JPH0671601A - 木質パネル製造ラインにおけるサイザー装置 - Google Patents

木質パネル製造ラインにおけるサイザー装置

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JPH0671601A
JPH0671601A JP19553791A JP19553791A JPH0671601A JP H0671601 A JPH0671601 A JP H0671601A JP 19553791 A JP19553791 A JP 19553791A JP 19553791 A JP19553791 A JP 19553791A JP H0671601 A JPH0671601 A JP H0671601A
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高晴 志賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレハブ住宅等の建材となる矩形板状の木質
パネルの製造の仕上げ工程において、正確に規格どうり
の寸法の木質パネルに整形することができるサイザー装
置を提供すること。 【構成】 本発明のサイザー装置は、木質パネルの4つ
の側縁を一側縁ずつ切断する第1ないし第4の切断機1
0、20、30、40からなる。4つの切断機は、縦横
に2台ずつ隣接して配置されている。そして、第2ない
し第4の切断機20、30、40には、木質パネルの切
断された側縁を基準として、切断機上の木質パネルの位
置を決める第2ないし第4の位置決め手段が設けらてい
る。そして、第1ないし第4の切断機10、20、3
0、40で、順次木質パネルの各側縁を既に切断された
側縁を基準にして切断していくようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ住宅等の建材
として使用される木質パネルを製造するラインにおい
て、仕上げ工程として、製造すべき木質パネルの形を最
終的に整える木質パネル製造ラインにおけるサイザー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、木質系のプレハブ住宅等にあっ
ては、壁や床あるいは屋根等を、木質のパネルによって
施工する手段が実施されている。このようなプレハブ住
宅の施工に適用される木質パネルとしては、例えば図7
に示すような構造のものがある。この木質パネルPは、
縦框および横框を構成する框材(芯材)1a,1bによって
四角枠状に組んだ枠体1の内側に縦、横に延在する補強
用芯材2a,2bを配して枠組2とし、さらにこれら補強
用芯材2a,2bと縦横の框材1a,1bに囲まれた内部にグ
ラスウール等の断熱材3を充填するとともに、前記枠体
1の表裏両面に、それぞれ合板からなる面材4,4を貼
設したものである。
【0003】この木質パネルPの製造工程を簡単に説明
すると、まずこれら框材1a,1bを枠状に組んだ後、十
字等に組んでなる補強用芯材2a,2bbを取り付ける。
次に、枠体1に補強用芯材2a,2bを取り付けた枠組2
に、接着剤を塗布する。そして、枠組2の一面に面材4
を貼り、これを裏返して、枠組2のもう一方の面に接着
剤を塗布する。次いで、この接着剤の塗布と同時に枠組
2の内部に所定の大きさ、形状に切断した断熱材3を充
填し、枠組2の上面より面材4を貼る。
【0004】そして、前記面板用の合板は予め仕上げ代
を見込んで大きめの外形寸法とされており、木質パネル
P製造の仕上げ工程として、木質パネルPの4つの側縁
の長手方向に沿って上記仕上げ代を切断するサイザー工
程を行なっていた。該サイザー工程を行なう従来のサイ
ザー装置は、所定の間隔(木質パネルの規格された幅も
しくは長さ)で、かつ切断方向を平行にした2枚の円盤
状の回転刃が設けられ、この回転刃が切断方向に沿って
互いに平行に移動するものである。そして、このサイザ
ー装置は、回転刃の間に固定された状態の木質パネルの
対向する2側縁を回転刃により平行に切断するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に切断方向を平行にして設けられた回転刃の間に木質パ
ネルを通過させて、該木質パネルの形状を規格された矩
形にする場合には、該木質パネルの長さ方向に沿った二
つの側縁を整形する工程と、長さ方向に対して垂直な二
つの側縁を整形する工程との二回の工程を行なう必要が
ある。
【0006】上記のようにサイザー工程を行なった場合
には、それぞれ同方向に沿った側縁同士が、正確に平行
に整形されることになるが、木質パネルの各角を狂いの
ない直角にすることが困難であった。すなわち、木質パ
ネルの2つの側縁をそれぞれ平行に整形する方法なの
で、木質パネルの形状が、平面視して長方形ではなく、
平行四辺形になる可能性があった。
【0007】そして、木質パネルの寸法や角の角度等に
は、ある程度の誤差が、許容範囲として認められるが、
この許容範囲を越えないように、木質パネルのサイザー
加工を行なうには、木質パネルを正確に位置決めして固
定するのに手間がかかるという問題点があった。また、
プレハブ住宅の品質をさらに向上させるためには、木質
パネルの寸法や角の角度等において規格に対する誤差の
