JPH052122A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH052122A
JPH052122A JP3181949A JP18194991A JPH052122A JP H052122 A JPH052122 A JP H052122A JP 3181949 A JP3181949 A JP 3181949A JP 18194991 A JP18194991 A JP 18194991A JP H052122 A JPH052122 A JP H052122A
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JP
Japan
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lens array
height
substrate
reference surface
housing
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JP3181949A
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Shunji Murano
俊次 村野
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDアレイを搭載した基板とレンズアレイ
とをハウジングに組み付けた光学装置の、(1) レンズ
アレイの上下左右の反りと基板の反りとを矯正し、(2)
レンズアレイの高さ方向の中心とLEDアレイの表面
との距離を共役長Tcの1/2に揃える。 【構成】 レンズアレイ20の下端面28を、ハウジン
グ2の第1基準面6に高さ調節部材28を介して当接さ
せ、レンズアレイ20の上下の反りを矯正する。レンズ
アレイ20の高さZoのばらつきを高さ調節部材28で
補正し、高さの中心位置Aをハウジング2に対し一定の
位置に位置決めする。また第3基準面10でレンズアレ
イ20の左右の反りを矯正する。第2基準面8を用いて
基板46の反りを矯正し、高さ調節部材48で基板の厚
さばらつきを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、LEDプリンタヘッド
や密着型イメージセンサ、液晶シャッタアレイ等の光学
装置に関する。
【0002】
【従来技術】ハウジングに、レンズアレイと受発光体を
搭載した基板とを組み付けた光学装置は、LEDプリン
タヘッドや密着型イメージセンサ、あるいは液晶シャッ
タアレイ等として、用いられている。この場合の位置決
めに関する条件は、レンズアレイの光軸方向の高さの中
心(光軸方向に沿っての中心位置)と、受発光体との間
隔を正しく保つことである。同様に、レンズアレイの高
さの中心と、結像面や読み取り面との間隔を正しく保つ
ことも必要である。この場合の条件は、レンズアレイの
高さの中心と受発光体との間隔と、レンズアレイの高さ
の中心と結像面あるいは読み取り面との間隔を等しく
し、かつ受発光体と結像面や読み取り面との間隔をレン
ズアレイの共役長Tcに一致させることである。即ち、
(1) 受発光体と結像面や読み取り面との間隔を共役長
Tcに一致させ、(2) 受発光体とレンズアレイの高さ
の中心との間隔を1/2Tcとし、結像面や読み取り面
とレンズアレイの高さの中心との間隔を1/2Tcとす
ることが必要である。
【0003】これらの間隔の精度については、例えば誤
差を±50μm以下とすることが必要である。しかしな
がら、(1) レンズアレイの高さZo(光軸方向の長
さ)には、±400μm程度のばらつきが有り、(2)
更にレンズアレイには反りが有り、(3) 受発光体の厚
さにも、±100μm程度のばらつきが有り、(4) 受
発光体を搭載した基板には、±100μm程度の厚さば
らつきが有り、(5) 基板には±100μm程度の反り
