JP3164926B2 - 車軸駆動装置 - Google Patents
車軸駆動装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ式やクローラ式
の走行車輛の車軸を駆動する、ＨＳＴ変速装置を具備し
た車軸駆動装置の構成に関する。
の走行車輛の車軸を駆動する、ＨＳＴ変速装置を具備し
た車軸駆動装置の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から同一出願人より、油圧ポンプ装
置と油圧モーター装置の組み合わせでなる、ＨＳＴ変速
装置を具備した車軸駆動装置に関する技術が公知とされ
ているのである。しかし、該従来の車軸駆動装置におい
ては、油圧ポンプ装置の回転軸心は車軸の軸心に対して
直交する方向で、かつ直交する平面上に配置されていた
のである。
置と油圧モーター装置の組み合わせでなる、ＨＳＴ変速
装置を具備した車軸駆動装置に関する技術が公知とされ
ているのである。しかし、該従来の車軸駆動装置におい
ては、油圧ポンプ装置の回転軸心は車軸の軸心に対して
直交する方向で、かつ直交する平面上に配置されていた
のである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、油圧ポンプ
装置の回転軸心を車軸の軸心に対して直交する方向と
し、かつ該車軸の軸心が含まれる平面上に油圧ポンプ装
置の回転軸心を配置することにより、ミッションケース
の上下寸法を薄く構成し、また水平方向の出力軸を具備
したエンジンの下方に、本発明の車軸駆動装置をマウン
トすることが可能とし、走行車輛の機体前後方向の寸法
を短く構成するものである。
装置の回転軸心を車軸の軸心に対して直交する方向と
し、かつ該車軸の軸心が含まれる平面上に油圧ポンプ装
置の回転軸心を配置することにより、ミッションケース
の上下寸法を薄く構成し、また水平方向の出力軸を具備
したエンジンの下方に、本発明の車軸駆動装置をマウン
トすることが可能とし、走行車輛の機体前後方向の寸法
を短く構成するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。上部ケースＣ１と下部ケースＣ２に
より構成されるミッションケースを、ポンプ軸２と左右
のモーター軸５Ｌ・５Ｒの配置された同一平面で、上下
に分割接合すべく構成し、該ミッションケースの内部に
は、油圧ポンプ装置Ｐと左右の油圧モーター装置ＭＬ・
ＭＲとマニホールド９を配置し、該油圧ポンプ装置Ｐか
らの圧油を受けて左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲを
駆動すると共に、該左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲ
を左右の車軸１Ｌ・１Ｒに連動連結し、前記油圧ポンプ
装置Ｐのポンプ軸２の回転軸心を、左右のモーター軸５
Ｌ・５Ｒの回転軸心と同一平面で、且つ左右の車軸１Ｌ
・１Ｒの回転軸心に対して直交する方向に配設し、更に
前記同一平面にはマニホールド９を配置し、該マニホー
ルド９は、「コ」字型に構成し、該「コ」字型の中央の
凹部を、油圧ポンプ装置Ｐを載置する油圧ポンプ載置面
９ａに構成し、「コ」型の左右の側面を、左右の油圧モ
ーター装置ＭＬ・ＭＲを載置する油圧モーター載置面９
ｂ・９ｂとしたものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。上部ケースＣ１と下部ケースＣ２に
より構成されるミッションケースを、ポンプ軸２と左右
のモーター軸５Ｌ・５Ｒの配置された同一平面で、上下
に分割接合すべく構成し、該ミッションケースの内部に
は、油圧ポンプ装置Ｐと左右の油圧モーター装置ＭＬ・
ＭＲとマニホールド９を配置し、該油圧ポンプ装置Ｐか
らの圧油を受けて左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲを
駆動すると共に、該左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲ
を左右の車軸１Ｌ・１Ｒに連動連結し、前記油圧ポンプ
装置Ｐのポンプ軸２の回転軸心を、左右のモーター軸５
Ｌ・５Ｒの回転軸心と同一平面で、且つ左右の車軸１Ｌ