許容範囲をなるべく低くする必要があるが、上記従来の
方法では現状以上に精度を高めることが困難であった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、木質パネルの形状を正
確に規格に合わせて整形することができる木質パネル製
造ラインにおけるサイザー装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の木質パネル製造
ラインにおけるサイザー装置では、木質パネルの一側縁
を側縁の長さ方向に沿って直線状に切断する第1の切断
機と、前記一側縁の反対側の側縁を一側縁と平行に切断
する第2の切断機と、前記一側縁と直交する一方の側縁
を一側縁に対して直角に切断する第3の切断機と、前記
一側縁と直交する他方の側縁を前記一方の側縁と平行に
切断する第4の切断機とからなり、前記第1ないし第4
の切断機には、木質パネルが固定されるとともに該木質
パネルを次の切断機もしくは次工程に搬送する搬送手段
となる矩形板状の作業面を有する第1ないし第4の作業
台と、該作業台の一側部の側方に設けられ、該作業台の
一側部から突出した木質パネルの側縁を切断する第1な
いし第4の切断手段と、木質パネルの切断すべき側縁を
作業台上方から押圧して作業台に固定する第1ないし第
4の押圧手段とを具備してなり、前記第1及び第2の作
業台は、第1及び第2の切断手段を互いの作業台の反対
側に配置した状態で隣接して配置され、第3の作業台
は、第2の作業台の第2の切断手段の設けられた側部と
直角な一方の側部に、第3の切断手段を反対側に配置し
た状態で隣接して配置され、第4の作業台は、第4の切
断手段を第3の切断手段の反対側に配置した状態で第3
の作業台に隣接して配置され、さらに、前記第1の切断
機には、最初に切断すべき木質パネルの側縁に沿って該
木質パネルの位置を決める第1の位置決め手段が設けら
れ、前記第2の切断機には、第1の切断機により切断さ
れた木質パネルの側縁を基準にして該木質パネルの位置
を決める第2の位置決め手段が設けられ、第3の切断機
には、第1の切断機もしくは第2の切断機により切断さ
れた木質パネルの側縁を基準にして該木質パネルの位置
を決める第3の位置決め手段が設けられ、第4の切断機
には、第1の切断機もしくは第2の切断機と、第3の切
断機とにより切断された木質パネルの側縁を基準にして
木質パネルの位置を決める第4の位置決め手段が設けら
ていることことを前記課題の解決手段とした。
【0010】
【作用】上記構成によれば、サイザー工程の前工程から
枠体の両面に面板が貼設された状態で、第1の切断機の
第1の作業台上に木質パネルが搬送され、第1の位置決
め手段により、切断すべき側縁を基準にして木質パネル
の位置が決められる。この状態で、第1の押圧手段によ
り木質パネルが第1の作業台に固定され、第1の切断手
段により切断すべき木質パネルの側縁が切断される。以
下同様に、第2ないし第4の切断機により、木質パネル
の残りの3つの側縁が切断される。
【0011】この際に、第1ないし第4の作業台と第1
ないし第4の切断手段が上記配置に配置されているの
で、木質パネルは、向き及び上下面を変えることなく、
縦横方向に平行移動するだけであり、かつ、また、木質
パネルを各切断機間で移動させる際には、各切断手段の
位置を変える必要がないので、最低の作業量で木質パネ
ルの4つの側縁を切断することができる。また、各作業
台が上記のように、縦横に配列されているので、一列に
作業台を配置して場合に比べて、約半分の長さで済み、
作業場内の空間を有効に利用できる。さらに、木質パネ
ルの一側縁を切断した後は、切断された側縁を基準とし
て、各位置決め手段により木質パネルの位置を決めるの
で、高い精度で、木質パネルの4つの側縁を切断するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図面を参照して説
明する。図1ないし図6は、本実施例の木質パネル製造
ラインにおけるサイザー装置を示すものであって、本実
施例のサイザー装置は、木質パネルP1、P2(図3等
に図示)を製造するに際して、木質パネルP1、P2を構
成する矩形枠状の枠体1に予め仕上代を見込んだ大きめ
の面板4を貼設した後に、木質パネルP1、P2の4つの
側縁を切断することにより、木質パネルP1、P2を規格
された正確な長方形に整形するものである。なお、図3
及び図4に示す木質パネルP1及びP2は、複数ある木質
パネルの規格のなかで、最小のものと、最大のものを示
すものであり、木質パネルPのサイズがわかり易いよう
に、両方の木質パネルP1、P2を一度に図示したもの
である。
【0013】そして、本実施例のサイザー装置は、図1
に示すように、木質パネルP1、P2の4つの側縁のうち
の一側縁だけを切断する4つの第1ないし第4の切断機
10、20、30、40を主体として構成されている。
【0014】そして、これら第1ないし第4の切断機1
0、20、30、40の基本構成は、木質パネルP1、
P2を切断する際に木質パネルP1、P2を固定する矩形
板状の作業面を有すると共に、図2に示すように、木質
パネルP1、P2を次の切断機もしくは次工程に搬送する
搬送手段となる第1ないし第4の作業台11、21、3
