JP3177005B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP3177005B2
JP3177005B2 JP22632492A JP22632492A JP3177005B2 JP 3177005 B2 JP3177005 B2 JP 3177005B2 JP 22632492 A JP22632492 A JP 22632492A JP 22632492 A JP22632492 A JP 22632492A JP 3177005 B2 JP3177005 B2 JP 3177005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
recording
double
output
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22632492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0678085A (ja
Inventor
孝夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP22632492A priority Critical patent/JP3177005B2/ja
Publication of JPH0678085A publication Critical patent/JPH0678085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3177005B2 publication Critical patent/JP3177005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に係
り、特に、送信側オペレータが原稿の都合上故意に上下
逆にした時等において、受信側での画像を統一して方向
を合わせる等の手間をなくすことができるファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置については、例
えば特開平2−194769号公報で報告されたものが
あり、ここでは、読取装置、記録装置、及びこれらの装
置を制御して他の装置とデータを送受信するコントロー
ラを有するファクシミリ装置において、相手ファクシミ
リ装置が両面読取機能または両面記録機能を有している
かどうかを識別する第1識別手段と、相手ファクシミリ
装置が両面読取機能または両面記録機能にセットされて
いるかどうかを識別する第2識別手段とを有するように
構成したものである。
【0003】また、例えば特開平2−193156号公
報で報告されたファクシミリ装置では、記録装置を記録
紙の両面記録を行う構成とし受信情報のうちの先に受信
したページを若いページとして扱い両面記録を行うよう
に構成したため、記録紙を半分に節約することができる
という利点を有する。また、例えば特開平2−1931
57号公報で報告されたファクシミリ装置では、受信情
報の有効ページと無効ページとを判別する手段と、有効
ページと判断されたページだけを記録紙の両面に順次記
録する記録装置とを備えて構成したため、記録紙を半分
に節約することができるという利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のファクシミリ装置では、送信側で原稿の
上方向を認識する認識手段はなく、読み取った画情報を
そのまま送信してしまうため、送信ファイル毎に上下が
ばらばらになってしまうとか、同一ファイルでも1枚だ
け上下逆になってしまうようなことがあった。このた
め、送信側オペレータが原稿の都合上故意に上下逆にし
た時等において、受信側での画像を統一することができ
ず、方向を合わせる手間等が生じるという問題があっ
た。そして、上下が判らないと、両面記録のできる受信
機であっても両面記録することはほとんどなかった。
【0005】そこで本発明は、送信側オペレータが原稿
の都合上故意に上下逆にした時等において、受信側での
画像を統一することができ、方向を合わせる等の手間を
なくすことができるファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
【0008】請求項1記載の発明は、原稿の上方向を指
定する原稿上方向指定手段または原稿に設けた上方向マ
ークを認識する上方向マーク認識手段を有するファクシ
ミリ装置において、原稿の上方向の情報を受信側に知ら
せる報告手段を設けることを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明では、上記請求項1
載の発明において、前記報告手段の報告はプロトコルに
より行うことを特徴とするものである。請求項3記載の
発明では、記録紙を反転する記録紙反転手段を有する両
面記録可能なファクシミリ装置において、出力ページが
複数ページに渡り、かつ出力データの上下が確実に判っ
ているものに限り両面記録可能と判断する判断手段と、
該判断手段の判断情報に基づいて両面記録する両面記録
手段とを設けることを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明において、前記両面記録手段は、レポート類と登
