、前記第2のノード機器はさらに、前記第1のノード機器から前記第2の電源の供給を受けて発振信号を出力する発振手段を備え、前記第1のノード機器は、前記第2のノード機器の前記発振手段より出力される発振信号を受信することで前記第2のノード機器の存在を検出し、該検出後に前記切換え手段を切り換えて前記第1の電源を前記第2のノード機器に出力することを特徴とする。
本発明の通信方法は、動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成工程と、受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成工程で生成される前記第2の電源に切り換える切換え工程と、前記第1の信号線を介して供給する電源に重畳して入力される第1の信号に基づいて、前記受電側装置の接続の有無及び前記受電側装置の電源仕様を検出する検出工程と、給電側装置から第2の信号線を介して前記第2の電源の供給を受けて、前記第2の信号線を介して自装置の存在及び自装置の電源仕様を第1の信号により前記給電側装置に通知する通知工程とを有し、前記切換え工程は、受電側装置に前記第1の信号線を介して前記第2の電源を供給し、前記検出工程での検出の結果、前記受電側装置が接続されていることが検出され、かつ前記受電側装置の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に前記第1の信号線を介して供給する電源を前記第2の電源から前記第1の電源に切り換えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源に重畳して入力される第1の信号に基づいて、前記受電側装置の接続の有無及び前記受電側装置の電源仕様を検出する検出ステップと、動作用電源として入力される第1の電源から生成される該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を前記第1の信号線を介して受電側装置に供給し、前記検出ステップでの検出の結果、前記受電側装置が接続されていることが検出され、かつ前記受電側装置の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に前記第1の信号線を介して供給する電源を前記第2の電源から前記第1の電源に切り換える切換えステップと、給電側装置から第2の信号線を介して前記第2の電源の供給を受けて、前記第2の信号線を介して自装置の存在及び自装置の電源仕様を第1の信号により前記給電側装置に通知する通知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、信号線を介して供給する電源に重畳して受電側装置から入力される信号に基づき、受電側装置の接続の有無及び電源仕様を検出する。その結果、受電側装置が存在し、かつ受電側装置の電源仕様が第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に信号線を介して供給する電源を第2の電源から第1の電源に切り換え、そうでない場合には切り換えを行わない。
これにより、受電側装置の接続の有無及び電源仕様を確認した後に動作用電源としての第1の電源の供給を開始することができる。また、受電側装置が接続されていても、受信側装置の電源仕様が第1の電源の電源仕様と異なる場合には、受電側装置への第1の電源の供給を行わないようにすることができる。したがって、接続される受電側装置に応じて、動作用電源を供給するか否かの切り換えを行い、電力供給を適切に制御することができ、誤って電源仕様が適合しない装置が接続された場合でも装置の破壊を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による通信装置を適用したネットワークサラウンドシステム(通信システム)の構成例を示すブロック図である。本実施形態におけるネットワークサラウンドシステムは、複数のノード機器への複数のチャンネルの再生データを有する1つのソース機器と、所定のチャンネルに係る再生処理を行う複数のノード機器とをネットワーク接続して構成されている。
本実施形態におけるネットワークサラウンドシステムは、サラウンドコントローラ(以下、SC)1、スピーカコントローラ(以下、SPC)2、3、電源プラグ(ACコネクタ)4、オーディオソース15、及びスピーカ(以下、SP)17、18を有する。なお、図1においては、説明の便宜上、SPCとSPを2つずつしか図示していないが、例えば5.1チャンネルのサラウンドシステムの場合にはSPC及びSPを実際には6つずつ使用する。この場合、1つのSPCとそれに接続される1つのSPとからなる各組には、センター、フロントL(左)、フロントR(右)、リアL(左)、リアR(右)、LFE(Low Frequency Effect)の役割が割り振られる。
本実施形態では、接続ケーブル(例えば、2芯ケーブル)6、7、8を介して信号と電力(電源)とを多重化して伝送する。SC1のコネクタ9とSPC2のコネクタ13とがケーブル6により接続され、SPC2のコネクタ10とSPC3のコネクタ14とがケーブル7により接続される。なお、SP3のコネクタ11とそれに接続されるSPCのコネクタとがケーブル8により接続されるが、図1においてはSPCを2つしか図示していないため、その接続先は図示されていない。
電源プラグ4は、ネットワークサラウンドシステムに対して外部からの電源を入力するためのものであり、SC1にケーブル5経由で商用電源を供給する。この電源は、通常動作時にはケーブル6を介してSC1からSPC2に供給され、ケーブル7を介してSPC2からSPC3へ供給され、ケーブル8を介してSPC3から不図示のSPCへと順次供給される。
SC1は、そのコネクタ16がオーディオソース15とケーブル12を介して接続される。SC1は、オーディオソース15からオーディオ信号、詳細には複数のノード機器(1つのSPCと1つのSPの組)への複数のチャンネルの再生データが供給される。
SP17はケーブル19を介してSPC2のコネクタ21に接続され、SP18はケーブル20を介してSPC3のコネクタ22に接続される。1つのSPCと1つのSPとからなる各組は、ソース機器(オーディオソース15、SC1)から供給される再生データの所定のチャンネルに係る再生処理し発音する。
なお、以下の説明では、電力を供給する側(給電側装置)を上位ノード(第1のノード機器)と呼び、電力を供給される側(受電側装置)を下位ノード(第2のノード機器)と呼ぶ。図1に示した例において、SC1に対する下位ノード(受電側装置)はSPC2となり、SPC2に対する上位ノード(給電側装置)はSC1、下位ノード(受電側装置)はSPC3となり、同様にSPC3に対する上位ノード(給電側装置)はSPC2となる。SPC3に対する下位ノードは図示していない。
図2は、第1の実施形態におけるSC1の構成例を示す図である。
サラウンド処理部106は、オーディオソース15からのデータをオーディオ入力コネクタ16経由で受けてサラウンド処理を行う。伝送フレーム生成部107は、システム制御部101による制御に従って、サラウンド処理部106からのデータを処理して伝送フレームを生成し変調部109へ出力する。下位ノードに対するコマンドは、システム制御部101により、この伝送フレームに付加されて送信される。
伝送フレーム生成部107から出力された送信データは、変調部109により周波数分割多重変調処理の1つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調される。変調部109によりOFDM変調された送信データは、変換部110で変換され、ローパスフィルタ(以下、LPF)105から出力される電源に多重して、コネクタ9及び接続ケーブル(第1の信号線)を介して下位ノードへ出力される。
逆に下位ノードからのデータは、接続ケーブル(第1の信号線)及びコネクタ9を介してLPF105から出力される電源に多重して入力され、変換部110にて変換される。さらに、復調部108でOFDM変調されている受信データが復調されて、システム制御部101へ入力されて所定の処理が施される。復調部108は、キャリア検出部108Aを有しており、キャリアの周波数を検出可能である。この復調部108(キャリア検出部108A)及びシステム制御部101により、下位ノードの接続の有無及び電源仕様を検出する検出手段としての機能が実現される。
設定部111は、主電源部112の電圧仕向けを示すコードが設定される。本実施形態では電圧仕向けは100V、115V、120V、及び230Vの4種類であり、設定部111は、例えば2つのDIPスイッチSW1、SW2で構成される。電圧仕向けコードは、コード化され2つのDIPスイッチSW1、SW2を用いて2ビットで示される。
図3にコード化された電圧仕向けの一例を示すが、DIPスイッチSW1、SW2の両方がオン状態で100Vを表し、スイッチSW1がオフ状態かつスイッチSW2がオン状態で115Vを表す。また、スイッチSW1がオン状態かつスイッチSW2がオフ状態で120Vを表し、スイッチSW1、SW2の両方がオフ状態で230Vを表す。このDIPスイッチSW1、SW2をシステム制御部101で読み出すことで、主電源の電圧仕向けコードを判別する。
次に、SC1の電源処理部について説明する。
