JP3434930B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3434930B2
JP3434930B2 JP09615595A JP9615595A JP3434930B2 JP 3434930 B2 JP3434930 B2 JP 3434930B2 JP 09615595 A JP09615595 A JP 09615595A JP 9615595 A JP9615595 A JP 9615595A JP 3434930 B2 JP3434930 B2 JP 3434930B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、片面使用済用紙を記録紙として使用する
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置においては、従来か
ら、記録紙を節約して、省資源化を図るために、片面に
記録済の用紙を記録紙として利用して、未使用面に画情
報を記録することが行われている。
【0003】すなわち、カット普通紙を記録紙として利
用できるファクシミリ装置においては、片面に画情報を
記録した記録紙や片面に原稿の記録された原稿が、未使
用面を記録面として記録部の給紙部にセットされると、
コピーモードで読取部で読み取った画情報や受信画情報
を、当該セットされた片面使用済用紙の未使用面に記録
出力する。
【0004】また、従来のファクシミリ装置において
は、原稿の処理の完了を示すために、原稿読取部で読み
取った原稿の画情報を直接送信する直接送信では、原稿
読取部で原稿の読み取りが完了した時点で、原稿の読取
面に済マーク、例えば、赤色の丸印(○)を押印し、読
み取った画情報を一旦画情報メモリに蓄積した後送信す
る蓄積送信やポーリング送信では、読み取った画情報の
画情報メモリへの蓄積が完了した時点で、原稿の読取面
に済マークを押印することが行われている。
【0005】さらに、受信画情報を複数枚ずつ記録出力
する場合に、この記録紙への記録出力に際して、スタン
プを押印することにより、どの受信原稿をオリジナルと
するかを決定するファクシミリ装置が提案されている
(特開平5−268387号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、省資源を図る
ために片面使用済用紙を記録紙として使用して、未使用
面に記録を行うと、記録後は、両面に記録されることと
なり、いずれの記録面が、正規の記録面であるかの判断
を容易に行うことができず、利用性が悪いという問題が
あった。
【0007】すなわち、従来の片面記録を行う記録部を
備えたファクシミリ装置にあっては、片面が使用済の用
紙の未使用面を記録面として記録部にセットすることに
より、片面使用済用紙の未使用面に受信画情報等を記録
出力することはできるが、記録出力された記録紙は、そ
の両面に記録されたものとなり、記録内容によっては、
どちらの面が今回記録出力した正規の記録面であるかを
判断することが困難な場合がある。その結果、両面記録
を行った場合のファクシミリ装置の利用性が悪いという
問題があった。
【0008】また、従来、記録紙の両面に順次あるいは
同時に画情報を記録可能な記録部を備えたファクシミリ
装置があるが、このようなファクシミリ装置において、
上記片面使用済用紙を記録部にセットして、画情報の記
録を行うと、既に記録済の面にも記録されてしまい、片
面使用済用紙の未使用面に画情報を記録することができ
ないという問題があった。
【0009】さらに、従来から、複数の記録紙供給部を
備え、この複数の記録紙供給部から適宜用紙を選択し
て、画情報を記録出力するファクシミリ装置があるが、
このようなファクシミリ装置の1つあるいは複数の記録
紙供給部に片面使用済用紙をセットすると、特定の受信
モードあるいは特定の相手先からの受信画情報について
は、未使用記録紙の片面にのみ記録したい場合にも、片
面使用済用紙に記録出力されることがあり、ファクシミ
リ装置の利用性が悪いという問題があった。
【0010】上記のような場合に、上記送信済原稿に済
マークを押印するファクシミリ装置にあっては、この済
マークの付された送信済原稿を記録紙としてセットする
と、済マークの付された面と反対の面が今回の記録面で
あることは分かるが、この済マークの付されていない片
面使用済用紙を記録紙としてセットすると、上述のよう
に、どちらの面が正規の記録面であるか判断するのが困
難であるという問題があった。
【0011】また、上記のような場合に、上記特開平5
−268387号公報記載の受信画情報を複数枚ずつ記
録出力する記録紙の1部にスタンプを押印してオリジナ
ルを明確にするファクシミリ装置にあっては、スタンプ
の押印された記録紙の未使用面に記録する場合には、ス
タンプによりどちらの面が正規の記録面であるかを判断
することはできるが、このスタンプの押印されていない
片面使用済用紙の未使用面に記録出力すると、上記同様
に、どちらの面が正規の記録面であるか判断するのが困
難であるという問題があった。
【0012】そこで、請求項1記載の発明は、片面使用
済用紙に正規マークを押印することにより、正規の記録
面を明確にして、両面に記録された記録紙のいずれの面
が今回記録した正規の記録面であるかの判断を容易にす
ることのできるファクシミリ装置を提供することを目的
とし、請求項2記載の発明は、両面記録可能な記録手段
を備えたファクシミリ装置において、片面使用済用紙に
正規マークを押印するとともに、正規マークの押印され
た片面使用済用紙を使用するとき、記録手段を片面記録
モードに設定可能とすることにより、両面記録可能な記
録手段により片面使用済用紙の未使用面に記録出力でき
るようにするとともに、正規の記録面を明確にして、両
面に記録された記録紙のいずれの面が今回記録した正規
の記録面であるかの判断を容易にすることのできるファ
クシミリ装置を提供することを目的とし、請求項4記載
の発明は、複数の記録手段を備えたファクシミリ装置に
おいて、片面使用済用紙に正規マークを押印するととも
に、正規マークの押印された片面使用済用紙が複数の記
録手段の1つまたは複数にセットされたとき、所定の指
定操作や正規マークの検出等により、片面使用済用紙の
セットされた記録手段を認識して、記録出力モードに応
じて、記録手段を選択することにより、特定の受信モー
ドや特定の相手先からの受信画情報等を、片面にのみ記
録したり、あるいは、片面使用済用紙に記録出力される
等の記録出力モードに応じて、片面使用済用紙への記録
出力を選択するとともに、正規の記録面を明確にして、
両面に記録された記録紙のいずれの面が今回記録した正
規の記録面であるかの判断を容易にすることのできるフ
ァクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送し
て原稿の画情報を読み取る原稿読取手段と、前記原稿読
取手段により読み取られた画情報の送信済あるいは画情
報記憶手段に蓄積済の原稿に処理済であることを示す所
定の済マークを押印する済マーク押印手段と、正規情報
か否かを示す所定の正規マークを押印させる正規マーク
押印モードを選択するモード選択手段と、前記モード選
択手段により前記正規マーク押印モードが選択される
と、前記原稿読取手段にセットされた前記片面使用済用
紙の使用済面の所定位置に前記済マーク押印手段により
順次前記正規マークを押印させる押印制御手段と、前記
正規マークの押印された前記片面使用済用紙の未使用面
に画情報を記録出力する記録手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0014】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、記録紙の両面に画情報を記録可能な両面記録手段
と、前記両面記録手段による前記記録紙への両面記録と
片面記録を選択する記録選択手段と、複数枚の原稿を順
次1枚ずつ搬送して原稿の画情報を読み取る原稿読取手
段と、前記原稿読取手段により読み取られた画情報の送
信済あるいは画情報記憶手段に蓄積済の原稿に処理済で
