JP3586914B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明はファクシミリ装置に関し、特に記録紙が、縦または横のいずれの方向にセットされていても、該方向とは異なる方向の同サイズまたは該サイズより小さい原稿情報を受信することができるようにしたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ通信においては、送信局から着信があると、受信局のファクシミリ装置はDIS(デジタル識別信号)により、ITU−T−G3規格に適合していることを示すと共に、NSF(非標準装置)によりITU−T−G3規格以外の機能も保有していることを送信局に通知する。前記DISでは、他社機あるいは自社機に対して、規定のサイズの記録紙(A3縦、B4縦、およびA4縦)がセットされていることを宣言する。一方、NSFでは、自社機に対して、受信できる記録紙のサイズを独自に宣言する。
【0003】
以上のプロトコルのコマンドにより、送信局は受信局が受信することができる原稿情報のサイズを知ることができ、原稿情報のサイズが受信能力宣言されたサイズより大きい場合には、必要に応じて縮小して送信することができるようになる。
【0004】
しかしながら、送信原稿を縮小して送信すると、一般的に、受信原稿は非常に見ずらくなる。この問題を解決する提案が、例えば特開平3−125568号公報になされている。この提案によれば、例えばA3の原稿を縮小せずにA4のプリンタで受信する場合、まず通信手段により受信側のプリンタはA3サイズが受信可能であるとして通信を行う。送信側はA3サイズの幅のまま画像データを送ってくるので、受信側はA3サイズの画像データがA4サイズの画像分たまった時点で、印刷方向を変えて印刷する。続いて、A3サイズ1枚分の画像データがたまった時点で、次の1枚の用紙に印刷方向を変えて印刷する。この結果、A3サイズの原稿を縮小せずに、A4サイズの2枚の記録用紙に印刷することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来技術では、送信機側にセットされた原稿と受信機側でセットされた記録紙が、同サイズでありながら縦方向と横方向が逆の場合には、送信機側は該原稿情報を送信することができないという問題があった。例えば、受信機側にA4LEFのカセットのみがセットされている場合、送信機側はA4SEFの原稿を送ることができなかった。ここに、「LEF」はロングエッジフィードを意味し、「SEF」はショートエッジフィードを意味する。以下でも同様である。
【0006】
この発明の目的は、前記した従来技術の問題点を除去し、送信原稿と受信機にセットされた受信用紙のサイズが同じでありながら方向が違う場合にも、送受信することのできるファクシミリ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、請求項1の発明は、プロトコル上で受信能力宣言を行うファクシミリ装置において、セットされている記録紙の種類を検知する手段と、該検知された記録紙の縦、横逆方向を含めて受信可能な記録紙サイズとする受信能力データを作成する手段と、プロトコル中に前記受信能力データを取り込み、受信能力宣言を行う手段とを具備した点に特徴がある。
【0008】
また、請求項2の発明は、受信した画像データの方向とセットされている記録紙の方向が一致しているか否かを判断する手段と、不一致であると判断された時に、前記画像データを90°回転する手段と、該画像データを記録紙に記録する手段とを具備した点に特徴がある。
【0009】
【作用】
請求項1の発明によれば、検知された記録紙の種類がある用紙サイズの縦方向であれば、該用紙サイズの横方向も受信可能と宣言され、逆に、検知された記録紙の種類がある用紙サイズの横方向であれば、該用紙サイズの縦方向も受信可能と宣言される。このため、従来は、受信能力宣言がされないがために受信できなかった、記録紙と縦、横逆方向の原稿情報を受信することができるようになる。
【0010】
また、請求項2の発明によれば、請求項1の受信能力宣言によって受信された画像データを、該画像データの方向と逆方向の同サイズの用紙に記録することができるようになる。
【0011】
【実施例】
以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。図4は本発明が適用されるファクシミリ装置の外観正面図、図5はそのハード構成を示すブロック図である。図5中、太線はデータ線を示し、細線は制御線を示す。
【0012】