電源プラグ4から入力された商用電源(動作用電源として入力される外部からの第1の電源)は、主電源部112へ入力される。主電源部112は、入力される商用電源を基に内部用電源を出力し、SC1内の各機能部に供給する。
また、電源プラグ4から入力された商用電源は、各スイッチ103及び104の一端(第1端子)に入力される。各スイッチ103及び104の他端(第2端子)は、LPF105を介してコネクタ9に接続される。また、スイッチ103の両端には、抵抗113とコンデンサ114が直列に接続されたRC回路(生成手段)が接続されており、スイッチ104の両端には、抵抗115とコンデンサ116が直列に接続されたRC回路(生成手段)が接続されている。
スイッチ103及び104は、システム制御部101によりその動作(スイッチが閉じたオン状態となるか、スイッチを開いたオフ状態となるか)が制御され、切換え手段としての機能を実現する。すなわち、スイッチ103及び104がオン状態にされると、商用電源(第1の電源)がコネクタ9より接続ケーブル(第1の信号線)を介して下位ノードへと供給される。一方、スイッチ103及び104がオフ状態にされると、直列接続された抵抗とコンデンサからなるRC回路を介して、制限された商用電源(第2の電源)がコネクタ9より接続ケーブル(第1の信号線)を介して下位ノードへと供給される。このRC回路を経由する場合には、抵抗によって電流値が制限されるので、下位ノードに供給される電力は大変小さな値となる(以下の説明では、この場合を小電力電源と称する。)。
ここで、LPF105は、変換部110にて変換された出力データ(送信データ)、あるいは下位ノードからの入力データ(受信データ)が、主電源部112や電源プラグ4経由で商用電源へ影響を及ぼさないように挿入されている。
図4は、第1の実施形態におけるSPCの構成例を示す図である。各SPCの構成は同じであるので、以下ではSPC2を例に説明する。
変換部207は、上位ノードから電源に多重して送られたデータを接続ケーブル(第2の信号線)及びコネクタ13経由で受けて、OFDM変調されたデータを復調する復調部209に送る。
中継処理部210は、システム制御部201による制御に従って、復調部209で復調されたデータに係る以下のような各処理を行う。
例えば、中継処理部210は、復調部209で復調されたデータを中継してOFDM変調処理を行う変調部212へ送る。このとき、下位ノードに対するコマンドは、システム制御部201により中継処理部210で付加されて送信される。
また、例えば、中継処理部210は、復調部209で復調されたデータのコマンド部分を抜き出して、システム制御部201へ出力する。さらに、中継処理部210は、復調部209で復調されたデータから自チャンネル用のデータ(例えばセンター、フロントL等SPC2に割り当てられたチャンネル用の再生データ)を抜き出して、デジタルシグナルプロセッサ(以下、DSP)214へ送る。
DSP214は、入力される自チャンネル用のデータをD級アンプ(以下、AMP)215用のデータに変換して送出する。AMP215は、DSP214からのデータに基づいて、コネクタ21を介して接続されるSP17を駆動する。
中継処理部210から出力された下位ノードへの送信データは、変調部212によりOFDM変調される。OFDM変調された送信データは、変換部213で変換され、LPF206から出力される電源に多重して、コネクタ10及び接続ケーブル(第1の信号線)を介して下位ノードへ出力される。
また、下位ノードからのデータは、接続ケーブル(第1の信号線)及びコネクタ10を介してLPF206から出力される電源に多重して入力され、変換部213にて変換される。さらに、復調部211にて復調され、システム制御部201へ入力されて処理される。復調部211は、キャリア検出部211Aを有しており、キャリアの周波数を検出可能である。この復調部211(キャリア検出部211A)及びシステム制御部201により、下位ノードの接続の有無及び電源仕様を検出する検出手段としての機能が実現される。
システム制御部201は、上位ノードへ送信するデータを変調部208に出力し、変調部208はシステム制御部201からの送信データをOFDM変調する。変調部208によりOFDM変調された送信データは、変換部207で変換され、上位ノードから出力される電源に多重して、コネクタ13及び接続ケーブル(第2の信号線)を介して上位ノードへ送信される。
次に、SPC2の電源処理部について説明する。
上位ノードからコネクタ13を経由して入力された電源は、LPF205を介して、スイッチ203、204の各々の一端(第1端子)、主電源部218、電圧検出部217、及びスイッチ219、220の各々の一端(第1端子)へ入力される。主電源部218は、上位ノードから商用電源(動作用電源としての第1の電源)が供給されるとき、その商用電源を基に内部用電源を出力し、SPC2内の各機能部に供給する。
スイッチ203、204の各々の他端(第2端子)は、LPF206を介してコネクタ10に接続される。また、スイッチ203の両端には、抵抗221とコンデンサ222が直列に接続されたRC回路(生成手段)が接続されており、スイッチ204の両端には、抵抗223とコンデンサ224が直列に接続されたRC回路(生成手段)が接続されている。
スイッチ203及び204は、システム制御部201によりその動作(オン状態となるかオフ状態となるか)が制御され、切換え手段としての機能を実現する。すなわち、上位ノードから商用電源が供給されているとき、スイッチ203及び204がオン状態にされると、コネクタ10より商用電源が下位ノードへと供給される。また、スイッチ203及び204がオフ状態にされると、抵抗とコンデンサからなるRC回路を介してコネクタ10より小電力電源が下位ノードへと供給される。
スイッチ219、220の各々の他端(第2端子)にはサブ電源216が接続されている。第3の電源であるサブ電源216は、スイッチ219、220を介して電力が供給される。スイッチ219、220は、上位ノードから供給されている電源のレベルを検出する電圧検出部217の出力によってその動作が制御される。具体的には、上位ノードから商用電源が供給されているときには、電圧検出部217の出力によってスイッチ219、220がオフ状態にされ、サブ電源216への電力供給が遮断される。また、上位ノードから小電力電源が供給されているときには、電圧検出部217の出力によってスイッチ219、220がオン状態にされ、サブ電源216への電力供給が行われる。
この結果、第3の電源であるサブ電源216は、上位ノードから小電力電源が供給されたときのみ、動作をする。マルチバイブレータ202は、サブ電源216からの電力供給を受けて動作する。したがって、上位ノードから小電力電源が供給されたときのみ、マルチバイブレータ202は、発振動作をして発振信号(第1の信号)を出力する。マルチバイブレータ202の発振信号の発振周波数は、コンデンサ225の容量値によって予め定められる。マルチバイブレータ202の発振出力は、変換部207で変換され、上位ノードから出力される小電力電源に多重して、第1の信号としてコネクタ13から上位ノードへ送信される。この第1の信号を基に、上位ノードは、下位ノードの存在及び電源仕様の検出を行う。
LPF206は、変換部213にて変換された出力データ(下位ノードへの送信データ)、あるいは下位ノードからの入力データ(受信データ)が、主電源部218へ影響を及ぼさないように挿入されている。また、LPF205は、変換部207にて変換された出力データ(上位ノードへの送信データ)、あるいは上位ノードからの入力データ(受信データ)が、主電源部218へ影響を及ぼさないように挿入されている。
図5は、変換部110、213の構成例を示す図である。変換部110、213の構成は同じであり、例えば図5に示すように構成される。
変換部110、213は、高周波アンプ301、302、出力抵抗303、高周波トランス304、及び高周波結合コンデンサ305、306を有する。アンプ301、302、抵抗303、及び高周波トランス304により、公知技術である2線−4線変換回路が構成される。
本実施形態では、下位ノードに対して伝送される下りデータと、下位ノードから伝送される上りデータとは異なる周波数帯域で伝送される。伝送方式としては、下りデータ帯域と上りデータ帯域とを多重化して伝送する、OFDMの周波数分割多重方式を用いる。
2線−4線変換回路とLPF309の働きにより、変調部307からの伝送信号は、高周波アンプ301、出力抵抗303、高周波トランス304、高周波結合コンデンサ305、306と伝達され、コネクタ310を介して下位ノードへ出力される。逆に、下位ノードからの伝送信号は、コネクタ310を介して入力され、高周波結合コンデンサ305、306、高周波トランス304、高周波アンプ302と伝達されて、復調部308で復調される。なお、LPF309は、伝送信号の漏れこみを防ぐために挿入されている。小電力電源あるいは商用電源は、下位ノードに対して供給を行う。
図5に示す変調部307、復調部308、LPF309、及びコネクタ310は、図2に示した変調部109、復調部108、LPF105、及びコネクタ9、又は図4に示した変調部212、復調部211、LPF206、及びコネクタ10に対応する。
