JP4846494B2 - インバータ装置及びインバータ装置の制御方法 - Google Patents

インバータ装置及びインバータ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、直流電源を昇圧する昇圧回路を有するインバータ装置及びその制御方法に関する。
ハイブリッド自動車、燃料電池車両や電動車両などでは、電動機(以下、モータ)により、駆動力が生成され、車軸に伝達される。車両の走行状態に応じた最適な駆動力を得るために、直流電源の電源電圧を昇圧回路により、所望の電圧に昇圧し、該昇圧電圧に基づき、モータの駆動力を得ている。
高出力及び高効率を実現する昇圧回路として、特許文献1に記載されたインピーダンス(Z)ソース昇圧回路が提案されている。Zソース昇圧回路は、直流電源の正極端側に接続された第1リアクタと、直流電源の負極端側に接続された第2リアクタと、第1リアクタの入力端と第2リアクタの出力端との間に接続された第1コンデンサと、第1リアクタの出力端と第2リアクタの入力端との間に接続された第2コンデンサとを備えて構成される。そして、インバータ回路が昇圧回路の出力側に接続される。
インバータ回路は、U,V,W相について、IGBT素子(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)(スイッチング素子)とフリーホイルダイオードとを逆並列接続したIGBTモジュールが三相インバータ回路の各アームを構成する。上アーム(ハイ側)を構成するIGBTモジュールと下アーム(ロー側)を構成するIGBTモジュールは直列接続されて三相インバータ回路を構成する。
インバータ回路は、キャリア周期毎に、U相,V相,W相について、各相電流が目標電流に一致するように、パルス幅変調(PWM)方式により制御される。
Zソース昇圧回路は、図8(a)及び図9に示すように、U,W,Wのいずれかの相の上下のアームが短絡するショート期間において、第1及び第2リアクタの充電による磁気エネルギーの蓄積、並びに第1及び第2コンデンサの放電を行った後、図8(b)及び図9に示すように、U,V,W相の全ての上又は下アームが短絡するゼロベクトル期間や、図8(c)及び図9に示すように、PWM制御による通電期間において、第1及び第2リアクタの放電並びに第1及び第2コンデンサの充電を行うことにより昇圧する。尚、図9中のiLは第1リアクタに流れる電流、Vc1は第1コンデンサの電圧、Voは昇圧回路の出力電圧である。
PWM制御パターンが変更される際に設けられるショート期間の指令ショート期間(以下、Ts指令値)は昇圧回路の指令出力電圧(指令値)Voに応じて算出されるが、従来、ショート期間のTs指令値の長短に拘わらず、ショート期間がTs指令値の時間長だけ設定されていた。
米国特許出願公開第2003/0231518号公報
しかしながら、従来のショート期間の設定には次のような問題があった。インバータ装置を制御するCPU上をプログラムが動作することにより、パルス幅変調(PWM変調)に基づくゲート信号によるIGBT(スイッチング素子)のON/OFFによりインバータ回路の駆動制御を行うとともに、Ts指令値、ショート期間の開始及び終了時刻(指令開始時刻及び指令終了時刻)の算出、並びに該当する相のIGBT素子をON状態にするためのゲート信号を出力してハイ側及びロー側のIGBT素子を短絡させる。
ゲート信号によりU,V,W相のいずれかの相が実際に短絡する実ショート期間(実ショート時間、実ショート開始時刻、実ショート終了時刻)は、以下に説明するCPUの処理遅延等CPUに起因するCPUの応答誤差及びIGBT素子のスイッチング遅延等IGBT素子に起因するIGBT素子の応答誤差により、Ts指令値、指令開始時刻及び指令終了時刻からずれる。
(1) CPUの応答誤差
CPU上をプログラムが実行することにより、上記のように、インバータ回路の駆動制御を行うとともに、該当する相の短絡制御が行われる。しかし、ショート期間の設定には、プログラムの実行による処理時間が必要であるが、CPUの応答誤差により、ショート期間の開始及び終了時刻を指令開始時刻及び指令終了時刻に一致させることは困難である。
例えば、指令開始時刻はPWM制御パターンが変更となる時刻であり、PWM制御パターンの該当する相のIGBT素子のOFFからONへの変更に同期して、当該IGBT素子をON状態にするためのゲート信号を出力する必要があるが、実ショート開始時刻が指令開始時刻から以下の理由によりずれる。
