JP3178623B2 - 電子写真プリンタ、ledアレイヘッド及び電子写真プリンタの調整方法 - Google Patents

電子写真プリンタ、ledアレイヘッド及び電子写真プリンタの調整方法

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JP3178623B2
JP3178623B2 JP17088092A JP17088092A JP3178623B2 JP 3178623 B2 JP3178623 B2 JP 3178623B2 JP 17088092 A JP17088092 A JP 17088092A JP 17088092 A JP17088092 A JP 17088092A JP 3178623 B2 JP3178623 B2 JP 3178623B2
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lens array
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久 塚越
実 手島
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郁久 西垣内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プリンタ、L
EDアレイヘッド及び電子写真プリンタの調整方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタにおいては、光
源としてレーザ、LED素子、液晶素子等を使用してお
り、帯電器によって一様に帯電させられた感光体ドラム
が前記光源によって照射されて露光され、静電潜像が形
成されるようになっている。該静電潜像は、その後現像
器によって現像されてトナー像となり、該トナー像は転
写器によって用紙に転写され、定着器によって定着され
る。
【0003】図2は従来の電子写真プリンタの概略図で
ある。図において、11は感光体ドラム、12は該感光
体ドラム11を帯電させる帯電器、13は感光体ドラム
11を露光し、静電潜像を形成するLEDアレイヘッ
ド、14は感光体ドラム11上の静電潜像を現像してト
ナー像を形成する現像器、15はトナー像を用紙16に
転写する転写器、17は転写されたトナー像を定着する
定着器、18は感光体ドラム11上に残留したトナーを
除去する清掃器、19は感光体ドラム11上に残留した
電荷を除去する除電ランプ、20は用紙カセット、21
は用紙スタッカである。
【0004】前記LEDアレイヘッド13のLED素子
が選択的に1発光動作を行うと、帯電器12によって一
様に帯電された感光体ドラム11上に静電潜像が形成さ
れ、該静電潜像に応じてトナーが現像器14から感光体
ドラム11に付着する。一方、用紙カセット20から給
紙された用紙16は、感光体ドラム11と転写器15間
を通過する。この時、感光体ドラム11に付着したトナ
ーが転写器15によって用紙16に転写され、その後、
定着器17によって定着されて用紙スタッカ21に収納
される。
【0005】一方、感光体ドラム11においては清掃器
18が感光体ドラム11上に残留しているトナーを除去
し、また、除電ランプ19が前の電子写真プロセスで形
成された静電潜像を除去して、次の帯電プロセス以降の
各プロセスに備える。なお、感光体ドラム11を等速回
転させるための駆動手段及び給紙用の駆動手段としては
DCモータ又はACモータが用いられる。
【0006】図3は従来のLEDアレイヘッドの概略図
である。図の(a)はLEDアレイヘッドの断面図、
(b)はLEDアレイヘッドの正面図である。図におい
て、13はLEDアレイヘッドであり、複数のLEDア
レイチップ21が直線状に配列された基板22とロッド
レンズアレイ23を有し、それらがホルダ24によって
支持されている。前記LEDアレイチップ21には更に
複数のLED素子が直線状に配列されている。また、2
6は支持台であり、前記感光体ドラム11を回転自在に
支持するとともに、突当て面27a,27bにおいてホ
ルダ24を支持する。その結果、LEDアレイヘッド1
3と感光体ドラム11の位置関係が設定される。
【0007】なお、25は前記ホルダ24を支持台26