・１Ｒの回転軸心に対して直交する方向に配設し、更に
前記同一平面にはマニホールド９を配置し、該マニホー
ルド９は、「コ」字型に構成し、該「コ」字型の中央の
凹部を、油圧ポンプ装置Ｐを載置する油圧ポンプ載置面
９ａに構成し、「コ」型の左右の側面を、左右の油圧モ
ーター装置ＭＬ・ＭＲを載置する油圧モーター載置面９
ｂ・９ｂとしたものである。
【０００５】
【作用】次に作用を説明する。車軸駆動装置の上下の位
置に配置した水平出力軸を具備したエンジンＥから、ベ
ルトを介してポンプ軸２に動力を伝達し、該ポンプ軸２
により油圧ポンプ装置Ｐを回転し、圧油を油圧モーター
装置に供給する。そして、該油圧モーター装置の出力軸
に減速ギヤ機構を介して、車軸１Ｌ・１Ｒを駆動するの
である。該ＨＳＴ変速装置は１ポンプ２モーター走行方
式であっても良いし、また１ポンプ１モーター走行方式
であっても良いものである。
置に配置した水平出力軸を具備したエンジンＥから、ベ
ルトを介してポンプ軸２に動力を伝達し、該ポンプ軸２
により油圧ポンプ装置Ｐを回転し、圧油を油圧モーター
装置に供給する。そして、該油圧モーター装置の出力軸
に減速ギヤ機構を介して、車軸１Ｌ・１Ｒを駆動するの
である。該ＨＳＴ変速装置は１ポンプ２モーター走行方
式であっても良いし、また１ポンプ１モーター走行方式
であっても良いものである。
【０００６】
【実施例】次に実施例を説明する。図１は本発明の車軸
駆動装置を搭載した除雪機の側面動力伝達系統図、図２
は１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆動装置の平面
図、図３は同じく１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆
動装置の前面断面図、図４は同じく１ポンプ２モーター
走行方式の車軸駆動装置の側面断面図、図５は１ポンプ
１モーター走行方式の車軸駆動装置の平面断面図、図６
はマニホールドの他の支持構造を示す図面である。
駆動装置を搭載した除雪機の側面動力伝達系統図、図２
は１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆動装置の平面
図、図３は同じく１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆
動装置の前面断面図、図４は同じく１ポンプ２モーター
走行方式の車軸駆動装置の側面断面図、図５は１ポンプ
１モーター走行方式の車軸駆動装置の平面断面図、図６
はマニホールドの他の支持構造を示す図面である。
【０００７】図１において、車軸駆動装置を搭載した除
雪機の構成を説明する。水平方向の出力軸２０を有する
エンジンＥの下部に、マウント座３０を介して本発明の
車軸駆動装置をマウントしている。該車軸駆動装置から
ポンプ軸２を前方へ突出し、該ポンプ軸２に入力プーリ
３を固定している。また前記エンジンＥの出力軸２０に
走行出力プーリ２２と作業機出力プーリ２３を固設して
いる。該走行出力プーリ２２と入力プーリ３との間にベ
ルトを巻回して動力伝達し、また作業機駆動軸２１の入
力プーリ２４と、前記作業機出力プーリ２３との間にベ
ルトを巻回して、除雪オーガ２６を駆動している。除雪
機の場合には、車軸駆動装置から左右に突出した車軸１
Ｌ・１Ｒによりクローラー装置３１・３１を駆動してい
る。
雪機の構成を説明する。水平方向の出力軸２０を有する
エンジンＥの下部に、マウント座３０を介して本発明の
車軸駆動装置をマウントしている。該車軸駆動装置から
ポンプ軸２を前方へ突出し、該ポンプ軸２に入力プーリ
３を固定している。また前記エンジンＥの出力軸２０に
走行出力プーリ２２と作業機出力プーリ２３を固設して
いる。該走行出力プーリ２２と入力プーリ３との間にベ
ルトを巻回して動力伝達し、また作業機駆動軸２１の入
力プーリ２４と、前記作業機出力プーリ２３との間にベ
ルトを巻回して、除雪オーガ２６を駆動している。除雪
機の場合には、車軸駆動装置から左右に突出した車軸１
Ｌ・１Ｒによりクローラー装置３１・３１を駆動してい
る。
【０００８】次に図２・図３・図４において、１ポンプ
２モーター走行方式の車軸駆動装置の構成を説明する。
該実施例のミッションケースは、上部ケースＣ１と下部
ケースＣ２を、ポンプ軸２とモーター軸５Ｌ・５Ｒと車