が有る。これらのため、レンズアレイの中心と受発光体
との間隔を、±50μm以下の誤差で、共役長Tcの1
/2に保つことは困難である。
【0004】従来の光学装置では、基板の反りの解消を
優先し、第1に基板をハウジング等に固定し基板を位置
決めする。基板の位置を固定すると、レンズアレイの位
置を共役長Tcの1/2に応じ上下動させる必要が生じ
る。そこでネジ等でレンズアレイの両端を上下させ、位
置決めを行う。しかしこの組立手法では、レンズアレイ
の反りを解消できない。これはレンズアレイの両端をネ
ジ等で上下させ、最も重要なレンズアレイの中央部の高
さを制御することが難しいからである。
【0005】
【発明の課題】この発明の課題は、簡単にかつ高精度に
組立得る光学装置を提供することにあり、具体的には、
(1) レンズアレイの上下の反りを解消すると共に、(2)
レンズアレイの高さの中心と受発光体との間隔を、容
易に共役長Tcの1/2に一致させ得るようにする、こ
とに有る。
【0006】
【発明の構成】この発明の光学装置は、ハウジングに、
受発光体を搭載した基板とレンズアレイとを組み付けた
光学装置において、ハウジングにはレンズアレイの下端
面側に突出した第1基準面を設け、この第1基準面によ
り前記レンズアレイの高さ位置を定めると共に、第1基
準面にレンズアレイの下端面を直接または間接に当接さ
せることにより、レンズアレイの反りを解消し、ハウジ
ングには第2基準面を設けて、第2基準面により前記基
板の上面の高さ位置を定めたことを特徴とする。
【0007】
【発明の作用】この発明では、ハウジングにはレンズア
レイの下端面側に突出した第1基準面を設け、直接ある
いは間接にレンズアレイの下端面を第1基準面に当接さ
せる。この結果、レンズアレイの下端面は第1基準面に
平行となり、レンズアレイの反りが解消する。また第1
基準面によりレンズアレイの高さ位置が定まる。レンズ
アレイの下端面を直接第1基準面に当接させる場合、レ
ンズアレイの下端面高さが位置決めされる。一方レンズ
アレイの下端面を第1基準面に間接的に当接させる場
合、レンズアレイの下端面と第1基準面との間に、レン
ズアレイの高さ調節部材等を設ける。レンズアレイの高
さのばらつきを△Zoとすると、高さ調節部材で−1/
2△Zoだけレンズアレイの下端面位置を修正し、レン
ズアレイの中心高さをハウジングに対し一定とする。
【0008】基板の側では、ハウジングの第2基準面に
より基板の上面位置を位置決めする。このためには例え
ば、基板の底面と第2基準面との間に基板の高さ調節部
材を設け、基板の高さ調節部材を介して基板の底面を間
接的に第2基準面に当接させる。この結果、基板の反り
が解消されると共に、基板の高さ調節部材により基板の
上面位置を調節できる。基板の上面位置の調節は、受発
光体とレンズアレイの高さ中心との間隔が1/2Tcと
なるようにする。あるいはまた基板をハウジングとは別
体のベースカバー等に当接させて取り付け、ベースカバ
ーを基板の高さの調節部材を介してハウジングの第2基
準面に取り付けても良い。なおこの明細書では、ベース
カバーに基板を取り付け、このベースカバーをハウジン
グに取り付けることも、基板をハウジングに組み付ける
ことに含めるものとする。このようにすれば基板をベー
スカバーに当接させることで基板の反りを解消し、高さ
調節部材により基板の上面位置を調節できる。そして基
板の上面位置の調節は、受発光体とレンズアレイの中心
との間隔が共役長Tcの1/2に合致するように行う。
【0009】レンズアレイの下端面位置や中心位置の高
さを揃え、基板の上面位置を調節すれば、残る問題は受
発光体の高さのばらつきである。そこで例えば受発光体
を高さ毎に選別して用いれば、レンズアレイの高さの中
心と受発光体との間隔を共役長Tcの1/2に揃えるこ
とができる。あるいはまた受発光体は接着剤等により基
板に固着することとし、受発光体の高さに応じて接着剤
等の厚さを変えても良い。