1、41と、これら第1ないし第4の作業台11、2
1、31、41の一側部の側方に設けられ、かつ木質パ
ネルP1、P2の側縁を切断する第1ないし第4の切断手
段12、22、32、42と、木質パネルP1、P2の側
縁を切断する際に、該側縁部を上方から各作業台11、
21、31、41に押圧して作業台11、21、31、
41に固定する第1ないし第4の押圧手段14、24、
34、44(図6に第1の押圧手段14だけを詳細に図
示し、他は図3もしくは図4に図示)と、木質パネルP
1、P2の各側縁を規格どおりに切断するように、第1な
いし第4の作業台11、21、31、41上の木質パネ
ルP1、P2の位置を正確に決める第1ないし第4の位置
決め手段13、23、33、43(図3もしくは図4に
図示)とからなるものである。
【0015】また、第1ないし第2の切断機10、20
の配置される位置は、図1に示すように、第1の作業台
11と、第2の作業台12がその長手方向を平行にした
状態、かつ僅かに間隔をあけて隣接した状態で配置され
ている。そして、第1及び第2の切断手段12、22
は、それぞれ、第1及び第2の作業台11、21の互い
に隣接する側部11a、21aのそれぞれ反対側の側部
11b、21bの側方に設けられている。
【0016】第3の切断機30は、第3の作業台31の
長手方向を第1の作業台11の長手方向と平行にすると
共に、その短辺側の一側部31aを第1の作業台11の
短辺側の側部11cと僅かに間隔をあけて隣接した状態
で第1の作業台11と一列に配置されている。そして、
第3の切断手段32は、第3の作業台31の前記一側部
31aの反対側の側部31bの側方に配置されている。
【0017】第4の切断機40は、第4の作業台41の
長手方向が第3の作業台31と平行に配置されるととも
に、第4の作業台41の長辺側の一側部41aと第3の
作業台31の長辺側の一側部31bとが僅かに間隔をあ
けた状態で隣接して配置され、かつ、第4の作業台41
が第2の作業台21と一列になるように配置されてい
る。そして、第4の切断手段42は、第4の作業台41
と第2の作業台21の間、すなわち、第3の切断手段3
2の反対側に設けられている。また第1の作業台11の
短編側の一側部11cには、木質パネルP1、P2の枠体
1に面板4を接着した状態で面板4を押圧して圧着する
プレス機Oから木質パネルP1、P2を第1の作業台11
に搬送するローラーコンベアーRが配置されている。
【0018】前記第1ないし第4の作業台11、21、
31、41は、図1に示すように、その上面が木質パネ
ルP1、P2を固定するための矩形状の作業面となってい
る。そして、前記作業面には、多数のスリット(図示
略)が長さ方向に対して直角に設けられており、各スリ
ットからは、図2に示すように、各作業台11、21、
31、41内部に設けられたローラーコンベアーを構成
するローラー60…と、各ローラー60…の横にローラ
ー60…の長さ方向に沿って回動する無端チェーン(図
示略)を有するチェーンコンベアーとが出没自在にその
上面を作業面上に突出させるようになっている。図2
は、各作業台11、21、31、41の作業面を取り除
いた状態を示すものである。
【0019】前記ローラーコンベアーは、木質パネルP
1、P2を作業台11、21、31、41の長手方向に搬
送するローラー60…を有するものであり、前記チェー
ンコンベアーは、木質パネルP1、P2を作業台11、
21、31、41の長手方向に対して直角に搬送する無
端チェーンを有するものである。そして、各ローラー6
0…及び無端チェーンは、その駆動部(図示略)も含め
て、周知のエアジャッキにより上下動するようになって
おり、前記作業面のスリットから僅かに上端面を突出で
きるようになっている。
【0020】また、図3もしくは図4に示すように第
1、第3及び第4の作業台11、31、41の四隅の近
傍からはそれぞれ支柱62…が立設され、第2の作業台
21の四隅のうちの三つの隅の近傍からそれぞれ支柱6
2…が立設されており、この支柱62…により、押圧手
段50等が支持されるようになっている。
【0021】前記第1ないし第4の切断手段12、2
2、32、42は、図3及び図4に示すように、刃物ユ
ニット70と、該刃物ユニット70を移動させる移動手
段71とからなるものである。刃物ユニット70は、円
盤状の刃70aと、この刃70aを回転させる電動モー
ター70bとからなるものである。そして、移動手段7
1は、各作業台11、21、31、41の側方の床面
に、作業台11、21、31、41の側面に平行に敷設
された2本のガイドレール71aと、無端ベルトを有す
る伝動装置(図示略)と、前記ガイドレール71aに摺
動自在に嵌合されると共に前記無端ベルトに接続され、
かつその上面に、前記刃物ユニット70が設置される移
動台(図示略)とからなっている。
【0022】前記伝動装置は、刃物ユニット70の移動
始点と移動終点とにそれぞれ設けられた歯車(図示略)
と、内周面に該歯車と歯合する凹凸が設けられ、かつ2
つの歯車に掛け渡されたゴム製の前記無端ベルトと、一
方の歯車を駆動する電動モーター(図示略)とからな
る。前記歯車は、それぞれ、ガイドレール71aに対し
て直角に配置された回転軸により回動自在に配置されて
