JP2001215432A - 光学ユニット及び当該光学ユニットを有する電子写真式記録装置 - Google Patents

光学ユニット及び当該光学ユニットを有する電子写真式記録装置

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JP2001215432A
JP2001215432A JP2000025107A JP2000025107A JP2001215432A JP 2001215432 A JP2001215432 A JP 2001215432A JP 2000025107 A JP2000025107 A JP 2000025107A JP 2000025107 A JP2000025107 A JP 2000025107A JP 2001215432 A JP2001215432 A JP 2001215432A
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lens
optical unit
scanning
light source
optical
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Yukihiro Matsushita
行洋 松下
Takao Sugano
隆夫 菅野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/028Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、連続動作時のレンズの光軸と光源
からのビームとを簡易かつ安価に一致させる光学ユニッ
トを提供すること、及び、かかる光学ユニットを備える
ことによって、感光体に高品位な潜像を形成することが
可能な電子写真式記録装置を提供することを例示的目的
とする。 【解決手段】 本発明の例示的な光学的ユニットは、レ
ンズの光軸と取付位置とをほぼ一致させることによっ
て、温度が上昇しても、光源部及びレンズとの光軸のず
れを低減又は除去している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、光学系に
係り、特に、光源から出射されるビームを一定方向に走
査する光学ユニットに関する。本発明は、例えば、電子
写真式記録装置や光ディスク装置の走査光学系に好適で
ある。
【0002】ここで、「電子写真式記録装置」とは、米
国特許第2,297,691に記載されたカールソンプ
ロセスを利用した記録装置であり、記録媒体である現像
剤を被記録体(印刷用紙やOHPフィルムなど)に付着
することによって記録するノンインパクトの画像形成装
置をいう。電子写真式記録装置は、典型的にはレーザー
プリンタであり、単体のプリンタの他、印刷機能を有す
る複写機やファクシミリなどに広く適用することができ
る。また、走査光学系は、典型的には、各種の光源(半
導体レーザー、He−Neガスレーザー、Arガスレー
ザー、He−Cdガスレーザーなど)、コリメータレン
ズ、回転ミラー、F−θレンズ、シリンダーレンズなど
を有して感光体上に所望の潜像を書き込むユニットをい
う。
【0003】
【従来の技術】電子写真式記録装置の一つであるレーザ
ープリンタは、操作性と経済性に優れ、高品位画像を形
成できる等の特徴を有する。また、印刷時の振動や騒音
も少ないことから、近年のオフィスオートメーションの
進展に伴うコンピュータの出力端末、ファクシミリ、コ
ピー機等に多く使用されている。
【0004】レーザープリンタは、一般に、前帯電器
と、感光体(ドラムやベルトなど)と、光学ユニット
と、現像装置と、転写装置と、定着装置とを有してい
る。感光体は前帯電部によって一様に(例えば、−60
0Vに)帯電される。光学ユニットは、前帯電器によっ
て帯電された感光体上に露光によって潜像を形成する。
より具体的には、光学ユニットは光源から光を照射して
照射部分の電位を、例えば、−50V程度に変化させて
感光体に静電潜像を形成する。潜像は、その後、現像装
置を介してトナー像として可視化される。転写装置は、
例えば、コロナ帯電器を使用し、被記録体にトナー像を
印刷用紙に転写する。印刷用紙に転写されたトナー像は
定着装置によって定着され、その後、印刷用紙は排出さ
れる。
【0005】光学ユニットは、典型的に、光源部と、ポ
リゴンミラー(回転ミラー)と、F−θレンズとシリン
ダーレンズからなるレンズ系と、印字スタート検出部
(以下、BDセンサ)と、その他の必要なミラー群とを
有している。これらコンポーネントは、光学箱又は光学
ベースとも呼ばれる筐体下面上に取付部によって固定さ
れる。
【0006】光源部は、光源と、コリメータレンズと、
選択的にシリンドリカルレンズとを有する。光源は、例
えば、半導体レーザーを使用する。半導体レーザーは、
レーザービームは点光源から広がり角を持って放射さ
れ、光源を円錐の頂点とするように放射距離が延びるほ
ど広がる。コリメータレンズは光源近くに配置されてレ
ーザービームを平行光にコリメートする。シリンドリカ
ルレンズは、コリメータレンズを経たビームを更に一方
向に集束するビームに成形する。また、感光面積を大き
くし、感光体への高品位かつ高速書き込みを達成するた
め半導体レーザーは複数個設置され、コリメータレンズ
なども半導体レーザーと同数だけ設置される。
【0007】ポリゴンミラーは、回転多面鏡からなる偏
向器であり、レーザービームの進行方向を変化させてこ
れを走査する。レンズ系は、レーザービームの湾曲を補
正し、等速性を確保するために設けられている。BDセ
ンサは、ミラーを介してレーザービームを検出し、印字
開始のタイミングをとる。
【0008】光学ユニットの動作においては、光源が照
射するレーザービームはコリメータレンズによりコリメ
ートされる。その後、レーザービームは高速回転してい
るポリゴンミラーによって反射され、レンズ系を通過す
ることで湾曲が補正される。この時、F−θレンズを通
過したレーザービームは、BDセンサによって印字タイ