CPUはインバータ回路が電力変換を行うための負荷であるモータ等の制御をモータが搭載される車両等の運転状態に応じて常時行っており、CPUの処理負荷によっては、処理遅延により、短絡させるためのゲート信号を出力する時刻が遅れてしまう。また、PWM制御パターンが変更となった時刻からTs指令値の算出を開始し、Ts指令値の算出が終了してから、ショートのためのゲート信号を出力すると、その間のCPUの処理遅延により、実ショート開始時刻が指令開始時刻から遅延する。また、CPUによる処理方法によっては、逆に、実ショート開始時刻が指令開始時刻よりも早くなる場合もある。
一方、PWM制御パターンが1から0に変更となるIGBT素子をOFF状態とするためのゲート信号を出力することにより、ショート期間が終了する。しかし、ショート期間の開始と同様に、CPUの処理遅延により、実ショート期間の終了時刻は指令終了時刻からずれる。また、CPUによる処理方法によっては、逆に、実ショート終了時刻が指令終了時刻よりも早くなる場合もある。
(2) IGBT素子の応答誤差
IGBT素子のON/OFFには、スイッチング遅延がある。そのために、IGBT素子がON,OFFする時刻は、ON/OFFのためのゲート信号がIGBT素子に出力されてから遅延する。また、IGBT素子の特性のばらつき及びゲート抵抗のばらつきなどによっても、ON,OFF時刻がばらつき、実ショート開始及び終了時刻、並びに実ショート期間は、指令開始時刻及び終了時刻並びにTs指令値からずれるとともに、そのずれはIGBT素子の特性ばらつきにより一定ではない。
例えば、図10に示すように、U相のハイ側のIGBT素子UHがONからOFF、U相のロー側のIGBT素子ULがOFFからONされるものとする。ULがOFFからONに変更される際にショート期間が設定される。実ショート開始時刻t1’は指令開始時刻t1よりも遅れる。また、実ショート終了時刻t2’は指令終了時刻t2よりも遅れる。その結果、実ショート期間(t2’−t1’)はTs指令値(t2−t1)からずれる。
昇圧回路の出力電圧Voはショート期間の時間長によって決定されることから、Ts指令値が小さいと、Ts指令値に対するCPU応答誤差+IGBT応答誤差((t2’−t1’)−(t2−t1))が占める割合が大きくなり精度が悪化し、図10に示すように、bに示す昇圧電圧の出力電圧Voは、aに示すTs指令値の場合からずれる割合が大きくなる。例えば、実ショート期間がTs指令値よりも短くなってしまう場合は、昇圧電圧の出力電圧VoはTs指令値の場合よりも小さくなるとともに、指令出力電圧Voに対する昇圧回路の出力電圧Voの誤差率が大きくなり、実際の相電流の目標相電流からの誤差率が大きくなる。その結果、目標トルクを実現できないという問題がある。
また、図11に示すように、PWM制御パターンに対応するハイ側のIGBT素子UH,VH,WHのベクトルがU,V,W相について、(000),(100),(110),(111),(110),(100),(000)である場合について説明する。(000)から(100)に変更されるU相、(100)から(110)に変更されるV相、(110)から(111)に変更されるW相、(111)から(110)に変更されるW相、(110)から(100)に変更されるV相及び(100)から(000)に変更されるU相について、ショート期間が設定されるが、指令出力電圧Voが小さいことから、小さいTs指令値が図10に示すように連続する場合、実ショート期間のTs指令値からのずれが累積され、昇圧回路の出力電圧Voが指令出力電圧Voに追従しなくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、上述したインピーダンス(Z)ソース昇圧回路において、昇圧されて出力される電圧を指令値に精度良く追従できるインバータ装置及びインバータ装置の制御方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明によると、直流電源の正極端側に接続された第1リアクタと、前記直流電源の負極端側に接続された第2リアクタと、前記第1リアクタの入力端と前記第2リアクタの出力端との間に接続された第1コンデンサと、前記1リアクタの出力端と前記第2リアクタの入力端との間に接続された第2コンデンサとを備えて構成される昇圧回路と、複数のスイッチング素子を有し、前記昇圧回路の出力側に接続された複数相のインバータ回路とを備えるインバータ装置であって、前記昇圧回路の指令出力電圧に基づき、前記昇圧回路により昇圧させる際に設けられる前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子をON状態にして短絡する期間であるショート期間の時間長を示す指令ショート期間を算出するショート期間算出手段と、前記指令ショート期間の時間長に基づき前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子を導通により短絡する短絡動作を許可するか否かを判断するショート判断手段とを具備したことを特徴とするインバータ装置が提供される。
