JP3184881B2 - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JP3184881B2
JP3184881B2 JP07850792A JP7850792A JP3184881B2 JP 3184881 B2 JP3184881 B2 JP 3184881B2 JP 07850792 A JP07850792 A JP 07850792A JP 7850792 A JP7850792 A JP 7850792A JP 3184881 B2 JP3184881 B2 JP 3184881B2
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智 佐藤
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23D45/00Sawing machines or sawing devices with circular saw blades or with friction saw discs
    • B23D45/02Sawing machines or sawing devices with circular saw blades or with friction saw discs with a circular saw blade or the stock mounted on a carriage
    • B23D45/021Sawing machines or sawing devices with circular saw blades or with friction saw discs with a circular saw blade or the stock mounted on a carriage with the saw blade mounted on a carriage
    • B23D45/024Sawing machines or sawing devices with circular saw blades or with friction saw discs with a circular saw blade or the stock mounted on a carriage with the saw blade mounted on a carriage the saw blade being adjustable according to depth or angle of cut

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  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ住宅等の屋根
で用いられる三角形状のパネルを構成する框材及び芯材
等の角材のような長尺な部材を任意の長さかつ任意の角
度で斜めに切断するための切断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、木質系のプレハブ住宅にあって
は、壁、床、屋根などを、枠体とこの枠体の少なくとも
一面に貼設した面材とで構成された木製パネルによって
施工する手段が実施されている。このような施工方法に
おいては、例えば、切妻屋根の住宅の妻壁部分に三角形
状の屋切りパネルが使用される。この屋切りパネルは、
屋切りパネルの輪郭に合わせて三角形状に組まれる框材
と、框材の内部に縦横に配置された芯材とから枠体が構
成され、この枠体の一面ないし両面に三角形状の面板が
貼設されることにより製造されている。
【0003】この屋切りパネルを製造するには、まず、
上記三角形状に組まれる框材の端面及び傾斜した框材と
接合する芯材の端面を、屋根の傾斜に対応した角度に斜
めに切断する必要があった。従来、上記框材及び芯材の
端面を斜めに切断する際には、切断方向を回動自在にさ
れた電動鋸を用いたり、框材及び芯材の固定角度を自由
に設定できるような作業台を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記屋切り
パネルの形状は、多種の屋根の傾斜に対応して多様なも
のとなる。従って、上記屋切りパネルを構成する框材及
び芯材の長さ及び端面の角度も屋根パネルにより異なる
ものとなる。また、框材からなる三角形状の枠体の内部
に縦横に配設される芯材は、その配設位置により屋根の
傾斜に対応してその長さが異なることになる。そして、
これらの框材及び芯材は、該框材及び芯材の端面の角度
や長さに狂いがあると、屋切りパネルの形状に狂いがで
たり、屋切りパネルの強度の低下を招く恐れがあり、正
確な角度で切断することが要求される。従って、上記框
材及び芯材の切断作業には、熟練した技術を必要とし
た。
【0005】以上のことから、框材及び芯材の切断作業
は、多様な角度や長さで正確に框材や芯材を切断するこ
とが要求され、手間のかかる困難な作業であった。ま
た、このような切断作業の自動化を図った際に、切断す
べき部材に、製造すべき芯材や框材より短いものが混在
していた場合に、短い部材がそのまま製造された芯材や
框材の中に混入されてしまう可能性がある。本発明は上
記事情に鑑みて提案されたものであり、その目的とする
ところは、上記部材を任意の長さ及び角度で切断する作
業の自動化を図ることができ、かつ製造された芯材もし
くは框材の中に、芯材もしくは框材より短い部材が混入
することがない切断装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の切断装置は、角
材等の長尺な部材を任意の長さ及び角度で切断するため
のものであり、上記部材を固定する固定台と、上記部材