いる。そして、これら歯車に掛け渡された無端ベルトが
ガイドレール71aに沿って移動するようになってい
る。
【0023】また、前記移動台は、前記刃物ユニット7
0の刃70aが、各作業台11、21、31、41の側
面と平行になり、かつ刃物ユニット70の移動方向と平
行になるように、刃物ユニット70を設置している。そ
して、このような構成のもとに、刃物ユニット70の刃
70aは、各作業台11、21、31、41の切断手段
12、22、32、42側側面に近接して平行に移動す
るようになっている。
【0024】次に、第1ないし第4の押圧手段14、2
4、34、44について説明するが、前記第2ないし第
4の押圧手段24、34、44が、第1の押圧手段14
と同様の構成なので、図6に示す第1の押圧手段14を
参照して説明する。第1ないし第4の押圧手段14、2
4、34、44は、前記支柱62…のうちの第1ないし
第4の作業台11、21、31、41の第1ないし第4
の切断手段12、22、32、42に臨む側部側に設け
られた2本の支柱62、62と、該支柱62、62の上
端同士の間にかけ渡された支持梁63と、前記2本の支
柱62、62の内側の側面にそれぞれ設けられた2本の
円柱上のガイドレール50、50と、該ガイドレール5
0、50に両端を上下に摺動自在に嵌合した棒状の押圧
部51と、該押圧部51を上下動させる駆動部52とを
主体として構成されている。
【0025】前記駆動部52は、一方の支柱62の押圧
部51と支持梁63との間に後端を上下に回動自在に接
続されたシリンダー装置53と、前記支持梁63と押圧
部51の間に支持梁63に平行に配置され、かつ一端に
前記シリンダー装置53の前端を回動自在に接続した角
柱状の伝動棒54と、該伝動棒54を介して、支持梁6
3と押圧部51をリンクする複数の細板55…とからな
る。
【0026】前記細板55…は、2本一組で、伝動棒5
4を介して、支持梁63と押圧部51をリンクするよう
になっており、一方の細板55の一端が支持梁63に、
上下に回動自在にピン結合され、他端が伝動棒54に前
記一端と同様にピン結合されている。そして、他方の細
板55の一端が一方の細板55と同様に伝動棒54にピ
ン結合され、他端が同じく押圧部51にピン結合されて
いる。そして、このような2本一組の細板55が、伝動
棒54の長手方向に沿って、一定の間隔で5組み設けら
れている。
【0027】このような構成のもとに、前記シリンダー
装置53を伸張させると、図6に示すように、押圧部5
1が作業台11上の木質パネルP1上面から間隔をあけ
て上方に位置し、前記シリンダー装置を収縮させると、
図6に2点鎖線で示す位置まで、押圧部51の下面が移
動していき、さらにシリンダー装置を伸縮側に作動させ
ることにより、木質パネルp1を作業台11上面に押し
つけるようになっている。
【0028】前記第1の位置決め手段13は、図3に示
すように、第1の作業台11に設けられた固定定規13
aと、第1の切断手段12側に木質パネルP1、P2を押
圧して幅寄せする幅寄せ部13bと、第1の作業台11
の第1の切断手段12側側面に設けられ、かつ木質パネ
ルP1、P2の切断すべき側縁を切断方向と平行にした状
態で幅寄せを止める第1のストッパー13c…とから構
成されている。
【0029】前記固定定規は、図3に示すように、木質
パネルP1、P2の一側縁を案内するものであって、第1
の作業台11の短編側の一側部に、該側部の側縁に沿っ
て(第1の切断手段12の切断方向に対して直角に)作
業台11上面に突出するように固定された板体である。
【0030】前記幅寄せ部13bは、図3及び図5に示
すように第1の作業台11の4本の支柱62のうちの2
本ずつに、第1の作業台の長手方向に沿ってそれぞれ掛
け渡された支持梁63、64(図3に図示)と、該支持
梁63、64に対して直角に配置され、その両端を支持
梁63、64に接合された2本のチェーン用梁65、6
5と、該チェーン用梁65両端の下側にそれぞれ回動自
在に設けられた歯車65a、65aと、これら2つの歯
車65a、65a間に該歯車65a、65aに歯合して
かけ渡された無端チェーン65b、65bと、2本のチ
ェーン65b、65bに、その両端部を接続されて、作
業台11上面上方に、第1の切断手段12の切断方向と
平行に配置されたL型鋼65cとを主体として構成され
ている。前記L型鋼65cは、その一側縁にチェーン6
5bが接合され、他側縁が作業台上の木質パネルP1の
端面を押圧するようになっている。すなわち、L型鋼6
5cは、前記歯車65a、65aの回動によって周回す
るチェーン65bによって第1の切断手段12の切断方
向に対して直角に移動可能となっている。
【0031】前記ストッパー13cは、前記第1の作業
台11の第1の切断手段12側の側面に沿って、作業台
11上方に突出する円柱状のものである。そして、該ス
トッパー13cは、第1の切断手段12の切断方向に沿
って、間隔をあけて一列に並んで複数設けられている。
該ストッパー13cの上部は、断面半円形に形成されて
いる。そして、該ストッパー13cは中心軸を回転軸と
して、回動自在に作業台11に支持されている。また、
ストッパー13cが作業台11上面から突出する高さ
は、木質パネルP1、P2の枠体1の高さよりも僅かに