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明において、前記ショート判断手段は、前記ショート期間算出手段により算出された今回及び過去の指令ショート期間に基づき、今回のショート期間について前記インバータ回路のいずれかの相の短絡動作を許可するか禁止するかを判断し、前記ショート判断手段が短絡動作を許可すると判断した場合、今回の指令ショート期間及び前記ショート判断手段が短絡動作を禁止した際の指令ショート期間を加算した値に基づき、前記インバータ回路のいずれかの相を短絡させる制御信号を前記スイッチング素子に出力するインバータ装置が提供される。
請求項3記載の発明によると、請求項2記載の発明において、前記インバータ回路はパルス幅変調に基づく前記複数のスイッチング素子のON/OFFにより駆動され、前記ショート期間算出手段は前記パルス幅変調に基づくPWM制御パターンが変更される際に設けられるショート期間の指令ショート期間を算出し、今回の指令ショート期間に前記ショート判断手段が短絡動作を禁止した過去の指令ショート期間を加算するショート期間加算手段を具備し、前記ショート判断手段は、前記ショート期間加算手段により加算されたショート期間が所定値未満であれば、前記インバータ回路のいずれの相も短絡動作を禁止することを特徴とするインバータ装置が提供される。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明において、前記ショート期間算出手段、前記ショート判断手段及び前記ショート期間加算手段を含む前記インバータ回路の駆動制御はCPU上をプログラムが動作することにより行われ、前記所定値は前記ショート期間算出手段により算出される前記指令ショート期間に基づき前記インバータ回路が実際にショートする実ショート期間の前記CPUの処理遅延及び前記スイッチング素子のスイッチング遅延による誤差の該指令ショート期間に対する割合が一定以下となるよう設定されているインバータ装置が提供される。
請求項5記載の発明によれば、直流電源の正極端側に接続された第1リアクタと、前記直流電源の負極端側に接続された第2リアクタと、前記第1リアクタの入力端と前記第2リアクタの出力端との間に接続された第1コンデンサと、前記1リアクタの出力端と前記第2リアクタの入力端との間に接続された第2コンデンサとを備えて構成される昇圧回路と、複数のスイッチング素子を有し、前記昇圧回路の出力側に接続された複数相のインバータ回路とを備えるインバータ装置の制御方法であって、前記昇圧回路により昇圧させる際に設けられる前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子をON状態にして短絡するショート期間の時間長を示す指令ショート期間を前記昇圧回路の指令出力電圧に基づき順次算出する第1ステップと、前記第1ステップにより算出された今回及び過去の指令ショート期間に基づき、該ショート期間について前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子を導通により短絡する短絡動作を許可するか否かを判断する第2ステップと、前記第2ステップで短絡動作を許可すると判断したショート期間については、今回の前記第1ステップで算出された指令ショート期間及び前記第2ステップで短絡動作を禁止すると判断した前記第1ステップで算出された指令ショート期間に基づいて、前記インバータ回路のいずれかの相を短絡させる制御信号を前記スイッチング素子に出力する第3ステップとを具備したことを特徴とするインバータ装置の制御方法が提供される。
請求項1記載の発明によると、指令ショート期間の時間長に応じてインバータ回路を短絡動作させるか否かを判断するので、昇圧回路の出力電圧が指令出力電圧に追従させることが可能となる。
請求項2又は請求項5記載の発明によると、今回及び過去の指令ショート期間に基づき、今回のショート期間についてインバータ回路のいずれかの相を短絡させるか否かを判断するので、短絡させなかった過去のショート期間を今回のショート期間に反映させることができ、昇圧回路の出力電圧を指令出力電圧に追従させることが可能となる。
請求項3記載の発明によると、パルス幅変調に基づく複数のスイッチング素子のON/OFFによりインバータ回路が駆動され、パルス幅変調に基づくPWM制御パターンが変更される際にショート期間の指令ショート期間を算出する場合には、昇圧回路の出力電圧を指令出力電圧に追従させることが可能となる。