を切断する切断部とを具備してなり、上記固定台は、上
記部材を切断する作業台となると共に上記部材を搬送す
るコンベアと、該コンベア上に延出自在に設けられ、該
コンベアに搬送される部材の一端が当接することにより
該部材を切断する長さの基準面となるストッパーと、上
記コンベアの一側縁に沿って設けられ、かつ上記部材の
位置を規制する定規と、上記部材を定規に押圧して固定
する押圧部とを具備してなり、上記押圧部は、ピストン
ロッドを上記定規に向けて、上記定規の長さ方向に沿っ
て配置された複数のシリンダ装置からなり、上記シリン
ダ装置には、そのピストンロッドの先端が上記定規に当
接したことを検知する検知手段が設けられ、上記切断部
は、上記固定台の一側縁側の上方に、上記定規の長さ方
向に沿って配置されたラック台と、該ラック台に、該ラ
ック台の長さ方向に沿って移動自在に配置された移動台
と、移動台の下面に水平な平面内で回動自在かつ切断方
向に沿って移動自在に設けられた電動鋸を具備してなる
ことをを上記課題の解決手段とした。
【0007】また、本発明の切断装置は、上記部材を切
断する長さの値を予め入力された演算手段を有し、該演
算手段は、上記コンベア上で一端を上記ストッパーに当
接させた状体の部材を上記シリンダ装置により上記定規
側に押圧した際に、上記部材の他端側において、上記ピ
ストンロッドの先端が上記定規板に当接したシリンダ装
置の位置から、上記部材の長さを演算し、かつこの演算
された部材の長さと上記部材を切断する長さの値を比較
することを上記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】上記構成によれば、コンベア上に載置された部
材が、コンベアにより搬送され、コンベア上に延出自在
なストッパーによりその一端の位置を決められる。そし
て、上記部材は、押圧部により固定定規に押し付けられ
た状体で固定される。この際に、ストッパーから上記部
材の他端側より遠い位置にある押圧部のシリンダ装置の
検知手段が、ピストンロッドが定規に当接したことを検
知する。そして、上記部材は、その他端が、ピストンロ
ッドが当接したシリンダ装置のうち最もストッパーに近
いシリンダ装置と、このシリンダ装置のストッパー側に
隣接するシリンダ装置の間にあることになる。したがっ
て、部材の長さは、ストッパーから上記シリンダ装置の
間までとなり、部材の長さを推測することができる。
【0009】次に、移動台が、上記ストッパーから任意
の距離に移動すると共に、電動鋸が任意の角度に回転す
る。そして、電動鋸がコンベア上をその切断方向に沿っ
て移動することにより、上記部材が切断される。
【0010】また、予め部材を切断する長さを記憶され
た演算手段において、予め部材を切断する長さと、上述
のように求められた部材の長さを比較することにより、
部材の切断工程に入る前に、部材を切断する長さより、
短い長さの部材を排除することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1が本実施例の切断装置の全体構成を示す
概略図であり、本実施例の切断装置は、図2ないし図6
に示す搬入部1と、主に図7ないし図12に示す固定台
10と、主に図12ないし図16に示す切断部20と、
図17ないし図20に示す切欠形成部30とを主体とし
て構成されている。
【0012】そして、切断装置は、切妻屋根等のプレハ
ブ住宅において、妻壁部分に用いられる三角形状の木製
パネルを製造するに際し、三角枠状に組まれる框材と、
この三角枠状に組まれる框材の内部に縦横に配設される
芯材とを角材等の長尺な部材Aを切断することにより形
成するためのものである。
【0013】また、切断装置は、上記框材及び芯材が屋
根の形状に対応して、その長さ及び端面の角度が異な
り、さらに、芯材は、同形状の木製パネルにおいても、
その配設位置により長さが異なることから、部材Aの長
さ及び端面の角度を任意に決めて切断できるようになっ
ている。
【0014】上記搬入部1は、切断すべき複数の部材A
…を、順次固定台10に搬入させていくものであり、図
2ないし図6に示すように、複数の部材A…を一時的に
保管すると共に、順次固定台10の近傍に搬送するコン
ベア部2と、該コンベア部2上の最も固定台10に近接
した部材Aだけを上方に押し上げるシリンダ部3と、該
シリンダ部3により押し上げられた部材Aを挟持し、か
つ、固定台10上に移動して降ろす搬送腕部4とを主体
として構成されている。
【0015】上記コンベア部2は、固定台10に隣接し
て配置された設置台2a上に、後述する固定台10のベ
ルトコンベア12に対して、直角に配置された3つのベ
ルトコンベア5…からなるものである。上記3つのベル
トコンベア5…は、設置台2aの前後にそれぞれ上記固
定台10のベルトコンベア12と平行に配置された回転
軸5a、5aと、これら回転軸5a、5aに、回転軸5
a、5aと一体に回転自在に取付けられたローラ5b…
と、これらローラ5b…に捲回されたベルト5c…とか
らなるものである。
【0016】すなわち、3つのベルトコンベア5…は、
一体に周回するようになっている。また、一方の回転軸
5aには、歯車5dが回転軸5aと一体に回動自在に取
付けられ、設置台2aの内面側に取付けられた電動モー
タ5eによりチェーン5fを介して駆動されるようにな
っている。
【0017】また、設置台2aの固定台10側端部の上
面には、ベルトコンベア5上面より上に延出するリミッ
トスイッチ5gが設けられており、ベルトコンベア5の
固定台10側端部上面に部材Aがあるかどうかを検知す
るようになっている。また、ベルトコンベア5…の固定
台10側端部の前方には、ベルトコンベア5…に搬送さ
れる部材Aをベルトコンベア5…端部上で止めるストッ
パー5h…が形成されている。該ストッパー5h…は側
