JP3251996B2 - H型構造物の組立装置 - Google Patents
H型構造物の組立装置Info
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Description
両端部に配置される2枚のフランジ材を組合せて構成さ
れるH型構造物の組立装置に関する。
のウエブ材の両端部に、それぞれ、それに垂直な方向に
向けたフランジ材の幅方向中央部を突き当てて、それら
の当接部を隅肉溶接して組立てられる。
組立ては、従来よりほとんど手作業で行なわれている
が、これは非常に手間がかかる作業である。即ち、最近
のH型構造物は高い寸法精度を要求されるので、ウエブ
材と2枚のフランジ材との位置合せや、それらの材料を
不安定な状態で動かないように支持して溶接するのに細
心の注意を要する。特に、テ−パ状のH型構造物は、ウ
エブ材がテ−パ状であり、その板幅がその長手方向に向
かって連続的に変化する形状であるため、更に位置決め
及び支持が難しい。
を従来よりも自動化し、H型構造物の寸法精度を高くす
るとともに、組立て所要時間を短縮することを課題とす
る。
に、第1番の発明のH型構造物の組立装置は、1枚のウ
エブ材とその両端部に配置される2枚のフランジ材を組
合せてH型構造物を構成するH型構造物の組立装置にお
いて:それぞれが前記ウエブ材およびフランジ材の両方
を横置き状態で下支えする複数の 、 搬送方向に分布した
搬送ローラ(332:図12);横置き状態に配置された前記
2枚のフランジ材を、前記ウエブ材を挟むように前記搬
送ローラ(332)上で縦置き状態に起してその状態を保持
するフランジ起し機構(311〜314,321〜324);および 、 前
記縦置き状態の2枚のフランジ材の間の横置き状態のウ
エブ材を、フランジ材の半分程度の高さまで持ち上げる
ために 、 下側から押し上げて水平に支持する複数の支持
ローラ(421)を有するウエブ押上げ装置(412,413) 、 およ
び 、 前記ウエブ材の水平に支持された部位を上から押さ
える複数の押さえローラ(450)を有するウエブ押え機構
(431,432) 、 を含むウエブ位置決め機構(402,403);を設
けたことを特徴とする。
は、第1番の発明の装置に、前記ウエブ材とフランジ材
を、所定のH形状に保持する材料位置決め機構(610);
および、前記ウエブ材とフランジ材の突当て部分近傍を
所定の溶接線に沿って連続的に溶接する、連続溶接機構
(620);を更に備える。
は、前記ウエブ位置決め機構(402,403)で押えたウエブ
材を前記フランジ材に仮付溶接した後の前記ウエブ材と
フランジ材を、前記材料位置決め機構(610)に搬送する
搬送機構(500);を更に備える。
は、2枚の板材をその長手方向に並べてそれらの板材の
対向する後端と先端の端面を突き合わせて溶接し、1枚
のウエブ材を形成する板継機構(200);を更に備える。
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
示すように、テ−ブル上に1枚のウエブ材(1)と2枚
のフランジ材(2,3)を横置き状態で並べて配置すれ
ば、2枚のフランジ材は、それぞれフランジ起し機構に
よって縦置き状態に起され、図29に(B)として示す
ように、ウエブ材に対して実質上垂直な方向に向く。更
に、ウエブ材の先端部は、ウエブ先端位置決め機構によ
って、フランジ材の半分程度の高さまで持ち上げられ、
図29に(C)として示すように、水平に支持される。
つまりこれによって、ウエブ材とフランジ材の先端部分
は、断面がH形状に組合される。
短時間で位置決めしうる。
ランジ材を、材料位置決め機構(610)が所定のH形状に
保持し、連続溶接機構(620)が、前記ウエブ材とフランジ
材の突当て部分近傍を所定の溶接線に沿って連続的に溶
接する。従って、位置決め作業が、機械的に自動的に行
われるので、高精度の位置決めが可能であり、短時間で位
置決めしうる。また、第3番の発明では、前記ウエブ位置
決め機構(402,403)で押えたウエブ材を前記フランジ材
に仮付溶接して後 、 搬送機構(500)が 、 前記ウエブ材とフ
ランジ材を、前記材料位置決め機構(610)に搬送するこ
とができ 、 材料位置決め機構(610)で高精度の位置決めが
可能であり、短時間で位置決めしうる。
備わっており、長さの短い材料をつなぎ合せてウエブ材
を構成することができる。特に、テ−パ形状のウエブ材
を矩形の板から切り出して生産する場合、大きなウエブ
材になるに従って端材ができ易くなり、材料の無駄が大
きくなる。長さの小さい材料は端材ができにくいので、
長さの短い材料を継ぎ合せてウエブ材を構成することに
よって、端材による材料の無駄を低減しうる。
示す。まず、図1を参照して装置全体の構成を簡単に説
明する。このH型構造物組立装置は、全長が約60mに
及ぶ非常に大きなものである。このH型構造物組立装置
は、様々な組立工程の設備を一列に連結して構成してあ
り、工程別に大きく区分すると、1番ロ−ラテ−ブル1
00,板継装置200,2番ロ−ラテ−ブル300,仮
組立装置400,3番ロ−ラテ−ブル500,組立溶接
装置600,4番ロ−ラテ−ブル700,及びワ−ク横
送り装置800で構成されている。
ウエブ材1の前半部を構成する板材1(A)が配材装置
(クレ−ン等)105によって1番ロ−ラテ−ブル10
0上に載置される(図28の参照)。そして、板材1
(A)の板幅方向の位置合せが、板端揃え装置101,
102,103及び104によって行なわれる。即ち、
各板端揃え装置の奥側(図1,図28の下側)の可動部
材で板材1(A)を手前側(図1,図28の下側)に押
出し、手前側の固定部材に板材1(A)を押付け、板材
1(A)を手前側の固定部材の位置に合わせる。次に、
板材1(A)をその長手方向に搬送し、2番ロ−ラテ−
ブル300上に移す。続いて、ウエブ材1の後半部を構
成する板材1(B)が配材装置105によって1番ロ−
ラテ−ブル100上に載置される(図28の参照)。
この板材1(B)は、板端揃え装置101,102,1
03及び104によって、板材1(A)の位置と揃うよ
うに板幅方向が位置合せされる。次に、板材1(B)は
前進(左側に移動)し、板材1(A)は後退(右側に移
動)し、図28に示すのように板材1(A)の後端と
板材1(B)の先端とが突き当てられ、両者の当接部分
が板継装置200によって溶接される。この溶接によっ
て、板材1(A)と板材1(B)とが一体になり、1枚