低く形成されている。
【0032】そして、このような構成のもとに、第1の
位置決め手段13は、プレス機Oから搬送され、ローラ
ーコンベアーRにより固定定規13aに一側縁が当接す
るまで移動させられた木質パネルP1を、幅寄せ部13
bにより、木質パネルP1の切断すべき一側縁がストッ
パー13cに当接するまで幅寄せして位置を決めるもの
である。また、前記ストッパー13bは、その上部が、
木質パネルP1、P2の側縁を当接させる際に、第1の
作業台11の方向に円弧部分13dを向け、第1の切断
手段12により木質パネルP1、P2の側縁を切断する
際に、円弧部分13dを第1の作業台11の反対方向に
向けるようになっている。すなわち、切断時には、木質
パネルP1、P2の側縁と、ストッパー13cとの間に
間隔があくようになっている。そして、木質パネルP1
を切断する際には、第1の切断手段12の刃70aが、
第1の作業台11とストッパー13cの円弧部分13d
の間を通過するようになっている。
【0033】前記第2の位置決め手段23は、木質パネ
ルP1、P2を第2の作業台21の第2の切断手22段側
に引き寄せる引き寄せ部23aと、第2の切断手段22
に対して異なるサイズの木質パネルP1P2の切断された
側縁の位置を決める複数の位置決めピン23b…(図3
には木質パネルP1、P2用の位置決めピン23bだけ図
示)と、該位置決めピン23b…のうちの切断すべき木
質パネルP1、P2に対応する位置決めピン23b…を選
択する光センサー部(図示略)とからなるものである。
【0034】前記引き寄せ部23は、例えば、先端に吸
着部(図示略)を有するシリンダー装置(図示略)であ
る。そして、該シリンダー装置は、先端を作業台方向に
向けて第2の作業台21の第2の切断手段22側側方
に、切断方向に沿って間隔をあけて複数固定されてい
る。また、前記シリンダー装置は、第2の切断手段22
の刃物ユニット70に接触しない高さに、取付けられる
とともに、シリンダー装置を収縮した状態で、シリンダ
ー装置先端の吸着部と第2の作業台側面との間に第2の
切断手段22の刃70aが通過するようになっている。
【0035】前記位置決めピン23bは、前記支柱62
…により支持された位置決めピン突出機構(図示略)に
より作業台21上方から作業台21上の木質パネルP
1、P2の端面に当接できる高さまで突出させられるよう
になっている。また、各位置決めピン23bは、木質パ
ネルP1、P2の所定のサイズごとに、第2の切断手段2
2の切断方向に対して平行な一直線上に一列に配置され
ている。すなわち、製造される木質パネルP1、P2のサ
イズの数に対応して複数列の位置決めピン23bが配置
されている。そして、前記、位置決めピン突出機構は、
各列ごとに位置決めピンを支持すると共に、シリンダー
装置により上下動するようにしたものである。
【0036】また、前記光センサーは、周知の光センサ
ーであって、第2の作業台21の作業面の裏に、第2の
切断手段22の切断方向に対して垂直方向に沿って1列
に、サイズの種類に対応した間隔をあけて配置されてい
る。そして、光センサーの受光部が作業面上から光を受
けられるように、光センサーに対応して作業面に透孔
(図示略)が設けられている。
【0037】このような構成のもとに、第2の位置決め
手段23は、第2の作業台21の引き寄せ部23aのシ
リンダー装置を伸張した状態の吸着部に木質パネルP
1、P2の切断すべき側縁が当接するまでチェーンコンベ
アーにより搬送されるようになっている。そして、吸着
部により木質パネルP1、P2の端面を吸着した状態で
シリンダー装置を収縮して、木質パネルP1、P2を第2
の切断手段22側に引き寄せるようになっている。ま
た、木質パネルP1、P2を引き寄せた状態で、光を遮
られた光センサーのうちの最も第2の切断手段22から
遠い光センサーの位置に対応する位置決めピン23bが
木質パネルP1、P2の切断すべき側縁の反対側の側縁の
近傍に下降するようになっている。この状態で、引き寄
せ部23aのシリンダー装置を伸張させることにより、
第1の切断手段12で直線状に切断された木質パネルP
1、P2の側縁が位置決めピンに押圧された状態で木質パ
ネルの位置が決められるようになっている。
【0038】第3の位置決め手段33は、図4に示すよ
うに、第1の位置決め手段13と略同様な、固定定規3
3aと、幅寄せ部33b、33cと、第3の作業台31
の第3の切断手段32側に設けられたストッパー33d
とから構成されている。ただし、第3の切断機30にお
いては、幅寄せ部33b、33cが、第1の切断機10
と同様に、ストッパー33d方向に木質パネルP1、P2
を幅寄せするものと、固定定規33a側に幅寄せするも
のとの二つ設けられている。また、前記固定定規33a
は、作業台31の長辺側の一方の側縁に第3の切断手段
32の切断方向に対して直角に、作業台31上面に突出
して、木質パネルP1、P2の一側縁を案内するように設
けられている。
【0039】一方の幅寄せ部33bのL字鋼65cは第
3の切断手段32の切断方向に対して直角に配置されと
ともに、該切断方向に対して平行に移動可能になってい
る。他方の幅寄せ部33cのL字鋼は、第3の切断手段
32の切断方向に対して平行に配置されるとともに、該