ミングを取られながら、シリンダーレンズを通過し、感
光体の所望の露光位置を走査して潜像を形成する。
【0009】感光体に高品位の潜像を確実に形成するに
は、レーザービームとコリメータレンズ、F−θレンズ
及びシリンダーレンズの各光軸が一致することが必要で
ある。ビームと光軸との不一致はビームを副走査方向へ
のずれをもたらす。ビームの副走査方向へのずれは、B
Dセンサによるビーム検出不能や、光源が2ビームから
構成される場合にはビーム間ピッチの変動をもたらす。
BDセンサがビームを検出できないと印字タイミングが
とれないために印字動作が不能になる。また、ビーム間
ピッチが変動すると、例えば、潜像の輪郭が太くなり印
字品質が劣化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光学ユ
ニットは、光源部、レンズ系等が連続動作中に光学ユニ
ットその他のプリンタコンポーネント内で生じる発熱に
より熱膨張してビームと光軸との不一致を招くという問
題があった。発熱源は、定着装置、被記録体を搬送する
のに使用されるモータ、各種プリント板等の発熱、ポリ
ゴンミラーを回転するのに使用されるモータなどであ
り、その結果、光学ユニットの温度は常温(約20℃)
から約60℃に上昇し、光学ユニットのコンポーネント
は熱膨張する。また、光源部、レンズ系それぞれが異材
質、異形状のため熱膨張量が異なるため、初期状態にお
いては一致している光学ユニットのビームと光軸は、動
作の進行と共にずれることになる。本発明者等はビーム
と光軸との不一致を修正する方法について鋭意検討した
結果、従来の光学ユニットのコンポーネントの取付方法
に着目した。
【0011】以下、図13を参照して、従来の光学ユニ
ットの構造をより詳細に説明する。ここで、図13は、
光学ユニット100Bの主なコンポーネントを示した概
略斜視図である。図のように、光学ユニット100B
は、光源部10Bと、ポリゴンミラー20Bと、f−θ
レンズ30Bと、シリンダーレンズ40Bとを有する。
光学ユニット100Bは光学的に感光体ドラム202に
接続されている。コンポーネント10B、30B及び4
0Bはそれぞれ取付部102B乃至106Bを介して筐
体70Bに取り付けられている。光学ユニット100B
は二つの光源を有する2ビームの構造を有している。
【0012】以下、コンポーネント10B、30B及び
40Bの取り付けを、図14乃至図16を参照して説明
する。ここで、図14は、図13のC方向から見た光源
部10Bの正面図、側面図及び分解側面図である。図1
5は、図13のA方向から見たf−θレンズ30Bの正
面図である。図16は、図13のA方向から見たシリン
ダーレンズ40Bの正面図である。各図における一点鎖
線は光軸を示している。
【0013】図14を参照するに、光源部10Bは、光
源である半導体レーザー12Bと、広がり角を有するレ
ーザー光をコリメートするコリメータレンズ11Bと、
コリメータレンズ11Bを保持する鏡筒13Bと、その
鏡筒を固定するブロック15Bとを有する。光源部10
Bと取付部102Bとの取付面fdは光源部10Bの底
部にあり、コリメータレンズ11Bの光軸よりも下方に
位置する。コリメータレンズ11Bは取付面fdからE
方向(鉛直方向、即ち、副走査方向)に熱膨張するた
め、その光軸OA1は熱膨張後に副走査方向にずれる。
【0014】同様に、図15及び図16を参照するに、
f−θレンズ30B及びシリンダーレンズ40Bは共に
それらの底部に取付面fe及びffを有する。このため、
レンズ30B及び40Bが取付面fe及びffからE方向
に熱膨張すると、それらの光軸OA2及びOA3は副走
査方向にずれる。
【0015】レーザービームの変位方向を主走査方向と
副走査方向によって表現すると、主走査方向はポリゴン
ミラーの周方向に、副走査方向はその高さ方向にそれぞ
れ相当する。主走査方向の許容変位量に比較して副走査
方向の許容変位量は大変小さい。レーザービームは主走
査方向に変位しても、回転するポリゴンミラーとBDセ
ンサが印字タイミングを調節することによって主走査方
向のずれを修正することができる。一方、副走査方向に
ずれたビームはポリゴンミラーには到達するものの、そ
の後はミラー群やレンズ群に適当に入射せずにBDセン
サがビームを検出できない場合があり、この結果、印刷
タイミングが取れずに印刷不能となる。また、2個の半
導体レーザーが設けられている光学ユニットにおいて
は、熱膨張によってビーム間ピッチが変動して潜像の輪
郭幅が太くなり、画質が劣化する。このように、複数の
光源を有する光学ユニットは1の光源を有する光学ユニ
ットよりも副走査方向に対する光軸のズレは小さい方が
望ましい。
【0016】以下、図18及び図19を参照して、従来
の1ビームタイプの光学ユニット100Cによって発生
する光軸のズレを説明する。ここで、図18は光学ユニ
ット100Cの概略斜視図である。光学ユニット100
Cは、図13と同様に、光源部10Cと、ポリゴンミラ
ー20Cと、f−θレンズ30Cと、シリンダーレンズ
40Cとを有している。図19は、熱膨張したf−θレ
ンズ30Cの光軸のずれを説明する光学ユニット100
の部分拡大斜視図である。図19に示すように、レンズ
30Cは、取付部104Cとの境界面(取付面fg)か
ら鉛直方向(E方向、即ち、副走査方向)に熱膨張し、
その熱膨張後の光軸位置OA4’は原光軸位置OA4か
らE方向にずれている。
【0017】一方、熱膨張によるビームと光軸との不一
致を防止するために、光学ユニット内を冷却する冷却装
置やコリメータレンズの副走査方向の変位を検出して補
正する補正手段を設けることも考えられるが、装置の複
雑化と製造コストの増加をもたらすため好ましくない。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、この
ような従来の課題を解決する新規かつ有用な光学ユニッ
ト及び当該光学ユニットを有する電子写真式記録装置を
提供することを本発明の例示的かつ概括的目的とする。