のウエブ材1が構成される。
及び2番ロ−ラテ−ブル300によって搬送され、2番
ロ−ラテ−ブル300上の所定位置まで前進し停止す
る。そして、配材装置(クレ−ン等)303によって、
ウエブ材1の手前側と奥側の各位置にそれぞれフランジ
材2,3が横置き状態で載置される(図29の(A)参
照)。2番ロ−ラテ−ブル300上には、フランジ起し
装置311〜314及び321〜324が設けられてお
り、フランジ起し装置311〜314はフランジ材2の
下方に、フランジ起し装置321〜324はフランジ材
3の下方に、それぞれ位置決めされる。そして、フラン
ジ起し装置311〜314が起立することにより、フラ
ンジ材2が縦置き状態に起立し、フランジ起し装置32
1〜324が起立することにより、フランジ材3が縦置
き状態に起立する(図29の(B)参照)。後述するよ
うに、フランジ起し装置311〜314及び321〜3
24は電磁石を内蔵しており、縦置き状態に起立したフ
ランジ材2,3を吸着するので、縦置き状態でもフラン
ジ材2,3は倒れない。この後、ウエブ材1及びフラン
ジ材2,3は、ストッパ404に突き当たる位置まで前
進し、それによって先端位置が揃えられる。
ブ先端位置決め機構402及び403が設置されてい
る。ウエブ先端位置決め機構402及び403は、図2
9の(C)に示すように、各々、ウエブ材1を下側から
押し上げるロ−ラと上側から押さえるロ−ラを備えてい
る。そして、下側のロ−ラは所定位置(フランジ材2,
3の高さの半分程度)までウエブ材1を押し上げ、その
状態で上側のロ−ラがウエブ材1を押圧し、フランジ材
2,3とウエブ材1の先端部が所定のH形状を形成する
ように位置決めし、その状態を保持する。続いて、奥側
のフランジ起し装置311〜314が幅方向の手前側
(図29の矢印AR1方向)にそれぞれ移動し、奥側の
フランジ材2をAR1方向に動かし、各々の位置でフラ
ンジ材2がウエブ材1のテ−パ面に沿うように押し当て
る(幅よせする)。次に、ストッパ404が退避し、更
にフランジ起し装置311〜314がAR1方向に、ま
たフランジ起し装置321〜324がAR1と逆方向
に、それぞれフランジ材2,3を加圧し、それらをウエ
ブ材1に押し当てる。その状態で仮付の溶接が実施され
る。溶接箇所は、ウエブ材1とフランジ材2,3との当
接部分の上側隅部2箇所であり、先端から約50mm程
度の部分である。溶接機には汎用機を使用し、手作業で
溶接する。
置311〜314,321〜324によるフランジの加
圧が解除され、各フランジ起し装置は退避位置に移動す
る。また、ウエブ先端位置決め機構402及び403の
各ロ−ラも退避位置に移動する。この後、仮付により一
体化されたウエブ材1とフランジ材2,3は、前進し、
第3ロ−ラテ−ブル500上を通過して組立溶接装置6
00に送られる。
1とフランジ材2,3を所定の溶接速度で搬送しなが
ら、ウエブ材1とフランジ材2,3の当接部分の上側隅
部をそれらの全長に渡って自動的に溶接する。従って組
立溶接装置600には、ウエブ材1とフランジ材2,3
を高精度で位置決めし支持するための材料位置決め機構
610と、所定の溶接線に倣って連続的に溶接する連続
溶接機構620が備わっている。材料位置決め機構61
0を構成する主要な要素のレイアウトを図30に示すの
でそれを参照されたい。この溶接により組立が完了した
H型構造物は、4番ロ−ラテ−ブル700及びワ−ク横
送り装置800を通って所定位置に送られる。
説明する。まず、図1に示す装置の1番ロ−ラテ−ブル
100の部分について説明する。1番ロ−ラテ−ブル1
00の平面図を図2に示し、図2のIII−III線から見た
拡大図を図3に示す。図2及び図3に示すように、1番
ロ−ラテ−ブル100のフレ−ム115上には、多数の
ロ−ラ111(111A,111B,111C,・・・
・)が軸受けを介して回動自在に支持されている。ロ−
ラ111の各々の軸に結合されたスプロケットホイ−ル
112は、チェ−ン113を介して、電気モ−タ114
の駆動軸と連結されている。即ち、電気モ−タ114を
駆動することにより、多数のロ−ラ111を回転駆動
し、その上に載置されるウエブ材1をその長手方向に搬
送することができる。ウエブ材1は、配材装置105に
よってロ−ラ111上に横置き状態で載置される。
115上には、図2に示すように、4台の板端揃え装置
101,102,103及び104と電磁石116が設
置されている。4台の板端揃え装置は同一の構成である
ので、そのうちの1つについて説明する。板端揃え装置
101を拡大して図4に示し、図4のV−V線から見た
状態を図5に示す。図4及び図5を参照すると、板端揃
え装置101のフレ−ム121上には、回動自在な2つ
のガイドロ−ラ122及び123が備わっている。一方
のガイドロ−ラ122は固定部材に支持されており、他
方のガイドロ−ラ122はガイドレ−ル124に沿って
移動自在な可動体125に支持されている。また可動体
125にはチェ−ン126が係合している。チェ−ン1
26は2つのスプロケットホイ−ル130及び132に
掛けてあり、スプロケットホイ−ル132と同軸に支持
されたスプロケットホイ−ル129は、チェ−ン131
及びスプロケットホイ−ル128を介して、電気モ−タ
127の駆動軸と連結されている。従って、電気モ−タ
127を駆動することにより、チェ−ン126を動か
し、ガイドロ−ラ123の位置を矢印AR2方向に動か
すことができる。
ロ−ラ111上に載置されるウエブ材1の位置と一致す
るように調整されている。従って、電気モ−タ127を
駆動してガイドロ−ラ123をガイドロ−ラ122に近
づけるように動かすと、ガイドロ−ラ123がウエブ材
1の幅方向一端(テ−パ状の辺)に当接する。ガイドロ
−ラ123を更に移動すると、ウエブ材1が幅方向に移
動し、ガイドロ−ラ122に当接した位置で止まる。即
ち、ガイドロ−ラ122の位置を基準にして、ウエブ材
1の位置が定まる。
部分について説明する。板継装置200の平面図を図6
に示し、正面図を図7に示し、図6のVIII−VIII線断
面を図8に示す。各図を参照すると、板継装置200
は、サブマ−ジドア−ク自動溶接機201,裏当装置2
02,ロ−ラコンベア203,ストッパ206,及びア
−ス装置207で構成されている。また、板継装置20
0の入側及び出側のウエブ材通路の下面には、それぞ
れ、電磁石116及び205が設けられている。
方の材料1(A)を2番ロ−ラテ−ブル300上に載