切断方向に対して直角に移動可能となっている。また、
ストッパー33dは、該切断方向に対して平行に作業台
31側縁に一直線上に配置されている。
【0040】そして、このような構成ものもとに、第3
の位置決め手段33は、木質パネルP1、P2の第2の切
断手段により切断された側面を一方の幅寄せ部33bに
より、固定定規に押しつけた状態で、他方の幅寄せ部3
3cにより、木質パネルの切断すべき側縁を ストッパ
ー33dに押圧して位置決めするようになっている。
【0041】第4の位置決め手段43は、第3の位置決
め手段33と略同様な固定定規43aと幅寄せ部43b
とに加えて、第2の位置決め手段23と略同様な引き寄
せ部43c…と位置決めピン43d…とからなる物であ
る。引き寄せ部43c…と位置決めピン43d…は、そ
れぞれ、第4の切断手段42の切断方向に対して平行な
直線上に第2の位置決め手段23の引き寄せ部23aと
位置決めピン23bと同様に一列もしくは複数列に複数
配置されている。また、幅寄せ部43bのL字鋼65c
は、第4の切断手段42の切断方向に対して直角に配置
され、かつ前記L字鋼65cは、前記切断方向に対して
平行に移動可能となっている。前記固定定規43aは、
木質パネルP1、P2の一側縁を案内するように、第4の
作業台41の上面に第3の作業台31と隣接する側部の
反対側の側部に、該側部の側縁に沿って(第4の切断手
段42の切断方向に対して直角に)、作業台41上面に
突出して設けられている。
【0042】このような構成のもとに、第4の位置決め
手段43は、第2の位置決め手段23と同様に、引き寄
せ部43cにより木質パネルP1、P2を第4の切断手段
42側に引き寄せ、この状態で、位置決めピン43dを
下降させるようになっている。そして、幅寄せ部43b
により木質パネルP1、P2を固体定規43aに押しつけ
た状態で、引き寄せ部43cにより木質パネルP1、P
2を位置決めピン43dに押しつけて木質パネルP1、
P2の位置決めを行なうようになっている。
【0043】次に、本実施例のサイザー装置の作用及び
使用方法について説明する。まず、前工程のプレス機O
より、枠体1に面板4を圧着された木質パネルP1がロ
ーラーコンベアーRにより第1の作業台11上に搬送さ
れる。この際に、第1の作業台11に内蔵されたローラ
ー60と無端チェーンのうちの搬送方向が第1の作業台
11の長手方向に添ったローラー60…が予め上昇した
状態になっており、このローラー60…がローラーコン
ベアーRから木質パネルP1を引き継ぎ、固定定規13
aに木質パネルP1の一方の端面が当接するまで搬送す
る。
【0044】次に、第1の位置決め手段13のストッパ
ー13cが、その円弧部13d側の側面を第1の作業台
11に向けるように回転する。そして、幅寄せ部13b
が木質パネルP1の長辺側の一側縁を押圧して、反対側
の側縁の枠体1の部分をストッパー13cに当接させ
る。この状態で第1の押圧手段14が上方から木質パネ
ルP1の他側縁側を押圧し、作業台11に固定する。そ
して、幅寄せ部13bが後退するとともに、ストッパー
13cが回転し、円弧部13d側の側面を第1の作業台
11の反対側に向け、第1の作業台11側面とストッパ
ー13cとの間に刃物ユニット70の刃70aが通過で
きる間隔があけられる。そして、第1の切断手段12の
刃物ユニット70が一列に並んだストッパー13cに沿
って、木質パネルP1の側縁を切断する。この際に、第
1の切断機10においては、木質パネルP1が、切断方
向に平行に複数配置されたストッパー13cにより切断
すべき側縁の枠体1と切断方向が平行に配置されている
ので、枠体1よりはみ出した面板4が枠体1に沿って直
線状に切断される。
【0045】そして、切断終了後に、第1の押圧手段1
4が上方に移動し、第1の作業台11に内蔵され、第1
の作業台11の長手方向に直角な搬送方向を有する無端
チェーンが上昇するとともに、木質パネルP1を第2の
作業台21に搬送する。
【0046】第2の作業台21では、搬送方向が第2の
作業台21の長手方向に対して直角な搬送方向を有する
無端チェーンが予め上昇した状態になっており、第1の
作業台21の無端チェーンから木質パネルP1を引き継
ぎ、シリンダー装置が伸張した状態の引き寄せ部23a
に木質パネルP1の切断された側縁の反対側の側縁が当
接するまで搬送する。そして、無端チェーンが下降す
る。次に引き寄せ部23aの吸着部が木質パネルP1の
端面を吸着すると共に、シリンダー装置を収縮させ、木
質パネルP1を第2の切断手段22側に移動させる。こ
の状態で、第2の作業台21の上面に設けられた光セン
サーのうち最も第2の切断手段22から遠い光センサー
に対応する位置決めピン23bが、第2の作業台21上
方から下降する。この位置決めピン23bに木質パネル
P1の切断された側縁が当接するように引き寄せ部23
aが木質パネルP1を押圧する。
【0047】そして、この状態で第2の押圧手段24が
木質パネルP1を第2の作業台21に押圧し、位置決め
ピン23bが上昇するとともに、引き寄せ部23aのシ
リンダー装置が収縮し、木質パネルP1側縁と引き寄せ
部23a先端の吸着部との間に刃物ユニット70の刃7
0aが通過できる間隔をあける。そして、第2の切断手