【0010】レンズアレイの下端面と第1基準面との間
に、レンズアレイの高さ調節部材を設ける場合、レンズ
アレイの中心高さがハウジングに対して位置決めされ
る。そこで感光ドラム等の結像面や原稿等の読み取り面
と、ハウジングとの間隔を一定にすれば良い。これによ
ってレンズアレイの高さの中心と、結像面や読み取り面
との間隔を共役長Tcの1/2にできる。一方レンズア
レイの下端面をハウジングの第1基準面に直接当接させ
る場合には、レンズアレイの中心高さはハウジングに対
し一定ではなくなる。そこでこの場合には、ハウジング
と結像面や読み取り面との間隔を光学装置の取り付け時
に調整し、レンズアレイの高さの中心と結像面や読み取
り面との間隔を共役長Tcの1/2とする。
【0011】以下にLEDプリンタヘッドを例に実施例
を示すが、LEDアレイをa−Si等の受光素子に変え
れば、密着型イメージセンサが得られる。また受発光体
を液晶シャッタにすれば液晶シャッタアレイが得られ
る。
【0012】
【実施例】図1〜図7に、最初の実施例とその変形例と
を示す。図1において、2はハウジングで加工精度が得
られるように、材質には金属Alやステンレス、エンジ
ニアリングプラスチック等を用いる。4はレンズアレイ
の下端面側に突出した突起で、6は突起4の上面を面出
した第1基準面である。第1基準面6はレンズアレイの
全長に沿って直線的に設けたが、これに限るものではな
い。例えばレンズアレイの長さ方向に沿って、間隔を置
いて数カ所に突起4を設け、この上面を第1基準面6と
しても良い。第1基準面6に関する条件は、レンズアレ
イを局所的に位置決めし反りを矯正するのではなく、レ
ンズアレイ全体に対して反りを矯正し、レンズアレイの
高さを定めることである。なおこの明細書において、上
下や高さは図の上下方向を基準に示し、左右は図の左右
方向を基準に示す。8は第2基準面、10は第3基準
面、12は第4基準面で、これらはいずれもハウジング
2の表面を面出して設けた。第3基準面10はレンズア
レイの右側面に当接させ、第4基準面12は基板の右側
面等に当接させ、LEDアレイの発光面とレンズアレイ
の光軸とを揃える。なおハウジング2の長手方向(図で
の奥行き方向)の両端には図示しないカバーを設け、ハ
ウジング2の両端の開口面を塞ぎ、トナーやほこり等の
侵入を防止するのが好ましい。
【0013】20はレンズアレイで、例えば棒状レンズ
22,24を2列直線状に配置した、セルフフォーカシ
ングレンズアレイである。セルフフォーカシングレンズ
アレイ20の種類は任意で、棒状レンズは1列あるいは
3列以上でも良い。26は、セルフフォーカシングレン
ズアレイ20(以下単にレンズアレイ20)の高さ調節
部材で、レンズアレイ20の下端面28と第1基準面6
との間に挿入する。高さ調節部材26は、上下両面を精
密研磨し面出した金属Alやステンレス等の板である。
【0014】30はヘッドカバー、32はレンズアレイ
20の加圧板で、例えばバネ性のものを用いてレンズア
レイ20を左側から均一に加圧し、34はネジで、加圧
板32を加圧する。この結果、レンズアレイ20の右側
面が第3基準面10に当接する。
【0015】40はLEDアレイ、42はその発光面、
44は導電性接着剤、46はLEDアレイ40の搭載用
の基板で、例えばガラス基板やセラミック基板を用い
る。48は基板の高さ調節部材で、上下両面を精密研磨
し面出した金属Alやステンレス等の板である。基板4
6と高さ調節部材48の右側面を面出して基準面とし、
第4基準面12に当接させる。基板46の右側面の基準
面を第5基準面50、基板の高さ調節部材48の右側面
の基準面を第6基準面52とする。58はフレキシブル
プリント基板、60は外部基板、62は外部基板60に
搭載したLEDアレイ40の駆動回路である。64は、
ヘッドカバー30の固定ネジである。
【0016】実施例において重要なことは、反りや種々