以上のようにして、変調部307からの下位ノードへの伝送信号は、電源多重されて下位ノードへ送り出される。一方、下位ノードからの受信信号は、復調部308で復調され伝達される。
図6は、変換部207の構成例を示す図である。
変換部207は、高周波アンプ401、402、出力抵抗403、高周波トランス404、高周波結合コンデンサ405、406、及びマルチバイブレータ412の出力抵抗407を有する。アンプ401、402、抵抗403、高周波トランス404により、2線−4線変換回路が構成される。
本実施形態では、上位ノードに対して伝送される上りデータと、上位ノードから伝送される下りデータとは異なる周波数帯域で伝送される。伝送方式としては、下りデータ帯域と上りデータ帯域とを多重化して伝送する、OFDMの周波数分割多重方式を用いる。
2線−4線変換回路とLPF410の働きにより、変調部408からの伝送信号は、高周波アンプ401、出力抵抗403、高周波トランス404、高周波結合コンデンサ405、406と伝達され、コネクタ411を介して上位ノードへ出力される。逆に、上位ノードからの伝送信号は、コネクタ411を介して入力され、高周波結合コンデンサ405、406、高周波トランス404、高周波アンプ402と伝達されて、復調部409で復調される。なお、LPF410は、伝送信号の漏れこみを防ぐために挿入されている。小電力電源あるいは商用電源は、下位ノードに対して供給を行う。
図6に示す変調部408、復調部409、LPF410、コネクタ411、及びマルチバイブレータ412は、図4に示した変調部208、復調部209、LPF205、コネクタ13、及びマルチバイブレータ202に対応する。
以上のようにして、変調部408からの上位ノードへの伝送信号は、電源多重されて上位ノードへ送り出される。一方、上位ノードからの受信信号は、復調部409で復調され伝達される。また、上位ノードから小電力電源が供給されて、マルチバイブレータ412が動作しているときには、その発振出力が、出力抵抗407、高周波トランス404、高周波結合コンデンサ405、406と伝達され、コネクタ411を介して上位ノードへ出力される。
本実施形態におけるネットワークサラウンドシステムの特徴的な部分の動作(電力供給制御動作)について、以下に説明する。
SC1に電源プラグ4を介して外部から商用電源が供給されると、SC1は、内部の各機能部に対して主電源部112による電力の供給を開始し、各機能部が動作を始める。初期状態では、スイッチ103、104はオフ状態にされ、下位ノード(SPC2)には、抵抗とコンデンサからなるRC回路によって電流制限された小電力電源が、LPF105及びコネクタ9を介して接続ケーブル(信号線)6を通じて供給される。
SC1から接続ケーブル(信号線)6を介してSPC2に供給された小電力電源は、LPF205を介して、主電源部218、スイッチ219、220、電圧検出部217、抵抗221、223へと供給される。実際には、SC1からの小電力電源は、スイッチ203、204の一端(第1端子)にも供給されるが、初期状態ではこれらのスイッチ203、204はオフ状態とされているので機能しない。
よって、抵抗221とコンデンサ222からなるRC回路、及び抵抗223とコンデンサ224からなるRC回路により、小電力電源がさらに抵抗で制限を受けて小さな電力となって、接続ケーブル(信号線)7を介して下位ノード(SPC3)に供給される。しかしながら、下位ノード(SPC3)に供給される電力は、非常に小さな電力となるので下位ノードは全く動作しない。
SC1からSPC2に小電力電源が供給されているとき、SPC2内の主電源部218は、供給される小電力電源では動作を開始しないが、スイッチ219、220の初期状態はオン状態であるので、供給される小電力電源によりサブ電源216は動作を開始する。このサブ電源216の出力は、マルチバイブレータ202に供給され、マルチバイブレータ202での発振動作が開始される。
このときのマルチバイブレータ202の発振周波数はコンデンサ225の容量によって予め定められ、図7に示したような値をとる。すなわち、発振周波数は、上りデータ帯域内にあって、f0、f1、f2、f3の4つの値をとる。例えば、本実施形態の場合には、周波数値がf0は100V、f1は115V、f2は120V、f3は230Vを示し、この電圧値は主電源部218の電圧仕向けを示している。なお、図7においては4つの周波数を図示しているが、実際にはこの中の一つが択一的に選択されて出力され、主電源部218の電圧仕向けを表すことになる。
マルチバイブレータ202の発振出力は、変換部207で変換され、上位ノードから出力される小電力電源に重畳されてコネクタ13及び接続ケーブル(信号線)6を介し上位ノード(SC1)へ第1の信号として伝送される。SC1は、接続ケーブル(信号線)6を介してSPC2から伝送された信号を変換部110にて変換し、復調部108にて復調処理する。
復調部108内のキャリア検出部108Aは、伝送されたマルチバイブレータ202の発振出力をキャリアのひとつとして扱い、その周波数を検出する。すなわち、キャリア検出部108Aは、マルチバイブレータ202の発振出力が、f0からf3のどの周波数であるかを検出する。キャリア検出部108Aの検出出力は、システム制御部101に入力される。一方、SC1は、設定部111に設定された電圧仕向けコード(図3参照)により、主電源部112の電圧仕向けを知ることができる。
システム制御部101は、キャリア検出部108Aの検出出力及び設定部111に設定された電圧仕向けコードに基づいて、SC1の電源仕様(電圧仕向け)とSPC2の電源仕様とが一致するか否かを判断する。その結果、マルチバイブレータ202の発振周波数であるf0からf3で表されるSPC2の電圧仕向けと、電圧仕向けコードで示されるSC1の電圧仕向けとが一致しない場合には、システム制御部101は、スイッチ103、104のオフ状態を維持する。したがって、上位ノードであるSC1から下位ノードであるSPC2に対して商用電源は供給されない。
一方、SPC2の電圧仕向けとSC1の電圧仕向けとが一致した場合には、システム制御部101は、スイッチ103、104をオン状態にして、SPC2へ商用電源を供給する。これにより、SPC2の電圧検出部217は、SC1から商用電源の供給が開始されたことを検出してスイッチ219、220をオフ状態にし、サブ電源216を遮断してマルチバイブレータ202の発振を停止する。また、SPC2内の主電源部218が動作を開始し、SPC2内の各機能部に電力が供給され、各機能部が動作を始める。
例えば、SPC2のマルチバイブレータ202の発振周波数がf0であれば、主電源部218の電圧仕向けは100Vを意味する。このとき、設定部111のスイッチSW1、SW2がともにオフ状態であれば、図3に示した電圧仕向けコードよりSC1の主電源部112の電圧仕向けは230Vを意味する。この状態でSC1からSPC2へ商用電源を供給すると、SPC2が破壊される可能性があるので、システム制御部101の制御によりスイッチ103、104はオフ状態を維持し、SPC2に対する商用電源の供給は行わない。仮に、設定部111のスイッチSW1、SW2がともにオン状態であれば、図3に示した電圧仕向けコードよりSC1の主電源部112の電圧仕向けも100Vを意味する。よって、システム制御部101は、スイッチ103、104をオン状態にして、SC1からのSPC2に対する商用電源の供給を行うよう制御する。
SPC2は、SC1と同様に初期状態ではスイッチ203、204がオフ状態にされ、下位ノード(SPC3)には抵抗とコンデンサからなるRC回路を介した小電力電源が、LPF206及びコネクタ10を介して接続ケーブル(信号線)7を通じて供給される。以降の動作は、上述したSC1とSPC2の動作と同様であるので、その説明は省略する。
なお、SC1は、設定部111に設定されることによって電圧仕向けコードを有している。それに対して、SPC2は、電圧仕向けコードが設定されるような設定部を有していないので、上位ノードであるSC1から接続ケーブル(信号線)6を介してSPC2に電圧仕向けコードを送信する。すなわち、SPC2は、SPC3からマルチバイブレータの発振周波数により通知されるSPC3の主電源部の電圧仕向けと、SC1から伝送された電圧仕向けコードとを比較し、スイッチ203、204をオン状態とするかオフ状態とするかを決定する。このように、SPC3以下の下位ノードにも順次電圧仕向けコードを伝送し、下位ノードから発振周波数で通知される下位ノードの電圧仕向けとの比較を同様に行う。
以下、本実施形態におけるSC及びSPCの各々の動作について説明する。なお、以下の説明では便宜上、第1のノード機器である上位ノードと第2のノード機器である下位ノードとを接続する接続ケーブル(信号線)を用い、ノード間で電源にデータを多重して行う通信を電力線通信とも称す。
まず、本実施形態におけるSC1の動作について説明する。
図8は、電源プラグ4より商用電源が供給された後のSC1の動作を示すフローチャートである。
SC1は、電源プラグ4より商用電源が供給されて主電源部112が動作を始めることによって、各機能部が動作を開始する(ステップS1)。このとき、スイッチ103、104はともにオフ状態に設定され、直列接続された抵抗及びコンデンサで構成されるRC回路経由の小電力電源が下位ノードに供給される。SC1から小電力電源が供給されることで下位ノード(SPC2)内のサブ電源216が動作を開始して、下位ノード(SPC2)のマルチバイブレータ202が発振を開始する。
