JP3207582B2 - 中性点クランプ式電力変換器の制御方法およびその制御装置 - Google Patents

中性点クランプ式電力変換器の制御方法およびその制御装置

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JP3207582B2
JP3207582B2 JP03760693A JP3760693A JP3207582B2 JP 3207582 B2 JP3207582 B2 JP 3207582B2 JP 03760693 A JP03760693 A JP 03760693A JP 3760693 A JP3760693 A JP 3760693A JP 3207582 B2 JP3207582 B2 JP 3207582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、交流電力を直流電力に
変換するパルス幅変調制御(PWM制御)コンバータ
や、直流電力を交流電力に変換するPWM制御インバー
タ等に適用されるもので、3レベルの出力電圧を発生す
る中性点クランプ式電力変換器の制御方法およびその制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の3相出力の中性点クラン
プ式PWMインバータの主回路構成を示す。
【0003】図中、Vd1,Vd2は直流電圧源、C1 ,C
2 は平滑コンデンサ、Su1〜Su4、Sv1〜Sv4、Sw1〜
Sw4は自己消弧素子、Du1〜Du4、v1〜Dv4、Dw1〜
Dw4はフリーホイリングダイオード、Du5,Du6,Dv
5,Dv6、Dw5,Dw6はクランプダイオード、CTu ,
CTv ,CTw は各相の電流検出器、LOADは3相負
荷である。この場合、U相の出力電圧Vu は次の3レベ
ル値に制御される。すなわち、 Su1とSu3がON(オン)のとき、Vu =+Vd1 Su2とSu3がON(オン)のとき、Vu =0 Su3とSu4がON(オン)のとき、Vu =−Vd1
【0004】V相の出力電圧Vv 、W相の出力電圧Vw
も同様に制御される。図6は上記インバータ制御ブロッ
ク図であり、U相の構成は、比較器Cu 、増幅器Gu
(S)、加算器Au 、PWM制御回路PWM−Uからなっ
ている。V,W相も同様に構成されており、三角波発生
器TRGは各相のPWM制御回路PWM−U、PWM−
V、PWM−Wに共通に設けられている。以上のように
構成された従来例の負荷電流制御動作について説明す
る。
【0005】U相の負荷電流制御は、電流指令値Iu *
と実電流Iu を比較器Cu で比較し、その偏差を増幅器
Gu(S)を介して加算器Au で補償要素Hu と加算する。
その加算値eu は電圧指令値としてPWM制御回路PW
M−Uへ与えられ、ゲート信号g1u,g2uを出力する。
V,W相も同様に制御される。この場合、補償要素Hu
は、Hv ,Hw は前向きに与えられ、逆起電力、負荷の
LとRドロップ(電圧効果)等を補償する。
【0006】図7はU相のPWM制御回路の構成を示
す。電圧指令値eu はコンパレータCOM1とCOM2
に入力し、各々に三角波発生器TRG−X、TRG−Y
からの三角波XとYと比較され、PWM信号Pi1,Pi2
が作られる。そのPWM信号は、ゲート信号S1 ,S4
で、そのゲート信号はインバータINV1,INV2に
より反転されてゲート信号S3 ,S2 として出力され
る。次に、中性点クランプ式インバータのPWM動作を
説明する。
【0007】図8はU相分のPWM制御動作波形を示
す。図中、X,YはPWM制御の搬送波信号で、Xは0
〜+Emax の間で変化する三角波、Yは0〜−Emax の
間で変化する三角波である。eu はPWM制御入力信号
である。入力信号eu と三角波X,Yとを比較し、Su1
〜Su4のゲート信号g1u,g2uを作る。すなわち、 eu >Xのとき、g1u=1で、Su1をオン、Su3をオフ eu ≦Xのとき、g1u=0で、Su1をオン、Su3をオン eu <Yのとき、g2u=1で、Su4をオン、Su2をオフ eu ≧Yのとき、g2u=1で、Su4をオン、Su3をオン させる。その結果、出力電圧Vu は図の最下段のように