のばらつきの影響無しに、(1) レンズアレイ20の高
さの中心位置Aと、LEDアレイ40の表面高さ位置B
との間隔を、共役長Tcの1/2に保つこと、(2) レ
ンズアレイ20の光軸の中心線と、LEDアレイ40の
発光面42とを、直線C上に揃えることである。これら
の点を図2〜図7により説明する。
【0017】図2に、レンズアレイ20の高さの調整や
反りの解消等の機構を示す。レンズアレイ20の高さZ
oは±400μm程度ばらつくが、±20μm程度毎に
選別することが可能である。そこでレンズアレイ20の
高さZoを±20μm程度の範囲に選別したものを用
い、下端面28が高さ調節部材26を介して第1基準面
6に当接するように、接着剤等で固着する。この時、高
さ調節部材26の厚さXは、レンズアレイ20のグルー
プ毎に定め、高さZoのばらつき△Zoの1/2ずつ変
化させる。第1基準面6に対するレンズアレイ20の中
心高さ位置は1/2・△Zoずつばらつくので、これを
高さ調節部材26の厚さXで補正する。このようにして
高さZoで選別したレンズアレイ20を、グループ毎に
ハウジング2に組み付ける。またネジ34で加圧板32
を加圧し、レンズアレイ20の左側面を均一に加圧し、
右側面を第3基準面10に当接させる。これらの結果、
レンズアレイ20の高さの中心位置Aは、ハウジング2
に対して、±20μm程度の精度で均一となる。またレ
ンズアレイ20は面出した高さ調節部材26を介して第
1基準面6に当接させたので、レンズアレイ20の反り
も解消する。一方レンズアレイ20の右側面を加圧板3
2により第3基準面10に当接させたので、ハウジング
2に対するレンズアレイ20の左右の中心位置が定ま
る。これと同時にレンズアレイ20の図での左右の反り
も、第3基準面10により矯正される。
【0018】図3に、変形例を示す。この変形例では、
レンズアレイ20の下端面28を、第1基準面6に直接
当接させる。この結果、ハウジング2に対する下端面2
8の高さが一定となり、高さの中心位置Aは変化する。
高さの中心位置Aの変化は、基板の高さ調節部材48の
厚さを変えることで補正し、LEDアレイの表面高さ位
置Bとレンズアレイ20の高さの中心位置Aとの間隔を
共役長Tcの1/2に保つ。この場合にも、レンズアレ
イ20は高さZoを±20μm程度に選別してグループ
化し、調節部材48の厚さをグループ毎に変更する。更
に図3の変形例では、LEDプリンタヘッドの感光ドラ
ム等への取り付け時に、レンズアレイ20の高さばらつ
き△Zoの1/2ずつ、ハウジング2と感光ドラムとの
取り付け距離を変更する。このようにして、感光ドラム
等とレンズアレイ20の高さの中心との間隔を、共役長
Tcの1/2に合致させる。他の点では、図1の実施例
と同様にして、レンズアレイ20の上下の反りを第1基
準面6で矯正し、第3基準面10でレンズアレイ20の
左右の反りを矯正すると共に、レンズアレイ20とLE
Dアレイ40との左右の光軸合わせを行う。
【0019】図4に加圧板32の構造を示す。70は燐
青銅等を波板状にしたバネ板、72,74は両面の板
で、レンズアレイ20の長手方向(図の奥行き方向)に
沿って数カ所にネジ34を設け、ネジ34からの圧力を
バネ板70で均一に板72の全面に伝え、板72からレ
ンズアレイ20を加圧する。この結果、レンズアレイ2
0は均一な圧力で第3基準面10に押圧され、レンズア
レイ20の右側面の位置が第3基準面10で定まると共
に、レンズアレイ20の左右の反りが矯正される。なお
加圧板32は設けなくても良く、直接ヘッドカバー30
で押圧しても良く、また加圧板32の構造はレンズアレ
イ20を均一に加圧できるものであれば良い。
【0020】図5に、基板46の取り付け構造を示す。
高さ調節部材48の両面を面出し、高さ調節部材48を
介して、接着剤等で基板46をハウジングの第2基準面
8に固着する。この時、高さ調節部材48の厚さYは、
基板46の厚さのばらつきを吸収するように定める。こ