の方向に付勢して位置ずれを防止するための板ばねであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子写真プリンタにおいては、LEDアレイヘッド
13のLEDアレイチップ21やロッドレンズアレイ2
3の位置は、それぞれの部品の寸法や取付位置によって
決まり、寸法や取付位置にばらつきがあると印字品位が
低下してしまう。
【0009】図4はロッドレンズアレイの配設位置の説
明図である。図において、11は感光体ドラム、21は
LEDアレイチップ、23はロッドレンズアレイ、TC
は該ロッドレンズアレイ23の長さに両側の焦点距離を
加えた長さ、すなわち共役長である。固体走査型のLE
Dアレイヘッド13(図3)では、ロッドレンズアレイ
23を使用しているため、図に示すように、LEDアレ
イチップ21の発光面28や感光体ドラム11の照射面
30とロッドレンズアレイ23の焦点位置が一致しなけ
ればならない。ところが、LEDアレイヘッド13と感
光体ドラム11の位置関係は、支持台26やホルダ24
の寸法及びロッドレンズアレイ23の取付位置に大きく
依存するが、それぞれの部品の寸法や取付位置にばらつ
きがあるためにロッドレンズアレイ23を精度良く配置
することができない。したがって、ロッドレンズアレイ
23の焦点位置がLEDアレイチップ21の発光面28
や感光体ドラム11の照射面30と一致せず、印字がぼ
けてしまう。
【0010】本発明は、前記従来の電子写真プリンタの
問題点を解決して、支持台、ホルダの寸法、及びロッド
レンズアレイの取付位置にばらつきがあっても、印字が
ぼけることのない電子写真プリンタ、LEDアレイヘッ
ド及び電子写真プリンタの調整方法を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
子写真プリンタにおいては、感光体ドラムと、該感光体
ドラムを回転自在に支持する支持台と、該支持台上に載
置され、発光素子を支持するホルダと、前記発光素子の
発光面に対して所定の位置関係になるように前記ホルダ
に取り付けられ、発光素子によって発光させられた光を
集束して前記感光体ドラムの照射面に照射するロッドレ
ンズアレイと、前記支持台に対するホルダの位置を変化
させ、前記ロッドレンズアレイの共役長中心を、前記感
光体ドラムの照射面に対して移動させる調整手段とを有
する。
【0012】
【0013】
【作用】本発明によれば、前記のように電子写真プリン
タにおいては、感光体ドラムと、該感光体ドラムを回転
自在に支持する支持台と、該支持台上に載置され、発光
素子を支持するホルダと、前記発光素子の発光面に対し
て所定の位置関係になるように前記ホルダに取り付けら
れ、発光素子によって発光させられた光を集束して前記
感光体ドラムの照射面に照射するロッドレンズアレイ
と、前記支持台に対するホルダの位置を変化させ、前記
ロッドレンズアレイの共役長中心を、前記感光体ドラム
の照射面に対して移動させる調整手段とを有する。
【0014】この場合、調整手段によって、前記支持台
に対するホルダの位置を変化させると、前記ロッドレン
ズアレイの共役長中心を、前記感光体ドラムの照射面に
対して移動させることができる。したがって、発光素子
の発光面と感光体ドラムの照射面との間の距離が変化し
ても、発光素子の発光面と共役長中心との間の距離、及
び感光体ドラムの照射面と共役長中心との間の距離は等
しくされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す電子写真プリンタの部分正面図である。図におい
て、11は感光体ドラムであり、該感光体ドラム11の
表面は帯電装置12(図2参照)によって一様に帯電さ
れている。13は該感光体ドラム11を露光するLED
アレイヘッドであり、LEDアレイチップ21(図3参
照)が発光した光がロッドレンズアレイ23を介して集
束され、感光体ドラム11の照射面30(図4参照)に
照射されるようになっている。前記ロッドレンズアレイ
23の光軸は感光体ドラム11の軸心に対して偏心させ
られ、ロッドレンズアレイ23を介して照射された光が
照射面30で反射され、再びロッドレンズアレイ23に
戻ることがないようになっている。
【0016】24は前記ロッドレンズアレイ23などを
支持するホルダ、26は前記感光体ドラム11を回転自
在に支持するとともに、ホルダ24を支持する支持台、
25は板ばねである。前記ホルダ24は2箇所の突当て
