JP3181627B2 - 切断加工装置 - Google Patents

切断加工装置

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JP3181627B2
JP3181627B2 JP15911891A JP15911891A JP3181627B2 JP 3181627 B2 JP3181627 B2 JP 3181627B2 JP 15911891 A JP15911891 A JP 15911891A JP 15911891 A JP15911891 A JP 15911891A JP 3181627 B2 JP3181627 B2 JP 3181627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱材、梁材、芯材(プ
レハブ住宅の建材となる木質パネルの枠組みとなるも
の)等の部材を所定の長さに切断する切断加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、プレハブ住宅の施工方法
の一つには、矩形板状の壁パネル、床パネル、天井パネ
ル等の木質パネルを組み上げていくことにより、住宅の
壁、床、天井を構成するものがある。この木質パネル
は、長尺な木材である芯材を矩形枠状に組んで枠体を形
成し、この枠体の側面に面板を貼設することにより製造
されるものである。前記芯材は、所定の幅や太さに形成
された長尺な木材を芯材切断加工装置により所定の長さ
に切断して製造していた。
【0003】従来、この芯材切断加工装置は、周知の電
動鋸であり、矩形板状の作業台上に固定された芯材を切
断方向に移動する電動鋸の刃で切断するものである。そ
して、切断される芯材の長さは、作業台上に着脱自在に
固定された板状のストッパーに、芯材の端面を当接さ
せ、その状態で芯材を固定することにより決めていた。
【0004】このストッパーは、たとえば、作業台に予
め、切断すべき多種の芯材の長さに対応して多数設けら
れた嵌合部位に、嵌合させて固定するものや、作業台の
側縁に、多数のストッパーが、作業台の長さ方向に対し
て直角な面の中で回動自在に一列に接続され、切断すべ
き長さに対応するストッパーを作業台上に回動させるも
のなどがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プレハブ住
宅に用いられる木質パネルは、一軒の住宅でも、多種の
木質パネルが多数用いられている。そして、木質パネル
を製造する工場では、多種の住宅に用いられる多種かつ
多数の木質パネルを製造しなければならない。これら多
種の木質パネルは、統一した規格によりサイズが決めら
れているが、やはり、これら多種の木質パネルに用いら
れる芯材の長さは多様なものとなり、また、その芯材の
本数も極めて多数となる。
【0006】従って、従来のように、手動でストッパー
の位置を決めてから、芯材を切断していた切断加工装置
では非能率的であった。また、木質パネルのコストダウ
ンを行なうの上でも、切断すべき芯材の長さを自動的に
決めて切断する切断加工装置が求められていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、切断すべき長尺な部
材の切断する長さを自動的に決めることができ、部材の
切断を自動化することが可能な切断加工装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の切断加工装置で
は、矩形板状の作業台と、該作業台の側縁に沿って作業
台上に設けられた固定定規と、前記作業台上の前記部材
を切断する電動鋸と、前記作業台の長さ方向に沿って移
動自在に設けられ、かつ前記電動鋸の切断位置に対する
前記部材の一端部の位置を決める位置決め手段と、前記
部材を前記作業台上面及び固定定規側面に押圧して固定
する固定手段と、前記位置決め手段に前記部材の端部が
当接するように前記部材を固定定規に押圧した状態で搬
送する搬送手段とを具備してなり、前記位置決め手段
は、前記部材を該位置決め手段の後方側に挿通させる開
を有する門型に形成された移動部と、前記開口を開閉
するように位置決め手段に対して移動自在に設けられ、
かつ、前記開口を閉塞した状態で、前記部材の端部に当