録データの出力のみ両面記録出力することを特徴とする
ものである。請求項5記載の発明は、記録紙を反転する
記録紙反転手段を有する両面記録可能なファクシミリ装
置において、受信した原稿の1ページ目のみ短かった
時、該ページは送付票であると判断する判断手段と、該
ページと2ページ目のみ両面記録する両面記録手段とを
設けることを特徴とするものである。
【0011】請求項6記載の発明は、上記請求項5記載
の発明において、副走査ラインのカウント手段を設け、
前記判断手段は、該カウント手段の数値より受信した原
稿の1ページ目のみ短かった時に1ページ目は送付票で
あると判断することを特徴とするものである。請求項7
記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、受信
画像を蓄積する受信画像蓄積手段と、全ページを一度蓄
積し2ページ目から最終ページまでを最終ページから順
に下向きに出力し、最後に記録紙の下面に2ページ目、
上面に1ページ目を記録して出力する出力手段とを設け
ることを特徴とするものである。
【0012】請求項8記載の発明は、上記請求項6記載
の発明において、受信画像を蓄積する受信画像蓄積手段
と、全ページを一度蓄積し、最終ページから順に下向き
に出力し、1ページ目は送付票であると判断した時のみ
2ページ目の裏面に1ページ目を両面記録して出力する
出力手段とを設けることを特徴とするものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】請求項1記載の発明では、原稿の上方向を
指定する原稿上方向指定手段または原稿に設けた上方向
マークを認識する上方向マーク認識手段を有するファク
シミリ装置において、原稿の上方向の情報を受信側に知
らせる報告手段を設けるように構成するため、該報告手
段で原稿の上方向の情報を受信側に知らせることができ
る。このため、送信側で回転できないが、受信側で回転
できる場合に特に有効である。
【0021】請求項2記載の発明では、上記請求項1
載の発明において、前記報告手段の報告はプロトコルに
より行うように構成するため、原稿の上方向の情報をプ
ロトコルにより受信側に知らせることができる。このた
め、送信側で回転できないが、受信側で回転できる場合
に特に有効である。請求項3記載の発明では、記録紙を
反転する記録紙反転手段を有する両面記録可能なファク
シミリ装置において、出力ページが複数ページに渡り、
かつ出力データの上下が確実に判っているものに限り両
面記録可能と判断する判断手段と、該判断手段の判断情
報に基づいて両面記録する両面記録手段とを設けるよう
に構成するため、出力ページが複数ページに渡り、かつ
出力データの上下が確実に判っているものに限り両面記
録可能と判断して両面記録することができる。このた
め、ファクシミリ自体が管理しているデータであるの
で、両面記録をしても表と裏の上下を必ず同じにするこ
とができ、紙を節約することができる。
【0022】請求項4記載の発明では、上記請求項3
載の発明において、前記両面記録手段は、レポート類と
登録データの出力のみ両面記録出力するように構成する
ため、両面記録手段でレポート類と登録データの出力の
み両面記録出力することができる。このため、ファクシ
ミリ自体が管理しているデータであるので、両面記録を
しても表と裏の上下を必ず同じにすることができ、紙を
節約することができる。
【0023】請求項5記載の発明では、記録紙を反転す
る記録紙反転手段を有する両面記録可能なファクシミリ
装置において、受信した原稿の1ページ目のみ短かった
時、該ページは送付票であると判断する判断手段と、該
ページと2ページ目のみ両面記録する両面記録手段とを
設けるように構成するため、受信した原稿の1ページ目
のみ短かった時、このページは送付票であると判断し、
このページと2ページ目のみ両面記録することができ
る。このため、両面記録し、表と裏の上下が違っていて
も差し障りのない送付票のみを両面記録するので、全て
を両面記録した時に生じる表と裏の上下逆になることを
生じないようにすることができ、紙を節約することがで
きる。
【0024】請求項6記載の発明では、上記請求項5
載の発明において、副走査ラインのカウント手段を設
け、前記判断手段は、該カウント手段の数値より受信し
た原稿の1ページ目のみ短かった時に1ページ目は送付
票であると判断するように構成するため、副走査ライン
のカウント手段の数値より受信した原稿の1ページ目の
み短かった時、1ページ目は送付票であると判断し、こ
の場合だけ1ページ目と2ページ目のみ両面記録するこ
とができる。このため、両面記録し、表と裏の上下が違
っていても差し障りのない送付票のみを両面記録するの
で、全てを両面記録した時に生じる表と裏の上下逆にな
ることを生じないようにすることができ、紙を節約する
ことができる。
【0025】請求項7記載の発明では、受信画像を蓄積
する受信画像蓄積手段と、全ページを一度蓄積し2ペー
ジ目から最終ページまでを最終ページから順に下向きに
出力し、最後に記録紙の下面に2ページ目、上面に1ペ
ージ目を記録して出力する出力手段とを設けるように構
成するため、全ページを一度蓄積し2ページ目から最終
ページまでを最終ページから順に下向きに出力し、最後
