JP3173877B2 - 車両の安全装置 - Google Patents

車両の安全装置

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JP3173877B2
JP3173877B2 JP19064292A JP19064292A JP3173877B2 JP 3173877 B2 JP3173877 B2 JP 3173877B2 JP 19064292 A JP19064292 A JP 19064292A JP 19064292 A JP19064292 A JP 19064292A JP 3173877 B2 JP3173877 B2 JP 3173877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差点等における車両
停止位置から車両が発進する際の交通安全を確保する車
両の安全装置に関する。
【従来の技術】従来より、走行路上の車両停止位置を検
出し、該車両停止位置に自車両を確実に停止させるべく
所定のタイミングで自動的に制動をかけたりあるいは運
転者に制動をかけさせるために警報を発したりする車両
の安全装置が考えられている。例えば特開昭60−18
9100号公報には、走行路上の車両停止位置を検出
し、該車両停止位置に自車両を確実に停止させるべく所
定のタイミングで警報を発して運転者に制動(ブレー
キ)をかけさせるようにした車両の安全装置が開示され
ている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
時における交通安全を図るためには、上記従来装置の様
に単に走行路上の車両停止位置に車両を確実に停止させ
る様にするだけでなく、該車両停止位置からの発進時に
おける交通安全をも確保することが望ましい。
【0003】例えば、上記のように走行路上の車両停止
位置を検出し、該車両停止位置に自車両を確実に停止さ
せるべく所定のタイミングで自動的に制動をかけたりあ
るいは運転者に制動をかけさせるために警報を発したり
する車両の安全装置を備えている場合、該安全装置が作
動して車両停止位置に停止したときには運転者がその安
全装置の作動に驚いて精神的に混乱を生じていることが
考えられ、その様な場合には運転者の状況判断能力が低
下しており、周囲の交通状況を十分に把握して安全な発
進を行うことが困難な場合が生じ得る。従って、上記の
ような車両停止位置からの発進時における交通安全を確
保する装置が望まれる。
【0004】また、その様な車両停止位置からの発進に
関する交通安全を確保する装置として、自車両の前方に
おいて自車両と衝突する可能性のある障害物例えば交差
点における自車両の走行路と交差する他の走行路を走行
している車両であって自車両と衝突する可能性のある他
車両を検出する障害物検出手段を備え、その様な他車両
が検出されたときは発進時の交通安全を図るべく何等か
の発進規制を行うものが考えられるが、そのようなもの
においては、上記障害物検出手段の検出領域を適切に設
定することが望ましい。例えば上記他の走行路を走行し
ている他車両を十分に検出すべく検出領域を横方向に拡
大すると共にその拡大による誤検出をできるだけ少なく
するように適切に設定することが望ましい。
【0005】本発明の目的は、上記事情に鑑み、走行路
上の車両停止位置からの発進時の交通安全を確保するこ
とができる車両の安全装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、上記事情に鑑
み、自車両の前方において自車両と衝突する可能性のあ
る障害物を検出する障害物検出手段を備え、その様な障
害物が検出されたときは何等かの発進規制を行うことに
より車両停止位置からの発進時の交通安全を確保する車
両の安全装置において、上記障害物検出手段における障
害物の検出領域を適切に設定して高精度の安全確保を行
うことができるようにした車両の安全装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる車両の安
全装置は、上記目的を達成するために、走行路上におけ
る車両停止位置を検出する車両停止位置検出手段と、自
車両の発進を規制する発進規制手段と、該発進規制手段
の作動を制御する発進規制制御手段と、後続車両を検出
する後続車両検出手段とを備え、該発進規制制御手段
は、上記後続車両が存在しない場合は上記車両停止位置
検出手段によって検出された上記車両停止位置からの発
進時に上記発進規制手段を作動させて発進規制を行わせ
る一方、上記後続車両が存在する場合は上記発進規制手
段による規制を緩めるものであることを特徴とする。
【0008】上記車両停止位置とは、走行路上において
車両が一旦停止すべき位置を意味し、例えば交差点、踏
切り、横断歩道等における車両停止線や車両停止線は存
在しないが車両が停止すべき交差点等の手前の位置など
が該当する。
【0009】上記車両停止位置の検出とは、該車両停止
位置の存在検出もしくはその存在とその存在を検出した
地点から車両停止位置までの距離との検出であり、該検
