JPS63187868A - フアクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、縦横変換記録機能を有するファクシミリ装置
に関する。

（従来の技術） 第３図はこの種の従来のファクシミリ装置の要部構成を
ブロック図で示したものであり、通信制御部１．メモリ
２．縦横変換回路３．記録部４が具備されている。

第３図において例えば記録部４にＡ３サイズの記録紙を
用いるものとしたときのこのファクシミリ装置の受信記
録動作を簡単に説明する。

まず図示しない回線から受信された画信号は、通信制御
部１により生の画信号として復調された後、メモリ２に
記憶される。

このとき受信された画信号が例えばＡ３サイズの送信原
稿のものである場合、前記メモリ２は単なるラインメモ
リとして別面する。

すなわち図示しない制御部では、前記画信号がＡ３サイ
ズの送信原稿のものである旨の判定を得ると、該画信号
をメモリ２に記憶された順に当該メモリ２から読出し、
記録部４に入力する。

記録部４では、前記画信号に基づきＡ３サイズの記録紙
に対する記録走査を行ない、Ａ３サイズの送信原稿に対
応した記録画像を得る。

これに対し前記画信号がＡ４サイズの送信原稿のもので
ある場合、前記メモリ２は頁メモリとして機能する。

すなわち前述した制御部では、前記画信号がＡ４サイズ
の送信原稿のものである旨の判定を得ると、縦横変換回
路３を駆動し、該画信号のメモリ２からの読出しアドレ
スを制御することによりいわゆる縦横変換処理を行なう
。

記録部４では、この縦横変換処理を経てメモリ２から入
力される画信号に基づき記録走査を行ない、例えば第４
図に示す如くＡ４サイズの送信原稿５の長辺方向がＡ３
サイズの記録紙６の短辺方向に現出するような態様の記
録画像を得る。

このようにＡ３サイズの記録紙を用いる従来のファクシ
ミリ装置では、Ａ４サイズの送信原稿の画信号に対して
は縦横変換処理を経て記録走査を行なうことによってＡ
３サイズの記録紙の無駄を省き、有効利用を図るように
していた。

しかしながらこの種の従来のファクシミリ装置では、Ａ
３サイズの記録紙の短辺方向の長さく例えば３００Ｍ）
が固定しているため、例えば送信側端末でＡ４サイズの
送信原稿の読取走査時にスリップが発生し、読取り時間
が長くなった場合や、Ａ４サイズ幅の長尺の送信原稿が
送られる場合等には、記録画像の後端部で画像の欠落が
発生することがあった。

係る不都合を解消すべく、長尺原稿の画信号については
、１頁分づつ区切って記録走査を行なう方法も考えられ
るが、続頁との間に図形が記録されているような場合に
は当該図形が切断されてしまうことになった。

（発明が解決しようとする問題点） このように上記従来のファクシミリ装置では、送信原稿
が長尺原稿である場合等には、縦横変換記録走査を行な
った際、記録画像の後端部が欠落したり切断されたりす
ることによって正確な記録画像を得ることができないと
いう問題点があった。

本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、長尺原
稿等の受信記録走査に際しても記録画像の後端部の欠落
や切断が発生せず、正確な記録画像を得ることのできる
ファクシミリ装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明のファクシミリ装置は、受信された画信号を頁単
位で記憶する記憶部と、該記憶部からの前記画信号の読
出しアドレスを制御し、該画信号の主走査方向が副走査
方向に対応すべく縦横変換処理を行なう縦横変換回路と
、前記記憶部から読出された画信号に基づき記録紙に対
する記録走査を行なう記録部と、前記画信号のライン数
をカウントするラインカウンタと、該ラインカウンタの
カウント値と、前記記録紙の主走査方向の長さに対応し
て予め設定された設定値とを比較し、前記カウント値が
前記設定値より大きくなった場合、前記記憶部に記憶さ
れた画信号を前記縦横変換回路による縦横変換処理を経
ずに読出し、前記記録部に入力する比較制御回路とを具
備して構成される。

（作用） 本発明のファクシミリ装置では、ラインカウンタのカウ
ント値が設定値より大きくなった場合、受信された画信
号が長尺原稿のものであるとの認識のもとに、縦横変換
処理を経ずに記録走査を行なうことによって上記目的を
達成している。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明に係るファクシミリ装置の要部構成をブ
ロック図で示したものであり、通信制御部１．メモリ２
Ａ、縦横変換回路３Ａ、記録部４゜ラインカウンタ７、
比較制御回路８．比較用設定値発生回路９．切換スイッ
チ１ｏが具備されている。

第１図において、メモリ２Ａは少なくともＡ４サイズの
原稿１頁分以上の画信号記・ｌ容量を有するメモリで構
成されており、記録部４はＡ３サイズの記録紙に短辺方
向を主走査方向として記録走査を行なうべく構成されて
いる。

係る構成を有するファクシミリ装置における受信記録動
作を第２図のフローチャートを参照しつつ詳述する。

まず送信側端末（図示せず）での原稿送信開始操作に伴
い該送信側端末と受信側端末（第１図に示される）との
間で規定のプロトコルに基づく制卸信号の変換がなされ
、回線接続制御や通信モード設定等の制御がなされる。

このとき受信側端末の制御部（図示せず）では、前述し
たプロトコルで送信側端末より着信する例えば送信原稿
サイズ指定信号に基づき記録幅がＡ　に相当するかＡ３
に相当するかの判断を行なう（ステップ１００）。

