JP2000216969A - メモリ管理装置 - Google Patents

メモリ管理装置

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JP2000216969A
JP2000216969A JP1829499A JP1829499A JP2000216969A JP 2000216969 A JP2000216969 A JP 2000216969A JP 1829499 A JP1829499 A JP 1829499A JP 1829499 A JP1829499 A JP 1829499A JP 2000216969 A JP2000216969 A JP 2000216969A
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memory
image data
image
cpu
unit
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JP1829499A
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Yoshikazu Takesada
義和 武貞
Masazumi Ito
正澄 伊藤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ手段に画像データを記憶させたままの
先のユーザーに対して、ペナルティを課すことができる
メモリ管理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 メモリ20に画像データが記憶されてい
るメモリ時間帯に応じた使用係数a、画像データがメモ
リ20を占有しているメモリ容量に応じた使用係数b、
画像データが記録保持されている時間に応じたタイムカ
ウント値Tを一定の処理によって求める。そして、メモ
リ使用度を使用係数a×使用係数B×タイマカウント値
Tとして求め、このメモリ使用度に料金係数Hを乗じる
ことによって使用料金を求め、メモリ304を占有して
いるユーザーにペナルティーとして使用料金を課す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写機
等に用いられるメモリ管理装置に関し、より具体的に
は、原稿読み取り手段によって読み取られた画像データ
を記憶するメモリ手段について、前記画像データによっ
てメモリ手段が使用されている度合い、すなわちメモリ
使用度を演算するメモリ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】画像形成装置
として、デジタル方式により画像データを読み取った
後、該画像データをメモリ手段に記憶させておき、必要
なときにその画像データを呼び出してプリントするもの
が従来より知られている。このような画像形成装置で
は、メモリ手段に画像データが記憶されている間は、メ
モリ手段の一部が画像データによって占有されるため、
メモリ容量がその分少なくなり、そのまま長時間放置さ
れたような場合には、他のユーザに使い勝手上迷惑がか
かる。
【0003】しかしながら、従来の上述のような画像形
成装置では、メモリ手段に記録保持された画像データの
メモリ使用度を求めることができなかったため、メモリ
手段に画像データを記憶させたままの先のユーザに対し
て、メモリ使用料金の請求等のペナルティーを課すこと
ができないという欠点があった。
【0004】この発明は、上述のような技術的背景に鑑
みてなされてものであって、メモリ手段に画像データを
記憶させたままの先のユーザーに対して、ペナルティを
課すことができるようにするために、メモリ使用度を求
めることができるメモリ管理装置を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、原稿読み取
り手段と、該原稿読み取り手段によって読み取られた画
像データを記憶するメモリ手段と、前記画像データが前
記メモリ手段に記録保持されている時間を計時するタイ
マー手段と、該タイマー手段によって計時される前記記
録保持時間に応じてメモリ使用度を演算する演算手段と
を備えていることを特徴とするメモリ管理装置によって
解決される。
【0006】これによれば、画像データがメモリ手段に
記録保持されている時間に応じてメモリ使用度が求めら
れるので、メモリ手段に画像データを記憶させたままの
先のユーザに対して、ペナルティーとしてメモリ使用度
に応じた使用料金を課すことができる。例えば、前記タ
イマー手段によるタイマカウント値をメモリ使用度と
し、これにメモリ使用料金に換算するための料金係数を
乗じることにより、メモリ使用料金を設定すればよい。
【0007】また、前記演算手段は、前記画像データが
メモリ手段において占有するメモリ容量に応じてメモリ
使用度を演算する構成を採用してもよい。この場合、前
記画像データの記録保持に必要なメモリ容量も、メモリ
使用度を求める演算要素に含まれるため、メモリ使用度
をより的確に求めることができる。例えば、(画像デー
タがメモリ手段に記録保持されている時間のタイマカウ
ント値)×(画像データがメモリ手段において占有する
メモリ容量に関する使用係数)という演算によってメモ
リ使用度を求めることができる。
【0008】また、前記画像データが前記メモリ手段に
記録保持されている時間帯を判定する時間帯判定手段を
備え、前記演算手段は前記時間帯判定手段によって判定
された時間帯に応じてメモリ使用度を演算する構成とし
てもよい。この場合、画像データがメモリ手段に記憶さ
れている時間帯もメモリ使用度を求める演算要素に含ま
れるため、メモリ使用度をより合理的に求めることがで
きる。例えば、(画像データがメモリ手段に記録保持さ