【0019】より特定的には、本発明は、連続動作時の
レンズの光軸と光源からのビームとを簡易かつ安価に一
致させる光学ユニットを提供することを例示的目的とす
る。
【0020】また、本発明は、上述の光学ユニットを備
えることによって、感光体に高品位な潜像を形成するこ
とが可能な電子写真式記録装置を提供することを別の例
示的目的とする。
【0021】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としての光学ユニットは、筐体と、光源から出
射されたビームの光路上に配置された少なくとも一のレ
ンズと、当該レンズを前記筐体に取り付ける取付部とを
有し、前記取付部と前記レンズとの取付位置は前記レン
ズの光軸に一致若しくはほぼ一致する。かかる光学ユニ
ットによればレンズは、主として取付位置よりも上方で
大きく熱膨張しうるので取付位置である光軸は取付部の
熱膨張率が低ければ原位置からの変位が少なくなる。
【0022】本発明の別の例示的一態様としての光学ユ
ニットは、筐体と、光源からのビームをコリメートする
コリメータレンズと、前記コリメータレンズを通過した
前記ビームの彎曲を補正する走査レンズと、前記コリメ
ータレンズと前記走査レンズを前記筐体に取り付ける取
付部とを有し、前記取付部と前記コリメータレンズと前
記走査レンズのうちの少なくとも一のレンズの取付位置
は前記少なくとも一のレンズの光軸に一致若しくはほぼ
一致する。かかる光学ユニットも少なくとも一のレンズ
は、主として取付位置よりも上方で大きく熱膨張しうる
ので取付位置である光軸は取付部の熱膨張率が低ければ
原位置からのずれが少なくなる。
【0023】本発明の更に別の例示的一態様としての光
学ユニットは、筐体と、光源からのビームをコリメート
するコリメータレンズと、前記コリメータレンズを通過
した前記ビームの彎曲を補正する走査レンズと、前記コ
リメータレンズを前記筐体に取り付ける第1の取付部
と、前記走査レンズを前記筐体に取り付ける第2の取付
部とを有し、前記第1の取付部と前記コリメータレンズ
との第1の取付位置と、前記第2の取付部と前記走査レ
ンズとの第2の取付位置とは、前記筐体から等距離若し
くはほぼ等距離に配置される。かかる光学ユニットによ
れば、第1及び第2の取付部の熱膨張が等しければ各レ
ンズの光軸のずれは少なくなる。
【0024】本発明の例示的一態様としての電子写真式
記録装置は、感光体と、前記感光体を帯電させる前帯電
器と、前記感光体を露光して潜像を形成する上述した光
学ユニットと、前記潜像を現像剤によりトナー像として
可視化する現像装置と、前記トナー像を被記録体に転写
する転写装置と、前記被記録体上のトナー像を定着させ
る定着装置とを有する。かかる電子写真式記録装置も上
述の光学ユニットと同様の作用を奏する。
【0025】加えて、本発明の別の例示的一態様として
の光学ユニットは、筐体と、光源から出射されたビーム
の光路上に配置された少なくとも一のレンズと、当該レ
ンズを前記筐体に取り付ける取付部とを有する光学ユニ
ットであって、前記取付部と前記レンズとの取付位置は
前記ビームの通過位置に一致若しくはほぼ一致する。ま
た、前記レンズは、上下非対称のレンズ面を有する。か
かる光学ユニットによれば、レンズが上下非対称のレン
ズ面を有しても、上述の光学ユニットと同様の作用を奏
する。
【0026】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を参照して、
本発明の例示的一態様としての光学ユニット100を説
明する。ここで、図1は光学ユニット100の概略斜視
図である。図2は光源部10の構造を示した概略断面図
である。図1のC方向から見た光源部10の正面図、側
面図及び分解側面図である。図4は、図1のA方向から
見たf−θレンズ30の正面図である。図5は、図1の
A方向から見たシリンダーレンズ40の正面図である。
【0028】図1を参照するに、光学ユニット100
は、光源部10と、ポリゴンミラー20と、f−θレン
ズ30と、シリンダーレンズ40と、折り返しミラー5
0と、BDセンサ60と、光学箱(筐体)70とを有す
る。
【0029】光源部10は2個のレーザー光源(即ち、
2ビーム構造)を有する。一般に設置される光源が多け
れば多いほど画像密度と画像形成速度が増加させて高解
像度の画像を高速に形成することができる。また、物理
的にモータの回転数に限界があるため、複数の光源を使
用することは有効である。光源は半導体レーザー12を
用いているが、ガスレーザーやArレーザーなど様々な
その他の光源の使用を妨げるものではない。光源の種類
が異なると発光波長と高強度も異なる。光源が照射する
レーザービームは、例えば、400nm乃至900nm
の波長を有する。
【0030】光源部10は、図3に示すように、半導体
レーザー12と、コリメータレンズ11と、鏡筒13
と、ブロック15とを有する。コリメータレンズ11及
び鏡筒13は、コリメータ部14として理解されてもよ
い。代替的に、図2に示すように、光源部10は、半導
体レーザー12と、コリメータ部14と、ビーム整形系
16と、温度制御系18とを有してもよい。
【0031】半導体レーザー12は優れた経済性と保守
性を有し、光スイッチングが可能である。コリメータ部
14は、分散又は集中しているレーザービームをコリメ
ートする。コリメータ部14は、図3を参照するに、コ
リメータレンズ11と、円筒状鏡筒13と、ブロック1
5と、接着剤17を有している。コリメータレンズ11
は、例えば、外径6.37mmを有し、レーザービーム
をコリメートする。コリメータレンズ11は、接着剤1
7により、好ましくは一箇所において部分的に鏡筒13
の内面に接着及び固定されている。「部分的に」とは、
たとえ一箇所でもコリメータレンズの周囲全面に接着剤
17が塗布されて鏡筒13に接着される場合を除く趣旨
である。
【0032】コリメーションを効率よく行うためには半
導体レーザー12とコリメータレンズ11との相対位置
が調節されていなければならない。よって、かかる半導