せ、他方の材料1(B)を1番ロ−ラテ−ブル100上
に載せる。図8に示すエアシリンダ211を駆動し、ス
トッパ206を図7に示す状態から時計回りに90度回
転すると、ストッパ206はウエブ材1の搬送通路上に
配置される。その状態で、2番ロ−ラテ−ブル300上
の材料1(A)を逆方向(図7の右側)に搬送すると、
材料1(A)はストッパ206に突き当たった位置で停
止する。材料1(A)の位置決めが完了すると、ストッ
パ206は元の位置に戻される。そして、電磁石205
が付勢され、電磁石205の磁気吸引力によって材料1
(A)は固定される。
に、裏当装置202の上部に図示しないスペ−サを配置
し、1番ロ−ラテ−ブル100上の材料1(B)を図7
の左方向に前進させ、その先端が材料1(A)の後端に
突き当たった状態で止める。そして電磁石116を付勢
し、電磁石116の磁気吸引力によって材料1(B)を
固定する。続いて、その上面に充分な量のフラックスが
盛られた銅板212を、ロ−ラコンベア203側から裏
当装置202の上部に差し込み、同時に前記スペ−サを
取外す。次に、裏当装置202のエアシリンダ213を
駆動し、それが材料1(A)及び1(B)の下面に当接
するまで銅板212を上昇させてその位置で止める。
ブが装着された後、サブマ−ジドア−ク自動溶接機20
1は、材料1(A)と1(B)との当接面に沿って、材
料の幅方向(図6の上下方向)に移動しながら自動的に
溶接を実施する。溶接機201を支持する自走台車22
1は、ガイドレ−ル222上に乗っており、材料の幅方
向に移動する。また溶接時には、ア−ス装置207の電
極223が下降して材料1(A)の上面に当接し、溶接
機201のア−スと材料1(A)とを電気的に接続す
る。溶接部分、即ち材料1(A)及び1(B)の当接部
の上面には、溶接機201からフラックスが供給され、
溶接線がフラックス中に隠れた状態で溶接が行なわれ
る。
極223を上昇させてそれを材料から離す。続いて裏当
装置202のエアシリンダ213を駆動し、銅板212
を下降させて材料から離す。そして銅板212をロ−ラ
コンベア203側に引き出し、銅板212上のフラック
ス及び材料上のフラックスを回収する。続いて、材料に
装着したタブを取外し、溶接により一体化されたウエブ
材1を図7の左側に向かって搬送する。
ル300の部分について説明する。2番ロ−ラテ−ブル
300の平面図を図9に示す。図9を参照すると、前述
の1番ロ−ラテ−ブル100と同様に、2番ロ−ラテ−
ブル300のフレ−ム331上には、多数のロ−ラ33
2が軸受けを介して回動自在に支持されており、それら
の軸は電気モ−タ333,334及び335のいずれか
の駆動軸とチェ−ン336及びスプロケットホイ−ル3
37を介して連結されている。2番ロ−ラテ−ブル30
0の入側には電磁石205が設置されており、その近く
には2台の板端揃え装置301及び302が設置されて
いる。板端揃え装置301及び302の構成は、寸法な
どを除き、前述の板端揃え装置101と同一である。板
端揃え装置301及び302は、1番ロ−ラテ−ブル1
00から2番ロ−ラテ−ブル300に搬送された材料1
(A)の幅方向の位置を所定位置に揃えるために利用さ
れる。
置決めロ−ラ装置304とフランジ起し装置311〜3
14,321〜324が設置されている。位置決めロ−
ラ装置304は、多数のガイドロ−ラを含んでおり、ウ
エブ材1の幅方向の一辺(手前側)を案内し、それを位
置決めする。フランジ起し装置311〜314は奥側に
配置されるフランジ材2を横置き状態から縦置き状態に
起こす機能を有し、フランジ起し装置321〜324は
手前側に配置されるフランジ材3を横置き状態から縦置
き状態に起こす機能を有する。
の一部分の構成を図10に示す。多数のガイドロ−ラ3
41,342,343,・・・の各支持部材は、それぞ
れ軸351,352,353,・・・を中心として回動
自在に支持されており、ガイドロ−ラ341,342,
343,・・・は退避可能になっている。即ち、軸35
1,352,353,・・・に連結されたリンク機構3
61の一端が、エアシリンダ362のロッドと結合され
ているので、エアシリンダ362を駆動することによ
り、ガイドロ−ラ341,342,343,・・・は同
時に、実線で示す起立状態又は仮想線で示す傾斜状態に
選択的に位置決めされる。起立状態では、ガイドロ−ラ
341,342,343,・・・はウエブ材1の位置を
規制し、傾斜状態では、ガイドロ−ラ341,342,
343,・・・はフランジ材3の移動を妨げない退避位
置に存在する。
から見た状態を図11に示し、図11のXII−XII線断
面を図12に示す。4台のフランジ起し装置311〜3
14は互いに同一構成であり、4台のフランジ起し装置
321〜324も互いに同一の構成である。図11及び
図12を参照すると、フランジ起し装置312のフレ−
ム(台車)381を支持する車輪382は、ガイドレ−
ル386上に乗っており、フレ−ム381はガイドレ−
ル386に沿って、材料の幅方向(AR2方向)に移動
可能になっている。また、フレ−ム381に固定された
電気モ−タ(ブレ−キ付ギアモ−トル)383の駆動軸
に装着したスプロケットホイ−ル384が、固定側部材
に固定されたロ−ラチェ−ン385と噛み合っており、
電気モ−タ383を駆動すると、それがロ−ラチェ−ン
385に沿って材料の幅方向に移動し、フレ−ム381
が移動する。
に支持されており、該軸に装着したスプロケットホイ−
ル373は、チェ−ン375及びスプロケットホイ−ル
374を介して、電気モ−タ(減速機付インバ−タモ−
タ)372の駆動軸と連結されている。電気モ−タを駆
動すると、フランジ起しロ−ラ371が回動する。ま
た、フランジ起しロ−ラ371には図示しない電磁石が
内蔵されている。フランジ起しロ−ラ371及び電気モ
−タ372を支持する可動フレ−ム376は、軸377
を中心として回動可能な状態で、フレ−ム381上に支
持されており、軸377には、エアシリンダ380のロ
ッドがリンクを介して連結されている。従って、エアシ
リンダ380を駆動することにより、フランジ起しロ−
ラ371が軸377を中心として矢印AR3方向に回転
する。フランジ起しロ−ラ371が起き上がる時に、そ
れに当接するフランジ材2を起立させる。またフランジ
起しロ−ラ371の近傍に配置されたストッパ378
が、フランジ材2が起立する時にその一端が動くのを止
める。フランジ材2が完全に起立する直前に、フランジ