請求項4記載の発明によると、スイッチング素子のスイッチング遅延及びCPUの処理遅延による誤差の該ショート期間に対する割合が一定以下となるよう設定されるので、指令ショート期間に対する実ショート期間の誤差率が一定以下となり、昇圧回路の出力電圧の指令出力電圧に対する誤差率が一定以下となり、昇圧回路の出力電圧を指令出力電圧に追従させることが可能となる。
図1は本発明の実施形態による示すインバータ装置の構成図である。図1に示すように、インバータ装置1は、直流電源2、ダイオードD、トランジスタ(IGBT素子)Qin、昇圧回路4、インバータ回路6、モータ8、相電流センサ10U,10V,10W、位置検出センサ12及びECU14を具備する。
直流電源2は、モータ8に昇圧回路4やインバータ回路6を介して電力供給するための蓄電装置であり、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などであり、複数の単電池がモジュール化された複数のバッテリブロックが直列接続されている。直流電源2はキャパシタでも良い。
ダイオードDはアノードが直流電源2(直流電源)に接続され、カソードが第1リアクタL1に接続されている。IGBT素子Qinは、ダイオードDに並列に接続され、スイッチング素子をなす。
ダイオードDは、電力供給期間やゼロベクトル期間ではON,ショート期間ではOFFするためのものである。直流電源2と昇圧回路4との間の通電のオン及びオフをECU14から入力されるゲート信号に応じて切り換えるスイッチング素子をなすトランジスタQinが設けられている。そして、このIGBT素子Qinのコレクタは昇圧回路4の第1リアクタL1に接続され、エミッタは直流電源2の正極端に接続されている。IGBT素子QinはECU14によりモータ8の負荷電流が低い領域において適宜オンされたり、図示しない外部原動機によりモータ8が駆動されて発電された発電電力を直流電源2に充電するときにオンされたり、モータ8の回生制動により発生された回生電力を直流電源2に充電するときにオンされる。
昇圧回路4は、ダイオードDのカソード(直流電源2の正極端側)に接続された第1リアクタL1と、直流電源2の負極端側に接続された第2リアクタL2と、第1リアクタL1の入力端と第2リアクタL2の出力端との間に接続された第1コンデンサC1と、第1リアクタL1の出力端と第2リアクタL2の入力端との間に接続された第2コンデンサC2とを備えて構成されたZソース昇圧回路である。
インバータ回路6は、Zソース昇圧回路4の正極側の出力端が正電源ライン、負極側の出力端が負電源ラインに接続された複数相のインバータ回路であり、例えば、三相インバータ回路である。インバータ回路6は、IGBT素子(スイッチング素子)とフリーホイルダイオードとを逆並列接続したIGBTモジュールが三相インバータ回路の各アームを構成する。U相,V相,W相の上アームと下アームを構成するIGBTモジュールは直列接続されて三相インバータ回路を構成する。
IGBT素子UH及びフライホイールダイオードDUHは、U相の上アーム(ハイ側)を構成する。また、IGBT素子VH及びフライホイールダイオードDVHは、V相の上アームを構成し、IGBT素子WH及びフライホイールダイオードDWHは、W相の上アームを構成する。
IGBT素子UL及びフライホイールダイオードDULは、U相の下アーム(ロー側)を構成する。また、IGBT素子VL及びフライホイールダイオードDVLは、V相の下アームを構成し、IGBT素子WL及びフライホイールダイオードDWLは、W相の下アームを構成する。
IGBT素子UH,VH,WHのコレクタが第1リアクタL1のZソース昇圧回路4の出力端側に接続されている。IGBT素子UL,VL,WLのエミッタが第2リアクタL2のZソース昇圧回路4の出力端側に接続されている。各IGBT素子UH,VH,WH,UL,VL,WLのコレクタ−エミッタ間は、エミッタからコレクタの方向が順方向となるようにフライホイールダイオードDUH,DVH,DWH,DUL,DVL,DWLが接続されている。
IGBT素子UH,UL,VH,VL,WH,WLをパルス幅変調によりON/OFFするパルス信号(ゲート信号)がECU14よりIGBT素子UH,UL,VH,VL,WH,WLのゲートに入力される。各IGBT素子UH,VH,WHのエミッタ及び各IGBT素子UL,VL,WLのコレクタは、モータ8のU,V,W相の各コイル端子に接続されている。
モータ(MTR)8は、3相電力機器、例えば、ハイブリッド車両や燃料電池車両や電動車両などの車両に駆動源として搭載されるDCブラシレスモータ等である。相電流センサ10U,10V,10Wは、モータ8に流れるU,V,W相の相電流を検出するセンサである。位置検出センサ12は、モータ8のステータとロータとの相対回転角θmを検出するセンサである。センサ10U,10V,10W,12の出力信号は、ECU14に入力され、アナログ/デジタル変換器によりアナログ信号からデジタル信号に変換されて、ECU14で処理される。