制御され、その平均値AVu は入力信号eu に比例した
値となる。
【0008】このように中性点クランプ式インバータで
は、出力電圧Vu として、3レベル(+Vd1,0,+V
d2)の電圧が得られ、高調波成分の少ない電圧波形とな
る。電動機負荷の場合、電流の脈動は小さくなり、トル
クリプルも低減できる利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の中性点
クランプ式インバータの制御方法は次のような問題点が
ある。
【0010】(1)インバータを構成する素子として、
前述のように例えばGTOを用いると、素子を保護する
ために並列にスナバ回路が接続されており、このスナバ
のコンデンサを初期化(放電)させるために素子が一旦
オンした場合、一定時間オン状態(ton)を保たなけれ
ばならない。また、素子自体の特性から最小オン時間
(ton)、最小オフ時間(toff )が決められており、
ゲート信号のパルス幅もそれを満足するように与えなけ
ればならない。また、普通のブリッジインバータのPW
M制御では、出力電圧が零に近い程パルス幅が広くな
り、出力電圧が最大値に近ずくに従ってパルス幅が狭く
なる。一方、中性点クランプ式インバータでは図8で示
したように出力電圧Vu が零に近いところでパルス幅が
狭くなるように動作する。従って、交流電圧を出力する
場合、必ず零点を交差するため、最小オン時間tonを満
足させることができなくなる。そのために最小オン時間
tonを確保するために最小変調率Emin を設定される。
図9はPWM入力信号eu が+Emin ≧eu ≧−Emin
のときの中性点クランプ式インバータのPWM制御動作
波形を示す。入力信号eu が小さいとき、ゲート信号g
1u,g2uのパルス幅が狭くなり、素子Su1〜Su4の最小
オン時間tonを満足しなくなる。従って、それを満足さ
せるように新たなゲート信号g1u′,g2u′に修正され
る。
【0011】すなわち、g1uのパルス幅t1uが最小オン
時間幅tonより狭いとき、新しいゲート信号g1u′のパ
ルス幅t1u′を最小オン時間幅tonに修正する。g2uも
同様に修正される。
【0012】この結果、出力電圧Vu は入力信号eu が
小さいとき、一定幅のパルス電圧となり、その平均値A
Vu (図中で最下段の点線波形)は入力電圧eu に関係
なく一定値となってしまう。従って、この領域では必要
な出力電圧が得られず、制御不能領域になる。
【0013】(2)中性点クランプ式インバータを構成
する素子として、前述のように例えばGTOを用いる
と、素子自体の特性から一旦オフした場合、一定時間オ
フ状態(toff)を保たなければならない。
【0014】その結果、図10に示すように+Emax ≦
eu 、−Emax ≧eu に設定し、最小オフ時間toff を
満足させるようにしている。Emax は最大変調率を表し
ている。
【0015】図中、+Emax 及び−Emax は電圧指令値
eu の上限値と下限値を表したもので、前述の問題点を
除けば、+Emax ≦eu ≧−Emax の範囲で、電圧指令
値eu に比例した出力電圧Vu が発生できる。
【0016】初めに、電圧指令値がeu >+Emax のと
きを説明する。三角波Xと電圧指令値+eu の比較して
得られるゲート信号g1u(図b)において、第1番目制
御パルス幅ti1は最小オフ時間toff を満足するために
ti1′(=toff )に修正される。次の比較によって得
られる制御パルス幅ti2は同様にtoff を満足するため
にti2′(=toff )に修正される。従って、+Emax
より大きい電圧指令値eu が入力されると、最小オフ時
間toff に修正され、一定した幅のゲート信号g1uにな
る。その結果、出力電圧Vd1の平均電圧値+AVu は電
圧指令値eu に比例しない一定電圧になる(図c)。
【0017】eu <−Emax のとき、三角波Yと電圧指
令値eu の比較して得られるゲート信号g2u(図d)も
同様に−Emax より小さい場合は制御パルス幅ti1,t
i2,ti3は最小オフ時間toff を満足するためにti
1′,ti2′,ti3′に修正される。その結果、出力電
圧Vd2の平均電圧値−AVu は電圧指令値eu に比例し
ない一定電圧になる(図e)。