面視して逆L字状の板体であり、その先端部がベルトコ
ンベア5…上に突出するように上記固定台10の後述す
るシリンダ設置台14bに各ベルトコンベア5について
2つずつ取付けられている。
【0018】このような構成のもとに、ベルトコンベア
5…上を搬送された部材Aは、ストッパー5h…の先端
部に当接して、その位置で止るようになっている。上記
シリンダ部3は、上記ベルトコンベア5…の左右にそれ
ぞれ1本ずつ立設された6本のエアシリンダ3aからな
るものである。上記エアシリンダ3aは、設置台2aの
前面側に垂直に取付けられている。
【0019】また、エアシリンダ3aのピストンロッド
3bの先端には、円筒状の押圧体3cが取付けられてい
る。これら押圧体3cの径は、各種の切断すべき部材A
…の中で最も幅の狭い部材Aの幅に合わせたものとなっ
ている。また、押圧体3cの位置は、上記ストッパー5
hの先端部の位置に対応したものとなっている。
【0020】上記搬送腕部4は、上記コンベア部2の一
側縁側に立設された支持体部4aと、該支持体部4a側
面に水平に取付けられた2本のガイドレール4b、4b
と、2本のガイドレール4b、4bに摺動自在に嵌合
し、かつ、コンベア部2上に延出するアーム6と、該ア
ーム6を駆動するエアーシリンダ6aと、上記アーム6
aの先端部下面に上下動自在に取付けられた二つのハン
ド部7、7とからなるものである。
【0021】上記アーム6は、その後端部に上記2本の
ガイドレール4b、4bに摺動自在に嵌合する嵌合板部
6bが取付けられている。そして嵌合板部6bの上部
は、上記支持体部4a上面よりも上方に突出しており、
その突出した部分の裏面に、水平に棒状の連結部6cが
取り付けられている。この連結部6cは、上記嵌合板6
bの前方側に延出して形成されている、そして、上記支
持体部4aの上面には、エアシリンダ6aが上記ガイド
レール4b、4bと平行に取り付けられており、このエ
アシリンダ6a、のピストンロッド6dの先端部と上記
連結部6cの先端部が接合されている。
【0022】上記二つのハンド部7、7は、固定台10
のベルトコンベアの進行方向に沿って配置されている。
そして、ハンド部7、7は、上記アーム6を上下摺動自
在に貫通した2本の案内棒7a、7a(図2にだけに図
示)と、アーム6上面の案内棒7a、7aの間に立設さ
れ、かつピストンロッド7cがアーム6を上下摺動自在
に貫通したエアシリンダ7bと、これら2本の案内棒7
a、7a、ピストンロッド7cの先端が接合され、水平
に配置された支持板7dと、該支持板7dの下面に、固
定台10のベルトコンベアの進行方向に対して直角に配
置された2本のガイドレール7e、7e(図3ないし図
6に1本だけ図示)と、該ガイドレール7e、7eに摺
動自在に2枚ずつ取り付けられた2対の断面逆L字状の
フィンガー部7f…と、これら2対のフィンガー部7f
…のそれぞれの一方のフィンガー7部f…の外面側にフ
ィンガー部7f…に対して直角に取り付けられたエアシ
リンダ7g…とから構成されている。
【0023】上記フィンガー部7f…は、その内面がそ
れぞれ固定台10のベルトコンベアの搬送方向と平行か
つ垂直に配置され、かつ2対のフィンガー部7f…は、
上記搬送方向に沿って配置されるようになっている。そ
して、エアシリンダ7g…は、そのピストンロッド7h
…が一方のフィンガー部7f…を貫通して他方のフィン
ガー部7f…の内面に接続されており、エアシリンダ7
g…を伸縮することにより、2枚のフィンガー部7f…
の間隔を変更することができ、フィンガー部7f…同士
の間に部材Aを挟持できるようになっている。
【0024】このような構成のもとに、上記ハンド部
7、7は、アーム6により搬入部1のベルトコンベア5
…の端部と、固定台10のベルトコンベア12との間を
移動自在とされると共に、アーム6に対して上下動自在
とされている。また、上記ハンド部7、7のフィンガー
部7f…は、部材Aを挟持することができるようになっ
ている。
【0025】上記固定台10は、後述する切断部20の
電動鋸29により切断される部材Aを、切断する際に固
定するものである。上記固定台10は、図1ないし図1
6に示すように、切断すべき部材Aの一端に当接して基
準面となるストッパー11と、該ストッパー11に部材
Aの一端が当接するまで部材Aを搬送し、もしくは部材
Aの搬出を行なうベルトコンベア12と、該ベルトコン
ベア12の一側縁側に配置された定規13と、該ベルコ
ンベア12の他側縁側に配置された押圧部14とを主体
として構成されている。
【0026】また、上記ストッパー11は、図10に示
すように、ベルトコンベア12の前端側に隣接して配置
されたストッパー設置台(図示略)と、該設置台上にベ
ルトコンベア12の搬送方向と平行に配置された2本の
ガイドレール11a、11aと、該ガイドレール11
a、11a上に配置され、かつ該ガイドレール11a、
11aに摺動自在に嵌合された移動板11bと、該移動
板11bをガイドレール11a、11aに沿って移動さ
せるエアシリンダ11cと、移動板11b上に、ベルト
コンベア12の搬送方向に対して直角に配置された2本
のガイドレール11d、11dと、該ガイドレール11
d、11d上に配置され、かつ該ガイドレール11d、
11dに摺動自在に嵌合された当接板11eと、移動板
1b上に設置され、かつ当接板11eをガイドレール1
1d、11dに沿って移動させるエアシリンダ11fと
から構成されている。
【0027】上記当接板11eは、その先端が定規13
を回り込んでベルトコンベア12上の部材Aの一端に当
接するように、L字状に形成されている。このような構
成のもとに、上記ストッパー11の当接板11eは、図
8等に示すように、ベルトコンベア12上で部材Aの一