電子制御ユニットであるECU14は、モータ8の駆動及び回生作動を制御するモータ制御手段として機能するものであり、図2に示すように、目標Vd,Vq算出手段50、指令出力電圧Vo算出手段52、目標Vu,Vv,Vw算出手段54、PWM制御手段56、ショート期間制御手段58及びゲート信号出力手段60をプログラムの実行などにより実現する機能を有する。
目標Vd,Vq算出手段50は、回転直交座標をなすdq座標上で電流のフィードバック制御を行うものであり、運転者のアクセル操作に係るアクセル開度を検出する図示しないアクセル開度センサ及び運転者のブレーキ操作に係る図示しないブレーキスイッチのオン/オフ等の各センサによる検出信号等から算出された車両の運転状態に応じたモータ8に対するトルク指令値から、目標d軸電流id及び目標q軸電流iqを演算する。目標d軸電流id、目標q軸電流iq、回転角度θm、並びにU相電流iu、V相電流iv及びW相電流iwの検出値をdq座標上に変換して得たd軸電流及びq軸電流から、d軸電流id及びq軸電流iqと目標d軸電流id及び目標q軸電流iqとの各偏差がゼロとなるように、目標d軸電圧Vd及び目標q軸電圧Vqを演算する。
指令出力電圧Vo算出手段52は、昇圧回路4の指令出力電圧Voを算出する手段であり、例えば、次式(1)により、目標d軸電圧Vd及び目標q軸電圧Vqに基づいて、指令出力電圧(指令値)Voを算出する。
Vo={(Vd2+(Vq21/2 ・・・ (1)
目標Vu,Vv,Vw算出手段54は、例えば、目標d軸電圧Vd及び目標q軸電圧Vqを座標変換し、モータ8に加えるべきU,V,W相の目標電圧Vu,Vv,Vwを演算する。
PWM制御手段56は、目標電圧Vu,Vv,Vwと、キャリア周期Tcを周期とする三角波キャリア信号とに基づくPWM変調により、U相IGBT素子UH,UL、V相IGBT素子VH,VL及びW相IGBT素子WH,WLのゲートに印加するための6個のPWM制御パターンを順次求める。尚、PWM変調方式は、三角波キャリア変調方式以外の例えば空間ベクトル変調方式でも良い。
ショート期間制御手段58は、図3に示すように、ショート期間算出手段70、ショート期間判断手段72、ショート期間加算手段74及びショート期間生成指示手段76を有する。ショート期間算出手段70は、指令出力電圧Voに応じて、PWM制御パターンが変更となる際のショート期間の時間を示すTs指令値(指令ショート期間)を算出する。Ts指令値は、例えば、指令出力電圧Vo及び直流電源2の電圧Vsに従って算出される1キャリア周期Tcにおけるショート期間の総和時間を1キャリア周期Tc内のショート期間の個数で割り算した値とする。尚、直流電源2の電圧Vsに対する指令出力電圧Voの比率が比較的小さいときは、ショート期間の総和時間が短くなり、Ts指令値が小さくなる。
ショート期間判断手段72は、ショート期間算出手段70により算出された指令値Tsに前回までのショート期間が設けられなかったTs指令値を加算した指令値(Ts加算指令値)と後述する所定値Tminとを比較し、Ts加算指令値が所定値Tminよりも小さいとき、当該Ts指令値に対するショート期間を設けないと判断し、Ts加算指令値が所定値Tmin以上であれば、Ts指令値に対するショート期間を設け、Ts加算指令値をショート期間のTs指令値とする。尚、前回までにショート期間が設けられないTs指令値がない場合は、Ts加算指令値は今回のTs指令値に等しくなる。
図4(a)に示すように、Ts指令値に対する実ショート期間には、ECU14の処理遅延による実ショート期間の開始時刻の指令値Tsに対する指令開始時刻のずれ時間と実ショート期間の終了時刻の指令時刻のずれ時間の和であるCPU応答誤差のTs指令値に対する割合(CPU応答誤差率)aと、IGBTのスイッチング遅延による実ショート期間の開始時刻の指令開始時刻のずれ時間と実ショート期間の終了時刻の指令時刻のずれ時間の和であるIGBT応答誤差のTs指令値に対する割合(IGBT素子応答誤差率)bが加算された応答誤差率c(=a+b)が含まれる。また、図4(a)に示すように、Ts指令値が小さいほど、応答誤差率cが大きくなる。尚、図4(a)中の横軸はTs指令値、縦軸は誤差率である。