あることを示す所定の済マークを押印する済マーク押印
手段と、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印
させる正規マーク押印モードを選択するモード選択手段
と、前記モード選択手段により正規マーク押印モードが
選択されると、前記原稿読取手段にセットされた前記片
面使用済用紙の使用済面の所定位置に前記済マーク押印
手段により順次前記正規マークを押印させる押印制御手
段と、前記記録選択手段により片面記録が選択され、前
記両面記録手段に前記正規マークの押印された片面使用
済用紙がセットされると、前記両面記録手段により前記
片面使用済用紙の未使用面に画情報を記録させる記録制
御手段と、を備えることにより、上記目的を達成してい
る。
【0015】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記両面記録手段は、複数設けられ、前記記録選
択手段は、前記複数の両面記録手段毎に、前記片面記録
と前記両面記録を選択可能であり、前記記録制御手段
は、前記記録選択手段の選択に基づいて、前記両面記録
と、前記片面使用済用紙の未使用面への片面記録と、を
前記両面記録手段毎に選択的に行わせるものであっても
よい。
【0016】請求項4記載の発明のファクシミリ装置
は、複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送して原稿の画情報
を読み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段により読
み取られた画情報の送信済あるいは画情報記憶手段に蓄
積済の原稿に処理済であることを示す所定の済マークを
押印する済マーク押印手段と、正規情報か否かを示す所
定の正規マークを押印させる正規マーク押印モードを選
択するモード選択手段と、前記モード選択手段により正
規マーク押印モードが選択されると、前記原稿読取手段
にセットされた前記片面使用済用紙の使用済面の所定位
置に前記済マーク押印手段を使用して順次前記正規マー
クを押印させる押印制御手段と、記録紙の両面に画情報
を記録出力する複数の両面記録手段と、前記両面記録手
段による前記記録紙への両面記録と片面記録を前記複数
の両面記録手段毎に選択する記録選択手段と、前記複数
の両面記録手段のうち、前記正規マークの押印された前
記片面使用済用紙が記録紙としてセットされた前記両面
記録手段を認識し、記録出力モード及び前記記録選択手
段による選択に応じて、前記複数の両面記録手段の1つ
を選択して、前記両面記録と、前記片面使用済用紙の未
使用面への片面記録と、を選択して、前記両面記録手段
により画情報を記録出力させる記録制御手段と、を備え
ることにより、上記目的を達成している。
【0017】この場合、例えば、請求項5に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記正規マークの押印
された前記片面使用済用紙が記録紙としてセットされた
前記両面記録手段を指定する指定手段を、さらに備え、
前記記録制御手段は、前記複数の両面記録手段のうち、
前記正規マークの押印された片面使用済用紙が記録紙と
してセットされた前記両面記録手段を、前記指定手段に
よる指定により認識するものであってもよい。
【0018】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記複数の両面記録手段
に記録紙としてセットされた前記片面使用済用紙に押印
された前記正規マークを検出する検出センサを、さらに
備え、前記記録制御手段は、前記検出センサの検出結果
により、前記正規マークの押印された片面使用済用紙が
記録紙としてセットされた前記両面記録手段を認識する
ものであってもよい。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印させ
る正規マーク押印モードを選択するモード選択手段によ
り、正規マーク押印モードが選択されると、押印制御手
段が、原稿読取手段及び済マーク押印手段を制御して、
片面使用済用紙の使用済面の所定位置に、正規マークを
押印させる。
【0020】すなわち、原稿読取手段は、セットされた
複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送して原稿の画情報を読
み取り、この読取手段により読み取られた画情報の送信
が完了したり、画情報記憶手段への蓄積が完了すると、
済マーク押印手段により、原稿に処理済であることを示
す所定の済マークを押印するが、原稿読取手段に片面使
用済用紙がセットされ、モード選択手段により正規マー
ク押印モードが選択されると、押印制御手段が、原稿読
取手段及び済マーク押印手段を制御して、原稿読取手段
にセットされた片面使用済用紙の使用済面の所定位置
に、正規マークを押印する。
【0021】したがって、この正規マークの押印された
片面使用済用紙を画情報を記録出力する記録手段にセッ
トして、片面使用済用紙の未使用面に画情報を記録出力
した際、正規マークにより両面に記録された記録紙の正
規の記録面を明確にすることができ、両面に記録された
記録紙のいずれの面が今回記録した正規の記録面である
かの判断を容易にすることができる。
【0022】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印
させる正規マーク押印モードを選択するモード選択手段
により、正規マーク押印モードが選択されると、押印制
御手段が、原稿読取手段及び済マーク押印手段を制御し
て、片面使用済用紙の使用済面の所定位置に、正規マー
クを押印させる。そして、記録紙の両面に画情報を記録
可能な両面記録手段による記録紙への両面記録と片面記
録を選択する記録選択手段により片面記録が選択され、
両面記録手段に正規マークの押印された片面使用済用紙
がセットされると、記録制御手段が、両面記録手段によ
り片面使用済用紙の未使用面に画情報を記録させる。
【0023】したがって、正規マークの押印された片面
使用済用紙を両面記録手段にセットして、片面記録を選
択すると、両面記録手段により片面使用済用紙の未使用
面に画情報を記録出力することができるとともに、正規
マークにより両面に記録された記録紙の正規の記録面を
明確にして、両面に記録された記録紙のいずれの面が今
回記録した正規の記録面であるかの判断を容易にするこ
とができる。
【0024】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、両面記録手段が、複数設けられ、記録選択手段
で、複数の両面記録手段毎に、片面記録と両面記録を選
択できるようにし、記録制御手段が、記録選択手段の選
択に基づいて、両面記録と、片面使用済用紙の未使用面
への片面記録と、を両面記録手段毎に選択的に行わせる
ようにすると、複数の両面記録手段の1つまたは複数に
正規マークの押印された片面使用済用紙をセットして、
記録選択手段により片面使用済用紙のセットした両面記
録手段を片面記録に選択設定することにより、記録面の
正規面を明確にしつつ、複数の両面記録手段を利用し
て、両面記録と、片面使用済用紙の未使用面への片面記
録と、を選択的に行わせることができる。
【0025】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印
させる正規マーク押印モードを選択するモード選択手段
により、正規マーク押印モードが選択されると、押印制
御手段が、原稿読取手段及び済マーク押印手段を制御し
て、片面使用済用紙の使用済面の所定位置に、正規マー
クを押印させる。そして、記録紙の両面に画情報を記録
可能な両面記録手段による記録紙への両面記録と片面記
録を選択する記録選択手段により片面記録が選択され、
複数の両面記録手段の1つまたは複数に正規マークの押
印された片面使用済用紙がセットされると、記録制御手
段が、片面使用済用紙が記録紙としてセットされた両面
記録手段を認識し、記録出力モード及び記録選択手段に
よる選択に応じて、複数の両面記録手段の1つを選択し
て、両面記録と片面記録とを選択し、画情報を記録出力
させる。