体レーザー12の発光点とコリメータレンズ11との相
対位置を3軸方向(x,y,z)に調節する必要があ
る。ここで、図2に示す3軸は、それぞれx軸がポリゴ
ンミラー30の主走査方向、y軸がポリゴンミラー30
の副走査方向、z軸が光源部10からのレーザービーム
の光軸方向であるものとする。
【0033】鏡筒13は、コリメータレンズ11を、接
着剤17を介して保持し、レンズ11に外部光が入射す
ることを防止している。上述のように、コリメータレン
ズ11は、鏡筒13の内面に接着剤17を介して一箇所
において接着される。コリメータレンズ11と鏡筒13
の接着剤17には、一般に、シリコン系やエポキシ系等
の樹脂系接着剤や紫外線硬化型接着剤を用いることがで
きる。
【0034】光学ユニット100は、レーザープリンタ
に適用されれば、初期状態から動作状態に亘ってその温
度が、例えば、20℃から60℃に変化する、その結
果、接着剤17は熱膨張を起こしてコリメータレンズ1
1の固定位置を変化させる。このため、接着位置は、主
走査方向x軸に一致しているか、本発明者らによって算
出された公差(例えば、主走査方向に対して±30°、
ビーム間ピッチ変動許容範囲を3μm以下に設定した場
合には好ましくは±11.5°以内)の範囲内に配置さ
れることが好ましい。これにより、光学ユニット100
内の昇温によって接着剤17が熱膨張しても、鏡筒13
内において主走査方向xにのみコリメータレンズ11は
移動して副走査方向にはほとんど変位せず、印字動作不
能や画質劣化をもたらさない。
【0035】ブロック15は、取付部102と所定の取
付位置(取付面fa)において接続して鏡筒13を取付
部102を介して光学ユニット100の光学箱70に取
り付ける。ブロック105と取付部102との「所定の
取付位置」は、図1及び図3に示すように、コリメータ
レンズ11の光軸OA1にほぼ一致する取付面faであ
る。ブロック15は、例えば、アルミニウムから構成さ
れている。「ほぼ一致」とは、取付位置と光軸OA1と
の位置的誤差(即ち、副走査方向であるE方向のずれ)
がコリメータレンズ11のレンズ有効範囲内であるか、
後述するBDセンサ60がビームを検出可能な範囲内を
含む概念である。かかる構造により、コリメータレンズ
11は、主として取付位置よりも上方で大きく熱膨張し
うるので取付位置である光軸OA1は取付部の熱膨張率
が低ければ原位置(即ち、熱膨張する前の光軸OA1の
初期位置)からのずれが少なくなる。この結果、光軸の
ずれによる印字動作不能や画質劣化を防止することがで
きる。なお、図3に示す取付位置は、コリメータレンズ
11の左右のうちの片側のみであってもよい。
【0036】ビーム整形系16は、例えば、シリンダー
レンズを有し、z方向にスライド可能な部材によって保
持されている。シリンダーレンズはコリメータレンズ1
1を通過して平行光に変換されたレーザービームを集束
させて、光軸方向zと主走査方向xに関して所望のレー
ザービームとなるように調節することができる。
【0037】温度制御系18は、例えば、ヒートシンク
を有し、半導体レーザー12に接するように設置され
る。ヒートシンクは半導体レーザー12が発する熱を除
去する機能を有する。半導体レーザー12とヒートシン
クは当業界で周知のいかなる構造のものをも使用するこ
とができるため、ここでは詳しい説明は省略する。半導
体レーザー12とヒートシンクはセットで販売される場
合もある。光源部10は一般に制御基板によって具体化
される図示しないコントローラによって制御される。コ
ントローラは半導体レーザー12を駆動するパルス信号
としての印字信号を生成するが、光学ユニット100に
おいては発熱源の一つである。
【0038】ポリゴンミラー20は、回転多面鏡からな
る偏向器であり、図1に示されている通り、正六角形の
平板の周面に6面のミラーを備え、図示しないスピンド
ルモータによって毎分数万回回転する。ポリゴンミラー
20は光源部10から発せられたビームを主走査方向に
振らせるミラーである。スピンドルモータは光学ユニッ
ト100の発熱源の一つである。
【0039】f−θレンズ30は、走査面の両端に発生
する歪曲収差を補正するために設けられる。シリンダー
レンズ40は、光源部10から発せられたビームの面倒
れを補正する。f−θレンズ30及びシリンダーレンズ
40は取付部104及び106によって光学箱70に固
定されている。これら二つのレンズ(「走査レンズ」と
呼ばれる場合もある。)30及び40によって感光体ド
ラム202上に歪みのない潜像を形成することができ
る。即ち、ポリゴンミラー20によって偏向された等角
速度の平行ビームは、f−θレンズ30を介することに
より等線速度の収束されたスポット光に変換される。そ
の後、かかるスポット光はシリンダーレンズ40を通過
し、ポリゴンミラー30の面倒れ誤差による走査線のピ
ッチむらを低減される。このように補正されたビームは
感光体ドラム202の走査面を高精度で走査することが
可能となる。
【0040】f−θレンズ30及びシリンダーレンズ4
0も熱膨張してそれぞれの光軸が副走査方向でずれる
と、コリメータレンズ11と同様に、印字動作不良と画
質劣化を招く。このため、レンズ30及び40は、取付
部104及び106と、所定の取付位置(取付面fb
びfc)において接続している。「所定の取付位置」
は、図4及び図5に示すように、レンズ30及び40の
それぞれの光軸OA2及びOA3とほぼ一致する取付面
b及びfcである。「ほぼ一致」とは、取付位置と光軸
OA2及びOA3との位置的誤差(即ち、副走査方向で
あるE方向のずれ)がレンズ30及び40のレンズ有効
範囲内であるか、後述するBDセンサ60がビームを検
出可能な範囲内を含む概念である。かかる構造により、
レンズ30及び40は、主として取付位置よりも上方で
大きく熱膨張しうるので取付位置である光軸OA2及び
OA3は取付部の熱膨張率が低ければ原位置(即ち、熱
膨張する前の光軸OA2及びOA3の初期位置)からの
ずれが少なくなる。この結果、光軸のずれによる印字動