起しロ−ラ371内の電磁石が付勢され、フランジ材2
がフランジ起しロ−ラ371に吸着する。ストッパ37
8は、上下方向に移動可能に支持されており、エアシリ
ンダ379の駆動によって昇降する。即ち、フランジ材
2が起立状態になると、ストッパ378は退避位置に下
降する。
ンジ起し装置312と良く似た構成になっているが、材
料幅方向の左右位置関係は互いにほぼ対称で各部の寸法
が少し異なっている。また、フランジ起し装置321〜
324のフレ−ム(台車)にはそれを移動するための電
気モ−タは連結されておらず、代わりに、エンドロック
エアシリンダ(図示せず)が連結されている。
を図13に示し、図13のXIV−XIV線断面を図14に
示し、図14のXV−XV線断面を図15に示し、図1
3のXVI−XVI線断面の右側半分及び左側半分を、それ
ぞれ図16及び図17に示す。図13を参照すると、仮
組立装置本体401の入側にウエブ先端位置決め機構4
02が設置され、出側にウエブ先端位置決め機構403
とストッパ404が設置されている。出側のウエブ先端
位置決め機構403を各図を参照して説明する。なお入
側のウエブ先端位置決め機構402の構成は、出側のそ
れと対称な位置関係になっている以外は403と同一で
ある。
端位置決め機構403には、2つの押上げ装置412及
び413が幅方向の異なる位置に設置されている。一方
の押上げ装置412は固定され、もう一方の押上げ装置
413は、LMガイド418を介して、幅方向(AR2
方向)に移動可能に、フレ−ム417に支持されてい
る。また押上げ装置413は、ハンドル414によって
回動自在に支持されたロッド415に形成された台形ね
じと係合している。即ち、手操作でハンドル414を回
すことによって、ロッド415と係合する押上げ装置4
13が矢印AR2方向に移動する。押上げ装置413の
位置は、ウエブ材1の幅の大きさに合わせて、それの適
当な位置と対向するように調整される。
に設けられた支持ロ−ラ421は、軸受け部材424に
回動自在に支持されている。また軸受け部材424は、
LMガイド426を介して、上下方向に移動自在にフレ
−ム425に支持されており、その一端はエアシリンダ
422のロッドに連結されている。従ってエアシリンダ
422を駆動することにより、支持ロ−ラ421を上昇
させ、その上に配置されるウエブ材1を押し上げること
ができる。
上側から押さえるウエブ押え機構431,432と、各
フランジ材2,3を側方から押圧するフランジ押え機構
433,434が設けられている。ウエブ押え機構43
1はLMガイド443,444によって幅方向に移動自
在にフレ−ム441に支持されており、フランジ押え機
構433は、LMガイド445によって、幅方向に移動
自在にフレ−ム441に支持されている。
1のフレ−ム446には電気モ−タ(減速機付)447
が固定されており、該電気モ−タ447の駆動軸に装着
された平歯車448が、フレ−ム441に形成されたラ
ック449に噛み合っている。従って、電気モ−タ44
7を駆動すると、ウエブ押え機構431全体がラック4
49に沿って幅方向(AR2方向)に移動する。ウエブ
押えロ−ラ450は、ロ−ラ支持部材451に回動自在
に支持されている。ロ−ラ支持部材451は、LMガイ
ド452によって、上下方向に移動自在にフレ−ム44
6に支持されており、ロッド453に形成されたねじと
係合している。ロッド453は、ギアボックス454を
介して、ロッド455のねじと係合しており、ロッド4
55の一端にはハンドル456が装着されている。手操
作でハンドル456を回すことにより、ロッド455が
回転し、ロッド453が回転し、ロッド453と係合す
るロ−ラ支持部材451が上下方向に移動し、ウエブ押
えロ−ラ450の位置が変わる。
には電気モ−タ(減速機及びブレ−キ付)462が固定
されており、該電気モ−タ462の駆動軸に装着された
平歯車463が、フレ−ム441に形成されたラック4
64に噛み合っている。
フランジ押え機構433全体がラック464に沿って幅
方向(AR2方向)に移動する。フランジ押えロ−ラ4
65は、軸受け466を介して、支持部材467に回動
自在に支持されており、チェ−ン469を介して、電気
モ−タ468と連結されている。電気モ−タ468を駆
動することにより、フランジ押えロ−ラ465を回転駆
動し、それに当接するフランジ材2を搬送することがで
きる。支持部材467は、LMガイド470によって、
フレ−ム461上に幅方向に移動可能に支持されてお
り、またフレ−ム461上に固定されたエアシリンダ4
71のロッドと連結されている。エアシリンダ471を
駆動することにより、フランジ押えロ−ラ465に、フ
ランジ材2を幅方向に加圧する力を与えることができ
る。
2は、ウエブ押え機構431と良く似た構成になってお
り、それと対称な位置関係で構成されている。但し、ウ
エブ押え機構432自体は、フレ−ム441上に固定さ
れており、幅方向に移動しない。またフランジ押え機構
434は、フランジ押え機構433と良く似た構成にな
っており、それと対称な位置関係で構成されている。但
し、フランジ押え機構434自体は、フレ−ム441上
に固定されており、幅方向に移動しない。
フレ−ム417に固定された軸481に回動可能に支持
されており、またエアシリンダ482のロッドと連結さ
れている。エアシリンダ482を駆動することにより、
ストッパ404を回転し、図に実線で示す規制位置と仮
想線で示す退避位置にそれを位置決めしうる。
(A)として示すように、ウエブ材1とフランジ材2,
3を2番ロ−ラテ−ブル300上に横置きで配置した
後、上述のようにフランジ起し装置311〜314を利
用してフランジ材2を縦置き状態に起し、フランジ起し
装置321〜324を利用してフランジ材3を縦置き状
態に起す。フランジ起し装置のストッパ378が退避位
置に下降した後、仮組立装置出側のストッパ404を図
13に実線で示すように位置決めし、2番ロ−ラテ−ブ
ルのロ−ラ332,フランジ起し装置311〜314の
フランジ起しロ−ラ371,及びフランジ起し装置32
1〜324のフランジ起しロ−ラ371を駆動して、ウ
エブ材1及びフランジ材2,3を搬送し前進させる。ウ
エブ材1及びフランジ材2,3の先端をストッパ404
に突き当てた状態でそれらの搬送を停止する。
403の各支持ロ−ラ421を所定位置まで上昇し、ウ
エブ材1の先端部をフランジ材2,3の高さの半分まで
押し上げる。続いて、ウエブ押え機構431,432の