のため基板46は厚さ毎に選別して用いる。またLED
アレイ40を高さ毎に選別して用いる場合、例えば選別
したLEDアレイ40の高さに応じて厚さYを変化させ
る。更に基板46の右側面の第5基準面50や高さ調節
部材48の右側面の第6基準面52を、第4基準面12
に当接させる。これらの結果、基板46の反りは第2基
準面8に平行に添わせることで解消し、基板46の厚さ
のばらつきは高さ調節部材48の厚さYを変えることで
補正する。またLEDアレイ40とレンズアレイ20と
の左右方向の光軸合わせは、第4基準面12と第5基準
面50、第6基準面52とを当接させることで行う。な
お図3の変形例の場合、高さ調節部材48の厚さYは、
基板46の厚さのばらつきと、レンズアレイ20の高さ
のばらつき△Zo×1/2の双方を補正するように定め
る。このようにすれば、レンズアレイ20の高さZoの
選別条件を±20μm、基板46の選別条件を±20μ
mとすると、レンズアレイ20の高さの中心位置AとL
EDアレイ40の表面高さ位置Bとの間隔を、1/2T
cを基準に±50μm程度の範囲に収めることができ
る。更にレンズアレイ20の上下や左右の反り、基板4
6の反りを矯正し、反りの影響を解消できる。
【0021】図6に、第2基準面72を、基板46の上
面に当接させた変形例を示す。図において、70はハウ
ジング2に設けた突起で、基板46の長手方向に沿って
直線状に形成し、72は、突起70の先端を精密研磨し
て面出した第2基準面である。なお突起70や第2基準
面72は直線状に設けずに、基板46の長手方向に沿っ
て数カ所間隔を置いて設けても良い。この変形例では、
基板46の上面を第2基準面72で直接位置決めする。
また基板46の厚さと高さ調節部材48の厚さYとの合
計が、第2基準面72とハウジング2の対応する底面7
4との間隔に合致するように、厚さYを定める。このよ
うにして基板46の上面の高さを第2基準面72で定め
ると共に、基板46の反りを矯正する。また第4基準面
12と第5基準面50,第6基準面52を用い、レンズ
アレイ20とLEDアレイ40の左右の光軸合わせを行
う。この変形例では、第2基準面72を得るためにハウ
ジングの構造が複雑化することを除けば図1の実施例と
同様で、他の部分は図1の実施例と同様に構成すれば良
い。
【0022】図7に、LEDアレイ40の高さばらつき
の補正例を示す。LEDアレイ40は、例えば図示しな
いコレットでその上面を吸引しながら、導電性接着剤4
4にセットする。この時、導電性接着剤44の厚さを最
小限必要な厚さよりも100μm程度厚めにし、コレッ
トのストロークを一定にして、LEDアレイ40の上面
が直線D上に揃うようにする。このようにすれば導電性
接着剤44の最終厚さを変えることで、LEDアレイ4
0の高さばらつきを吸収でき、高さのばらつきはストロ
ークの精度(例えば±10μm)で定まる。なおこのよ
うな手法に変えて、LEDアレイ40を高さ毎に選別し
て用いても良い。この場合には、導電性接着剤44の厚
さをLEDアレイ40の高さのグループ毎に変更する、
あるいは高さ調節部材48の厚さYでLEDアレイ40
の高さばらつきも吸収するのが好ましい。
【0023】図8に第2の実施例を示す。図において、
80は新たなハウジング、82,82はその両側の底面
に設けた第2基準面、84はヘッドベースで金属Alや
ステンレス、あるいはエンジニアリングプラスチック等
を用い、86は、ヘッドベース84の第2基準面82と
の対向面を精密研磨して面出した、第6基準面である。
88は金属Alやステンレス等の基板の高さ調節部材
で、上下両面を精密研磨して面出しした板とする。90
は基板46と外部基板60とを接続するリードである。
リード90は例えば表面を絶縁した絶縁リードとし、ヘ
ッドベース84に所定のピッチで間隔を置いて貫通口を
設け、この貫通口を通す。
【0024】この実施例では、レンズアレイ20の下端