【0018】例えば、キャリア周波数fc =1kHzと
した場合、三角波Xの周期Tは1msecとなり、最小
オン時間(または最小オフ時間)Δt=200μsec
を満足させるには、kmax =0.8になる。すなわち、
この場合のインバータの利用率は80%となり、あとの
20%は無駄になる。利用率が低下した分インバータの
容量として大きいものを用意しなければならず、従来の
PWM制御インバータは不経済なシステムとなってい
た。
【0019】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
ので、素子の最小オン時間(または最小オフ時間)を確
保し、入力信号(電圧指令値)eが小さいときでも当該
電圧指令値eに比例した出力電圧を発生させ、制御不能
領域をなくした中性点クランプ式電力変換器の制御方法
およびその制御装置を提供することを目的とする。
【0020】さらに、本発明は、前記電圧指令値eの絶
対値が従来のPWM制御の最大変調率Emax を越えた場
合でも、素子の最小オン時間(または最小オフ時間)を
確保し、かつ前記電圧指令値eに比例した出力電圧を発
生させて、変換器の利用率を向上させた中性点クランプ
式電力変換器の制御方法およびその制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、3レベルの出力電圧を
発生する中性点クランプ式電力変換器を構成している電
力変換素子を、パルス幅変調制御の入力信号と搬送波信
号との比較によって得られる制御パルスに基づき制御す
る制御方法において、
【0022】前記パルス幅変調制御の入力信号が最小変
調レベルEmin より小さい場合、当該パルス幅変調制御
の入力信号と搬送波信号との比較によって得られた制御
パルスPi のパルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新た
な制御パルスのパルス幅ti ′=ti +Δtを求め、当
該パルス幅ti ′が設定された時間ts に対して、ti
′≧ts のとき、そのままパルス幅ti ′=ti +Δ
の制御パルスを出力し、前記誤差時間Δt=0をメモ
リに記憶し、またti ′<ts のとき、出力パルス無し
で前記誤差時間Δt=ti ′を前記メモリに記憶し、
差時間Δtを次の制御パルスに加えるようにして制御す
る中性点クランプ式電力変換器の制御方法である。
【0023】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、3レベルの出力電圧を発生する中性点クラ
ンプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パル
ス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によって
得られる制御パルスに基づき制御する制御装置におい
て、
【0024】前記制御パルスを入力し予め設定された
定時間の幅に対応するパルスを出力するパルス発信回路
と、このパルス発信回路からのパルスおよび前記制御パ
ルスを入力し、前記制御パルスが設定時間より狭いとき
は、その誤差時間Δtを記憶するメモリを有するととも
に、論理演算を行って前記電力変換素子に与える出力信
号を得る演算回路とを具備し、
【0025】前記演算回路は、前記入力信号が最小変調
レベルEmin より小さい場合、当該パルス幅変調制御の
入力信号と搬送波信号との比較によって得られた制御パ
ルスPi のパルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな
制御パルスのパルス幅ti ′=ti +Δtを求め、当該
パルス幅ti ′が設定された時間ts に対して、ti′
≧ts のとき、そのままパルス幅ti ′=ti +Δt
制御パルスを出力し、前記誤差時間Δt=0を前記メモ
リに記憶し、またti ′<ts のとき、出力パルス無し
で、前記誤差時間Δt=ti ′を前記メモリに記憶し、
前記誤差時間Δtを次の制御パルスに加えるようにした
中性点クランプ式電力変換器の制御装置である。
【0026】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、3レベルの出力電圧を発生する中性点クラ
ンプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パル
ス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によって
得られる制御パルスに基づき制御する制御方法におい
て、
【0027】前記パルス幅変調制御の入力信号が最大
調レベルEmax より大きい場合、当該パルス幅変調制御
の入力信号と搬送波信号との比較によって得られた制御
パルスPi のパルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新た
な制御パルス幅ti ′=ti+Δtを求め、当該パルス
幅ti ′が設定された時間tssに対して、ti ′≧tss
のとき、そのままパルス幅ti ′=ti +Δtの制御パ
ルスを出力し、前記誤差時間Δt=0をメモリに記憶
し、またti ′<tssのとき、出力パルス無しで、前記
誤差時間Δt=ti ′を前記メモリに記憶し、前記誤差
時間Δtを次の制御パルスに加えるようにして制御する
中性点クランプ式電力変換器の制御方法である。
【0028】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、3レベルの出力電圧を発生する中性点クラ
ンプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パル
ス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によって
得られる制御パルスに基づき制御する制御装置におい
て、
【0029】前記制御パルスを入力し予め設定された
定時間の幅に対応するパルスを出力するパルス発信回路
と、このパルス発信回路からのパルスおよび前記制御パ
ルスを入力し、前記制御パルスが設定時間より狭いとき
は、その誤差時間Δtを記憶するメモリを有するととも
に、論理演算を行って前記電力変換素子に与える出力信
号を得る演算回路とを具備し、
【0030】前記演算回路は、前記入力信号が最大変調
レベルEmax より大きい場合、当該パルス幅変調制御の
入力信号と搬送波信号との比較によって得られた制御パ
ルスPi のパルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな
制御パルス幅ti ′=ti +Δtを求め、当該パルス幅
ti ′が設定された時間tssに対して、ti ′≧tssの
とき、そのままパルス幅ti ′=ti +Δtの制御パル
スを出力し、前記誤差時間Δt=0を前記メモリに記憶
し、またti ′<tssのとき、出力パルス無しで、前記
誤差時間Δt=ti ′を前記メモリに記憶し、前記誤差
時間Δtを次の制御パルスに加えるようにした中性点ク
ランプ式電力変換器の制御装置である。
【0031】
【作用】請求項1または請求項2に対応する発明によれ
ば、以下のような作用が得られる。すなわち、電圧指令
値eが最小変調レベルEmin の領域で、入力制御パルス
Pi の幅ti <設定時間ts (最小オフ時間ton)のと
き、入力制御パルスPiの幅ti に誤差時間Δtを加
え、新たな制御パルスti ′=ti +Δtを求め、その
ti ′と設定された時間ts を比較し、ti ′≧ts の
ときは出力パルスを出力して、ti ′<ts のときは出
力パルスを出さないので、Δt=ti ′をメモリに記憶
して、Δtを次の制御パルスに反映させるように制御す
る。その結果、電圧指令値に比例した出力電圧が得ら
れ、しかも素子の最小オン時間tonを満足する中性点ク
ランプ式インバータが得られる。
【0032】請求項3または請求項4に対応する発明に
よれば、以下のような作用が得られる。すなわち、電圧
指令値eが最大変調レベルEmax を越えた場合で、e<
−Emax またはe>+Emax のときは入力制御パルスP
i の幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな制御パルスt
i ′=ti +Δtを求め、そのti ′と設定された時間
tssを比較し、ti ′≧tssのときは出力パルスを出し
て、ti ′<tssのきは出力パルスを出されないで、