ウエブ押えロ−ラ450を、ハンドル456の操作によ
り下げ、ウエブ材1を下側のロ−ラ421と上側のロ−
ラ450によって挟持し所定の位置で固定する。なお、
ウエブ先端位置決め機構402,403及びウエブ押え
機構431の幅方向位置は、使用するウエブ材1の幅方
向のサイズに応じて予め調整する。
(ウエブ材1のテ−パ面側)のフランジ押え機構433
をウエブ材1に近づく方向に移動するとともに、電気モ
−タ383を駆動して、奥側のフランジ起し装置311
〜314のフランジ起しロ−ラ371をウエブ材1に近
づく方向に移動して、フランジ材2をウエブ材1に押し
当てる(図29の(D)参照)。更に、フランジ押え機
構433及び434のエアシリンダ471を駆動し、各
フランジ押えロ−ラ465を加圧する。これによって、
ウエブ材1とフランジ材2,3の先端の各当接部分は密
着状態になる。この状態でストッパ404を図13に仮
想線で示す位置に退避した後、仮付の溶接を実施する。
即ち、図示しない汎用型の溶接機を用い、ウエブ材1と
フランジ材2,3の上側隅部の先端部(2箇所)を手作
業で溶接する。
押え機構433及び434のエアシリンダ471を制御
し、各フランジ押えロ−ラ465の加圧を解除する。続
いて、電気モ−タ462を駆動して、フランジ押え機構
433をウエブ材1から離れる方向に移動するととも
に、電気モ−タ383を駆動して、奥側のフランジ起し
装置311〜314のフランジ起しロ−ラ371をウエ
ブ材1から離れる方向に移動する。次に、エアシリンダ
422を制御し、ウエブ先端位置決め機構402及び4
03の各支持ロ−ラ421を、所定の退避位置まで下降
する。また、ウエブ押え機構431,432のウエブ押
えロ−ラ450を、ハンドル456の操作により上げ
る。そして仮付されたウエブ材1とフランジ材2,3
は、次の工程に送られる。
00上には、多数の搬送ロ−ラ502が配置されてお
り、搬送ロ−ラ502の手前よりの位置には、搬送方向
に沿って、位置決め機構501が設置されている。3番
ロ−ラテ−ブル500の材料の搬送方向から見た断面を
図18に示す。図18を参照すると、搬送ロ−ラ502
の軸に装着されたスプロケットホイ−ル507が、チェ
−ン506を介して、スプロケットホイ−ル505と連
結されており、スプロケットホイ−ル505は、減速機
508を介して、サ−ボモ−タ503の駆動軸と連結さ
れている。位置決め機構501は、搬送ロ−ラ502と
同様に搬送方向に沿って多数設置されたガイドロ−ラ5
11を備えており、各々のガイドロ−ラ511は、フレ
−ム504上に縦向きで回動自在に支持されている。こ
の実施例では、搬送ロ−ラ502の軸は、材料の搬送方
向と直交する方向に対して、僅かに左側に傾けた状態で
支持してある。従って、搬送ロ−ラ502上を搬送され
る材料は、搬送方向に対して常に少し左側に向かうよう
に移動し、その左端、即ちフランジ材3は、ガイドロ−
ラ511に当接するので、材料はガイドロ−ラ511の
設置位置に沿って、搬送方向に移動する。
は、本溶接に備えてウエブ材1を所定位置まで持ち上げ
る、2組のウエブ押上げ機構550及び560が設置さ
れている。ウエブ押上げ機構550及び560を背面側
から見た状態を図19に示し、図19のXX−XX線断
面を図20に示す。2組のウエブ押上げ機構550及び
560は互いに同一の構成になっているので、それらの
一方のみについて説明する。
50のフレ−ム589は、地面上に、ジャッキ571を
介して支持されている。ジャッキ571は、ロッド58
6,スプロケットホイ−ル585,チェ−ン584,ス
プロケットホイ−ル583,及びロッド582を介して
ハンドル581と連結されており、ハンドルを回すこと
により、ジャッキ571を動かし、それに支持されたウ
エブ押上げ機構550のフレ−ム589を上下方向に動
かすことができる。フレ−ム589上には、左右1対の
支持機構591及び592が設置されている。奥側の支
持機構591は、LMガイド578,579を介してフ
レ−ム589に支持されており、材料の幅方向(AR2
方向)に移動自在になっている。また、電気モ−タ57
2の駆動軸は、ロッド573,スプロケットホイ−ル5
74,チェ−ン575,及びスプロケットホイ−ル57
6を介してロッド577と連結されており、ロッド57
7に形成された台形ねじが、支持機構591と係合して
いる。従って、電気モ−タ572を駆動すると、ロッド
577が回転し、それに係合する支持機構591が矢印
AR2方向に移動する。
材1の先端の幅に合わせて支持機構591の幅方向位置
を調整した後、ウエブ材1の進行に伴なう支持部分の幅
の変化に合わせて、電気モ−タ572を駆動し、支持機
構591を幅方向に動かし、支持機構591がウエブ材
1の幅方向一端の近傍を常時支持するように制御され
る。
ボ−ル593が設置され、支持機構592の頂部には回
動自在な支持ロ−ラ594が設置されている。また、支
持ボ−ル593を支える部材にはエンドロックエアシリ
ンダ595のロッドが連結され、支持ロ−ラ594を支
える部材にはエンドロックエアシリンダ596のロッド
が連結されている。
面の構成を図21に示し、図21のXXII−XXII線断
面を図22に示し、図21のXXIII−XXIII線断面を
図23に示し、図21のXXIV−XXIV線断面を図24
に示し、溶接装置の主要部分の構成を図25,図26及
び図27に示す。図21に示すように、組立溶接装置6
00には、材料位置決め機構610と連続溶接機構62
0が備わっている。
要素のレイアウトの概略が図30に示されているが、図
30を参照すると、材料位置決め機構610には、搬送
ロ−ラ601,602,603,フランジ上下位置決め
装置604,ウエブ位置決め装置605,フランジ幅方
向位置決め装置606,607及び608が備わってい
る。
め装置604は、フランジ材2を支持する右側支持機構
631とフランジ材3を支持する左側支持機構632を
備えている。右側支持機構631と左側支持機構632
とは位置関係が互いにほぼ対称な構成になっている。但
し、左側支持機構632はフレ−ム633に固定されて
いるのに対し、右側支持機構631のフレ−ムは、LM
ガイド634を介してフレ−ム633に支持されてお
り、また低摩擦エアシリンダ635のロッドと連結され
ている。即ち、エアシリンダ635を駆動することによ
り、右側支持機構631は幅方向(AR2方向)に移動
する。右側支持機構631及び左側支持機構632は、