接する当接板と、該当接板に前記搬送手段により近接さ
せられた部材を固定定規に押圧した状態で前記当接板方
向に移動させる移動用ローラーとが備えられ、前記当接
板と前記移動用ローラとは前記移動部に取り付けられて
いることを前記課題の解決手段とした。
【0009】
【作用】上記構成によれば、まず、作業台の長さ方向に
沿って移動自在な位置決め手段を、電動鋸の切断位置か
ら、部材を切断する長さに対応する位置まで移動すると
ともに、その当接板を位置決め手段の開口が閉の状態に
なるように移動しておく。
【0010】次に作業台上に部材を移送する。すると部
材は、搬送手段により、その一端部が位置決め手段の当
接板に当接するまで搬送される。この際に、部材の一端
部が当接板に近接した段階で、部材が搬送手段に搬送さ
れると共に、移動用ローラーにより、当接板まで、固定
定規に押圧された状態で移動される。
【0011】次に、固定手段により、部材を作業台上面
と固定定規側面に押圧する。こうすることにより、部材
は、固定定規に規制されるとともに作業台に固定され
る。この状態で電動鋸を作動させて部材を切断する。
【0012】次に、位置決め手段の当接板を移動して位
置決め手段の開口を開の状態にし、移動用ローラーを作
動させて切断された部材を位置決め手段の開口より該位
置決め手段の後方に押しだす。次に、当接板をもとに戻
して位置決め手段の開口を閉の状態にし、残りの部材の
一端部が当接板に当接するまで、搬送手段により搬送し
て次の切断作業に移る。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図面を参照して説
明する。図1ないし図8は、本実施例の切断加工装置A
を示すものであって、本実施例の切断加工装置Aは、
柱、梁、木質パネルの芯材等の長尺な木材Bを切断する
ためのものである。
【0014】本実施例の切断加工装置Aは、図1及び図
2に示すように、矩形板状の作業台1と、該作業台1の
一側縁に沿って作業台1上に設けられた固定定規2と、
前記作業台1上の木材Bを切断する電動鋸3と、前記作
業台1の長さ方向に沿って移動自在に設けれ、かつ前記
電動鋸3の切断位置aに対する前記木材Bの一端部の位
置を決める位置決め手段Cと、該電動鋸3の切断位置a
の近傍で、前記木材Bを前記作業台1上面及び固定定規
2側面に押圧して固定する固定手段Dと、前記位置決め
手段Cに前記木材Bの端部が当接するように前記木材B
を固定定規2に押圧した状態で搬送する搬送手段Eとを
主体として構成されている。
【0015】前記作業台1は、電動鋸3が収納された切
断部分1aと、位置決め手段Cが移動する位置決め部分
1bとからなっている。前記作業台1の切断部分1aの
一端側に矩形状の作業台1位置決め部分1bが隣接して
配置され、この作業台1の切断部分1aと位置決め部分
1bとの上面部分が一体の作業板1cとなっている。
【0016】また、図6に示すように、作業台1の位置
決め部分1bの両側縁には、それぞれ作業台1の長さ方
向に沿ったスリット1d、1dが設けられている。この
スリット1d、1dは、後述する位置決め手段Cの移動
部4用のもので、移動部4の車輪支持部4a、4bが挿
入されるものである。そして、このスリット1d、1d
の下が、移動部4の車輪4c…用のレール部1e、1e
となっている。
【0017】また、作業台1の一側縁側のスリット1d
の外側には、移動部4の歯車4dと歯合するラック1f
が設けられている。そして、図2に示すように、作業台
1の切断部分1aと位置決め部分1bとは、それぞれ脚
部1g…により支持されている。
【0018】また、作業台1の切断部分1aの他端部側
には、図1及び図2に示すように、切断部分1aに木材
Bを搬送するためのベルトコンベアー5が設けられてい
る。このベルトコンベアー5の搬送方向は、作業台1の
長さ方向とされている。そして、ベルトコンベアー5
は、作業台1の幅と略同じ幅に形成されると共に、その
無端ベルト5aの上面が、作業台1の上面と略同じ高さ
に形成されており、切断すべき木材Bを作業台1上に搬
送できるようになっている。
【0019】前記固定定規2は、作業台1の一側縁部に
作業台1の長さ方向に沿って取り付けられた長尺な板体
