JP3178075B2 - 電力変換器の制御装置および電気車の制御装置 - Google Patents

電力変換器の制御装置および電気車の制御装置

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JP3178075B2
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  • Transportation (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】直流を3以上の電位を有する交流
相電圧に変換する電力変換器の制御装置に係り、特に、
電力変換器を構成する素子のスイッチング制御の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】ア ノベル アプローチ トゥー ザ
ゼネレーション アンド オプチミゼーション オブ
スリーレベル ピーダブリュエム ウエイブ フォーム
ス「ANovel approach to the Generation and Optimiza
tion of Three−level PWM Wave Forms」の1255頁
から1262頁に3レベルインバータの波形改善用とし
て、正負のパルス状電圧をゼロ電圧を介して交互に出力
するダイポーラ変調方式が提案されている。変調波のバ
イアスと振幅とが所定の関係となるようにすることによ
り出力波形を改善することができることが記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に記載された関係に基づいて、ダイポーラ変調を
施すと、直流側素子(直流電源側に接続された2つのス
イッチング素子)と、交流側素子(交流出力端子側に接
続された2つのスイッチング素子)とでは、スイッチン
グ素子に発生する損失が不均一となってしまうことが分
かった。この不均一さのため、直流側素子と交流側素子
との発熱分布が一様とならず、素子の冷却設計を発熱量
が大きな素子に合わせなければならなく、インバータ装
置が大型化してしまうという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、ダイポーラ変調手段を有
する3レベルインバータの主回路を構成するスイッチン
グ素子に発生する発熱分布を均等化して装置を小型化す
ることにある。
【0005】
【0006】さらに、本発明の別の目的は、ダイポーラ
変調手段を有する3レベルインバータを備えた電気車の
制御装置において、運転範囲を広げるような電気車の制
御装置を提供することにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、直流をスイッチング手段の選択的スイッチングによ
り高電位,中間電位及び低電位の電位を有する交流相電
圧に変換する電力変換器であって、この電力変換器の交
流出力相電圧の半周期内の高電位と低電位を中間電位を
介して交互に出力するダイポーラ変調手段を備えた電力
変換器の制御装置において、交流出力相電圧の半周期に
含まれる中間電位の出力期間の合計よりも高電位及び低
電位のパルス幅の合計を大きくする手段を備えたもので
ある。
【0009】上記別の目的は、電気車駆動用交流電動機
を上記記載の電力変換器の制御装置により駆動制御する
電気車の制御装置において、前記ダイポーラ変調手段は
前記電力変換器の出力周波数の基本波が数Hz以下の運
転で選択される手段を備えたことにより達成される。
【0010】
【作用】直流側素子と交流側素子との発熱量が不均一な
原因は、交流側素子の方が直流側素子よりもオン期間が
長いため、交流側素子の方が直流側素子よりも約2から
3倍も通流電流が大きくなるためである。
【0011】
【0012】そこで、ダイポーラ変調領域において、交
流出力相電圧の半周期に含まれる中間電位の出力期間の
合計よりも高電位及び低電位のパルス幅の合計を大きく
する手段を設けることにより、各スイッチング素子のオ
ンオフのデューティーがほぼ等しくなり、各素子の通流
電流が均等化され、発熱量も均一化される。
【0013】また、ダイポーラ変調手段を備えた3レベ
ルインバータを電気車の制御装置として用いると0電圧
からの起動をすることができる。この利点を生かしイン
バータの出力周波数の基本波が数Hz以下の運転を継続