面31a,31bで支持されるようになっている。すな
わち、一方の突当て面31aにおいては、前記ホルダ2
4の下面に形成された揺動面が支持台26上に載置さ
れ、他方の突当て面31bにおいては、前記ホルダ24
の下面に螺合(らごう)された送りねじ32の先端が支
持台26上に載置されるようになっている。
【0017】したがって、該送りねじ32を左右に回転
させて前記ホルダ24に対して進退させると、前記ホル
ダ24が一方の突当て面31aを中心にして揺動し、ロ
ッドレンズアレイ23の共役長中心29はLEDアレイ
チップ21の発光面28と感光体ドラム11の照射面3
0間で移動する。したがって、ロッドレンズアレイ23
の共役長中心29をLEDアレイチップ21の発光面2
8と感光体ドラム11の照射面30間の中間点に置くこ
とができる。
【0018】図5は本発明の第1の実施例を示す電子写
真プリンタにおける調整状態図、図6は本発明の第1の
実施例を示す電子写真プリンタにおける他の調整状態図
である。図において、11は感光体ドラム、21はLE
Dアレイチップ、23はロッドレンズアレイ、28は発
光面、29は共役長中心、30は照射面、P1 はロッド
レンズアレイ23の取付位置を調整しない場合の基準照
射面である。
【0019】例えば、共役長中心29が発光面28から
αだけ遠い箇所にロッドレンズアレイ23が取り付けら
れた場合は、送りねじ32を回転させ、ホルダ24に対
して前進させる。この場合、図5に示すように前記照射
面30は基準照射面P1 より右方に移動して、発光面2
8と照射面30間の距離が長くなる。ここで、ロッドレ
ンズアレイ23の性質上、発光面28と共役長中心29
間の距離及び照射面30と共役長中心29間の距離が等
しい場合には、LEDアレイチップ21、ロッドレンズ
アレイ23及び感光体ドラム11の位置関係がある程度
の範囲内で設計上のものと異なっていても、発生する焦
点ぼけは小さい。そこで、前記送りねじ32を回転さ
せ、ロッドレンズアレイ23の共役長中心29を発光面
28と照射面30間の中間点に置けば、発生する焦点ぼ
けは小さくなる。
【0020】すなわち、図5に示すように、前記照射面
30が基準照射面P1 より右方に移動して、発光面28
と共役長中心29間の距離及び照射面30と共役長中心
29間の距離はいずれも設計上のものより長くなるが、
両者は互いに等しいため、発生する焦点ぼけは小さくな
る。逆に、共役長中心29が発光面28にβだけ近い箇
所にロッドレンズアレイ23が取り付けられた場合は、
送りねじ32を回転させ、ホルダ24に対して後退させ
る。この場合、図6に示すように前記照射面30は基準
照射面P1 より左方に移動して、前記発光面28と照射
面30間の距離は短くなる。そして、共役長中心29を
発光面28と照射面30間の中間点に置くことができ
る。
【0021】すなわち、図6に示すように、前記照射面
30が基準照射面P1 より左方に移動して、発光面28
と共役長中心29間の距離及び照射面30と共役長中心
29間の距離はいずれも設計上のものより短くなるが、
両者は互いに等しいため、発生する焦点ぼけは小さくな
る。ただし、ロッドレンズアレイ23を介して照射され
た光が照射面30で反射され、再びロッドレンズアレイ
23に戻ることがないように、前記ロッドレンズアレイ
23の光軸は感光体ドラム11の軸心と一致しないよう
にする。
【0022】このように、送りねじ32を回転させ、ホ
ルダ24を揺動させることによって、共役長中心29を
発光面28と照射面30間の中間点に置くことができ
る。次に、LEDアレイチップ21、ロッドレンズアレ
イ23及び感光体ドラム11の位置関係と解像度(MT
F)について説明する(日本板硝子(株)「セルフォッ
クレンズアレイ」カタログ参照)。
【0023】図7はLEDアレイチップ、ロッドレンズ
アレイ及び感光体ドラムの位置及び解像度を示す第1の
特性図、図8はLEDアレイチップ、ロッドレンズアレ
イ及び感光体ドラムの位置及び解像度を示す第2の特性
図、図9はLEDアレイチップ、ロッドレンズアレイ及
び感光体ドラムの位置及び解像度を示す第3の特性図で
ある。各図の(a)はLEDアレイチップ21(図
5)、ロッドレンズアレイ23及び感光体ドラム11の
位置を示しており、(b)は偏差と解像度の関係を示し
ている。また、各図は、共役長TCが16.9〔m