作不能や画質劣化を防止することができる。なお、図4
及び図5に示す取付位置は、レンズ30及び40の左右
のうちの片側のみであってもよい。
【0041】走査レンズ30及び40のより詳細な取付
方法を、図6及び図7を参照して、説明する。ここで、
図6は、図1のA方向から見たf−θレンズ30の取付
状態を示す概略断面図である。図7は、図1のC方向か
らから見たf−θレンズ30の取付状態を示す概略断面
図である。図6を参照するに、f−θレンズ30は、主
走査方向取付部32と副走査方向取付部34とを有す
る。主走査方向取付部32は下に凸の形状をしており、
光学箱70に形成された凹部に嵌合して光学箱70と接
続する。この時、f−θレンズ30の熱膨張を考慮して
凹凸の接合部には空間が設けられる。また、副走査方向
取付部34は光軸の延長線を取付面fbとして有し、左
右の取付部104の上に載置されて板バネ36及びネジ
38によって取付部104に固定される。上述のよう
に、取付面fbは光軸OA2と同一面上となる。図7
は、f−θレンズ30を深度方向に固定する取付部31
を示している。取付部31は、光軸と取付面fbが正確
に同一面上になるように深度を確認しながら取付部10
4に取り付けられることができる。本実施例では、板バ
ネ36及びネジ38による取付方法であったが、これに
限らず接着剤を使用して、f−θレンズ30を固定して
もよい。
【0042】光学ユニット100の取付方法において
は、まず、同じ高さの取付部102乃至106をそれぞ
れ用意する。次いで、光源部10とf−θレンズ30と
シリンダーレンズ40はそれぞれの光軸と副走査方向の
おいて同一面上になるような取付面fa乃至fcを形成す
る。光源部10と取付部102を取付面faにおいて板
バネで接続し、光学箱70に固定する。f−θレンズ3
0と取付部104を取付面fbによって板バネで接続
し、光学箱70に固定する。シリンダーレンズ40と取
付部106を取付面fcによって板バネで接続し、光学
箱70に固定する。このように本取付方法は副走査方向
との位置合わせのみを精密に行い、主走査方向について
は単純な凹凸の組み合わせによって位置合わせを行って
いる。これは、上述したように、主走査方向のずれはポ
リゴンミラー20とBDセンサ60によって補正可能で
あるからである。
【0043】次に、図8及び図17を参照して、取付面
a乃至ffの高さの関係を説明する。図8は図1のB方
向から見た光学ユニット100の断面図であり、取付面
a乃至fcの高さの関係を説明するための図である。図
17は図13のB方向から見た従来の光学ユニットの断
面図であり、取付面fd乃至ffの高さの関係を説明する
ための図である。従来の取付面fd乃至ffの高さはそれ
ぞれ異なるため各取付部の熱膨張量もそれぞれ異なり、
各取付部が支持する光軸もずれやすくなる。一方、本発
明の光学ユニット100は、取付面fa乃至fcの高さは
光学箱70からみて同一の高さを有するため各取付部1
02乃至106の材質が同一であれば熱膨張量も同一に
なり、各取付部102乃至106が支持する光軸OA1
乃至OA3のずれを低減又は除去することができる。
【0044】折り返しミラー50はポリゴンミラー20
が反射した光の届く領域の最端部に設置され、BDセン
サ(印刷スタート検出部)60へとレーザービームを反
射する。BDセンサ60は、折り返しミラー50が反射
したレーザービーム線を検知し、印刷開始のタイミング
を取るために書出し基準位置を検出するセンサであり、
例えば、フォトダイオードから構成されている。かかる
BDセンサ60は、図1には示しないコントローラによ
って制御される。光学ユニット100の動作は、後述す
る電子写真式記録装置の動作において説明する。筐体7
0は、光学ユニット100の各コンポーネントを収納し
ている。
【0045】なお、当業界で周知の主走査方向のずれを
補正する技術が適用されることを本発明は妨げるもので
はない。例えば、本出願により出願された特開平9−7
6559は、BDセンサ60、遅延回路及びレーザー発
光タイミング作成回路などから光源部10の発光時期を
制御することを技術しており、かかる技術を本発明に適
用することができる。代替的に、本出願人により出願さ
れた特開平10−260368は、光源部10とポリゴ
ンミラー30との間にビームシフト装置を配置して、ビ
ームL1及びL2をシフトし、これによりビームピッチ
を補正することを開示している。更に、本発明には、本
出願人により出願された特開平5−139950により
開示されたレーザプリンタ用ビデオクロック信号生成装
置を適用することができる。同装置は、BDセンサ60
と、所定周波数の鋸波を出力する鋸波生成手段と、BD
センサ60が出力する時点で鋸波をサンプリングするサ
ンプリング手段と、サンプリング手段によって得られた
サンプリング値と鋸波を比較して鋸波の方が大きい期間
に出力する比較手段と、比較手段の出力に同期したパル
ス信号をビデオクロック信号とし、レーザー走査とビデ
オクロック信号との同期精度を向上させている。
【0046】以下、図11及び図12を参照して、光学
ユニット100及び記録部200を有する電子写真式記
録装置300について説明する。ここで、図11は、電
子写真式記録装置300の記録部200の要部概略断面
ブロック図である。図12は、用紙搬送系などを含む図
11よりも詳細な電子写真式記録装置300の要部概略
断面ブロック図である。
【0047】本発明の記録装置300の記録部200
は、感光体ドラム202と、帯電器204と、光学ユニ
ット100と、現像装置206と、転写装置208と、
クリーニング部210と、定着装置212と、除電ラン
プ214と、プリントカートリッジ216とを有してい
る。また、印刷用紙Pは図11の右から左に搬送される
が、図12においては下からほぼS字状に上方に搬送さ
れる。
【0048】感光体ドラム202は回転が可能なドラム
状導体支持体上に感光性誘電体層を有し、像保持部材と
して使用される。例えば、感光体ドラム202はドラム