応答誤差率cが高いと、指令出力電圧Voに対するTs指令値に基づく実ショート期間による昇圧回路4の出力電圧Voの誤差率が大きくなる。そこで、所定誤差率(設定値A(例えば、10%))を設定し、応答誤差率が設定値AとなるTs指令値をTminとする。図4(b)に示すように、例えば、U相について、Ts指令値に対するCPU応答誤差とIGBT応答誤差を加算した誤差etの割合(誤差率)が設定値AとなるTs指令値がTminである。Tmin以下のTs指令値に対する実ショート期間の応答誤差率が設定値A以上となり、指令出力電圧Voに対する該実ショート期間による出力電圧Voの誤差率が大きくなることから、Tmin以下のTs指令値となるショート期間を設定しないようにする。
ショート期間加算手段74は、ショート期間判断手段72がTs指令値に対して、ショート期間を設定しないと判断したとき、例えば、1キャリア周期Tcの開始時にリセットしたTs加算指令値にTs指令値を加算する。また、ショート期間判断手段72がTs指令値Tsに対して、ショート期間を設定すると判断したとき、Ts加算指令値をリセットする。
ショート期間生成指示手段76は、ショート期間判断手段72がショート期間を設けると判断したショート期間について、Ts加算指令値を設定するショート期間のTs指令値とし、Ts指令値が示す時間長いずれかの相をショートさせるようにゲート信号出力手段60に指示する。尚、Ts加算指令値には、Tmin以上のTs指令値も含まれる。
図2中のゲート信号出力手段60は、PWM制御手段56が生成したPWM制御パターンに該当するゲート信号を各PWMパターンに該当する相のIGBT素子のゲートに出力する。また、ショート期間制御手段58の指示に従って、PWM制御パターンに同期して、PWM制御パターンが変更となる相が加算指令値が示す時間だけショートするようにゲート信号を出力する。
以下、図5〜図7を参照して、本実施形態によるショート期間の制御方法を説明する。位置検出センサ12より回転角度θm及び相電流センサ10U,10V,10WよりU相電流iu,V相電流iv,W相電流iwを検出する。トルク指令値から、目標d軸電流id及び目標q軸電流iqを演算する。目標d軸電流id、目標q軸電流iq、回転角度θm、並びにU相電流iu、V相電流iv及びW相電流iwの検出値をdq座標上に変換して得たd軸電流及びq軸電流から、d軸電流id及びq軸電流iqと目標d軸電流id及び目標q軸電流iqとの各偏差がゼロとなるように、目標d軸電圧Vd及び目標q軸電圧Vqを演算する。
目標d軸電圧Vd及び目標q軸電圧Vqに基づいて、式(1)より、指令出力電圧Voを算出する。目標d軸電圧Vd及び目標q軸電圧Vqを座標変換し、モータ8に加えるべきU,V,W相の目標電圧Vu,Vv,Vwを演算する。目標電圧Vu,Vv,Vwと、キャリア周期Tcを周期とする三角波キャリア信号とに基づくPWM変調により、U相IGBT素子UH,UL、V相IGBT素子VH,VL及びW相IGBT素子WH,WLのゲートに印加するための6個のPWM制御パターン(ベクトル)を順次求める。
例えば、図7に示すように、6個のPWM制御パターンを、(000),(100),(110),(100),(000)とする。(***)は、U,V,W相のハイ側のIGBT素子UH,VH,WHのON/OFFを示し、1がON状態、0がOFF状態を示す。
図5中のステップS2で、1キャリア周期Tcの開始又はショート期間が設定された直後のショート期間について、例えば、直流電源2の電圧Vs及び指令出力電圧Voより算出される1キャリア周期Tcにおける総ショート期間からPWM制御パターンが変更となる際のショート期間のTs指令値を算出し、指令値領域にTs指令値を格納する。例えば、図7に示すPWM制御パターンでは、UHがOFFからONになる時刻t1におけるTs指令値が算出され、指令値領域に格納される。
ステップS4で指令値領域に格納されたTs指令値がTmin以上であるか否かを判断する。肯定判定ならば、ステップS6に進む。否定判定ならば、ステップS8に進む。本例では、指令出力電圧Voが比較的低いことから、図7に示す6個のTs指令値が全てTminよりも小さいものとする。時刻t1におけるTs指令値がTminよりも小さいので、ステップS8に進む。時刻t1では、図7のU1に示すように、U相については、Ts指令値TsがTminよりも小さいので、ショートしない。
ステップS6で指令値領域に格納された指令値を設定するTs指令値とする。このTs指令値に基づいて、PWM制御パターンが変更される相のIGBT素子を短絡するためのゲート信号が該当のIGBT素子に出力される。
ステップS8で次のショート期間についてのTs指令値を算出する。例えば、VHがOFFからONになる時刻t2におけるショート期間のTs指令値を算出する。ステップS10で、ステップS8で算出されたTs指令値にショート期間が設定されず指令値領域に格納されている値にTs指令値Tsを加算して指令値領域に格納し、ステップS4に戻る。例えば、時刻t1についてのTs指令値についてショート期間が設定されなかったので、指令値領域に格納されていたそのTs指令値に時刻t2におけるTs指令値が加算され、指令値領域に格納される。
