JP3181497B2 - エレベータ吊りロープ交換用巻取機 - Google Patents

エレベータ吊りロープ交換用巻取機

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JP3181497B2 JP26046095A JP26046095A JP3181497B2 JP 3181497 B2 JP3181497 B2 JP 3181497B2 JP 26046095 A JP26046095 A JP 26046095A JP 26046095 A JP26046095 A JP 26046095A JP 3181497 B2 JP3181497 B2 JP 3181497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの吊り
ロープを交換する際に使用するエレベータ吊りロープ交
換用巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ吊りロープの交換は、乗かご
を可能な限り最上部に移動させ、その上部に位置する機
械室に設置された巻取機ベースにワイヤーを介して乗か
ごを固定した後、つり合い重りの吊りロープ固定部に作
業者の手が届くようにするため昇降路底部に作業台を立
設し、作業者が乗かご上、機械室および作業台の三方に
分かれて作業を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータ吊りロープ交換方法では、作業台の立設に多
大な時間を要するばかりでなく、多勢の作業者を必要と
することから、簡単なエレベータ吊りロープ交換方法が
望まれている。これに対して、乗かご上とつり合い重り
間を、固定したくさび状の構造体を使用した一対の吊り
ロープで連結した機種で、乗かご上から吊りロープ交換
を行なえるように、乗かご上に巻取機を設置して、作業
者の手作業で既設吊りロープの巻き取りと新設吊りロー
プの送り出しを同時に行ない、既設吊りロープを1本巻
き取る度に、巻取機全体を乗かご上から乗場床部に降ろ
して既設吊りロープを巻取機本体から取り外し、再び巻
取機本体を乗かご上に設置し、その後、同様の作業を繰
返し行なうようにしたエレベータ吊りロープ交換方法が
考えられている。しかし、乗かご上に設置した巻取機を
既設吊りロープの1本を巻き取る度に、巻取機全体を乗
かご上から乗場床部に降ろして巻き取られた既設吊りロ
ープを巻取機本体から取り外し、再び巻取機本体を乗か
ご上に設置するという行程があるため、重量物の巻取機
本体を何度も移動させることから、作業能率が悪いもの
となっていた。
【0004】本発明の目的とするところは、作業効率の
良い吊りロープ交換作業を行なえるようにしたエレベー
タ吊りロープ交換用巻取機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エレベータの乗かごとつり合い重り間をロ
ープで連結して成り、既設吊りロープを上記乗かご上に
配置した巻取機で巻取りながら交換するエレベータの吊
りロープ交換用巻取機において、上記巻取機は、上記乗
かご上に固定した巻取機支持装置可回転的に支持した
吊りロープ支持部と、この吊りロープ支持部に脱着可能
取り付けられ、上記既設ロープを巻取る吊りロープ巻
取部とを有するとともに、上記吊りロープ巻取部の外周
面には、この外周面に巻かれる上記吊りロープとの間に
隙間を形成する間隙部材を設けた構成にしてある。
【0006】このように構成したエレベータ吊りロープ
交換用巻取機は、既設吊りロープを巻取る吊りロープ巻
取部を吊りロープ支持部に脱着可能に取り付けたため、
既設吊りロープを巻取った吊りロープ巻取部だけを吊り
ロープ支持部から取り外し、乗かご上から乗場床に降ろ
し、既設吊りロープを吊りロープ巻取部から取り外した
後、吊りロープ巻取部を乗かご上の吊りロープ支持部に
再び設置する、ということを繰り返すことによって、巻
取機本体を乗かご上から取り外して移動させなくて済
む。また、吊りロープ巻取部の外周面には、この外周面
に巻かれる吊りロープとの間に隙間を形成する間隙部材
を設けたため、吊りロープ巻取部の外周面と既設吊りロ
ープとの間に形成された隙間を利用して、既設吊りロー
プを容易に結束できる。したがって、効率の良い吊りロ
ープ交換作業を行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1および図2は本発明の一実施の
形態によるエレベータ吊りロープ交換用巻取機の正面図
および側面図であり、図2の側面図は後述する吊りロー