Δt=ti ′をメモリに記憶して、Δtを次の制御パル
スに反映させるように制御する。その結果、電圧指令値
に比例した出力電圧が得られ、しかも素子の最小オフ時
間toff を満足させることができる。従って、変換器の
利用率向上図れる中性点クランプ式インバータが得
られる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明のパルス幅変調制御(PW
M制御)の電力変換器のPWM制御方法を実施するため
の回路の一部、すなわち、U相のみを示している。図中
において、CNEWは本発明に係わる制御装置で、これ
は第1の制御回路CNEW1と第2の制御回路CNEW
2から構成されている。
【0034】第1の制御回路CNEW1は、後述するよ
うに制御パルスが設定時間より狭いときは、その誤差時
間を記憶するメモリを有する演算回路CALと、設定時
間ts ,tssの幅のパルスPs ,Pssを出力するパルス
発信回路TCONT1,TCONT2とインバータIN
Vで構成されている。第2の制御回路CNEW2も第1
の制御回路CNEW1と同様に構成されている。
【0035】次に、三角波比較のPWM制御動作につい
て説明する。電圧指令値eu と三角波発生器TRG−
X,TRG−Yの三角波X,YをコンパレータCOM
1,COM2で比較し、その出力信号を制御パルスPi
1,Pi2として制御回路CNEW1,CNEW2に入力
する。
【0036】制御パルスPi1は制御回路CNEW1に入
力され、演算回路CALとパルス発生回路TCONT
1,TCONT2に入力する。パルス発生回路TCON
T1,TCONT2は入力パルスPi1に同期したパルス
Ps ,Pssを出力し、演算回路CALに入力する。
【0037】演算回路CALは入力されたパルスPs ,
Pssを用いて論理演算を行って出力信号S1 ,S3 を作
る。Pi2が入力するCNEW2も同様な動作で出力信号
S2,S4 を出力する。図2に演算回路CALの演算フ
ローチャートを示す。図において、ti は入力パルスP
i のパルス幅、ts は最小オン時間tonの設定時間、t
ssは最小オフ時間toff の設定時間幅を示す。
【0038】初めに、電圧指令値が+Emin >eu >−
Emin のとき、パルス幅ti が入力されると、処理1で
得られたΔtを加算し、その加算値ti ′=ti +Δt
は比較部へ入力する。比較部では設定時間ts に対し
て、ti ′≧ts のとき、そのままti ′のパルス幅の
制御パルスを出力し、誤差時間Δt=0を前記メモリに
記憶し、ti ′<ts のとき、出力パルス無しで、誤差
時間Δt=ti ′をメモリに記憶する。すなわち、当該
誤差時間Δtを次の制御パルスに加えて新たな制御パル
スを発生するように演算を行っている。
【0039】次に、電圧指令値eu が、eu >+Emax
とeu <−Emax のとき、パルス幅ti が入力される
と、処理2で得られたΔtを加算し、その加算値ti
′′=ti +Δtは比較部へ入力する。
【0040】比較部では設定時間tssに対して、ti
′′≧tssのとき、そのままti ′′のパルス幅の制
御パルスを出力し、誤差時間Δt=0を前記メモリに記
憶し、ti′′<tssのとき、出力パルス無しで、誤差
時間Δt=ti ′′をメモリに記憶する。すなわち、当
該誤差時間Δtを次の制御パルスに加えて新たな制御パ
ルスを発生するように演算を行っている。
【0041】図3は電圧指令値が、+Emin >eu >−
Emin の場合のPWM制御動作波形を示す。図におい
て、Xは三角波、Emin は最小変調率で、その上限値を
+Emin 、下限値を−Emin 、g1uはゲートパルスで、
g1u′はg1uを修正したゲートパルスを示す。
【0042】図3(a)のeu <+Emin の場合、初め
に、Δt=0(初期値)で、第1番目の制御パルス幅t
i1が入力すると、新たな制御パルス幅ti1′=ti1+Δ
tに修正され、ti1′<ts で、制御パルスti1′は出
力されない。従って、メモリにΔt=ti1′が記憶され
る。
【0043】次に第2番目の制御パルス幅ti2が入力す
ると、ti2はti2′=ti2+Δtに修正され、ti2′≧
ts で、制御パルス幅ti2が出力され、メモリにはΔ