状のアルミニウムの表面に機能分離型有機感光体を厚さ
約20μmに塗布したものであり、30mmで矢印方向
に周速度70mm/sで回転する。帯電器204はスコ
ロトロン帯電器であり、かかるスコロトロン帯電器は感
光体ドラム202の表面に一定の電荷量を与える特性を
有している。それにより、感光体ドラム202の表面を
約−700Vで均一に帯電することが可能である。
【0049】光学ユニット100は上述のように、光源
10として、半導体レーザー12を使用し、原稿に即し
た光が、感光体ドラム202を露光する。露光によっ
て、感光体ドラム202表面の帯電電位は中和され、記
録すべき画像の画像データに応じた潜像を形成する。
【0050】図12に示すように、光学ユニット100
は、電子写真式記録装置300の上部に配置されてい
る。下部には各ユニットが組み込まれている。これらの
ユニットは、記録部200、高圧電源部220、主電源
スイッチ222、低圧電源部224、ハードディスク2
26、コントロールユニット228、メインコントロー
ルユニット230、上段ホッパ232、中段ホッパ23
4、下段ホッパ236、給紙ユニット240及び用紙搬
送部250を含んでいる。また、記録装置300は、更
に、排紙トレイ252、ページトレイ254、操作パネ
ル60、フロッピーディスク262を含んでいる。これ
らのユニットは当業界で周知のいかなるものをも適用す
ることができるので、ここでは詳しい説明は省略する。
各ユニットが稼動することにより発熱する。また、印刷
された用紙Pも熱を発生して光学ユニット100に熱影
響を与える。もちろん上述したように、光学ユニット1
00内の図示しないスピンドルモータや制御基板も発熱
する。
【0051】現像装置206は、現像剤を利用し、図示
しないトナーカートリッジから供給される微細な帯電粒
子である現像剤を感光体ドラムに供給して、感光体ドラ
ム202とかかる帯電している現像剤との間の静電気力
によって、感光体ドラム202上にトナー像を形成し、
可視化させる。なお、トナーは一成分であると二成分
(即ち、キャリアを含む)であるとを問わない。転写装
置208は図示しない転写ローラを有し、静電的にトナ
ーを吸着するような電界を発生させ、転写電流を利用し
て感光体ドラム202上に吸着しているトナー像を印刷
用紙Pに転写する。
【0052】クリーニング部210は転写後に感光体ド
ラム202上に残っているトナーを回収し廃棄するか、
必要があれば、回収したトナーを図示しないトナーカー
トリッジに返却する。また、トナー以外にも紙などのご
みが現像装置において帯電し、トナーの帯電に悪い影響
を与え、印刷能力が低下することを防止するために設け
られている。クリーニング部210は感光体ドラム20
2のトナーと帯電を除去するために磁気やゴム摩擦を含
む各種のエネルギーを使用することができる。
【0053】定着装置212は印刷用紙Pにトナーを永
久的に固着させる装置である。転写後のトナーは用紙P
に対して弱い力で付着していることから、簡単に剥がれ
落ちてしまう。このため、圧力や熱などのエネルギーを
使用しトナーを定着させるが、十分な定着性能を得るに
は、固体状態のトナーを液体状態にすることが必要であ
る。エネルギーを付与することで、固体トナーは半融、
広がり、浸透と進み定着が完了する。除電ランプ214
は印刷用紙の帯電を除去する。
【0054】図11に示す記録装置300の動作におい
ては、感光体ドラム202は帯電器204により一様に
負極(約−700V)に帯電されている。感光体ドラム
202に光学ユニット100からレーザービームが照射
されると、感光体ドラム202上の均一な帯電はレーザ
ービームによる露光で画像に対応する部分が消失し、こ
れにより潜像が形成される。
【0055】より詳細には、図1に示すように、半導体
レーザー12からなる光源部10によって照射されたレ
ーザービームは、コリメータ部14を通過することによ
って、分散光から平行光に変換される。かかる平行光
は、走査部であるポリゴンミラー30によって反射され
る。その後、レーザービームは、レンズ3040の効果
によって、わん曲によるゆがみが削除され、最初に図示
されていない折り返しミラーへと移行する。その後、レ
ーザービームはBDセンサ60に検知されて印字スター
ト位置検出でビーム照射位置が調整される。また、一
方、シリンダーレンズ40を通過して面倒れが補正され
たビームは反射ミラー50により、図11及び図12に
示す感光体ドラム202に照射される。その後、露光は
完了し、感光体ドラム202表面上には潜像が形成され
る。
【0056】記録部200の動作中に光学ユニット10
0の温度が上述した各種の要因により上昇してコリメー
タレンズが変位するとしても、その変位の方向は主とし
て主走査方向であるためにポリゴンミラー30とBDセ
ンサ60は光学ユニット100からのレーザービームを
捉えることができる。この結果、ポリゴンミラー30が
レーザービームを反射するために感光体ドラム202に
は確実に潜像が形成されることになり、BDセンサ60
がレーザービームを検出するために記録装置200の図
示しない制御部は印刷タイミングを確実に得ることがで
きる。
【0057】その後、潜像は現像装置206によって現
像される。即ち、約−50Vに帯電した荷電粒子(又は
紛体)であるトナーが帯電の消失した部分の感光体ドラ
ム202の表面に静電力を利用して吸引される。この結
果、感光体ドラム202の潜像はトナー像として可視化
される。トナー像は、転写装置208にタイミング良く
搬送された印刷用紙Pに転写される。この結果、感光体
ドラム202の表面のトナー像が印刷用紙Pに吸引され
て付着し、トナー像は印刷用紙Pに転写される。残余し
ている感光体ドラム202上のトナーはクリーニング部
60によって回収される。その後、印刷用紙P上のトナ
ーは定着装置212を通過することで永久的に定着さ
れ、その後、記録装置100の外部に排出される。
【0058】高解像度及び高速印刷を達成するために、
本実施例では2個のレーザー光源12を使用している