して行う手段を備えたので、運転を良好に行うことがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の概要を説明した後、一実施例
を図1から図9を用いて説明する。
【0015】近年、直流電源の高電位点と低電位点のほ
かに、これら高電位点と低電位点の間の中間電位点を設
け、スイッチング素子群の選択的なオンオフによって高
電位点,低電位点または中間電位点の3レベルの電位を
選択的に交流端子(相電圧として)へ導出する3レベル
インバータ(直列多重インバータ、又はニュートラルポ
イントクランプドインバータともいう)と称されるイン
バータにより誘導電動機、特に、電気車駆動用誘導電動
機を動作させる技術が確立されつつある。
【0016】この3レベルインバータの主な特長とし
て、PWMスイッチング周波数を見かけ上高められるた
め、高調波含有率の少ない交流出力を得ることができる
点、直流電圧源の分割により、スイッチング素子の印加
電圧を低減でき、スイッチング素子の低耐圧化を図れる
点などが挙げられる。
【0017】この主回路基本構成(3相の場合)を図1
に示す。
【0018】図1において、60は直流電圧源である電
車線、61,62は直流電圧源60の電圧から中間点N
(以下、中性点と呼ぶ)を作り出すため分割(分圧)し
たコンデンサ、70〜73,80〜83,90〜93は
還流用の整流素子を備えた自己消弧可能なスイッチング
素子(この例ではIGBTとしたが、GTO,トランジ
スタ等でも良い)、74,75,84,85,94及び
95はコンデンサの中性点電位を導出する補助整流素子
(クランプダイオード)である。また、負荷は誘導電動
機10の場合を示した。
【0019】それぞれの相毎に独立に動作可能であるス
イッチングアーム7〜9の基本的な動作を、スイッチン
グアーム7を例にとって説明する。
【0020】コンデンサ61,62の電圧ed1,ed2
完全平滑な直流電圧源として、ed1=ed2=Ed/2
(Ed:全直流電圧)とする。
【0021】このとき、スイッチング素子70〜73を
表1に示すようにオン・オフ制御することにより、交流
出力端子UにEd/2,0,−Ed/2の3レベルの出力
電圧eを得る。
【0022】
【表1】
【0023】S1〜S4及びSはスイッチング素子70〜
73の導通状態を1,0,−1で表現するスイッチング
関数であり、次の関係をもつ。
【0024】
【外1】
【0025】これより、出力電圧eは、(数1)式で表
される。
【0026】
【数1】
【0027】eは大きさがEd/2,0,−Ed/2のパ
ルス状電圧を組み合わせた波形となるが、一般には、e
が正弦波に近づくようにSをパルス幅変調(PWM)制
御する。PWM制御装置はS1とS2を用意することによ
り、スイッチング素子の導通状態を決定することができ
る。
【0028】なお、3レベルインバータの主回路の詳細
は特開昭51−47848 号公報、特開昭56−74088 号公報な
どに記載されている。
【0029】以下、図2と図8を用いてインバータ出力
電圧指令とインバータ出力電圧及びスイッチング素子電
流の関係を説明する。
【0030】インバータ出力電圧指令E* は、インバー
タ周波数Fi*に応じて、図8に示すように設定される。
すなわち、出力電圧E* が最大となるインバータ周波数
i*=Fcvまでは、Fi*に対してE* をほぼ同一の比率
で増大させ、電車線電圧より出力電圧は増大し得ないた
め、Fcv以上では最大出力電圧Emax に保つ。
【0031】ここで、ダイポーラ変調とは、本発明が対
象としている変調方式であり、部分ダイポーラ変調と
は、インバータ出力相電圧の基本波の半サイクル中にダ
イポーラ期間とユニポーラ期間とを有する変調方式であ
り、ユニポーラ変調とは、インバータ出力相電圧の基本
波の半サイクルが正パルス又は負パルス及びゼロ期間と
で構成されている変調方式であり、過変調とは、広幅パ
ルスの両端に1〜数個のパルスを存在させ基本波を表現
する変調方式であり、1パルスとは、基本波の半サイク
ルを1つのパルスで表現する変調方式である。
【0032】このインバータ出力電圧指令E* と直流電
圧Ed より、基本波振幅指令Aを(数2)式に示すよう
に設定する。
【0033】
【数2】
【0034】従って、基本波指令a1*は、基本波振幅指
令A及び位相θより、
【0035】
【数3】
【0036】(ここで、θ=2πFi*t,t:時間)で
与えられる。
【0037】次に、図2を用いてダイポーラ変調につい
て説明する。
