JP2517742Y2 - 長尺木材の自動搬送装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は長尺木材の自動搬送装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、耳取り装置（特公平1─47281号公
報参照）等には、長尺木材をその長手方向に搬送するた
めに、その下面に当接して回転駆動する複数の搬送ロー
ラと、搬送中に前記長尺木材が搬送路から位置ずれしな
いように、その上面および側面に当接する押えローラと
をそれぞれ並設してなる自動搬送装置を備えている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
動搬送装置では、長尺木材の断面が縦あるいは横寸法で
異なる場合、予め作業者がその値を入力することによ
り、各押えローラの位置を調整しておく必要がある。こ
の場合、入力ミスあるいは入力忘れ等の人為的なミスが
発生する恐れがある。また、前述のようにして、押えロ
ーラの位置を調整しても、材料に反り等があれば、搬送
できない場合があった。本考案は前記問題点に鑑み、長
尺木材の断面に合わせて自動的に押えローラを移動させ
て搬送路を形成することのできる長尺木材の自動搬送装
置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、基台と、該基台上に並設され、回転駆動して
長尺木材をその長手方向に搬送する搬送ローラと、該搬
送ローラによって搬送される長尺木材の搬入を検出する
搬入検出手段と、昇降移動台と、該昇降移動台に取り付
けられ、搬送路に突出して長尺木材の先端部に当接する
上面用検出片と、該上面用検出片に長尺木材が当接して
回動している状態を検出する高さ寸法検出手段と、前記
上面用検出片の下流で、前記昇降移動台に回転自在に並
設され、前記長尺木材の上面に当接する上面押えローラ
と、該上面押えローラが長尺木材の上面に当接して搬送
路を形成している状態を検出する上面位置検出手段と、
前記基台に回転自在に並設され、前記長尺木材の一方の
側面に当接するガイドローラと、水平移動台と、該水平
移動台に取り付けられ、搬送路に突出して長尺木材の先
端部に当接する側面用検出片と、該側面用検出片に長尺
木材が当接して回動している状態を検出する幅寸法検出
手段と、前記側面用検出片の下流で、前記水平移動台に
回転自在に並設され、前記ガイドローラとは反対側から
長尺木材の側面に当接する側面押えローラと、前記ガイ
ドローラおよび前記側面押えローラが長尺木材の両側面
に当接して搬送路を形成している状態を検出する側面位
置検出手段と、前記高さ寸法検出手段、上面位置検出手
段、幅寸法検出手段および側面位置検出手段からの検出
信号に基づいて、前記各押えローラおよびガイドローラ
が常に長尺木材の上面および側面に当接するように、昇
降移動台および水平移動台を位置決めして前記長尺木材
を搬送する制御手段とから構成したものである。

【０００５】

【作用】前記構成によれば、搬送ローラが回転駆動して
高さ寸法あるいは幅寸法の大きい長尺木材が搬送される
と、その先端部に上面用検出片あるいは側面用検出片が
当接する。高さ寸法検出手段あるいは幅寸法検出手段は
この当接状態を検出して制御手段に検出信号を発する。
制御手段は昇降移動台あるいは水平移動台に動作信号を
発して移動させ、前記検出片を長尺木材の搬送路から退
避させる。その後、搬入検出手段が長尺木材の搬入を検
出すれば、制御手段は搬送ローラを停止するとともに、
昇降移動台あるいは水平移動台を移動させる。そして、
上面位置検出手段および側面位置検出手段によって各押
えローラおよびガイドローラが長尺木材の上面および側
面に当接したことが検出されれば、昇降移動台あるいは
水平移動台を停止させて搬送路を形成する。また、高さ
寸法あるいは幅寸法の小さい長尺木材が搬送されると、
上面位置検出手段あるいは側面位置検出手段が、各押え
ローラ，ガイドローラのいずれかが長尺木材に当接して
いないことを検出して制御手段に検出信号を発する。ま
た、搬入検出手段が長尺木材の搬入を検出して制御手段
に検出信号を発する。制御手段は搬送ローラを停止する
とともに、昇降移動台あるいは水平移動台を移動させる
ことにより、前記同様、各押えローラおよびガイドロー
ラを長尺木材の上面および側面に当接させて搬送路を形
成する。さらに、同一断面形状の長尺木材が搬送される
と、上面位置検出手段および側面位置検出手段は、各押
えローラおよびガイドローラが長尺木材に当接している
ことを検出して制御手段に検出信号を発する。この場
合、制御手段は各移動台をそのままにして長尺木材の搬
送を続ける。