フランジ材2,3の下端を支持するロ−ラ636Lと上
端を支持するロ−ラ636Uを備えている。ロ−ラ63
6L及び636Uは、各々、回動自在に支持されてい
る。上側のロ−ラ636Uを支持する部材は、LMガイ
ド637を介してフレ−ム638に支持されており、上
下方向に移動自在になっている。また、該部材にはエア
シリンダ639のロッドが連結されている。従って、エ
アシリンダ639を駆動することにより、ロ−ラ636
Uが上下方向に移動する。
605は、ウエブ材1の右端側を上下から支持する右側
支持機構641とウエブ材1の左端側を上下から支持す
る左側支持機構642を備えている。右側支持機構64
1と左側支持機構642とは位置関係が互いにほぼ対称
な構成になっている。但し、左側支持機構642はフレ
−ム633に固定されているのに対し、右側支持機構6
41のフレ−ムは、LMガイド643を介してフレ−ム
633に支持されており、また低摩擦エアシリンダ64
4のロッドと連結されている。即ち、エアシリンダ64
4を駆動することにより、右側支持機構641は幅方向
(AR2方向)に移動する。右側支持機構641及び左
側支持機構642は、ウエブ材1の下面を支持するロ−
ラユニット645と上端を支持するロ−ラユニット64
6を備えている。ロ−ラユニット645及び646は、
各々、回動自在に支持された多数のロ−ラを備えている
(図27参照)。
LMガイド647を介してフレ−ム648に支持されて
おり、上下方向に移動自在になっている。また、該部材
にはエアシリンダ652のロッドが結合されている。従
って、エアシリンダ652を駆動することにより、ロ−
ラユニット645を上下動しうる。上側のロ−ラユニッ
ト646を支持する部材は、LMガイド649を介して
支持部材650に支持され、上下方向に移動自在になっ
ている。また該部材にはエンドロックエアシリンダのロ
ッドが連結されている。更に、支持部材650はLMガ
イド651を介してフレ−ム648に支持されており、
上下方向に移動自在になっている。また、フレ−ム64
8に支持されたロッド654に形成したねじと係合する
ナット(図示せず)が、支持部材650と結合されてい
る。ロッド654にはハンドル655が装着されてい
る。即ち、ハンドル655を回すことにより、ロッド6
54が回転し、前記ナットとロッド654との係合位置
が変わり、支持部材650が上下方向に移動するので、
ロ−ラユニット646が上下方向に移動する。
ランジ材2,3とそれぞれ当接する縦向きのロ−ラ65
6及び657を備えている。ロ−ラ656及び657は
各々回動自在に支持されている。ロ−ラ656は、フレ
−ム648に支持されており、エアシリンダ644の駆
動に伴なって、幅方向に移動する。
決め装置607は、フランジ材2,3とそれぞれ当接す
る縦向きのロ−ラ661及び662を備えている。ロ−
ラ661及び662は、各々、回動自在に支持されてお
り、また、電気モ−タ663の駆動軸とチェ−ンを介し
て連結されている。左側のロ−ラ662を支持する部材
はフレ−ム633に固定されており、右側のロ−ラ66
1を支持する部材は、LMガイドを介してフレ−ム63
3に支持してあり、幅方向(AR2方向)に移動自在に
なっている。また該部材には、エアシリンダ664のロ
ッドが結合されている。従って、エアシリンダ664を
駆動することにより、右側のロ−ラ661の位置を矢印
AR2方向に移動することができる。
22に示すように、フランジ材2,3の内側の面にそれ
ぞれ当接する縦向きのピンチロ−ラ671及び672を
備えている。ピンチロ−ラ671及び672は各々回動
自在に支持されている。また、各々のピンチロ−ラを支
持する支持部材673は、軸674を中心として回動自
在に支持されており、エアシリンダ675のロッドと連
結されている。従って、エアシリンダ675を駆動する
ことにより、ピンチロ−ラ671及び672は、フラン
ジ材2,3の内側の面にそれぞれ当接する位置又は所定
の退避位置に位置決めされる。なお、フランジ幅方向位
置決め装置607及び608の詳細な構成は、図26に
示されている。
る。図22に示すように、連続溶接機構620は、ウエ
ブ材1とフランジ材2とを突き当てた上側隅部を溶接す
る右側の溶接装置681と、ウエブ材1とフランジ材3
とを突き当てた上側隅部を溶接する左側の溶接装置68
2を備えている。溶接装置681及び682は、互いに
ほぼ左右対称な位置関係で構成されており、構成上大き
な差はない。
682は、LMガイド683を介して、フレ−ム633
上に支持されており、幅方向(AR2方向)に移動自在
になっている。また、図25に詳細に示すように、フレ
−ム633側に固定された電気モ−タ684,685の
各駆動軸に直列に、ボ−ルねじが形成されたロッド68
6,687がそれぞれ結合されており、溶接装置681
及び682にそれぞれ設けられたナット(図示せず)
が、それぞれ、ロッド686,687のボ−ルねじと係
合している。つまり、電気モ−タ684及び685を駆
動することにより、溶接装置681及び682をそれぞ
れ矢印AR2方向に動かすことができる。溶接装置68
1の水平支持部材688は、フレ−ム689に上下方向
に移動自在に支持されている。フレ−ム689には、縦
向きに設けられたロッド690が内蔵されており、ロッ
ド690の一端側は、フレ−ム689の頂部に設置され
た電気モ−タ691の駆動軸と連結されている。また、
ロッド690の周面にはねじが形成されており、水平支
持部材688に固定されたナット692が、ロッド69
0のねじと係合している。従って、電気モ−タ691を
駆動すると、ロッド690が回動し、水平支持部材68
8が上下方向に移動する。溶接装置682も同様であ
る。
には、材料の移動方向に摺動自在なスライダ693及び
694を介して、先行溶接ト−チ695及び後行溶接ト
−チ696が支持されている。また図27に示されるよ
うに、ト−チ先端の近傍には、溶接位置を検出する位置
センサ697が設置されている。この位置センサ697
は、ウエブ材1とフランジ材2にそれぞれ接触し、溶接
すべき隅部を検出する。位置センサ697が出力する電
気信号を受ける制御装置(図示せず)は、その信号に基
づいて、左右方向(AR2方向)の位置誤差に対しては
電気モ−タ685を駆動し、上下方向の位置誤差に対し
ては電気モ−タ691を駆動し、先行溶接ト−チ695
及び後行溶接ト−チ696が隅部に正確に倣うようにそ
れらを常時位置決めする。