ステップS2にて、SC1は内部各部の初期化を行う。ここでは、接続ケーブル(信号線)を介した電力線通信が行えるように、復調部108や変調部109等の初期化も行う。特に、復調部108のキャリア検出部108Aは、下位ノード(SPC2)のマルチバイブレータ202の発振出力を検出する部分であり重要である。
続くステップS3、S4が検出ステップ(検出工程)に相当する。
ステップS3にて、SC1は、下位ノードの接続の有無を検出し、下位ノードが接続されていることを検出したらステップS4へ進み、そうでなかったらステップS5へ進む。具体的には、SC1は、下位ノードであるSPC2のマルチバイブレータ202の発振出力の有無に基づいてSPC2の接続の検出を行い、マルチバイブレータ202の発振出力によりSPC2がその存在を通知してきたら、それを検出してステップS4へ進む。
ステップS4にて、復調部108のキャリア検出部108Aが、マルチバイブレータ202の発振周波数をキャリアとして検出し、その発振周波数を判別する。そして、システム制御部101は、判別した発振周波数で示されるSPC2(下位ノード)の電圧仕向けと、設定部111に設定された電圧仕向けコードに基づくSC1の電圧仕向けとを比較する。比較の結果、SPC2の電圧仕向けとSC1の電圧仕向けとが一致した場合にはステップS6へ進み、一致しなかった場合にはステップS8へ進みSC1は本フローに係る動作を終了する。
ステップS6にて、システム制御部101は、スイッチ103、104をともにオン状態に変更し、コネクタ9から下位ノードであるSPC2に対して商用電源を出力する。これにより、SPC2はフル動作(通常動作)可能になり、SC1とSPC2との間の電力線通信も商用電源にデータを多重して行うことが可能になる。
ステップS7にて、SC1は、動作可能になった電力線通信を用いて、下位ノード(SPC2)へSC1の電圧仕向けコードを送出し、ステップS8にて本フローに係る動作を終了する。
ステップS5にて、SC1は、ループした回数をカウントし、所定回数以下であればステップS3に戻る。一方、ステップS3及びS5をループした回数が、所定回数以上である場合には、ステップS8に進み、SC1は本フローに係る動作を終了する。
したがって、下位ノード(SPC2)が接続されていない状態、すなわち、ステップS3及びS5をループしている状態では、SC1からコネクタ9を介して下位ノード(SPC2)に小電力電源が出力され続ける。また、下位ノード(SPC2)が接続され、SC1と下位ノード(SPC2)の電圧仕向けが一致すると、すなわち、ステップS3及びS4でYesになると、SC1から下位ノード(SPC2)に供給される電源が小電力電源から商用電源に切り換わることになる。
続いて、図9を参照してSC1の動作をさらに説明する。
図9は、不図示のSC1のメインプログラムより定期的に呼び出されて実行される、本実施形態に係るSC1のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS20にて、本フローに係る動作が開始されると、ステップS21にて、システム制御部101は、スイッチ103、104がオン状態であるかどうかをチェックする。例えば、図8に示したステップS6での処理によって既にスイッチ103、104がオン状態にされている場合には、ステップS22に進む。一方、スイッチ103、104がオフ状態である場合には、ステップS23に進む。
ステップS22にて、システム制御部101は、下位ノード(SPC2)の接続の有無を確認し、接続された下位ノード(SPC2)が存在すればステップS28に進み、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。この下位ノードの接続の有無の確認は、電力線通信が可能かどうかで判断を行う。
ステップS22での確認の結果、接続されている下位ノード(SPC2)が存在しなければ、ステップS24に進む。ステップS24にて、システム制御部101は、スイッチ103、104をオフ状態に切り換えてコネクタ9より小電力電源を出力し、ステップS28にて、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。
上述したステップS21、S22、S24、S28と進む処理は、下位ノード(SPC2)に対する商用電源の供給後に下位ノードが非接続状態、例えば動作開始後に接続ケーブル6が抜かれた場合などに実行される。なお、接続ケーブル6が再度挿入される可能性があるので、コネクタ9からは小電力電源を出力しておく。
ステップS23にて、復調部108のキャリア検出部108Aは、マルチバイブレータ202の発振周波数の検出を行い、システム制御部101は、その検出結果に基づいて下位ノードの接続の有無を検出する。その結果、下位ノードを検出した場合には、ステップS25にて、システム制御部101は、SC1の電圧仕向けと下位ノード(SPC2)の電圧仕向けとが一致するか否かをチェックする。
ステップS25でのチェックの結果、電圧仕向けが一致した場合には、ステップS26にて、システム制御部101は、スイッチ103、104をオン状態に切り換えて、コネクタ9より下位ノード(SPC2)に商用電源を出力する。続く、ステップS27にて、電力線通信により下位ノードへSC1の電圧仕向けコードを送出し、ステップS28にて、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。
上述したステップS21、S23、S25、S26、S27、S28と進む処理は、動作開始後に接続ケーブル6を挿入された、あるいは一度接続ケーブル6を抜かれて再度挿入された場合などに実行される。
ステップS23において下位ノードを検出できない場合には、ステップS28に進み、システム制御部101は、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。ここでは、スイッチ103、104は、図8に示したステップS1での処理又は図9に示したステップS24での処理でオフとされた状態が引き継がれており、コネクタ9からは小電力電源が出力されている。このステップS21、S23、S28と進む処理は、下位ノードが検出できない場合に実行される。
また、ステップS25でのチェックの結果、SC1と下位ノード(SPC2)との電圧仕向けが一致しない場合には、ステップS28に進み、システム制御部101は、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。このステップS21、S23、S25、S28と進む処理は、下位ノード(SPC2)の存在は検出されたがSC1と下位ノード(SPC2)との電圧仕向けが一致しない場合に実行され、コネクタ9からは小電力電源が出力され続ける。
すなわち、SC1は、下位ノードが接続されていない状態、あるいは下位ノードと電圧仕向けが一致しない状態では、コネクタ9から小電力電源を出力し続ける。そして、下位ノードが接続され、且つ電圧仕向けが一致すると、下位ノードへ供給する電源を小電力電源から商用電源に切り換えてコネクタ9から出力する。
次に、本実施形態におけるSPC2の動作について説明する。
図10は、上位ノード(SC1)より商用電源が供給された後のSPC2の動作を示すフローチャートである。
SPC2は、上位ノード(SC1)よりコネクタ13を介して商用電源が供給されると、電圧検出部217がそれを検出して、スイッチ219、220をオフ状態にする。これにより、サブ電源216への電源供給が遮断されて、マルチバイブレータ202への電源供給も停止する。したがって、マルチバイブレータ202の発振も停止する。
一方、上位ノードより商用電源が供給されることで、主電源部218が動作を始め、システム制御部201、変調部208、212、復調部209、211、及びその他の各機能部が動作を開始する(ステップS10)。このとき、スイッチ203、204はともにオフ状態に設定され、直列接続された抵抗及びコンデンサで構成されるRC回路経由の小電力電源が下位ノードに供給される。SPC2から小電力電源が供給されることで下位ノード(SPC3)内のサブ電源が動作を開始して、下位ノード(SPC3)のマルチバイブレータが発振を開始する。
ステップS11にて、SPC2は内部各部の初期化を行う。ここでは、接続ケーブル(信号線)を介した電力線通信が行えるように、変調部208、212、復調部209、211等の初期化も行う。特に、復調部211のキャリア検出部211Aは、下位ノード(SPC3)のマルチバイブレータの発振出力を検出する部分であり重要である。
続くステップS12、S13が検出ステップ(検出工程)に相当する。
ステップS12にて、SPC2は、下位ノードの接続の有無を検出し、下位ノードを検出したらステップS13へ進み、そうでなかったらステップS14へ進む。具体的には、SPC2は、下位ノードであるSPC3のマルチバイブレータの発振出力に基づいてSPC3の接続の検出を行い、マルチバイブレータの発振出力によりSPC3がその存在を通知してきたら、それを検出してステップS13へ進む。