【０００６】

【実施例】次に、本考案の一実施例を添付図面に従って
説明する。図１は長尺木材の自動搬送装置を示し、基台
１上には昇降移動台２および水平移動台３がそれぞれ設
けられ、これらは図２に示す制御装置４からの制御信号
に基づいて移動するようになっている。

【０００７】前記基台１の一側部には第１支持台１１が
突設されている。この第１支持台１１の内方側面には搬
送ローラ１２が並設されている。各搬送ローラ１２は搬
送ローラ駆動用ギヤードモータ１２ａの駆動により回転
して長尺木材Ｗをその長手方向（矢印Ａ方向）に搬送す
るようになっている。前記第１支持台１１の長尺木材搬
入側端面には、幅方向（矢印Ｂ，Ｂ′方向）にレール１
１ａが設けられ、このレール１１ａに上面に第１側面位
置検出ローラ１４を回転自在に設けた取付台１３が摺動
自在に設けられ、かつ、取付台１３は図示しない付勢手
段で搬送路に向かって突出している。

【０００８】また、前記第１支持台１１の上面と、側方
から延設されたＬ字板１５の先端上面とにはガイドロー
ラ１６が回転自在に同一直線上に並設されている。な
お、前記各ガイドローラ１６は長尺木材Ｗの側面中央部
に当接するようになっている。一方、前記第１側面位置
検出ローラ１４は前記ガイドローラ１６よりもさらに内
方に突出して、長尺木材Ｗによって押し込まれ、前記ガ
イドローラ１６と同一直線上になれば、第１側面位置検
出スイッチ１７（図２参照）をオンするようになってい
る。さらに、前記第１支持台１１の上面には搬入検出セ
ンサ１８が設けられ、長尺木材Ｗが搬送路内に搬入され
たかどうかを検出するようになっている。

【０００９】前記昇降移動台２は前記第１支持台１１の
上面に設けられ、昇降移動台駆動用ギヤードモータ２１
（図２参照）により図示しないガイドポスト等に沿って
昇降するようになっている。この昇降移動台２の先端部
（長尺木材Ｗの搬入側）には取付アーム２２を介して上
面用検出片２３が設けられている。取付アーム２２は、
前記昇降移動台２に固定された固定片２４と、この固定
片２４に回動自在に連結された回動片２５とからなる。
回動片２５はスプリング２５ａにより図１中支軸２５ｂ
を中心として反時計回り方向に付勢されており、その先
端部には高さ寸法検出スイッチ２６が設けられている。
なお、前記スプリング２５ａは、上面用検出片２３等に
予期しない力が加わった場合（例えば、長尺木材に修正
困難な反りが発生している場合等）に、前記回動片２５
を回動しやすくするために設けられたものである。

【００１０】前記上面用検出片２３は略く字形の平板か
らなり（屈曲して搬送路に突出可能な形状であればよ
い）、後端側が前記回動片２５に支軸２３ａを中心とし
て微小角度の範囲内で回動自在に支持され、スプリング
２３ｂにより図１中反時計回り方向に付勢されている。
また、前記上面用検出片２３の先端側は長尺木材Ｗの搬
送路に対して下流側に傾斜し、屈曲部分にはスイッチ押
圧部２７が設けられている。そして、前記上面用検出片
２３の先端側縁部に長尺木材Ｗが当接すれば、この上面
用検出片２３は支軸２３ａを中心として時計回り方向に
回動し、前記高さ寸法検出スイッチ２６をオン状態とす
るようになっている。