軸１Ｌ・１Ｒの配置された同一平面で、上下に分割接合
すべく構成している。また、上部ケースＣ１と下部ケー
スＣ２により構成されるミッションケースを、中央のＨ
ＳＴ変速装置室ａと、左右の減速室ｂ・ｂとしている。
該ＨＳＴ変速装置室ａの内部には、油圧ポンプ装置Ｐと
油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲとマニホールド９を配置し
ている。該マニホールド９は、図３において示す如く、
取付ボルト４５により上部ケースＣ１の内部に吊下げ固
定されている。
２モーター走行方式の車軸駆動装置の構成を説明する。
該実施例のミッションケースは、上部ケースＣ１と下部
ケースＣ２を、ポンプ軸２とモーター軸５Ｌ・５Ｒと車
軸１Ｌ・１Ｒの配置された同一平面で、上下に分割接合
すべく構成している。また、上部ケースＣ１と下部ケー
スＣ２により構成されるミッションケースを、中央のＨ
ＳＴ変速装置室ａと、左右の減速室ｂ・ｂとしている。
該ＨＳＴ変速装置室ａの内部には、油圧ポンプ装置Ｐと
油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲとマニホールド９を配置し
ている。該マニホールド９は、図３において示す如く、
取付ボルト４５により上部ケースＣ１の内部に吊下げ固
定されている。
【０００９】図２・図３・図４の実施例においては、Ｈ
ＳＴ変速装置室ａ内に配置するマニホールド９を、図２
に示す平面図の如く、「コ」字型に構成し、該「コ」字
型の中央の凹部前面を、油圧ポンプ装置Ｐを載置する油
圧ポンプ載置面９ａとし、「コ」型の左右の側面を油圧
モーター載置面９ｂ・９ｂとして、それぞれの載置面
に、油圧ポンプ装置Ｐ及び油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲ
を回転自在に付設している。またマニホールド９と上部
ケースＣ１及び下部ケースＣ２との間にフィルター１２
を介装している。
ＳＴ変速装置室ａ内に配置するマニホールド９を、図２
に示す平面図の如く、「コ」字型に構成し、該「コ」字
型の中央の凹部前面を、油圧ポンプ装置Ｐを載置する油
圧ポンプ載置面９ａとし、「コ」型の左右の側面を油圧
モーター載置面９ｂ・９ｂとして、それぞれの載置面
に、油圧ポンプ装置Ｐ及び油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲ
を回転自在に付設している。またマニホールド９と上部
ケースＣ１及び下部ケースＣ２との間にフィルター１２
を介装している。
【００１０】油圧ポンプ装置Ｐの複数のポンプピストン
３５が接当する可動斜板１１を、図４に示す如く、上部
ケースＣ１の下面に突出したポンプ斜板操作レバー３２
により回動操作可能としている。また油圧モーター装置
ＭＬのモーターピストン３６が接当する可動斜板４Ｌ
を、モーター斜板操作レバー３３により、油圧モーター
装置ＭＲのモーターピストン３７が接当する可動斜板４
Ｒをモーター斜板操作レバー３４によりそれぞれ回動操
作可能としている。
３５が接当する可動斜板１１を、図４に示す如く、上部
ケースＣ１の下面に突出したポンプ斜板操作レバー３２
により回動操作可能としている。また油圧モーター装置
ＭＬのモーターピストン３６が接当する可動斜板４Ｌ
を、モーター斜板操作レバー３３により、油圧モーター
装置ＭＲのモーターピストン３７が接当する可動斜板４
Ｒをモーター斜板操作レバー３４によりそれぞれ回動操
作可能としている。
【００１１】左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲの回転
が、モーター軸５Ｌ・５Ｒの小径ギヤ６Ｌ・６Ｒに出力
されて、該小径ギヤ６Ｌ・６Ｒが車軸１Ｌ・１Ｒの上の
大径ギヤ７Ｌ・７Ｒと噛合している。該小径ギヤ６Ｌ・
６Ｒと大径ギヤ７Ｌ・７Ｒが減速室ｂ・ｂの内部に配置
されている。
が、モーター軸５Ｌ・５Ｒの小径ギヤ６Ｌ・６Ｒに出力
されて、該小径ギヤ６Ｌ・６Ｒが車軸１Ｌ・１Ｒの上の
大径ギヤ７Ｌ・７Ｒと噛合している。該小径ギヤ６Ｌ・
６Ｒと大径ギヤ７Ｌ・７Ｒが減速室ｂ・ｂの内部に配置
されている。
【００１２】図５に示す１ポンプ２モーター走行方式の
車軸駆動装置について説明する。この場合にも、ポンプ
軸２と車軸１Ｌ・１Ｒとは同一平面内に配置され、且つ