【0038】ダイポーラ変調は、図2(f)に示すよう
に、インバータ出力相電圧として、基本波電圧を表現す
るために、中間電位(図では0)を介して、正パルス及
び負パルスを交互に出力するものであり、0電圧を含む
低電圧を出力することができるため、電気車に使用され
る誘導電動機のように0電圧(勾配起動の場合は、負電
圧もある)から最大電圧まで連続制御されるものにおい
ては、都合のよい変調方式である。
【0039】このようなダイポーラ変調におけるパルス
列は、以下のように作成される。
【0040】(数3)式で与えられた基本波指令a1*
を、図2(a)に示すように1/2する。尚、図2
(a)の0を境に上側は、正側パルス列を作る領域であ
り、下側は負側パルス列を作る領域である。
【0041】この1/2された基本波指令a1*を2本の
振幅指令とし、後述するバイアス量を夫々に加えて正側
振幅指令ap*、負側振幅指令an*とする。作成式は(数
4)式である。
【0042】
【数4】
【0043】バイアス量Bは、振幅指令に直流分を重畳
させて振幅指令を所定の方向に偏位させるものであり、
ダイポーラ変調の深度を示すものである。この実施例で
はバイアス量をキャリアの振幅に対する比で表してい
る。
【0044】バイアス量Bの設定範囲は図4の斜線部及
び網掛け部で示す領域、すなわち、A/2≦B<0.5
の範囲に限定される。
【0045】何故なら、B<A/2となると、振幅指令
の一部がゼロを横切ってしまい部分ダイポーラ変調とな
り、ダイポーラ変調でなくなり、B=0.5 のときは、
中間電位が存在しないバイポーラ(2レベル)となって
しまい、やはりダイポーラ変調でなくなってしまう為で
ある。
【0046】尚、ダイポーラ変調における最大出力電圧
は、バイアス量BとB=A/2との交点である。
【0047】(数4)式に示す正負の振幅指令ap*,a
n*と図2(a)に示す2つのキャリア信号ycp,ycn
の大小関係より、図2(b)〜(e)に示すスイッチング
関数S1〜S4を得る。すなわち、 ap*<ycpのとき:S1=0,S3=1 ap*>ycpのとき:S1=1,S3=0 また、 an*<ycnのとき:S4=1,S2=0 an*>ycnのとき:S4=0,S2=1 となる。その結果、インバータの交流出力端子には、図
2(f)に示す電圧が得られる。
【0048】ところで、いま、出力電流が図2(g)の
ように正弦波状に変化するものとすると、スイッチング
素子70〜73には、スイッチング関数Sと出力電流の
極性に応じて、表2に示す順方向と逆方向の電流が流れ
る。ここで、iは出力電流であり、空欄はゼロを示す。
図2(h)及び(i)に、スイッチング素子70と71の
波形を示す。なお、正極性の電流は順電流(IGBT電
流)、負極性の電流は逆電流(ダイオード電流)を示
し、−iは、負荷から流れ出る電流を示す。
【0049】
【表2】
【0050】さて、ダイポーラ変調をしている時のイン
バータ出力相電圧の変化が0→Ed/2→0→−Ed
2(図3の期間t1→t2→t3→t4)である場合を一周
期として考える。
【0051】期間t1において、スイッチング素子72
に電流−iが流れ、t2では、スイッチング素子70及
び71に電流iが流れ、t3 では、スイッチング素子7
1に電流iが流れ、t4 では、スイッチング素子72及
び73に電流−iが流れる
【0052】すなわち、交流側素子71,72に流れる
電流の期間は直流側素子70,73よりも大きくなるこ
とがわかる。
【0053】この場合、交流側素子と直流側素子として
は、発熱量に差が生じ、交流側素子に合わせて冷却器の
容量等を設計すると、装置が大型化する問題がある。
【0054】また、ダイポーラ変調は、0電圧や低電圧
を表現するために用いられるものであることを考慮に入
れて、電気車用誘導電動機の制御装置に使用した場合を
考えると、主に低周波領域で使用され、出力電流のピー
ク値に近い電流が持続して素子に流れる期間が存在す
る。
【0055】従って、発熱の差が増々広がってしまうの
で、この領域におけるダイポーラ変調の熱分布の均等化
は必要である。
【0056】以下、シミュレーション結果を示した後、
この対策の一実施例を説明する。
【0057】バイアス量Bとスイッチング素子70及び
71に流れる順方向の平均電流の関係を計算機シミュレ
ーションにより求めた結果の一例を図9に示す。力行、
回生時ともに、Bを0.5 に近づけるほど素子電流の均