出は車両停止位置に到達する手前で行なわれる。
【0010】上記車両停止位置検出手段は、上記車両停
止位置を検出し得るものであればどの様なものでも良い
が、例えば走行路上の車両停止線の手前に設けられた路
上マーカに磁気的に記録された車両停止位置情報を読み
取る路上マーカ読取手段や、車両停止位置の所定距離手
前に設けられた発信手段から発信される車両停止位置情
報を有する電波を受信する受信手段等により構成するこ
とができる。
【0011】上記発進規制はどの様な態様のものであっ
ても良く、例えば発進の禁止、発進時の速度規制(例え
ば速度や加速度を所定の上限値以下とする規制)あるい
は発進時の注意を喚起する警報発令等を採用し得る。
【0012】上記発進時における発進規制は、発進時に
おける自車両の運転環境例えば自車両の運転者の状況判
断能力や自車両の周りの他の車両の走行状況等の種々の
条件に基づいて適宜に行なっても良いし、発進時に常に
行なっても良い。また、上記検出した車両停止位置から
の発進であることの判断は種々の方法で行なうことがで
きるが、例えば車両停止位置の検出後の停止からの発進
を車両停止位置からの発進であると判断することができ
る。
【0013】上記後続車両とは、自車両の後方の所定距
離例えば10m以内に位置して走行しているもしくは停止
している車両を意味し、上記後続車両検出手段としては
種々のものを使用し得るが、例えば自車両の後方に向け
てレーザ、電波、超音波等を出射しそれの自車両の後方
に位置する車両からの反射を受信するまでの時間やその
時間の変化に基づいて後続車両を検出するものあるいは
カメラを用いて検出するもの等を使用することができ
る。
【0014】上記規制を緩めるとは、規制をその規制が
なかった方向に変更することを意味し、規制を無くす態
様や規制が発進時の速度規制である場合上記上限値を大
きくする態様や規制が発進禁止である場合その禁止時間
を短くする態様が考えられる。
【0015】上記安全装置においては、自車両を車両停
止位置へ停止させるための制動確保手段と、該制動確保
手段を制御する制動確保制御手段とを備え、上記発進規
制制御手段は、上記制動確保手段が作動せしめられたと
きに上記発進規制手段を作動させるものとして構成する
ことができる。
【0016】上記制動確保手段は、車両停止位置へ停止
させるべく制動を確保するためのものであればどの様な
ものでも良く、例えば運転者に制動操作を喚起するため
の警報を発するものや自動制動を行なわせるものを採用
することができる。
【0017】上記制動確保制御手段は、車両停止位置へ
の停止を確保するために上記制動確保手段を作動させる
ものであり、例えば車両停止位置を検出した時点あるい
は車両停止位置までの距離が所定値以下となった時点で
上記警報や自動制動を作動させることができる。
【0018】また、上記発進規制手段は、発進時の速度
を規制するものとしてもしくは所定時間発進を禁止する
ものとして構成することができる。
【0019】また、上記発進規制手段は、後続車両が存
在する場合の所定時間を、上記後続車両が存在しない場
合の所定時間に比べて短い時間に設定するものとして構
成することができる。
【0020】また、上記発進時の速度を規制する安全装
置においては、車両停止位置より前の交通状況の見通状
態を検出する見通状態検出手段を備え、上記発進規制制
御手段は、上記見通状態に応じて上記発進時の速度の規
制を変更するものとして構成することができる。
【0021】上記車両停止位置より前の交通状況の見通
状態とは、車両停止位置より前の領域において自車両と
衝突する可能性のある車両の走行状況の見通状態を意味
し、例えば交差点において車両停止位置の前を横切る他
の走行路上の車両の走行状況の見通状態を意味する。
【0022】上記見通状態検出手段は、上記見通状態の
程度例えば見通状態の良否を検出するものであり、具体
的には例えば、交差点における塀等の見通しを遮るもの
の在否を検出し、塀等の存在によって交差点を横切る他
の走行路上の車両の走行状態を見ることが困難な場合は
見通状態が悪く、そうでないときは見通状態が良いと判
断することができる。
【0023】かかる見通状態検出手段は、例えばレー
ザ、電波、超音波等を広角度で前方に出射しその反射状
態によって検出する手段や、前方の状況をカメラ等で撮
影した画像に基づいて検出する手段や、見通状態は交差
点等の車両停止位置が存在する地点の固有の状態であ
り、従ってその見通状態を各車両停止位置の近傍に設け
た発信手段から発信する様にした場合における受信手段
や各車両停止位置の近傍に設けた路上マーカに見通状態
を書き込んだ場合における路上マーカ読取手段等によっ
て構成することができる。
【0024】上記見通状態に応じて発進時の速度規制を
変更するにあたっては、種々の変更態様を取り得るが、
例えば見通状態が良いときは速度規制を行なわず悪いと
きに速度規制を行なう態様や、いずれにしても規制は行
なうが見通状態が良いときに比べて悪いときの方が上記
速度規制の上限値が小さくなるようにする態様等が考え
られる。
【0025】また、上記発進規制制御手段は、見通が悪