図4において、1は画像読取り部、2は画像送受信部、3は記録紙排出トレイである。この画像送受信部2は、複数のサイズの記録紙を同時にセットできる4段のトレイ2a〜2dを有している。この4段のトレイには、例えば、A3SEF、A4SEF、A4LEF等の用紙カセットをセットすることができる。
【0013】
次に、図5のブロック図を参照して、原稿情報を送受信する動作を説明する。原稿情報を送信する場合には、1枚または複数枚の原稿が画像読取り部11にセットされる。その後、操作部12から相手先ダイヤル番号、読取り倍率あるいは読取りサイズ等の設定がなされ、スタート起動がかけられる。該操作部12からなされた各種の設定情報やスタート起動信号は、全体の動作の制御を行っているCPU13がプログラムROM14に書かれたプログラムによって解析し、各部の動作の詳細が決定される。RAM15は前記プログラムに従って各部の動作を決定する上で必要な作業用のメモリである。
【0014】
決定された動作モードやスタートの指示は、CPU13によって、画像読取り部11と符号器16に伝えられる。画像読取り部11は操作部12から設定された設定情報に従って原稿を読み取る。読み取られた原稿情報は符号器16に転送され、該符号器16にて順次圧縮符号化される。圧縮符号化されたデータは、順次データバスを経て画像記憶部17に蓄えられる。該画像記憶部17はDRAMやハードデイスク等の大容量の記憶部から構成されている。画像記憶部17に蓄えられた1ページまたは複数ページの画像は、モデム18で変調された後、回線制御部19および公衆回線を経て相手側のファクシミリ装置に送られる。
【0015】
次に、原稿情報を受信する場合の動作を説明する。回線制御部19を経て受信された画像データは、モデム18で復調され、一旦画像記憶部17に順次蓄えられる。画像記憶部17に蓄積された1ページまたは複数ページの画像データは復号器20に転送される。該復号器20は転送されてきた画像データを順次非圧縮復号化する。復元された画像データは画像記録部21に送られ、記録紙に記録される。なお、画像データを回転して記録する場合は、前記復号器20で復元された画像データを画像回転部22に送り、指示された角度だけ回転する処理をした後、画像記録部21に送る。
【0016】
図1は本発明の一実施例の要部の機能を示すブロック図である。図において、2a〜2dは図4の記録紙トレイ、5は装着されているトレイの種類を検知するトレイ種類検知部である。6は該トレイ種類検知部5からの信号に基づいて受信能力のデータを作成する受信能力データ作成部であり、例えば縦方向の記録紙トレイが装着されていた場合には同サイズの横方向の画像データも受信能力ありというデータを作成し、その逆の場合も同様のデータを作成する。7はプロトコル実行部である。該プロトコル実行部7は、受信能力データ作成部6から受け取った受信能力データを、対他社機の場合にはDISに書込み、対自社機の場合にはNSFに書込む。なお、前記トレイ種類検知部5、受信能力データ作成部6およびプロトコル実行部7は、図5のCPU13およびプログラムROM14に相当する。
【0017】
次に、本実施例の動作を説明する。トレイ種類検知部5は周知の方法により、画像送受信部2に装着されている記録紙トレイの種類が、例えばA3SEF、B4SEF、A4LEF、B5LEF等の一つまたは複数であるかを検知する。受信能力データ作成部6は装着されている記録紙トレイの種類を受け取ると、図2および図3に示されている規則に従って、受信能力宣言データを作成する。図2は相手機が他社機の場合の一例を示し、図3は相手機が自社機の場合の一例を示している。
【0018】
対他社機の場合には、ITU−T−G3規格により、A3SEF、B4SEF、およびA4SEFの3種類しか受信能力宣言をすることができないので、従来は、図2に示されているように、例えばA4LEFの記録紙トレイしか装着されていない場合には、受信能力を宣言することができなかった。このため、送信側は原稿情報を送信することができなかったが、本実施例では、この場合、A4SEFの受信能力宣言をするので、送信側はA4SEFの原稿情報を送信することが可能になる。
【0019】
次に、対自社機の場合には、図3に示されているように、A4LEF、B5LEF、A5LEF、A4SEF、B5SEF、A5SEFのいずれか一つあるいは複数が装着されていると、それぞれ同サイズの90°回転した方向の受信能力もありと決定する。
【0020】
以上のようにして受信能力データ作成部6にて受信能力が決定されると、該受信能力はプロトコル実行部7に送られ、プロトコル上のDISまたはNSFコマンドに反映される。プロトコル実行部7はこれらのコマンドにより、受信能力の宣言を送信機に対して行う。
【0021】
なお、前記の説明では、記録紙の種類(サイズと向き)を記録紙トレイにより判別するようにしたが、本発明はこれに限定されず、何らかのセンサを用いて記録紙の種類を検出するようにしてもよい。