【００１１】また、前記昇降移動台２の下面には所定間
隔で取付メタル２８が固定されている。この取付メタル
２８は内方（搬送路側）に延設され、その先端に一体化
した支軸２９ａを中心としてアーム部材２９が回動自在
に設けられている。このアーム部材２９の先端には上面
押えローラ３０が回転自在に取り付けられ、アーム部材
２９の中間部分にはロッド３１の一端部が連結されてい
る。ロッド３１にはスプリング３２が外装され、他端部
は前記昇降移動台２の上面から内方（搬送路側）に延在
する固定板３３に摺動自在に挿通されている。これによ
り、前記アーム部材２９は支軸２９ａを中心として図１
中反時計回り方向に付勢され、前記上面押えローラ３０
を長尺木材Ｗの上面に圧着，転動させるようになってい
る。また、前記昇降移動台２の長尺木材搬入側下面（矢
印Ｂ方向側）には、前記位置のアーム部材２９の支軸２
９ａに一体化したスイッチ押圧部３４によりオン，オフ
する上面位置検出スイッチ３５（図４参照）が設けられ
ている。

【００１２】前記水平移動台３は、基台１の上面に前記
長尺木材Ｗの搬送方向に対して直角に設けたレール４１
上を水平移動台駆動用ギヤードモータ４２（図２参照）
の駆動により摺動自在となっている。水平移動台３の側
縁部には前記第１支持台１１に対向する第２支持台４３
が立設されている。この第２支持台４３の上面には下流
側に向かって所定間隔で取付板４４が設けられている。
そして、各取付板４４は内方に延設され、その先端には
前記ガイドローラ１６と同じ高さに側面押えローラ４５
が回転自在に取り付けられている。

【００１３】また、前記第２支持台４３の長尺木材搬入
側端面には内方に突出する保持板４６が設けられてい
る。この保持板４６には矢印Ｂ，Ｂ′方向に延びるレー
ル４６ａが突設され、取付台４７が図示しないスプリン
グ等で内方（搬送路側）に付勢されて摺動自在に取り付
けられており、この取付台４７の上面には第２側面位置
検出ローラ４８が回転自在に設けられている。この第２
側面位置検出ローラ４８は、搬入される長尺木材Ｗによ
って押し込まれ、前記側面押えローラ４５と同一直線上
になれば、第２側面位置検出スイッチ４９（図２参照）
をオンするようになっている。

【００１４】前記水平移動台３の側部（長尺木材Ｗの搬
入側）には、取付アーム５０を介して側面用検出片５１
が設けられている。前記取付アーム５０は前述の昇降移
動台２に設けた取付アーム２２と同様な構造で、固定片
５２と回動片５３からなり、回動片５３は、固定片５２
に支軸５３ａを中心として回動自在に取り付けられ、前
記スプリング２５ａと同様の働きをするスプリング５３
ｂにより反時計回り方向に付勢されている。また、前記
側面用検出片５１は前記上面用検出片２３と同様な構造
で、前記回動片５３に支軸５１ａを中心として回動自在
に取り付けられ、スプリング５１ｂにより時計回り方向
に付勢されている。この側面用検出片５１の先端側は搬
送路側に突出して下流側に傾斜している。そして、長尺
木材Ｗの先端面側縁部が当接すれば、この側面用検出片
５１が反時計回り方向に回動し、前記取付アーム５０の
先端に設けた幅寸法検出スイッチ５４をオン状態とする
ようになっている。

【００１５】前記制御装置４には、図２に示すように、
各種スイッチ１７，２６，３５，４９，５４および搬入
検出センサ１８から検出信号が入力され、各移動台２，
３および搬送ローラ１２のギヤードモータ２１，４２お
よび１２ａにそれぞれ制御信号を発するようになってい
る。

【００１６】前記各構成部材からなる長尺木材の自動搬
送装置では、図３のフローチャートにしたがって長尺木
材Ｗの搬送路を形成し、長尺木材Ｗを下流側の工程へと
搬送する。ステップＳ１では、搬送ローラ駆動用ギヤー
ドモータ１２ａを駆動して搬送ローラ１２を回転させる
ことにより長尺木材Ｗを搬送する。

【００１７】ステップＳ２では、高さ寸法検出スイッチ
２６がオン状態であるかどうか、すなわち、図４に示す
ように、上面用検出片２３の先端縁部に長尺木材Ｗの先
端上縁部が当接して、前記上面用検出片２３がスプリン
グ２３ｂの付勢力に抗して支軸２３ａを中心に時計回り
方向に回動したかどうかを判断する。前記高さ寸法検出
スイッチ２６がオン状態を維持する場合、すなわち高さ
寸法の大きい長尺木材Ｗが搬送された場合には、ステッ
プＳ３で昇降移動台駆動用ギヤードモータ２１を駆動し
て昇降移動台２を上昇させる。