m〕、開口角が20度のロッドレンズアレイ23を使用
し、1〔mm〕内に印字されるラインの数を変化させた
場合の特性を示しており、例えば、2〔kp/mm〕は
1〔mm〕内に2本のラインが印字されることを意味す
る。
【0024】図7においては、発光面28が正負の方向
に偏差Δkだけずれており、それに対応して共役長中心
29も正負の方向にずれてしまう。この場合、発光面2
8と共役長中心29間の距離と照射面30と共役長中心
29間の距離が等しくなくなる。なお、前記解像度は偏
差Δkが大きいほど低下する。なお、図においては、発
光面28が正負の方向に偏差Δkだけずれた場合につい
て説明しているが、照射面30が正負の方向に偏差Δk
だけずれた場合も、同様に発光面28と共役長中心29
間の距離と照射面30と共役長中心29間の距離が等し
くなくなる。なお、前記解像度は偏差Δkが大きいほど
低下する。
【0025】図8においては、共役長TCは設計どおり
であるが、共役長中心29が正負の方向に偏差Δk′だ
けずれている。したがって、発光面28と共役長中心2
9間の距離と照射面30と共役長中心29間の距離が等
しくなくなり、解像度は偏差Δk′が大きいほど低下す
る。図9においては、共役長TCがTC′に変化する
が、共役長中心29が発光面28と照射面30間の中間
点に置かれ、発光面28と共役長中心29間の距離と照
射面30と共役長中心29間の距離が等しくしてある。
したがって、解像度は共役長TC′がどの値を採っても
低下しない。このように、本発明の電子写真プリンタの
場合、解像度が高くなる。
【0026】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図10は本発明の第2の実施例を示す電子写真プリ
ンタの部分正面図である。図において、11は感光体ド
ラム、23はロッドレンズアレイ、24はロッドレンズ
アレイ23を支持するホルダ、26は前記感光体ドラム
11を回転自在に支持するとともに、ホルダ24を支持
する支持台である。
【0027】前記ホルダ24は2箇所の突当て面35
(図1の突当て面31bに相当するもののみが図示され
ている。)で支持されるようになっている。そして、い
ずれの突当て面35においても、前記ホルダ24の下面
24aに摺動(しゅうどう)自在に支持されたスライダ
36の底面が支持台26上に載置されるようになってい
る。
【0028】そして、前記ホルダ24の下面24aが傾
斜させられ、該下面24aに対応してスライダ36の上
面36aが傾斜させられていて、該スライダ36を突当
て面35上で左右に摺動させることによってホルダ24
を昇降させることができるようになっている。次に、前
記スライダ36の詳細について説明する。
【0029】図11は本発明の第2の実施例を示す電子
写真プリンタに使用されるスライダの斜視図、図12は
本発明の第2の実施例を示す電子写真プリンタに使用さ
れるスライダの取付状態図である。図において、24は
ホルダ、24aはホルダ24の下面、26は支持台、3
6はスライダ、36aは該スライダ36の上面である。
スライダ36の上部には爪片37が突出して形成されて
いて、該爪片37の爪37aがホルダ24の係止部38
に係止されるようになっている。該係止部38には横方
向に複数の並列な溝39が形成されていて、溝39のピ
ッチごとの調整を行うことができる。
【0030】したがって、前記スライダ36を矢印のよ
うに左右に摺動させると、溝39の所定の箇所で爪37
aが係止され、前記ホルダ24を昇降させることができ
る。図13は本発明の第2の実施例を示す電子写真プリ
ンタにおける調整状態図、図14は図13の調整状態に
おける部分正面図、図15は本発明の第2の実施例を示
す電子写真プリンタにおける他の調整状態図、図16は
図15の調整状態における部分正面図である。
【0031】図において、11は感光体ドラム、21は
LEDアレイチップ、23はロッドレンズアレイ、26
は支持台、28は発光面、29は共役長中心、30は照
射面である。例えば、共役長中心29が発光面28から
αだけ遠い箇所にロッドレンズアレイ23が取り付けら
れた場合は、スライダ36を左に摺動させると図14に
示すようにホルダ24が2αだけ高くなり、発光面28
と照射面30間の距離は長くなる。
【0032】ここで、ロッドレンズアレイ23の性質