が、従来はレーザービームの変位量が増大すると潜像の
輪郭幅が太くなり、高品位画像を得られないという問題
があったが、本発明ではかかる問題を解決して高品位画
像を成功裡に提供している。一方、図9及び図10に示
したように、1個の光源部10Aを使用した光学ユニッ
ト100Aについても本発明は有用である。図9は本発
明の他の例示的な一様例である光学ユニット100Aの
概要斜視図である。図10は図9の光学ユニット100
Aの要部拡大図である。
【0059】図9によれば、半導体レーザー12Aが1
つである以外、ユニット100A内の構造はユニット1
00と同様である。図1と同様に取付面を光軸と同一面
上にすることで、熱膨張による光軸のズレが低減でき
る。尚、1ビームの場合、光源部10及びf−θレンズ
30の取付方法によって光軸がずれない場合は、シリン
ダーレンズ40の取付面fCは、従来のようにレンズ下
面であってもかまわない。この理由としては、図10の
ようにレーザービームがf−θレンズ30を通過した時
点で光軸がずれていない場合には、折り返しミラー50
への入射が正確であり、BDセンサ60がビームを検出
できる。その結果、感光体ドラム202への露光は開始
されるため、取付面fCは従来のようにレンズ下面であ
っても所望の潜像形成能は保たれるからである。
【0060】上述のように本実施例では、上下対称のレ
ンズ面を有するレンズを使用することを前提として説明
したが、以下、図20を参照して、上下非対称のレンズ
面を有するレンズの取付方法について説明する。ここ
で、図20は、上下対称レンズ面を有するレンズ80a
と上下非対称のレンズ面を有するレンズ80bとの取付
方法を比較した概略図である。図20のように、レンズ
80aは、上下対称のレンズ面を有するため、レンズの
曲率中心である副走査方向の光軸OA5とビームLa
は一致する。このため、取付面fhと光軸OA5を一致
若しくはほぼ一致すれば、レンズ80aが熱膨張を起し
ても、ビームLaと光軸OA5は精度よく一致する。し
かし、レンズ80bは、上下非対称のレンズ面を有する
ため、レンズの曲率中心である副走査方向の光軸OA5
とビームLbとが一致することがない。そのため、レン
ズ80bは、ビームLbと取付面fiとを一致させること
で、熱膨張による光軸のズレを低減させることが可能で
ある。このように本発明は、上下非対称レンズ面を有す
るレンズに対しても好適である。
【0061】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないこと
はいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び
変更が可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明の例示的一態様としての光学ユニ
ット及び電子写真式記録装置によれば、光学ユニットの
内部温度が上昇しても光学ユニット内のレンズの光軸位
置は副走査方向に大きくは変位しないため、費用がかか
る冷却装置や副走査方向の補正手段を設けずに、印字動
作不良や画質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての光学ユニット
の概略斜視図である。
【図2】 図1に示す光源ユニットに使用される光源部
の拡大断面図である。
【図3】 図1のC方向から見た光源部の正面図、側面
図及び分解側面図である。
【図4】 図1のA方向から見たf−θレンズの正面図
である。
【図5】 図1のA方向から見たシリンダーレンズの正
面図である。
【図6】 図1のA方向から見た光学ユニットのf−θ
レンズの取付状態を示す概略断面図である。
【図7】 図1のC方向からから見たf−θレンズの取
付状態を示す概略断面図である。
【図8】 図1のB方向から見た光学ユニットの断面図
である。
【図9】 本発明の別の例示的一態様としての光学ユニ
ットの概観斜視図である。
【図10】 図9の光学ユニットの要部拡大図である。
【図11】 本発明の例示的一態様としての電子写真式
記録装置の記録部の要部概略断面ブロック図である。
【図12】 用紙搬送系などを含む図8よりも詳細な電
子写真式記録装置の要部概略断面ブロック図である。
【図13】 従来の2ビームタイプの例示的な光学ユニ
ットの概略斜視図である。
【図14】 図13のC方向から見た光源部の正面図、
側面図及び分解側面図である。
【図15】 図13のA方向から見たf−θレンズの正
面図である。
【図16】 図13のA方向から見たシリンダーレンズ
の正面図である。
【図17】 図13のB方向から見た従来の光学ユニッ
トの断面図である。
【図18】 従来の1ビームタイプの例示的な光学ユニ
ットの概略斜視図である。
【図19】 図18に示す光学ユニットの部分拡大斜視
図である。
【図20】 上下対称レンズ面を有するレンズと上下非
対称のレンズ面を有するレンズとの取付方法を比較した
概略図である。
【符号の説明】
10 光源部 12 半導体レーザー 14 コリメータ部 20 ポリゴンミラー 30 f−θレンズ 40 シリンダーレンズ 50 折り返しミラー 60 BDセンサ(印刷スタート検出部) 70 筐体 100 光学ユニット 200 記録部 202 感光体ドラム 204 前帯電器 206 現像装置 208 転写装置 210 クリーニング部 212 定着装置 250 用紙搬送部 300 電子写真式記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA46 AA47 BA86 BA90 BB30 DA03 2H045 AA01 CB22 DA02 2H076 AB08 AB16 AB18 EA05 EA08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 光源から出射されたビームの光路上に配置された少なく
    とも一のレンズと、 当該レンズを前記筐体に取り付ける取付部とを有する光
    学ユニットであって、 前記取付部と前記レンズとの取付位置は前記レンズの副