【0026】したがって、正規マークの押印された片面
使用済用紙を1つあるいは複数の両面記録手段にセット
すると、片面使用済用紙のセットされた両面記録手段を
認識して、記録出力モード及び記録選択手段による選択
結果に応じて、両面記録手段の1つを選択して、特定の
受信モードや特定の相手先からの受信画情報等を、片面
にのみ記録したり、あるいは、片面使用済用紙に記録出
力される等の記録出力モードに応じて、片面使用済用紙
への記録出力を選択することができるとともに、片面使
用済用紙の未使用面に記録出力した際の正規の記録面を
正規マークにより明確にして、両面に記録された記録紙
のいずれの面が今回記録した正規の記録面であるかの判
断を容易にすることができる。
【0027】この場合、例えば、請求項5に記載するよ
うに、ファクシミリ装置が、正規マークの押印された片
面使用済用紙が記録紙としてセットされた両面記録手段
を指定する指定手段を、さらに備え、記録制御手段が、
複数の両面記録手段のうち、正規マークの押印された片
面使用済用紙が記録紙としてセットされた両面記録手段
を、指定手段による指定により認識するようにすると、
指定手段により両面記録手段を指定するだけで、記録出
力モードに応じて、適切に両面記録手段を選択すること
ができる。
【0028】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、ファクシミリ装置が、複数の両面記録手段に記録紙
としてセットされた片面使用済用紙に押印された正規マ
ークを検出する検出センサをさらに備え、記録制御手段
が、検出センサの検出結果により、正規マークの押印さ
れた片面使用済用紙が記録紙としてセットされた両面記
録手段を認識するようにすると、検出センサの検出結果
により、片面使用済用紙のセットされた両面記録手段を
自動的に認識することができ、ファクシミリ装置の利用
性を向上させることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0030】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0031】図1〜図8は、本発明のファクシミリ装置
の一実施例を示す図である。
【0032】図1は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の回路ブロック図である。
【0033】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、画情報メモリ3、システムメモリ4、システ
ム制御部5、プロッタ6、通信制御部7、NCU8、電
話機9及びオペポート10等を備えており、上記各部
は、バス11により接続されている。
【0034】スキャナ(原稿読取手段)2は、例えば、
CCD(Charge Coupled Device)を利用したイメージ
スキャナが利用されており、ADF(自動原稿送り装
置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセット
され、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ
2の読取部に送給する。
【0035】スキャナ2は、ADFから搬送されてきた
原稿を走査して、原稿の画情報を読み取り、スキャナ2
で読み取られた画情報は、符号化された後、画情報メモ
リ3に蓄積される。
【0036】スキャナ2は、図示しないが、従来から既
知の処理済の原稿の使用済面に済マーク(例えば、赤色
の○印)を押印するスタンプ機構を備えており、スタン
プ機構は、例えば、読み取った画情報を画情報メモリ3
に蓄積せずにそのまま符号化して送信する直接送信モー
ドでは、1ページの画情報の読取が完了した時点で、読
み取った画情報を画情報メモリ3に一旦蓄積した後送信
する蓄積送信モードでは、1ページの画情報を読み取っ
て画情報メモリ3への蓄積が完了した時点で、また、読
み取った画情報を画情報メモリ3に蓄積しておき相手フ
ァクシミリ装置からポーリング要求があったときにポー
リング送信を行うポーリング送信モードでは、1ページ
の画情報を読み取って画情報メモリ3への蓄積が完了し
た時点で、当該画情報を読み取ったページの原稿に済マ
ークを押印する。
【0037】また、スキャナ2は、後述する片面使用済
用紙の使用済面に上記マーク押印機構により上記済みマ
ークが押印された押印位置と異なる押印位置に正規マー
クを押印する。この正規マークは、上記済マークと同じ
マークであってもよいし、済マークと取り替えて済マー
クとは異なるマークであってもよい。さらに、マーク押
印機構に、済マークと、済マークとは異なる正規マーク
と、の2つのマークを取り付けて、済マークと異なる正
規マークを押印するようにしてもよい。なお、以下、正
規マークの押印された使用済面を正規の記録面と呼ぶ。
【0038】画情報メモリ3は、例えば、大容量のRA
M(Random Access Memory)あるいはハードディスク装
置等で構成され、主に画情報を蓄積する。画情報メモリ
3には、送信用の画情報や受信した画情報が蓄積され、
後述するシステム制御部5の制御下で、所定時期に読み
出されて送信処理や記録処理等が行われる。
【0039】システムメモリ4は、ROM(Read Only
Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成
され、システムメモリ4のROM内には、ファクシミリ
装置1のシステムプログラムが格納されているととも
に、後述する正規マーク押印処理プログラム、プロッタ
6の選択・片面両面記録制御処理プログラムとこれらの
正規マーク押印処理プログラム及びプロッタ6の給紙部
27a〜27nの選択・片面両面記録制御処理(給紙部
選択・片面両面記録制御処理)プログラムを実行するた
めの各種データ及びシステムデータ等が格納されてい
る。
【0040】システムメモリ4のRAMは、後述するシ
ステム制御部5がファクシミリ装置1を制御する上で必
要な各種データや演算結果等のデータを記憶し、特に、
正規マーク押印処理及び給紙部選択・片面両面記録制御
処理を行なう上で必要な各種データを記憶する。
【0041】また、システムメモリ4のRAMは、図2
に示すように、上記給紙部選択・片面両面記録制御処理
で使用する各給紙部27a〜27n毎の設定データを記
憶する給紙データ記憶領域を備えており、給紙データ記
憶領域は、各給紙部27a〜27n毎に両面記録が可能
であるか、封筒受信が可能であるか、あるいは、特定相
手先からの受信画情報の記録出力が可能であるか等の設
定データ(図2では、○印が可能、×印が不可を示して
いる。)を記憶する。
【0042】システム制御部(押印制御手段・記録制御
手段)5は、CPU(Central Processing Unit )等で
構成され、上記システムメモリ4内のプログラムに基づ
いてファクシミリ装置1の各部を制御して、ファクシミ
リ装置1としての処理を実行するとともに、正規マーク
押印処理及び給紙部選択・片面両面記録制御処理を実行
する。
【0043】プロッタ(記録手段・両面記録手段)6
は、例えば、図3に示すような両面記録可能な電子写真
式記録装置が利用されている。
【0044】すなわち、プロッタ6は、上面転写感光体
21、下面転写感光体22、これら感光体21、22に
当接して感光体21、22に付着されたトナーを記録紙
28に転写させる転写ローラ23、24及び定着ローラ
25、26等を備えるとともに、プロッタ6の書込部に
記録紙28を1枚ずつ供給する複数の給紙部27a〜2
7n等を備えている。
【0045】プロッタ6は、受信画情報等に基づいて変
調された光により感光体21、22の双方に異なるペー
ジの画情報の静電潜像を形成し、あるいは、感光体2
1、22の一方に1ページの画情報の静電潜像を形成
し、静電潜像の形成された感光体21、22にトナーを
付着して現像する。この感光体21、22に付着された
トナーを給紙部27a〜27nから搬送されてくる記録
紙28に転写ローラ23、24により転写し、トナーの
付着された記録紙28を、定着ヒータ(図示略)により