いときには車両停止位置からの走行距離が所定距離にな
るまで加速度を所定値よりも大にしない加速制限を行う
一方、見通が良いときには上記加速制限を行わないもの
として構成することができる。
【0026】さらに、上記安全装置においては、上記車
両停止位置より前の障害物を検出する障害物検出手段
と、上記車両停止位置より前の交通状況の見通状態を検
出する見通状態検出手段とを備え、上記発進規制制御手
段は、上記障害物検出手段によって検出された障害物が
自車両と衝突する可能性を有するものであるときに上記
発進規制手段を作動させると共に、上記見通状態が悪い
ときは上記障害物検出手段における検出領域を上記車両
停止位置から横方向に拡大させ、上記見通状態が良いと
きは上記障害物検出手段における検出領域を上記車両停
止位置から所定距離走行した地点で横方向に拡大させる
よう上記障害物検出手段を制御するものであることを特
徴とする。
【0027】上記障害物検出手段は、車両停止位置より
前の障害物を検出するものであってその検出領域を横方
向に拡大縮小可能なものであり、具体的には例えば交差
点を横切る他の走行路を走行している車両を検出するも
のを使用することができる。この障害物検出手段として
は、種々のものを用い得るが、例えばレーザ、電波、超
音波等の反射状態もしくはカメラ等によって上記交差点
を横切る他の走行路上の車両の位置を検出するもの等を
用いることができる。
【0028】上記発進規制制御手段は、上記障害物検出
手段によって障害物が検出されたときは、その障害物の
位置および位置変化に基づいて衝突する可能性があるか
否かを判断し、衝突の可能性があるときは、発進時に上
記発進規制手段を作動させて警報もしくはその他の適宜
の発進規制を行なわせると共に、障害物検出手段に対し
て発進時における検出領域を交差点を横切る他の走行路
上の車両等も十分に検出し得るように横方向に拡大させ
る。この拡大は、例えば障害物検出手段が上記レーザ等
を用いる場合はそのレーザ等の出射方向の横方向への振
り角を大きくすることにより、カメラ等の場合は横方向
の視野を大きくする等により行なわれる。
【0029】上記検出領域は、上述の様に見通状態が悪
ければ発進地点から直ちに拡大し、見通状態が良ければ
発進地点から所定距離走行するまでは横方向に小領域と
し所定距離走行した後に拡大させるが、その場合上記障
害物検出手段は発進時にのみ作動させるものであっても
良く、あるいは発進時以外においても自車両走行路上の
前方を走行している前方車両を検出してその前方車両と
の間隔が小さくなったら該前方車両との衝突を回避すべ
く警報や自動制動を行なうものにおいて、上記発進時以
外は同じ走行路上の対向車両の誤検出を回避すべく検出
領域を横方向に小さくしておき、発進時に上記態様で拡
大させるものであっても良い。
【0030】また、本発明にかかる車両の安全装置は、
走行路上における車両停止位置を検出する車両停止位置
検出手段と、自車両の発進を規制する発進規制手段と、
該発進規制手段の作動を制御する発進規制制御手段と、
上記車両停止位置より前の交通状況の見通状態を検出す
る見通状態検出手段とを備え、該発進規制制御手段は、
上記車両停止位置検出手段によって検出された上記車両
停止位置からの発進時に上記発進規制手段を作動させて
速度を規制する発進規制を行わせると共に、上記見通状
態に応じて上記発進時の速度の規制を変更するものであ
ることを特徴とする。
【0031】上記発進規制制御手段は、見通が悪いとき
には車両停止位置からの走行距離が所定距離になるまで
加速度を所定値よりも大にしない加速制限を行う一方、
見通が良いときには上記加速制限を行わないものとして
構成することができる。
【0032】
【作用および発明の効果】本発明に係る車両の安全装置
は、上記の如く、車両停止位置からの発進時に発進規制
手段を作動させて発進規制をおこなわせる発進規制制御
手段を備えて成るので、車両停止位置からの発進時に自
車両の運転環境例えば自車両の運転者の状況判断能力
(注意能力)あるいは自車両の周りの他の車両の走行状
況等に基づいて適宜に発進規制を行うことができ、それ
によって車両停止位置からの発進時における交通安全を
確保することができる。
【0033】また、上記安全装置においては、後続車両
を検出する後続車両検出手段を備え、上記後続車両が存
在する場合は上記発進規制を緩めるようにしているた
め、発進規制に起因する交通の流れに対する悪影響を抑
制しつつ発進時の交通安全を確保することができる。即
ち、発進規制を行うに当たっては交通の安全を確保し得
るだけの十分な発進規制を行うことが望ましいが、後続
車両が存在する場合にはその発進規制により後続車両の
発進までもが規制され、それによって交通の流れが阻害
されることとなるが、上記のように後続車両が存在する
場合は上記発進規制を緩めることにより、交通の流れの
阻害をできるだけ小さくしつつ発進時の交通安全を確保
することができる。
【0034】また、上記安全装置においては、車両停止
位置への停止を行なわせるための制動確保手段と該制動
確保手段を制御する制動確保制御手段とを備え、上記制