である。そして、固定定規2は、作業台1の上面に垂直
に、作業台1の前端から後端まで設けられている。ま
た、ベルトコンベアー5の側縁部にも、図1に示すよう
に、前記固定定規2と連接するように固定定規6が設け
られており、作業台1上に搬送する木材Bを案内するよ
うになっている。
【0020】前記電動鋸3は、図2及び図3に示すよう
に、作業台1の切断部分1aの下方に作業台1の長さ方
向に対して直角に移動自在に収納されている。該電動鋸
3の円盤状の刃3aは、作業台1の長さ方向に対して直
角に配置されると共に、その上端部が、図4に示すよう
に、作業板1cに、作業台1の長さ方向に対して直角に
形成されたスリット1g(図1に図示)から、作業板1
c上に突出するようになっている。また、電動鋸3の電
動モーター3bは、移動台3cに設置されている。
【0021】そして、この移動台3cは、作業台1の切
断部分1aの下部に、作業台1の長さ方向に対して直
角、かつ水平に設置された2本のガイドレール3d、3
dに摺動自在に嵌合している。そして、移動台3cは、
電動鋸3の駆動手段(図示略)によりガイドレール3
d、3dに沿って左右に移動するようになっている。ま
た、電動鋸3の刃3aの作業板1cより下の部分は、そ
の移動範囲が紛塵カバー3eに覆われうようになってお
り、この部分に集塵装置(図示略)から吸引用配管(図
示略)が接続されている。
【0022】このような構成のもとに、電動鋸3は、そ
の刃3aが、作業板1cのスリット1gから突出した状
態で、スリット1gの沿って移動し、作業台1上の木材
Bを切断するようになっている。
【0023】前記位置決め手段Cは、図2及び図5ない
し図8に示すように、作業台1の位置決め部分1b上を
作業台1の長さ方向に沿って移動する移動部4と、該移
動部を駆動する駆動部7と、前記移動部4に設けられ、
かつ切断すべき木材Bの端部に当接する当接板8と、該
当接板8を上下動させるエアーシリンダー9、9と、搬
送手段Eにより位置決め手段Cに近接した木材Bの端部
を当接板8側に移動する移動用ローラー10と、当接板
8に当接した木材Bの端部を固定定規2側に押圧して木
材Bの端部を固定する固定部12とからなっている。
【0024】前記移動部4は、図5ないし図8に示すよ
うに、水平支持部4eとその左右両端からそれぞれ下方
に延出する支持板部4f、4gとから略門形状に形成さ
れたものであり、前記支持板部4f、4gの下端部分が
車輪支持部4a、4bとなっている。そして、この車輪
支持部4a、4bが前記作業台1のスリット1gに挿通
されるとともに、その先端に図7に示すように、左右2
個ずつの車輪4c…が設けられている。そして、この車
輪4c…により、移動部4が作業台のレール部1e、1
e上で、作業台1の長手方向に沿って移動自在になって
いる。
【0025】また、一方の支持板部4gには、図6に示
すように、前記作業台1のラック1fと歯合する歯車4
dが設けられている。この歯車4dは、その回転数によ
り、作業台1上の位置決め手段Cの位置を測定するもの
である。また、支持板部4f、4g同士の間が、開口4
hとなっており、木材Bを作業台1の長さ方向に沿って
挿通できるようになっている。
【0026】前記駆動部7は、図2に示すように作業台
1両側部の内部の両端にそれぞれ設けられた歯車7a、
7a(図2には、作業台の一側部側のものだけを図示し
た)と、該歯車7a、7aに歯合して作業台1の両側縁
に沿ってそれぞれ配置された無端チェーン7b(図2に
は、一方のチェーンだけを図示)と、前記歯車7aを駆
動する電動モーター(図示略)とからなるものである。
前記無端チェーン7bは、図6及び図7に示すように、
前記車輪4c…の内側に接続されており、無端チェーン
7bを回動させることにより、移動部4を作業台1の長
さ方向に移動できるようになっている。
【0027】前記当接板8は、移動部4の水平支持部4
eから垂設された矩形上の板体であり、その上端は、2
本の細板上の接続部(図示略)を介してエアーシリンダ
ー9に接続されている。該エアーシリンダー9は、水平
支持部4eの前部に垂直に、ピストン(図示略)を下に
向けて取り付けられている。そして、ピストンの前端が
接続部の一端にピン結合され、この接続部の他端が当接
板8の上端にピン結合されている。