加熱される定着ローラ25、26に搬送して、定着ロー
ラ25、26によりトナーを記録紙28に定着させる。
【0046】このプロッタ6は、このように記録紙28
の両面に同時に記録可能であるが、システム制御部5
は、プロッタ6を制御して、上面転写感光体21と下面
転写感光体22のいずれか一方のみを駆動し、片面記録
を行わせる。
【0047】通信制御部7は、相手ファクシミリ装置と
の間でファクシミリ制御信号を交換し、ファクシミリ通
信手順を実行する。
【0048】また、通信制御部7は、図示しないが、D
CR(符号化・復号化部)を備え、DCRにより画情報
を所定の符号化方式に従って符号化し、また、符号化さ
れた画情報を復号化する。
【0049】NCU(網制御部)8には、回線L(例え
ば、電話回線)が接続され、NCU8は、回線Lからの
発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処
理を行う。
【0050】また、NCU8には、電話機9、例えば、
ハンドセットが接続され、電話機9は、送話器と受話器
を備えている。電話機9は、NCU8を介してファクシ
ミリ通信に先立って、あるいは、ファクシミリ通信の後
に、相手ファクシミリ装置のオペレータと通話したり、
通常の電話機として利用される。
【0051】オペポート10は、図4に示すように、テ
ンキー31、スタートキー32、ストップキー33、メ
モリ送信と直接送信の通信モード切換キー34、短縮キ
ー35、ファンクションキー(モード選択手段)36及
び左右キー37、38と上キー/NOキー39、下キー
/YESキー40等の各種操作キーを備えるとともに、
ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ41)41を
備え、上記各操作キーからは、送信操作等の各種命令が
入力されるとともに、特に、後述する正規マーク押印モ
ードの設定操作がファンクションキー36により、正規
マーク押印処理の開始操作がスタートキー32により、
両面記録の可否の設定操作、片面使用済用紙の給紙部2
7a〜27nへのセットの有無の設定操作、記録モード
による両面記録の可否の設定操作等の各種設定操作が左
右キー37、38、上キー/NOキー39及び下キー/
YESキー40により行われる。
【0052】したがって、オペポート10、特に、左右
キー37、38、上キー/NOキー39及び下キー/Y
ESキー40は、記録選択手段及び指定手段として機能
する。
【0053】また、オペポート10のディスプレイ41
には、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ
装置1からオペレータに通知する各種情報が表示され、
特に、正規マーク押印モードの設定操作、両面記録の可
否の設定操作、片面使用済用紙の給紙部27a〜27n
へのセットの有無の設定操作、記録モードによる両面記
録の可否の設定操作等の各種設定操作のガイド表示や設
定状態等の表示を行う。
【0054】次に、作用を説明する。
【0055】本実施例のファクシミリ装置1は、片面使
用済用紙への正規マーク押印処理、複数の給紙部27a
〜27nの選択・片面両面記録制御処理を行うことによ
り、両面記録可能なプロッタ6を利用した片面使用済用
紙の未使用面への記録出力及び当該記録面の明確化と、
記録出力モードに応じて片面使用済用紙のセットされた
給紙部27a〜27nを選択することによる記録出力モ
ードに応じた記録紙の選択を行うところにその特徴があ
る。
【0056】以下、これらの正規マーク押印処理及び給
紙部選択・片面両面記録制御処理について、説明する。
【0057】まず、正規マーク押印処理について、以下
説明する。
【0058】正規マーク押印処理を行うには、オペレー
タは、スキャナ2のADFに片面使用済用紙をセット
し、オペポート10のファンクションキー36を操作し
て、正規マーク押印モードに設定する。
【0059】このとき、オペポート10のディスプレイ
41には、正規マーク押印モードの選択を行うのに適し
たガイドが表示され、当該ガイドに基づいてオペポート
10の操作を行う。
【0060】システム制御部5は、スキャナ2に片面使
用済用紙がセットされ、正規マーク押印モードに設定さ
れると、スタートキー32が投入されるのを待って、正
規マーク押印処理を開始する。
【0061】すなわち、スタートキー32が投入される
と、システム制御部5は、スキャナ2のADF及びスタ
ンプ機構を駆動して、ADFにより片面使用済用紙を1
枚ずつスタンプ機構に搬送し、スタンプ機構により片面
使用済用紙の使用済面に正規マークを押印する。
【0062】このとき、システム制御部5は、スタンプ
機構の動作タイミングを上記済マークの動作タイミング
とは異なる所定タイミングに制御することにより、片面
使用済用紙の使用済面に押印される正規マークの押印位
置を、上記済マークの押印位置とは異なる所定位置に調
整する。
【0063】また、システム制御部5は、スキャナ2に
よる片面使用済用紙の読取動作を行わせないように制御
し、片面使用済用紙への正規マークの押印のみを行う。
【0064】なお、このとき、システム制御部5は、ス
キャナ2の読取部への電源の供給を行って、片面使用済
用紙の読取動作を行ってもよいが、読み取った画情報の
送信処理を行わないように制御し、また、読み取った画
情報を画情報メモリ3に一旦蓄積してもよいが、蓄積し
た画情報を、すぐに消去したり、次の片面使用済用紙の
画情報により上書きして、最後の片面使用済用紙を読み
取ってその画情報を画像メモリ3に蓄積すると、最後の
画情報の画情報を画情報メモリ3から消去するようにし
てもよい。
【0065】上記スキャナ2のADFにセットされた片
面使用済用紙への正規マークの押印処理を順次繰り返し
行って、全ての片面使用済用紙への正規マークの押印処
理を完了し、正規マーク押印モードの設定が解除される
と、正規マーク押印処理を終了する。
【0066】上記正規マーク押印処理により、送信処理
を行うことなく、また、全ての画情報を画情報メモリ3
に蓄積することなく、片面使用済用紙の使用済面に、済
マークとは異なる所定位置に正規マークを押印すること
ができる。
【0067】したがって、画情報メモリ3をメモリオー
バーさせることなく、大量の片面使用済用紙に済マーク
と区別できる正規マークを簡単に押印することができ
る。
【0068】次に、給紙部選択・片面両面記録制御処理
について説明する。
【0069】上記正規マーク押印処理により正規マーク
を押印した片面使用済用紙を記録紙として利用するため
には、1つあるいは複数の給紙部27a〜27nに上記
正規マークを押印した片面使用済用紙をセットする。
【0070】ところが、ファクシミリ装置1のプロッタ
6は、両面記録可能であるため、片面使用済用紙の未使
用面に受信画情報やコピーモードでスキャナ2により読
み取った画情報を記録するには、片面記録モードに設定
して、片面使用済用紙の使用済面には記録処理を行わ
ず、片面使用済用紙の未使用面にのみ記録させる必要が
ある。
【0071】また、記録出力モードによって、片面使用
済用紙に記録させたり、未使用記録紙に両面記録させた
り、あるいは、未使用記録紙に片面記録させたりしたい
場合がある。例えば、図2に示したように、封筒受信モ
ードや特定相手先からの受信については、片面記録させ
たり、スキャナ2で読み取った画情報をプロッタ6で記
録出力させるコピーモードについては、未使用記録紙に
両面記録させる等の要望がある場合、これらの要望に応
じて、給紙部27a〜27nのうちどの給紙部27a〜
27nを選択して記録出力させるか、そのときのプロッ
タ6の記録モードを片面記録モードと両面記録モードの
いずれかのモードにするか等を設定する必要がある。
【0072】まず、給紙部27a〜27n毎の片面記録
と両面記録の設定処理について、図5及び図6に基づい
て、以下説明する。
【0073】なお、いま、ファクシミリ装置1は、その
給紙部27a〜27nのうち給紙部27aのみをファク
シミリ装置1本体内に本体給紙部Aとして備え、給紙部
27b〜27nをファクシミリ装置1本体外にオプショ
ン給紙部B〜Nとして備えているものとする。