−ルパック621から引き出され、ワイヤ送給モ−タ6
97及び698を通って、それぞれ先行溶接ト−チ69
5及び後行溶接ト−チ696に供給される。またフラッ
クスは、フラックス循環装置622によって、溶接位置
に供給され、溶接後に回収される。
するロ−ラ(金属製)662の回動軸には銅製の中空ロ
−ラ676が固定されている。また図示しないが、ロ−
ラ676の周面には、2個のカ−ボンシュ−が接触して
おり、該カ−ボンシュ−にア−ス用の端子が接続されて
いる。ロ−ラ662の回動に伴なってロ−ラ676が回
動する時でも、カ−ボンシュ−はロ−ラ676との接触
状態を維持する。また、図26に示すように、回動自在
に支持されたゴムロ−ラ677の軸にロ−タリエンコ−
ダ678の検出軸が結合されており、ゴムロ−ラ677
はロ−ラ662の周面と接している。即ち、ロ−ラ66
2の回転をロ−タリエンコ−ダ678が検出する。反対
側のロ−ラ661にも、同様にロ−ラ661の回転を検
出する機構と、フランジ材2のア−ス機構が設けられて
いる。
おける動作及び作業について、各図を参照して順番に説
明する。まず最初に、ハンドル655を操作し、右側支
持機構641及び左側支持機構642の各々の上側のロ
−ラユニット646を、上下方向に移動して所定位置に
合わせる。次に、エアシリンダ635,644及び66
4を駆動し、材料のテ−パ面側を支持する各機構を、幅
方向に動かして材料のサイズに応じた所定の初期位置に
位置合せする。続いて、ウエブ押上げ機構550及び5
60の各支持ロ−ラ594を、ハンドル581の操作に
より所定位置まで持ち上げる。
2及び603を駆動し、仮付溶接された材料(1,2,
3)を組立溶接装置600内に搬入し、その先端を溶接
位置(先行ト−チ695の位置)まで進めて搬送を停止
する。続いて、エアシリンダ652を駆動し、右側支持
機構641及び左側支持機構642の各々の下側のロ−
ラユニット645を上昇し、ウエブ材1を押し上げる。
次に、エアシリンダ644及び664を駆動して、ロ−
ラ656,657,662をフランジ材2,3に押し当
て、それらをウエブ材1に向かう方向(幅方向)に加圧
する。続いて、エアシリンダ675を駆動して、ピンチ
ロ−ラ671及び672を、図26に示すように位置決
めし加圧する。次に、右側支持機構631及び左側支持
機構632の各エアシリンダ639を駆動し、ロ−ラ6
36U及び636Lによってフランジ材2,3を上下方
向に加圧する。
グを実施する。即ち、各々の溶接線に各溶接ト−チの先
端が対向するように、各水平支持部材688の左右方向
位置及び上下方向位置を調整し、自動倣い制御が可能な
状態にする。続いて、連続自動溶接動作を開始する。こ
の動作においては、各溶接ト−チの位置は、位置センサ
697の出力信号に応じて左右方向及び上下方向に自動
的に調整され、材料の溶接線に倣って自動的に位置決め
される。材料(1,2,3)は、搬送ロ−ラ502,6
01,602,603及び607によって一定の速度で
搬送される。また、ウエブ材1がテ−パ形状であり、そ
の幅がその長手方向の各位置で異なっているので、その
幅の変化に対応するように、材料の移動に伴なって、テ
−パ面側の各機構は、ウエブ材1から離れるように、自
動的に幅方向に移動(退避)する。即ち、材料の移動に
伴なって、エアシリンダ635,644及び664の各
ロッドの位置が自動的に調整される。材料の移動量は、
ロ−タリ−エンコ−ダ678が出力する信号に基づいて
計算される。
溶接動作が停止される。続いて、エアシリンダ635,
644及び664によるフランジ材2,3の幅方向の加
圧が解除され、エアシリンダ639によるフランジ材
2,3の上下方向の加圧が解除される。次に、各溶接ト
−チが退避位置に移動する。即ち、電気モ−タ691の
駆動によって水平支持部材688が上昇し、溶接装置6
81及び682が幅方向の内側の所定位置に移動する。
これらの動作が終了すると、組立の完了したH型構造物
(1,2,3)が次の工程に搬送される。
として示すように、テ−ブル上に1枚のウエブ材(1)
と2枚のフランジ材(2,3)を横置き状態で並べて配
置すれば、2枚のフランジ材は、それぞれフランジ起し
機構によって縦置き状態に起され、図29に(B)とし
て示すように、ウエブ材に対して実質上垂直な方向に向
く。更に、ウエブ材の先端部は、ウエブ先端位置決め機
構によって、フランジ材の半分程度の高さまで持ち上げ
られ、図29に(C)として示すように、水平に支持さ
れる。つまりこれによって、ウエブ材とフランジ材の先
端部分は、断面がH形状に組合される。従って、高精度
の位置決めが可能であり、短時間で位置決めしうる。ま
た、第2番の発明では、前記ウエブ材とフランジ材を、材
料位置決め機構(610)が所定のH形状に保持し、連続溶接
機構(620)が、前記ウエブ材とフランジ材の突当て部分近
傍を所定の溶接線に沿って連続的に溶接する。従って、
位置決め作業が、機械的に自動的に行われるので、高精度
の位置決めが可能であり、短時間で位置決めしうる。
め機構(402,403)で押えたウエブ材を前記フランジ材に
仮付溶接して後 、 搬送機構(500)が 、 前記ウエブ材とフラ
ンジ材を、前記材料位置決め機構(610)に搬送すること
ができ 、 材料位置決め機構(610)で高精度の位置決めが可
能であり、短時間で位置決めしうる。
備わっており、長さの短い材料をつなぎ合せてウエブ材
を構成することができる。特に、テ−パ形状のウエブ材
を矩形の板から切り出して生産する場合、大きなウエブ
材になるに従って端材ができ易くなり、材料の無駄が大
きくなる。長さの小さい材料は端材ができにくいので、
長さの短い材料を継ぎ合せてウエブ材を構成することに
よって、端材による材料の無駄を低減しうる。
面図である。
の平面図である。
る。
ある。
ある。
図である。
正面図である。
正面図である。
図である。
ある。
ある。
向から見た断面図である。
背面図である。
面図である。
る。
図である。
視図である。
のレイアウトの概略を示す斜視図である。
ロ−ラ 112:スプロケットホイ−ル 113,126,13
1:チェ−ン 114,127:電気モ−タ 115,121:フレ
−ム 116:電磁石 122,123:ガイ
ドロ−ラ 124:ガイドレ−ル 125:可動体 128,129,130,132:スプロケットホイ−
ル 200:板継装置 201:サブマ−ジドア−ク自動溶接機 202:裏当装置 203:ロ−ラコンベ