等化が図れることがわかる。ここで、ゼロ電圧期間をT
0 とすれば、T0 はバイアス量Bの関数として、
【0058】
【数5】
【0059】で与えられるから、ゼロ電圧期間をできる
だけ短く設定することにより、電流の均等化が実現され
ることになる。つまり、図3において、t1+t3(=2
0)をより短くするということである。
【0060】以下、上記機能を実現する構成について説
明する。
【0061】図1は、4直列のスイッチング素子群をオ
ンオフ制御して、3レベルの電位の間で変化する交流電
圧を出力する制御装置の例であり、図には1相分のみを
示した。
【0062】図1において、基本波電圧指令発生手段1
はインバータ出力電圧の周波数指令Fi*、出力電圧実効
値指令E* 及び直流電圧ed1,ed2を入力しインバータ
出力電圧指令Asinθ(θ:位相,θ=2πFi*t,t:
時間)を求め、振幅指令分配手段2に出力する。
【0063】バイアス設定手段4は、インバータ周波数
i*と基本波振幅指令値Aに応じて設定(演算)された
バイアス量Bを出力する(詳細は後述)。
【0064】インバータ出力電圧指令Asinθ を入力し
バイアス量Bが決定した振幅指令分配手段2は、図2
(a)に示すような正側振幅指令ap*及び負側振幅指令
n*を、(数4)式に従って発生する。
【0065】さらに、パルス発生分配手段3は、正側振
幅指令ap*及び負側振幅指令an*に基づき、スイッチン
グ素子に与えるPWMパルス列S1〜S4を生成する。
【0066】これらPWMパルス列S1〜S4は図示しな
いゲートアンプを介してU相のスイッチング素子70〜
73に与えられる各素子をオンオフ制御する。
【0067】次に、これら構成について詳細に説明す
る。
【0068】電動機電流指令と電動機実電流の偏差に基
づいて得られるすべり周波数と電動機回転周波数との加
減算により得られるインバータ出力電圧の周波数指令F
i*を時間積分して位相θを求め、このθに基づいてsin
発生器11によりsinθ を算出する。この値sinθ と、
前記周波数指令Fi*に比例した出力電圧実効値指令E*
と直流電圧ed1,ed2(電源が正確な電圧源であればE
d でよい)から振幅設定器12により得られた基本波電
圧振幅指令値Aと乗算器13によって掛け合わせ、瞬時
の基本波電圧指令Asinθ を出力する。
【0069】基本波電圧指令発生手段1から入力される
基本波電圧指令Asinθ を1/2器20により1/2
(特に1/2でなくても構わないが、後段の構成がやや
複雑になる)した信号に、基本波振幅指令の値Aに応じ
てバイアス設定手段4によって設定されたバイアス量B
を、加算器22,23によって加算及び減算し、正側の
振幅指令ap*と負側振幅指令an*を作成する。
【0070】パルス発生器31は、振幅指令分配手段2
の出力である正側振幅指令ap*とキャリア発生器30か
ら入力されるキャリア信号ycpとを比較して、正側パル
スパタンに等しいスイッチング関数S1 を生成する。同
様に、パルス発生器32は、負側振幅指令an*とキャリ
ア発生器30から入力されるキャリア信号ycnとを比較
して、負側パルスパタンに等しいスイッチング関数S4
を生成し、S1〜S4のゲート信号を発生する。
【0071】ここで、バイアス設定手段4の動作を図4
から図6を用いて説明する。
【0072】ダイポーラ変調では、ゼロ電圧期間をでき
るだけ小さく設定することによって、スイッチング素子
の電流分担を均等化できることを述べたが、スイッチン
グ素子の電圧分担を適正化するために、すなわち、各ス
イッチング素子に直流電圧の半電圧を確実に印加させる
ために、所定のゼロ電圧期間を確保する必要がある。こ
こで、ゼロ電圧期間T0 の最小値をT0minとすれば、B
の最大値Bmax は(数5)式の関係より、
【0073】
【数6】
【0074】とすればよいことがわかる。
【0075】図4において、B=A/2より大きく、か
つ、B=0.25 より大きい領域で、Bmax より小さい
領域(網掛け部)であれば、熱分布の均等化を図ること
ができる。すなわち、この領域内の一定値にバイアス設
定手段4の出力であるバイアス量Bを固定することによ
り達成される。
【0076】現実的には、バイアス設定手段4にリミッ
タを設け、他の領域に移行しないように管理する必要が
ある。以下、説明する。
【0077】図5及び図6は、バイアス設定手段4の詳
細図である。
【0078】バイアス量発生手段41は、インバータ周