に記録紙の下面に2ページ目、上面に1ページ目を記録
して出力することができる。このため、上記請求項5、
の効果に加え、送付票のみを上向きにすることができ
るので、分配し易くすることができる。
【0026】請求項8記載の発明では、受信画像を蓄積
する受信画像蓄積手段と、全ページを一度蓄積し、最終
ページから順に下向きに出力し、1ページ目は送付票で
あると判断した時のみ2ページ目の裏面に1ページ目を
両面記録して出力する出力手段とを設けるように構成す
るため、全ページを一度蓄積し、最終ページから順に下
向きに出力し、1ページ目は送付票であると判断した時
のみ、2ページ目の裏面に1ページ目を両面記録するこ
とができる。このため、上記請求項5、6の効果に加
え、送付票のみを上向きにすることができるので、分配
し易くすることができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【実施例】従来のファクシミリ装置では、原稿サイズが
同一であっても読み取り部への通紙の仕方によって図1
の(a)〜(d)に示す如く、原稿の向きは4方向が考
えられる。原稿方向が同一の時((a)のみの時)は、
オペレータが揃えているので問題ないが、稀に(a)と
(c)が混在してしまう時がある。また、(a)と
(b)が混在していると、(a)〜(d)全ての方向が
混在してくる可能性がある。更に、原稿の都合上、故意
に混在させることもある。このような時に、以下の実施
では、原稿上方向指定部で指定したり、上方向が認識
できるようなマークを付けることにより、このマークを
認識する原稿上方向マーク認識部で認識し、読み取り画
情報を画情報回転部で回転し、(a)と(c)の混在を
(a)だけにするとか、(b)と(d)の混在を(b)
だけにするとか、(a)〜(d)の混在を(a)と
(b)だけにする等と、方向を統一して送信することが
できることを特徴としている。以下、実施例1を図面を
用いて具体的に説明する。 (実施例1) 図2は本発明の実施例1に則したファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。図2において、1〜3は各
々スキャナ(読み取り部)、プロッタ(書き込み部)、
SAF(画情報蓄積メモリ)であり、4〜6は各々DC
R(画情報圧縮再生部)、CCU(通信制御部)、モデ
ムである。そして、7〜9は各々ファクシミリ制御部、
操作・表示部(オペポート)、読み取り画情報回転部
(読み取った画情報を180度回転する)であり、10,
11は各々原稿上方向指定部(スキャナにセットした原稿
の上方向がどこであるかを指定する)、原稿上方向マー
ク認識部(原稿の上方向が判るようなマークを認識し、
どの方向が上方向であるかを認識する)であり、この1
〜11の各部からファクシミリ装置が構成されている。
【0033】動作としては、まず、原稿方向指定部10は
図3に示す如く、表示及びキーを操作表示部8に設け、
スキャナ1の通紙方向からどの方向に統一するかを決定
する。例えば、左矢印を(a)、下矢印を(b)、右矢
印を(c)、上矢印を(d)というように決めておく。
ここで、送信する画情報は(a)または(b)で送信す
ると決めておけば、(c),(d)の時には図4に示す
フローチャートの如く、読み取り画データを読み取り画
情報回転部9で180度回転し、送信すれば統一するこ
とができる。
【0034】ここで、画情報回転動作を図4のフローチ
ャートを用いて説明する。まず、P1 の如く、図3の
(a)又は(b)の方向で送信すると決定してP2 へ進
み、(a)又は(b)方向であるかを判定し、(a)又
は(b)方向である場合はP4ヘ進み送信して動作を終
了し、一方、(a)又は(b)方向でない場合はP3
進み読み取り画情報を180度回転してP4 へ進み、送
信して動作を終了する。
【0035】次に、原稿上方向マーク認識部11にて行う
場合は、図3に示す如く、原稿の右上隅にマークをオペ
レータがマジック等で付けることにより、スキャナ1か
ら読み取った画データにマークを付加することができ
る。スキャナ1からSAF3に転送された時に、原稿上
方向マーク認識部11はマークがあるかないかと、マーク
はどの位置に付いているかとを図5に示すフローチャー
トにより認識して送信方向を決定し、図4に示すフロー
チャートのように回転して送信する。このようにすれば
容易に送信方向を統一することができる。
【0036】ここで、上方向マーク認識動作を図5のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、S1 の如く原稿
上方向マークがあるか否かを判定し、マークが有る場合
はS2 へ進み、一方マークがない場合はS9 へ進み、上
方向マークなしと認識して画情報回転フローへ進む。S
2 では、(a)方向のマークがあるか否かを判断し、マ
ークが有る場合はS3 へ進み、(a)方向と決定して画
情報回転フローへ進む。一方、マークがない場合はS4
へ進み、(b)方向のマークがあるか否かを判定し、マ
ークが有る場合はS5 へ進み(b)方向と決定して画情
報回転フローへ進む。一方、マークがない場合はS6
進み、(c)方向のマークがあるか否かを判定し、マー
クが有る場合はS7 へ進み(c)方向と決定して画情報
回転フローへ進む。一方、マークがない場合はS8 へ進