動確保手段が作動せしめられたときに上記発進規制手段
を作動させて発進規制を行うように構成したときは、そ
の発進規制によって、上記制動確保手段の作動により運
転者が驚いて精神的に混乱を生じ、運転者の状況判断能
力が低下した状態下での急発進等の不適切な発進を抑制
することができ、発進時における交通安全を確保するこ
とができる。
【0035】また、上記発進規制として発進時の速度の
規制を行うときは、発進時の速度が急激にあるいは所定
値以上に大きくなることを防止でき、それによって徐行
を確実に行うことができ、発進時の交通安全を確保する
ことができる。
【0036】また、上記発進規制として所定時間発進の
禁止を行うときは、運転者に状況判断能力の回復時間を
与えあるいは運転者に状況を確認する時間を与えること
ができ、それによって発進時の交通安全を確保すること
ができる。
【0037】また、上記発進時の速度を規制するにあた
って、車両停止位置より前の交通状況の見通状態を検出
し、この見通状態に応じて上記発進時の速度の規制を変
更する、例えば見通状態が良いときは速度規制を行わな
いあるいは速度規制を緩めるように構成したときは、そ
れぞれの見通状態に適したより合理的な発進規制を行う
ことができ、不必要な発進規制を抑制しつつ発進時の交
通安全を確保することができる。
【0038】さらに、上記の様に車両停止位置より前の
障害物を検出する障害物検出手段を備え、該検出手段に
よって検出された障害物が自車両と衝突する可能性を有
するものであるときは発進規制を行うものにおいて、上
記障害物検出手段における障害物の検出領域を、上記車
両停止位置の前方の交通状況の見通状態が悪いときは上
記車両停止位置から横方向に拡大させ、見通状態が良い
ときは上記車両停止位置から所定距離走行した地点で横
方向に拡大させるように構成したときは、見通状態が悪
いときは最初から検出領域を拡大して例えば交差点を横
切る他の走行路を走行している車両を十分に検出して発
進時の交通安全を確保することができると共に、見通状
態が良いときは、運転者の判断によって発進時の交通安
全をある程度確保することができることに鑑み、車両停
止位置から所定距離走行した後に検出領域を拡大して最
初から拡大することによる誤検出、例えば上記他の走行
路の歩道を歩いている歩行者等の誤検出をできるだけ少
なくすることができ、それによって高精度の安全確保を
行うことができる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0040】図1は本発明に係る車両の安全装置の一実
施例を示すブロック図、図2は交差点における車両停止
位置、路上マーカ、自車両および前方車両の関係を示す
平面図、図3は交差点における車両停止位置からの発進
規制を説明するための平面図である。
【0041】図示の実施例装置は、走行路上における車
両停止位置を検出する車両停止位置検出手段2と、自車
両の発進を規制する発進規制手段4と、該発進規制手段
4の作動を制御する発進規制制御手段6とを備え、該発
進規制制御手段6は、上記車両停止位置検出手段2によ
って検出された上記車両停止位置からの発進時に上記発
進規制手段4を作動させて発進規制をおこなわせる。
【0042】上記車両停止位置検出手段2は、図2に示
すように、自車両28が走行する一方の走行路30と他方の
走行路32とが交わる交差点34における車両停止位置であ
る車両停止線36を検出するものであり、上記車両停止線
36の所定距離手前に設けられた路上マーカ38に磁気的に
書き込まれた前方に車両停止線36が存在する旨の情報お
よび路上マーカ38から車両停止線36までの距離情報L′
sを該路上マーカ38から読み取る路上マーカ読取手段に
よって構成されている。
【0043】上記発進規制手段4は、上記車両停止線36
からの発進を規制するものであり、発進速度を規制する
つまり発進時の速度や加速度を所定の上限値以下に規制
する発進速度規制手段4aと、発進を禁止する発進禁止手
段4bと、自車両の運転者に発進時の注意を促す警報を発
する警報手段4cとで構成されている。上記発進速度規制
手段4aは例えばエンジン出力を制限するエンジン出力制
限手段や自動的にブレーキをかける自動制動手段等によ
り構成することができ、上記発進禁止手段4bは上記自動
制動手段等により構成することができる。
【0044】上記発進規制制御手段6は、上記車両停止
位置検出手段4からの出力を受け、該検出手段4によっ
て検出された車両停止線36からの発進時に適宜発進規制
を行なうべく上記発進規制手段4の作動を制御する。
【0045】本実施例に係る車両の安全装置は、さら
に、上記車両停止位置検出手段2によって検出された車
両停止線36に自車両28を確実に停止させるための停止確
保装置と通常走行中における前方車両42(図2参照)と
の衝突を回避するための衝突回避装置とを備えて成る。
【0046】上記停止確保装置は、上記車両停止位置検
出手段2と、自車速V0を検出する自車速検出手段8
と、自車両28が走行する走行路30の路面摩擦係数μを検
出する路面μ検出手段10と、制動確保手段12と、制動確
保制御手段14とを備えて成る。
【0047】また、上記衝突回避装置は、自車両28と前
方車両42との車間距離L1を検出する車間距離検出手段1
6と、上記自車速検出手段8と、上記路面μ検出手段10
と、上記制動確保手段12と、上記制動確保制御手段14と
で構成されている。
【0048】上記自車速検出手段8は、例えば自車両に
設けられている速度計を使用することができる。また、
上記路面μ検出手段10は、例えば走行路面に向けて光等
を出射し該路面からの正反射を受けてその正反射量の大
小により走行路面の粗さつまり路面μを検出するものを
使用することができる。
【0049】上記車間距離検出手段16は、自車両28の前
方に向けてレーザを出射し、そのレーザの反射に基づい
て自車両28と前方車両42との車間距離L1を検出するレ
ーザ装置により構成されている。
【0050】上記制動確保手段12は、上記車両停止線36
に自車両28を確実に停止させるためおよび前方車両42と
の衝突を回避するためのものであり、自車両の制動を自
動的に行う自動制動手段12aと、自車両の運転者に制動
操作を喚起するために警報を発する警報手段12bとで構
成されている。
【0051】上記制動確保制御手段14は、上記車両停止
線36までの距離L′sの検出および上記自車両28と前方
車両42との距離L1の検出に基づいて上記車両停止線36
に停止できるようにおよび上記前方車両42への衝突を回
避できるように上記制動確保手段12を作動させるもので
あり、そのため入力された上記L′s,L1,V0,μに
基づいて、自車両28を車両停止線36に停止させるために
運転者に制動を行なうよう喚起する警報を発すべき警報
開始距離L′2と、自車両28を車両停止線36に停止させ
るために自動制動を開始すべき自動制動開始距離L′0
と、自車両28の前方車両42への衝突を回避するために運
転者に制動を行なうよう喚起する警報を発すべき警報開
始距離L2と、自車両28の前方車両42への衝突を回避す
るために自動制動を開始すべき自動制動開始距離L
0と、自車両28の前方車両42への衝突を回避するための
警報および自動制動を解除すべき解除距離L3とを算出
し、かつ自車両28と車両停止線36との距離L′1を算出
する。
【0052】上記L′0およびL′2は、上記入力された
自車速V0と路面摩擦係数μとに基づいて所定の演算式
により算出され、かつ自動制動がかかる前に警報が発せ
られる様にL′2>L′0とされる。上記L0,L2および
3は、上記入力された自車速V0と路面摩擦係数μと自
車両28と前方車両42との相対速度V1とにより算出さ
れ、かつ自動制動がかかる前に警報が発せられる様にL
2>L0とされると共にL3>L0,L2とされる。なお、
上記相対速度V1は上記L1の時間微分により算出され
る。また、上記L′1は、上記路上マーカ38からの走行
距離l1を自車速V0の時間積分により算出し、上記L′
sからこのl1を減算することにより算出される。
【0053】そして、上記制動確保制御手段14は、上記
L′1がL′2より小もしくはL1がL2より小となったら
警報手段12bを作動させ、L′1がL′0より小もしくは
1がL0より小となったら自動制動手段12aを作動さ
せ、かつL1がL3より大となったら警報手段12bの警報
および自動制動手段12aの自動制動を解除すべく制動確
保手段12を制御する。
【0054】また、本実施例に係る車両の安全装置は、
後続車両を検出する後続車両検出手段18、車両停止位置
より前の交通状況の見通状態を検出する見通状態検出手
段20および車両停止位置より前の障害物を検出する障害
物検出手段22とを備えて成り、各検出手段18,20,22の
出力は上記発進規制制御手段6に入力されると共に、該
発進規制制御手段6には上記自車速検出手段8から出力
される自車速V0も入力される。
【0055】上記後続車両検出手段18は、自車両28の後
方に向けてレーザを出射し、その反射に基づいて自車両
28の後方所定距離以内に位置している後続車両44(図3
参照)の存否を検出するものとして構成されている。
【0056】上記見通状態検出手段20は、交差点34の塀
48の有無等による見通状態の良否情報が磁気的に記録さ
れた上記路上マーカ38を読み取る前述の路上マーカ読取
手段によって構成されている。
【0057】上記障害物検出手段22は、車両停止線36の
前方の交差点34において該交差点34を横切る他の走行路
32を走行している車両の位置を検出するものであり、前
述の車間距離検出手段16を構成しているレーザ装置によ
って構成されている。このレーザ装置は、通常の走行中
は前述の前方車両42との車間距離L1を検出するものと
して機能し、従って対向車等の誤検出を回避すべく通常
は図3に示す様にレーザの振り角をα1として検出領域
を狭く設定し、かつ車両停止線36からの発進時には交差
点34を横切る他の走行路32上を走行する他車両46の位置
を検出し得る様にレーザの振り角をα2に拡げて検出領
域を広くするように、レーザの振り角(検出領域)を拡
大縮小し得る様に構成されている。