【0028】そして、接続部は、その両端を上下動でき
るように回動自在に軸支されている。このような構成の
もとに当接板8は、エアーシリンダー9を伸縮すること
により、当接板8を下降させて図7に示す移動部4の開
口4hの一部を閉塞する状態から、当接板8を上昇させ
て開口4hを完全に開口させる状態に上下動できるよう
になっている。
【0029】前記移動用ローラー10は、図5及び図6
に示すように、ローラー支持部10aにより移動部4の
開口4hに水平に垂設されているとともに、エアーシリ
ンダー10bにより左右に移動できるようになってい
る。
【0030】前記ローラー支持部10aは、水平支持部
4e前面に左右に摺動自在に配置されるとともに、ロー
ラー支持部10a裏面には、水平支持部4eの下面に設
けられたガイドレール10c(図5)に摺動自在に嵌合
した嵌合部(図示略)が設けられ、ローラー支持部10
aを左右に移動自在に支持している。また、ローラー支
持部10aの前面からは、支持腕10dが前方に延出し
ており、この支持腕10dの下面に回転軸10eを鉛直
方向に向けたローラー駆動用の電動モーター10fが接
続されている。そして電動モーター10fの回転軸10
eの先端には、円盤状の移動用ローラー10が接続され
ている。
【0031】前記エアーシリンダー10bは、図7に示
すように、水平支持部4eの前面に突出したシリンダー
支持部4iにより、水平支持部4e前面の左側部分(図
6中)に水平かつ水平支持部4e前面に沿って支持さ
れ、そのピストン10gの前端がローラー支持部10a
に接続されている。このような構成のもとに、移動用ロ
ーラー10は、図6に示すように、ピストン10gを前
進させることにより切断ずべき木材Bの端部を固定定規
2側に押圧し、かつ、移動用ローラー10を回転させる
ことにより、木材Bを後方に押し出すことができるよう
になっている。
【0032】また、水平支持部4eには、下方に延出す
るシリンダー支持部12aが設けられており、このシリ
ンダー支持部12aの下端には、前記エアーシリンダー
10bと平行かつ同方向にエアーシリンダー12bが取
り付けられている。そして、このエアーシリンダー12
bが固定部12となっている。
【0033】そして、このエアーシリンダー12bのピ
ストン12dの先端部には、木材Bを固定定規2側に押
圧する押圧部材12cが取り付けられている。この押圧
部材12cは、矩形状に形成され、木材Bに当接する部
分が、木、合成樹脂等の木材Bに傷を付けにくい材質と
なっている。
【0034】前記固定手段Eは、3つの水平固定部1
3、13、13と、2つの垂直固定部14、14からな
るものである。前記水平固定部13、13、13は、作
業台1の他側縁にピストン13a(図4に図示)を固定
定規2側に向けて、作業台1の長さ方向に直角かつ水平
に取り付けられたエアーシリンダー13bである。そし
て、ピストン13aの先端は、作業台1の他側縁側から
固定定規2まで延出可能になっているとともに、木材を
傷つけないように合成樹脂により形成されている。これ
ら水平固定部13、13、13は、電動鋸3の刃3aの
突出する位置の両側にそれぞれ一つずつと、作業台1の
切断部分1aの中央より僅かに左側(図1中)に一つ取
り付けられている。
【0035】前記垂直固定部14、14は、図3及び図
4等に示すように、作業台1の切断部分1aの一側縁側
の側方に設けられた支持台15から作業台1上方に水平
かつ作業台1の長さ方向に対して直角に延出した支持腕
14aと、該支持腕14a上に立設されたエアーシリン
ダー14b、14bと、該エアーシリンダー14b、1
4bのピストン14c、14c(図4に一つだけ図示)
の前端に取り付けられた押圧部材14dとからなるもの
である。
【0036】前記支持台15は、図3に示すように箱状
のもので、その内部には、切断加工装置の制御装置等が
収納されている。また、支持台15の上面の左側部(図
2中)と、支持台15上部から右方(図2中)に延出す
るアーム15aとには、切断加工装置Aのコントロール
パネルF、F、Fがそれぞれ設けられている。これらコ
ントロールパネルF、F、Fは、木材Bの切断する長さ
の入力キーや、電動鋸3、ベルトコンベアー5の作動ス
イッチ(図示略)等を有するものである。
【0037】前記支持腕14aは、作業台1の前面から
直角に延出したもので、その形状は、平面視して矩形の
有蓋無底の箱体である。そして支持腕14aの位置は、
前記3つの水平固定部13、13、13のうちの左(図
1中)から2つの水平固定部と対向するように設けられ
ている。
【0038】前記エアーシリンダー14bは、支持腕1
4aの上面の前部と後部とに1本ずつ設けられている。
また、エアーシリンダー14bは、ピストン14cを下
方に向けて、支持腕14aの上面に垂直に取り付けられ
ている。
【0039】前記押圧部材14dは、前記支持腕14a
と平行にピストン14cの先端に接続された直方体状の
ものである。そして、押圧部材14dの下部は、木材B
に傷を付けないように、合成樹脂や木等の比較的柔らか
い部材で構成されている。また、押圧部材14dの上部
は、ピストン14cを上方に後退させた状態で、無底箱
状の支持腕14a内部に収納されるようになっている。
【0040】前記搬送手段Eは、図4等に示すように、
木材を作業台上面に押圧しながら回転する搬送ローラー
16と、木材Bを固定定規2側に押圧する補助ローラー
17とを主体として構成されている。
【0041】前記搬送ローラー16は、該搬送ローラー
16を駆動する電動モーター16aと共に、前記支持台
1の前面の前記支持腕14a同士の間に、該前面に沿っ
た平面内で支持台15にピン16eを中心に回動自在に
取り付けられた支持台16fによって支持されている。
そして、搬送ローラー16は、木材Bを左方(図2中)
に搬送するように回転可能に電動モーター16aに接続
されている。
【0042】また、支持台16fには、略水平に支持棒
16b(図2に図示)が接続されている。そして、この
支持棒16bには、エアーシリンダー16c(図1に図
示)のピストン16dの下端が多少の自由度をもって接
続されている。このエアーシリンダー16cは、前記支
持台15のアーム15aの前面にピストン16dを下方
に向けて取り付けられている。また、搬送ローラー16
の外周面は、多数の凹凸を有するゴムにより覆われてい
る。
【0043】このような構成のもとに、搬送ローラー1
6は、エアシリンダー16cのピストン16dを前進さ
せる(図2中上方へ移動させる)と共に、電動モーター
16aを作動させることにより、木材Bを作業台1に押
しつけながら、木材Bの一端部を位置決め手段C側に搬
送するようになっている。
【0044】前記補助ローラー17は、図1及び図2に
示すように、一端を作業台1の側縁の上面に回動自在に
ピン結合された支持細板17aの他端の上面に、水平平
面内で回動自在に接続されている。そして、支持細板1
7aの中央部には、後端を作業台1の側縁にピン結合さ
れたエアーシリンダー17bのピストン17cの先端が
ピン結合されている。そして、支持細板17aの先端の
補助ローラー17は、前記搬送ローラー16に対応した
位置に配置されている。また、補助ローラー17の外周
面は、前記搬送ローラー16と同様に、多数の凹凸を有
するゴムで覆われている。このような構成のもとに、補
助ローラー17は、搬送ローラー16による木材Bの搬
送を妨げることなく、木材Bを固定定規2側に押圧する
ようになっている。
【0045】次に、本実施例の切断加工装置Aを用いて
木材Bを切断する方法について説明する。まず、木材B
の切断する長さをコントロールパネルFから入力し、位
置決め手段Cを、電動鋸3の切断位置aから木材を切断
する長さの距離まで移動させる。そして、切断すべき木
材Bをベルトコンベアー5の固定定規2に沿わせた状態
で、ベルトコンベアー5上に搬送し、ベルトコンベアー
5を作動させる。そして、木材Bの一端部が、搬送ロー
ラー16の下方にきたところで、搬送ローラー16を回
転させるとともに、搬送ローラー16用のエアーシリン
ダー16cと補助ローラー17用のエアーシリンダー1
7bのピストンを16d、17cそれぞれ前進させ、木
材Bを、作業台1上面と固定定規2側面とに押圧すると
共に、木材Bを固定定規2に沿って位置決め手段C側に
搬送する。この際に、木材Bは補助ローラー17により
固定定規2側に押圧された状態なので、図4に示すよう
に幅の狭い複数の木材B、B、Bを一度に切断加工装置
Aにかけても、各木材B、B、Bがばらばらにならず一