【0074】オペレータは、オペポート10のファンク
ションキー36により両面片面の選択モードを選択し、
オペポート10の表示に従って、順次、給紙部27a〜
27n毎に片面と両面の選択操作を左右キー37、38
及び上キー/NOキー39、下キー/YESキー40に
より選択設定を行う。
【0075】すなわち、システム制御部5は、オペポー
ト10の操作に応じて、図5に示すような表示を行い、
給紙部27a〜27n毎に片面・両面の選択操作のガイ
ダンスを行う。なお、図5は、上から左欄の表示内容の
状態において、右欄の操作内容の操作が行われることに
より、順次、下の表示内容の状態に設定されることを示
しており、また、表示内容の「両面」、「片面」のう
ち、四角で囲まれている方が選択されている状態を示し
ている。
【0076】図5において、片面両面選択モード(給紙
部選択設定モード)が選択されると、ディスプレイ41
には、まず、本体給紙部A(給紙部27a)の現在設定
されている印字(記録)モード(図5では、片面)が表
示され、オペレータは、この表示内容を見て、本体給紙
部Aの記録モードを表示内容のままでよいときには、次
の給紙部27a〜27nの選択設定操作に移るが、表示
内容と異なる記録モードに設定するときには、表示内容
に応じて、左右キー37、38で記録モードを選択す
る。図5では、現在の記録モードが片面記録モードであ
ることを示しており、これを両面記録モードに設定する
には、左キー37により、両面記録モードを選択する。
【0077】両面記録モードの選択が完了すると、下キ
ー/YESキー40により選択状態を設定するととも
に、次の給紙部27bの記録モードの選択設定操作に移
り、次の給紙部27bであるオプション給紙部Bの現在
の記録モードがディスプレイ41に表示される。
【0078】オプション給紙部Bについても同様に、オ
ペレータの意図する記録モードの選択を左右キー37、
38により選択する。いま、オプション給紙部Bを片面
記録モードに設定するので、右キー38を操作して片面
記録モードを選択すると、ディスプレイ41の表示が片
面記録モード選択状態の表示となり、下キー/YESキ
ー36を操作して、オプション給紙部Bの記録モードを
片面記録モードに設定するとともに、次の給紙部27c
の記録モードの選択設定操作に移る。
【0079】以下同様の操作を行って、全ての給紙部2
7a〜27nの記録モードの選択設定操作を行う。
【0080】上記給紙部27a〜27nの記録モードの
選択設定処理は、図6のように示すことができる。
【0081】すなわち、システム制御部5は、片面両面
選択モードが選択されると(ステップS1)、本体給紙
部Aの選択を変更するかどうかチェックし(ステップS
2)、変更する場合には、上下キー39、40で本体給
紙部Aの選択が行われて(ステップS3)、本体給紙部
Aの記録モードの選択操作が左右キー37、38で行わ
れると(ステップS4)、システム制御部5は、選択設
定操作により選択設定された記録モードをシステムメモ
リ4の給紙データ記憶領域(図2参照)に記憶する。
【0082】ステップS1で、片面両面選択モードが選
択されないときには、そのまま処理を終了し、ステップ
S2で、本体給紙部Aの選択内容を変更しないときに
は、ステップS5に移行して、オプション給紙部Bの選
択内容の変更を行うかどうかの判断処理を行う。
【0083】次に、オプション給紙部Bの記録モードの
選択を変更するかチェックし(ステップS5)、オプシ
ョン給紙部Bの記録モードの選択変更を行うときには、
上下キー39、40でオプション給紙部Bの選択が行わ
れて(ステップS6)、オプション給紙部Bの記録モー
ドの選択操作が左右キー37、38で行われると(ステ
ップS7)、システム制御部5は、選択設定操作により
選択設定された記録モードをシステムメモリ4の給紙デ
ータ記憶領域に記憶する。
【0084】以下、上記同様に、他のオプション給紙部
C〜Nの記録モードの選択変更を行うかどうかチェック
して、記録モードの選択変更を行う場合には、同様に処
理し、全ての給紙部27a〜27n(給紙部A〜N)の
処理を行うと、給紙部27a〜27nの記録モードの選
択設定処理を終了する。
【0085】上述のようにして、各給紙部27a〜27
nについて記録モードの選択設定処理が完了すると、シ
ステム制御部5は、上記選択設定処理により選択設定さ
れた内容に基づいて、給紙部27a〜27nの選択及び
記録モードの制御を行うことにより、両面記録、片面記
録及び片面使用済用紙の未使用面への記録を行う。
【0086】すなわち、システム制御部5は、各給紙部
27a〜27nにセットされている記録紙28が両面記
録可能な記録紙28であるか、片面記録可能な片面使用
済用紙であるか、あるいは、用紙サイズ等のデータをシ
ステムメモリ4の給紙データ記憶領域を参照することに
より認識し、記録画情報のサイズや選択された給紙部2
7a〜27nに応じて、片面記録であるか、両面記録で
あるかを判断する。
【0087】システム制御部5は、上記片面記録である
か、両面記録であるかの判断結果に基づいて、プロッタ
6の記録モードを制御し、感光体21、22の両方、あ
るいは、一方を使用して、両面記録や片面記録を行う。
【0088】したがって、両面記録可能なプロッタ6を
使用して、片面使用済用紙の未使用面にのみ、適切に記
録出力することができるとともに、両面記録をも行うこ
とができ、ファクシミリ装置1の利用性を向上させるこ
とができる。
【0089】そして、給紙部27a〜27nの1つ、あ
るいは、複数に上記正規マークを押印した片面使用済用
紙をセットすると、正規マークの押印された片面使用済
用紙の未使用面に新たな画情報を記録出力することがで
き、省資源化を図ることができるとともに、正規マーク
により、今回記録出力した面がどちらであるかを認識す
ることができる
【0090】次に、記録出力モードによる給紙部27a
〜27nの選択設定と給紙部27a〜27nの片面両面
記録の選択設定処理を行う場合について、以下説明す
る。
【0091】なお、以下の説明においては、説明を簡単
にするため、コピーモードにおいて、各給紙部27a〜
27nで片面と両面のいずれの記録モードで記録するか
を設定するものとする。
【0092】この場合も、オペレータは、オペポート1
0のファンクションキー36により両面片面の選択モー
ドを選択し、オペポート10の表示に従って、順次、給
紙部27a〜27n毎に片面と両面の選択操作を左右キ
ー37、38及び上キー/NOキー39、下キー/YE
Sキー40により選択設定する。
【0093】すなわち、システム制御部5は、オペポー
ト10の操作に応じて、図6に示すような表示を行い、
コピーモードでの記録(以下、コピー記録という。)の
片面・両面の選択操作のガイダンスを行う。なお、図6
に示す表示内容と操作内容は、図4の場合と同様であ
る。
【0094】図6において、コピーモードの片面両面選
択モードが選択されると、ディスプレイ41には、ま
ず、本体給紙部Aのコピー印字(コピー記録)の現在設
定されている記録モード(図6では、片面)が表示さ
れ、オペレータは、この表示内容を見て、本体給紙部A
のコピー記録モードを表示内容のままでよいときには、
次の給紙部B〜Nの選択操作を行うが、表示内容と異な
る片面・両面記録モードに設定するときには、表示内容
に応じて、左右キー37、38で片面・両面記録モード
を選択する。図6では、現在のコピー記録の記録モード
が片面記録モードであることを示しており、これを両面
記録モードに設定するには、左キー37により、両面記
録モードを選択する。両面記録モードの選択操作が行わ
れると、ディスプレイ41の表示内容が両面記録の選択
内容となる。
【0095】両面記録モードの選択が完了すると、下キ
ー/YESキー40により選択状態を設定するととも
に、本体給紙部Aの受信記録の現在の記録モードをディ
スプレイ41に表示して、片面記録モード又は両面記録
モードの選択変更操作に移り、本体給紙部Aの受信記録
モードが現在の記録モードでよいときには、下キー/Y
ESキー40により次の給紙部27b〜27nの選択操
作を行うが、表示内容と異なる片面記録モード又は両面
記録モードに設定するときには、左右キー37、38