ステップS13にて、復調部211のキャリア検出部211Aが、SPC3のマルチバイブレータの発振周波数をキャリアとして検出し、その発振周波数を判別する。そして、システム制御部201は、判別した発振周波数で示される下位ノード(SPC3)の電圧仕向けと、図8に示したステップS7での処理又は図9に示したステップS27での処理で上位ノードから送信されたSC1の電圧仕向けコードとを比較する。比較の結果、電圧仕向けが一致した場合にはステップS15へ進み、一致しなかった場合にはステップS17に進みSPC2は本フローに係る動作を終了する。
ステップS15にて、システム制御部201は、スイッチ203、204をともにオン状態に変更し、コネクタ10から下位ノードであるSPC3に対して商用電源を出力する。これにより、SPC3はフル動作(通常動作)可能になり、上位ノードとの電力線通信も商用電源にデータを多重して行うことが可能になる。
ステップS16にて、SPC2は、動作可能になった電力線通信を用いて、下位ノード(SPC3)へSC1から送信された電圧仕向けコードを転送し、ステップS17にて本フローに係る動作を終了する。
ステップS14にて、SPC2は、ループした回数をカウントし、所定回数以下であればステップS12に戻る。一方、ステップS12及びS14をループした回数が、所定回数以上である場合には、ステップS17に進み、SPC2は本フローに係る動作を終了する。
したがって、下位ノード(SPC3)が接続されていない状態、すなわち、ステップS12及びS14をループしている状態では、SPC2からコネクタ10を介して下位ノード(SPC3)に小電力電源が出力され続ける。また、下位ノード(SPC3)が接続され、SC1と下位ノード(SPC3)の電圧仕向けが一致すると、すなわち、ステップS12及びS13でYesになると、SPC2から下位ノード(SPC3)に供給される電源が小電力電源から商用電源に切り換わる。
続いて、図11を参照してSPC2の動作をさらに説明する。
図11は、不図示のSPC2のメインプログラムより定期的に呼び出されて実行される、本実施形態に係るSPC2のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS30にて、本フローに係る動作が開始されると、ステップS31にて、システム制御部201は、スイッチ203、204がオン状態であるかどうかをチェックする。例えば、図10に示したステップS15での処理によって既にスイッチ203、204がオン状態にされている場合には、ステップS32に進む。一方、スイッチ203、204がオフ状態である場合には、ステップS33に進む。
ステップS32にて、システム制御部201は、下位ノード(SPC3)の接続の有無を確認し、接続された下位ノード(SPC3)が存在すればステップS38に進み、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。この下位ノードの接続の有無の確認は、電力線通信が可能かどうかで判断を行う。
ステップS32での確認の結果、接続されている下位ノード(SPC3)が存在しなければ、ステップS34に進む。ステップS34にて、システム制御部201は、スイッチ203、204をオフ状態に切り換えてコネクタ10より小電力電源を出力し、ステップS38にて、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。
上述したステップS31、S32、S34、S38と進む処理は、下位ノード(SPC3)に対する商用電源の供給後に下位ノードがなくなっており、動作開始後に接続ケーブル7が抜かれた場合などに実行される。接続ケーブル7が再度挿入される可能性があるので、コネクタ10からは小電力電源を出力しておく。
ステップS33にて、復調部211のキャリア検出部211Aは、SPC3のマルチバイブレータの発振周波数の検出を行い、システム制御部201は、その検出結果に基づいて下位ノードの接続の有無を検出する。その結果、下位ノードを検出した場合には、ステップS35にて、システム制御部201は、発振周波数が示す下位ノード(SPC3)の電圧仕向けと上位ノードから送出された電圧仕向けコードとを比較し一致するか否かをチェックする。
ステップS35でのチェックの結果、電圧仕向けが一致した場合には、ステップS36にて、システム制御部201は、スイッチ203、204をオン状態に切り換えて、コネクタ10より下位ノード(SPC3)に商用電源を出力する。続く、ステップS37にて、電力線通信により下位ノードへSC1の電圧仕向けコードを送出し、ステップS38にて、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。
上述したステップS31、S33、S35、S36、S37、S38と進む処理は、動作開始後に接続ケーブル7を挿入された、あるいは一度接続ケーブル7を抜かれて再度挿入された場合などに実行される。
ステップS33において下位ノードを検出できない場合には、ステップS38に進み、システム制御部201は、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。ここでは、スイッチ203、204は、図10に示したステップS10での処理又は図11に示したステップS34での処理でオフとされた状態が引き継がれており、コネクタ10からは小電力電源が出力されている。このステップS31、S33、S38と進む処理は、下位ノードが検出できない場合に実行される。
また、ステップS35でのチェックの結果、SC1と下位ノード(SPC3)との電圧仕向けが一致しない場合には、ステップS38に進み、システム制御部201は、本フローに係る動作を終了してメインプログラムに戻る。このステップS31、S33、S35、S38と進む処理は、下位ノード(SPC3)の存在が検出されたがSC1と下位ノード(SPC3)との電圧仕向けが一致しない場合に実行され、コネクタ10からは小電力電源が出力され続ける。
すなわち、SPC2は、下位ノードが接続されていない状態、あるいは下位ノードと電圧仕向けが一致しない状態では、コネクタ10から小電力電源を出力し続ける。そして、下位ノードが接続され、且つ電圧仕向けが一致すると、下位ノードへ供給する電源を小電力電源から商用電源に切り換えてコネクタ10から出力する。
図12は、第1の実施形態におけるネットワークサラウンドシステム全体の動作を説明するためのフローチャートである。図12においては、SC1、SPC2、及びSPC3の動作の関係を示している。以下では、説明の便宜上、すべてのノード(装置:SC1、SPC2、SPC3)の電圧仕向けが同じで、かつそれらが接続ケーブルで接続された状態で、SC1に商用電源が供給開始された場合を例に説明する。すなわち、以下の説明は、本フローにおける判定処理において分岐は発生しないことを前提としており、判定処理におけるNoの場合の分岐先は省略し記載していない。
SC1は、商用電源が供給されると動作を開始する(ステップS40)。SC1は、ステップS41にて、RC回路経由での小電力電源の下位ノード(SPC2)への供給を開始し、ステップS42にて、内部各部の初期化を行う。このとき、電力線通信が行えるように、復調部108や変調部109等の初期化も行う。この後、ステップS43にて、SC1は、下位ノード(SPC2)の検出を行う。
ステップS41での処理によりSC1からの供給が開始された小電力電源の供給を受けたSPC2は、ステップS50にてサブ電源216が動作を開始し、ステップS51にてマルチバイブレータ202の発振が開始する。マルチバイブレータ202による発振信号はSC1へと送出される。
SPC2からマルチバイブレータ202の発振信号を受けたSC1は、ステップS43にてそれを検出し、ステップS44にて、SC1と下位ノード(SPC2)との電圧仕向けの一致を検出し、ステップS45へ進む。続いてSC1は、ステップS45にて、スイッチ103、104をともにオン状態にして商用電源を下位ノード(SPC2)に供給する。その後、SC1は、ステップS46にて、電力線通信により下位ノード(SPC2)に電圧仕向けコードを送出し、ステップS47にて本フローに係る動作を終了する。
ステップS45での処理によってSC1から供給される商用電源を受けたSPC2は、ステップS52にて全体動作を開始する。逆にこのとき、電圧検出部217での検出結果に基づいてサブ電源216への電力供給が遮断され、マルチバイブレータ202が停止する。
SPC2は、初期状態ではスイッチ203、204はオフ状態であるので、下位ノード(SPC3)にRC回路経由の小電力電源を供給する(ステップS53)。続くステップS54にて、SPC2は、内部各部の初期化を行う。ここでも電力線通信が行えるように、復調部209、211、変調部208、212等の初期化も行う。この後、ステップS55にて、SPC2は、下位ノード(SPC3)の検出を行う。
ステップS53での処理によりSPC2から小電力電源の供給を受けたSPC3は、ステップS60にてサブ電源が動作を開始し、ステップS61にてマルチバイブレータの発振が開始する。SPC3のマルチバイブレータによる発振信号はSPC2へと送出される。
SPC3からマルチバイブレータの発振信号を受けたSPC2は、ステップS55にてそれを検出し、ステップS56にて、SC1と下位ノード(SPC3)との電圧仕向けの一致を検出し、ステップS57へ進む。続いてSPC2は、ステップS57にて、スイッチ203、204をともにオン状態にして商用電源を下位ノード(SPC3)に供給する。その後、SPC2は、ステップS58にて、電力線通信により下位ノード(SPC2)にSC1の電圧仕向けに係る情報を送出し、ステップS59にて本フローに係る動作を終了する。