【００１８】そして、前記上面用検出片２３が長尺木材
Ｗの搬送路から退避してオフ状態となれば（図５参
照）、ステップＳ４で前記ギヤードモータ２１をさらに
所定時間だけ駆動させた後、停止させる。これにより、
図６に示すように、前記上面用検出片２３と長尺木材Ｗ
の上面との間に所定の間隙Ｈ₁が形成されるまで昇降移
動台２が上昇し、これに伴って上面押えローラ３０も上
昇するので、たとえこの長尺木材Ｗにそり等が発生して
いても両者が干渉することはない。また、前記高さ寸法
検出スイッチ２６がオフ状態の場合、すなわち高さ寸法
が同じあるいは小さい長尺木材Ｗが搬送された場合に
は、ステップＳ２からステップＳ４に移行する。

【００１９】ステップＳ５〜Ｓ７では、前記ステップＳ
２〜Ｓ４で説明した昇降移動台２の場合と同様に、水平
移動台３の移動制御を行なう。すなわち、ステップＳ５
で幅寸法検出スイッチ５４がオン状態であるかどうかを
判断し、オン状態の場合（幅寸法の大きい長尺木材Ｗが
搬送された場合）にはステップＳ６で水平移動台駆動用
ギヤードモータ４２を駆動して、水平移動台３を矢印
Ｂ′方向に移動させ、オフ状態となれば、ステップＳ７
で前記ギヤードモータ４２をさらに所定時間だけ駆動さ
せた後、停止させる。これにより、前記上面用検出片２
３と同様、側面用検出片５１と長尺木材Ｗとの間にも所
定の間隙Ｈ₁が形成される。また、前記幅寸法検出スイ
ッチ５４が当初からオフ状態の場合（幅寸法が同じある
いは小さい長尺木材Ｗが搬送された場合）には、ステッ
プＳ５からステップＳ７に移行する。

【００２０】ステップＳ８では、搬入検出センサ１８が
オン状態となったかどうかを判断し、長尺木材Ｗが所定
の位置まで搬入されれば、ステップＳ９で搬送ローラ駆
動用ギヤードモータ１２ａを停止する。そして、ステッ
プＳ１０で、上面位置検出スイッチ３５がオン状態にな
っているかどうか、すなわち高さ寸法が前回と同一の長
尺木材Ｗが搬送されたかどうかを判断する。

【００２１】高さ寸法の小さい長尺木材Ｗが搬送され、
上面位置検出スイッチ３５がオフ状態を維持する場合に
は、ステップＳ１１に移行して昇降移動台駆動用ギヤー
ドモータ２１を駆動する。これにより、昇降移動台２が
降下して搬入側の上面押えローラ３０が長尺木材Ｗに当
接して押し込まれる。そして、この搬入側の上面押えロ
ーラ３０が図７に示す状態からスイッチ押圧部３４を回
動させて他の上面押えローラ３０と面一になれば、図８
に示すように前記スイッチ３５がオン状態となるので、
ステップＳ１０からステップＳ１２に移行して前記ギヤ
ードモータ２１が停止する。

【００２２】この状態では、上面用検出片２３と長尺木
材Ｗとの間には所定寸法Ｈ₂の間隙が形成されるように
なっている。このため、上面用検出片２３が長尺木材Ｗ
の搬送を妨げることがない。また、高さ寸法の同じ長尺
木材Ｗが搬送される場合、上面位置検出スイッチ３５が
オン状態となるので、昇降移動台２を移動させることな
くステップＳ１０からステップＳ１２に移行する。

【００２３】ステップＳ１３〜Ｓ１５では、前記昇降移
動台２の移動制御（ステップＳ１０〜Ｓ１２）と同様
に、水平移動台３の移動制御を行なう。すなわち、ステ
ップＳ１３でスイッチ１７，４９がオン状態となってい
るかどうかを判断する。オン状態の場合（幅寸法の小さ
い長尺木材Ｗが搬送されている場合）には、ステップＳ
１４で水平移動台駆動用ギヤードモータ４２を駆動して
水平移動台３を矢印Ｂ方向に移動させる。そして、オフ
状態となれば、ステップＳ１５で前記ギヤードモータ４
２を停止する。

【００２４】これにより、前記上面用検出片２３と同
様、側面用検出片５１と長尺木材Ｗとの間にも所定寸法
Ｈ₂の間隙が形成され、側面用検出片５１が長尺木材Ｗ
の搬送を妨げることがない。また、前記スイッチ１７，
４９が当初からオフ状態を維持する場合（前回と同一幅
寸法の長尺木材Ｗが搬送されている場合）には、水平移
動台３を移動させることなくステップＳ１３からステッ
プＳ１５に移行する。

【００２５】その後、ステップＳ１６で搬送ローラ駆動
用ギヤードモータ１２ａを駆動して搬送ローラ１２を回
転させることにより、長尺木材Ｗを下流側へと搬送し
て、例えば耳取り加工を行なう。

【００２６】このように、前記長尺木材Ｗは上下面およ
び左右面を各ローラ１２，１４，１６，３０，４５，４
８で挾圧されて位置決めされるので、前記搬送ローラ１
２によって下流側へと搬送すれば、後の工程での加工を
スムーズに行なうことができる。

【００２７】

【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る長尺木材の自動搬送装置によれば、長尺木材の断
面の大きさに拘わらず、移動台を移動させることによ
り、各押えローラを長尺木材の上面および側面に当接さ
せて搬送路を形成できるようにしたので、長尺木材を確
実に搬送することができ、その後の加工をスムーズに行
なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施例に係る長尺木材搬送装置を示す部分
斜視図である。

【図２】 図１に示す制御装置のブロック図である。

【図３】 図２の制御装置の制御方法を示すフローチャ
ートである。

【図４】 図１に示す上面用検出片の作動状態を示す側
面図である。

【図５】 図１に示す上面用検出片の作動状態を示す側
面図である。

【図６】 図１に示す上面用検出片の作動状態を示す側
面図である。

【図７】 図１に示す押えローラの作動状態を示す側面
図である。

【図８】 図１に示す押えローラの作動状態を示す側面
図である。

【符号の説明】

２…昇降移動台、３…水平移動台、４…制御装置、１２
…搬送ローラ、１７，４９…第１，第２側面位置検出ス
イッチ（側面位置検出手段）、１８…搬入検出センサ
（搬入検出手段）、２３…上面用検出片、２６…高さ寸
法検出スイッチ（高さ寸法検出手段）、３０…上面押え
ローラ、３５…上面位置検出スイッチ（上面位置検出手
段）、４５…側面押えローラ、５１…側面用検出片、５
４…幅寸法検出スイッチ（幅寸法検出手段）。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基台と、該基台上に並設され、回転駆動
   して長尺木材をその長手方向に搬送する搬送ローラと、
   該搬送ローラによって搬送される長尺木材の搬入を検出
   する搬入検出手段と、昇降移動台と、該昇降移動台に取
   り付けられ、搬送路に突出して長尺木材の先端部に当接
   する上面用検出片と、該上面用検出片に長尺木材が当接
   して回動している状態を検出する高さ寸法検出手段と、
   前記上面用検出片の下流で、前記昇降移動台に回転自在
   に並設され、前記長尺木材の上面に当接する上面押えロ
   ーラと、該上面押えローラが長尺木材の上面に当接して
   搬送路を形成している状態を検出する上面位置検出手段
   と、前記基台に回転自在に並設され、前記長尺木材の一
   方の側面に当接するガイドローラと、水平移動台と、該
   水平移動台に取り付けられ、搬送路に突出して長尺木材
   の先端部に当接する側面用検出片と、該側面用検出片に
   長尺木材が当接して回動している状態を検出する幅寸法
   検出手段と、前記側面用検出片の下流で、前記水平移動
   台に回転自在に並設され、前記ガイドローラとは反対側
   から長尺木材の側面に当接する側面押えローラと、前記
   ガイドローラおよび前記側面押えローラが長尺木材の両
   側面に当接して搬送路を形成している状態を検出する側
   面位置検出手段と、前記高さ寸法検出手段、上面位置検
   出手段、幅寸法検出手段および側面位置検出手段からの
   検出信号に基づいて、前記各押えローラおよびガイドロ
   ーラが常に長尺木材の上面および側面に当接するよう
   に、昇降移動台および水平移動台を位置決めして前記長
   尺木材を搬送する制御手段とから構成したことを特徴と
   する長尺木材の自動搬送装置。