れている時間のタイマカウント値)×(画像データがメ
モリ手段に記憶されている時間帯に関する使用係数)、
あるいは(画像データがメモリ手段に記録保持されてい
る時間のタイマカウント値)×(画像データがメモリ手
段において占有するメモリ容量に関する使用係数)×
(画像データがメモリ手段に記憶されている時間帯に関
する使用係数)という演算によってメモリ使用度を合理
的に求めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態の1つであるデジタル複写機について説明
する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るデジタル複写機の全体構成を示す断面図である。
【0011】図1を参照して、デジタル複写機は、原稿
を読み取って画像信号に変換する走査系10と、走査系
10から送られる画像信号を処理する画像信号処理ユニ
ット20と、画像信号処理ユニット20から入力される
画像データを記憶し、印字処理ユニット40に出力する
メモリユニット30と、メモリユニット30から出力さ
れる画像データに基づいて半導体レーザ61を駆動する
印字処理ユニット40と、半導体レーザ61からのレー
ザ光を感光体ドラム71上の露光位置に導くレーザ光学
系60と、露光による潜像を現像し、記録紙上に転写
し、定着させて画像を形成する作像系70と、デジタル
複写機本体の上面に設けられた操作パネル(図1では図
示していない)と、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反
転を行なう原稿搬送部500とから構成されている。
【0012】なお、走査系10および画像信号処理ユニ
ット20などによって読取部IRが、また印字処理ユニ
ット40、レーザ光学系60、および作像系70などに
よってプリンタ部Pがそれぞれ構成されている。
【0013】読取部IRは、原稿ガラス19上に載せら
れた原稿の画像を読み取り、その原稿の画像の各画素に
対応する画像データを生成する。露光ランプ12と第1
ミラー13aとを有する第1スキャナ11、および、第
2ミラー13b、第3ミラー13cを有する第2スキャ
ナ14は、スキャンモータM2の駆動により矢印b,b
´方向(副走査方向)に移動する。
【0014】露光ランプ12の光は原稿ガラス19上の
原稿によって反射され、ミラー13a,13b,13
c,およびレンズ15を介してラインセンサ(CCD)
17に照射される。ラインセンサ17は、図1の紙面に
直交する方向(主走査方向)に多数の光電変換素子を配
列したものであり、たとえば400dpiで画像を読み
取り、各画素に対応する画像データを出力する。
【0015】また、前述のように第1スキャナ11が矢
印b,b´方向に移動することにより、ラインセンサ1
7は原稿画像を副走査することができる。センサSE3
は、第1スキャナ11がホームポジションにあることを
検出するためのセンサである。
【0016】ラインセンサ17から出力される画像デー
タは、画像信号処理ユニット20において処理された
後、メモリユニット30へ送信される。メモリユニット
30は、画像信号処理ユニット20から受信した画像デ
ータを圧縮して一旦記憶し、伸長処理を行なってプリン
タ部Pへ送信する。その際、必要な場合には、回転編集
処理などが施される。
【0017】また、メモリユニット30は、後述する外
部機器インタフェース部を有しており、外部機器接続用
コネクタ90を介し、外部ケーブル91を通して外部機
器に接続されている。画像信号処理ユニット20とメモ
リユニット30については後に詳述する。
【0018】次に、プリンタ部Pについて説明する。印
字処理ユニット40は、メモリユニット30から受信し
た画像データに基づいてレーザ光学系60を制御する。
レーザ光学系60は、印字処理ユニット40によって変
調(オン/オフ)制御されるレーザビームを放射する半
導体レーザ61と、この半導体レーザ61から放射され
たレーザビームを感光体ドラム71上へ走査させるため
のポリゴンミラー62、fθレンズ63、およびミラー
64a,64bとを有する。
【0019】回転駆動される感光体ドラム71の周囲に
は、その回転方向に沿って、帯電チャージャ72と、現
像器73と、転写チャージャ74と、分離チャージャ7
5と、クリーナ76と、イレーサランプ77とが配置さ
れている。感光体ドラム71は、周知の電子写真プロセ
スによってトナー画像を形成し、用紙上に転写する。用
紙は、給紙カセット81a,81bから給紙ローラ82
a,82bによって供給され、用紙搬送通路83および
タイミングローラ84によって転写チャージャ74の位
置へ送り込まれる。転写チャージャ74の位置でトナー
像が転写された用紙は、搬送ベルト85と、定着器86
と、排出ローラ87とを介して、再給紙ユニット600
へ排出される。
【0020】作像系70の各種ローラや感光体ドラム7
1は、メインモータM1によって駆動される。また、給
紙カセット81a,81bの近傍には、各カセットに収
容されている用紙のサイズを検出するための用紙サイズ
検出センサSE1,SE2が設けられている。
【0021】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス上に搬送
し、また走査系10によって読み取られた原稿を原稿排
紙部511に排出するものである。
【0022】通常モードにおいては、ユーザは1枚また
は複数枚の原稿を、読み取るべき面を上に向けて原稿給
紙トレイ510にセットし、サイド規制板を原稿の幅に
合せる。動作が開始されると、セットされた原稿は最下
部から順に給紙ローラ501によって搬送され、捌きロ
ーラ502と捌きパッド503によって捌かれて、1枚
ずつ給紙される。搬送される原稿は中間ローラ504を