波数Fi*に応じてバイアス量B0 を出力する。また、リ
ミッタ42は、基本波電圧振幅指令値A及びバイアス量
0を入力して、バイアス量Bがダイポーラ領域外に設
定されることを防止する。
【0079】ここに示したバイアス量発生手段41の出
力であるバイアス量B0 は、インバータ周波数Fi*に対
して変動しない電圧を均等化する上で、最適の固定値で
あったが、他の条件、例えば、電流のリップル等を加味
してインバータ周波数に応じて変化させることもでき
る。
【0080】この実施例を図7に基づいて説明する。
【0081】インバータ周波数の低いFi*≦F1の期間
は、バイアス量をB=0.5−Δに設定し、Fi*の上昇
とともにBを減少させ(F1≦Fi*≦F2),Fi*≧F2
ではバイアス量がB=0.25 程度となるように設定す
ることにより、発生損失による発熱の変動が大きい、低
い周波数域で損失の均等化を図り、比較的高い周波数で
は、出力電流の高調波を低減する制御が可能となる。当
然ながら、F1=F2としても同様の効果が得られる。
【0082】バイアス量発生手段43は、インバータ周
波数Fi*に基づいて得られるバイアス量B0 を出力し、
図6に示したリミッタ42を介して、バイアス量Bを出
力する。
【0083】本実施例によれば、インバータ主回路を構
成するスイッチング素子の電流を均等化し、発生する素
子損失をほぼ均等化することが可能となり、その結果、
発熱の分布が一様化され、小形な装置を実現できる効果
がある。
【0084】図10に他の実施例を示す。本実施例で
は、1つのキャリア信号で、図1に示した実施例と同等
の動作が可能となる。
【0085】まず、基本的な動作を図11により説明す
る。
【0086】インバータ周波数指令Fi*、出力電圧指令
E* 及び直流電圧Ed より、基本波指令a1*が
【0087】
【数7】
【0088】ここに、A=2√2E*/Ed,θ=2πF
i*t(t:時間)で与えられる点は図1の実施例と同様
である。これにより、図11(a)に示すように、2本
の振幅指令ap*及びan*を次式に従って作成する。
【0089】
【数8】
【0090】ここで、バイアス量Cは、図1の実施例に
おけるバイアス量Bと次のような関係で表わせる。
【0091】
【数9】
【0092】バイアス量Cの設定範囲は、0<C≦1−
Aの領域に限定され、その波形は図11(a)のように
なる。なお、C=0のときは、中間電位が存在しないバ
イポーラ変調(2レベル)となる。
【0093】(数8)式で示す正負の振幅指令ap*,a
n*と図11(a)に示すキャリア信号yc との大小関係
により、図11(b)〜(e)に示すスイッチング関数S
1 〜S4 を得る。すなわち、 ap*<ycのとき:S1=0,S3=1 ap*>ycのとき:S1=1,S3=0 また、 an*<ycのとき:S4=1,S2=0 an*>ycのとき:S4=0,S2=1 となる。図11(b)〜(e)の波形は図2と全く同じで
あり、図11(f)〜(i)の波形も一致する。このた
め、図1の実施例と全く同様の効果が期待できる。以
下、上記機能を実現する構成について説明する。
【0094】図10において、基本波電圧指令発生手段
1及びインバータ主回路部は図1の実施例と同様であ
る。4はバイアス設定手段であり、(数9)式及び、図
4〜図7の関係に従って、バイアス量Cを設定する。2
は振幅指令分配手段であり、基本波電圧指令発生手段1
から入力される基本波電圧指令Asinθ に、基本波振幅
指令の値Aに応じてバイアス設定手段4によって設定さ
れたバイアス量Cを、加算器22,23によって減算及
び加算し、正側の振幅指令ap*と負側の振幅指令an*を
作成する。
【0095】パルス発生器31は、振幅指令分配手段2
の出力である正側振幅指令ap*とキャリア発生器30か
ら入力されるキャリア信号yc とを比較して、正側パル
スパタンに等しいスイッチング関数S1 を生成する。同
様に、パルス発生器32は、負側振幅指令an*とキャリ
ア発生器30から入力されるキャリア信号yc とを比較
して、負側パルスパタンに等しいスイッチング関数S4
を生成し、S1〜S4のゲート信号を発生する。
【0096】本実施例では、1つのキャリア信号で図1
の実施例と全く同等の効果が挙げられる。
【0097】当然ながら、マイクロプロセッサ等を用い
れば、上記制御装置の一部または全てをプログラム化し
て、ソフトウェア的に実現することが可能である。
【0098】また、本実施例は1相の場合の例である