t=0が記憶される。第3番目の制御パルス幅ti3が入
力すると、ti3はti3′=ti3+Δtに修正され、第1
番目と同様に制御パルス幅ti3′は出力されない。
【0044】第4番目の制御パルス幅ti4が入力する
と、ti4はti4′=ti4+Δtに修正され、ti4′≧t
s で、制御パルス幅ti4′が記憶され、メモリにはΔt
=0が記憶される。
【0045】図3(b)のeu >−Emin の場合、図3
(a)と同様に、入力する制御パルスが設定時間ts よ
り狭いときは制御パルスを出力しないで、次に入力する
制御パルスに加算して、出力パルスの有無を決定する。
【0046】以上のように修正された入力パルスの幅
が、設定時間ts より狭い場合は制御パルスを出さない
で、その入力パルスをメモリに記憶させておいて、次の
入力パルスに反映させるようにしてPWM制御動作を行
う。V,W相も同様である。
【0047】この結果、設定時間ts を従来問題であっ
た最小オン時間tonに設定することで、ti ′<tonの
ときは制御パルスを出さないで、そのti ′を次のパル
スに反映させ、ti ′≧tonのときは制御パルスを出力
することで、電圧指令値に比例した出力電圧が得られ、
制御不能領域がなくなる。
【0048】図4は電圧指令値が、eu >+Emax 、e
u <−Emax の場合のPWM制御動作波形を示す。図に
おいて、Xは三角波、+Emax は上限値、−Emax は下
限値、g2uはゲートパルスで、g2u′はg2uを修正した
ゲートパルスを示す。
【0049】図4(a)のeu >+Emax の場合、初め
に、Δt=0(初期値)で、第1番目の制御パルス幅t
i1が入力すると、新たなパルス幅ti1′=ti1+Δtに
修正され、ti1′<tssで、制御パルスti1′は出力さ
れない。従って、メモリにΔt=ti1′が記憶される。
【0050】次に第2番目の制御パルス幅ti2が入力す
ると、ti2はti2′=ti2+Δtに修正され、ti2′≧
tssで、制御パルス幅ti2′が出力され、メモリにはΔ
t=0が記憶される。第3番目の制御パルス幅ti3が入
力すると、ti3はti3′=ti3+Δtに修正され、第1
番目と同様に制御パルス幅ti3′は出力されない。
【0051】第4番目の制御パルス幅ti4が入力する
と、ti4はti4′=ti4+Δtに修正され、ti4′≧t
ssで、制御パルス幅ti4′が出力され、メモリにはΔt
=0が記憶される。
【0052】図4(b)のeu <−Emax の場合、図4
(a)と同様に、入力する制御パルスが設定時間tssよ
り狭いときは制御パルスを出力しないで、次に入力する
制御パルスに加算して、出力パルスの有無を決定する。
【0053】以上のように修正された入力パルスの幅
が、設定時間tssより狭い場合は制御パルスを出さない
で、その入力パルスをメモリに記憶させておいて、次の
入力パルスに反映させるようにしてPWM制御動作を行
う。V,W相も同様である。
【0054】この結果、設定時間tssを従来問題であっ
た最小オフ時間toff に設定することで、ti ′<tof
f のときは制御パルスを出力さないで、そのti ′を次
のパルスに反映させ、ti ′≧toff のときはは制御パ
ルスを出力することで、電圧指令値に比例した出力電圧
が得られ、しかも素子の最小オフ時間toff を満足させ
ることができる。従って、変換器の利用率を向上図れる
中性点クランプ式インバータが得られる。
【0055】
【発明の効果】本発明の中性点クランプ式電力変換器の
制御方法およびその制御装置によれば、以下のような効
果が得られる。
【0056】(1)PWM制御入力信号eが、+Emin
>e>−Emin において、制御不能をなくすことによっ
て、当該入力信号eに比例した出力電圧Vu が得られる
ようになる。すなわち、変換器の素子の最小オン時間t
onを確保し、かつ入力信号eが小さいときでも当該入力
信号に比例した出力電圧を発生させ、制御不能領域をな
くした中性点クランプ式電力変換器の制御方法およびそ
の制御装置を提供することができる。
【0057】(2)PWM制御入力信号eが、e>+E
max 、e<−Emax において、当該電圧指令値eに比例
した出力電圧Vが得られ、かつ、変換器を構成する素子