通過し、レジストセンサSE51および幅サイズセンサ
SE53によりサイズなどが検出された後、レジストロ
ーラ505によって斜行を補正される。原稿の後端が原
稿スケール512の左端を通過した直後に、原稿搬送ベ
ルト506がわずかに逆転して停止する。これにより、
原稿の右端が原稿スケール512の端縁に接することと
なり、原稿は原稿ガラス19上の正確な位置に設定され
る。このとき、次の原稿の先端はレジストローラ505
に達しており、次の原稿の搬送時間を短縮するようにな
っている。
【0023】原稿が原稿ガラス19上の正確な読取位置
に設定されると、走査系10による原稿の読取走査が行
なわれる。原稿の読み取りが終了すると、原稿は原稿搬
送ベルト506により左方向に搬送され、反転ローラ5
07で搬送方向が変更され、切換爪508の上方を通過
して排紙トレイ511上に排出される。
【0024】なお、両面原稿の場合は、第1面の読み取
りが終了すると原稿は、原稿搬送ベルト506により左
方向に搬送され、反転ローラ507で搬送方向が変更さ
れた後、切換爪508により再び原稿ガラス19上に送
り出され、原稿の第2面が読取位置に設定される。
【0025】第2面の読み取りが終了した原稿は、原稿
搬送ベルト506により左方向に搬送され、反転ローラ
507、切換爪508および排出ローラ509を経て排
紙トレイ511上に排出される。
【0026】再給紙ユニット600は、両面コピーを自
動化するための付加装置としてプリンタの側面に取付け
られており、排出ローラ87により本体から排出された
用紙を一旦収納し、スイッチバック搬送を行なってプリ
ンタ本体に送り返す機能を有している。
【0027】片面コピーモードにおいて、用紙は再給紙
ユニット600を素通りして排紙トレイ621上に排出
される。これに対して、両面コピーモードにおいては、
図示しないソレノイドによって切換爪601上の左端部
が上方へ移動し、排出ローラ87から排出された用紙
は、搬送ローラ602を通って正反転ローラ603に達
する。
【0028】用紙後端が用紙センサSE61に達する
と、正反転ローラ603が反転する。これによって、用
紙はプリンタ本体へ戻される。戻された用紙は、水平搬
送ローラ88a,88b,88cを通ってタイミングロ
ーラ84へ送られて待機する。
【0029】ここで、複数枚の用紙が連続給紙された場
合は、各用紙は互いに重ならないように所定の間隔をあ
けて次々に搬送されて、再給紙ユニット600に送り込
まれる。用紙の搬送経路長は一定であるので、再給紙ユ
ニット600および水平搬送ローラ88a〜88cによ
る1循環の用紙枚数(最多循環枚数)は、用紙サイズに
依存することになる。
【0030】図2は、図1のデジタル複写機の操作パネ
ルの平面図である。
【0031】操作パネルには、状態表示および各種モー
ド設定のための液晶タッチパネル201と、コピーの数
値条件(枚数や倍率等)を入力するためのテンキー20
2と、数値条件を標準値に戻すためのクリアキー203
と、コピーモードを初期化するためのパネルリセットキ
ー204と、コピー中止を指示するためのストップキー
205と、コピー開始を指示するためのスタートキー2
06と、片面原稿であるか両面原稿であるかを指定する
ための原稿指定キー209と、両面コピーと片面コピー
とを切り換えるためのコピーモードキー210と、割込
起動および復帰を入力するための割込キー208とが配
置されている。また、操作パネルには、IDカード21
2を挿入するためのIDカード挿入口211が設けられ
ている。
【0032】また、本デジタル複写機は、プリントを終
了した画像の画像データを後述の画像メモリ304内に
一定期間蓄積し、この画像データを読み出すことにより
再度プリントを行うメモリコール機能を有しており、こ
のメモリコール機能による再プリントは、液晶タッチパ
ネル201上に表示される所定のタッチキーの操作によ
り行われる。
【0033】さらに、本デジタル複写機は、上述の画像
データを画像メモリ内に一定期間蓄積することを選択し
たユーザーに対して、液晶タッチパネル201上にその
ユーザーのメモリ使用料金を表示する機能を有してい
る。この機能は液晶タッチパネル上に表示される操作キ
ーによって選択され、その機能が選択されると前記ID
カード212によってユーザーが識別されると共に、そ
のユーザーの使用料金が後述のCPU1の演算処理によ
って求められる。このため、画像データを画像メモリ3
04内に蓄積したユーザーの名前または識別番号、及び
その者のメモリ使用料金を一目で認識することができ
る。図3および図4は、複写機の制御部100の構成を
示すブロック図である。
【0034】図3および図4を参照して、制御部100
は、7個のCPU1〜7を中心に構成され、これら各C
PU1〜7には、それぞれプログラムを格納したROM
111〜117、およびプログラム実行のワークエリア
となるRAM121〜127が設けられている。なお、
CPU3は、メモリユニット30内に設けられている。
【0035】CPU1は、操作パネルの各種操作キーか
らの信号の入力、液晶タッチパネル201の表示にかか
わる制御を行う。
【0036】また、CPU1は、カレンダー機能を備え
たタイマー回路131と、ROM111内に設けられた
時間帯テーブルMT2及びメモリ容量テーブルMT3に
よって、メモリ使用料金の演算処理にかかわる制御を行
う。前記タイマー回路131は、画像データがメモリユ
ニット30内の画像メモリ304に記録保持されている
時間を計時する回路である。前記時間帯テーブルMT2
は、時間帯に応じて使用係数a、b、cが割り振られた
もので、この実施形態では、図5(a)に示すように、
複写機がよく使用される月曜日から金曜日の9:00〜
17:00の通常のビジネス時間帯、装置があまり使用
されない月曜日から金曜日のその他の時間帯、土曜日及