【0058】上記他車両46の検出にあたっては、他車両
46からのレーザの反射に基づいて該他車両46の位置を検
出し、上記発進規制制御手段6は、この位置の変化から
必要に応じて自車速V0を参照して他車両46の速度V
r、進行方向および他車両46と該他車両46の進行方向線
50と自車両28の進行方向線52との交点54との間の距離l
5を求め、これらのデータに基づいて他車両46が自車両2
8と衝突する可能性があるか否かを判断する。
【0059】次に、上記発進規制制御手段6による発進
規制制御について説明する。まず、上記発進規制制御手
段6は、上記車両停止位置検出手段2によって車両停止
線36が検出された際に該車両停止線36への自車両28の停
止を確保するために制動確保制御手段14が自動制動手段
12aを作動させた場合は、該自動制動手段12aを作動させ
た旨の情報を停止確保制御手段14から受け、発進禁止手
段4bを作動させて発進禁止を行なう。
【0060】また、その発進禁止を行なうにあたって
は、後続車両検出手段18からの出力に基づき後続車両が
存在しない場合はb秒間発進を禁止し、存在する場合は
発進禁止を緩めてa(a<b)秒間発進を禁止する。
【0061】また、実際に発進する際は、上記見通状態
検出手段20からの出力を受け、見通状態が悪ければ車両
停止線36から所定距離l3(図3参照)だけ加速度が所
定の上限値より大とならないように発進速度規制手段4a
を作動させて発進速度規制を行ない、見通状態が良けれ
ばその様な発進速度規制を行なわない。
【0062】なお、この所定距離l3は予め設定された
固定値として発進規制制御手段6に格納しておいても良
いが、本実施例では、この所定距離l3は交差点34にお
ける車両停止線36の位置等に依存するものであることに
鑑み、上記路上マーカ38にこのl3を書き込み、上記路
上マーカ読取手段によって読み取ることによって入手す
る。
【0063】さらに、実際に発進する際に、上記障害物
検出手段16のレーザ振り角(検出領域)を上記α2に拡
大させて交差点を横切る他の走行路32上を走行する他車
両であって自車両28と衝突する可能性のある他車両46を
検出したときは、上記警報手段4cを作動させ、かつその
場合上記見通状態検出手段20からの出力に基づいて見通
状態が悪ければ車両停止線36からの発進時からレーザ振
り角をα2に拡大すると共に見通状態が良ければ所定距
離l4(図3参照)だけ走行するまでは通常の走行中と
同様にレーザ振り角をα1とし、l4だけ走行した後にα
2に拡大する制御を行なう。
【0064】見通状態が良い場合は、運転者による安全
確保が期待できることに鑑み、上記車両停止線36に停止
している状態で直ちに検出領域をα2に拡大すると走行
路30,32の歩道を歩いている歩行者等を誤検出する虞れ
があるので、その虞れがなくなる距離l4だけ前進した
後にα2に拡大しようとするものであり、従ってこの距
離l4は上記誤検出の虞れを考慮した適当な値に設定す
れば良く、また上記レーザ振り角α2も上記交差点34に
おける上記他の走行路32上の他車両を十分に検出し得る
適当な値に設定すれば良い。
【0065】上記l4,α2は予め設定された固定値とし
て発進規制制御手段6に格納しておいても良いが、本実
施例では、このl4,α2は交差点34の形状等に依存する
ものであることに鑑み、上記路上マーカ38にそれらを書
き込み、この路上マーカ38を上記路上マーカ読取手段に
よって読み取ることによって入手する。また、本実施例
では図3に示す様にl4は上記l3と同じに設定されてい
るが、必ずしも同じである必要はない。
【0066】また、上記レーザ振り角はα2に拡大した
後交差点を渡り終えたら即ち図3に示す様に車両停止線
36から距離L′wだけ走行したら通常の振り角α1に戻
す制御を行なう。そして、このL′wは各交差点34に固
有の値であり、本実施例では上記路上マーカ38にこの
L′wを書き込んでおき、上記路上マーカ読取手段で読
み取ることによって入手する。
【0067】次に、上記した発進規制制御手段6および
停止確保制御手段14による制御を、図4〜図6に示すフ
ローチャートを参照しながらさらに具体的に説明する。
【0068】まず、R1において自車両28が路面マーカ
38を通過したか否かを判断する。未だ通過していなけれ
ば通常走行における前方車両42への接触回避を行なう基
本制御を実行すべくR2に進み、そこでV0,μ,L1
検出し、R3において前述の方法でL0,L2,L3を算
出する。そして、R4で相対速度V1の正負(正のとき
は前方車両に近づいており、負のときは離れている)を
判断し、V1が0以上のときはR5でL1がL2より小か
否かを判断し、未だ小でなければリターンに進み、小に
なったときはR6で警報を発し、続いてR7でL1がL0
より小か否かを判断し、未だ小でなければリターンに進
み、小になったらR8で自動制動をかける。また、R4
で相対速度が0より小のときはR9でL1がL3より小か
否かを判断し、L3より小であればそのままリターンに
進み、L1がL3以上となったらR11でR6の警報および
R8の自動制動を解除する。