み(d)方向と決定して画情報回転フローへ進む。
【0037】ところで、本実施例では、読み取り画情報
回転部9を有さないファクシミリ装置であっても、受信
側に受信画データ回転部を有しているため、図6に示す
プロトコル中のNSFで言ってきた場合には、NSSに
てどの方向かを告げることもできる。次に、図1に示す
ようなマークを付けた時の原稿上方向マーク認識部11の
認識動作を図7を用いて説明する。まず、T1 の如く原
稿の4隅にデータを蓄積してT2 進み、原稿右上にマー
クが有るか否かを判定し、マークが有る場合はT3 へ進
み(a)方向と決定して動作を終了する。一方、右上に
マークがない場合は、原稿左上にマークが有るか否かを
判定し、マークが有る場合はT5 へ進み、(b)方向と
決定して動作を終了する。一方、左上にマークがない場
合はT6 へ進み、原稿左下にマークが有るか否かを判定
し、マークが有る場合はT7 へ進み(c)方向と決定し
て動作を終了する。一方、左下にマークがない場合はT
8 へ進み原稿右下にマークが有るか否かを判定し、マー
クが有る場合はT9 へ進み、(d)方向と決定して動作
を終了する。一方、右下にマークがない場合はT10へ進
みマークなしと決定して動作を終了する。
【0038】次に、実施例2では、両面記録可能なファ
クシミリ装置において、ファクシミリ制御部で管理して
いてデータの上下方向が確定しているもの(レポート類
や登録データ類等)や、通常FAX送信時に原稿の先頭
ページに送付する送付票のように向きが多少変わっても
差し障りのないものを判断し、これらのみを両面記録
し、出力紙の見易さを損なわないようにすることを特徴
としている。また、受信画像蓄積手段に一度受信データ
を全て蓄積し、送付票と2ページ目を両面でかつ、送付
票のみを上面に、2ページ目以降は下面になるように出
力することを特徴としている。以下、実施例2を図面を
用いて具体的に説明する。 (実施例2) 本実施例では、レポート類や登録データ類等の上下方向
が確定しているもののみを両面記録する場合を例示す
る。図8は本発明の実施例2に則したファクシミリ装置
の構成を示すブロック図である。図8において、21〜23
は各々スキャナ(読み取り部)、プロッタ(書き込み
部)、SAF(画情報蓄積部)であり、24〜26は各々D
CR(画情報圧縮再生部)、CCU(通信制御部)、モ
デムである。そして、27〜30は各々ファクシミリ制御
部、操作表示部(オペポート)、記録紙反転部(記録紙
の表裏を反転させて記録部に再び通紙する)、両面記録
判定部(両面記録するかしないかを判断し、記録紙反転
部を動作させる)であり、この21〜30の各部からファク
シミリ装置が構成されている。なお、31の送付判定部
(副走査カウント部)を更に設けた場合については後述
する。
【0039】動作としては、まず、受信した原稿やコピ
ーした原稿は上下方向が判らないため、両面記録判定部
30は両面記録不可とし、片面記録して出力する。レポー
ト類や登録データ類等のようにファクシミリ制御部27に
より管理されているデータは、上下方向が確定している
ため、両面記録判定部30は両面記録可とし、記録紙反転
部29を動作させて両面記録して出力する。この時、プロ
ッタ22及び記録紙反転部29の都合上、通常通り出力する
と、図9の(a)に示す如く、表面と裏面の上下が逆に
なる場合もあるが、逆になる場合はファクシミリ制御部
27が判っているため、図10のページメモリへの展開図の
(a),(b)に示す如く、交互に蓄積したり、ページ
メモリからプロッタ22への書き込み用シリアルデータに
変換する時に、後ろのデータから出力していく等すれば
よい。
【0040】ここで、両面記録判定部30の動作を図11に
示すフローチャートを用いて説明する。まず、P11の如
く、記録が有るか否かを判定し、記録が有る場合はP12
へ進み、一方、記録がない場合はそのまま動作を終了す
る。P12では、レポート類、登録データ類等で有るか否
かを判定し、登録データ類等で有る場合はP13へ進み、
両面記録できると判定してP14へ進み、記録紙反転部を
使って両面記録し動作を終了する。一方、P12で登録デ
ータ類等でない場合はP15へ進み、両面記録できないと
判定し、P16へ進み片面記録して動作を終了する。
【0041】次に、最初に送られてくる送付票を判定
し、送付票のみ両面で記録する場合を例示して説明す
る。ファクシミリ構成は、上記21〜30に加えて送付票判
定部(副走査方向のライン数をカウントし、送付票で有
るかないかを判定する)とからなる。動作としては、ま
ず、送付票判定部31で受信1ページ目が送付票であると
判定した時のみ、送付票と受信2ページ目(通常は原稿
の1ページ目であることが多い)を両面記録し、受信3
ページ目以降は片面記録を行う。
【0042】ここで、例えば受信1ページ目が受信2ペ
ージ目の1/2より短かった時に送付票と判定するよう
な動作を図12に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、S11の如く、1ページ目の副走査ラインAをカウ
ントしてS12へ進み、ラインAを記憶してS13へ進み、
2ページ目の副走査ラインBをカウントしてS14へ進
む。そして、S14でA<1/2Bで有るか否かを判定