ステップS57での処理によってSPC2から供給される商用電源を受けたSPC3は、ステップS62にて全体動作を開始する。逆にこのとき、SPC3は、電圧検出部での検出結果に基づいてサブ電源への電力供給が遮断され、マルチバイブレータが停止する。
SPC3もSPC2と同様に、RC回路に対して並列接続のスイッチは初期状態ではオフ状態であるので、下位ノードにRC回路経由の小電力電源を供給する(ステップS63)。SPC3は、続くステップS64にて、内部各部の初期化を行い、ステップS65にて下位ノードの検出を行う。SPC3内の初期化では、電力線通信が行えるように、復調部や変調部等の初期化も行う。
小電力電源を供給した不図示の下位ノードからマルチバイブレータの発振信号を受けたSPC3は、ステップS65にてそれを検出し、ステップS66にて、SC1と下位ノードとの電圧仕向けの一致を検出し、ステップS67へ進む。続いてSPC3は、ステップS67にて、RC回路に並列接続されたスイッチをオン状態にして商用電源を下位ノードに供給する。その後、SPC3は、ステップS68にて、電力線通信によりSC1の電圧仕向けに係る情報を下位ノードに送出し、ステップS69にて本フローに係る動作を終了する。
以降の動作は繰り返しになるのでその説明は省略するが、最下位ノード、すなわち接続される下位ノードが存在しないノードの場合には、下位ノード側に設けられたコネクタより小電力電源を出力した状態を維持することになる。
なお、ステップS43、S55、S65において下位ノードが検出されない場合には、所定回数又は所定期間だけ下位ノードの検出動作を繰り返し行う。検出動作を繰り返し行っても下位ノードが検出されない場合には、対応するステップS47、S59、S69に進んで、本フローに係る動作を終了する。
また、ステップS44、S56、S66においてSC1と下位ノードとの電圧仕向けが一致しない場合には、対応するステップS47、S59、S69に進んで本フローに係る動作を終了する。
以上、本実施形態によれば、動作用電源である商用電源を供給する前に小電力電源を供給して下位ノードのマルチバイブレータを動作させ、その発振周波数を検出することで下位ノードの存在検出及び電圧仕向けの判別を行って商用電源を供給する。下位ノードの存在検出及び電圧仕向けの判別において、下位ノードの電圧仕向けが商用電源を供給するには適当でない場合には、下位ノードへの商用電源の供給を行わないように制御する。
これにより、下位ノードの接続前においては、下位ノードを接続するためのコネクタから抵抗及びコンデンサ経由の小電力電源を出力し続け、下位ノードが接続されてその電圧仕向けを確認した後、商用電源を供給することができる。また、接続された下位ノードの電圧仕向けによっては、商用電源を供給しないことも可能である。すなわち、システム内に複数の電圧仕向けが混在した場合に、商用電源の供給を行わないようにすることが可能になる。
したがって、ネットワークサラウンドシステムにおいて、下位ノードの存在検出及び電圧仕向けの確認し、確認結果に応じて電力供給に係る制御を適切に行い、ネットワークサラウンドシステムに適用できる十分な電力供給を行うことができる。また、各ノードの電圧仕向けに応じた適切な電力供給制御を行うことができ、各ノード間を接続するケーブルの取り回しにも、特に注意が不要となった。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、小電力電源として抵抗及びコンデンサが直列接続され商用電源が供給されるRC回路を用いて、下位ノードへ小電力電源を供給している。第2の実施形態では、抵抗及びコンデンサで構成されたRC回路ではなく、第2の電源である小電力電源としてAC/DCコンバータを用いて、下位ノードへ小電力電源を供給するようにする。
以下の説明では、第1の実施形態に対して追加した部分及び異なる部分について説明し、第1の実施形態と重複する説明については省略する。
図13は、第2の実施形態におけるSC1の構成例を示す図である。この図13において、図2に示したブロック等と同一の機能を有するブロック等には同一の符号を付している。
図13に示すように第2の実施形態におけるSC1は、図2に構成を示した第1の実施形態のSC1における抵抗113、115、及びコンデンサ114、116に換えて、小電源131を有する。この小電源(生成手段)131は、AC/DCコンバータにて構成されており、電源プラグ4から入力された商用電源を受けて動作する。
また、第2の実施形態におけるSC1は、第1の実施形態のSC1におけるオン/オフスイッチ103、104に換えて、2接点の切換えスイッチ132、133を有する。切換えスイッチ132、133は、第1端子に電源プラグ4から入力される商用電源が入力され、第2端子に小電源131の出力が入力され、第3端子がLPF105の入力端に接続されている。切換えスイッチ132、133は、第3端子に対して第1端子又は第2端子が選択的に接続されるようシステム制御部101により制御され、切換え手段としての機能を実現する。
切換えスイッチ132、133の第2端子と第3端子とが電気的に接続された状態(下側接点にセットされた状態)が、第1の実施形態におけるスイッチ103、104のオフ状態と等価な状態であり、小電源131による小電力電源が下位ノードに供給される。また、切換えスイッチ132、133の第1端子と第3端子とが電気的に接続された状態(上側接点にセットされた状態)が、第1の実施形態におけるスイッチ103、104のオン状態に相当する状態であり、商用電源が下位ノードに供給される。なお、切換えスイッチ132、133は、下側接点(第2端子と第3端子とが接続された状態)が初期状態である。
図14は、第2の実施形態におけるSPC2の構成例を示す図である。この図14において、図4に示したブロック等と同一の機能を有するブロック等には同一の符号を付している。
第2の実施形態におけるSPC2は、上述したSC1と同様に、図4に構成を示した第1の実施形態のSPC2における抵抗221、223、及びコンデンサ222、224に換えて、小電源231を有する。この小電源(生成手段)231は、AC/DCコンバータにて構成されており、入力側が商用電源のとき、すなわち上位ノード(SC1)からコネクタ13を介して商用電源が供給されているときに動作する。逆に、上位ノードから小電力電源が供給されているときには小電源231は動作しない。
また、第2の実施形態におけるSPC2は、第1の実施形態のSPC2におけるオン/オフスイッチ203、204に換えて、2接点の切換えスイッチ232、233を有する。切換えスイッチ232、233は、第1端子に上位ノードからコネクタ13及びLPF205を介して供給される電源が入力され、第2端子に小電源231の出力が入力され、第3端子がLPF206の入力端に接続されている。切換えスイッチ232、233は、第3端子に対して第1端子又は第2端子が選択的に接続されるようシステム制御部201により制御され、切換え手段としての機能を実現する。
切換えスイッチ232、233の第2端子と第3端子とが接続された状態(下側接点にセットされた状態)が、第1の実施形態におけるスイッチ203、204のオフ状態と等価な状態であり、小電源231による小電力電源が下位ノードに供給される。また、切換えスイッチ232、233の第1端子と第3端子とが接続された状態(上側接点にセットされた状態)が、第1の実施形態におけるスイッチ203、204のオン状態に相当する状態であり、商用電源が下位ノードに供給される。切換えスイッチ232、233は、下側接点(第2端子と第3端子とが接続された状態)が初期状態である。
以上述べた構成部以外は、第1の実施形態と同じであり、その説明は省略する。
また、第2の実施形態におけるSCやSPCなどの動作も第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。ただし、第2の実施形態では、第1の実施形態において図8〜図12に示した各々のフローチャートで、「SWをオンにして商用電源出力」というステップの処理が、すべて「SWを上側接点にセットし、商用電源を出力」という処理に変更される。このステップは、図8に示したステップS6、図9に示したステップS26、図10に示したステップS15、図11に示したステップS36、及び図12に示したステップS45、S57、S67に相当する。また、第2の実施形態では、第1の実施形態において図9、図11に示したフローチャートにおけるステップS24、S34の「SWをオフに設定」という処理が、「SWを下側接点にセット」という処理に変更される。
以上、第2の実施形態においては、SC及びSPCにAC/DCコンバータで構成される小電源131、231を備え、この小電源131、231を用いて下位ノードへ小電力電源を供給する。これにより、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、抵抗とコンデンサが直列接続されたRC回路を用いた第1の実施形態と比較して、下位ノードへの小電力電源の供給を安定的に行う装置を実現することができる。