ステップS4で、指令値領域に格納されたTs指令値がTmin以上であるか否かを判断する。肯定判定ならば、ステップS6に進む。否定判定ならば、ステップS8に進む。例えば、時刻t2におけるTs指令値はTmin未満であるが、図7中のV1に示すように、時刻t1についてのTs指令値が加算されるので、指令値領域に格納されたTs指令値はTmin以上となるので、ステップS6に進む。
ステップS6で指令値領域に格納された値を設定するショート期間のTs指令値とする。そして、このTs指令値に基づいて、PWM制御パターンが変更される相のIGBT素子を短絡するためのゲート信号が該当のIGBT素子に出力される。例えば、時刻t2についてのショート期間を設定するために、VHがONするためのゲート信号をVHのゲートに出力して指令値領域に格納されたTs指令値が示す時間が経過してからVLがOFFするためのゲート信号をVLのゲートに出力する。そして、ステップS2に戻る。
図6に示すように、時刻t2について、V相のTs指令値にU相のTs指令値が加算され、Ts指令値がTmin以上となり、Ts指令値に対するCPU誤差率及びIGBT誤差率が小さいこと及びTs指令値が今回までのショート期間が設定されなかった時刻t1についてのU相のTs指令値が加算されていることから、Bに示す昇圧回路4の出力電圧VoがAに示すTs指令値である場合に対する誤差が一定範囲内に収束する。
また、図7中のW1に示すように、時刻t3について、Ts指令値がTminより小さいので、時刻t3についてのW相のショート期間は設定されない。時刻t4については、時刻t3におけるTs指令値が加算されたTs指令値がTmin以上であることから、図7中のW2に示すように、時刻t4についてのショート期間を設定するために、WLがONするためのゲート信号をWLのゲートに出力して指令値領域に格納されたTs指令値が示す時間が経過してからWHがOFFするためのゲート信号をWHのゲートに出力する。
同様に、時刻t5については、Ts指令値がTminより小さいので、図7中V2に示すように、時刻t5についてのV相のショート期間は設定されない。時刻t6については、時刻t5におけるTs指令値が加算されたTs指令値がTmin以上であることから、図7中のU2に示すように、時刻t6についてのショート期間を設定するために、ULがONするためのゲート信号をULのゲートに出力して指令値領域に格納されたTs指令値が示す時間が経過してからUHがOFFするためのゲート信号をUHのゲートに出力する。この結果、図7に示すように、昇圧回路4の出力電圧Voが指令値出力電圧Voに追従する。そのため、相電流が目標電流に追従することができ、目標トルクを実現することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、Ts指令値がTmin以下となるショート期間を設定せずに、Tmin以下となるTs指令値を次のショート期間のTs指令値に加算して、Ts指令値がTmin以上となるように、ショート期間を設定するので、誤差率が小さくなり、昇圧回路の出力電圧Voの指令値出力電圧Voに対する誤差率が小さくなり、短いTs指令値が連続するような場合でも昇圧回路の出力電圧Voを指令値出力電圧Voに追従させることができる。
本発明の実施形態によるインバータ装置を示す図である。 図1中のECUのモータ制御に係るブロック図である。 本発明の実施形態によるショート期間制御に係わるブロック図である。 本発明のCPU応答誤差率及びIGBT応答誤差率を示す図である。 本発明の実施形態によるショート期間制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるショート期間制御方法を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態の効果を説明するタイムチャートである。 ショート期間、ゼロベクトル期間及び通電期間の電流の流れを示す図である。 ショート期間、ゼロベクトル期間及び通電期間における電流及び電圧を示すタイムチャートである。 従来の問題点を示す図である。 従来の問題点を示す図である。
符号の説明
1 インバータ装置
2 直流電源
4 Zソース昇圧回路4
6 インバータ回路
8 モータ
10U,10V,10W 相電流検出センサ
12 位置検出センサ
14 ECU
58 ショート期間制御手段
70 ショート期間算出手段
72 ショート期間判断手段
74 ショート期間加算手段
76 ショート期間生成指示手段

Claims (5)