し、A<1/2Bである場合はP15へ進み、送付票と判
定して両面記録フローへ進む。一方、A<1/2Bでな
い場合は、P16へ進み通常原稿と判定して片面記録フロ
ーへ進む。
【0043】このように、本実施例では、1ページ目と
2ページ目の副走査のライン数をカウントして、その値
を比較すれば、容易に実施することができる。また、送
付票と判定する基準も任意で行うことができる。次に、
全受信プロッタNをSAF23に蓄積して、図13に示すフ
ローチャートにより記録及び排紙すれば、図14に示す如
く、送付票と受信2ページ目は両面記録、その他は片面
記録でかつ送付票のみ上向き、その他は下向きで排紙す
ることができる。但し、片面記録した場合は、原稿面は
下向きとなる時である。ここで、送付票のみを上向きに
する動作を図13に示すフローチャートを用いて説明す
る。まず、T21の如く、N=2であるか否かを判定し、
N=2である場合はT22へ進み、一方、N=2でない場
合はT27へ進む。T22では送付票が有るか否かを判定
し、送付票が有る場合は、T23〜T26へ進み、1ページ
目を記録し、記録紙を反転して再通紙した後、2ページ
目を記録し、そのまま排紙して動作を終了する。一方、
送付票がない場合はT27,T28へ進み、ページ片面を記
録し、そのまま排紙した後、T29,T30の動作を経て、
21へ戻って再度動作を繰り返すか、あるいは動作を終
了するかを選択する。
【0044】次に、実施例3では、送信側オペレータの
指定により受信画像の上方向を指定した時や、送信側オ
ペレータが上方向を意味するマークを原稿に付加してあ
る画情報を受信した時に、受信側で上方向を認識し、必
要に応じて画像を180度回転して出力することによ
り、出力画像の上下方向を統一する形態について述べ
。また、受信側では上方向を認識しているため、両面
記録可能な場合には表と裏の上下が逆になることなく両
面記録することができる。以下、実施例3を図面を用い
て具体的に説明する。 (実施例3) 図15は本発明の実施例3に則したファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。図15において、41〜43は各
々スキャナ(読み取り部)、プロッタ(書き込み部)、
SAF(画情報蓄積メモリ)であり、44〜46は各々DC
R(画情報圧縮再生部)、CCU(通信制御部)、モデ
ムである。そして、47〜49は各々ファクシミリ制御部、
操作表示部(オペポート)、受信画情報回転部(受信し
た画情報を180度回転する)であり、50,51は各々受
信画像上方向マーク認識部(受信画情報の中の上方向マ
ークを認識し、どの方向が上方向かを認識する)、両面
記録部(用紙裏表反転機能等)であり、この41〜51の各
部からファクシミリ装置が構成されている。
【0045】動作としては、まず、図16に示す如く画情
報を受信したとし、方向としては(a)〜(d)の4方
向とする。そして、黒いマークが送信側で付けた上方向
マークであるとすると、図17に示すフローチャートで各
々のマークから、受信画像上方向マーク認識部50にて上
方向を認識する。これにより図18に示すフローチャート
で受信画情報回転部49にて方向を(a)又は(b)に統
一して出力することができる。なお、図17のフローチャ
ートは前述した実施例1の図7と同じであるので、その
動作の説明については省略する。ここで、回転記録動作
を図18のフローチャートを用いて説明する。まず、P21
の如く、(a)又は(b)の方向で出力すると決定して
22に進み、(a)又は(b)の方向であるか否かを判
定し、(a)又は(b)方向である場合はP24へ進み記
録排紙して動作を終了する。一方、(a)又は(b)方
向でない場合は受信画像を180度回転してP24へ進
み、記録排紙して動作を終了する。
【0046】次に、送信側オペレータが上方向を指定し
た場合や、送信側で上方向を統一する処理を行った場合
などは、図19に示す如くプロトコル上で宣言する方法が
ある。図19に示す如く、受信側NSFで上方向認識でき
ることを告げ、NSSで上方向を告げることができる。
こうすれば、上記同様上方向が判り、方向を統一して出
力することができる。
【0047】また、両面記録機能がある場合には、図20
に示すフローチャートにより、表と裏の上下を同じにし
て出力することができ、90度方向が違う場合は片面だ
けでも出力してしまうことができる。ここで、両面記録
動作を図20のフローチャートを用いて説明する。まず、
21の如く、(a)又は(b)方向で両面を記録し出力
してS22へ進み、(a)又は(b)方向で有るか否かを
判定し、(a)又は(b)方向で有る場合はS25へ進
み、一方、(a)又は(b)方向でない場合はS23へ進
み、受信画像を180度回転する。次いで、S24へ進
み、(c)方向は(a)方向とし、(d)方向は(b)
方向としてS25へ進み、両面記録か否かを判定し、両面
記録である場合はS26へ進み両面に記録し記録紙を待機
させて動作を終了する。一方、両面記録でない場合はS
27へ進み待機しているものと同一方向か否かを判定し、
同一方向である場合はS28へ進み待機記録紙の裏面に記
録して動作を終了する。一方、同一方向でない場合はS
29へ進み待機記録紙をそのまま排紙してS26へ戻り、両