で、記録モードの選択を行う。図6では、現在の受信記
録モードが両面記録モードであることを表示しており、
これを右キー38により片面記録モードに設定してい
る。
【0096】そして、次の給紙部27bのコピー記録の
記録モードの選択設定操作に移り、次の給紙部27bで
あるオプション給紙部Bの現在のコピー記録の記録モー
ドがディスプレイ41に表示される(図6では、両面記
録モードであることを示している。)。
【0097】オプション給紙部Bについても、同様に、
コピー記録及び受信記録についてオペレータの意図する
記録モードの選択を左右キー37、38及び下キー/Y
ESキー40により選択設定する。
【0098】図6では、オプション給紙部Bについて、
コピー記録及び受信記録ともに、現在の設定モードであ
る片面記録モードに設定する選択設定操作を示してい
る。
【0099】以下、上記同様の操作を行って、全ての給
紙部27a〜27nの各記録モード、すなわち、受信モ
ードやコピーモード等における記録モードの選択設定操
作を行う。なお、図6では、記録出力モードとして、受
信モードとコピーモードを示しているが、これらに限る
ものでないことは、言うまでもなく、例えば、封筒受
信、特定相手先受信等種々の記録出力モードについて、
記録モードを設定することができる。
【0100】上記給紙部27a〜27nの記録出力モー
ド毎の記録モードの選択設定処理は、図7のように示す
ことができる。
【0101】すなわち、システム制御部5は、片面両面
選択モードがファンクションキー36により選択される
と(ステップP1)、本体給紙部Aのコピー記録の記録
モードの選択を変更するかチェックし(ステップP
2)、変更する場合には、上下キー39、40で本体給
紙部Aの選択が行われて(ステップP3)、本体給紙部
Aのコピー記録の記録モードの選択操作が左右キー3
7、38で行われると(ステップP4)、選択設定操作
により選択設定された記録モードをシステムメモリ4の
給紙データ記憶領域の本体給紙部Aのコピー記録モード
における記録モードとして記憶する。
【0102】ステップP1で、片面両面選択モードが選
択されないときには、そのまま処理を終了し、ステップ
P2で、本体給紙部Aのコピー記録の記録モードの選択
変更を行わないときには、ステップP5に移行する。
【0103】そして、本体給紙部Aの受信記録の記録モ
ードの選択を変更するかチェックし(ステップP5)、
本体給紙部Aの受信記録の記録モードの選択変更を行う
ときには、上下キー39、40で本体給紙部Aの選択が
行われて(ステップP6)、本体給紙部Aの受信記録の
記録モードの選択操作が左右キー37、38で行われる
と(ステップP7)、システム制御部5は、選択設定操
作により選択設定された記録モードをシステムメモリ4
の給紙データ記憶領域に記憶する。
【0104】ステップP5で、本体給紙部Aの受信記録
の記録モードの選択変更を行わないときには、ステップ
P8に移行する。
【0105】そして、オプション給紙部Bのコピー記録
の記録モードの選択を変更するかチェックし(ステップ
P8)、オプション給紙部Bのコピー記録の記録モード
の選択変更を行うときには、上下キー39、40でオプ
ション給紙部Bの選択が行われて(ステップP9)、オ
プション給紙部Bのコピー記録の記録モードの選択操作
が左右キー37、38で行われると(ステップP1
0)、システム制御部5は、選択設定操作により選択設
定された記録モードをシステムメモリ4の給紙データ記
憶領域に記憶する。
【0106】ステップP8で、オプション給紙部Bのコ
ピー記録の記録モードの選択変更を行わないときには、
ステップP11に移行して、上記同様に、オプション給
紙部Bの受信記録の記録モードの選択変更を行うかチェ
ックする。
【0107】以下、上記同様に、他のオプション給紙部
C〜Nのコピー記録及び受信記録の各記録出力モードに
おける記録モードの選択変更を行うかどうかチェックし
て、記録モードの選択変更を行う場合には、同様に処理
し、全ての給紙部27a〜27n(給紙部A〜N)の処
理を行うと、給紙部27a〜27nの記録モードの選択
設定処理を終了する。
【0108】なお、上記記録モードの選択変更において
は、各記録出力モード毎に記録モードの選択・変更を行
っているが、これに限るものではなく、変更したい記録
出力モードを直接選択操作して、その記録出力モードの
記録モードのみを選択・変更するようにしてもよい。
【0109】上述のようにして、各給紙部27a〜27
nについて記録出力モードにおける記録モードの選択設
定処理が完了すると、システム制御部5は、上記選択設
定処理により選択設定された内容に基づいて、給紙部2
7a〜27nの選択及び記録モードの制御を行うことに
より、コピー記録モードであるか、受信記録モードであ
るか等の記録出力モードに応じて両面記録、片面記録及
び片面使用済用紙の未使用面への記録を行う。
【0110】すなわち、システム制御部5は、各給紙部
27a〜27nにセットされている記録紙28が両面記
録可能な記録紙28であるか、片面記録可能な片面使用
済用紙であるか、あるいは、用紙サイズ等のデータ及び
各給紙部27a〜27nにセットされたこれらの用紙の
データと記録出力モードデータをシステムメモリ4の給
紙データ記憶領域を参照することにより認識し、記録出
力モード、記録画情報のサイズ及び選択された給紙部2
7a〜27nに応じて、片面記録であるか、両面記録で
あるかを判断する。
【0111】システム制御部5は、上記片面記録である
か、両面記録であるかの判断結果に基づいて、プロッタ
6の記録モードを制御し、感光体21、22の両方、あ
るいは、一方を使用して、両面記録や片面記録を行う。
【0112】例えば、コピー記録モードであるか、受信
記録モードであるか、により、そして、どの給紙部27
a〜27nを使用するかにより、片面記録モードである
か、両面記録モードであるかを判断し、プロッタ6を制
御して、片面記録及び両面記録を選択して、画情報を記
録出力する。
【0113】したがって、両面記録可能なプロッタ6を
使用して、記録出力モードに応じて、両面記録と片面記
録を適宜選択して、画情報を記録出力し、片面使用済用
紙の未使用面にのみ、適切に記録出力することができる
とともに、両面記録をも行うことができ、ファクシミリ
装置1の利用性を向上させることができる。
【0114】そして、給紙部27a〜27nの1つ、あ
るいは、複数に上記正規マークを押印した片面使用済用
紙をセットすると、正規マークの押印された片面使用済
用紙の未使用面に新たな画情報を記録出力することがで
き、正規マークにより、今回記録出力した面がどちらで
あるかを認識することができる。
【0115】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0116】例えば、上記実施例においては、プロッタ
6として図3に示した両面同時記録方式のものを使用し
ているが、これに限るものではなく、例えば、図9に示
すように、反転両面記録方式のものであってもよい。
【0117】すなわち、図9のプロッタ50は、給紙部
51から記録紙52を供給し、搬送ローラ53、54に
より上面転写感光体55と転写ローラ56に搬送する。
上面転写感光体55と転写ローラ56により上面転写感
光体55上に付着されたトナーを記録紙52に転写し、
トナーの転写された記録紙52を定着ローラ57と搬送
ローラ58に搬送する。定着ローラ57により記録紙5
2上のトナーを記録紙52に定着させ、片面に画情報の
記録された記録紙52を反転給紙部59に搬送する。
【0118】反転給紙部59に搬送された記録紙52
を、再度、搬送ローラ53、54により上面転写感光体
55に搬送して、裏面(未記録面)に同様にして、画情
報を記録し、両面記録を行った記録紙52を記録紙トレ
ー60上に排出する。
【0119】上記プロッタ50を使用して、上記片面使
用済用紙の未使用面に片面記録を行うときには、上記同
様に、給紙部51に正規マークの押印された片面使用済
用紙未使用面を上面にして給紙部51にセットし、給
紙部51から片面使用済用紙を搬送ローラ53、54に
より上面転写感光体55に搬送する。