【0069】次に、上記R1において路上マーカ38を通
過したときは、つまり自車両が図2中2点鎖線で示す様
に路上マーカ38上に位置し自車両28に設けられた路上マ
ーカ読取手段によって路上マーカ38を読み取ることによ
り路上マーカ38を通過したと判断したときはR12に進
み、そこで同じく路上マーカ38を読み取ることによって
該路上マーカ38に書き込まれていたL′s,L′w,α
2,l3,l4、見通状態の良否を検出する。続いてR13
でV0,μを検出し、R14において前述の方法でL′0
L′1,L′2を算出し、R15で自車両28が停止している
か否かを自車速V0に基づいて判断する。そして、未だ
停止していない場合は、車両停止線36への停止を確保す
べく、R16でL′1とL′2とを比較し、L′1がL′2
りも小であればR17で警報を発し、小となっていなけれ
ばR13に戻る。また、警報を発した後はR18でL′1
L′0とを比較し、L′1がL′0よりも小であればR19
で自動制動をかけ、小となっていなければR13に戻る。
【0070】そして、R15で自車両28が停止している場
合はR20に進み、そこで上記R19の自動制動が作動して
いるか否かを判断し、作動している場合はR21〜R24に
進んで発進禁止制御を行なう。この場合、まずR21で後
続車両がいるか否かを判断し、いない場合はR22でb秒
間自動制動を作動させて発進を禁止し、いる場合はa
(a<b)秒間自動制動を作動させて発進を禁止し、い
ずれの場合もその後R23で自動制動を解除して発進可能
とし、R20で自動制動が作動していないと判断したとき
は何ら発進禁止は行なわない。
【0071】そして、発進する際には、R25で見通状態
の良否を判断し、見通状態が悪ければR30で車両停止線
36から距離l3だけ走行する間加速度が所定の上限値よ
り大とならないように加速制限を行なうと共に、R28で
車両停止線36からの自車両36の走行距離l2が上記L′
wより大か否かを判断し、大となっていなければレーザ
振り角を通常のα1からα2に拡大する。即ち、見通状態
が悪いときは上記距離l3だけ加速制限を行なうと共に
車両停止線36からの発進時からα2に拡大する。
【0072】一方、見通状態が良いときは、R26で上記
自車両の車両停止線36からの走行距離l2が上記距離l4
より大か否かを判断し、大でなければR27でレーザ振り
角を通常のα1に維持したままR13に戻る。そして、l2
がl4より大となったらR28でl2がL′wより大か否か
を判断し、大となっていなければR29でレーザ振り角を
α2に拡大する。即ち、見通状態が良いときは加速制限
を行なわず、かつ所定距離l4だけ走行した後にレーザ
振り角をα2に拡大する。
【0073】そして、レーザ振り角をα2に拡大した後
は、R31でそのレーザにより上記他の走行路32上を走行
している他車両のうち進行方向線50が自車両28の進行方
向線52と距離L′w内で、即ち交差点34内で交わる他車
両46を選択する。この選択は、他車両46の進行方向を検
出し、その進行方向が自車両の進行方向線52に向かって
いるものを選択することによって行なう。
【0074】続いて、R32において、上記R31で選択さ
れた各他車両46についてその他車両46と該他車両の進行
方向線50と自車両の進行方向線52との交点54との間の距
離l5を算出する。そして、R33において、その各距離
5のうちのいずれかが (Vr2/2μg)+Ma>l5 であるか否かを判断し、もし1つでもその式を満足する
ものがあるときはR34で自車両28の運転者に対して注意
を喚起すべく警報を発する。また、いずれも上記式を満
足しない場合はR28に戻る。上記(Vr2/2μg)は
上記他車両46の制動距離、Maは所定のマージン距離で
ある。
【0075】そして、R28でl2がL′wより大となっ
たら、即ち交差点34を渡り終えたらR35でレーザ振り角
をα1に戻し、リターンに進む。
【0076】上記フローチャートにおいては、路上マー
カ38通過後交差点34を渡り終る間は前方車両との衝突回
避制御が行なわれていないが、この場合も通常の走行中
と同様の前方車両との衝突回避制御を併せて行なうよう
にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の安全装置の実施例を示すブ
ロック図
【図2】車両停止位置、路上マーカ、自車両および前方
車両の位置関係を示す平面図
【図3】車両停止位置からの発進規制を説明するための
平面図
【図4〜図6】図1に示す実施例の作動手順を示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
2 車両停止位置検出手段 4 発進規制手段 12 制動確保手段 14 制動確保制御手段 18 後続車両検出手段 20 見通状態検出手段 22 障害物検出手段 28 自車両 30 走行路 36 車両停止位置 44 後続車両