ア 206:ストッパ 207:ア−ス装置 205:電磁石 211,213:エア
シリンダ 212:銅板 221:自走台車 222:ガイドレ−ル 223:電極 300:2番ロ−ラテ−ブル 301,302:板端
揃え装置 304:位置決めロ−ラ装置 311〜314,321〜324:フランジ起し装置 331:フレ−ム 332:ロ−ラ 333,334,335:電気モ−タ 336:チェ−ン 337:スプロケット
ホイ−ル 341,342,343,・・・:ガイドロ−ラ 351,352,353,・・・:軸 361:リンク機構 362:エアシリンダ 371:フランジ起しロ−ラ 372,383:電気
モ−タ 373,374,384:スプロケットホイ−ル 375:チェ−ン 376:可動フレ−ム 377:軸 378:ストッパ 379,380:エアシリンダ 381:フレ−ム 382:車輪 385:ロ−ラチェ−
ン 386:ガイドレ−ル 400:仮組立装置 401:仮組立装置本体 402,403:ウエブ先端位置決め機構 404:ストッパ 412,413:押上
げ装置 418:LMガイド 417,425,441,446:フレ−ム 414:ハンドル 415:ロッド 421:支持ロ−ラ 424:軸受け部材 426,452,443,444,445:LMガイド 422:エアシリンダ 431,432:ウエ
ブ押え機構 433,434:フランジ押え機構 447,462:電気モ−タ 448,463:平歯
車 449,464:ラック 450:ウエブ押えロ
−ラ 451:ロ−ラ支持部材 446,461:フレ
−ム 453,455:ロッド 454:ギアボックス 456:ハンドル 467:支持部材 469:チェ−ン 468:電気モ−タ 465:フランジ押えロ−ラ 470:LMガイド 471,482:エアシリンダ 481:軸 500:3番ロ−ラテ−ブル 501:位置決め機構 502:搬送ロ−ラ 503:サ−ボモ−タ 504,589:フレ−ム 505,507,574,576,583,585:スプロ
ケットホイ−ル 506,575,584:チェ−ン 508:減速機 511:ガイドロ−ラ 550,560:ウエブ押上げ機構 571:ジャッキ 581:ハンドル 573,577,582,586:ロッド 591,592:支持機構 578,579:LM
ガイド 572:電気モ−タ 593:支持ボ−ル 594:支持ロ−ラ 595,596:エンドロックエアシリンダ 600:組立溶接装置 601,602,60
3:搬送ロ−ラ 604:フランジ上下位置決め装置 605:ウエブ位置決め装置 606,607,608:フランジ幅方向位置決め装置 610:材料位置決め機構 620:連続溶接機構 621:ペ−ルパック 622:フラックス循
環装置 631:右側支持機構 632:左側支持機構 633,638,648:フレ−ム 634,637,643,647,649,651:L
Mガイド 635,644:低摩擦エアシリンダ 636L,636U:ロ−ラ 639,652,664,675:エアシリンダ 641:右側支持機構 642:左側支持機構 645,646:ロ−ラユニット 650:支持部材 654,686,687,690:ロッド 655:ハンドル 656,657,661,662:ロ−ラ 663,684,685,691:電気モ−タ 671,672:ピンチロ−ラ 673:支持部材 674:軸 676:中空ロ−ラ 677:ゴムロ−ラ 678:ロ−タリエン
コ−ダ 681,682:溶接装置 683:LMガイド 688:水平支持部材 689:フレ−ム 692:ナット 693,694:スラ
イダ 695:先行溶接ト−チ 696:後行溶接ト−
チ 697:位置センサ 698,699:ワイ
ヤ送給モ−タ 700:4番ロ−ラテ−ブル 800:ワ−ク横送り
装置
Claims (4)
- 【請求項1】 1枚のウエブ材とその両端部に配置され
る2枚のフランジ材を組合せてH型構造物を構成するH
型構造物の組立装置において:それぞれが前記ウエブ材および2枚のフランジ材の3者
を横置き状態で同一円周面で下支えする複数の 、 搬送方
向に分布した搬送ローラ; 横置き状態に配置された前記2枚のフランジ材を、前記
ウエブ材を挟むように前記搬送ローラ上で縦置き状態に
起してその状態を保持するフランジ起し機構;および 、 前記 縦置き状態の2枚のフランジ材の間の横置き状態の
ウエブ材を、フランジ材の半分程度の高さまで持ち上げ
るために 、 下側から押し上げて水平に支持する複数の支
持ローラを有するウエブ押上げ装置 、 および 、 前記ウエブ
材の水平に支持された部位を上から押さえる複数の押さ
えローラを有するウエブ押え機構 、 を含むウエブ位置決
め機構; を設けたことを特徴とする、H型構造物の組立て装置。 - 【請求項2】 前記ウエブ材とフランジ材を、所定のH
形状に保持する材料位置決め機構;および、前記ウエブ
材とフランジ材の突当て部分近傍を所定の溶接線に沿っ
て連続的に溶接する、連続溶接機構;を更に備える請求
項1に記載のH型構造物の組立装置。 - 【請求項3】 前記ウエブ位置決め機構で押えたウエブ
材を前記フランジ材に仮付溶接した後の前記ウエブ材と
フランジ材を、前記材料位置決め機構に搬送する搬送機
構;を更に備える請求項2に記載のH型構造物の組立装
置。 - 【請求項4】 2枚の板材をその長手方向に並べてそれ
らの板材の対向する後端と先端の端面を突き合わせて溶
接し、1枚のウエブ材を形成する板継機構;を更に備え
る、請求項1,請求項2又は請求項3に記載のH型構造
物の組立装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2221593A JP3251996B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | H型構造物の組立装置 |
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JPH06234067A JPH06234067A (ja) | 1994-08-23 |
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-
1993
- 1993-02-10 JP JP2221593A patent/JP3251996B2/ja not_active Expired - Fee Related
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