び日曜日と3つの時間帯に分割されている。前記メモリ
容量テーブルMT3は、画像メモリ304を占有するメ
モリ容量に応じて使用係数A、BC、D、Eが割り振ら
れたもので、この実施形態では、図5(b)に示すよう
に、メモリ容量の大きさに応じて5段階に分割されてい
る。なお、時間帯に応じて、あるいはメモリ容量に応じ
て使用度を演算するか否かは、複写機の管理者が予め所
定の操作で選択設定できるようになっている。
【0037】しかして、CPU1は、画像データが画像
メモリ304に記録保持されている時間をタイマー回路
により計時し、タイマカウント値を決定する。また、記
録保持されている時間帯を、タイマー回路131によっ
て判断し、前記時間帯テーブルMT2を考慮して、時間
帯に関する使用係数を決定する。さらに、後述のCPU
3から送信されたメモリ容量をメモリ容量テーブルMT
3によって判定し、メモリ容量に関する使用係数を決定
する。そして、後述するように、これらの使用係数及び
タイマカウント値に基づいてメモリ使用度、さらにはメ
モリ使用料金を求める。
【0038】なお、時間帯テーブルやメモリ容量テーブ
ルは、あらかじめROM111に設定されているもので
あってもよいし、操作パネルの所定の操作により設定変
更可能に構成してもよい。また、メモリ容量に関する使
用係数は、上述のようにメモリ容量に応じて段階的に決
定せずに、メモリ容量そのものを使用係数として用いて
よい。
【0039】CPU3は、画像信号処理ユニット20か
ら送られてきた画像データを図7の画像メモリ304に
一旦格納し、これを読み出して印字処理ユニット40へ
出力する。また、前記画像データを画像メモリ304に
一定期間蓄積することを選択した場合は、画像データの
メモリ容量をCPU1に送信するようになっている。メ
モリユニット30には、外部機器とのインターフェース
を行う機能があり、画像データや制御データのやり取り
はメモリユニット30を介して実行される。CPU2
は、画像信号処理ユニット20の各部の制御と走査系1
0の駆動制御を行なう。CPU4は、印字処理ユニット
40、レーザ光学系60および作像系70の制御を行な
う。メインモータM1の制御を行なうのもCPU4であ
る。CPU5は、制御部100の全体のタイミング調整
や動作モードの設定のための処理を行なう。
【0040】なお、用紙サイズ検出センサSE1,SE
2からの信号は、CPU4の管理するI/Oへ入力さ
れ、複写用紙のサイズはCPU4で管理される。
【0041】CPU6は、原稿搬送部500による原稿
搬送の制御を行なう。CPU7は、再給紙ユニット60
0の制御を行なう。
【0042】図6は、読取部IRおよび画像信号処理ユ
ニット20のブロック図である。なお、この図において
CPU2、ROM112、RAM122およびラインセ
ンサ(CCD)17は、図3とそれぞれ対応している。
【0043】図6を参照して、タイミング制御部21よ
り画像読取同期信号が各ブロックへ供給される。CCD
(ラインセンサ)17は原稿情報を光電変換し電気信号
を生成する。その信号は、アンプ部(AMP)23によ
って増幅され、A/D変換器25によって8ビットのデ
ジタル信号へ変換される。その信号は、シェーディング
補正部26によって光学系やCCDによる歪みを取除く
処理がなされる。次に、濃度変換部27で反射データを
濃度データへ変換したり、ガンマ補正をする処理が行わ
れる。
【0044】濃度変換部27から出力された信号は、電
気変倍部28へ入力され、設定されている倍率情報から
主走査方向に対して電気的な変倍処理が実行される。そ
の後、編集加工部29で編集処理された画像データは、
プリンタ部Pやメモリユニット30へ供給される。
【0045】画像モニタメモリ24は、CPU2からの
指示により、画像データを1ライン分記憶する。また、
CPU2は各画像処理部26〜29へのパラメータの設
定、スキャナモータM2の駆動によるスキャン制御、タ
イミング制御部のCPU5(ホストCPU)との通信な
どの読取部IRの全体の制御を行なう。
【0046】図7は、メモリユニット30のブロック図
である。
【0047】図7を参照して、メモリユニット30は、
画像信号処理ユニット20、印字処理ユニット40、お
よび外部IF部310への画像データのルートを切り換
えるバス切換部301と、入力画像データの単純2値の
領域と中間調の領域とを判別する領域判別部303と、
CPU3からのパラメータ設定に基づいて2値データを
生成する2値化処理部302と、2頁分の容量を有した
画像メモリ304と、それぞれ独立に動作可能な圧縮器
311および伸長器312を有した符号処理部305
と、マルチポートの符号メモリ306と、回転・変倍・
移動などを行なう編集処理部307と、CPU3からの
パラメータ設定に基づいて多値化処理を行なう多値化処
理部308と、スムージング処理を行なうスムージング
処理部309と、これらの全体を制御するCPU3など
とから構成される。
【0048】切換部301は、外部IF部310を介し
て外部機器と画像データをやり取りできるようになって
いる。符号メモリ306と外部IF部310との間の画
像転送は、本体のコピー処理と並列して行なうことがで
きる。そのとき、必要であれば符号処理部305におい
て画像データが圧縮/伸長処理される。
【0049】原稿の走査によって読み取られた画像また
は外部機器から外部IF部310を介して入力された画
像を一旦記憶するメモリモードのコピーにおいては、メ
モリユニット30の2値化処理部302には、画像信号
処理ユニット20からバス切換部301および領域判別
部303を介して8ビットの多値画像データが入力され
る。2値化処理部302は、誤差拡散、ディザ法などに
よって、多値画像データを復元可能な範囲で2値の画像
データに変換する処置を行なう。2値化後の画像データ