  1. 直流電源の正極端側に接続された第1リアクタと、前記直流電源の負極端側に接続された第2リアクタと、前記第1リアクタの入力端と前記第2リアクタの出力端との間に接続された第1コンデンサと、前記1リアクタの出力端と前記第2リアクタの入力端との間に接続された第2コンデンサとを備えて構成される昇圧回路と、
    複数のスイッチング素子を有し、前記昇圧回路の出力側に接続された複数相のインバータ回路とを備えるインバータ装置であって、
    前記昇圧回路の指令出力電圧に基づき、前記昇圧回路により昇圧させる際に設けられる前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子をON状態にして短絡する期間であるショート期間の時間長を示す指令ショート期間を算出するショート期間算出手段と、
    前記指令ショート期間の時間長に基づき前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子を導通により短絡する短絡動作を許可するか否かを判断するショート判断手段と、
    を具備したことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記ショート判断手段は、前記ショート期間算出手段により算出された今回及び過去の指令ショート期間に基づき、今回のショート期間について前記インバータ回路のいずれかの相の短絡動作を許可するか禁止するかを判断し、前記ショート判断手段が短絡動作を許可すると判断した場合、今回の指令ショート期間及び前記ショート判断手段が短絡動作を禁止した際の指令ショート期間を加算した値に基づき、前記インバータ回路のいずれかの相を短絡させる制御信号を前記スイッチング素子に出力する請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記インバータ回路はパルス幅変調に基づく前記複数のスイッチング素子のON/OFFにより駆動され、前記ショート期間算出手段は前記パルス幅変調に基づくPWM制御パターンが変更される際に設けられるショート期間の指令ショート期間を算出し、
    今回の指令ショート期間に前記ショート判断手段が短絡動作を禁止した過去の指令ショート期間を加算するショート期間加算手段を具備し、
    前記ショート判断手段は、前記ショート期間加算手段により加算されたショート期間が所定値未満であれば、前記インバータ回路のいずれの相も短絡動作を禁止することを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
  4. 前記ショート期間算出手段、前記ショート判断手段及び前記ショート期間加算手段を含む前記インバータ回路の駆動制御はCPU上をプログラムが動作することにより行われ、
    前記所定値は前記ショート期間算出手段により算出される前記指令ショート期間に基づき前記インバータ回路が実際にショートする実ショート期間の前記CPUの処理遅延及び前記スイッチング素子のスイッチング遅延による誤差の該指令ショート期間に対する割合が一定以下となるよう設定されている請求項3記載のインバータ装置。
  5. 直流電源の正極端側に接続された第1リアクタと、前記直流電源の負極端側に接続された第2リアクタと、前記第1リアクタの入力端と前記第2リアクタの出力端との間に接続された第1コンデンサと、前記1リアクタの出力端と前記第2リアクタの入力端との間に接続された第2コンデンサとを備えて構成される昇圧回路と、複数のスイッチング素子を有し、前記昇圧回路の出力側に接続された複数相のインバータ回路とを備えるインバータ装置の制御方法であって、
    前記昇圧回路により昇圧させる際に設けられる前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子をON状態にして短絡するショート期間の時間長を示す指令ショート期間を前記昇圧回路の指令出力電圧に基づき順次算出する第1ステップと、
    前記第1ステップにより算出された今回及び過去の指令ショート期間に基づき、該ショート期間について前記インバータ回路の制御パターンが変更されるいずれかの相の前記スイッチング素子を導通により短絡する短絡動作を許可するか否かを判断する第2ステップと、
    前記第2ステップで短絡動作を許可すると判断したショート期間については、今回の前記第1ステップで算出された指令ショート期間及び前記第2ステップで短絡動作を禁止すると判断した前記第1ステップで算出された指令ショート期間に基づいて、前記インバータ回路のいずれかの相を短絡させる制御信号を前記スイッチング素子に出力する第3ステップと、
    を具備したことを特徴とするインバータ装置の制御方法。
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