なお、上述した第2の実施形態では、AC/DCコンバータで構成された小電源131、231を設けた場合を一例として示したが、下位ノード側のサブ電源でDC化を行うならば、単純にAC電源を降圧するような構成であっても良い。すなわち、小電源によりAC電源を降圧し、サブ電源でDC化してマルチバイブレータに供給すれば良い。この場合にも、サブ電源に商用電源が印加されないように、電圧検出部217により制御されるスイッチ219、220は必要である。
また、第2の実施形態では、上位ノードの小電源出力を、下位ノードのサブ電源で受け、それをマルチバイブレータに供給する構成としているが、サブ電源を削除して小電源の出力を直接下位ノードのマルチバイブレータに供給するようにしても良い。この場合、スイッチ219、220はマルチバイブレータへの電源供給を遮断するスイッチとして動作する。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上述した第1及び第2の実施形態では、設定部111に設定された電圧仕向けコードを用いてSC1の電圧仕向けを判定している。第3の実施形態では、電圧仕向けコードではなく商用電源の入力電圧を検出する手段を用いて、商用電源の入力電圧を自動的に検出するようにする。
以下の説明では、第1の実施形態に対して追加した部分及び異なる部分について説明し、第1の実施形態と重複する説明については省略する。
図15は、第3の実施形態におけるSC1の構成例を示す図である。この図15において、図2に示したブロック等と同一の機能を有するブロック等には同一の符号を付している。
図15に示すように第3の実施形態におけるSC1は、図2に構成を示した第1の実施形態における設定部111に換えて、商用電源検出部135を有する。商用電源検出部135は、電源プラグ4から入力された商用電源の電圧を検出し、その電圧値をシステム制御部101に通知する。商用電源検出部135は、例えば第1の実施形態に示した電圧仕向けコードと同様の設定でコード化して、検出した商用電源の電圧値をシステム制御部101に通知する。
第3の実施形態におけるSPCは、電圧仕向けコードそのものに係る情報ではなく、商用電源検出部135による検出結果に係る情報を上位ノードから受ける点が異なるだけで、第1の実施形態と構成は同様である。
以上述べた構成部以外は、第1の実施形態と同じであり、その説明は省略する。
また、第3の実施形態におけるSCやSPCなどの動作も第1の実施形態と同様である。ただし、第3の実施形態では、第1の実施形態において図8〜図12に示した各々のフローチャートで、「電圧仕向けコード送出」というステップの処理が、電圧仕向けコードの読出し値ではなく、商用電源検出部135の出力に変更される。このステップは、図8に示したステップS7、図9に示したステップS27、図10に示したステップS16、図11に示したステップS37、及び図12に示したステップS46、S58、S68に相当する。
なお、上述した説明では、第1の実施形態で示した構成に対して商用電源検出部135を適用した場合を一例として示したが、第2の実施形態で示した構成に対しても商用電源検出部135を適用することができる。
以上、第3の実施形態においては、商用電源の入力電圧値を検出する手段である商用電源検出部135を備え、商用電源検出部135で検出された商用電源の電圧値に係る情報を下位ノードへ順次伝える。第3の実施形態によれば、上述した第1や第2の実施形態と同様の効果が得られるとともに、設定部111に予め電圧仕向けコードを設定する必要がなく、自動的にSC1の商用電源の入力値を検出し判定できる装置を実現することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
上述した各実施形態では、下位ノードのマルチバイブレータの発振周波数を用いて、下位ノードの存在検知及び電圧仕向けの判別を同時に行っている。しかしながら、例えば主電源の許容入力範囲が100Vから230Vの全帯域にわたる場合などには、どの電圧レベルが入力されても動作可能であるため、電圧仕向けの判別を行う必要がない。以下に説明する第4の実施形態は、そのような場合の実施形態であり、接続された下位ノードの存在検知のみで商用電源の供給を開始するようにするものである。
第4の実施形態におけるSC1は、電圧仕向けコードを設定する設定部111が不要になるだけで、上述した各実施形態におけるSC1と構成は同様である。また、第4の実施形態におけるSPCは、上述した各実施形態におけるSPCと構成は同様である。
また、第4の実施形態におけるSCやSPCなどの動作も、第1の実施形態において示した図8〜図12に示した各々のフローチャートで、電圧仕向けに関するステップがすべて不要になる点が異なるだけで各実施形態と同様である。電圧仕向けに関するステップには、電圧仕向け一致の判定ステップと、電圧仕向けコードを送信するステップがある。前者のステップは、図8に示したステップS4、図9に示したステップS25、図10に示したステップS13、図11に示したステップS35、及び図12に示したステップS44、S56、S66に相当する。後者のステップは、図8に示したステップS7、図9に示したステップS27、図10に示したステップS16、図11に示したステップS37、及び図12に示したステップS46、S58、S68に相当する。
また、上述した各実施形態では、電圧仕向けに応じてマルチバイブレータの発振周波数を択一的に選択し、発振信号の周波数に基づいて電圧仕向けを判別した。しかしながら、第4の実施形態ではマルチバイブレータの発振周波数の値に意味はなく、上位ノードの復調部で発振出力の有無のみ判定できれば良いので、固定周波数を用いても良いし、送信帯域内で不定であっても良い。
以上述べた部分以外は動作も含めて上述した各実施形態と同様であるので、説明は省略する。
第4の実施形態では、小電力電源を供給して下位ノードのマルチバイブレータを動作させ、その発振出力を検出することで下位ノードの存在を検出してから商用電源を供給する。これにより、第4の実施形態によれば、下位ノードの接続前においては、下位ノードを接続するためのコネクタから小電力電源を出力し続け、下位ノードが接続された後、商用電源を供給することができる。したがって、システムに適用できる十分な電力供給を、下位ノードの存在検出後に行う装置を実現することができる。また、各ノード間を接続するケーブルの取り回しにも、特に注意が不要となった。
なお、第4の実施形態では、第1の実施形態で示した構成に対して、電圧仕向けの判別を行わない場合を一例として示したが、上述した各実施形態で示した各構成に対しても電圧仕向けの判別を行わないようにすることが可能である。その場合、第4の実施形態と同等の変更を、各実施形態にて加えれば良い。
なお、上述した各実施形態では、サラウンドコントロ−ラ(SC)は電源プラグからケーブルで直接商用電源を供給される構成としているが、SCに電源スイッチを設けて商用電源を遮断する構成にすることも可能である。この電源スイッチをオフ状態にすることで、SCばかりでなく、接続されたすべての下位ノード、すべてのスピーカコントローラ(SPC)への電力供給を同時に遮断することができるようになる。
また、上述した各実施形態では、電圧仕向けとして100V、115V、120V、230Vの4種類を例に説明したが、例えば100V、115V、120Vを100V系として一括りにしても良いし、逆に、230V系をもっと細分化しても良い。さらに、電圧仕向けとして、100Vから230Vの全帯域入力対応の区分を設けてもよい。この場合、全帯域入力対応のノードにはどのような電圧仕向けを入力してもよいことになる。すなわち、見かけ上マルチバイブレータの示す電圧仕向けと、電圧仕向けコードとが一致しないことになる。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータ(CPU又はMPU)に対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータに格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体は本発明を構成する。また、そのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムがコンピュータにて稼働しているオペレーティングシステム又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムがコンピュータに係る機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボード等に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態におけるネットワークサラウンドシステムの構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるサラウンドコントローラの構成例を示す図である。 電圧仕向けコードの設定例を示す図である。 第1の実施形態におけるスピーカコントローラの構成例を示す図である。 変換部の構成例を示す図である。 変換部の構成例を示す図である。 本実施形態におけるマルチバイブレータの発振周波数の設定例を示す図である。 第1の実施形態におけるサラウンドコントローラの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるサラウンドコントローラの詳細動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるスピーカコントローラの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるスピーカコントローラの詳細動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるネットワークサラウンドシステム全体の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態におけるサラウンドコントローラの構成例を示す図である。 第2の実施形態におけるスピーカコントローラの構成例を示す図である。 第3の実施形態におけるサラウンドコントローラの構成例を示す図である。