は、画像メモリ304に一旦書き込まれる。
【0050】符号処理部305は、画像メモリ304に
画像データが書き込まれると、そのデータを読み出しか
つ圧縮して符号データ(圧縮データ)を生成し、これを
符号メモリ306に書き込む。また、符号処理部305
は、プリントの対象となる符号データを符号メモリ30
6から読み出して伸長し、得られた画像データを画像メ
モリ304に書き込む。なお、圧縮器311および伸長
器312はコピー速度向上のために互いに独立してかつ
並行に動作可能に構成されており、これらと符号メモリ
306との間では、データがそれぞれ図示しないDMA
コントローラによってDMA転送されるようになってい
る。
【0051】伸長後の画像データを画像メモリ304に
転送する際には、伸長後の画像データに対して編集処理
部307によって必要に応じて回転、変倍などの編集処
理が行われる。
【0052】伸長および編集処理により1頁分の画像デ
ータが再生されると、そのデータが画像メモリ304か
ら読み出される。読み出されたデータは、多値化処理部
308、スムージング処理部309でモードによっては
多値のデータに復元され、必要に応じてスムージング処
理される。この多値の画像データは印字処理ユニット4
0へまたは外部IF部310を介して外部機器へ転送さ
れる。
【0053】このような原稿画像の一時的な記憶に際し
て、符号メモリ306はRAM123内に設けられた管
理テーブルMT1によって管理される。
【0054】図8および図9は、管理テーブルMT1と
符号メモリ306との関係を示す図である。
【0055】符号メモリ306は、32Kバイト単位の
メモリ領域に区分されており、書き込み(画像の読み取
り時)と読み出し(プリント時)との同時制限を可能と
することを考慮して、それぞれの領域には頁ごとに符号
データが格納される。
【0056】管理テーブルMT1には、符号メモリ30
6の領域を示す番号と、書き込み順(原稿のスキャン
順)に付与される画像データの頁番号(原稿画像の番
号)PNと、連結されている領域の番号と、圧縮方式や
データ長などの圧縮伸長処理に必要な各種の付加情報と
が格納されている。これらの情報に基づいて、符号メモ
リ306は動的に管理される。
【0057】なお、図8における「前連結」は、各ペー
ジ内における32Kバイトごとの領域の前方向へのつな
がりを示すものである。これが、“00”である場合に
は、1頁分のデータの最初の格納領域であることを示
す。「後連結」もそれと同様に“FF”であるときは最
後の領域であることを示し、“FF”以外の場合には、
後につながる領域の番号を示す。
【0058】CPU3は、画像メモリ304から画像デ
ータを読み出して圧縮する際に、管理テーブルMT1の
情報を参照しながら、圧縮部311を制御して画像デー
タを符号メモリ306に格納していく。また、画像デー
タを出力する際には、これとは逆の動作により符号メモ
リ306から符号データが読み出される。管理テーブル
MT1内の情報は、該当する頁の情報が正常に読み出さ
れ、ユーザの指定した枚数(部数)Mのコピーが完了し
たときに消去される。
【0059】続いて、このデジタル複写機の動作シーケ
ンスについて、各CPUの間でやり取りされる要求コマ
ンド(Q)と、レポート(A)、またはデータの流れを
中心に説明する。
【0060】図10は、メモリ書き込み動作の概略シー
ケンスを示す図である。書き込み動作では、画像信号処
理ユニット20から画像メモリ304へ画像データが転
送される。
【0061】図10を参照して、まず、全体のシーケン
スを制御しているCPU5が、CPU3に対してメモリ
の準備を要求する。これを受けて、CPU3は、内部ハ
ードウェアに対し画像信号処理ユニット20からの画像
データを画像メモリ304へ転送させるためのバス接続
状態の設定、2値化処理のためのモードの設定、画像メ
モリ304への書き込み領域の開始アドレスおよびXY
レングス情報などの設定を行なう。
【0062】これらの設定が終わって準備が完了する
と、CPU3は、CPU5に対してメモリ準備の完了を
通知する。
【0063】CPU5がCPU3およびCPU2に対し
て読み取りを要求すると、CPU2は、その内部の原稿
走査部に対してスキャンを要求する。
【0064】原稿走査部によりスキャンが開始され、第
1スキャナ11が画像領域に達すると、CPU2により
設定された画像処理モードに応じて、読取データ(画像
データ)が画像信号処理ユニット20からメモリユニッ
ト30に転送される。
【0065】スキャンが終了し、CPU2およびCPU
3から読み取りの完了がCPU5へ通知されると、CP
U5はCPU3に対して、データの圧縮を要求する。こ
れを受けてCPU3は、画像メモリ304からの読出ア
ドレス、XYレングス情報、符号メモリ306への書込
アドレス、および圧縮部311のモード(たとえば算術
符号化方式、MH方式)などを設定し、各部の起動を行
なう。これによって圧縮処理が行なわれ、符号データが
符号メモリ306に格納される。
【0066】圧縮処理が完了すると、CPU3からCP
U5に圧縮の完了が通知される。このとき、符号メモリ
306が一杯になっていた場合には、圧縮不可能を示す
パラメータを付加した圧縮完了レポートがCPU5に送
られる。これによって、CPU5は符号メモリ306が
メモリフル状態になったことを知ることができる。
【0067】図11は、メモリ読み出し動作の概略シー
ケンスを示す図である。
【0068】メモリ読み出し動作では、画像メモリ30
4から画像データが読み出され、その画像データに基づ
いて用紙に複写画像がプリントされる。
【0069】図11を参照して、CPU5は、CPU3
に対してデータ伸長を要求する。CPU3は、符号メモ
リ306からの読出アドレス、データ量、画像メモリ3