端に先端を当接させた状体から、ガイドレール11a、
11aに沿ってベルトコンベア12の搬送方向に移動
し、さらに、ガイドレール11d、11dに沿ってベル
トコンベア12の一側縁側に移動して、定規13に干渉
せずにベルトコンベア12の一側縁側側方に引き込ま
れ、図11に示すように、部材Aの搬出の邪魔にならな
いようになっている。
【0028】上記ベルトコンベア12は、前後両端部に
設けられたローラ12aと、該ローラ12aに捲回され
たベルト12bと、上記ローラ12aの左右から該ロー
ラ12aを回動自在に支持する支持部12cと、該支持
部12cに取り付けられたローラ駆動部(図示略)と、
上記支持部12cの下端を上下動自在に支持する複数の
エアシリンダ12d…(図7ないし図12及び図16に
図示)とからなるものである。
【0029】このような構成のもとに、上記ベルトコン
ベア12は、上下動自在となっており、切断部20の電
動鋸29がベルトコンベア12上を通過する際に下降し
て、ベルト12bが切断されないようになっている。
【0030】上記押圧部14は、ベルトコンベア12の
他側縁側に一列に多数設置されたエアーシリンダ14a
…と、ベルトコンベア12の他側縁側にベルトコンベア
12に隣接して設置され、かつ上記エアシリンダ12を
支持するシリンダ設置台14bとからなるものである。
【0031】上記エアシリンダ14a…は、ピストンロ
ッド14c…をベルトコンベア12側に向けて、ベルト
コンベア12の搬送方向に対して直角に配置されてい
る。そして、上記ピストンロッド14cは、ベルトコン
ベア12に隣接するシリンダ設置台14bの一側縁から
定規13の側面に当接するまで伸縮するようになってい
る。また、各エアシリンダ14aには、ピストンロッド
14cの先端が定規に当接するまで、前進しているかど
うかを検知するリミットスイッチ(図示略)がそれぞれ
取り付けられている。
【0032】上記定規13は、一列に垂直に配置された
複数の矩形状の定規板13a…から構成されている。そ
して、上記定規板13a…は、ベルトコンベア12の搬
送方向に沿って配置され、各定規板13a…の一側面が
面一に配置されている。また、上記定規板13a…の下
方には、各定規板13a…ごとに、エアシリンダ13b
…(図16にだけ図示)が垂直に立設されている。そし
て、このエアシリンダ13b…のピストンロッド13c
…の前端が、上記定規板13a…の下端に接続されてお
り、エアシリンダ13b…は、各定規板13…を上下動
自在に支持している。
【0033】また、上記定規板13a…は、押圧部14
の各エアシリンダ14aに対応しており、定規板13a
…の幅が、押圧部14のエアシリンダ14a同士の間隔
と略等しく形成されている。そして、押圧部14のエア
シリンダ14aのピストンロッド14cを前進させた状
体で、ピストンロッド14cの先端が、定規板13aの
略中央部に当接するようになっている。
【0034】このような構成のもとに、上記固定台10
は、上記搬入部1によりベルトコンベア12上に載置さ
れた部材Aを、その一端がストッパー11に当接するよ
うに、ベルトコンベア12で搬送するようになってい
る。また、上記定規13は、エアシリンダ13b…のピ
ストンロッド13c…を上方に前進させた状体で、ベル
トコンベア12上面より上方に延出して、ベルトコンベ
ア12上の部材Aの方向を規制するようになっている。
【0035】また、上記押圧部14は、切断すべき部材
Aをその一端がストッパー11に当接するまで搬送した
状体で、各エアーシリンダ14a…を前進させ、エアー
シリンダ14a…に取り付けられたリミットスイッチに
より、定規板13にピストンロッド14c…の先端が当
接したエアシリンダ14a…を検知し、これらエアシリ
ンダ14a…のうち最もストッパー11よりのエアシリ
ンダ14aの位置から部材Aの長さをエアシリンダ14
a…同士の間隔を最小単位として検知するようになって
いる。
【0036】また、上記押圧部14のエアシリンダ14
a…は、ピストンロッド14c…を定規13側に前進さ
せることにより、ベルトコンベア12上の部材Aを定規
13とピストンロッド14a…先端との間に挟持して固
定できるようになっている。また、上記の定規板13a
…を支持するエアシリンダ13b…及び押圧部14のエ
アシリンダ14aは、後述する制御部により、切断時
に、切断位置に対応する部分のものが後退したままの状
体となるようになっている。
【0037】また、上記ベルトコンベア12は、ベルト
コンベア12上の部材Aが定規板13a…とエアシリン
ダ14aにより挟持された状体で、部材Aの切断時に、
ベルトコンベア12を支持するエアシリンダ12d…に
より、下方に移動するようになっている。
【0038】上記切断部20は、上記固定台10一側縁
側の上方に定規13の長さ方向に沿って配置されたラッ
ク台21と、該ラック台21上に定規13の長さ方向に
沿って設置された2本のガイドレール22、22と、2
本のガイドレール22、22の間にガイドレール22、
22に沿って配置されたラック23と、ガイドレール2
2、22に摺動自在に嵌合した移動台24と、上記移動
台24上に設けられ、上記ラック23と噛合するピニオ
ン25a(図16に図示)を有する第1のステッピング
モータ25と、上記移動台24の下面に設置された第2
のステッピングモータ26と、該第2のステッピングモ
ータ26の回転部26aの下面に取り付けられた2本の
ガイドレール27、27と、該ガイドレール27、27
に摺動自在に取り付けられた鋸支持部28と、該鋸支持
部28に取り付けられた電動鋸29とを有するものであ
る。
【0039】上記ラック台21は、図16に示すよう
に、定規13に沿って平行に配置された2本の鋼管から
なるものである。上記移動台24は、ラック台21上か