が、当然ながら、2相あるいは3相以上の多相であって
も同様の効果が得られる。
【0099】上記した第1,第2の実施例においては、
ダイポーラ変調領域全域に渡って電流均等化制御を施し
ていたが、以下に示す実施例では、ダイポーラ変調領域
であっても、基本波指令a1*の位相によって、電流均等
化制御を施すか否かを決めても構わない。以下、図12
及び図13を用いて説明する。
【0100】図12は基本波の半サイクル中で制御状態
を変える場合の例である。
【0101】T1 は、図3に示した0期間(t1+t3)で
あり、T2 はオン期間(t2+t4)である。
【0102】この実施例では、振幅の大きい領域で電流
均等化制御を施している(負側も同じ)。このようにす
ることにより、電流が多く流れるところで電流分布が均
等化され、少ないところではリップル(T1=T2)が少
なくなるので、電流波形としてリップルが少なくしかも
熱分布が均等化される効果がある。
【0103】また、図13には、上記実施例と逆の場合
が示されている。
【0104】この場合は、電圧の平均値に関与する部分
において電流リップルが低減されるという効果がある。
【0105】さらに、上記図12及び図13に示した実
施例をインバータ周波数Fi*に応じて切換えて使用する
ことにより、最適制御を図ることができる。例えば、0
≦Fi*≦F6 (F6 はダイポーラ領域内)では、図12
に示した実施例で、F6 ≦Fi≦F7(F7 はダイポーラ
領域内)では、図13に示した実施例に切換える。この
様にすることにより、低周波域では、熱分布均等化重視
型、次の周波域では、電流リップルを減らす制御重視型
とすることができる。
【0106】また、図12から図13に示した実施例
は、バイアス設定手段4にsin 発生器11からの位相を
入力することによって簡単に構成することができる。
【0107】以上は、予め決められたパタンに基づく熱
損失均等化制御について説明したが、次のようにしても
効果は得られる。
【0108】第1に、出力電流から電流リップル分を検
出して、このリップルが許容範囲であれば、均等化制御
を行い、許容値以上になったとき、バイアス量Bを0.
25にする。この許容値は、ヒステリシスを設けておく
必要がある。
【0109】第2に、素子別に温度計(電流量)を設
け、温度差が所定値以上となったとき、均等化制御を行
い、その他では、バイアス量Bを0.25 として、電流
リップルを減少させる。
【0110】この実施例では、パタンではなく実際値に
基づいて制御を行うことができるので、目標の値以内に
損失差をすることができるという効果がある。
【0111】以下、上記説明した本発明の効果について
説明する。
【0112】図14は、本願発明を適用しない場合と適
用した場合のインバータ周波数Fi*に対する外側素子7
0と内側素子71に流れる電流の特性図である。
【0113】このグラフにおける内側素子の平均電流の
算出の仕方は、低周波領域(0から数Hz)では、
【0114】
【数10】
【0115】但し、B :バイアス量 Im :インバータ出力電流の振幅 と表され、上記周波数領域よりも高い周波数領域では、
【0116】
【数11】
【0117】但し、A:基本波電圧指令(変調率) ψ:力率角 と表される。
【0118】この場合において、冷却器の能力の設計
は、A点における発生熱量に基づいてなされるため、こ
のA点をA′点まで下げることにより冷却器を小型化す
ることができる。
【0119】例えば、出力電流実効値が400A,スイ
ッチング周波数が300Hzである場合、この電流均等
化制御を実施しないと、約1725Wもの順電圧降下に
よる損失が発生し、電流均等化制御を実施すると、約1
195Wの順電圧降下による損失しか発生しない。その
結果、放熱部の体積は、1/5程度になることが計算さ
れる。
【0120】図14の直流側素子(内側素子)の平均電
流のC点(高調波低減のためB=0.25,A=0.5、
すなわち、これ以上Aを増加するとダイポーラ変調でな
くなってしまう最大出力電圧時)の素子電流容量を10
0%とした場合、素子の電流容量はA点における電流容
量の分余裕を持たせて設計しなければならない。
【0121】しかしながら、たかだか0Hzから数Hz
のために、大きな電流容量の素子を用いなければならな
いため装置が大型化してしまう問題がある。
【0122】ここで、電流均等化制御を用いるとA′ま
で素子の平均電流を下げることができるので内側素子の