04への書込アドレス、XYレングス情報、および伸長
器312のモード(たとえば算術符号化方式、MH方
式)、回転などの編集処理のモードなどを設定して各部
の起動を行なう。これによって、伸長処理が行なわれ、
画像データが画像メモリ304に書き込まれる。
【0070】伸長処理が終了すると、CPU3から完了
レポートがCPU5へ送られる。その後CPU5は、C
PU3に対して、画像メモリ304から画像データを読
み出すためのメモリ準備要求を出力する。これを受け
て、CPU3は内部ハードウェアに対して画像メモリ3
04から印字処理ユニット40へ画像データを出力する
ためのバス接続状態の設定、画像メモリ304の読出領
域の開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を
行なう。
【0071】これらの設定が終わって準備が完了し、そ
の通知をCPU5が受けると、CPU5はCPU3およ
び印字処理ユニット40に対して、プリントを要求す
る。印字処理ユニット40からCPU5に用紙の搬送状
態を知らせる給紙レポートが送られ、その後画像メモリ
304から読み出された画像データが印字処理ユニット
40に出力され、プリントが行われる。
【0072】プリントが終了すると、CPU3および印
字処理ユニット40は、CPU5に対してプリント完了
レポートおよびイジェクト完了レポートを送る。これら
のレポートを受取ったCPU5は、必要に応じてCPU
3に対してメモリクリア要求を与える。
【0073】次に、図12〜図17を用いて、特に、本
発明に係わるCPU1、CPU3〜CPU5での制御に
ついて説明する。
【0074】図12は、操作パネルの制御を行なうCP
U1のメインフローチャートである。
【0075】電源が投入されると、CPU1はまずRA
Mやレジスタなどを初期化する初期設定を行う(#1
1)。その後、1ルーチンの長さを規定する図示略の内
部タイマをセットし(#12)、キー操作を受け付ける
キー入力処理(#13)、後述するメモリ使用料金演算
処理(#14)、操作に応じた表示を行うパネル表示処
理(#15)、その他の処理(316)、及び内部タイ
マの継続処理町(#17)を繰り返し実行する。また、
適時に割込処理として他のCPUとの通信を行う。
【0076】図13は、メモリユニット30の制御を行
なうCPU3のメインフローチャートである。
【0077】CPU3は、初期設定処理(#31)を行
なった後、メモリリコールキーフラグFが1であるか否
かが判断される。メモリリコールキーフラグFは、図1
6に示すキー入力処理においてメモリリコールモードが
選択されているときには1とされ、メモリリコールモー
ドが選択されていないときには0とされる。
【0078】メモリリコールキーフラグFが0であると
き(#32にて、NO)、コマンド受信処理(#3
3)、ステータス送信処理(#34)、画像メモリ書込
処理(#35)、圧縮制御処理(#36)が行われ、伸
長制御処理(#37)、画像メモリ読出処理(#3
8)、その他の処理(#39)が繰り返し実行される。
【0079】一方、メモリリコールキーフラグFが1で
あるとき(#32にて、YES)、メモリに蓄積された
画像を読み出すために、コマンド受信処理(#33
A)、ステータス送信処理(#34A)が行われ、伸長
制御処理(#37)、画像メモリ読出処理(#38)、
その他の処理(#39)が繰り返し実行される。
【0080】これらのようなメモリリコールモードが選
択されているときと選択されていないときとのメモリユ
ニット30に対する処理の違いは、メモリリコールモー
ドにおいては、画像データがメモリに蓄積されておりこ
の画像データを直接用いて画像を形成するため、メモリ
に画像を書き込む処理(#35)、画像を圧縮する処理
(#36)が不要であることによる。
【0081】図14は、プリンタ部Pの制御を行なうC
PU4のメインフローチャートである。
【0082】CPU4は、初期設定(#41)を行なっ
た後、内部タイマのセット(#42)、現象、転写系の
制御(#43)、搬送系の制御(#44)、定着系の制
御(#45)、印字処理部の制御(#46)、その他の
処理(#47)、および、内部タイマの計測終了待ちの
処理(#48)を繰り返し実行する。
【0083】図15は、複写機の制御を統括するCPU
5のメインフローチャートである。
【0084】CPU5は、初期設定(#51)を行なっ
た後、内部タイマのセット(#52)、他のCPUから
の入力データをチェックする入力データ解析処理(#5
3)、操作内容に応じて動作モードを定めるモード設定
処理(#54)、割込切換処理(#55)、モードに応
じたコマンド設定処理(#56)、コマンドを通信ポー
トに待機させる出力データセット(#57)、その他の
処理(#58)、および、内部タイマの待ち合せ処理
(#59)を繰り返し実行する。
【0085】次に、図12の#13のキー入力処理のサ
ブルーチンでの処理について説明する。
【0086】図16は、図12の#13のキー入力処理
のサブルーチンでの処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【0087】液晶タッチパネル201に後に図17
(c)に示す表示がされている際、キー入力処理ルーチ
ンでは、#61でタッチキーである「メモリリコール」
キー2011が押されたか否かが判断される。「メモリ
リコール」キー2011が押されれば(#61にて、Y
ES)、#62でメモリリコールキーフラグFは1とさ
れ、メモリリコールキーが押されなければ(#61に
て、NO)、#63でメモリリコールキーフラグFは0
とされる。これらの処理の後、本ルーチンは終了する。
【0088】これらのようにメモリリコールキーフラグ
Fが設定されることにより、先に図13を用いて説明し