段22が木質パネルP1の側縁を切断する。この際に、
第2の切断機20においては、第1の切断機10に切断
された側縁が、第2の切断手段22の切断方向と平行に
位置決めピン23bにより位置決めされ、かつ位置決め
ピン23bと第2の切断手段22の刃70aとの距離
は、規格された木質パネルの幅となっているので、木質
パネルP1の長辺側の一側縁が他側縁に対して平行かつ
規格された距離をおいて直線状に切断されることにな
る。
【0048】そして、切断後、押圧手段24が解除され
るとともに、搬送方向が第2の作業台21の長手方向に
沿ったローラー60が上昇し、木質パネルP1を第3の
作業台31に搬送する。第3の作業台31では、前記第
1の作業台11と同様に、木質パネルP1の短辺側の一
側縁がストッパー33dに当接するまで、木質パネルP
1が搬送される。
【0049】次に、まず長辺側の幅寄せ部33bによ
り、木質パネルP1の切断された側縁が固定定規33a
に押圧され、この状態で、第1の切断機10と同様に短
辺側の幅寄せ部33cにより、ストッパー33dに切断
すべき側縁を押圧させて木質パネルP1の位置を決め、
第3の押圧手段34により固定し、木質パネルP1の側
縁を切断する。この際に、第3の作業台31では、第1
及び第2の切断機10、20により切断された側縁がそ
れぞれ、第3の切断手段32に対して直角な固定定規3
3aと幅寄せ部33cのL字鋼65cとにより規制され
るので、木質パネルP1の短辺側の一側縁が、既に切断
された長辺側の一側縁に対して直角に切段されることに
なる。
【0050】次に、木質パネルP1は、前記第2の作業
台21と同様に第4の作業台41に搬送される。第4の
作業台41では、作業台41の固定定規43aに木質パ
ネルP1の長辺側の一方の側縁が当接するまで、第4の
作業台41の長手方向に対して直角な搬送方向を有する
無端チェーンにより搬送され、その後に、木質パネルP
1の短辺側の側縁が引き寄せ部43cに当接するまで第
4の作業台41の長手方向に沿った搬送方向を有するロ
ーラー60で搬送される。第2の位置決め手段23と同
様に、木質パネルP1が引き寄せ部43cにより、引き
寄せられ、位置決めピン43dが下降する。次に幅寄せ
部43bにより木質パネルP1が固定定規43aに押し
つけられ、この状態で木質パネルP1が引き寄せ部43
cにより位置決めピン43d側に押圧されて位置決めが
行なわれる。この状態で第4の押圧手段44により木質
パネルP1が第4の作業台41に固定される。そして、
第4の切断手段42により木質パネルP1の最後の側縁
が切断される。
【0051】この際に、第4の切断機40では、第1及
び第2の切断機10、20により切断された木質パネル
P1の2つの側縁が、固定定規43aと幅寄せ部43b
のL字鋼65cにより、それぞれ、第4の切断手段42
の切断方向に直角に規制され、第3の切断機30により
切断された木質パネルP1の側縁が、第4の切断手段4
2の切断方向に平行かつ刃物ユニット70の刃70aか
ら規格された距離で規制されるので、木質パネルP1の
最後の短辺側の一側縁は、長辺側の2つの側縁に対して
直角、かつ短編側の他側縁に対して平行、かつ該他側縁
から規格された距離で切断されることになる。
【0052】本実施例のサイザー装置によれば、前述の
ように木質パネルP1の切断された側縁を基準にして順
次木質パネルP1の側縁を切断していくので、正確に規
格されたサイズに木質パネルP1を自動で整形すること
ができる。すなわち、プレハブ住宅の建材となる木質パ
ネルP1の寸法等を高い精度で製造することができる。
したがって、プレハブ住宅自体の建築精度を高め、住宅
の耐久性等の向上を図ることができる。
【0053】また、前述のように木質パネルP1を隣接
配置された第1の切断機10から第4の切断機40ま
で、平行移動させるだけ、木質パネルP1の4つの側縁
を切断できるので、各側縁を4つの切断機10、20、
30、40で切断しようとした場合の最小の移動量で切
断できる。また、4つの切断機10、20、30、40
が一列に配置されていないので、サイザー装置の全工程
のラインが短く、作業場の空間を有効に利用することが
できる。
【0054】なお、本考案のサイザー装置は、前記実施
例に限られるものではなく、各部材の形状、寸法等の具
体的構成要件は、実施に当たり適宜変更可能である。ま
た、本実施例のサイザー装置においては、木質パネルP
1の搬入から搬出まで自動で行なうことができるので、
サイザー装置全体をカバーで覆うとともに集塵装置を設
けることにより、紛塵がサイザー装置外に飛散するのを
容易に防止することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏することができる。各切断機
は、第1及び第2の作業台が、第1及び第2の切断手段
を互いの作業台の反対側に配置した状態で隣接して配置
され、第3の作業台が、第2の作業台の第2の切断手段
の設けられた側部と直角な一方の側部に、第3の切断手
段を反対側に配置した状態で隣接して配置され、第4の
作業台が、第4の切断手段を第3の切断手段の反対側に
配置した状態で第3の作業台に隣接して配置されている
ので、木質パネルが縦横の隣接する作業台に平行移動す
るだけで、向きを変えたり裏返したりする必要がなく、