面28の両側に、第1基準面6と高さ調節部材26を設
け、レンズアレイ20の高さの中心位置Aを一定にする
と共に、上下の反りを矯正する。また第3基準面10に
より、レンズアレイ20の左右の位置を定めると共に、
左右の反りを矯正する。即ちレンズアレイ20の高さば
らつき△Zo×1/2を高さ調節部材26で補正し、レ
ンズアレイ20の高さの中心位置Aを第1基準面6から
所定の位置に揃える。またレンズアレイ20の下端面2
8を、高さ調節部材26を介して第1基準面6に当接さ
せ、上下の反りを矯正する。この時、レンズアレイ20
の右側面を第3基準面10に当接させ、レンズアレイ2
0の左右の位置を定めると共に、左右の反りも解消させ
る。なお図3の変形例と同様に、高さ調節部材26は設
けなくても良い。基板46の厚さのばらつきは、基板の
高さ調節部材88の厚さを変えることで補正し、基板4
6はヘッドベース84に当接させて反りを矯正する。な
おこの場合も、基板46は厚さ毎に選別して用い、基板
の高さ調節部材88の厚さは、基板46を選別したグル
ープ毎に定める。ベースカバー84の右側面の第6基準
面52と基板46の右側面の第5基準面50を、ハウジ
ング80の第4基準面12に当接させることで、LED
アレイ40の発光面42の左右位置を定める。これらの
結果、レンズアレイ20の高さの中心位置AとLEDア
レイ40の表面高さBとの間隔を共役長Tcの1/2に
定めることができる。更にレンズアレイ20や基板46
の反りを解消し、同時にレンズアレイ20とLEDアレ
イ40との左右の光軸も一致させることができる。
【0025】
【発明の効果】この発明では、(1) レンズアレイの上
下の反りを容易に矯正できると共に、(2) レンズアレ
イの高さの中心と受発光体との間隔を、容易に共役長T
cの1/2に一致させ得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の断面図
【図2】 実施例の要部断面図
【図3】 変形例の要部断面図
【図4】 実施例に用いる加圧板の部分切り欠き部付き
斜視図
【図5】 実施例の要部断面図
【図6】 他の変形例の要部断面図
【図7】 実施例のLEDアレイ搭載工程を示す側面図
【図8】 第2の実施例の断面図
【符号の説明】
2,80 ハウジング 4 突起 6 第1基準面 8,72,82 第2基準面 10 第3基準面 12 第4基準面 20 レンズアレイ 26 レンズアレイの高さ調節部材 28 レンズアレイ下端面 30 ヘッドカバー 32 加圧板 40 LEDアレイ 42 発光面 44 導電性接着剤 46 基板 48,88 基板の高さ調節部材 50 第5基準面 52,86 第6基準面 84 ヘッドベース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハウジングに、受発光体を搭載した基板
    とレンズアレイとを組み付けた光学装置において、ハウ
    ジングにはレンズアレイの下端面側に突出した第1基準
    面を設け、この第1基準面により前記レンズアレイの高
    さ位置を定めると共に、第1基準面にレンズアレイの下
    端面を直接または間接に当接させることにより、レンズ
    アレイの反りを解消し、ハウジングには第2基準面を設
    けて、第2基準面により前記基板の上面の高さ位置を定
    めたことを特徴とする、光学装置。
JP3181949A 1991-06-25 1991-06-25 光学装置 Pending JPH052122A (ja)

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JPH068516A (ja) * 1992-06-29 1994-01-18 Oki Electric Ind Co Ltd 電子写真プリンタ及びその調整方法
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