たようにしてメモリユニット30の制御が行われる。
【0089】図17は、本デジタル複写機でメモリリコ
ールを伴って印字を行う際の液晶タッチパネル201へ
の表示を説明するための図である。
【0090】本デジタル複写機の液晶タッチパネル20
1には、図17(a)に示すように、ユーザがコピーす
る画像の部数を4部数と入力したことが表示され、スタ
ートキー206を押すことによってコピーが開始され
て、図17(b)に示すように、コピー中であることを
示す表示がなされる。
【0091】これらのコピーが終了すると、液晶タッチ
パネル201には、図17(c)に示すように、「先ほ
どのコピーがもう一度プリントできます。メモリリコー
ルキーを押して下さい。」と表示され、メモリリコール
モードが利用できることが示される。ここで、ユーザが
「メモリリコール」キー2012を押すとメモリリコー
ルモードが選択され、図17(d)に示すような表示と
なる。
【0092】図17(d)に示す表示では、ユーザがコ
ピーする画像の部数が3部数と入力されている。ユーザ
が「プリントを開始します。スタートキーを押して下さ
い」との表示に応じて、ユーザがスタートキー206を
押すことによって、印字が行われる。
【0093】図18は、図12におけるメモリ使用料金
演算処理(#14)のサブルーチンのフローチャートを
示す。
【0094】メモリ使用係数の初期化処理を行った後
(#71)、ROMの111内の時間帯テーブルMT2
の参照が必要であるかどうかを判断する(#72)。つ
まり、管理者が所定の時間帯ごとにメモリ使用料金を求
めるモードを設定してある場合は、画像データが画像メ
モリ304に記録保持されている時間帯を時間帯テーブ
ルMT2によって参照する必要がある一方、前記モード
に設定していない場合は、記録保持されている時間帯を
時間帯テーブルMT2によって参照する必要がない。そ
こで、#72で時間帯テーブルの参照が必要であるかか
どうかを判断する。
【0095】そして、時間帯テーブルの参照が必要であ
る場合は(#72でYES)、記録保持されている時間
帯を時間帯テーブルによって参照し(#73)、記録保
持されている時間帯に応じて使用係数を決定する(#7
4)。例えば、図5(a)に示すように、記録保持され
ている時間帯が月曜日から金曜日の9:00〜17:0
0である場合は、時間帯に関する使用係数をaと決定す
る。
【0096】一方、時間帯テーブルの参照が必要でない
場合には(#72でNO)、上述の時間帯テーブルの参
照処理を行わずに、そのままデータ容量の参照が必要で
あるかどうかの判断(#75)に進む。
【0097】#75ではメモリ容量の参照が必要である
かどうかを判断する。つまり、管理者がメモリ使用料金
を求めるのに、画像データが画像メモリ304を占有す
るメモリ容量を考慮するモードを設定してある場合は、
メモリ容量をメモリ容量テーブルMT3によって参照す
る必要がある一方、前記モードを設定していない場合
は、メモリ容量をメモリ容量テーブルによって参照する
必要がない。そこで、#75でメモリ容量の参照が必要
であるかどうかを判断する。
【0098】そして、メモリ容量の参照が必要である場
合は(#75でYES)、CPU3からの送信されてき
たメモリ容量がどの段階の容量であるかを判断するため
に、メモリ容量をメモリ容量テーブルによって参照し
(#76)、メモリ容量に応じて使用係数を決定する
(#77)。例えば、メモリ容量が段階2の容量に該当
する場合は、メモリ容量に関する使用係数をBと決定す
る。
【0099】一方、メモリ容量の参照が必要でない場合
には(#75でNO)、上述のメモリ容量の参照処理を
行わずに、そのまま記録保持時間の計時処理(#78)
に進む。
【0100】#78では、画像データが画像メモリ30
4に記録保持されている時間を、タイマー回路で計時し
て、タイマカウント値Tを求める。
【0101】#79では、上述の処理で求めた使用係数
及びタイマカウント値と、メモリ使用料金に換算するた
めの料金係数Hを用いることによってメモリ使用料金を
求める。例えば、時間帯テーブルの参照処理及びメモリ
容量の参照処理のいずれの処理も行うこととした場合、
メモリ使用度を使用係数a×使用係数B×タイマカウン
ト値Tとして求める。また、このメモリ使用度に料金係
数Hを乗ずることによって、メモリ使用料金を使用係数
a×使用係数B×タイマカウント値T×換算係数Hとし
て求める。なお、画像データが、複数の時間帯に亘って
記録保持されている場合には、各時間帯に属する記録時
間ごとに各時間帯の使用係数を乗じて加算すればよい。
【0102】次いで、#80で、上述の処理で求められ
たメモリ使用料金の出力処理を行い、図12の#14
で、操作パネルの所定の操作によて使用料金を液晶タッ
チパネル201に表示する。
【0103】このように、画像データが画像メモリ30
4に記録保持されているメモリ時間、記録保持されてい
る時間帯やメモリ容量に応じてメモリ使用度を求め、さ
らにはメモリ使用料金を求めて液晶タッチパネル201
に表示するから、画像データを画像メモリ304に蓄積
したままの先のユーザーのメモリ使用料金を一目で認識
することができ、その結果、そのユーザーにペナルティ
ーとしてメモリ時間に応じたメモリ使用料金を課すこと
が可能となる。
【0104】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、画像デ
ータがメモリ手段に記録保持されている時間に応じてメ
モリ使用度が求められるので、このメモリ使用度に応じ
て、メモリ手段に画像データを記憶させたままの先のユ
ーザに対して、ペナルティーとして使用料金等を課すこ
とができる。従って、例えば、プリントショップのよう
なビジネス形態においては、メモリを保持するために装
置管理者にメモリ管理装置を管理してもらう代償とし