プ接触部を取り外した状態を示している。エレベータ乗
かごの外郭を成し、かつ乗かご上に横断して設置された
クロスヘッド1へ巻取機支持装置30を固定している。
具体的にはクロスヘッド1を挾み込むように巻取機上ベ
ース2と、鋼板をL字に曲折した巻取機下ベース3を配
置し、これら間を長ねじボルト6とクランプ7により締
め付けて巻取機支持装置30をクロスヘッド1に取り付
けている。このクランプ7は、詳細を省略しているが幾
種類かのクロスヘッド1の高さに応じて調整して取付可
能な構造となっている。巻取機支持装置30の巻取機上
ベース2は、クロスヘッド1の接触面にL字に曲折した
鋼板8と、丸パイプを曲げて巻取機の外郭と他部品の取
付けおよび巻取機本体の取手を担う直立部9を有してお
り、この直立部9には補強として鋼板10が溶接してあ
る。この鋼板10にはボルト20で電動機19が固定さ
れている。電動機19の回転軸14は鋼板10に形成さ
れた切欠き孔から導出され、鋼板10における図1の上
方部に所定間隔をおいて配置した鋼板11に連結されて
いる。この鋼板11にはロープ支持部4が取り付けられ
ており、このロープ支持部4は、ロープ巻取時に片面側
へのロープ外れを防止するように丸パイプにより円形の
外郭を成す径大のロープ外れ止め4aと、鋼板11に連
結された径小の取付部4bとから成り、ロープ外れ止め
4aを補強すると共に放射状に配置した丸パイプ12で
両者間を連結している。また、これらの鋼板10の中心
部に形成した切欠きの中には巻動原力となる電動機19
の大部分を収納しており、巻動原力となる電動機19の
運転および停止は、ボルト21で電動機19の直下の位
置の鋼板11に固定された制御ボックス22よりコード
23で引き出した操作スイッチ24により行なうことが
できる。このようにして巻取機支持装置30に、ロープ
支持部4が可回転的に支持されている。
【0008】吊りロープ支持部4に脱着可能に連結され
る吊りロープ巻取部5は、他の片面側へのロープの外れ
を防止するために四方へ突出形成した補強および取手を
兼ねたロープ外れ止め5aを有して、その中心部に円形
の丸パイプでドラム状に構成されている。この吊りロー
プ巻取部5の内径部は、吊りロープ支持部4の取付部4
bの外径部に脱着可能に嵌合する構造となっており、吊
りロープ巻取部5の支持は、吊りロープ支持部4の取付
部4bより上下1ヶ所ずつ突出すると共に、への字状に
屈折したフック13に接触するように吊りロープ巻取
5を周方向にずらしながら引っ掛けて行なうように構成
されている。また、吊りロープの巻き取りの際、吊りロ
ープ支持部4と吊りロープ巻取部5は電動機軸14によ
り同軸回転をするが、これに伴ってロープ張力、自重お
よび摩擦により生じる吊りロープ巻取部5の単独での逆
回転を防止するためにスプリングレバー15を装備して
おり、吊りロープ巻取部5が逆回転をしようとすると、
スプリングレバー15が吊りロープ支持部4に喰い込ん
で逆回転を阻止する構造となっている。このようにして
吊りロープを巻取る吊りロープ巻取部5は、吊りロープ
支持部4脱着可能に連結されている。
【0009】今、吊りロープの交換作業を行なう場合、
先ず、巻取機上ベース2と巻取り下ベース3が乗かごの
クロスヘッド1を挾み込むように配置し、これらを長ね
じボルト6とクランプ7により固定して巻取機支持装置
30を取り付けた後、図2に示した既設吊りロープ16
を吊りロープ巻取機の吊りロープ巻取部5に巻きかけ、
操作スイッチ24により電動機19を運転して既設吊り
ロープ16を吊りロープ巻取部5に巻き取った後、フッ
ク13からずらすように吊りロープ巻取部5を回転し、
図2に示すように吊りロープ支持部4から吊りロープ巻
取部5を平行に抜き取り、吊りロープ支持部4側を残し
て吊りロープ巻取部5側だけを乗かご上から乗場床に降
ろす。このとき、巻取機支持装置30や吊りロープ支持
部4は乗かごに固定したままであり、乗場床に降ろすの
は巻き取り済みの既設吊りロープ16および吊りロープ
巻取部5だけであるから、乗場床への移動は比較的容易
である。
【0010】乗場床に降ろした巻き取り済みの既設吊り
ロープ16および吊りロープ巻取部5は、図3に示すよ
うに吊りロープ巻取部5の外周上の数箇所に設けた間隙
部材17である丸パイプにより隙間を形成させ、この隙
間にバインド線18を通して既設吊りロープ16を結束
する。その後、既設吊りロープ16をロープ外れ止め5
aと反対側に移動させて吊りロープ巻取部5から取外
し、その後、今度は吊りロープ巻取部5のみを乗かご上
の吊りロープ支持部4に再び設置し、同じ要領を繰り返