上、発光面28と共役長中心29間の距離及び照射面3
0と共役長中心29間の距離が等しい場合には、LED
アレイチップ21、ロッドレンズアレイ23及び感光体
ドラム11の位置関係がある程度の範囲内で設計上のも
のと異なっていても、発生する焦点ぼけは小さい。そこ
で、前記スライダ36を摺動させ、ロッドレンズアレイ
23の共役長中心29を発光面28と照射面30間の中
間点に置けば、発生する焦点ぼけは小さくなる。
【0033】したがって、図13に示すように、前記ホ
ルダ24が上昇させられ、発光面28と共役長中心29
間の距離及び照射面30と共役長中心29間の距離がい
ずれも設計上のものより長くなるが、両者は互いに等し
いので発生する焦点ぼけは小さくなる。逆に、共役長中
心29が発光面28にβだけ近い箇所にロッドレンズア
レイ23が取り付けられた場合は、スライダ36を図1
6に示すようにホルダ24が2βだけ低くなるように右
に摺動させる。この場合、前記発光面28と照射面30
間の距離は短くなり、共役長中心29を発光面28と照
射面30間の中間点に置くことができる。
【0034】したがって、図15に示すように、前記発
光面28と共役長中心29間の距離及び照射面30と共
役長中心29間の距離がいずれも設計上のものより短く
なるが、両者は互いに等しいので発生する焦点ぼけは小
さくなる。なお、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形することが
可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもので
はない。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電子写真プリンタにおいては、感光体ドラムと、
該感光体ドラムを回転自在に支持する支持台と、該支持
台上に載置され、発光素子を支持するホルダと、前記発
光素子の発光面に対して所定の位置関係になるように前
記ホルダに取り付けられ、発光素子によって発光させら
れた光を集束して前記感光体ドラムの照射面に照射する
ロッドレンズアレイと、前記支持台に対するホルダの位
置を変化させ、前記ロッドレンズアレイの共役長中心
を、前記感光体ドラムの照射面に対して移動させる調整
手段とを有する。
【0036】この場合、調整手段によって、前記支持台
に対するホルダの位置を変化させ、前記ロッドレンズア
レイの共役長中心を、前記感光体ドラムの照射面に対し
て移動させることによって、発光面と共役長中心との間
の距離、及び照射面と共役長中心との間の距離を等しく
することができる。したがって、支持台、ホルダの寸
法、及びロッドレンズアレイの取付位置にばらつきがあ
っても、印字がぼけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電子写真プリンタ
の部分正面図である。
【図2】従来の電子写真プリンタの概略図である。
【図3】従来のLEDアレイヘッドの概略図である。
【図4】ロッドレンズアレイの配設位置の説明図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例を示す電子写真プリンタ
における調整状態図である。
【図6】本発明の第1の実施例を示す電子写真プリンタ
における他の調整状態図である。
【図7】LEDアレイチップ、ロッドレンズアレイ及び
感光体ドラムの位置及び解像度を示す第1の特性図であ
る。
【図8】LEDアレイチップ、ロッドレンズアレイ及び
感光体ドラムの位置及び解像度を示す第2の特性図であ
る。
【図9】LEDアレイチップ、ロッドレンズアレイ及び
感光体ドラムの位置及び解像度を示す第3の特性図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施例を示す電子写真プリン
タの部分正面図である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す電子写真プリン
タに使用されるスライダの斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施例を示す電子写真プリン
タに使用されるスライダの取付状態図である。
【図13】本発明の第2の実施例を示す電子写真プリン
タにおける調整状態図である。
【図14】図13の調整状態における部分正面図であ
る。
【図15】本発明の第2の実施例を示す電子写真プリン
タにおける他の調整状態図である。
【図16】図15の調整状態における部分正面図であ
る。
【符号の説明】
11 感光体ドラム 23 ロッドレンズアレイ 24 ホルダ 26 支持台 28 発光面 29 共役長中心 30 照射面 36 スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // G03G 15/04 (72)発明者 西垣内 郁久 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−231967(JP,A) 特開 平5−2122(JP,A) 特開 平5−88062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 H04N 1/036 H04N 1/29 G03G 15/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)感光体ドラムと、 (b)該感光体ドラムを回転自在に支持する支持台と、 (c)該支持台上に載置され、発光素子を支持するホル
    ダと、 (d)前記発光素子の発光面に対して所定の位置関係に
    なるように前記ホルダに取り付けられ、発光素子によっ
    発光させられた光を集束して前記感光体ドラムの照射
    面に照射するロッドレンズアレイと、 (e)前記支持台に対するホルダの位置を変化させ、前
    記ロッドレンズアレイの共役長中心を、前記感光体ドラ
    ムの照射面に対して移動させる調整手段を有すること
    を特徴とする電子写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、ホルダに形成された傾
    斜面、及び該傾斜面に対して摺動自在に配設され、摺動
    させられることによって前記支持台に対するホルダの位
    置を変化させる摺動部材を備える請求項1に記載の電子
    写真プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、所定のピッチごとに前
    記支持台に対するホルダの位置を変化させる請求項2に
    記載の電子写真プリンタ。
  4. 【請求項4】 (a)発光素子と、 (b)感光体ドラムを回転自在に支持する支持台上に載
    置され、該発光素子を支持するホルダと、 (c)前記発光素子の発光面に対して所定の位置関係に
    なるように前記ホルダに取り付けられ、発光素子によっ
    て発光させられた光を集束して前記感光体ドラムの照射
    面に照射するロッドレンズアレイと、 (d)前記支持台に対するホルダの位置を変化させ、前
    記ロッドレンズアレイの共役長中心を、前記感光体ドラ
    ムの照射面に対して移動させる調整手段とを有すること
    を特徴とするLEDアレイヘッド。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、ホルダに形成された傾
    斜面、及び該傾斜面に対して摺動自在に配設され、摺動
    させられることによって前記支持台に対するホルダの位
    置を変化させる摺動部材を備える請求項4に記載のLE
    Dアレイヘッド。
  6. 【請求項6】 前記調整手段は、所定のピッチごとに前
    記支持台に対するホルダの位置を変化させる請求項5に
    記載のLEDアレイヘッド。
  7. 【請求項7】 発光素子によって発光させられた光をロ
    ッドレンズアレイによって集束し、感光体ドラムの照射
    面に照射するようにした電子写真プリンタにおいて、 (a)前記発光素子を支持し、かつ、発光素子の発光面
    に対して所定の位置関係になるように、前記ロッドレン
    ズアレイが取り付けられたホルダの位置を、前記感光体
    ドラムを支持する支持台に対して変化させ、 (b)前記発光素子の発光面と前記ロッドレンズアレイ
    の共役長中心との間の距離、及び感光体ドラムの照射面
    とロッドレンズアレイの共役長中心との間の距離を等し
    くすることを特徴とする電子写真プリンタの調整方法。
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