フロントページの続き (72)発明者 足立 智彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 増田 尚嗣 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−113500(JP,A) 特開 平4−254229(JP,A) 特開 昭62−273477(JP,A) 特開 平3−12799(JP,A) 特開 平4−98188(JP,A) 特開 昭61−30428(JP,A) 実開 平3−66500(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/16 B60R 21/00 621 F02D 29/02 G08G 1/09

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路上における車両停止位置を検出す
    る車両停止位置検出手段と、自車両の発進を規制する発
    進規制手段と、該発進規制手段の作動を制御する発進規
    制制御手段と、後続車両を検出する後続車両検出手段と
    を備え、該発進規制制御手段は、上記後続車両が存在し
    ない場合は上記車両停止位置検出手段によって検出され
    た上記車両停止位置からの発進時に上記発進規制手段を
    作動させて発進規制を行わせる一方、上記後続車両が存
    在する場合は上記発進規制手段による規制を緩めるもの
    であることを特徴とする車両の安全装置。
  2. 【請求項2】 自車両を上記車両停止位置へ停止させる
    ための制動確保手段と、該制動確保手段を制御する制動
    確保制御手段とを備え、上記発進規制制御手段は、上記
    制動確保手段が作動せしめられたときに上記発進規制手
    段を作動させるものであることを特徴とする請求項1記
    載の車両の安全装置。
  3. 【請求項3】 上記発進規制手段は、発進時の速度を規
    制するものであることを特徴とする請求項1もしくは2
    記載の車両の安全装置。
  4. 【請求項4】 上記発進規制手段は、所定時間発進を禁
    止するものであることを特徴とする請求項1もしくは2
    記載の車両の安全装置。
  5. 【請求項5】 上記発進規制手段は、後続車両が存在す
    る場合の所定時間を、上記後続車両が存在しない場合の
    所定時間に比べて短い時間に設定するものであることを
    特徴とする請求項4記載の車両の安全装置。
  6. 【請求項6】 上記車両停止位置より前の交通状況の見
    通状態を検出する見通状態検出手段を備え、上記発進規
    制制御手段は、上記見通状態に応じて上記発進時の速度
    の規制を変更するものであることを特徴とする請求項3
    記載の車両の安全装置。
  7. 【請求項7】 上記発進規制制御手段は、見通が悪いと
    きには車両停止位置からの走行距離が所定距離になるま
    で加速度を所定値よりも大にしない加速制限を行う一
    方、見通が良いときには上記加速制限を行わないもので
    あることを特徴とする請求項6記載の車両の安全装置。
  8. 【請求項8】 上記車両停止位置より前の障害物を検出
    する障害物検出手段と、上記車両停止位置より前の交通
    状況の見通状態を検出する見通状態検出手段とを備え、
    上記発進規制制御手段は、上記障害物検出手段によって
    検出された障害物が自車両と衝突する可能性を有するも
    のであるときに上記発進規制手段を作動させると共に、
    上記見通状態が悪いときは上記障害物検出手段における
    検出領域を上記車両停止位置から横方向に拡大させ、上
    記見通状態が良いときは上記障害物検出手段における検
    出領域を上記車両停止位置から所定距離走行した地点で
    横方向に拡大させるよう上記障害物検出手段を制御する
    ものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに
    記載の車両の安全装置。
  9. 【請求項9】 走行路上における車両停止位置を検出す
    る車両停止位置検出手段と、自車両の発進を規制する発
    進規制手段と、該発進規制手段の作動を制御する発進規
    制制御手段と、上記車両停止位置より前の交通状況の見
    通状態を検出する見通状態検出手段とを備え、該発進規
    制制御手段は、上記車両停止位置検出手段によって検出
    された上記車両停止位置からの発進時に上記発進規制手
    段を作動させて速度を規制する発進規制を行わせると共
    に、上記見通状態に応じて上記発進時の速度の規制を変
    更するものであることを特徴とする車両の安全装置。
  10. 【請求項10】 上記発進規制制御手段は、見通が悪い
    ときには車両停止位置からの走行距離が所定距離になる
    まで加速度を所定値よりも大にしない加速制限を行う一
    方、見通が良いときには上記加速制限を行わないもので
    あることを特徴とする請求項9記載の車両の安全装置。
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