面に記録し記録紙を待機させて動作を終了する。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、送信側オペレータが原
稿の都合上故意に上下逆にした時等において、受信側で
の画像を統一することができ、方向を合わせる等の手間
をなくすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿の上方向マークを付けた様子を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例1に則したファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例1に則した原稿上方向指定部を
示す図である。
【図4】本発明の実施例1に則した画情報回転動作を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例1に則した上方向マーク認識動
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に則したプロトコルを示す図
である。
【図7】本発明の実施例1に則したマーク認識動作を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例2に則したファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例2に則した両面記録した様子を
示す図である。
【図10】本発明の実施例2に則したページメモリへの
展開状態を示す図である。
【図11】本発明の実施例2に則した両面記録判定部の
動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施例2に則した送付票判定動作を
示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施例2に則した送付票のみを上向
きにする動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施例2に則した送付票のみ両面記
録した様子を示す図である。
【図15】本発明の実施例3に則したファクシミリ装置
の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施例3に則した受信画像に上方向
マークの付いている様子を示す図である。
【図17】本発明の実施例3に則したマーク認識動作を
示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施例3に則した回転記録動作を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の実施例3に則したプロトコルを示す
図である。
【図20】本発明の実施例3に則した両面記録動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1,21,41 スキャナ 2,22,42 プロッタ 3,23,43 SAF 4,24,44 DCR 5,25,45 CCU 6,26,46 モデム 727,47 ファクシミリ制御部 8,28,48 操作表示部 9 読み取り画情報回転部 10 原稿上方向指定部 11 原稿上方向マーク認識部 29 記録紙反転部 30 両面記録制御判定部 31 送付票判定部 49 受信画情報回転部 50 受信画像上方向マーク認識部 51 両面記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−132571(JP,A) 特開 平4−154366(JP,A) 特開 昭58−107992(JP,A) 特開 昭61−9074(JP,A) 特開 昭62−14274(JP,A) 特開 平2−291769(JP,A) 特開 昭59−10958(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の上方向を指定する原稿上方向指定手
    段または原稿に設けた上方向マークを認識する上方向マ
    ーク認識手段を有するファクシミリ装置において、原稿
    の上方向の情報を受信側に知らせる報告手段を設けるこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記報告手段の報告はプロトコルにより行
    うことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】記録紙を反転する記録紙反転手段を有する
    両面記録可能なファクシミリ装置において、出力ページ
    が複数ページに渡り、かつ出力データの上下が確実に判
    っているものに限り両面記録可能と判断する判断手段
    と、該判断手段の判断情報に基づいて両面記録する両面
    記録手段とを設けることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】前記両面記録手段は、レポート類と登録デ
    ータの出力のみ両面記録出力することを特徴とする請求
    項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】記録紙を反転する記録紙反転手段を有する