らベルトコンベア12上方に延出する矩形板状のもの
で、その下面にラック台21のガイドレール22、22
と摺動自在に嵌合する嵌合部24a、24aが取り付け
られている。そして、移動台24は、移動台24上の第
1のステッピングモータ25のピニオン25aと、ラッ
ク23により、制御部の指示に基づく正確な距離でラッ
ク台21上を移動できるようになっている。
【0040】上記第2のステッピングモータ26は、移
動台24のラック台21上から延出した部分の下面に取
り付けられている。そして、第2のステッピングモータ
26の回転部26aの裏面には、取付板27aを介して
2本のガイドレール27、27が、互いに平行かつ水平
に取付けられている。また、取付板27aの一側縁側に
は、エアシリンダ27bが上記ガイドレール27、27
と平行に取り付けられている。
【0041】鋸支持部28は、図12ないし図16に示
すように、3枚の板体28a、28b、28cが互いに
直角かつ一体に接合されて形成され、そのうちの一枚の
板体28aが上記ガイドレール27、27に摺動自在に
嵌合されている。また、他の一枚の板体28bは、板体
28aの一端から下方に垂設された状体で、フランジと
なる板体28cを介して電動鋸29の電動モータ29a
が取り付けられている。また、板体28aの端部はエア
シリンダ27bのピストンロッド27cに接合されてい
る。また、電度鋸29は、電動モータ29aと円盤状の
丸鋸29bとからなるものである。
【0042】このような構成のもとに、上記切断部20
は、電動鋸29を支持した移動台24が、定規13に沿
って移動自在とされている。また、電動鋸29は、第2
のステッピングモータ26により、その切断方向を任意
の角度に正確に回転できるようになっている。そして、
電動鋸29は、エアシリンダ27bにより切断方向に沿
って、固定台20のベルトコンベア12上を移動するよ
うになっている。
【0043】上記切欠形成部30は、固定台10のベル
トコンベア12の前端側に隣接して設けられたベルトコ
ンベア31と、該ベルトコンベア31の一側縁に取り付
けられた固定定規32と、上記ベルトコンベア31の他
側縁側に取り付けられた押圧部33と、上記押圧部33
に隣接して設けられ、ベルトコンベア31上に延出自在
に設けられたストッパー34と、上記ベルトコンベア3
1の一側縁側側方に設けられた溝切り機設置台35と、
該溝切り機設置台35にベルトコンベア31上を、ベル
トコンベア33の固定定規32に対して直角な方向に移
動自在に取り付けられた溝切り機36とからなるもので
ある。
【0044】上記ベルトコンベア31は、固定台10の
ベルトコンベア12と略同じ高さに設置され、かつ、図
1に示すに示すように、固定台10のベルトコンベア1
2と一列になるように配置されている。
【0045】上記固定定規32は、ベルトコンベア31
の搬送方向と平行に、かつ、ベルトコンベア31上に延
出するようにして、ベルトコンベア31に沿って配置さ
れた長尺な板体である。また、固定定規32には、上記
溝切り機36の後述する溝切り刃36aが通過する部分
に切欠部32aが形成されている。
【0046】上記押圧部33は、シリンダ設置台33b
上にピストンロッド33cを固定定規32に向けて設置
された2本のエアシリンダ33a、33aからなるもの
である。上記エアシリンダ33a、33aは、ベルトコ
ンベア31の搬送方向に対して直角に配置されている。
そして、エアシリンダ33a、33aのピストンロッド
33c、33cは、その先端が、シリンダ設置台33b
側縁から固定定規32に当接するまで伸縮するようにな
っている。
【0047】上記ストッパー34は、上記シリンダ設置
台33b上面のエアシリンダ33a、33aよりベルト
コンベア31の搬送方向の後方側に、該搬送方向に対し
て直角な方向に摺動自在に配置されている。そして、上
記シリンダ設置台33b上には、ストッパー34に隣接
して上記エアシリンダ33a、33aと平行にストッパ
ー用エアシリンダ34aが取り付けられている。そし
て、エアシリンダ34aのピストンロッド34bの先端
部は、取付片34cを介して、ストッパー34と接続さ
れている。
【0048】上記溝切り機設置台35は、ベルトコンベ
ア31の後端側にベルトコンベア31に隣接して設置さ
れた支持部35aと、該支持部35aの上端部から、ベ
ルトコンベア31上に延出する延出部35bとからな
り、上記延出部35bの下面には、2本のガイドレール
35c、35cが、ベルトコンベア31の搬送方向に対
して直角かつ水平に取付られている。そして、このガイ
ドレール35c、35cには、電動溝切り機36の電動
モータ36bが、取付部36cを介して摺動自在に嵌合
している。また、支持部35a内部には、ガイドレール
35c、35cと平行にエアシリンダ35dが設置され
ており、このエアシリンダ35dのピストンロッド35
e前端部が、取付部36cと接続されている。
【0049】また、上記電動溝切り機36の溝切り刃3
6aは、その一側面が、ベルトコンベア31上に固定さ
れた部材Aの後端より後方に配置されている。従って、
部材Aの端部に切欠部が形成されるようになっている。
また、上記延出部35bは、その上面にベルトコンベア
31に沿ってベルトコンベア31の前端側に延出する支
持腕部35fが取付けられている。そして、前支持腕部
35fは、その先端部に、エアシリンダ35gが垂設さ
れている。該エアシリンダ35gは、ベルトコンベア3
1上の部材Aをベルトコンベア31に向かって押圧する
ようになっている。
【0050】このような構成のもとに、固定台10のベ
ルトコンベア12上において、切断の終了した部材A
が、固定台10及び切欠形成部30のストッパー11、
34をそれぞれ収納した状体で固定台10のベルトコン
ベア12から切欠形成部30側のベルトコンベア31
へ、これらベルトコンベア12、31により搬送される
ようになっている。そして、部材Aを一旦ストッパー3
4よりもベルトコンベア31の前方側に搬送してから、
ストッパー34をベルトコンベア31上に延出させると
共に、ベルトコンベア31を反転させ、ベルトコンベア
31上の部材Aの後端面をストッパー34に当接させる
ようになっている。
【0051】そして、ストッパー34を再び収納した段
階で、溝切り機36が作動すると共に、前進して部材A
の後端面に切欠部を形成するようになっている。なお、
この部材Aの切欠部は、一方の部材Aの切欠部に他方の
部材Aを接合するためのものである。
【0052】そして、以上の搬入部1及び固定台10及
び切断部20及び切欠形成部30は、図示しない周知の
制御装置からなる制御部(演算手段を含む)により連係
して制御されるようになっている。これら制御部には、
予め、製造すべき三角形状のパネルに用いられる框材も
しくは芯材の長さ及び端面の角度が記憶されており、こ
の記憶に基づいて、製造すべきパネルの種類と数とか
ら、製造すべき框材もしくは芯材の数及び種類が演算さ
れるようになっている。
【0053】そして、制御部から次に製造すべき芯材も
しくは框材の長さ及び端面の角度及び切欠部を形成する
かいなかが指示され、上記固定台10及び切断部20及
び切欠形成部30が制御される。また、搬入部1、固定
台10、切断部20、切欠部30において、部材Aの動
きは、各装置に設置されたリミットスイッチ等のセンサ
ーにより検知されるようになっており、この部材Aの位
置によって、制御部が各装置(エアシリンダ、電動モー
タ、ステッピングモータ等)を制御するようになってい
る。
【0054】次に、本実施例の切断装置について説明す
る。まず、切断すべき部材A(角材等)を搬入部1のコ
ンベア部2上に載置する。この際に、部材Aは、その長
さ方向を固定台10のベルトコンベア12の搬送方向に
合わせて載置する。また、部材A…が複数の場合には、
コンベア部2上に並べて載置する。
【0055】次に、コンベア部2のベルトコンベア5…
を作動させ、各部材Aを、最も固定台10よりの部材A
がストッパー5h…に当接するように搬送する。そし
て、各部材A…は、ベルトコンベア5…により、ストッ
パー5h…に規制された状体で、ストッパー5h…側に
搬送されることにより、各部材A…が、図3に示すよう
に、ベルトコンベア5…上で固定台10のベルトコンベ
ア12の搬送方向と平行になった状体で、互いに隣接し
て配置されることになる。
【0056】この際に、ストッパー5h…に当接した部
材Aがリミットスイッチ5gに接触し、リミットスイッ
チ5gから制御部に信号が送られ、制御部は、コンベア
部2上において、切断すべき部材Aがストッパー5h…
に当接していることを確認する。
【0057】次に、制御部の指示により、シリンダ部3
のエアシリンダ3a…が作動し、図4に示すように、ス
トッパー5h…に当接している最も固定台10よりの部
材Aが上方に押し上げられる。この際にエアシリンダ3
aは、その押圧体3cの径が、切断装置で切断される部
材A…のうち最も幅の狭い部材と対応したものとなって
おり、ストッパー5h…に当接した部材Aだけが押し上
げられるようになっている。
【0058】次に、搬送腕部4のアーム6aが押し上げ
られた部材A上に移動する。そして、ハンド部7、7
が、フィンガー部7f…を開いた状体で下降し、フィン
ガー部7f…の間に部材Aが入る位置まで移動する。そ
して、図5に示すよに、フィンガー部7f…がエアシリ
ンダ7g…により閉じて、フィンガー部7f…同士の間
に部材が挟持され、ハンド部7、7が上昇する。
【0059】次に、図6に示すようにアーム6aが、固
定台10のベルトコンベア12上に移動し、ハンド部
7、7が下降する。そして、フィンガー部7f…を開
き、ハンド部7、7が上昇して、部材Aが、ベルトコン
ベア12上に載置されることになる。次に、ストッパー
11の当接板11eが、ベルトコンベア12上に延出
し、この当接板11eにベルトコンベア12上の部材A
の一端が、当接するように、ベルトコンベア12が部材
Aを搬送する。
【0060】次に、図8に示すように、押圧部14のエ
アシリンダ14aのピストンロッド14cが延出し、部
材Aを定規13に押し付けると共に、この定規13とピ
ストンロッド14c先端との間に部材Aを挟持する。こ
の際に、部材Aの後端より後方側にあって、部材Aに当
接せずに直接定規13側面にピストンロッド14c先端
が当接したエアシリンダ14aにおいては、このエアシ
リンダ14aに設けられたリミットスイッチから制御部
に信号が送られる。
【0061】制御部においては、リミットスイッチがオ
ンになったエアシリンダ14aのうち最も当接板に近い
エアシリンダ14aの位置から部材Aの長さを判断し、
この部材Aの長さと、予め制御部において演算された製
造すべき芯材もしくは框材の長さとを比較する。そし
て、部材Aの長さが、製造すべき芯材もしくは框材の長
さに充たない場合には、エアシリンダ14aのピストン
ロッド14cを後退させると共に、ベルトコンベア12
を反転させ、部材Aを排出させる。
【0062】部材Aの長さが、製造すべき芯材及び框材
の長さより長い場合には、次の工程に進む。図8に示す
よにエアシリンダ12d…に支持されたベルトコンベア
12が下方に移動すると共に上記当接板11eがベルト
コンベア12の側方に引き込み、部材Aは、定規13と
エアシリンダ14aとによる挟持だけで支持された状体
となる。
【0063】そして、ラック台21に移動自在に支持さ
れた移動台24により電動鋸29が、制御部の指示に従
って移動する。まず、電動鋸29は、部材Aの当接板1