平均電流のC点に比べ大きな余裕を持たせる必要がなく
なる。
【0123】また、素子の平均電流を小さくするために
は、インバータ出力電流Im を減少させることが考えら
れる。このように制御すると、確かに、電流容量の小さ
な素子を使用することができるが、電気車の制御装置に
このインバータを用いた場合、交流電動機(誘導電動
機)のトルクが減少してしまい、上り勾配起動時等に起
動することができないという問題が生じる(但し、この
ような特殊運転を考えなければ有効である)。
【0124】以上のことを表3にまとめた。
【0125】
【表3】
【0126】この表は、(数10)(数11)式を用いて
作成したものである。
【0127】従って、この表から、この電流均等化制御
等の制御を施せば、少なくとも、点Cにおける素子の電
流容量の2.49 倍未満の電流容量を有する素子を用い
ることができるということができる。これにより、素子
を小さくすることができ、ひいてはインバータ装置全体
を小さくすることができるという効果がある。
【0128】ここで、内側素子と外側素子との電流差の
大きさを示す指標であるアンバランス度Eb を定義す
る。
【0129】
【数12】
【0130】但し、Ii:内側素子平均電流 Io:外側素子平均電流 ここで、図14における点Cを含むほぼ平な部分の各平
均電流は
【0131】
【数13】
【0132】と表わすことができ、アンバランス度Eb
は、
【0133】
【数14】
【0134】と表わすことができる。
【0135】ちなみに、インバータ周波数が数Hz(図
14の点A,A′を含む平均電流が急激に変化する領
域)におけるアンバランス度Eb は、(数14)式にお
いてA=0とすれば算出される。
【0136】図14のC点を含む平な部分(インバータ
周波数が数Hz以上)におけるアンバランス度Eb は、
B=0.25,A=0.5(バイアス量が0.25 の時最
大の基本振幅値は0.5 を越えることがない)、また力
率を1として(数14)式に代入すると、Eb≒0.52
8であり、この電流均等化制御を実施するとこの値より
も小さな値になる。
【0137】すなわち、アンバランス度Eb は、0≦E
b≦0.52となり、換言すると、内側素子平均電流と外
側素子平均電流の差を外側素子平均電流以下とすること
ができる。
【0138】ところで、電気車の制御装置にダイポーラ
変調を取入れた場合、特に、電気車の特殊運転、例え
ば、上り勾配起動や洗車時のような低速下における定速
運転などのインバータ周波数Fi*が数Hz以下の状態で
継続するような運転では、インバータ周波数が数Hz以
下の運転時間、すなわち、内側素子(直流側素子)電流
が急激に増大する領域での運転時間が長くなり、点Cに
おける素子の電流容量を有する素子をインバータに用い
たのでは素子の発熱(内側素子の発熱)のため素子破壊
に至る可能性がある。これを回避するためには、ユニポ
ーラ変調の場合よりも冷却器を大きくしなければならな
い。
【0139】しかし、上記表1にあるように、この領域
だけ出力電流を減少させたり、均等化制御を施すことに
より、上記のような特殊運転をすることができる。
【0140】つまり、図1の運転モード設定器41で運
転モードが指定されるとその指令がバイアス設定器4に
入力され、運転モードに見合ったバイアス量Bが設定さ
れる。
【0141】例えば、ユニットカットされたときの起動
時,低速時の定速運転時,上り勾配起動時においては、
図7に示されるようなバイアス量Bが低下するインバー
タ周波数Fi*を高めに設定する。このようにすることに
より、熱損失の発生を均一にし、内側素子の局所的な熱
破壊を防止することができるため、冷却器の大きさをあ
まり変更することなしに、特殊運転を継続的に行うこと
ができるという効果がある。
【0142】従って、3レベルインバータでダイポーラ
変調を施す制御系を有する電気車の制御装置において、
上記特殊運転を継続する手段を有する新規な電気車を提
供することができる。
【0143】また、上記した全ての、実施例は負荷とし
て誘導電動機を例に取って説明したが、これに限らず他
の交流電動機や負荷装置の場合も同様である。
【0144】以上は、全て、インバータにおける実施例
を示したが、これらのインバータの出力端子をリアクタ
ンス要素を介して交流電源と接続し、交流を直流に変換
する自励式コンバータとして動作(インバータの回生動
作と同様な動作)させることも可能である。この場合