互いの軸心方向は直交方向に配置されている。ミッショ
ンケースは左ケースＤ１と右ケースＤ２と蓋ケースＤ３
及び蓋ケースＤ４の４体を、接合して構成している。左
ケースＤ１と右ケースＤ２及び蓋ケースＤ４の接合面は
車軸の軸心に対して直交する方向に形成され、蓋ケース
Ｄ３は右ケースＤ２との接合面は車軸の軸心に対して平
行する方向に形成されている。
車軸駆動装置について説明する。この場合にも、ポンプ
軸２と車軸１Ｌ・１Ｒとは同一平面内に配置され、且つ
互いの軸心方向は直交方向に配置されている。ミッショ
ンケースは左ケースＤ１と右ケースＤ２と蓋ケースＤ３
及び蓋ケースＤ４の４体を、接合して構成している。左
ケースＤ１と右ケースＤ２及び蓋ケースＤ４の接合面は
車軸の軸心に対して直交する方向に形成され、蓋ケース
Ｄ３は右ケースＤ２との接合面は車軸の軸心に対して平
行する方向に形成されている。
【００１３】また、マニホールド８は、図５に示す如く
平面視において「コ」字型に構成され、その凹部の前面
を油圧ポンプ装置Ｐを載置する油圧ポンプ載置面８ａと
し、左右方向の一方の側面を走行用油圧モーター装置Ｍ
Ｏを載置する油圧モーター載置面８ｂとしている。ま
た、他方の側面には外部作業機駆動用の油圧モーター装
置ＭＰを載置する油圧モーター載置面８ｂ’としてい
る。油圧ポンプ装置Ｐのポンプピストン３５が接当する
可動斜板２５を外部から操作して変速を可能としてい
る。油圧モーター装置ＭＯの斜板３９は固定斜板として
いる。また、油圧モーター装置ＭＰの可動斜板３９’は
外部から操作される。
平面視において「コ」字型に構成され、その凹部の前面
を油圧ポンプ装置Ｐを載置する油圧ポンプ載置面８ａと
し、左右方向の一方の側面を走行用油圧モーター装置Ｍ
Ｏを載置する油圧モーター載置面８ｂとしている。ま
た、他方の側面には外部作業機駆動用の油圧モーター装
置ＭＰを載置する油圧モーター載置面８ｂ’としてい
る。油圧ポンプ装置Ｐのポンプピストン３５が接当する
可動斜板２５を外部から操作して変速を可能としてい
る。油圧モーター装置ＭＯの斜板３９は固定斜板として
いる。また、油圧モーター装置ＭＰの可動斜板３９’は
外部から操作される。
【００１４】該油圧モーター装置ＭＯのモーター軸１３
に小径ギヤ１４が固設されており、該小径ギヤ１４がカ
ウンター軸１６の上の大径ギヤ１５と噛合し、またカウ
ンター軸１６の上の小径ギヤ４１がデフギア装置１８の
大径ギヤ１７と噛合している。該デフギア装置１８によ
り左右の車軸１Ｌ・１Ｒを差動している。該モーター軸
１３がミッションケースから突出した部分にブレーキ回
転体４０が固設されている。
に小径ギヤ１４が固設されており、該小径ギヤ１４がカ
ウンター軸１６の上の大径ギヤ１５と噛合し、またカウ
ンター軸１６の上の小径ギヤ４１がデフギア装置１８の
大径ギヤ１７と噛合している。該デフギア装置１８によ
り左右の車軸１Ｌ・１Ｒを差動している。該モーター軸
１３がミッションケースから突出した部分にブレーキ回
転体４０が固設されている。
【００１５】また、図５の実施例においては、マニホー
ルド８を油圧ポンプ載置面８ａとは逆の側において右ケ
ースＤ２の内側にボス１９・１９を形成して、取付長ボ
ルト４５にて固定している。また該右ケースＤ２へのマ
ニホールド８の固定面と、右ケースＤ２の内壁との間に
フィルター１２が介装されている。
ルド８を油圧ポンプ載置面８ａとは逆の側において右ケ
ースＤ２の内側にボス１９・１９を形成して、取付長ボ
ルト４５にて固定している。また該右ケースＤ２へのマ
ニホールド８の固定面と、右ケースＤ２の内壁との間に
フィルター１２が介装されている。
【００１６】また、図６の実施例においては、マニホー
ルド８の支持方法を、蓋ケースＤ３の内面にボス１９・
１９を突出させ、取付長ボルト４５・４５により固定す
る実施例を図示している。他の構成については、図５の
構成と同じである。以上に示した、マニホールド９・８
の内部には循環油路が形成されていて、その中に油圧ポ
ンプ装置Ｐと２つの油圧モーター装置とが直列に配置さ
れるようにしている。
ルド８の支持方法を、蓋ケースＤ３の内面にボス１９・
１９を突出させ、取付長ボルト４５・４５により固定す
る実施例を図示している。他の構成については、図５の
構成と同じである。以上に示した、マニホールド９・８
の内部には循環油路が形成されていて、その中に油圧ポ