1eに当接した方の端部を切断してその端面の角度を決
めるために、当接板11eの近傍に移動する。また、こ
の際に、図9に示すように、切断位置及び切断位置近傍
の定規板13a及びエアシリンダ14aのピストンロッ
ド14cが制御部の指示に従って下方もしくは側方に移
動する。
【0064】そして、定規板13a及びピストンロッド
14c及びベルトコンベア12が、電動鋸29の丸鋸2
9bに干渉する可能性がなくなった段階で、部材aの切
断が開始される。すなわち、図9及び図14もしくは図
13に示すように、第2のステッピングモータ26によ
り、電動鋸29は制御部の指示に従った角度に回転し、
この電動鋸29がベルトコンベア12上を移動し部材A
を切断する。
【0065】次に、移動台24が、最初の切断位置か
ら、切断すべき芯材もしくは框材の長さに合わせて移動
する。そして、図10及び図16に示すように、前述と
同様に切断位置及び切断位置近傍の定規板13a及びピ
ストンロッド14cが引き込み、第2のステッピングモ
ータ26により電動鋸29が切断角度に回転し、部材A
を切断する。
【0066】次に、2つに切断された部材Aのうちの当
接板11e側の部材だけがピストンロッド14cによる
押圧を解除され、ベルトコンベア12により、次工程で
ある切欠形成部30に搬送される。残った部材Aは、そ
の長さを制御部において演算され、かつ、切断すべき芯
材もしくは框材の長さと比較され、切断すべき芯材もし
くは框材の長さに充たない場合に、図12に示すよう
に、ベルトコンベア12が反転し、ベルトコンベア12
の後端側に搬出される。
【0067】もし、残された部材Aの長さが切断すべき
芯材もしくは框材の長さより長い場合には、前述の部材
Aの一端が当接板11eに当接するようにベルトコンベ
ア12により搬送する工程に戻って切断作業が行なわれ
る。
【0068】次に、切欠形成部30に搬出された部材A
は、まず、制御部により、切欠の形成が必要な部材Aか
どうか判断され、切欠が必要ない部材Aの場合には、切
欠形成部30のベルトコンベア31により、該ベルトコ
ンベア31の前方側に搬出される。
【0069】切欠が必要な部材Aは、図17に示すよう
に切欠形成部30のベルトコンベア31により、一旦、
部材Aが完全にストッパー34より前方にいくように搬
送される。そして、ストッパー34をベルトコンベア3
1上に延出させると共に、ベルトコンベア31が反転し
て、図18に示すように、部材Aの後端がストッパー3
4に当接する。
【0070】次に、エアシリンダ33a、33aのピス
トンロッド33c、33cにより部材aが固定定規32
に押圧されると共に、エアシリンダ35gにより部材A
がベルトコンベア31に押圧されて固定される。そし
て、ストッパー34がベルトコンベア31の側方側に引
き込まれる。
【0071】次に、溝切り機36が前進して部材Aの後
端に、切欠を形成する。そして、エアシリンダ33a、
35gの押圧が解除され、切欠を形成された部材Aは、
ベルトコンベア31の前端側に搬出される。
【0072】以上説明したように、本実施例の切断装置
によれば、部材Aの搬入から部材Aの切断及び切欠の形
成まで自動的にできると共に、部材Aを任意の長さ及び
任意の角度で切断できる。
【0073】また、部材Aを切断する際に、部材Aを定
規13とピストンロッド14aとにより挟持させ、ベル
トコンベア12を下方に下げると共に、ベルトコンベア
12上で電動鋸29の丸鋸29bが通過する切断位置及
び切断位置近傍の定規板13a及びピストンロッド14
cを引き込んだ状体としているので、部材Aを切断する
丸鋸29bに、ベルトコンベア12及び定規板13a及
びピストンロッド14cが干渉することがない。
【0074】従って、予め、切断位置において、定規1
3に切欠を設けたり、押圧用のピストンロッド14cを
切断位置を避けて配置したり、切断位置においてベルト
コンベア12を分割した構成として丸鋸29bの通過位
置に隙間を設けた場合のように、切断位置が定規13の
切欠、ピストンロッド14cの位置、ベルトコンベア1
2同士の間隔に規制されることがなく、自由な位置で切
断できる。
【0075】そして、搬入部1においては、部材Aを固
定台10側に搬送するベルトコンベア5…側の端部に部
材Aを押し上げるエアシリンダ部3を設け、押し上げら
れた部材Aを挟持して搬送する搬送腕部4を設けたこと
により、一本ずつ部材Aを固定台10側に搬送すること
が可能である。
【0076】また、固定台10において、一列に並んだ
複数のエアシリンダ14a…と、これらのエアシリンダ
14a…のピストンロッド14c…が定規13に当接す
るまで延出したかどうかを検知するリミットスイッチに
より、固定台10上の部材Aの長さを隣接するエアシリ
ンダ14aの間隔を単位とする長さで測定することがで
きる。
【0077】また、部材Aは、固定台10に固定される
際に、その長さを一旦計測された後に、制御部により予
め演算された製造すべき芯材及び框材の長さと比較して
から、切断作業が開始されるので、短い部材Aが搬入さ
れることにより、この短い部材Aが切断されない状体
で、芯材もしくは框材として搬出されることがなく、作
業効率を高めると共に、三角形状のパネルを組み立てる
際に、短い部材が紛れ込むことにより、芯材もしくは框
材が不足するようなことがない。
【0078】また、上記切断装置には、部材Aの端面に
切欠を形成する切欠形成部30が設けられているので、
部材Aの切断と連続して、部材Aに切欠を形成すること
ができ、上記切断装置から搬出された部材Aを、そのま
ま、組み立てることにより三角状のパネルの枠体を製造
することができる。なお、本発明の切断装置は、上記実
施例に限られるものではなく、各部材の形状、寸法、材
質等の具体的構成要件は、実施に当たり適宜変更可能で