    走査方向の光軸に一致若しくはほぼ一致する光学ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記取付位置と前記光軸との副走査方向
    の位置的誤差は前記レンズ及び/又は前記取付部のレン
    ズ有効範囲内である請求項1記載の光学ユニット。
  3. 【請求項3】 筐体と、 光源からのビームをコリメートするコリメータレンズ
    と、 前記コリメータレンズを通過した前記ビームの彎曲を補
    正する走査レンズと、 前記コリメータレンズと前記走査レンズを前記筐体に取
    り付ける取付部とを有する光学ユニットであって、 前記取付部と前記コリメータレンズと前記走査レンズの
    うちの少なくとも一のレンズの取付位置は前記少なくと
    も一の前記レンズの副走査方向の光軸に一致若しくはほ
    ぼ一致する光学ユニット。
  4. 【請求項4】 前記取付位置と前記光軸との副走査方向
    の位置的誤差は前記少なくとも一のレンズ及び/又は前
    記取付部のレンズ有効範囲内である請求項3記載の光学
    ユニット。
  5. 【請求項5】 前記走査レンズを通過したビームを検出
    する検出部を更に有し、 前記前記取付位置と前記光軸との副走査方向の位置的誤
    差は前記検出部が検出可能な範囲内である請求項3記載
    の光学ユニット。
  6. 【請求項6】 前記走査レンズは、F−θレンズ及びシ
    リンドリカルレンズを含み、前記少なくとも一方のレン
    ズは前記F−θレンズ及び前記シリンドリカルレンズの
    少なくとも一方である請求項3記載の光学ユニット。
  7. 【請求項7】 筐体と、 光源からのビームをコリメートするコリメータレンズ
    と、 前記コリメータレンズを通過した前記ビームの彎曲を補
    正する走査レンズと、 前記コリメータレンズを前記筐体に取り付ける第1の取
    付部と、 前記走査レンズを前記筐体に取り付ける第2の取付部と
    を有する光学ユニットであって、 前記第1の取付部と前記コリメータレンズとの第1の取
    付位置と、前記第2の取付部と前記走査レンズとの第2
    の取付位置とは、前記筐体から等距離若しくはほぼ等距
    離に配置される光学ユニット。
  8. 【請求項8】 前記第1の取付位置は前記コリメータレ
    ンズの副走査方向の光軸に一致若しくはほぼ一致する請
    求項7記載の光学ユニット。
  9. 【請求項9】 前記第2の取付位置は前記走査レンズの
    副走査方向の光軸に一致若しくはほぼ一致する請求項7
    記載の光学ユニット。
  10. 【請求項10】 前記走査レンズは、F−θレンズ及び
    シリンドリカルレンズの少なくとも一方である請求項9
    記載の光学ユニット。
  11. 【請求項11】 光源とコリメータレンズで構成される
    光源部を更に有し、 前記光源部は前記筐体に取り付ける第3の取付部を有
    し、 当該第3の取付部と前記光源部との第3の取付位置と、
    前記第2の取付部と前記走査レンズとの第2の取付位置
    とは、前記筐体から等距離若しくはほぼ等距離に配置さ
    れる請求項7記載の光学ユニット。
  12. 【請求項12】 前記光源は少なくとも2つのビーム源
    を含み、前記コリメータレンズ及び前記走査レンズは、
    それぞれ、前記ビーム源の数だけ設けられる請求項3又
    は7記載の光学ユニット。
  13. 【請求項13】 感光体と、 前記感光体を帯電させる前帯電器と、 前記感光体を露光して潜像を形成する光学ユニットと、 前記潜像を現像剤によりトナー像として可視化する現像
    装置と、 前記トナー像を被記録体に転写する転写装置と、 前記被記録体上のトナー像を定着させる定着装置とを有
    する電子写真式記録装置であって、 前記光学ユニットは、 光源と、 筐体と、 前記光源からのビームをコリメートするコリメータレン
    ズと、 前記コリメータレンズを通過した前記ビームの彎曲を補
    正する走査レンズと、 前記コリメータレンズと前記走査レンズを前記筐体に取
    り付ける取付部とを有し、前記取付部と前記コリメータ
    レンズと前記走査レンズのうちの少なくとも一のレンズ
    の取付位置は前記少なくとも一のレンズの副走査方向の
    光軸に一致若しくはほぼ一致する電子写真式記録装置。
  14. 【請求項14】 感光体と、 前記感光体を帯電させる前帯電器と、 前記感光体を露光して潜像を形成する光学ユニットと、 前記潜像を現像剤によりトナー像として可視化する現像
    装置と、 前記トナー像を被記録体に転写する転写装置と、 前記被記録体上のトナー像を定着させる定着装置とを有
    する電子写真式記録装置であって、 前記光学ユニットは、 光源と、 筐体と、 前記光源からのビームをコリメートするコリメータレン
    ズと、 前記コリメータレンズを通過した前記ビームの彎曲を補
    正する走査レンズと、 前記コリメータレンズを前記筐体に取り付ける第1の取
    付部と、 前記走査レンズを前記筐体に取り付ける第2の取付部と
    を有し、前記第1の取付部と前記コリメータレンズとの
    第1の取付位置と、前記第2の取付部と前記走査レンズ
    との第2の取付位置とは、前記筐体から等距離若しくは
    ほぼ等距離にある光学ユニット。
  15. 【請求項15】 筐体と、 光源から出射されたビームの光路上に配置された少なく
    とも一のレンズと、 当該レンズを前記筐体に取り付ける取付部とを有する光
    学ユニットであって、 前記取付部と前記レンズとの取付位置は前記ビームの通
    過位置に一致若しくはほぼ一致する光学ユニット。
  16. 【請求項16】 前記レンズは、上下非対称のレンズ面
    を有する請求項15記載の光学ユニット。
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