【0120】上面転写感光体55で、トナーを片面使用
済用紙の未使用面に転写し、定着ローラ57で定着させ
た後、記録した片面使用済用紙を、反転給紙部59に搬
送することなく、そのまま、記録紙トレー60上に排出
させる。
【0121】上述のように、プロッタ50の動作制御を
行うことにより、反転両面記録方式のプロッタ50を使
用して、片面使用済用紙の未使用面に、画情報を記録出
力することができる。
【0122】また、上記実施例においては、正規マーク
を押印した片面使用済用紙をセットした給紙部27a〜
27nを片面・両面記録モードをオペポート10のキー
操作により設定して、片面使用済用紙の給紙部27a〜
27nの認識を行うようにしているが、これに限るもの
ではなく、例えば、各給紙部27a〜27nに片面使用
済用紙の所定位置に押印された正規マークを検出するマ
ーク検出センサー、例えば、反射型光センサー等を設
け、このマーク検出センサーの検出結果によりシステム
制御部5が正規マークの押印された片面使用済用紙のセ
ットされた給紙部27a〜27nを認識するようにして
もよい。
【0123】このようにすると、正規マークの押印され
た片面使用済用紙のセットされた給紙部27a〜27n
を自動的に判別することができ、ファクシミリ装置1の
利用性をより一層向上させることができる。
【0124】さらに、上記実施例においては、正規の記
録面を明確にするために、スキャナ2により正規マーク
を押印しているが、これに限るものではなく、例えば、
プロッタ6により、使用済面に、例えば、「使用済」等
を印字するようにしてもよい。さらに、上記実施例にお
いては、片面使用済用紙の使用済面を正規の記録面とし
てが、これに限るものではなく、正規の記録面を片面使
用済用紙の未使用面とし、正規マークを片面使用済用紙
の未使用面の所定位置に押印するようになっていてもよ
い。
【0125】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押
印させる正規マーク押印モードを選択するモード選択手
段により、正規マーク押印モードが選択されると、押印
制御手段が、原稿読取手段及び済マーク押印手段を制御
して、片面使用済用紙の使用済面の所定位置に、正規マ
ークを押印させる。
【0126】すなわち、原稿読取手段は、セットされた
複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送して原稿の画情報を読
み取り、この読取手段により読み取られた画情報の送信
が完了したり、画情報記憶手段への蓄積が完了すると、
済マーク押印手段により、原稿に処理済であることを示
す所定の済マークを押印するが、原稿読取手段に片面使
用済用紙がセットされ、モード選択手段により正規マー
ク押印モードが選択されると、押印制御手段が、原稿読
取手段及び済マーク押印手段を制御して、原稿読取手段
にセットされた片面使用済用紙の使用済面の所定位置
に、正規マークを押印する。
【0127】したがって、この正規マークの押印された
片面使用済用紙を画情報を記録出力する記録手段にセッ
トして、片面使用済用紙の未使用面に画情報を記録出力
した際、正規マークにより両面に記録された記録紙の正
規の記録面を明確にすることができ、両面に記録された
記録紙のいずれの面が今回記録した正規の記録面である
かの判断を容易にすることができる。
【0128】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印
させる正規マーク押印モードを選択するモード選択手段
により、正規マーク押印モードが選択されると、押印制
御手段が、原稿読取手段及び済マーク押印手段を制御し
て、片面使用済用紙の使用済面の所定位置に、正規マー
クを押印させる。そして、記録紙の両面に画情報を記録
可能な両面記録手段による記録紙への両面記録と片面記
録を選択する記録選択手段により片面記録が選択され、
両面記録手段に正規マークの押印された片面使用済用紙
がセットされると、記録制御手段が、両面記録手段によ
り片面使用済用紙の未使用面に画情報を記録させる。
【0129】したがって、正規マークの押印された片面
使用済用紙を両面記録手段にセットして、片面記録を選
択すると、両面記録手段により片面使用済用紙の未使用
面に画情報を記録出力することができるとともに、正規
マークにより両面に記録された記録紙の正規の記録面を
明確にして、両面に記録された記録紙のいずれの面が今
回記録した正規の記録面であるかの判断を容易にするこ
とができる。
【0130】この場合、請求項3に記載するように、両
面記録手段が、複数設けられ、記録選択手段で、複数の
両面記録手段毎に、片面記録と両面記録を選択できるよ
うにし、記録制御手段が、記録選択手段の選択に基づい
て、両面記録と、片面使用済用紙の未使用面への片面記
録と、を両面記録手段毎に選択的に行わせるようにする
と、複数の両面記録手段の1つまたは複数に正規マーク
の押印された片面使用済用紙をセットして、記録選択手
段により片面使用済用紙のセットした両面記録手段を片
面記録に選択設定することにより、記録面の正規面を明
確にしつつ、複数の両面記録手段を利用して、両面記録
と、片面使用済用紙の未使用面への片面記録と、を選択
的に行わせることができる。
【0131】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印
させる正規マーク押印モードを選択するモード選択手段
により、正規マーク押印モードが選択されると、押印制
御手段が、原稿読取手段及び済マーク押印手段を制御し
て、片面使用済用紙の使用済面の所定位置に、正規マー
クを押印させる。そして、記録紙の両面に画情報を記録
可能な両面記録手段による記録紙への両面記録と片面記
録を選択する記録選択手段により片面記録が選択され、
複数の両面記録手段の1つまたは複数に正規マークの押
印された片面使用済用紙がセットされると、記録制御手
段が、片面使用済用紙が記録紙としてセットされた両面
記録手段を認識し、記録出力モード及び記録選択手段に
よる選択に応じて、複数の両面記録手段の1つを選択し
て、両面記録と片面記録とを選択し、画情報を記録出力
させる。
【0132】したがって、正規マークの押印された片面
使用済用紙を1つあるいは複数の両面記録手段にセット
すると、片面使用済用紙のセットされた両面記録手段を
認識して、記録出力モード及び記録選択手段による選択
結果に応じて、両面記録手段の1つを選択して、特定の
受信モードや特定の相手先からの受信画情報等を、片面
にのみ記録したり、あるいは、片面使用済用紙に記録出
力される等の記録出力モードに応じて、片面使用済用紙
への記録出力を選択することができるとともに、片面使
用済用紙の未使用面に記録出力した際の正規の記録面を
正規マークにより明確にして、両面に記録された記録紙
のいずれの面が今回記録した正規の記録面であるかの判
断を容易にすることができる。
【0133】この場合、請求項5に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、正規マークの押印された片面使用済
用紙が記録紙としてセットされた両面記録手段を指定す
る指定手段を、さらに備え、記録制御手段が、複数の両
面記録手段のうち、正規マークの押印された片面使用済
用紙が記録紙としてセットされた両面記録手段を、指定
手段による指定により認識するようにすると、指定手段
により両面記録手段を指定するだけで、記録出力モード
に応じて、適切に両面記録手段を選択することができ
る。
【0134】また、請求項6に記載するように、ファク
シミリ装置が、複数の両面記録手段に記録紙としてセッ
トされた片面使用済用紙に押印された正規マークを検出
する検出センサをさらに備え、記録制御手段が、検出セ
ンサの検出結果により、正規マークの押印された片面使
用済用紙が記録紙としてセットされた両面記録手段を認
識するようにすると、検出センサの検出結果により、片
面使用済用紙のセットされた両面記録手段を自動的に認
識することができ、ファクシミリ装置の利用性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施例の回路ブ
