JPH059725U - 板材ローダ - Google Patents

板材ローダ

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Publication number
JPH059725U
JPH059725U JP6550091U JP6550091U JPH059725U JP H059725 U JPH059725 U JP H059725U JP 6550091 U JP6550091 U JP 6550091U JP 6550091 U JP6550091 U JP 6550091U JP H059725 U JPH059725 U JP H059725U
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JP
Japan
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plate material
plate
loader
positioning
suction
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Pending
Application number
JP6550091U
Other languages
English (en)
Inventor
孝志 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH059725U publication Critical patent/JPH059725U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材の載置位置にばらつきが生じていても、
板材の一定箇所を吸着し、板材加工機の最適箇所に搬入
が行えるようにする。 【構成】 架設レール4に沿って走行する走行台10
に、走行方向と直交する方向に進退駆動される可動台1
2を設ける。この可動台12に、昇降機構13を介して
昇降枠14を設け、昇降枠14に複数の搬送用および位
置決め用の吸着パッド20,20aを設ける。また、昇
降枠14に、板材Wの隣合う2辺の存否を各々検出する
複数の板材検出器23,24を設け、これら2辺に合わ
せて吸着パッド20,20aによる吸着を行うようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パンチプレスや、ライトアングルシャー、レーザ加工機等の板材 加工機に板材を供給する板材ローダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パンチプレス等の板材加工機では、架設レールに沿って走行する吸着搬 送式の板材ローダを用い、板材加工機のワークテーブルへの搬入と位置決めとを 行っている。
【0003】 この場合に、図4に示すように、供給する板材Wは所定位置の材料台車51上 に基準部材52,53に揃えて積載しておき、これを板材ローダにより一枚ずつ 吸着して搬送する。
【0004】 板材加工機のワークテーブル上では、図5に矢印Qで示すように、板材ローダ 54の一部の吸着パッド55をシリンダ装置(図示せず)等で斜めに移動させる ことにより、エンドロケータ56とワークホルダ57とに板材Wの2辺を当接さ せる。これにより、板材Wのワークホルダに対する位置決めが行われる。ワーク ホルダ57は、板材Wを把持してワークテーブル上で板材Wを縦横に移動させる ものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図4のように材料台車51上に板材Wを積載する場合に、基準部材5 2,53に板材Wを整然と揃えて載置することは難しく、板材Wの積載位置にば らつきが生じることがある。 このように積載位置にばらつきが生じると、ローダの吸着パッドに対する吸着 位置がばらつくことになり、そのため板材加工機によるワークテーブルに対する 板材搬入位置に誤差が生じる。
【0006】 板材加工機では、前記のように吸着パッド55を斜めに移動させて位置決めす るため、若干の搬入位置のばらつきは修正できるが、搬入位置の誤差が大きいと 、位置決めに長い時間を要したり、位置決め不能になったりすることがある。 すなわち、板材Wの搬入位置は、エンドロケータ56やワークホルダ57に対 してできるだけ近く、かつ適度に離れた位置とする必要があり、離れすぎると位 置決めに時間がかかる。また、近すぎると、吸着パッド55の斜め移動によって も、エンドロケータ56とワークホルダ57とのいずれか一方に板材Wが先に当 たってしまい、それ以上に板材Wが動かなくなって位置決め不能になる場合があ る。
【0007】 この考案の目的は、板材の載置位置にばらつきが生じていても、板材の一定箇 所を吸着し、板材加工機等の最適箇所に搬入が行える板材ローダを提供すること である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の板材ローダは、架設レールに沿って走行する走行台に、走行方向と 直交する方向に進退駆動される可動台を設け、かつこの可動台に、板材の隣合う 2辺の存否を各々検出する複数の板材検出器を設けたものである。可動台は、板 材を吸着する複数の下向きの吸着パッドを設けたものである。
【0009】
【作用】