の最小オフ時間toff を満足させることが可能となる。
この結果、インバータやコンバータ等の電力変換器をP
WM制御する場合、当該変換器の利用率を大幅に向上さ
せることができ、その分直流電源の電圧Vd を低くする
ことが可能となり、変換器の小形軽量化、効率向上およ
びコストダウンが達成できる中性点クランプ式電力変換
器の制御方法およびその制御装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中性点クランプ式電力変換器の制御装
置の一実施例を示す制御回路ブロック図。
【図2】図1の演算処理を示すフローチャート。
【図3】図1の電圧指令値eが最小変調レベルEmin よ
り、小さい場合のPWM制御動作を説明するための図。
【図4】図1の電圧指令値eが最大変調レベルEmax よ
り、大きい場合のPWM制御動作を説明するための図。
【図5】従来の3相出力の中性点クランプ式インバータ
の主回路を示す図。
【図6】図5の負荷電流制御ブロック図。
【図7】図5のPWM制御回路の構成を示す図。
【図8】図5のPWM制御動作波形を示す図。
【図9】図5の電圧指令値が小さい場合のPWM制御動
作波形を示す図。
【図10】図5の電圧指令値が大きい場合のPWM制御
動作波形を示す図。
【符号の説明】
Vd1,Vd2…直流電圧源、C1 ,C2 …平滑コンデン
サ、Su1〜Su4…U相の自己消弧素子、Sv1〜Sv4…V
相の自己消弧素子、Sw1〜Sw4…W相の自己消弧素子、
Du1〜Du4…U相のフリーホイリングダイオード、Dv1
〜Dv4…V相のフリーホイリングダイオード、Dw1〜D
w4…W相のフリーホイリングダイオード、Du5,Du6…
U相のクランプ用ダイオード、Dv5,Dv6…V相のクラ
ンプ用ダイオード、Dw5,Dw6…W相のクランプ用ダイ
オード、LOAD…負荷、Ctu,Ctv,Ctw…電流検出
器、Cu ,Cv ,Cw …比較器、Gu(S),Gv(S),Gw
(S)…電流制御回路、Au ,Av ,Aw …加算器、PW
M−U,V,W…PWM制御回路、TRG…三角波発生
器、COM1,COM2…コンパレータ、INV1,I
NV2…インバータ回路、CAL…演算回路、TCON
T1,TCONT2…パルス発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/42 - 7/98

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3レベルの出力電圧を発生する中性点ク
    ランプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パ
    ルス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によっ
    て得られる制御パルスに基づき制御する制御方法におい
    て、 前記パルス幅変調制御の入力信号が最小変調レベルEmi
    n より小さい場合、当該パルス幅変調制御の入力信号と
    搬送波信号との比較によって得られた制御パルスPi の
    パルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな制御パルス
    のパルス幅ti′=ti +Δtを求め、当該パルス幅ti
    ′が設定された時間ts に対して、ti ′≧ts のと
    き、そのままパルス幅ti ′=ti +Δtの制御パルス
    を出力し、前記誤差時間Δt=0をメモリに記憶し、
    たti ′<ts のとき、出力パルス無しで前記誤差時間
    Δt=ti ′を前記メモリに記憶し、誤差時間Δtを次
    の制御パルスに加えるようにして制御する中性点クラン
    プ式電力変換器の制御方法。
  2. 【請求項2】 3レベルの出力電圧を発生する中性点ク
    ランプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パ
    ルス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によっ
    て得られる制御パルスに基づき制御する制御装置におい