て、メモリ手段に記録していた画像データをプリントア
ウトするときに課金されるプリント料金に、メモリ使用
料金を加算してユーザーに請求することができる。ま
た、一般のオフィスにおいては、画像データをメモリ手
段に記録した部署にペナルティーを課すべく、メモリ使
用料金を部署ごとに割り振って請求することができる。
【0105】請求項2に記載の発明によれば、前記画像
データがメモリ手段において占有するメモリ容量もメモ
リ使用度を求める演算要素に含まれるため、メモリ使用
度をより的確に求めることができる。
【0106】請求項3に記載の発明によれば、画像デー
タがメモリ手段に記憶されている時間帯もメモリ使用度
を求める演算要素に含まれるため、メモリ使用度をより
合理的に求めることができる。従って、装置がよく使用
される月曜日から金曜日の9:00〜17:00の通常
のビジネス時間帯は、時間帯に関する使用係数を大きく
し、使用料金を高めに設定する一方、装置があまり使用
されない月曜日〜金曜日のその他の時間帯や土曜日・日
曜日は、時間帯に応じた使用係数を小さくし、メモリ使
用料金を低くめに設定すること等によって、時間帯を考
慮した合理的なメモリ使用料金を課すことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデジタル複写機の
全体構成を示す断面図である。
【図2】図1のデジタル複写機の操作パネルの平面図で
ある。
【図3】複写機の制御部100の構成を示す第1のブロ
ック図である。
【図4】複写機の制御部100の構成を示す第2のブロ
ック図である。
【図5】(a)は、時間帯テーブルMT2を示す図であ
る。(b)は、メモリ容量MT3を示す図である。
【図6】読取部IRおよび画像信号処理ユニット20の
ブロック図である。
【図7】メモリユニット30のブロック図である。
【図8】管理テーブルMT1と符号メモリ306との関
係を示す第1の図である。
【図9】管理テーブルMT1と符号メモリ306との関
係を示す第2の図である。
【図10】メモリ書き込み動作の概略シーケンスを示す
図である。
【図11】メモリ読み出し動作の概略シーケンスを示す
図である。
【図12】操作パネルの制御を行なうCPU1のメイン
フローチャートである。
【図13】メモリユニット30の制御を行なうCPU3
のメインフローチャートである。
【図14】プリンタ部Pの制御を行なうCPU4のメイ
ンフローチャートである。
【図15】複写機の制御を統括するCPU5のメインフ
ローチャートである。
【図16】図12の#13のキー入力処理のサブルーチ
ンでの処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】本デジタル複写機でメモリリコールを伴って
印字を行う際の液晶タッチパネル201への表示を説明
するための図である。
【図18】図12の#14のメモリ使用係数演算処理の
サブルーチンでの処理を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
IR・・・読み取り部(読み取り手段) 304・・・画像メモリ(メモリ手段) 131・・・タイマー回路(タイマー手段) CPU1・・・演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読み取り手段と、 該原稿読み取り手段によって読み取られた画像データを
    記憶するメモリ手段と、 前記画像データが前記メモリ手段に記録保持されている
    時間を計時するタイマー手段と、 該タイマー手段によって計時される前記記録保持時間に
    応じてメモリ使用度を演算する演算手段と、を備えたこ
    とを特徴とするメモリ管理装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記画像データがメモ
    リ手段において占有するメモリ容量に応じてメモリ使用
    度を演算する請求項1に記載のメモリ管理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データが前記メモリ手段に記録
    保持されている時間帯を判定する時間帯判定手段を備
    え、前記演算手段は、前記時間帯判定手段によって判定
    された時間帯に応じてメモリ使用度を演算する請求項1
    又は請求項2に記載のメモリ管理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227688A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Hitachi Ltd ストレージシステム
JP2010146339A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Yokogawa Electric Corp エネルギー管理システム

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US8612716B2 (en) 2005-02-15 2013-12-17 Hitachi, Ltd. Storage system having partition size set in accordance with drive type
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JP2010146339A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Yokogawa Electric Corp エネルギー管理システム

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