ンプ装置Ｐと２つの油圧モーター装置とが直列に配置さ
れるようにしている。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の如く、上部ケースＣ１と
下部ケースＣ２により構成されるミッションケースを、
ポンプ軸２と左右のモーター軸５Ｌ・５Ｒの配置された
同一平面で、上下に分割接合すべく構成し、該ミッショ
ンケースの内部には、油圧ポンプ装置Ｐと左右の油圧モ
ーター装置ＭＬ・ＭＲとマニホールド９を配置し、該油
圧ポンプ装置Ｐからの圧油を受けて左右の油圧モーター
装置ＭＬ・ＭＲを駆動すると共に、該左右の油圧モータ
ー装置ＭＬ・ＭＲを左右の車軸１Ｌ・１Ｒに連動連結
し、前記油圧ポンプ装置Ｐのポンプ軸２の回転軸心を、
左右のモーター軸５Ｌ・５Ｒの回転軸心と同一平面で、
且つ左右の車軸１Ｌ・１Ｒの回転軸心に対して直交する
方向に配設し、更に前記同一平面にはマニホールド９を
配置し、該マニホールド９は、「コ」字型に構成し、該
「コ」字型の中央の凹部を、油圧ポンプ装置Ｐを載置す
る油圧ポンプ載置面９ａに構成し、「コ」型の左右の側
面を、左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲを載置する油
圧モーター載置面９ｂ・９ｂとしたので、次のような効
果を奏するのである。第１に、油圧ポンプ装置の回転軸
心を車軸の軸心に対して直交する方向とし、かつ該直交
する平面上に、油圧ポンプ装置の回転軸心を配置するこ
とにより、ミッションケースの上下寸法を薄く構成する
ことが出来、車軸駆動装置の下方の最低地上高を大きく
取ることが出来たのである。
下部ケースＣ２により構成されるミッションケースを、
ポンプ軸２と左右のモーター軸５Ｌ・５Ｒの配置された
同一平面で、上下に分割接合すべく構成し、該ミッショ
ンケースの内部には、油圧ポンプ装置Ｐと左右の油圧モ
ーター装置ＭＬ・ＭＲとマニホールド９を配置し、該油
圧ポンプ装置Ｐからの圧油を受けて左右の油圧モーター
装置ＭＬ・ＭＲを駆動すると共に、該左右の油圧モータ
ー装置ＭＬ・ＭＲを左右の車軸１Ｌ・１Ｒに連動連結
し、前記油圧ポンプ装置Ｐのポンプ軸２の回転軸心を、
左右のモーター軸５Ｌ・５Ｒの回転軸心と同一平面で、
且つ左右の車軸１Ｌ・１Ｒの回転軸心に対して直交する
方向に配設し、更に前記同一平面にはマニホールド９を
配置し、該マニホールド９は、「コ」字型に構成し、該
「コ」字型の中央の凹部を、油圧ポンプ装置Ｐを載置す
る油圧ポンプ載置面９ａに構成し、「コ」型の左右の側
面を、左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲを載置する油
圧モーター載置面９ｂ・９ｂとしたので、次のような効
果を奏するのである。第１に、油圧ポンプ装置の回転軸
心を車軸の軸心に対して直交する方向とし、かつ該直交
する平面上に、油圧ポンプ装置の回転軸心を配置するこ
とにより、ミッションケースの上下寸法を薄く構成する
ことが出来、車軸駆動装置の下方の最低地上高を大きく
取ることが出来たのである。
【００１８】第２に、図１に示す如く、水平方向の出力
軸を具備したエンジンの下方に、本発明の車軸駆動装置
をマウントすることが可能となり、走行車輛の機体前後
方向の寸法を短く構成することが出来たのである。
軸を具備したエンジンの下方に、本発明の車軸駆動装置
をマウントすることが可能となり、走行車輛の機体前後
方向の寸法を短く構成することが出来たのである。
【図１】本発明の車軸駆動装置を搭載した除雪機の側面
図動力伝達系統図。
図動力伝達系統図。
【図２】１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆動装置の
平面図。
平面図。
【図３】同じく１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆動
装置の前面断面図。
装置の前面断面図。
【図４】同じく１ポンプ２モーター走行方式の車軸駆動
装置の側面断面図。
装置の側面断面図。
【図５】１ポンプ１モーター走行方式の走行車軸駆動装
置の平面断面図。
置の平面断面図。
【図６】マニホールドの他の支持構造を示す図面。
Ｐ 油圧ポンプ装置 ＭＬ・ＭＲ・ＭＯ 油圧モーター装置 １Ｌ・１Ｒ 車軸 ２ ポンプ軸 ３ 入力プーリ ４Ｌ・４Ｒ 可動斜板 ５Ｌ・５Ｒ モーター軸 ６Ｌ・６Ｒ 小径ギヤ