    て、 前記制御パルスを入力し予め設定された設定時間の幅に
    対応するパルスを出力するパルス発信回路と、このパル
    ス発信回路からのパルスおよび前記制御パルスを入力
    し、前記制御パルスが設定時間より狭いときは、その誤
    時間Δtを記憶するメモリを有するとともに、論理演
    算を行って前記電力変換素子に与える出力信号を得る演
    算回路とを具備し、 前記演算回路は、前記入力信号が最小変調レベルEmin
    より小さい場合、当該パルス幅変調制御の入力信号と搬
    送波信号との比較によって得られた制御パルスPi のパ
    ルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな制御パルスの
    パルス幅ti ′=ti +Δtを求め、当該パルス幅ti
    ′が設定された時間ts に対して、ti′≧ts のと
    き、そのままパルス幅ti ′=ti +Δtの制御パルス
    を出力し、前記誤差時間Δt=0を前記メモリに記憶
    し、またti ′<ts のとき、出力パルス無しで、前記
    誤差時間Δt=ti ′を前記メモリに記憶し、前記誤差
    時間Δtを次の制御パルスに加えるようにした中性点ク
    ランプ式電力変換器の制御装置。
  3. 【請求項3】 3レベルの出力電圧を発生する中性点ク
    ランプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パ
    ルス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によっ
    て得られる制御パルスに基づき制御する制御方法におい
    て、 前記パルス幅変調制御の入力信号が最大変調レベルEma
    x より大きい場合、当該パルス幅変調制御の入力信号と
    搬送波信号との比較によって得られた制御パルスPi の
    パルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな制御パルス
    幅ti ′=ti+Δtを求め、当該パルス幅ti ′が設
    定された時間tssに対して、ti ′≧tssのとき、その
    ままパルス幅ti ′=ti +Δtの制御パルスを出力
    し、前記誤差時間Δt=0をメモリに記憶し、またti
    ′<tssのとき、出力パルス無しで、前記誤差時間Δ
    t=ti ′を前記メモリに記憶し、前記誤差時間Δtを
    次の制御パルスに加えるようにして制御する中性点クラ
    ンプ式電力変換器の制御方法。
  4. 【請求項4】 3レベルの出力電圧を発生する中性点ク
    ランプ式電力変換器を構成している電力変換素子を、パ
    ルス幅変調制御の入力信号と搬送波信号との比較によっ
    て得られる制御パルスに基づき制御する制御装置におい
    て、 前記制御パルスを入力し予め設定された設定時間の幅に
    対応するパルスを出力するパルス発信回路と、このパル
    ス発信回路からのパルスおよび前記制御パルスを入力
    し、前記制御パルスが設定時間より狭いときは、その誤
    時間Δtを記憶するメモリを有するとともに、論理演
    算を行って前記電力変換素子に与える出力信号を得る演
    算回路とを具備し、 前記演算回路は、前記入力信号が最大変調レベルEmax
    より大きい場合、当該パルス幅変調制御の入力信号と搬
    送波信号との比較によって得られた制御パルスPi のパ
    ルス幅ti に誤差時間Δtを加え、新たな制御パルス幅
    ti ′=ti +Δtを求め、当該パルス幅ti ′が設定
    された時間tssに対して、ti ′≧tssのとき、そのま
    まパルス幅ti ′=ti +Δtの制御パルスを出力し、
    前記誤差時間Δt=0を前記メモリに記憶し、またti
    ′<tssのとき、出力パルス無しで、前記誤差時間Δ
    t=ti ′を前記メモリに記憶し、前記誤差時間Δtを
    次の制御パルスに加えるようにした中性点クランプ式電
    力変換器の制御装置。
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