ロック図。
【図2】図1のシステムメモリに形成される給紙データ
記憶領域のデータマップを示す図。
【図3】図1のプロッタの一例の概略正面図。
【図4】図1のオペポートの上面図。
【図5】図1のファクシミリ装置の給紙部毎に片面記録
と両面記録を設定する給紙部選択設定モードにおけるオ
ペポートのディスプレイの表示内容とオペポートの操作
内容を示す図。
【図6】図1のファクシミリ装置の給紙部毎に片面記録
と両面記録を設定する給紙部選択設定モード処理を示す
フローチャート。
【図7】図1のファクシミリ装置の各記録出力モードに
おける給紙部毎に片面記録と両面記録を設定する給紙部
の選択設定モードにおけるオペポートのディスプレイの
表示内容とオペポートの操作内容を示す図。
【図8】図1のファクシミリ装置の各記録出力モードに
おける給紙部毎に片面記録と両面記録を設定する給紙部
選択設定モード処理を示すフローチャート。
【図9】両面記録を行うプロッタの他の例の概略正面
図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 画情報メモリ 4 システムメモリ 5 システム制御部 6 プロッタ 7 通信制御部 8 NCU 9 電話機 10 オペポート 11 バス 21 上面転写感光体 22 下面転写感光体 23、24 転写ローラ 25、26 定着ローラ 27a〜27n 給紙部 28 記録紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−235466(JP,A) 特開 平2−73765(JP,A) 特開 平2−209072(JP,A) 特開 平2−217064(JP,A) 特開 平5−227387(JP,A) 特開 平6−156804(JP,A) 特開 平6−27774(JP,A) 特開 平5−268387(JP,A) 実開 昭60−11558(JP,U) 実開 平4−92854(JP,U) 実開 平4−88147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送して原稿
    の画情報を読み取る原稿読取手段と、 前記原稿読取手段により読み取られた画情報の送信済あ
    るいは画情報記憶手段に蓄積済の原稿に処理済であるこ
    とを示す所定の済マークを押印する済マーク押印手段
    と、 正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印させる正
    規マーク押印モードを選択するモード選択手段と、 前記モード選択手段により前記正規マーク押印モードが
    選択されると、前記原稿読取手段にセットされた前記片
    面使用済用紙の使用済面の所定位置に前記済マーク押印
    手段により順次前記正規マークを押印させる押印制御手
    段と、 前記正規マークの押印された前記片面使用済用紙の未使
    用面に画情報を記録出力する記録手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】記録紙の両面に画情報を記録可能な両面記
    録手段と、 前記両面記録手段による前記記録紙への両面記録と片面
    記録を選択する記録選択手段と、 複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送して原稿の画情報を読
    み取る原稿読取手段と、 前記原稿読取手段により読み取られた画情報の送信済あ
    るいは画情報記憶手段に蓄積済の原稿に処理済であるこ
    とを示す所定の済マークを押印する済マーク押印手段
    と、 正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印させる正
    規マーク押印モードを選択するモード選択手段と、 前記モード選択手段により正規マーク押印モードが選択
    されると、前記原稿読取手段にセットされた前記片面使
    用済用紙の使用済面の所定位置に前記済マーク押印手段
    により順次前記正規マークを押印させる押印制御手段
    と、 前記記録選択手段により片面記録が選択され、前記両面
    記録手段に前記正規マークの押印された片面使用済用紙
    がセットされると、前記両面記録手段により前記片面使
    用済用紙の未使用面に画情報を記録させる記録制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記両面記録手段は、 複数設けられ、 前記記録選択手段は、 前記複数の両面記録手段毎に、前記片面記録と前記両面
    記録を選択可能であり、 前記記録制御手段は、 前記記録選択手段の選択に基づいて、前記両面記録と、
    前記片面使用済用紙の未使用面への片面記録と、を前記
    両面記録手段毎に選択的に行わせることを特徴とする請
    求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】複数枚の原稿を順次1枚ずつ搬送して原稿
    の画情報を読み取る原稿読取手段と、 前記原稿読取手段により読み取られた画情報の送信済あ
    るいは画情報記憶手段に蓄積済の原稿に処理済であるこ
    とを示す所定の済マークを押印する済マーク押印手段
    と、 正規情報か否かを示す所定の正規マークを押印させる正
    規マーク押印モードを選択するモード選択手段と、 前記モード選択手段により正規マーク押印モードが選択
    されると、前記原稿読取手段にセットされた前記片面使
    用済用紙の使用済面の所定位置に前記済マーク押印手段
    を使用して順次前記正規マークを押印させる押印制御手
    段と、 記録紙の両面に画情報を記録出力する複数の両面記録手
    段と、 前記両面記録手段による前記記録紙への両面記録と片面
    記録を前記複数の両面記録手段毎に選択する記録選択手
    段と、 前記複数の両面記録手段のうち、前記正規マークの押印
    された前記片面使用済用紙が記録紙としてセットされた
    前記両面記録手段を認識し、記録出力モード及び前記記
    録選択手段による選択に応じて、前記複数の両面記録手
    段の1つを選択して、前記両面記録と、前記片面使用済
    用紙の未使用面への片面記録と、を選択して、前記両面
    記録手段により画情報を記録出力させる記録制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、 前記正規マークの押印された前記片面使用済用紙が記録
    紙としてセットされた前記両面記録手段を指定する指定
    手段を、さらに備え、 前記記録制御手段は、 前記複数の両面記録手段のうち、前記正規マークの押印
    された片面使用済用紙が記録紙としてセットされた前記
    両面記録手段を、前記指定手段による指定により認識す
    ることを特徴とする請求項4記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記ファクシミリ装置は、 前記複数の両面記録手段に記録紙としてセットされた前
    記片面使用済用紙に押印された前記正規マークを検出す
    る検出センサを、さらに備え、 前記記録制御手段は、 前記検出センサの検出結果により、前記正規マークの押
    印された片面使用済用紙が記録紙としてセットされた前
    記両面記録手段を認識することを特徴とする請求項4記
    載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記押印制御手段は、前記モード選択手段
    により正規マーク押印モードが選択された場合、前記原
    稿読取手段にセットされた前記片面使用済用紙の未使用
    済面の所定位置に前記済マーク押印手段を使用して順次
    前記正規マークを押印させることを特徴とする請求項
    1、請求項2及び請求項4の何れかに記載のファクシミ
    リ装置。
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