度に切断を行なうことができる。
【0046】次に、搬送ローラー16を回転させた段階
で、位置決め手段Cの移動用ローラー10を回転させ
る。そして、木材Bの端部が移動用ローラー10の位置
まで達した時点で、移動用ローラー10用のエアーシリ
ンダー10bのピストン10gを前進させ、木材Bを固
定定規2側に押圧するとともに、木材Bの一端部を当接
板8に移動する。この際に当接板8は、移動部4の開口
4hの一部を塞ぐように、下降させておく。そして、固
定部12のエアーシリンダー12bにより木材Bの端部
が固定定規2側に押圧されるようになっている。
【0047】次に、木材Bの一端部が当接板8に当接し
た段階で、搬送ローラー16及び移動用ローラー10を
停止する。そして、垂直固定部14、14と水平固定部
13、13、13のエアーシリンダー13b、14bの
ピストン13a、14cを前進させ、木材Bを作業台1
上面と固定定規2側面に押圧して木材Bの位置を固定す
る。そして、固定手段Dのエアーシリンダー13b、1
4b以外のエアーシリンダー10b、12b、16c、
17bのピストン10g、12d、16d、17cを後
退させる。この際に、当接板8を移動させるエアーシリ
ンダー9のピストンは、後退した状態なので、そのまま
にしておく。
【0048】次に、電動鋸3の電動モーター3bを作動
させるとともに、電動鋸3をガイドレール3d、3dに
沿って移動させることで、木材Bを切断する。次に、当
接板8を移動させるエアーシリンダー9、9のピストン
を前進させ当接板8を上方に移動させ、移動部4の開口
4hを開の状態にさせる。そして、移動用ローラー10
を回転させ、切断された木材Bを位置決め手段の後方に
移動させる。
【0049】次に、搬送ローラー16と補助ローラー1
7用のエアーシリンダー16c、17bのピストン16
d、17cを前進させると共に、搬送ローラー16を回
転させ、上記のように、残りの木材Bの切断された端面
が当接板8に当接するまで搬送し、上述のように切断操
作を行なう。
【0050】また、一本の木材Bを複数の芯材に切断す
る際には、それぞれの芯材の長さを異なる長さにするよ
うに、木材を切断するたびに位置決め手段Cの位置を移
動するようにしても良い。また、各操作段階における各
エアーシリンダーの作動及び搬送ローラー16及び補助
ローラー17の作動と停止、電動鋸3の作動と停止は、
木材の端部の位置等を感知する周知のセンサー及び周知
の制御装置により制御されるようになっている。
【0051】以上のように、本実施例の切断加工装置A
によれば、上述のように予め木材Bを切断する長さを決
めておけば、木材Bの端部の位置を決める位置決め手段
Cが自動的に電動鋸3の切断位置aから所定の距離まで
移動すると共に、搬送手段Eの搬送ローラー16により
木材Bがその端部を位置決め手段Cの当接板8に当接す
るまで移動させられ、木材Bを自動的に望む長さに切断
することができる。
【0052】そして、1本の木材Bを複数に切断する際
に、木材Bを切断する度に位置決め手段Cの位置を移動
すれば容易に一本の木材Bを異なる長さに切断すること
ができるので、切断される前の木材Bの長さと必要とさ
れる芯材の種類及びその本数から、一本の木材を無駄な
部分がでないように効率良く切断するように設定するこ
とが容易にできる。
【0053】また、木材Bを搬送ローラー16により移
動させる際に、木材Bが補助ローラー17により固定定
規2側に押圧されているので、幅の狭い木材Bや厚みの
薄い木材Bならば、複数の木材Bを横に並べて搬送手段
により搬送することができ、一度に同じ長さの芯材に切
断することができる。
【0054】そして、切断の終わった芯材は当接板8を
移動することによって、位置決め手段Cの開口4hから
移動用ローラー10により位置決め手段の後方に移動さ
せることができ、引き続き自動で次の切断作業を進める
ことができる。
【0055】なお、本発明の切断加工装置は、本実施例
に限られるものではなく、各部材の形状、寸法等の具体
的構成要件は、実施に当たり適宜変更可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏することができる。 a、予め部材を切断する長さを決めておけば、部材の端