ある。
【0079】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の切
断装置によれば、屋切りパネルの框材や芯材等のような
部材を製造するに際し部材を任意の長さで切断すると共
に、部材の端面を任意の角度で切断する作業の自動化を
図ることができると共に、切断すべき部材の長さを、部
材を切断する前に計測することができる。また、演算手
段により、製造すべき芯材もしくは框材の長さと、計測
された切断すべき部材の長さとを比較することにより、
部材を切断する前に、製造すべき芯材もしくは框材の長
さより短い部材を排除することが可能となり、製造され
た芯材もしくは框材の中にこれら芯材もしくは框材より
短い部材が混入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の切断装置の全体の概略を示す平面
図である。
【図2】上記切断装置の搬入部を示す要部斜視図であ
る。
【図3】上記搬入部を説明するための切断装置の側面図
である。
【図4】上記搬入部を説明するための切断装置の側面図
である。
【図5】上記搬入部を説明するための切断装置の側面図
である。
【図6】上記搬入部を説明するための切断装置の側面図
である。
【図7】上記切断装置の固定台及び切断部を示す要部斜
視図である。
【図8】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図9】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図10】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図11】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図12】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図13】上記固定台及び切断部を示す正面図である。
【図14】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図15】上記固定台及び切断部を示す要部斜視図であ
る。
【図16】上記固定台及び切断部を示す断面図である。
【図17】上記切断装置の切欠形成部を示す要部斜視図
である。
【図18】上記切欠形成部を示す要部斜視図である。
【図19】上記切欠形成部を示す要部斜視図である。
【図20】上記切欠形成部を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
A 部材 10 固定台 11 ストッパー 12 ベルトコンベア(コンベア) 13 定規 13a 定規板 14 押圧部 14a 押圧部のエアシリンダ(シリンダ装置) 14c 押圧部のエアシリンダのピストンロッド 20 切断部 21 ラック台 24 移動台 29 電動鋸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−180301(JP,A) 特開 昭49−34697(JP,A) 実開 昭57−57902(JP,U) 実開 平3−103701(JP,U) 実開 昭53−110576(JP,U) 実開 昭56−121519(JP,U) 実開 昭56−160801(JP,U) 特公 昭49−35312(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27B 5/18 - 5/20 B27B 25/04 B27B 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角材等の長尺な部材を任意の長さ及び角
    度で切断するための切断装置であって、 上記部材を固定する固定台と、上記部材を切断する切断
    部とを具備してなり、 上記固定台は、上記部材を切断する作業台となると共に
    上記部材を搬送するコンベアと、該コンベア上に延出自
    在に設けられ、該コンベアに搬送される部材の一端が当
    接することにより該部材を切断する長さの基準面となる
    ストッパーと、上記コンベアの一側縁に沿って設けら
    れ、かつ上記部材の位置を規制する定規と、上記部材を
    定規に押圧して固定する押圧部とを具備してなり、 上記押圧部は、ピストンロッドを上記定規に向けて、上
    記定規の長さ方向に沿って配置された複数のシリンダ装
    置からなり、上記シリンダ装置には、そのピストンロッ
    ドの先端が上記定規に当接したことを検知する検知手段
    が設けられ、 上記切断部は、上記固定台の一側縁側の上方に、上記定
    規の長さ方向に沿って配置されたラック台と、該ラック
    台に、該ラック台の長さ方向に沿って移動自在に配置さ
    れた移動台と、移動台の下面に水平な平面内で回動自在
    かつ切断方向に沿って移動自在に設けられた電動鋸を具
    備してなることを特徴とする切断装置。
  2. 【請求項2】上記部材を切断する長さの値を予め入力さ
    れた演算手段を有し、該演算手段は、上記コンベア上で
    一端を上記ストッパーに当接させた状体の部材を上記シ
    リンダ装置により上記定規側に押圧した際に、上記部材
    の他端側において、上記ピストンロッドの先端が上記定
    規板に当接したシリンダ装置の位置から、上記部材の長
    さを演算し、かつこの演算された部材の長さと上記部材
    を切断する長さの値を比較することを特徴とする請求項
    1記載の切断装置。
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