引き続いて送信側端末より着信する送信原稿の画信号は
、通信制御部１により生の画信号として復調された後、
メモリ２Ａに記憶される。

前述したステップ１ｏＯの判断において記録幅がＡ４に
相当する旨の判定がなされた場合、制御部はラインカウ
ンタ７を制御し、メモリ２Ａへの画信号の記憶処理と併
行して当該画信号のライン数のカウント処理を行なう（
ステップ１０１）。

このラインカウンタ７のカウント値は、比較制御回路８
に入力され、比較用設定値死生回路９から入力される比
較用設定値と比較される。

この比較用設定値は、Ａ３サイズの記録紙の短辺方向の
長さくＡ４サイズの原稿の長辺方向の長さ）に対応した
ライン数として設定されている。

このため結果的に比較制御回路８では、受信された画信
号の長さくライン数）がＡ４サイズの原稿１頁分に満た
ないものであるか１頁分を越えるものであるかを判断す
ることになる（ステップ１０２）。

そして前記画信号の受信完了時におけるステップ１０２
の判断において、該画信号の長さがＡ４サイズの原稿１
頁分より短い旨の判定がなされた場合（カウント値≦比
較用設定値）、比較制御回路８では縦横変換回路３Ａを
稼動状態に制御するとともに、切換スイッチ１０の接点
を図示とは反対側に傾動閉成させる（ステップ１０３）
。

その後縦横変換回路３Ａでは、メモリ２Ａに記憶された
画信号の読出しアドレスを制御することによっていわゆ
る縦横変換処理を行ない、該縦横変換処理に基づき前記
メモリ２Ａが読出した前記画信号を切換スイッチ１０を
通じて記録部４に入力する。

記録部４ではメモリ２Ａから入力される前記画信号に基
づき記録走査を行ない、Ａ３サイズの記録紙上に、Ａ４
サイズの送信原稿の長辺方向が該Ａ３サイズの記録紙の
短辺方向に現出する第４図に示す如くの態様の受信画像
の記録を行なう（スッテブ１０４）。

またステップ１０２の判断において受信された画信号の
長さがＡ４サイズの原稿１頁分より長い旨の判定がなさ
れた場合（カウント値〉比較設定値）、比較制御回路８
は、送信原稿がＡ４サイズ幅の長尺原稿であるという認
識のもとに縦横変換回路３Ａを稼動状態にはせず、切換
スイッチ１０の接点も図示する如く傾動閉成させたまま
に保持する。

係る状態では、メモリ２Ａに記憶された画信号は、前述
したような縦横変換処理を経ず、記・ｌされた順に前記
メモリ２Ａより読出され、切換スイッチ１０を通じて記
録部４に入力される。

そして記録部４ではメモリ２Ａから入力される前記画信
号に基づき記録走査を行ない、Ａ３サイズの記録紙上に
、通常の態様（Ａ４サイズの送信原稿の長辺方向がＡ３
サイズの記録紙の長辺方向に現出する）の受信画像の記
録を行なう（ステップ１０５）。

この時記録部４では、前記受信画像をＡ３サイズの記録
紙の中央部に記録することの他、右詰めまたは左詰めで
記録するようにしてもよい。

またステップ１００の判断において、記録幅がＡ３に相
当する旨の判定がなされた場合には、メモリ２Ａを単な
るラインメモリとして制御し、前述したステップ１０１
〜１０５の処理を経ずにそのままのＡ３サイズの記録画
像の記録を行なう（ステップ１０６）。

尚、Ａ４サイズの複数枚の送信原稿の画信号を連続に受
信する際には、１頁分の画信号の縦横変換処理を行なっ
ているうちは該画信号の記録されているメモリを使用で
きないため、２頁分以上の画信号記憶容量を有するメモ
リ構成とする必要がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のファクシミリ装置によれば
、受信された画信号のライン数をカウントし、該ライン
数が設定値を越えた場合には縦横変換処理を行なわずに
記録走査するようにしたため、長尺原稿の受信に際して
も記録画像後端部での画像欠落や切断を防止することが
でき、正確な記録画像を得ることができるという優れた
利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
すブロック図、第２図は第１図に示したファクシミリ装
置の記録動作の一例を示すフローチャート、第３図は従
来のファクシミリ装置の構成例を示すブロック図、第４
図はこの種のファクシミリ装置における縦横変換処理に
基づく記録例を示す概念図である。 １・・・通信制御部、２，２Ａ・・・メモリ、３，３Ａ
・・・縦横変換回路、４・・・記録部、５・・・Ａ４サ
イズ送信原稿、６・・・Ａ３サイズ記録紙、７・・・ラ
インカウンタ、８・・・比較制御回路、９・・・比較用
設定値発生回路、１０・・・切換スイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 受信された画信号を頁単位で記憶する記憶部と、該記憶
   部からの前記画信号の読出しアドレスを制御し、該画信
   号の主走査方向が副走査方向に対応すべく縦横変換処理
   を行なう縦横変換回路と、前記記憶部から読出された画
   信号に基づき記録紙に対する記録走査を行なう記録部と
   、 前記画信号のライン数をカウントするラインカウンタと
   、 該ラインカウンタのカウント値と、前記記録紙の主走査
   方向の長さに対応して予め設定された設定値とを比較し
   、前記カウント値が前記設定値より大きくなつた場合、
   前記記憶部に記憶された画信号を前記縦横変換回路によ
   る縦横変換処理を経ずに読出し、前記記録部に入力する
   比較制御回路を具備することを特徴とするファクシミリ
   装置。