Claims (1)
- 【請求項１】 上部ケースＣ１と下部ケースＣ２により
構成されるミッションケースを、ポンプ軸２と左右のモ
ーター軸５Ｌ・５Ｒの配置された同一平面で、上下に分
割接合すべく構成し、該ミッションケースの内部には、
油圧ポンプ装置Ｐと左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲ
とマニホールド９を配置し、該油圧ポンプ装置Ｐからの
圧油を受けて左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲを駆動
すると共に、該左右の油圧モーター装置ＭＬ・ＭＲを左
右の車軸１Ｌ・１Ｒに連動連結し、前記油圧ポンプ装置
Ｐのポンプ軸２の回転軸心を、左右のモーター軸５Ｌ・
５Ｒの回転軸心と同一平面で、且つ左右の車軸１Ｌ・１
Ｒの回転軸心に対して直交する方向に配設し、更に前記
同一平面にはマニホールド９を配置し、該マニホールド
９は、「コ」字型に構成し、該「コ」字型の中央の凹部
を、油圧ポンプ装置Ｐを載置する油圧ポンプ載置面９ａ
に構成し、「コ」型の左右の側面を、左右の油圧モータ
ー装置ＭＬ・ＭＲを載置する油圧モーター載置面９ｂ・
９ｂとしたことを特徴とする車軸駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33700692A JP3164926B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 車軸駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33700692A JP3164926B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 車軸駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06183274A JPH06183274A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3164926B2 true JP3164926B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=18304596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33700692A Expired - Fee Related JP3164926B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 車軸駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164926B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4521627B2 (ja) * | 2003-07-15 | 2010-08-11 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 油圧モータを備える車軸駆動装置 |
| JP5097883B2 (ja) * | 2004-09-02 | 2012-12-12 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 油圧駆動車両 |
| US7690198B2 (en) | 2007-04-25 | 2010-04-06 | Caterpillar S.A.R.L. | Integrated hystat having single input and independent output |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP33700692A patent/JP3164926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06183274A (ja) | 1994-07-05 |
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