も、インバータと同様の効果が期待できる。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、インバータ装置を小型
化することができ、インバータ主回路を構成するスイッ
チング素子の発熱分布を一様化することができ、また、
良好な運転をすることができる電気車の制御装置を実現
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】3レベルインバータのスイッチング状態と出力
相電圧の関係を示す図。
【図3】図2の出力相電圧の拡大図。
【図4】ダイポーラ変調領域を示す図。
【図5】バイアス量設定の一例を示す図。
【図6】バイアス量設定値の制限手段を示す図。
【図7】バイアス量設定の他の例を示す図。
【図8】インバータ周波数と各変調手段の範囲を示す
図。
【図9】バイアス量と素子電流の関係を示す図。
【図10】他の実施例の構成図。
【図11】他の実施例の3レベルインバータのスイッチ
ング状態と出力相電圧の関係を示す図。
【図12】本発明の使用範囲の他の実施例を示す図。
【図13】本発明の使用範囲の他の実施例を示す図。
【図14】本発明を実施した場合としない場合のインバ
ータ周波数に対する素子平均電流規格値を示す図。
【符号の説明】
1…基本波電圧指令発生手段、2…振幅指令分配手段、
3…パルス発生分配手段、4…バイアス設定手段、11
…sin 発生器、12…振幅設定器、13…乗算器、2
2,23…加算器、30…キャリア発生器、31,32
…パルス発生器。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 優人 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 中村 清 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 豊田 瑛一 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 斉藤 秀治 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 松井 孝行 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (56)参考文献 特開 平3−159570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源両端に高電位と低電位間に中間電
    位を設けた分圧コンデンサが接続され、該分圧コンデン
    サの両端に、1相分として4個のスイッチング素子S1
    〜S4を順に直列接続してなるスイッチングアームが3
    相分並列接続され、各相スイッチングアームの素子S2
    とS3の接続点に交流端子が接続され、各相スイッチン
    グアームの素子S1とS2及びS3とS4の各接続点に
    夫々整流素子を介して前記分圧コンデンサの中間電位で
    ある分圧点が接続され、前記スイッチング素子をスイッ
    チング手段の選択的スイッチングにより前記分圧コンデ
    ンサの直流電圧から前記交流端子に相電圧として高電
    位、中間電位及び低電位の3レベルの電位を有する交
    圧に変換する電力変換器であって、この電力変換器の
    交流出力相電圧の半周期内の高電位と低電位を中間電位
    を介して交互に出力させるダイポーラ変調手段を備えた
    電力変換器の制御装置において、前記交流出力相電圧の半周期に含まれる中間電位の出力
    期間の合計よりも高電位及び低電位のパルス幅の合計を
    大きくする 手段を備えた電力変換器の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記中間電位の出力期
    間を前記電力変換器の出力周波数に応じて可変とする手
    段を備えた電力変換器の制御装置。
  3. 【請求項3】電気車駆動用交流電動機を請求項1又は2
    記載の電力変換器の制御装置により駆動制御する電気車
    の制御装置において、前記ダイポーラ変調手段は前記電
    力変換器の出力周波数の基本波が数Hz以下の運転で選
    択される手段を備えた電気車の制御装置。
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