【0022】
次に、前記受信能力宣言に基づいて送信機から送られてきた画像データは、受信側ファクシミリ装置の画像記憶部17(図5参照)に一旦記憶される。その後、受信した画像データの方向とセットされている記録紙の方向とがCPU13によって比較され、異なる場合には、画像記憶部17から読み出され、復号器20で復元された画像データは、画像回転部22に送られる。画像回転部22では、画像データを90°回転する処理をした後、画像記録部21に送る。この結果、送信機から読み込まれる原稿と同サイズ、同方向の記録紙トレイが受信側ファクシミリ装置に装着されていなくても、送受信することが可能になり、ユーザの操作性を大きく向上することができるようになる。
【0023】
図6は前記90°回転処理の一方法を示す図であり、画像回転部12であるメモリに同図(a) に示されているように、番地(0,0)から(0,Y)に向けて書込む。次いで、同図(b) に示されているように、番地(0,Y)から(X,Y)に向けて読み出す。この処理により、画像データを90°回転することができる。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ある方向の記録紙がセットされている場合、これと逆方向の同サイズの記録紙も受信可能と受信能力宣言されるので、送信側は受信側に該当する記録紙がセットされていないという理由で送信することができなくなる可能性を低減し、操作性を向上することができる。
【0025】
また、請求項2の発明によれば、本発明による受信能力宣言により受信した画像データを、何ら支障なくプリントアウトすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の機能を示すブロック図である。
【図2】対他社機の場合の受信能力宣言の一例を示す図である。
【図3】対自社機の場合の受信能力宣言の一例を示す図である。
【図4】本発明が適用されるファクシミリ装置の外観正面図である。
【図5】本発明が適用されるファクシミリ装置のハード構成の概要を示すブロック図である。
【図6】画像データの90°回転処理の一手法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画像読み取り部、2…画像送受信部、2a〜2d…記録紙トレイ、5…トレイ種類検知部、6…受信能力データ作成部、7…プロトコル実行部。
Claims (2)
- プロトコル上で受信能力宣言を行うファクシミリ装置において、
セットされている記録紙の種類を検知する手段と、
該検知された記録紙の種類の縦、横逆方向を含めて受信可能な記録紙サイズとする受信能力データを作成する手段と、
プロトコル中に前記受信能力データを取り込み、受信能力宣言を行う手段とを具備したことを特徴とするファクシミリ装置。 - 請求項1記載のファクシミリ装置において、
受信した画像データの方向とセットされている記録紙の方向が一致しているか否かを判断する手段と、
不一致であると判断された時に、前記画像データを90°回転する手段と、
該画像データを記録紙に記録する手段とを具備したことを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
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JP03025695A JP3586914B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH08204932A JPH08204932A (ja) | 1996-08-09 |
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JP03025695A Expired - Fee Related JP3586914B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | ファクシミリ装置 |
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JP (1) | JP3586914B2 (ja) |
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1995
- 1995-01-27 JP JP03025695A patent/JP3586914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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