この構成によると、板材の載置位置の上方において、走行台および可動台を若 干移動させ、板材検出器により板材の位置決め基準となる2辺を探す。これら2 辺は、1辺ずつ順次探しても、同時に探しても良い。板材の2辺が検出されると 、これら走行台および可動台を停止させ、可動台の吸着パッドにより板材を吸着 する。このように、板材の基準となる2辺に合わせて吸着パッドによる板材の吸 着を行うため、板材の載置位置にばらつきがあっても、常に板材の一定位置が吸 着される。そのため、板材の搬入を適正位置に行える。
【0010】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。板材加工機1と、 板材供給位置Aの材料台車2の上方間にわたって、板材ローダ3のレール4が架 設してある。材料台車2は、積載される板材Wの2辺を各々揃える2個の基準部 材29,30を有している。
【0011】 板材加工機1は、パンチ位置P(図2)でパンチ加工するタレットパンチプレ スからなり、板材Wを載せて前後(Y軸方向)移動するワークテーブル5と、こ のワークテーブル5上で左右(X軸方向)移動する複数のワークホルダ6とを備 えている。ワークテーブル5の側端には、エンドロケータ7が突没可能に設けて ある。 ワークホルダ6は、図3に示すように、上下の固定下あご6aと可動上あご6 bとで板材Wを挟持するものであり、板材Wの端面を当接させる位置決め面6c を有している。ワークテーブル5は、板材Wの移動を円滑にするための多数の回 転自在なトランスファーボール8を有している。
【0012】 図1において、板材ローダ3は、レール4に走行ローラ9を介して走行自在に 設置した走行台10と、この走行台10の下面にリニアベアリング11を介して 直交方向(Y軸方向)に進退自在に設置された可動台12とを有し、可動台12 に昇降機構13を介して昇降枠14が設けられている。
【0013】 走行台10は、自走用のX軸サーボモータ15を搭載しており、X軸サーボモ ータ15で駆動されるピニオン16と、レール4に形成されたラック17との噛 み合いによりX軸方向に走行駆動される。可動台12は、この可動台12に搭載 したY軸サーボモータ18と、ラックピニオン機構19とでY軸方向に進退駆動 される。
【0014】 昇降枠14は、板材Wを吸着する多数の下向きの吸着パッド20を取付けたも のであり、このうちの2個の吸着パッド20aを、シリンダ装置21により斜め 方向に進退駆動可能としてある。シリンダ装置21は、図3に示すように支軸2 2回りで若干角度の回動が自在なように昇降枠14に取付けてある。
【0015】 また、昇降枠14には、図1および図2に示すように、板材Wの隣合う2辺の 存否を検出する2個の板材検出器23,24が取付けてある。これら板材検出器 23,24は、例えば反射型の光電スイッチ等からなる。
【0016】 図2において、ローダ制御装置25は、板材ローダ3の全体を制御する自動運 転手段であり、その一部に、板材加工機1に対する板材Wの搬入位置を設定した 搬入位置設定手段26と、板材供給位置Aで板材Wを吸着するときの原点位置に 対する昇降枠14のX,Y方向のずれ量を記憶するずれ量記憶手段27と、前記 搬入位置設定手段26の設定値をずれ量記憶手段27の記憶値で補正演算する搬 入位置補正手段28とが設けられている。
【0017】 上記構成の動作を説明する。板材ローダ3の走行台10および可動台12は、 板材供給位置Aの上方における原点位置で停止し、各板材検出器23,24のオ ンを確認した後、昇降枠14を下降させて吸着パッド20により材料台車2上の 板材Wを吸着する。
【0018】 このとき、板材Wが材料台車2の基準部材29,30から離れるなどして所定 位置からずれている場合は、板材検出器23,24のオン信号が得られない。こ の場合は、X軸サーボモータ15およびY軸サーボモータ18を低速で回転させ て、板材Wの位置決め基準となる2辺a,b(図2)を探し、これら2辺が各板 材検出器23,24でされた状態でサーボモータ15,18を停止し、板材Wの 吸着を行う。
【0019】 このときの吸着パッド20のX,Y方向のずれ量は、各サーボモータ15,1 8のパルスコーダ等の出力から得て、ずれ量記憶手段27に記憶する。ついで、 昇降枠14を上昇させて、可動台12を原点位置に復帰させた後に、走行台10 を板材加工機1上に走行させる。
【0020】 板材加工機1のワークテーブル5上に板材Wを降ろす位置は、搬入位置設定手 段26に設定してあり、この設定値を、搬入位置補正手段28により、ずれ量記 憶手段27のX,Y方向の各ずれ量だけ補正した位置に、板材Wを降ろす。
【0021】 板材Wがワークテーブル5上に降ろされると、位置決め用の吸着パッド20a を除く他の吸着パッド20の吸着を解除し、2個の位置決め用吸着パッド20a をシリンダ装置21で斜め方向に移動させる。これにより、板材Wがエンドロケ ータ7および各ワークホルダ6に接触すると、その接触の検出信号により位置決 め完了と判断してワークホルダ6による板材Wの把持を行い、位置決め用吸着パ ッド20aの吸着を解除して板材ローダ3を板材供給位置Aに戻す。
【0022】 この板材ローダ3は、このように走行台10に可動台12を直交方向に移動自 在に設置し、板材Wの隣合う2辺a,bの存否を各々検出する板材検出器23, 24を設けたため、材料台車2上における板材Wの載置位置に多少のばらつきが あっても、板材Wの2辺a,bに合わせて吸着が行える。これにより、常に板材 Wと吸着パッド20,20aとの相対位置が一定に保たれる。
【0023】 そのため、板材Wをワークテーブル5上における適正位置に供給できる。すな わち、エンドロケータ7およびワークホルダ6にできるだけ近く、かつ適正距離 だけ離れた位置に板材Wの搬入が行える。したがって、位置決め用吸着パッド2 0aの斜め移動による板材Wのエンドロケータ7およびワークホルダ6に対する 位置決めを、素早くかつ確実に行うことができる。
【0024】 なお、搬入位置設定手段26のX,Y軸方向の各設定値は、操作盤(図示せず )等の操作により変更自在であり、吸着パッド20aの斜め移動による位置決め に必要以上に時間を要したと判断した場合は、前記設定値を変更してエンドロケ ータ7およびワークホルダ6に対する板材Wの搬入位置を最適化し、位置決め精 度および位置決め時間を短縮させることが可能である。
【0025】 また、前記実施例では可動台12を走行台10に対してY軸方向にのみ移動可 能としたが、可動台12をさらに水平軸回りに旋回可能としても良い。このよう にした場合は、材料台車2上に板材Wが斜めに置かれていた場合に、その角度修 正も行える。 さらに、前記実施例では、昇降機構13を設けたが、昇降機構13を設けずに 、可動台12に直接に吸着パッド20,20aおよび板材検出器23,24を設 けても良い。
【0026】
【考案の効果】
この考案の板材ローダは、架設レールに沿って走行する走行台に、走行方向と 直交する方向に進退駆動される可動台を設け、かつこの可動台に、板材の隣合う 2辺の存否を各々検出する複数の板材検出器を設けたため、板材の載置位置にば らつきがあっても、板材の基準となる2辺に合わせて吸着が行えて、常に板材と 吸着パッドとの相対位置が一定に保たれる。そのため、板材を適正位置に供給で き、位置決め時間の短縮等が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる板材ローダの一部
省略正面図である。
【図2】その板材ローダの平面図と制御系の機能ブロッ
クとを示す説明図である。
【図3】同じくその板材ローダの位置決め用吸着パッド
の近傍部を示す破断側面図である。
【図4】従来の材料台車と板材との関係を示す部分斜視
図である。
【図5】従来の板材加工機と板材ローダの位置決め用吸
着パッドとの関係を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1…板材加工機、2…材料台車、3…板材ローダ、4…
レール、5…ワークテーブル、6…ワークホルダ、7…
エンドロケータ、10…走行台、12…可動台、13…
昇降機構、15…X軸サーボモータ、18…Y軸サーボ
モータ、20,20a…吸着パッド、21…シリンダ装
置、23,24…板材検出器、A…供給位置、a,b…
辺、W…板材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 架設レールに沿って走行する走行台に、
    走行方向と直交する方向に進退駆動される可動台を設
    け、この可動台に板材を吸着する複数の下向きの吸着パ
    ッドを設け、かつ前記可動台に、板材の隣合う2辺の存
    否を各々検出する複数の板材検出器を設けた板材ロー
    ダ。
JP6550091U 1991-07-23 1991-07-23 板材ローダ Pending JPH059725U (ja)

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JP6550091U JPH059725U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 板材ローダ

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JP6550091U JPH059725U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 板材ローダ

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JPH059725U true JPH059725U (ja) 1993-02-09

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ID=13288867

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JP (1) JPH059725U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0834587A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Seiko Seisakusho:Kk 板状体搬送装置
JP2011224590A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Aida Engineering Ltd プレス機械のワーク搬送装置及びクロスバーユニット

Cited By (2)

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JPH0834587A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Seiko Seisakusho:Kk 板状体搬送装置
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