符号の説明
1 サラウンドコントローラ(SC)
2、3 スピーカコントローラ(SPC)
4 電源プラグ
5、6、7、8、19、20 接続ケーブル
17、18 スピーカ(SP)
101、201 システム制御部
103、104、203、204 スイッチ
105、205、206 ローパスフィルタ(LPF)
108、211 復調部
108A、211A キャリア検出部
111 設定部
113、115、221、223 抵抗
114、116、222、224 コンデンサ
131、231 小電源
132、133、232、233 スイッチ(2接点)
135 商用電源検出部
202 マルチバイブレータ
216 サブ電源
217 電圧検出部
219、220 スイッチ

Claims (11)

  1. 動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成手段と、
    受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成手段により生成される前記第2の電源に切り換える切換え手段と、
    前記第1の信号線を介して供給する電源に重畳して入力される第1の信号に基づいて、前記受電側装置の接続の有無及び前記受電側装置の電源仕様を検出する検出手段と
    給電側装置から第2の信号線を介して前記第2の電源の供給を受けて、前記第2の信号線を介して自装置の存在及び自装置の電源仕様を第1の信号により前記給電側装置に通知する通知手段とを備え、
    前記切換え手段は、受電側装置に前記第1の信号線を介して前記第2の電源を供給し、前記検出手段での検出の結果、前記受電側装置が接続されていることが検出され、かつ前記受電側装置の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に前記第1の信号線を介して供給する電源を前記第2の電源から前記第1の電源に切り換えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の信号は、電源仕様に応じて発振周波数が異なる発振信号であることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  3. 前記第1の信号は、電源仕様に応じて発振周波数が異なる発振信号であり、
    前記第2の電源により動作し前記発振信号を出力する発振手段と、
    前記発振手段より出力される発振信号を変換し、前記第2の信号線を介して前記第2の電源に重畳して前記給電側装置に出力する変換手段とを備えることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  4. 複数のノード機器への複数のチャンネルの再生データを有する1つのソース機器と、所定のチャンネルに係る再生処理を行う複数のノード機器とを接続してなる通信システムであって、
    第1のノード機器及び第2のノード機器は、
    動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成手段と、
    受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成手段により生成される前記第2の電源に切り換える切換え手段とを備え、
    前記第2のノード機器はさらに、
    前記第1のノード機器から前記第2の電源の供給を受けて動作し、前記第2のノード機器の電源仕様を示す発振信号を出力する発振手段を備え、
    前記第1のノード機器は、
    前記第2のノード機器の前記発振手段より出力される発振信号から該発振信号を出力した前記第2のノード機器の電源仕様を判定し、該第2のノード機器の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様と一致する場合に、前記切換え手段を切り換えて前記第1の電源を前記第2のノード機器に出力することを特徴とする通信システム。
  5. 複数のノード機器への複数のチャンネルの再生データを有する1つのソース機器と、所定のチャンネルに係る再生処理を行う複数のノード機器とを接続してなる通信システムであって、
    第1のノード機器及び第2のノード機器は、
    動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成手段と、
    受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成手段により生成される前記第2の電源に切り換える切換え手段とを備え、
    前記第2のノード機器はさらに、
    前記第1のノード機器から前記第2の電源の供給を受けて発振信号を出力する発振手段を備え、
    前記第1のノード機器は、
    前記第2のノード機器の前記発振手段より出力される発振信号を受信することで前記第2のノード機器の存在を検出し、該検出後に前記切換え手段を切り換えて前記第1の電源を前記第2のノード機器に出力することを特徴とする通信システム。
  6. 前記発振手段は、前記第2の電源の供給を受けて動作する第3の電源の供給を受けて動作し前記発振信号を出力することを特徴とする請求項又は記載の通信システム。
  7. 前記第1のノード機器は、
    前記第1の電源の電源仕様を予め設定された設定手段を備え、
    前記第2のノード機器からの発振信号が示す電源仕様が、前記設定手段の設定と一致する場合に、前記切換え手段を切り換えて前記第2のノード機器に前記第1の電源を出力することを特徴とする請求項記載の通信システム。
  8. 前記電源仕様が電圧仕向けであることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の通信システム。
  9. 前記生成手段は、AC電源を降圧させて前記第2の電源を生成することを特徴とする請求項の何れか1項に記載の通信システム。
  10. 動作用電源として入力される第1の電源から該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を生成する生成工程と、
    受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源を、前記第1の電源又は前記生成工程で生成される前記第2の電源に切り換える切換え工程と、
    前記第1の信号線を介して供給する電源に重畳して入力される第1の信号に基づいて、前記受電側装置の接続の有無及び前記受電側装置の電源仕様を検出する検出工程と
    給電側装置から第2の信号線を介して前記第2の電源の供給を受けて、前記第2の信号線を介して自装置の存在及び自装置の電源仕様を第1の信号により前記給電側装置に通知する通知工程とを有し、
    前記切換え工程は、受電側装置に前記第1の信号線を介して前記第2の電源を供給し、前記検出工程での検出の結果、前記受電側装置が接続されていることが検出され、かつ前記受電側装置の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に前記第1の信号線を介して供給する電源を前記第2の電源から前記第1の電源に切り換えることを特徴とする通信方法。
  11. 受電側装置に第1の信号線を介して供給する電源に重畳して入力される第1の信号に基づいて、前記受電側装置の接続の有無及び前記受電側装置の電源仕様を検出する検出ステップと、
    動作用電源として入力される第1の電源から生成される該第1の電源の電力より小さな電力の第2の電源を前記第1の信号線を介して受電側装置に供給し、前記検出ステップでの検出の結果、前記受電側装置が接続されていることが検出され、かつ前記受電側装置の電源仕様が前記第1の電源の電源仕様に一致する場合には、受電側装置に前記第1の信号線を介して供給する電源を前記第2の電源から前記第1の電源に切り換える切換えステップと
    給電側装置から第2の信号線を介して前記第2の電源の供給を受けて、前記第2の信号線を介して自装置の存在及び自装置の電源仕様を第1の信号により前記給電側装置に通知する通知ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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