して全数の吊りロープを交換する。
【0011】このように吊りロープを巻取る吊りロープ
巻取部5を、吊りロープ支持部4へ脱着可能に連結した
ため、既設吊りロープ16を巻き取った吊りロープ巻取
部5のみを乗場床に降ろし、既設吊りロープ16を結束
して取り外した後、再び吊りロープ巻取部5のみを再設
置して次のロープの巻き取りを行なうことができる。し
かも、電動機19によって吊りロープ支持部4を回転さ
せるようにしているため、吊りロープ巻取部5は軽量で
取外しが容易である。また、電動機19の大部分を巻取
機本体に組み込むことにより、乗かご上の設置物の小ス
ぺース化を計り、更に制御ボックス22よりコード23
を引き出し操作スイッチ24を装備したことにより、巻
取機から離れてこれを運転することができ、稼働時にお
ける作業者の巻き込みを防止することができている。
【0012】尚、乗かごの上部に固定した巻取機支持装
置30、吊りロープ支持部4および吊りロープ巻取部5
の具体的な構成は、図示の実施の形態に限定することな
く使用できる。また既設吊りロープを巻き取るために吊
りロープ支持部4および吊りロープ巻取部5を電動機1
9で回転させたが、手動で行なうこともできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータ吊りロープ交換用巻取機は、既設吊りロープを巻取
る吊りロープ巻取部を吊りロープ支持部に脱着可能に取
り付けたため、既設吊りロープを巻取った吊りロープ巻
取部だけを吊りロープ支持部から取り外し、乗かご上か
ら乗場床に降ろし、既設吊りロープを吊りロープ巻取部
から取り外し後、吊りロープ巻取部を乗かご上の吊り
ロープ支持部に再び設置する、ということを繰り返すこ
によって、従来のように重量物である巻取機本体を何
度も移動させなくて済む。また、吊りロープ巻取部の外
周面には、この外周面に巻かれる吊りロープとの間に隙
間を形成する間隙部材を設けたため、吊りロープ巻取部
の外周面と既設吊りロープとの間に形成された隙間を利
用して、既設吊りロープを容易に結束できる。したがっ
て、従来よりも効率の良い吊りロープ交換作業を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータ吊りロ
ープ交換用巻取機の正面図である。
【図2】図1に示したエレベータ吊りロープ交換用巻取
機の吊りロープ巻取部を取り外した状態を示す側面図で
ある。
【図3】図2に示した吊りロープ巻取部に巻き取られた
吊りロープをバインド線で結束した状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 クロスヘッド 4 吊りロープ支持部 5 吊りロープ巻取部 14 回転軸 16 既設吊りロープ 17 間隙部材 19 電動機 30 巻取機支持装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−78054(JP,A) 特開 昭47−43547(JP,A) 特開 昭53−4160(JP,A) 実開 昭62−5168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗かごとつり合い重り間を
    ロープで連結して成り、既設吊りロープを上記乗かご上
    に配置した巻取機で巻取りながら交換するエレベータの
    吊りロープ交換用巻取機において、上記巻取機は、上記
    乗かご上に固定した巻取機支持装置可回転的に支持し
    た吊りロープ支持部と、この吊りロープ支持部に脱着
    能に取り付けられ、上記既設ロープを巻取る吊りロープ
    巻取部とを有するとともに、 上記吊りロープ巻取部の外周面には、この外周面に巻か
    れる上記吊りロープとの間に隙間を形成する間隙部材を
    設けた ことを特徴とするエレベータ吊りロープ交換用巻
    取機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記巻取
    機支持装置の上記吊りロープ支持部側に電動機と、この
    電動機を制御する制御ボックスとを取付け、上記吊りロ
    ープ支持部に上記電動機の回転軸を連結するとともに、 上記吊りロープ巻取部は上記吊りロープが巻かれる部分
    をドラム状に形成し、上記吊りロープ支持部に上記ドラ
    ム状部分を脱着可能に嵌合する取付部を設けた ことを特
    徴とするエレベータ吊りロープ交換用巻取機。
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