最小限の移動で整形することができる。
【0056】また、前記のように各切断機が配置されて
いるので、各切断機が一列に配置された場合に比較し
て、サイザー工程のラインが短く、作業場内のスペース
を有効に利用することができる。そして、木質パネル
は、切断された側縁を基準にして位置決め手段により順
次位置を決めて、切断が行なわれるので高い精度で木質
パネルを整形することができる。また、木質パネルの精
度を高めることにより、この木質パネルを建材として使
用するプレハブ住宅の建築精度を高めることができ、住
宅の耐久性等を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例のサイザー装置の概略を示す概略平
面図である。
【図2】上記サイザー装置の作業面を取り除いた状態の
概略平面図である。
【図3】上記サイザー装置の第1の切断機と第2の切断
機を示す平面図である。
【図4】上記サイザー装置の第3の切断機と第4の切断
機を示す平面図である。
【図5】上記第1の切断機の幅寄せ部を示す側面図であ
る。
【図6】上記第1の切断機の第1の押圧手段を示す正面
図である。
【図7】上記木質パネルを示す一部を切欠した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 木質パネルの枠体 1a、1b 木質パネルの芯材 10 第1の切断機 11 第1の作業台 12 第1の切断手段 13 第1の位置決め手段 14 第1の押圧手段 20 第2の切断機 21 第2の作業台 22 第2の切断手段 23 第2の位置決め手段 24 第2の押圧手段 30 第3の切断機 31 第3の作業台 32 第3の切断手段 33 第3の位置決め手段 34 第3の押圧手段 40 第4の切断機 41 第4の作業台 42 第4の切断手段 43 第4の位置決め手段 44 第4の押圧手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 高晴 茨城県北茨城市関南町神岡上619−27 株 式会社茨城サービスエンジニアリング内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材を矩形枠状に組んだ枠体の側面に面
    板を貼設してなる木質パネルを製造するための木質パネ
    ル製造ラインにおいて、仕上げ工程として、矩形状の木
    質パネルの4つの側縁を該側縁の長さ方向に沿って切断
    し、該木質パネルを平面視して長方形の規格された形状
    に整形するサイザー装置であって、 前記木質パネルの一側縁を側縁の長さ方向に沿って直線
    状に切断する第1の切断機と、前記一側縁の反対側の側
    縁を一側縁と平行に切断する第2の切断機と、前記一側
    縁と直交する一方の側縁を一側縁に対して直角に切断す
    る第3の切断機と、前記一側縁と直交する他方の側縁を
    前記一方の側縁と平行に切断する第4の切断機とからな
    り、 前記第1ないし第4の切断機には、木質パネルが固定さ
    れるとともに該木質パネルを次の切断機もしくは次工程
    に搬送する搬送手段となる矩形状の作業面を有する第1
    ないし第4の作業台と、該作業台の一側部の側方に設け
    られ、該作業台の一側部から突出した木質パネルの側縁
    を切断する第1ないし第4の切断手段と、木質パネルの
    切断すべき側縁を作業台上方から押圧して作業台に固定
    する第1ないし第4の押圧手段とを具備してなり、 前記第1及び第2の作業台は、第1及び第2の切断手段
    を互いの作業台の反対側に配置した状態で隣接して配置
    され、第3の作業台は、第2の作業台の第2の切断手段
    の設けられた側部と直角な一方の側部に、第3の切断手
    段を反対側に配置した状態で隣接して配置され、第4の
    作業台は、第4の切断手段を第3の切断手段の反対側に
    配置した状態で第3の作業台に隣接して配置され、 さらに、前記第1の切断機には、最初に切断すべき木質
    パネルの側縁に沿って該木質パネルの位置を決める第1
    の位置決め手段が設けられ、前記第2の切断機には、第
    1の切断機により切断された木質パネルの側縁を基準に
    して該木質パネルの位置を決める第2の位置決め手段が
    設けられ、第3の切断機には、第1の切断機もしくは第
    2の切断機により切断された木質パネルの側縁を基準に
    して該木質パネルの位置を決める第3の位置決め手段が
    設けられ、第4の切断機には、第1の切断機もしくは第
    2の切断機と、第3の切断機とにより切断された木質パ
    ネルの側縁を基準にして木質パネルの位置を決める第4
    の位置決め手段が設けらていることを特徴とする木質パ
    ネル製造ラインにおけるサイザー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101374456B1 (ko) * 2011-03-17 2014-03-18 (주)엘지하우시스 사이드가 면취된 바닥타일

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