部の位置を決める位置決め手段が自動的に電動鋸の切断
位置から所定の距離まで移動すると共に、搬送手段によ
り部材がその端部を位置決め手段の当接板に当接させる
まで移動させられ、部材を自動的に望む長さに切断する
ことができる。 b、そして、1本の部材を複数に切断する際に、部材を
切断する度に位置決め手段の位置を移動すれば容易に一
本の部材を異なる長さに切断することができるので、切
断される前の部材の長さと必要とされる部材の種類及び
その本数から、一本の部材を無駄な部分がでないように
効率良く切断するように設定することができる。
【0057】c、また、部材を搬送ローラーにより移動
させる際に、部材が固定定規側に押圧されているので、
幅の狭い部材が厚みの薄い部材ならば、複数の部材を横
に並べたまま、搬送手段により搬送することができ、一
度に同じ長さの部材に切断することができる。 d、そして、切断が終わった部材は当接板を移動するこ
とによって、位置決め手段の開口から移動用ローラーに
より位置決め手段の公報に移動させることができ、引き
続き自動で次の切断作業を進めることができる。e、さらに、移動部が門型に形成されていること、並び
に、該移動部に当接板および移動用ローラを取り付け
て、これらが移動部と一体的に移動させるようになって
いることから、部材の切断部分の長さが変化しても該部
材の先端部分を正確に位置決めすることができる。 f、 以上のことから、部材の切断作業を効率良くかつ
精度で自動化することができ、木質パネル等の製造コス
トを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の切断加工装置を示す平面図であ
る。
【図2】上記切断加工装置を示す正面図である。
【図3】上記切断加工装置を示す側面図である。
【図4】上記切断加工装置の搬送手段及び固定手段を示
す要部斜視図である。
【図5】上記切断加工装置の位置決め手段を示す要部斜
視図である。
【図6】上記位置決め手段を示す正面図である。
【図7】上記位置決め手段を示す側面図である。
【図8】上記位置決め手段の裏面を示す要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 切断加工装置 B 木材(部材) C 位置決め手段 D 固定手段 E 移送手段 1 作業台 2 固定定規 4h 開口 8 当接板 10 移動用ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−37904(JP,U) 実開 昭52−141696(JP,U) 実開 昭50−96289(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27B 27/00 - 27/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な部材を切断するための切断加工装
    置であって、矩形板状の作業台と、該作業台の側縁に沿
    って作業台上に設けられた固定定規と、前記作業台上の
    前記部材を切断する電動鋸と、前記作業台の長さ方向に
    沿って移動自在に設けられ、かつ前記電動鋸の切断位置
    に対する前記部材の一端部の位置を決める位置決め手段
    と、前記部材を前記作業台上面及び固定定規側面に押圧
    して固定する固定手段と、前記位置決め手段に前記部材
    の端部が当接するように前記部材を固定定規に押圧した
    状態で搬送する搬送手段とを具備してなり、前記位置決
    め手段は、前記部材を該位置決め手段の後方側に挿通さ
    せる開口を有する門型に形成された移動部と、前記開口
    を開閉するように位置決め手段に対して移動自在に設け
    られ、かつ、前記開口を閉塞した状態で、前記部材の端
    部に当接する当接板と、該当接板に前記搬送手段により
    近接させられた部材を固定定規に押圧した状態で前記当
    接板方向に移動させる移動用ローラーとが備えられ、前
    記当接板と前記移動用ローラとは前記移動部に取り付け
    られていることを特徴とする切断加工装置。
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