    両面記録可能なファクシミリ装置において、受信した原
    稿の1ページ目のみ短かった時、該ページは送付票であ
    ると判断する判断手段と、該ページと2ページ目のみ両
    面記録する両面記録手段とを設けることを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  6. 【請求項6】副走査ラインのカウント手段を設け、前記
    判断手段は、該カウント手段の数値より受信した原稿の
    1ページ目のみ短かった時に1ページ目は送付票である
    と判断することを特徴とする請求項5記載のファクシミ
    リ装置。
  7. 【請求項7】受信画像を蓄積する受信画像蓄積手段と、
    全ページを一度蓄積し2ページ目から最終ページまでを
    最終ページから順に下向きに出力し、最後に記録紙の下
    面に2ページ目、上面に1ページ目を記録して出力する
    出力手段とを設けることを特徴とする請求項5記載のフ
    ァクシミリ装置。
  8. 【請求項8】受信画像を蓄積する受信画像蓄積手段と、
    全ページを一度蓄積し、最終ページから順に下向きに出
    力し、1ページ目は送付票であると判断した時のみ2ペ
    ージ目の裏面に1ページ目を両面記録して出力する出力
    手段とを設けることを特徴とする請求項6記載のファク
    シミリ装置。
JP22632492A 1992-08-26 1992-08-26 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3177005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22632492A JP3177005B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22632492A JP3177005B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0678085A JPH0678085A (ja) 1994-03-18
JP3177005B2 true JP3177005B2 (ja) 2001-06-18

Family

ID=16843406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22632492A Expired - Fee Related JP3177005B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3177005B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234887A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、画像形成装置、コンピュータプログラムおよび記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0678085A (ja) 1994-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0563962A (ja) フアクシミリ装置
JP3177005B2 (ja) ファクシミリ装置
US6433892B1 (en) Facsimile apparatus
JPH09252386A (ja) ファクシミリ装置
JPH0548806A (ja) フアクシミリ装置
JP2999859B2 (ja) 画像通信装置
US7230732B2 (en) Facsimile apparatus, control method of facsimile apparatus, and computer-readable memory medium storing therein control program for facsimile apparatus
JP2942284B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2000165616A (ja) 原稿読取記録装置
JP3358602B2 (ja) 複写機能付き通信端末装置
JP3482936B2 (ja) 通信端末装置
JP3586914B2 (ja) ファクシミリ装置
JP4174973B2 (ja) 画像形成装置
JP2953307B2 (ja) ファクシミリ受信装置
JPH11177730A (ja) 画像通信装置
JPH0568907B2 (ja)
JPH02284570A (ja) 画像通信装置
JPH08130615A (ja) 両面原稿送信機能を備えたファクシミリ装置
JP2003319114A (ja) データ通信装置
JP2002064696A (ja) 通信装置
JP2001287419A (ja) 節約記録機能付き画像形成装置
JPH10191019A (ja) 画像処理装置
JP2002019242A (ja) 両面印字可能な画像形成装置
JPH08331340A (ja) 画像出力装置
JPH06121136A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees