JP3165650B2 - 洗面台のキャビネット内に配設される排水器の配設構造 - Google Patents

洗面台のキャビネット内に配設される排水器の配設構造

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JP3165650B2 JP30727096A JP30727096A JP3165650B2 JP 3165650 B2 JP3165650 B2 JP 3165650B2 JP 30727096 A JP30727096 A JP 30727096A JP 30727096 A JP30727096 A JP 30727096A JP 3165650 B2 JP3165650 B2 JP 3165650B2
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伊藤  嘉浩
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丸一株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面台おけるキ
ャビネットの内部スペースの有効利用を計った、洗面台
キャビネット内に配設される排水器の配設構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗面台おけるキャビネットの内
部スペースの有効利用を計った排水器乃至排水管の配設
構造に関しては、種々のものが提案されており、例えば
特開平5−202545号公報に開示されているような
排水管取り付け構造即ち、「内部が収納空間となったキ
ャビネットの上部にボウル体を設け、このボウル体より
導出された排水管をキャビネットの収納空間内に収納配
置し、ボウル体の排水口より導出される連絡管を背方又
は側方に突設してキャビネットの背板又は側板とボウル
体の排水口との間に配置し、連絡管に該連絡管の長さ寸
法を調整する長さ調整部を設け、連絡管に接続されるト
ラップ部材をキャビネットの背板又は側板に沿って配置
し、トラップ部材よりキャビネット外に導出される排水
ホースをキャビネットの背板又は側板に沿って配置して
成る排水管取り付け構造」が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来技術
の場合は、トラップ部材に連続ダブルU字管を使用して
いるため、キャビネット内に該トラップ部材が露呈して
デザイン的にもキャビネット内の見た目が悪いことは勿
論、キャビネット内部のデッドスペースの解消はなお不
完全であり、且つ使用部材の点数が多いため、施工作業
上の負担が大きく、狭いスペースのキャビネット内で簡
便容易に施工し難いといった問題がある。
【0004】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として開発されたもので、排水器本体内に排水器本体
の形状自体により構成簡単なトラップを形設することに
より、洗面台のキャビネット内のデッドスペースを一層
縮小でき且つ部材点数を少なくして排水器の配設構成の
デザインをシンプル化し得ると共に、施工面において作
業上の負担が著しく少ないといった特長を有する洗面台
キャビネット内に配設される排水器の配設構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明は、洗面ボウルの
底部に開設した排水口に装設した、目皿、栓等を有する
排水栓器具の取付け口を上部に設け、該取付け口から下
方に向って排水の導入管を突設すると共に、該取付け口
側方に向って、山形状の堰壁を突設した接続管を連設
して、該排水の導入管と山形状の堰壁によりトラップを
形設した排水器本体を構成し、上記接続管の接続口を洗
面台のキャビネットの背方に向けて開口配置すると共
に、該接続口に連結した排水管又は排水ホースを洗面台
のキャビネットの天板に沿わせ、次いで背板に沿わせて
配設したことを特徴とする洗面台のキャビネット内に配
設される排水器の配設構造を提供するものである。
【0006】さらに、上記の課題を解決し、その目的を
達成する手段として、本発明は、洗面ボウルの底部に開
設した排水口に装設した、目皿、栓等を有する排水栓器
具の取付け口を上部に設け、該取付け口から下方に向っ
て排水の導入管を突設すると共に、該取付け口側方に
向って、山形状の堰壁を突設した接続管を連設して、該
排水の導入管と山形状の堰壁によりトラップを形設した
排水器本体を構成し、上記接続管の接続口を洗面台のキ
ャビネットの側方に向けて開口配置すると共に、該接続
口に連結した排水管又は排水ホースを洗面台のキャビネ
ット天板に沿わせ、次いで側板に沿わせて配設したこ
とを特徴とする洗面台のキャビネット内に配設される排
水器の配設構造を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、図1〜図3は本発明の第
1の実施の形態を示しており、図において、1は洗面台
Wのキャビネット2内において、ボウル体Bの底部に開
設した排水口の下側に配設した排水器本体であって、該
本体1は、図3に明示するように、ボウル体Bの排水口
に装設した、目皿3、栓4等を有する排水栓器具5の取
付け口6を上部に設け該取付け口6から下方に向って
突設した排水の導入管7と、該取付け口6から水平方向
に連通連設した接続管8とから構成されている。
【0008】また、上記接続管8の中間付近の底部には
山形状の堰壁9が突設してあり、この山形状の堰壁9と
導入管7とによりトラップ10を形設して防臭用封水部
11を形成できるように構成すると共に、この実施の形
態では、接続管8の接続口12をキャビネット2の背方
に向けて開口配置してある。
【0009】13は接続管8の接続口12に連結した排
水管であって、キャビネット2の天板2aに沿わせ、次
いでキャビネット2の背板2bに沿わせて配設すると共
に、該排水管13の開口端部に排水ホース14を接続
し、該排水ホース14をキャビネット2の背板2bに沿
わせて延設し、キャビネットの底板2cから外部に導出
し、このようにしてキャビネット内に配設される排水器
の配設構造を構成したものである。
【0010】次に、上記のように構成した第1の実施の
形態の作用、効果を説明する。洗面台Wのボウル体B内
の排水は栓4を抜くことによって目皿3、排水栓器具5
及び導入管7を通って排水器本体1内に導入され、該導
入管7と接続管8の山形状の堰壁9とから構成されたト
ラップ10により封水部11を形成しつつ流路15を通
って排水管13及び排水ホース14からキャビネット2
外に円滑に排出される。また、排水が終っても、封水部
11には常に防臭用の封水が存在しているので、下水管
から悪臭が逆流することはない。
【0011】また、この実施の形態では、排水管13及
び排水ホース14は、接続管8の接続口12からキャビ
ネット2の天板2aに沿い、次いでキャビネット2の背
板2に沿って配設されているので、図2から特に明ら
かなように、キャビネット2の内部スペースが広く、既
述した従来技術よりも一層デッドスペースが少ないの
で、洗面台のキャビネット2を有効に使用できる。
【0012】さらに、この実施の形態は、既述した従来
技術に較べて構成が簡単であるため、配設デザインがシ
ンプルで見た目が良好であると共に、取付作業及び保守
点検作業を容易に行なうことができる。
【0013】次に、図4及び図5は本発明の第2の実施
の形態を示しており、上記第1の実施の形態と相違して
いるのは、排水器本体1及び排水管13、排水ホース1
4の配設方向のみであって、各部材の構成は相違してい
ないので、同一部材には同一符号が付してある。
【0014】即ち、この実施の形態では、排水器本体1
を、その接続管8の接続口12が洗面台のキャビネット
2の側方を向くように配設すると共に、排水管13及び
排水ホース14をキャビネット2の側板2dに沿わせた
点でのみ上記第1の実施例と相違しており、その他の構
造及び作用、効果に相違はない。
【0015】以上、本発明の主要な実施の形態について
説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定され
るものではなく、発明の目的を達成でき、且つ発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更が可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明は、前記のように構成したもので
あって、排水器本体内に該本体の形状自体により構成簡
単なトラップを形成したので、排水器本体を著しく小形
化でき、排水管乃至排水ホースの配設態様と相俟って、
洗面台のキャビネット内のデッドスペースを既述の従来
技術よりも一層縮小でき、洗面台のキャビネット内の内
部空間の有効利用度を向上できる。
【0017】構成部材の数が少ないので、既述の従来技
術よりも排水器の配設構成のデザインを見た目よくシン
プル化し得ると共に、施工面においても作業上の負担が
少なく、ボウル体への取付け施工及び保守点検が容易で
あり、且つ安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、洗面台の
キャビネットの扉を外した状態の正面図である。
【図2】キャビネットの側板を外した状態の側面図であ
る。
【図3】要部の拡大縦断正面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すもので、洗面台の
キャビネットの扉を外した状態の正面図である。
【図5】キャビネットの側板を外した状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 排水器本体 2 洗面台のキャビネット 2a キャビネットの天板 2b キャビネット背板 2c キャビネット底板 2d キャビネット側板 3 目皿 4 栓 5 排水栓器具 6 取付け口 7 導入管 8 接続管 9 堰壁 10 トラップ 11 封水部 12 接続口 13 排水管 14 排水ホース 15 流路 W 洗面台 B ボウル体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−71061(JP,A) 特開 平5−202545(JP,A) 実開 平2−107884(JP,U) 実開 昭60−53868(JP,U) 実開 平6−74670(JP,U) 特公 平7−18186(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/14 A47K 1/00 E03C 1/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面ボウルの底部に開設した排水口に装
    した、目皿、栓等を有する排水栓器具の取付け口を上
    部に設け、該取付け口から下方に向って排水の導入管を
    突設すると共に、該取付け口側方に向って、山形状の
    堰壁を突設した接続管を連設して、該排水の導入管と
    形状の堰壁によりトラップを形設した排水器本体を構成
    し、上記接続管の接続口を洗面台のキャビネットの背方
    に向けて開口配置すると共に、該接続口に連結した排水
    管又は排水ホースを洗面台のキャビネットの天板に沿わ
    せ、次いで背板に沿わせて配設したことを特徴とする洗
    面台のキャビネット内に配設される排水器の配設構造。
  2. 【請求項2】 洗面ボウルの底部に開設した排水口に装
    した、目皿、栓等を有する排水栓器具の取付け口を上
    部に設け、該取付け口から下方に向って排水の導入管を
    突設すると共に、該取付け口の側方に向って、山形状の
    堰壁を突設した接続管を連設して、該排水の導入管と
    形状の堰壁によりトラップを形設した排水器本体を構成
    し、上記接続管の接続口を洗面台のキャビネットの側方
    に向けて開口配置すると共に、該接続口に連結した排水
    管又は排水ホースを洗面台のキャビネットの天板に沿わ
    せ、次いで側板に沿わせて配設したことを特徴とする洗
    面台のキャビネット内に配設される排水器の配設構造。
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